JP2012178626A - 立体視放射線画像表示方法および装置 - Google Patents

立体視放射線画像表示方法および装置 Download PDF

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孝夫 桑原
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Abstract

【課題】医師が不快や負担などを感じることなく、立体視画像の放射線画像に関する所見入力を行えるようにする。
【解決手段】互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示する立体視放射線画像表示装置において、立体視画像の放射線画像を表示させるとともに、所見入力画面とその所見入力画面内に入力される所見内容を立体視可能に表示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視放射線画像を表示するとともに、医師などが所見入力を可能な所見入力画面を表示する立体視放射線画像表示方法および装置に関するものである。
従来、複数の画像を組み合わせて表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。このような立体視できる画像(以下、立体視画像またはステレオ画像という)は、同一の被写体を異なる位置から撮影して取得された互いに視差のある複数の画像に基づいて表示される。
そして、このような立体視画像の生成は、デジタルカメラやテレビなどの分野だけでなく、放射線画像撮影の分野においても利用されている。すなわち、被検者に対して互いに異なる方向から放射線を照射し、その被検者を透過した放射線を放射線画像検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視画像を生成することが行われている。そして、このように立体視画像を生成することによって奥行感のある放射線画像を観察することができ、より診断に適した放射線画像を観察することができる。
ここで、上述したような立体視画像の放射線画像を用いた画像診断に限らず、一般的に画像診断においては、画像を観察した医者がその画像診断に関する所見を残す場合がある。そして、この画像診断に関する所見内容は、従来は、紙のカルテ上に記載されたり、もしくはコンピュータのアプリケーションを利用して入力されたりすることによって保存されていた。
特表2001−502453号公報 特開2001−326947号公報
しかしながら、上述したような立体視画像を観察しながら所見内容をコンピュータに入力する場合、従来は、立体視画像を表示するモニタとは別のモニタ上に表示された入力画面を用いて入力するようにしていた。
したがって、画像診断を行う医師は、立体視画像を観察した後に別のモニタに表示された2次元画像の入力画面を見る必要があり、このとき立体視をしている状態から2次元画像を観察する状態になると医師がチラツキを感じることがあり、不快なものとなっていた。また、所見入力のために2次元画像を一旦観察すると、再び立体視を行って立体視画像を認識するまでに時間がかかり、さらに2次元画像の観察と立体視画像の観察とを交互に繰り返すことは医師の脳にとって負担となっていた。
なお、特許文献1には、立体視画像をスナップショットして取得し、それを所見入力画面に貼り付けることが開示されているが、この場合においても所見入力画面は2次元画像なので上記と同様の問題を生じる。
また、特許文献2には、立体視画像を表示するととともに、文字を表示する際、その文字についても立体視画像として表示することが開示されているが、医用画像に関する所見入力に関する内容については何も開示されていない。
本発明は、上記の事情に鑑み、医師が不快や負担などを感じることなく、立体視画像の放射線画像に関する所見入力を行うことができる立体視放射線画像表示方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の立体視放射線画像表示装置は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示する表示部と、所見内容の入力を受け付ける所見入力受付部と、表示部に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、所見入力画面内に所見入力受付部において受け付けられた所見内容を立体視可能に表示する所見表示制御部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の立体視放射線画像表示装置は、所見表示制御部を、所見入力画面および所見内容を2次元画像としても表示可能なものとし、その2次元画像と立体視可能な所見入力画面および所見内容とを切替えて表示するものとできる。
また、2次元画像の表示と立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示との切り替え指示を受け付ける表示切替受付部を設けることができる。
また、所見表示制御部を、立体視可能な所見入力画面および所見内容の視差量を2つの放射線画像の最大視差量と同じにするものとできる。
また、立体視可能な所見入力画面および所見内容の任意の視差量の入力を受け付ける視差量入力受付部を設け、所見表示制御部を、立体視可能な所見入力画面および所見内容の視差量を視差量入力受付部において受け付けられた視差量に設定するものとできる。
また、立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示と非表示との選択指示を受け付ける表示選択受付部を設け、所見表示制御部を、表示選択受付部において受け付けられた選択指示に応じて、立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示と非表示とを切り替えるものとできる。
また、所見表示制御部を、所見入力画面を複数表示させるものとできる。
また、表示部に表示された2つの放射線画像と所見入力受付部に受け付けられた所見内容に関する情報とを関連付けして記憶する記憶部を設けることができる。
