JP2012061188A - 放射線画像撮影装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乳房等の被検体の立体視画像を表示するための複数の放射線画像を撮影するに際し、被検体の一部が画像から欠落しないようにする。
【解決手段】乳房MのMLO撮影を行うために、アーム部13を所定方向に所定角度回転させる。この状態において、立体視を行うための2つの放射線画像を撮影する際に、まず、撮影台14に対して垂直な方向から乳房に放射線を照射して放射線画像を撮影する。その後、アーム部13を撮影台14に対して所定方向とは逆方向に回転させて、その位置から乳房に放射線を照射して2つめの放射線画像を撮影する。そして、2つの放射線画像を用いた立体視表示を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検体の立体視画像を表示するための放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置および方法に関するものである。
放射線画像撮影装置の1つとして、乳癌検診等に利用されるマンモグラフィ撮影装置が知られている。このマンモグラフィ撮影装置の多くは、基本的に、放射線検出器を内蔵して被検体の撮影部位である乳房を支持する撮影台と、撮影台に対向して配置され、乳房を撮影台に対して押圧する圧迫板と、圧迫板を介して乳房に放射線を曝射する放射線源とを備えて構成されている。なお、撮影台および放射線源は装置の基台に回転可能に取り付けられたアーム部の両端部に取り付けられている。
ここで、乳房の撮影方向としては、上部から放射線を照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線を照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、および斜め方向から放射線を照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影がある。マンモグラフィ撮影装置においては、これらの撮影方向に応じて、アーム部を回転させて、所望とする撮影方向から乳房を撮影することができるようになっている。
一方、放射線画像等の医用画像を表示する装置として、左右両眼間の視差情報を含む立体視画像データに基づいて立体視画像(3次元画像、ステレオ画像)を表示する装置も提案されている。このような立体視画像は、被検体に異なる方向から放射線を照射し、その被検体を透過した放射線を放射線検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視可能に3次元表示される。このように立体視画像を立体視可能に3次元表示することにより、奥行き感のある放射線画像を観察することができるため、診断をより行いやすくすることができる。
また、上述したマンモグラフィ撮影装置において、乳房画像を立体視する手法が提案されている(特許文献1参照)。また、マンモグラフィ撮影装置において、放射線源を3次元方向に移動させることにより撮影の自由度を向上させる手法も提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−229201号公報 特開2004−188200号公報
ところで、上述したMLO撮影を行う場合には、乳房を斜め方向から圧迫して斜め方向から乳房を撮影しているため、乳房のポジショニングによっては、放射線検出器の端部にまで乳房の縁部が位置する場合がある。このようなMLO撮影を行う場合に立体視画像を表示するために、図7に示すように2つの異なる方向(放射線源17の位置をそれぞれP1,P2で示す)から乳房Mに放射線を照射して撮影を行うと、斜めになった乳房Mに対してさらに斜めになった方向から放射線を照射することとなる。このため、図7の破線Hに示すように、乳房Mの端部を透過した放射線の一部が放射線検出器15に照射されなくなり、その結果、取得された放射線画像G1,G2の一方(ここでは放射線画像G2)において、乳房の端部が画像から切れてしまう場合がある。このように乳房の端部が画像から切れてしまうと、立体視画像を表示するための2つの放射線画像において、一方の放射線画像の一部の画像情報が存在しないこととなるため、その部分の立体視を行うことができなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、乳房等の被検体の立体視画像を表示するための複数の放射線画像を撮影するに際し、被検体の一部が画像から欠落しないようにすることを目的とする。
本発明による放射線画像撮影装置は、被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を出力する放射線検出手段と、
前記放射線照射手段と前記放射線検出手段とを一体的に所望とする角度に回転させるとともに、前記被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像を取得するために、前記放射線照射手段を前記放射線検出手段に対して基準となる第1の方向から該第1の方向とは異なる第2の方向に回転させる回転手段と、
前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれに回転した前記放射線照射手段から、前記放射線を前記被検体に照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる2つの放射線画像を前記放射線検出手段によって取得する撮影制御手段と、
前記回転手段により、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を一体的に所定方向に回転させた状態で前記2つの放射線画像の撮影を行うに際し、前記放射線照射手段の前記第1の方向から前記第2の方向への回転方向を、前記所定方向に応じて制御する回転制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記回転制御手段を、前記放射線照射手段を前記所定方向とは逆方向に前記第1の方向から前記第2の方向に回転する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記回転制御手段を、前記放射線照射手段が前記放射線検出手段に対して所定角度となる位置にある方向を基準方向とした場合、前記基準方向を含むように前記放射線照射手段を前記第1の方向から前記第2の方向に回転する手段としてもよい。
「基準方向を間に含む」とは、基準方向が第1および第2の方向の間にある状態のみならず、基準方向が第1または第2の方向となる状態をも含む。
この場合、前記基準方向を、前記放射線照射手段が前記放射線検出手段に対して垂直となる位置にある方向としてもよい。
