JP2013231952A - 位相反転ブランクマスク及びその製造方法 - Google Patents

位相反転ブランクマスク及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013231952A
JP2013231952A JP2013060778A JP2013060778A JP2013231952A JP 2013231952 A JP2013231952 A JP 2013231952A JP 2013060778 A JP2013060778 A JP 2013060778A JP 2013060778 A JP2013060778 A JP 2013060778A JP 2013231952 A JP2013231952 A JP 2013231952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase inversion
film
blank mask
phase
inversion film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013060778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5670502B2 (ja
Inventor
Ki-Su Nam
基 守 南
Geung-Won Kang
亘 遠 姜
Dong-Koen Kim
東 建 金
Jong-Won Jang
種 ▲うぉん▼ 張
Min-Ki Choi
▲みん▼ 箕 崔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S&S Technology Corp
Original Assignee
S&S Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by S&S Technology Corp filed Critical S&S Technology Corp
Publication of JP2013231952A publication Critical patent/JP2013231952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5670502B2 publication Critical patent/JP5670502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】 位相反転ブランクマスク及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 2層以上の連続膜または複数層膜形態の位相反転膜が備えられ、位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜を薄い厚さを持つように形成すると共に耐薬品性及び耐久性に優れるように酸素(O)を微量含んで形成する位相反転ブランクマスク。これによって、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によって、フォトマスク製造時に反復的な洗浄工程に使われる酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液、高温水及びオゾン水に対して耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜を持つ位相反転ブランクマスクを提供する。また、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によって、反復的な洗浄工程で位相反転膜の屈折率及び位相反転量の変化が防止され、薄い厚さを持つ位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスクを提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、位相反転ブランクマスク及びその製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、KrF及びArF用エキシマレーザーを用いる半導体デバイス製造工程に好適な薄い厚さを持つように耐薬品性及び耐久性を高めた位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスク及びその製造方法に関する。
最近、大規模の集積回路の高集積化に伴う回路パターンの微細化要求に応じて、高度の半導体微細工程技術が非常に重要な要素になっている。高集積回路の場合、低電力、高速動作のために回路配線が微細化しつつあり、層間連結のためのコンタクトホールパターン及び集積化による回路構成配置などへの技術的要求が段々と高まりつつある。したがって、このような要求を満たすためには、回路パターンの原本が記録されるフォトマスクの製造に際しても、前記微細化と共にさらに精密な回路パターンを記録できる技術が要求されている。
このようなフォトリソグラフィ技術は、半導体回路パターンの解像度向上のために436nmのg−line、365nmのi−line、248nmのKrF、193nmのArFから露光波長の短波長化がなされてきた。しかし、露光波長の短波長化は解像度向上には大きく寄与したが、焦点深度(Depth of Focus;DoF)には悪い影響を与え、レンズをはじめとする光学システムの設計に際して大きい負担となっているという問題点があった。
これによって、前記問題点を解決するために、露光光の位相を180°反転させる位相反転膜を用いて解像度と焦点深度とを同時に向上させる位相反転マスクが開発されている。位相反転ブランクマスクは、透明基板上に位相反転膜、遮光膜及びフォトレジスト膜が積層された構造を持ち、半導体フォトリソグラフィ工程で90nm級以下の高精密度の最小線幅(Critical Dimension;CD)具現のためのブランクマスクであり、特に、248nmのKrF及び193nmのArFリソグラフィ及び液浸(Immersion)露光リソグラフィに適用できる。
一方、最近に位相反転ブランクマスクで形成されたフォトマスクの洗浄工程は、硫酸などの酸性物質及びアンモニアなどの塩基性物質を含む洗浄溶液を用いている技術から外れ、高温水(Hot Deionized water)及びオゾン(O)水を用いた洗浄工程が加えられている。しかし、従来の位相反転膜、例えば、金属シリサイドに窒素(N)を含む位相反転膜は、酸性及び塩基性化学薬品に対して一定レベルの耐薬品性を持つが、高温水及びオゾン水に対しては耐久性が劣化するという問題が発生する。また、金属シリサイドに窒素(N)及び酸素(O)を含む位相反転膜は、酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液に対して耐久性が劣化し、これによる位相反転膜の屈折率及び位相反転量の変化を補償するために位相反転膜が厚くなるという問題がある。
これによって、フォトマスクを製造する工程及びフォトマスクを使う過程で発生する反復的な洗浄工程によって位相反転膜の厚さが変わり、厚さ変化によってフォトマスクの位相反転量、透過率、反射率などの光学的特性変化が引き起こされる。また、反復的な洗浄工程による表面ダメージで表面粗度及び平坦度に変化を引き起こし、位相反転膜の耐久性が長く持続できず、信頼性のあるフォトマスクを製造し難い。
本発明が解決しようとする課題は、フォトマスク製造工程中に繰り返して複数回行われる洗浄工程で使われる酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液、オゾン水及び高温水に対する溶解または腐食などの劣化が防止されるように、耐化学性及び耐久性に優れ、厚さの薄い位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスク及びその製造方法を提供することである。