本発明の立体視放射線画像表示方法は、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示部に表示する立体視放射線画像表示方法において、所見内容の入力を受け付け、上記表示部に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、その所見入力画面内に上記所見内容を立体視可能に表示することを特徴とする。
本発明の立体視放射線画像表示方法および装置によれば、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示部に表示する際、所見内容の入力を受け付け、表示部に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、その所見入力画面内に上記所見内容を立体視可能に表示するようにしたので、医師が不快や負担などを感じることなく、立体視画像の放射線画像に関する所見入力を行うことができる。
ただし、立体視の能力は個人差があり、たとえば、立体視が苦手な医師にとっては文字情報を立体視表示することに抵抗を感じる場合もある。
そこで、上記本発明の立体視放射線画像表示方法および装置において、所見入力画面および所見内容を2次元画像としても表示可能なものとし、その2次元画像と立体視可能な所見入力画面および所見内容とを切替えて表示するようにすれば、医師の立体視の能力や要望に応じて、所見入力画面および所見内容を2次元画像に切り替えることができる。
また、所見入力画面および所見内容の任意の視差量の入力を受け付け、その受け付けた視差量で所見入力画面および所見内容を立体視可能に表示するようにした場合には、医師の要望に応じた奥行位置に所見入力画面および所見内容を表示することができる。
また、所見入力画面および所見内容の表示と非表示との選択指示を受け付け、その受け付けた選択指示に応じて、所見入力画面および所見内容の表示と非表示とを切り替えるようにした場合には、必要に応じて所見入力画面および所見内容を表示させ、放射線画像の観察に邪魔になるような場合には非表示とすることができる。
また、所見入力画面を複数表示させるようにした場合には、種々のバリエーションで所見入力を行うことができる。
また、表示部に表示された2つの放射線画像と所見内容に関する情報とを関連付けして記憶するようにした場合には、再び2つの放射線画像を立体視表示する際に、その放射線画像に関する所見内容も速やかに表示させることができる。
本発明の立体視放射線画像表示装置の一実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの概略構成図 図1に示す乳房画像撮影表示システムにおけるアーム部の移動を説明するための図 図1に示す乳房画像撮影表示システムのコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 所見入力画面および所見内容の位置を奥行方向に移動させるホイールマウスの一例を示す図 立体視画像を表示可能なモニタの一例を示す図 本発明の立体視放射線画像表示装置の一実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの作用を説明するためのフローチャート 右目用所見入力画面RSを含む右目用放射線画像と左目用所見入力画面LSを含む左目用放射線画像の一例を示す模式図 立体視表示された乳房画像、所見入力画面および所見内容の一例を示す模式図 2次元画像として表示された所見入力画面および所見内容の一例を示す模式図 立体視表示された所見入力画面および所見内容のその他の例を示す模式図 複数の所見入力画面を立体視表示させた場合の一例を示す模式図
以下、図面を参照して本発明の立体視放射線画像表示装置の一実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムについて説明する。図1は、本実施形態の乳房画像撮影表示システム全体の概略構成を示す図である。
本実施形態の乳房画像撮影表示システム1は、図1に示すように、乳房画像撮影装置10と、乳房画像撮影装置10に接続されたコンピュータ2と、コンピュータ2に接続されるモニタ3および入力部4とを備えている。
乳房画像撮影装置10は、図1に示すように、基台11と、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12と、回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。図2には、図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には乳房が設置される撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線源ユニット16が取り付けられている。アーム部13の回転軸12による回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置され、乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18と、その圧迫板18を支持する支持部20と、支持部20を上下方向に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線画像検出器15と、放射線画像検出器15からの電荷信号の読み出しなどを制御する検出器コントローラ33が備えられている。
また、撮影台14の内部には、放射線画像検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部などが設けられた回路基板なども設置されている。
放射線画像検出器15は、放射線画像の記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読みだされる、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることができるが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線源ユニット16の中には放射線源17と放射線源コントローラ32とが収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電圧等)を制御するものである。