本発明による放射線画像撮影方法は、被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を出力する放射線検出手段と、
前記放射線照射手段と前記放射線検出手段とを一体的に所望とする角度に回転させるとともに、前記被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像を取得するために、前記放射線照射手段を前記放射線検出手段に対して基準となる第1の方向から該第1の方向とは異なる第2の方向に回転させる回転手段と、
前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれに回転した前記放射線照射手段から、前記放射線を前記被検体に照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる2つの放射線画像を前記放射線検出手段によって取得する撮影制御手段とを備えた放射線画像撮影装置における放射線画像撮影方法であって、
前記回転手段により、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を一体的に所定方向に回転させた状態で前記2つの放射線画像の撮影を行うに際し、前記放射線照射手段の前記第1の方向から前記第2の方向への回転方向を、前記所定方向に応じて制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、放射線照射手段および放射線検出手段を所定方向に一体的に回転させた状態で、立体視を行うための2つの放射線画像の撮影を行うに際し、放射線照射手段の第1の方向から第2の方向への回転方向を、所定方向に応じて制御するようにしたものである。このため、乳房のMLO撮影を行う場合のように、被検体を斜め方向から撮影する場合であっても、被検体の端部が画像から途切れないように撮影を行うことができるよう、放射線照射手段の回転方向を制御できる。したがって、被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像を撮影するに際し、被検体の一部が画像から欠落してしまうことを防止でき、これにより、2つの放射線画像を用いた立体視画像を、情報を欠落させることなく表示することができる。
本発明の実施形態による放射線画像撮影装置の概略構成図 図1に示す放射線画像撮影装置のアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示す放射線画像撮影装置のアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示す放射線画像撮影装置のコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 本実施形態における2つの放射線画像の撮影を説明するための図 従来の2つの放射線画像の撮影を説明するための図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による放射線画像撮影装置の概略構成図である。放射線画像撮影装置1は、乳房の放射線画像を立体視するための立体視画像を生成するために、異なる撮影方向から乳房Mを撮影して複数の放射線画像を取得するものである。図1に示すように放射線画像撮影装置1は、撮影部10、撮影部10に接続されたコンピュータ2、コンピュータ2に接続されたモニタ3および入力部4を備えている。
撮影部10は、基台11、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12、および回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2および図3には図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。これにより、アーム部13が回転軸12を中心として回転すると、撮影台14および放射線照射部16が一体となって回転する。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれた第1のアームコントローラ31(第1の回転手段)により制御される。なお、本実施形態においては、アーム部13の回転方向は図2および図3において右回り方向を正とする。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器15、および放射線検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。
また、撮影台14の内部には、放射線検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部等が設けられた回路基板等も設置されている。
また、撮影台14はアーム部13に対し回転可能に構成されており、図3に示すように、基台11に対してアーム部13が回転したときでも、撮影台14の向きは基台11に対し固定された向きとすることができる。撮影台14のアーム部13に対する回転は、アーム部13に組み込まれた第2のアームコントローラ35(第2の回転手段)により制御される。
放射線検出器15は、放射線画像の記録および読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16の内部には、放射線源17および放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電流時間積等)とを制御するものである。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18、その圧迫板18を支持する支持部20、および支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置および圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
コンピュータ2は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図4に示すような制御部2a、放射線画像記憶部2bおよび表示制御部2cが構成されている。
制御部2aは、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、装置全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後述する。なお、制御部2aが、撮影制御手段および回転制御手段に対応する。
放射線画像記憶部2bは、互いに異なる2つの撮影方向からの撮影によって放射線検出器15によって検出された2枚の放射線画像を記憶するものである。
