JP2012192137A - 放射線画像表示装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】断層画像および立体視画像を用いた診断を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】再構成部2cが、放射線画像記憶部2bに記憶された、撮影方向が異なる複数の放射線画像から複数の断層画像を生成する。エッジ抽出部2dが複数の断層画像のエッジを抽出して、エッジ断層画像を生成する。重畳部2eがエッジ断層画像にその奥行き方向に応じた視差を付与して、視差エッジ断層画像を生成し、エッジ断層画像および視差エッジ断層画像を複数の放射線画像のうちの2つの放射線画像のそれぞれに重畳して2つのエッジ重畳放射線画像を生成する。表示制御部2fが、2つのエッジ重畳放射線画像に基づくステレオ画像をモニタ3に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検体の立体視画像を表示する放射線画像表示装置および方法に関するものである。
放射線画像等の医用画像を表示する装置として、左右両眼間の視差情報を含む2つの放射線画像に基づいて立体視画像(3次元画像、ステレオ画像)を表示する装置が提案されている。このような立体視画像は、被検体に異なる方向から放射線を照射し、その被検体を透過した放射線を放射線検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視可能に表示される。このように立体視画像を表示することにより、奥行き感のある放射線画像を観察することができるため、診断をより行いやすくすることができる。
また、放射線画像撮影装置において、患部をより詳しく観察するために、放射線源を移動させて異なる複数の方向から被検体に放射線を照射して撮影を行い、これにより取得した画像を加算して所望の断面を強調した画像を得ることができるトモシンセシス撮影が提案されている。トモシンセシス撮影では、撮影装置の特性や必要な断層画像に応じて、放射線源を放射線検出器と平行に移動させたり、円や楕円の弧を描くように移動させて、異なる照射角となる複数の照射位置において被検体を撮影することにより複数の放射線画像を取得し、単純逆投影法あるいはフィルタ逆投影法等の逆投影法等を用いてこれらの放射線画像を再構成して断層画像を生成する。
ここで、放射線源と放射線検出器とを被検体を中心として対向させて配置し、これらの組を被検体を中心として周回させて、様々な角度から放射線を照射して複数の放射線画像を取得し、その各角度の放射線画像を用いて断層画像を再構成して任意断面を表示するCT撮影を行って断層画像を取得する際に、断層画像とともに、複数の放射線画像のうちの放射線を照射する角度が隣接する2つの放射線画像を用いて立体視画像を表示する手法も提案されている(特許文献1参照)。この手法を用いれば、断層画像および立体視画像を表示するための2つの放射線画像を一度の撮影により取得することができる。
また、超音波断層画像を表示するに際し、奥行き方向に並ぶ複数の超音波断層画像を左目用および右目用と用意し、各超音波断層画像に奥行きに応じた視差を付与して重ね合わせて、断層画像を重ね合わせた立体視画像を表示する手法も提案されている(特許文献2参照)。この手法を用いれば、断層画像を立体視画像とともに立体感を持って観察することができる。
特開2009−183742号公報 特開平11-155861号公報
しかしながら、特許文献1に記載された手法は、断層画像および立体視画像は別個の表示装置に表示されるため、双方の画像を用いて診断を行う際に、観察者の視点の移動量が多くなり、その結果、双方の画像を用いての診断が行いにくいものとなっている。また、特許文献2に記載された手法では、断層画像を重ね合わせているため、重ね合わされた断層画像に邪魔されて、立体視画像における異常陰影等の確認がしにくくなる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、断層画像および立体視画像を用いた診断を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明による放射線画像表示装置は、被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像および前記立体視画像の奥行き方向における前記被検体の複数断面についての複数の断層画像を取得する画像取得手段と、
前記複数の断層画像からエッジを抽出して複数のエッジ断層画像を生成するエッジ抽出手段と、
前記複数のエッジ断層画像のそれぞれに、前記奥行き方向の位置に応じた視差を付与した複数の視差エッジ断層画像を生成し、該複数のエッジ断層画像および該複数の視差エッジ断層画像を、前記2つの放射線画像にそれぞれ重畳して2つのエッジ重畳放射線画像を生成する重畳手段と、
前記2つのエッジ重畳放射線画像を用いて前記立体視画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像表示装置においては、前記画像取得手段を、前記被検体を複数の異なる撮影方向から撮影した、前記2つの放射線画像を含む複数の放射線画像を再構成することにより前記複数の断層画像を生成する断層画像生成手段を有するものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記立体視画像におけるエッジの表示および非表示を切り替える切り替え手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記被検体の奥行き方向における前記エッジ断層画像の表示範囲および該エッジ断層画像の間隔の少なくとも一方の指定を受け付ける入力手段をさらに備えるものとし、