コンピュータ2は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイスなどを備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような制御部40、放射線画像記憶部41、放射線画像表示制御部42および所見表示制御部43が構成されている。
制御部40は、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、システム全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後で詳述する。
放射線画像記憶部41は、互いに異なる2つの撮影方向からの撮影によって放射線画像検出器15によって検出された2枚の放射線画像信号を記憶するものである。
放射線画像表示制御部42は、放射線画像記憶部41から読み出された放射線画像信号に対して所定の信号処理を施した後、モニタ3に被検者Mの乳房のステレオ画像を表示させるものである。
所見表示制御部43は、モニタ3に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、その所見入力画面内に入力部4において医師などによって入力された所見をモニタ3に立体視可能に表示させるものである。所見表示制御部43の具体的な作用については、後で詳述する。
入力部4は、たとえば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスから構成されるものであり、所定の撮影条件や撮影開始指示の入力などを受け付けるものであるが、特に、本実施形態においては、上述したモニタ3に表示された所見入力画面内に表示される所見の内容の入力を受け付けるものである。
また、上述した所見入力画面の奥行方向の表示位置を指定するように構成する場合には、図4に示すようなホイールマウス61を用いるようにしてもよい。ホイールマウス61は、回転ホイール62を備えており、この回転ホイール62を観察者が回転させることによって所見入力画面の視差量を変化させ、所見入力画面の奥行方向の表示位置を変化させるようにしてもよい。
モニタ3は、コンピュータ2から出力された2つの放射線画像信号を用いて乳房の放射線画像をステレオ表示するとともに、所見入力画面およびその所見入力画面内に入力された所見の内容を乳房の放射線画像とともにステレオ表示するものである。
具体的には、本実施形態のモニタ3は、図5に示すように、右目用に撮影された乳房画像、右目用所見入力画面および所見内容を含む右目用放射線画像GRと、左目用に撮影された乳房画像、左目用所見入力画面および所見内容を含む左目用放射線画像GLとを表示することにより、これらの乳房画像、所見入力画面および所見内容をステレオ表示するものである。モニタ3は、図5に示すように、前方に傾斜した上方の第1の表示部50と下方の第2の表示部51とを組み合せて構成されており、この第1の表示部50と第2の表示部51の間にハーフミラー52が配置されている。
第1の表示部50はその表示画面に右目用放射線画像GRを表示し、第2の表示部51はその表示画面に左目用放射線画像GLをそれぞれ表示するものである。そして、上方の第1の表示部50により表示された右目用放射線画像GRは、図中実線で示すようにハーフミラー52で反射し、下方の第2の表示部51により表示された左目用放射線画像GLは、図中破線で示すようにハーフミラー52を透過する。ハーフミラー52は、観察の際に右目用放射線画像GRと左目用放射線画像GLとが重なるような角度で配置されている。
そして、モニタ3は、第1および第2の表示部50,51の表示光を互いに直交する偏光とすることが可能に構成されている。観察者は、右目用放射線画像GRが右目のみに入射するように偏向する右目用偏光レンズと左目用放射線画像GLが左目のみに入射するように偏光する左目用偏光レンズを有する偏光メガネを装着することにより、これらの画像を左右の目でそれぞれ観察することができ、乳房画像、所見入力画面および所見内容を立体視することができる。
なお、モニタ3はこのような構成に限らず、たとえば、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、右目用放射線画像GRと左目用放射線画像とGLを立体視可能な3D液晶に表示することによってステレオ画像を生成する構成としてもよい。
次に、本実施形態の乳房画像撮影表示システムの作用について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、撮影台14の上に被検者Mの乳房が設置され、圧迫板18により乳房が所定の圧力によって圧迫される(S10)。
そして、入力部4において撮影開始指示が受け付けられると、乳房のステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの1枚目の放射線画像の撮影が行われる(S12)。
具体的には、まず、制御部40が、予め設定されたステレオ画像の撮影のための撮影角度θを読み出し、その読み出した撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、このときの撮影角度θの情報としてθ=0°とθ=4°が予め記憶されているものとするが、これに限らず、撮影者によって入力部4において任意の撮影角度を設定可能である。
そして、アームコントローラ31において、制御部40から出力された撮影角度θ=0°とθ=4°の情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、まず、θ=0°の情報に基づいて、図2に示すようにアーム部13が撮影台14に対して垂直な方向となるように制御信号を出力する。
そして、アーム部13が撮影台14に対して垂直な方向となった状態において、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を0°方向から撮影した放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
続いて、制御部40は、ステレオ画像を構成する2枚の放射線画像のうちの2枚目の放射線画像の撮影を行う(S14)。
具体的には、アームコントローラ31は、図2に示すように、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して+θ°回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して4°回転するよう制御信号を出力する。