表示制御部2cは、放射線画像記憶部2bから読み出された2枚の放射線画像に対して所定の処理を施した後、モニタ3に乳房Mの立体視画像を表示させるものである。
モニタ3は、コンピュータ2から出力された2つの放射線画像を用いて立体視画像を3次元表示可能なように構成されたものである。モニタ3の3次元表示の方式としては、例えば、2つの画面を用いて2つの放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによって立体視画像を表示する方式を採用することができる。また、2つの放射線画像を重ね合わせ、これを偏光グラスで観察することで立体視画像を表示する方式を用いてもよい。さらに、モニタ3を3D液晶により構成し、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像を立体視可能な方式を用いてもよい。
入力部4は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、操作者による撮影条件等の入力や撮影開始指示の入力等を受け付けるものである。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図5は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、操作者(放射線技師)は、指定された撮影方法にしたがって放射線画像撮影装置1を所定の状態に設定する。例えば、乳房Mの撮影方向としては、上部から放射線を照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線を照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線を照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、これらの撮影方向に応じて、アーム部13を回転軸12を中心に回転させる(撮影準備、ステップST1)。なお、本発明はMLO撮影を行う場合の制御に特徴を有するため、以下ではMLO撮影を行うものとして説明する。
すなわち、操作者が入力部24からコンピュータ2に対してMLO撮影の指示を行うことにより、制御部2aが第1のアームコントローラ31に所定の回転角度θ1の情報を出力する。なお、本実施形態においては、このときの回転角度θ1の情報としてθ1=−40度が予め記憶されているものとするが、これに限らず、操作者によって入力部4において任意の回転角度を設定可能である。そして、第1のアームコントローラ31において、制御部2aから出力された回転角度θ1の情報が受け付けられ、これにより、第1のアームコントローラ31は、図2の仮想線に示すように、垂直方向から負の方向にθ1度傾いた状態にアーム部13を回転する。
以上の撮影準備が完了した後、撮影台14の上に患者の乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される(ステップST2)。次に、入力部4おいて、種々の撮影条件が入力された後、撮影開始の指示が入力される(ステップST3)。入力部4において撮影開始の指示があると、乳房Mの立体視画像を表示するための2つの放射線画像の撮影が行われる(ステップST4)。
具体的には、まず、制御部2aが、予め設定された立体視画像の撮影のための輻輳角θ2を読み出し、その読み出した輻輳角θ2の情報および放射線源17が撮影台14に対して垂直な基準方向に位置するようにアーム部13および撮影台14を回転させる第1の制御信号を、第2のアームコントローラ31,35に出力する。なお、本実施形態においては、このときの輻輳角θ2の情報としてθ2=4度が予め記憶されているものとするが、これに限らず、操作者によって入力部4において任意の輻輳角を設定可能である。
そして、第1および第2のアームコントローラ31,35において、制御部2aから出力された輻輳角θ2の情報および第1の制御信号が受け付けられ、これにより、第1および第2のアームコントローラ31,35が連動して、図3の実線に示すように、放射線源17が撮影台14に対して垂直な基準方向に位置するように、アーム部13および撮影台14を回転する。
この状態において、制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像の読み出しを行うよう第2の制御信号を出力する。なお、この状態における放射線源17の位置が、基準となる視点位置となる。この第2の制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを基準方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線検出器15から放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに基準となる放射線画像G1として記憶される。
次に、制御部2aは、放射線源17が撮影台14に対して基準方向からθ2度回転した方向に位置するように、アーム部13および撮影台14を回転させる第3の制御信号を、第1および第2のアームコントローラ31,35に出力する。本実施形態においては、撮影準備の際に、アーム部13を負の方向に回転しているため、アーム部13を正の方向に+4度回転するよう第3の制御信号を出力する。なお、撮影準備の際にアーム部13を正の方向に回転した場合には、負の方向に−4度回転するように第3の制御信号を出力する。これにより、第1および第2のアームコントローラ31,35が連動して、図3の仮想線に示すように、放射線源17が撮影台14に対して基準方向からθ2度回転した方向に位置するように、アーム部13および撮影台14を回転する。この状態において、続いて制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像信号の読み出しを行うよう第4の制御信号を出力する。
この第4の制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを撮影台14に対して+4度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに放射線画像G2として記憶される。
そして、放射線画像記憶部2bに記憶された2つの放射線画像G1,G2が読み出され、表示制御部2cにおいてこれらの放射線画像に対して所定の処理が施された後、モニタ3に出力され、モニタ3において、乳房の立体視画像が表示される(ステップST5)。