前記重畳手段を、指定された前記被検体の奥行き方向における前記エッジ断層画像の表示範囲および該エッジ断層画像の間隔の少なくとも一方に応じて、前記エッジ重畳放射線画像を生成する手段としてもよい。
本発明による放射線画像表示方法は、被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像および前記立体視画像の奥行き方向における前記被検体の複数断面についての複数の断層画像を取得し、
前記複数の断層画像からエッジを抽出して複数のエッジ断層画像を生成し、
前記複数のエッジ断層画像のそれぞれに、前記奥行き方向の位置に応じた視差を付与した複数の視差エッジ断層画像を生成し、該複数のエッジ断層画像および該複数の視差エッジ断層画像を、前記2つの放射線画像にそれぞれ重畳して2つのエッジ重畳放射線画像を生成し、
前記2つのエッジ重畳放射線画像を用いて前記立体視画像を表示手段に表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像および立体視画像の奥行き方向における被検体の複数断面の断層画像が取得され、複数の断層画像からエッジが抽出されて複数のエッジ断層画像が生成される。そして、複数のエッジ断層画像のそれぞれに奥行き方向の位置に応じた視差が付与されて、複数の視差エッジ断層画像が生成され、複数のエッジ断層画像および複数の視差エッジ断層画像が、2つの放射線画像にそれぞれ重畳されて2つのエッジ重畳放射線画像が生成され、2つのエッジ重畳放射線画像を用いて立体視画像が表示される。このため、立体視画像およびエッジ断層画像を同一画面において観察できる。また、立体視画像においては断層画像のエッジのみが立体視されるため、断層画像に邪魔されて立体視画像における異常陰影等の確認がし難くなることもなくなる。また、立体視画像におけるデンスな領域(すなわち画素値が高く白く飛んでいる領域)、あるいはとくに乳房においてシリコン等からなるインプラントを含む領域においては立体視を行うことが難しいが、立体視画像には立体感を持って等高線のようにエッジが重畳されているため、そのようなデンスな領域等においても、エッジの立体感を用いて立体視を容易に行うことができることとなる。
また、立体視画像におけるエッジ断層画像の表示および非表示を切り替えることにより、不要な場合にはエッジを表示しないようにすることができる。
本発明の実施形態による放射線画像表示装置を適用した放射線画像撮影装置の概略構成図 図1に示す放射線画像撮影装置のアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示す放射線画像撮影装置のコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 複数の撮影方向を示す図 断層画像の再構成範囲を示す図 視差エッジ断層画像の生成を説明するための図 エッジ断層画像および視差エッジ断層画像の放射線画像への重畳を説明するための図 エッジ重畳放射線画像を示す図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート モニタに表示されたステレオ画像を模式的に示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による放射線画像表示装置を適用した放射線画像撮影装置の概略構成図である。放射線画像撮影装置1は、乳房のトモシンセシス撮影を行って断層画像を生成するとともに、乳房の放射線画像を立体視するためのステレオ画像を生成するために、異なる撮影方向から乳房Mを撮影して、複数の放射線画像を取得するものである。図1に示すように放射線画像撮影装置1は、撮影部10、撮影部10に接続されたコンピュータ2、コンピュータ2に接続されたモニタ3および入力部4を備えている。
撮影部10は、基台11、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12、および回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2には図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器15、および放射線検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。
また、撮影台14の内部には、放射線検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部等が設けられた回路基板等も設置されている。
また、撮影台14はアーム部13に対し回転可能に構成されており、基台11に対してアーム部13が回転したときでも、撮影台14の向きは基台11に対し固定された向きとすることができる。
放射線検出器15は、放射線画像の記録および読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16の内部には、放射線源17および放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電圧等)とを制御するものである。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18、その圧迫板18を支持する支持部20、および支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置および圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