そして、アーム部13が4°回転した状態において、制御部40は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。そして、この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を4°方向から撮影した放射線画像が放射線画像検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部41に記憶される。
そして、上述したようにして放射線画像記憶部41に記憶された2枚の放射線画像信号は、放射線画像表示制御部42によって読み出され、放射線画像表示制御部42においてこれらの放射線画像信号に対して所定の処理が施された後、モニタ3に出力される。そして、モニタ3において、右目用放射線画像と左目用放射線画像とがそれぞれ表示されて乳房のステレオ画像が表示される(S16)。
次に、上述したようにしてステレオ画像が表示された後、医師などによってステレオ画像が観察され、医師などによって所見を入力したい場合には、入力部4を用いて所見入力画面表示指示が入力される。
入力部4において所見入力画面表示指示が受け付けられると、所見表示制御部43は、図7に示すように、モニタ3に表示された右目用放射線画像内に右目用所見入力画面RSを表示するとともに、モニタ3に表示された左目用放射線画像内に左目用所見入力画面LSを表示させる(S18)。このとき右目用所見入力画面RSと左目用所見入力画面LSとは、2つの乳房画像の視差方向と同じ方向について所定の視差量を有するように表示されるが、ここでは2つの乳房画像の最大視差量と同じ大きさの視差量を有するように表示されるものとする。なお、2つの乳房画像の最大視差量は、放射線源17と乳房との距離、放射線源17と放射線画像検出器15との距離および2つの撮影角度に基づいて設定されるものである。
このようにして右目用所見入力画面RSと左目用所見入力画面LSとがモニタ3に表示されることによって、図8に示すように、所見入力画面SSがステレオ画像として表示される。なお、図8に示す点線は、所見入力画面SSの奥行量をわかりやすくするために示したものであり、実際にモニタ3に表示されるものではない。
そして、本実施形態においては、右目用所見入力画面RSと左目用所見入力画面LSとが、2つの乳房画像の最大視差量と同じ大きさの視差量を有するように表示するようにしたので、図8に示すように、乳房画像のステレオ画像の最も手前の位置に所見入力画面SSが表示されることになる。
上述したようにモニタ3に所見入力画面SSが表示されると、入力部4を用いて医師などによって所見内容が入力される。
入力部4において所見内容が受け付けられると、所見表示制御部43は、図7に示すように、右目用所見入力画面RS内と左目用所見入力画面LS内とに、入力部4において受け付けられた所見内容を表示させる(S18)。なお、図7においては、所見内容を模式的に「AAA、BC、D」として表している。
このとき右目用所見入力画面RS内と左目用所見入力画面LS内とに表示される所見内容は、右目用所見入力画面RSと左目用所見入力画面LSとの間の視差量と同じ視差量を有するものとして表示される。
このようにして右目用所見入力画面RS内と左目用所見入力画面LS内とに所見内容が表示されることによって、図8に示すように、その所見内容がステレオ画像として表示される(S20)。
上記実施形態の乳房画像撮影表示システムによれば、互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された撮影方向毎の2つの放射線画像を用いてステレオ画像をモニタ3に表示するとともに所見内容の入力を受け付け、上記モニタ3に所見入力画面をステレオ表示させるとともに、その所見入力画面内に上記所見内容をステレオ表示するようにしたので、医師が不快や負担などを感じることなく、ステレオ表示された放射線画像に関する所見入力を行うことができる。
また、上記実施形態においては、所見入力画面および所見内容をステレオ表示するようにしたが、ステレオ表示だけでなく、所見入力画面および所見内容を2次元画像として表示できるようにしてもよい。
具体的には、たとえば、入力部4において、所見入力画面および所見内容をステレオ表示するか、もしくはこれらを2次元画像として表示するかの選択指示を受け付けるようにし、ステレオ表示するように選択指示が入力された場合には、所見表示制御部43が、上述したように所見入力画面および所見内容をステレオ表示するようにし、2次元画像として表示するように選択指示が入力された場合には、所見表示制御部43が、所見入力画面および所見内容を2次元画像として表示するようにしてもよい。所見入力画面および所見内容を2次元画像として表示する際には、図7に示した右目用所見入力画面RSと左目用所見入力画面LSとの視差量をゼロにするとともに、これらの画面内に入力された所見内容の視差量もゼロにするようにすればよい。図9は、所見入力画像と所見内容とを2次元画像として表示した場合の一例を模式的に示した図である。
また、入力部4における選択指示に応じて、図8に示すステレオ表示の所見入力画面および所見内容と、図9に示す2次元画像の所見入力画面および所見内容とを相互に切り替えて表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、所見入力画面および所見内容の視差量を2つの乳房画像の最大視差量と同じ大きさに設定するようにしたが、これに限らず、その他の視差量を設定するようにしてもよい。そして、さらに入力部4において所見入力画面および所見内容の任意の視差量を受け付けるようにし、その入力部4において受け付けられた視差量に基づいて所見入力画面および所見内容の視差量を調整し、これらの奥行位置を調整できるようにしてもよい。なお、所見入力画面および所見内容の上下方向および左右方向の位置については、予め設定するようにしてもよいし、たとえば、立体カーソルなどで指定した位置に表示させるようにしてもよい。また、所見入力画面および所見内容をマウスなどでドラッグして移動できるようにしてもよい。