ここで、MLO撮影を行う場合には、乳房Mを斜め方向から圧迫して斜め方向から乳房Mを撮影しているため、乳房Mのポジショニングによっては、放射線検出器15の端部にまで乳房の縁部が位置する場合がある。このようなMLO撮影を行う場合に立体視を行うために、2つの異なる方向から乳房Mに放射線を照射して撮影を行うと、斜めになった乳房Mに対してさらに斜めになった方向から放射線を照射することとなる。このため、図7の破線Hに示すように、乳房Mの端部を透過した放射線の一部が放射線検出器15に照射されなくなり、その結果、取得された乳房画像G2において、乳房の端部が画像から切れてしまう場合がある。このように乳房の端部が画像から切れてしまうと、立体視画像を表示するための2つの放射線画像G1,G2において、一方の放射線画像の一部の画像情報が存在しないこととなるため、その部分の立体視を行うことができなくなってしまう。
本実施形態においては、立体視画像を表示するための2つの放射線画像を取得する際のアーム部13の基準方向からの回転方向を、撮影準備の際のアーム部13の回転方向と逆方向にしたものである。このため、図6に示すように、撮影台14に垂直な基準方向(放射線源17の位置をP1で示す)に対して輻輳角θ2を持った撮影方向(放射線源17の位置をP2で示す)から撮影を行うことにより取得した放射線画像G2において、乳房Mの像が切れてしまうことを防止できる。したがって、放射線画像G1,G2を用いての乳房の立体視画像を、情報を欠落させることなく表示することができる。
なお、上記実施形態においては、乳房Mを撮影台14に対して垂直な方向から撮影して取得した放射線画像を基準となる放射線画像G1として用いているが、立体視画像を表示するための2つの放射線画像としては、乳房Mを垂直方向とは異なる方向から撮影した画像を基準とする場合がある。この場合、垂直方向とは異なる方向から撮影した放射線画像を基準となる放射線画像G1として用いて放射線画像G2を撮影して立体視画像を表示するようにすればよい。なお、この際には、2つの放射線画像を取得する2つの方向の間に、撮影台14に対して放射線源17が垂直となる方向を含むようにすることが好ましい。
また、上記実施形態においては、本発明の放射線画像撮影装置を乳房の放射線画像を撮影する装置としているが、被検体としては乳房に限らず、例えば胸部や頭部等を撮影する放射線画像撮影装置を用いることも可能である。
1 放射線画像撮影装置
2 コンピュータ
2a 制御部
2b 放射線画像記憶部
2c 表示制御部
3 モニタ
4 入力部
10 撮影部
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線検出器
16 放射線照射部
17 放射線源
18 圧迫板
31 第1のアームコントローラ
32 放射線源コントローラ
33 検出器コントローラ
34 圧迫板コントローラ
35 第2のアームコントローラ

Claims (5)

  1. 被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
    該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を出力する放射線検出手段と、
    前記放射線照射手段と前記放射線検出手段とを一体的に所望とする角度に回転させるとともに、前記被検体の立体視画像を表示するための2つの放射線画像を取得するために、前記放射線照射手段を前記放射線検出手段に対して基準となる第1の方向から該第1の方向とは異なる第2の方向に回転させる回転手段と、
    前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれに回転した前記放射線照射手段から、前記放射線を前記被検体に照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる2つの放射線画像を前記放射線検出手段によって取得する撮影制御手段と、
    前記回転手段により、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を一体的に所定方向に回転させた状態で前記2つの放射線画像の撮影を行うに際し、前記放射線照射手段の前記第1の方向から前記第2の方向への回転方向を、前記所定方向に応じて制御する回転制御手段とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記回転制御手段は、前記放射線照射手段を前記所定方向とは逆方向に前記第1の方向から前記第2の方向に回転する手段であることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記回転制御手段は、前記放射線照射手段が前記放射線検出手段に対して所定角度となる位置にある方向を基準方向とした場合、前記基準方向を含むように前記放射線照射手段を前記第1の方向から前記第2の方向に回転する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記基準方向は、前記放射線照射手段が前記放射線検出手段に対して垂直となる位置にある方向であることを特徴とする請求項5のいずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  5. 被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
    該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を出力する放射線検出手段と、
    前記放射線照射手段と前記放射線検出手段とを一体的に所望とする角度に回転させるとともに、前記乳房の立体視画像を表示するための2つの放射線画像を取得するために、前記放射線照射手段を前記放射線検出手段に対して基準となる第1の方向から該第1の方向とは異なる第2の方向に回転させる回転手段と、
    前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれに回転した前記放射線照射手段から、前記放射線を前記被検体に照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる2つの放射線画像を前記放射線検出手段によって取得する撮影制御手段とを備えた放射線画像撮影装置における放射線画像撮影方法であって、
    前記回転手段により、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を一体的に所定方向に回転させた状態で前記2つの放射線画像の撮影を行うに際し、前記放射線照射手段の前記第1の方向から前記第2の方向への回転方向を、前記所定方向に応じて制御することを特徴とする放射線画像撮影方法。
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