コンピュータ2は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような制御部2a、放射線画像記憶部2b、再構成部2c、エッジ抽出部2d、重畳部2eおよび表示制御部2fが構成されている。
制御部2aは、各種のコントローラ31〜34に対して所定の制御信号を出力し、装置全体の制御を行うものである。
放射線画像記憶部2bは、アーム部13を回転することにより、図4に示すように所定角度θ間隔の複数の撮影方向からの撮影によって放射線検出器15が検出した複数の放射線画像を記憶するものである。なお、本実施形態は、これら複数の放射線画像から生成した乳房Mの奥行き方向(Z方向)における複数断面についての複数の断層画像を生成し、複数の断層画像からエッジを抽出して複数のエッジ断層画像を生成するものである。また、本実施形態は、複数の放射線画像のうち、乳房を0度方向(すなわち放射線検出器15に対して垂直な方向)から撮影して取得した放射線画像(放射線画像G1とする)および放射線画像G1と撮影方向が+θ度異なる放射線画像G2を用いて、上記のエッジ断層画像が重畳されたステレオ画像を表示するものである。なお、アーム部13の回転方向は図2において右回り方向を正とする。
再構成部2cは、放射線画像記憶部2bに記憶された複数の放射線画像を再構成することにより、乳房Mの奥行き方向における複数断面に対応する複数の断層画像Dj(j=1〜n)を生成する。具体的には、再構成部2cは、単純逆投影法あるいはフィルタ逆投影法等の逆投影法等を用いてこれらの放射線画像を再構成して複数の断層画像Djを生成する。なお、再構成部2cは、図5に示すように乳房M内においてあらかじめ定められた再構成範囲R0内において、放射線検出器15の検出面に平行な複数断面のそれぞれについての複数の断層画像Djを生成する。
エッジ抽出部2dは、複数の断層画像Djのそれぞれからエッジを抽出して、エッジ断層画像EDjを生成する。具体的には、エッジ抽出部2dは、微分フィルタ等を用いたフィルタリング処理を断層画像Djに施すことによりエッジ断層画像EDjを生成する。なお、エッジ抽出のためのしきい値は微分フィルタのフィルタ係数により設定すればよい。ここで、エッジ断層画像EDjには、断層画像Djに含まれる乳房および乳房内の病変のエッジが含まれることとなる。
重畳部2eは、エッジ断層画像EDjに含まれるエッジEjを、その奥行き方向の位置、すなわちエッジ断層画像EDjが表す断面のZ方向の位置に応じてX方向にシフトさせることにより視差を付与して、視差エッジ断層画像を生成する。そして、エッジ断層画像EDjおよび視差エッジ断層画像を放射線画像G1,G2のそれぞれに重畳する。図6は視差エッジ断層画像の生成を説明するための図、図7はエッジ断層画像および視差エッジ断層画像の放射線画像への重畳を説明するための図である。図6に示すように、重畳部2eは、まずある断面のエッジ断層画像EDjに含まれるエッジEjを、断面のZ方向の位置に応じてΔ分X方向にシフトさせることにより視差を付与して、視差エッジ断層画像EDj′を生成する。そして、図7に示すように、0度方向から乳房を撮影することにより取得した放射線画像G1にはエッジ断層画像EDjを、+θ度方向から乳房を撮影することにより取得した放射線画像G2には視差エッジ断層画像EDj′をそれぞれ重畳することにより、エッジEj,Ej′をそれぞれ含むエッジ重畳放射線画像G1′,G2′を生成する。
図8はすべてのエッジ断層画像EDjが重畳されたエッジ重畳放射線画像G1′,G2′を示す図である。図8に示すように、エッジ重畳放射線画像G1′,G2′には、n枚分(ここでは4枚分)のエッジ断層画像EDjおよび視差エッジ断層画像EDj′に基づくエッジが含まれている。
なお、エッジ断層画像EDjの数は、あらかじめ定められていてもよく,後述する入力部4から操作者が入力して設定するようにしてもよい。また、エッジ断層画像EDjの数としては、乳房Mの圧迫厚および奥行き方向におけるエッジ断層画像EDjの表示ピッチに応じて決定すればよい。例えば、乳房Mの圧迫厚が40mmであった場合において、奥行き方向において4mmピッチで等間隔にエッジ断層画像Ejを重畳するのであれば、エッジ断層画像EDjの数を9枚とすればよい。ここで、表示ピッチはあらかじめ設定されていてもよく、後述する入力部4から操作者が入力して設定するようにしてもよい。
また、エッジ断層画像EDjの数に応じた複数の断層画像Djを、再構成部2cにおいて生成するようにしてもよい。また、エッジ断層画像EDjの数およびエッジ断層画像EDjの表示ピッチに応じて、数および断面の間隔を変更して断層画像を生成するようにしてもよい。
また、エッジ断層画像EDjのピッチは等間隔である必要は無く、不等間隔であってもよい。また、乳房の奥行き方向においてあらかじめ定められた範囲(例えば撮影台15の表面を0mmとした場合の0〜20mm)にのみ含まれる断面のエッジ断層画像EDjを生成するようにしてもよい。
表示制御部2fは、エッジ重畳放射線画像G1′,G2′に基づくステレオ画像をモニタ3に表示する。