具体的には、たとえば、上述したようなホイールマウス61の回転ホイール62を回転させることによって所見入力画面および所見内容の視差量を任意に変更可能にし、所見表示制御部43が、その変更した視差量に基づいて所見入力画面および所見内容を表示させるようにしてもよい。図10は、上述したようにして所見入力画面および所見内容の視差量を所定の大きさに調整したときの表示状態の一例を示す図である。なお、所見入力画面および所見内容は、2つの乳房画像に重なるように表示してもよく、これによりステレオ表示の乳房画像内に所見内容を表示するようにすることができる。
また、上述したようにしてモニタ3にステレオ表示された所見入力画面および所見内容を、入力部4からの選択指示によって表示したり、非表示にしたりするようにしてもよい。
また、ステレオ表示される所見入力画面および所見内容は1つの限らず、複数表示するようにしてもよく、たとえば、図11に示すように2つの所見入力画面SS,SS’および所見内容を1つの画面内に表示させるようにしてもよい。
また、上述したようにして医師などによって入力された所見内容に関する情報と、2枚の放射線画像信号とを関連付けして放射線画像記憶部41に記憶するようにしてもよい。そして、再び2枚の放射線画像信号を読み出して表示する際には、その放射線画像信号に関連付けられた所見内容に関する情報も読み出して、上述したようにステレオ表示するようにしてもよい。なお、2枚の放射線画像信号と所見内容に関する情報との関連付けについては、たとえば、2枚の放射線画像信号のヘッダ情報に所見内容に関する情報を含めるようにすればよい。
また、上記実施形態においては、本発明の立体視放射線画像表示装置を乳房画像撮影表示システムに適用するようにしたが、被写体は乳房に限定されるものではなく、乳房以外の胸部撮影用などのいわゆる一般撮影用の放射線画像撮影表示システムに適用するようにしてもよい。
1 乳房画像撮影表示システム
2 コンピュータ
3 モニタ
4 入力部
10 乳房画像撮影装置
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線画像検出器
16 放射線源ユニット
17 放射線源
18 圧迫板
40 制御部
41 放射線画像記憶部
42 放射線画像表示制御部
42 放射線画像表示制御部
43 所見表示制御部
52 ハーフミラー

Claims (9)

  1. 互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された前記撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示する表示部と、
    所見内容の入力を受け付ける所見入力受付部と、
    前記表示部に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、該所見入力画面内に前記所見入力受付部において受け付けられた所見内容を立体視可能に表示する所見表示制御部とを備えたことを特徴とする立体視放射線画像表示装置。
  2. 前記所見表示制御部が、前記所見入力画面および前記所見内容を2次元画像としても表示可能なものであり、
    該2次元画像と前記立体視可能な所見入力画面および所見内容とを切替えて表示するものであることを特徴とする請求項1記載の立体視放射線画像表示装置。
  3. 前記2次元画像の表示と前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示との切り替え指示を受け付ける表示切替受付部を備えたことを特徴とする請求項2記載の立体視放射線画像表示装置。
  4. 前記所見表示制御部が、前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の視差量を前記2つの放射線画像の最大視差量と同じにするものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の立体視放射線画像表示装置。
  5. 前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の任意の視差量の入力を受け付ける視差量入力受付部を備え、
    前記所見表示制御部が、前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の視差量を前記視差量入力受付部において受け付けられた視差量に設定するものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の立体視放射線画像表示装置。
  6. 前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示と非表示との選択指示を受け付ける表示選択受付部を備え、
    前記所見表示制御部が、前記表示選択受付部において受け付けられた選択指示に応じて、前記立体視可能な所見入力画面および所見内容の表示と非表示とを切り替えるものであること特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の立体視放射線画像表示装置。
  7. 前記所見表示制御部が、前記所見入力画面を複数表示させるものであることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の立体視放射線画像表示装置。
  8. 前記表示部に表示された前記2つの放射線画像と前記所見入力受付部に受け付けられた所見内容に関する情報とを関連付けして記憶する記憶部を備えたことを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の立体視放射線画像表示装置。
  9. 互いに異なる2つの撮影方向からの被写体への放射線の照射によって取得された前記撮影方向毎の2つの放射線画像を用いて立体視可能な立体視画像を表示部に表示する立体視放射線画像表示方法において、
    所見内容の入力を受け付け、
    前記表示部に所見入力画面を立体視可能に表示させるとともに、該所見入力画面内に前記所見内容を立体視可能に表示することを特徴とする立体視放射線画像表示方法。
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JP2015217188A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 株式会社東芝 X線診断装置

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