モニタ3は、コンピュータ2から出力された2つのエッジ重畳放射線画像G1′,G2′を用いてステレオ画像を3次元表示可能なように構成されたものである。モニタ3の3次元表示の方式としては、例えば、2つの画面を用いて2つの放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによってステレオ画像を表示する方式を採用することができる。また、2つの放射線画像を重ね合わせ、これを偏光グラスで観察することでステレオ画像を表示する方式を用いてもよい。さらに、モニタ3を3D液晶により構成し、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像を立体視可能な方式を用いてもよい。
入力部4は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、操作者による撮影条件等の入力や撮影開始指示の入力等を受け付けるものである。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図9は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、撮影台14の上に患者の乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される(ステップST1)。次に、入力部4おいて、種々の撮影条件が入力された後、撮影開始の指示が入力される。
入力部4において撮影開始の指示があると、複数の放射線画像の撮影が行われる(ステップST2)。具体的には、まず、制御部2aが、あらかじめ設定された撮影間隔を定める角度θを読み出し、その読み出した角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、このときの角度θの情報としてθ=4度があらかじめ記憶されているものとするが、これに限らず、操作者によって入力部4において任意の輻輳角を設定可能である。
そして、アームコントローラ31において、制御部2aから出力された角度θの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、まずアーム部13の位置が撮影台14に対して最も傾斜した初期位置となるように制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が初期位置となった状態において、制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを初期位置から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線検出器15から放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに記憶される。
次に、アームコントローラ31は、アーム部13を初期位置から+θ度回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を初期位置から最後の撮影を行う終了位置の方向に向けて4度回転するよう制御信号を出力する。そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が4度回転した状態において、続いて制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。
具体的には、制御部2aが、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを初期位置から4度移動した位置から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに記憶される。
そして上記の処理を、アーム部13が終了位置に回転するまで繰り返し行うことにより複数の放射線画像が放射線画像記憶部2bに記憶される。
次いで、再構成部2cが、複数の放射線画像を再構成して、乳房Mの奥行き方向(Z方向)における複数の断面を表す断層画像Djを生成する(ステップST3)。そして、エッジ抽出部2dが断層画像Djからエッジを抽出してエッジ断層画像EDjを生成し(ステップST4)、重畳部2eが視差エッジ断層画像EDj′を生成する(ステップST5)。次いで、重畳部2eは、エッジ断層画像EDjおよび視差エッジ断層画像EDj′を放射線画像G1,G2にそれぞれ重畳してエッジ重畳放射線画像G1′,G2′を生成する(ステップST6)。さらに、表示制御部2fが、エッジ重畳放射線画像G1′,G2′を用いたステレオ画像をモニタ3に表示し(ステップST7)、処理を終了する。
図10はモニタ3に表示されたステレオ画像を模式的に示す図である。図10に示すようにステレオ画像GRには、その奥行き方向に応じた乳房Mの断層画像のエッジが含まれている。
このように,本実施形態によれば、ステレオ画像を表示するための2つの放射線画像G1,G2および乳房Mの奥行き方向(Z方向)における複数断面の断層画像Djを取得し、複数の断層画像Djからエッジを抽出して複数のエッジ断層画像EDjを生成し、エッジ断層画像EDjに奥行き方向の位置に応じた視差を付与して視差エッジ断層画像EDj′を生成し、エッジ断層画像EDjおよび視差エッジ断層画像EDj′を2つの放射線画像G1,G2のそれぞれに重畳し、これにより生成されたエッジ重畳放射線画像G1′,G2′を用いてステレオ画像を表示するようにしたものである。このため、ステレオ画像および奥行き方向に応じた断層画像のエッジを同一画面において観察できる。また、ステレオ画像においては断層画像のエッジのみが立体視されるため、断層画像に邪魔されてステレオ画像における異常陰影等の確認がし難くなることもなくなる。また、ステレオ画像におけるデンスな領域(すなわち画素値が高く白く飛んでいる領域)、あるいはとくに乳房Mにおいては、シリコン等からなるインプラントを含む領域においては、立体視を行うことが難しいが、ステレオ画像には立体感を持って等高線のようにエッジが重畳されているため、そのようなデンスな領域等においても、エッジの立体感を用いて立体視を容易に行うことができることとなる。
なお、上記実施形態においては、モニタ3に表示されたステレオ画像において、操作者による入力部4からの指示、例えばマウスのクリック等により、モニタ3に表示されたステレオ画像GRにおけるエッジの表示および非表示を切り替えるようにしてもよい。これにより、不要な場合にはエッジを表示しないようにすることができる。
また、上記実施形態においては、乳房Mを0度方向から撮影して取得した放射線画像G1を基準として、θ度の方向から撮影して取得した放射線画像G2を用いてステレオ画像を表示しているが、ステレオ画像を表示するための2つの放射線画像としては、これに限定されるものではなく、乳房Mを0度とは異なる方向から撮影することにより取得した放射線画像を基準として用いて、ステレオ画像を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、トモシンセシス撮影により取得した複数の放射線画像を再構成して断層画像を生成しているが、放射線源と放射線検出器とを被検体を中心として対向させて配置し、これらの組を被検体を中心として周回させて、様々な角度から放射線を照射して複数の放射線画像を撮像し、その各角度の放射線画像を用いて断層画像を再構成して任意断面を表示するCT撮影を行って断層画像を生成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、断層画像として超音波撮影により取得した超音波断層画像を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の放射線画像表示装置を適用した放射線画像撮影装置を乳房の放射線画像を撮影する装置としているが、被検体としては乳房に限らず、例えば胸部や頭部等を撮影する放射線画像撮影装置を用いることも可能である。
1 放射線画像撮影装置
2 コンピュータ
2a 制御部
2b 放射線画像記憶部
2c 再構成部
2d エッジ抽出部
2e 重畳部
2f 表示制御部
3 モニタ
4 入力部
10 撮影部
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線検出器
16 放射線照射部
17 放射線源
18 圧迫板

Claims (5)

  1. 被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像および前記立体視画像の奥行き方向における前記被検体の複数断面についての複数の断層画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数の断層画像からエッジを抽出して複数のエッジ断層画像を生成するエッジ抽出手段と、
    前記複数のエッジ断層画像のそれぞれに、前記奥行き方向の位置に応じた視差を付与した複数の視差エッジ断層画像を生成し、該複数のエッジ断層画像および該複数の視差エッジ断層画像を、前記2つの放射線画像にそれぞれ重畳して2つのエッジ重畳放射線画像を生成する重畳手段と、
    前記2つのエッジ重畳放射線画像を用いて前記立体視画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする放射線画像表示装置。
  2. 前記画像取得手段は、前記被検体を複数の異なる撮影方向から撮影した、前記2つの放射線画像を含む複数の放射線画像を再構成することにより前記複数の断層画像を生成する断層画像生成手段を有することを特徴とする請求項1記載の放射線画像表示装置。
  3. 前記立体視画像におけるエッジの表示および非表示を切り替える切り替え手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像表示装置。
  4. 前記被検体の奥行き方向における前記エッジ断層画像の表示範囲および該エッジ断層画像の間隔の少なくとも一方の指定を受け付ける入力手段をさらに備え、
    前記重畳手段は、指定された前記被検体の奥行き方向における前記エッジ断層画像の表示範囲および該エッジ断層画像の間隔の少なくとも一方に応じて、前記エッジ重畳放射線画像を生成する手段であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  5. 被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像および前記立体視画像の奥行き方向における前記被検体の複数断面についての複数の断層画像を取得し、
    前記複数の断層画像からエッジを抽出して複数のエッジ断層画像を生成し、
    前記複数のエッジ断層画像のそれぞれに、前記奥行き方向の位置に応じた視差を付与した複数の視差エッジ断層画像を生成し、該複数のエッジ断層画像および該複数の視差エッジ断層画像を、前記2つの放射線画像にそれぞれ重畳して2つのエッジ重畳放射線画像を生成し、
    前記2つのエッジ重畳放射線画像を用いて前記立体視画像を表示手段に表示することを特徴とする放射線画像表示方法。
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