本発明による位相反転ブランクマスクは、透明基板上に位相反転膜が備えられ、前記位相反転膜は、構成物質の異なる2層以上の膜からなり、最上部に配される位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)、酸素(O)及び窒素(N)を含む。
前記2層以上の位相反転膜は、連続膜または複数層膜の形態を持つ。
前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、MoSiONからなり、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、酸素(O)が0.1at%〜20at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つ。
前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、10Å〜200Åの厚さを持つ。前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)及び窒素(N)を含む。
前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、MoSiNからなり、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つ。
前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、300Å〜1,000Åの厚さを持つ。前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、全体位相反転膜の1%〜40%の厚さを持つ。
前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜に対する下部位相反転膜の厚さの割合は、1:5〜30である。
前記位相反転膜の前記金属は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)のうち選択される1種以上の物質を含む。
前記位相反転膜は1%〜30%の透過率を持ち、170゜〜190゜の位相反転量を持つ。
本発明による位相反転ブランクマスクは、前記位相反転膜の上部または下部に配されている遮光性膜をさらに含む。
前記遮光性膜は、遮光膜及び反射防止膜を含み、200Å〜800Åの厚さを持つ。前記遮光性膜は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)のうち一つ以上の金属を含むか、または前記金属にシリコン(Si)、酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)のうち一つ以上の物質をさらに含んで形成される。
前記遮光性膜は、遮光膜及び反射防止膜を含み、前記遮光膜及び反射防止膜は、CrO、CrN、CrC、CrON、CrCO、CrCN、CrCONのうち一つのクロム(Cr)化合物で形成する。
前記遮光性膜及び位相反転膜の積層構造に対して、ArF用及びKrF用露光波長に対する光学密度は2.5以上である。
また、本発明による位相反転ブランクマスクの製造方法は、透明基板上に位相反転膜を形成し、前記位相反転膜は、一つのターゲットを用いたスパッタリング方法で構成物質の異なる2層以上の膜で形成し、前記位相反転膜のうち最上部に形成される位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)、酸素(O)及び窒素(N)を含んで形成する。
前記最上部位相反転膜は、酸素(O)を含むガスを、全体ガスの1vol%〜60vol%の割合で注入して形成する。
前記位相反転膜の形成後、250℃〜400℃の温度範囲で10分〜60分間熱処理を行う。
前記ターゲットは金属及びシリコン(Si)からなり、前記金属:シリコン(Si)の割合は、1at%〜40at%:99at%〜60at%である。
本発明による位相反転ブランクマスクは、2層以上の連続膜または複数層膜形態の位相反転膜が備えられ、位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜を、薄い厚さを持つように形成すると共に、耐薬品性及び耐久性に優れるように酸素(O)を微量含んで形成する。
これによって、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によって、フォトマスク製造時に反復的な洗浄工程に使われる酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液、高温水及びオゾン水に対して耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜を持つ位相反転ブランクマスクを提供する。
また、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によって、反復的な洗浄工程で位相反転膜の屈折率及び位相反転量の変化が防止され、薄い厚さを持つ位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスクを提供する。
本発明の実施例による位相反転ブランクマスクを示す断面図である。 図1のA部分を拡大して示す断面図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例による位相反転ブランクマスクを示す断面図であり、図2は、図1のA部分を拡大して示す断面図である。
図1及び図2を参照すれば、本発明による位相反転ブランクマスク100は、ArF用及びKrF用位相反転ブランクマスク100であり、透明基板102上に位相反転膜104、遮光性膜106及びフォトレジスト膜108を含む。
透明基板102は、6インチ×6インチ×0.25インチ(横×縦×厚さ)のサイズを持ち、200nm以下の露光波長で90%以上の透過率を持つ。
位相反転膜104は、同じ構成を持つ一つのターゲット、例えば、遷移金属及びシリコン(Si)からなるターゲットを用いて同じエッチング物質に対して類似したエッチング特性を持ち、構成物質の異なる2層以上の膜で形成する。前記ターゲットは、遷移金属:シリコン(Si)の割合が1at%〜40at%:99at%〜60at%の割合を持つ。
位相反転膜104は、例えば、第1位相反転膜110及び第2位相反転膜112の2層膜で形成する。位相反転膜104を構成する第1位相反転膜110及び第2位相反転膜112は、連続膜または2層以上の複数層膜の形態を持つ。位相反転膜104が2層以上の複数層で構成される場合、最上部に配される膜と下部に配される膜とは互いに異なる構成物質からなっている。この時、最上部位相反転膜下部の位相反転膜は複数層で構成され、前記膜は同じ構成成分で組成比を異ならせて複数積層され、反応性ガスを変更して軽元素の組成を異ならせる。また、最上部に配される膜は連続膜の形態を持つ。ここで、連続膜は、スパッタリング工程中にプラズマがオンされた状態で注入される反応性ガスを変更して形成する膜を意味する。連続膜は、深さ方向に組成が変わる。複数層膜は、深さ方向に組成が変わっていない単一膜が複数積層されたことを意味する。
第1位相反転膜110及び第2位相反転膜112からなる位相反転膜104は、遷移金属及びシリコン(Si)を含み、酸素(O)、窒素(N)及び炭素(C)のうち一つ以上の物質をさらに含む。前記遷移金属は、例えば、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)から選択される1種の以上の物質である。
位相反転膜104は、遷移金属であり、モリブデン(Mo)及びシリコン(Si)を含むターゲットを用いて形成する。この時、第1位相反転膜110は、例えば、遷移金属とシリコン(Si)及び窒素(N)を含む窒化性位相反転膜で形成でき、望ましくは、窒化膜であるMoSiNからなる。第2位相反転膜112は、遷移金属とシリコン(Si)及び酸素(O)と窒素(N)とを含む酸化性位相反転膜で形成でき、望ましくは、窒酸化膜であるMoSiONからなる。第1位相反転膜110がMoSiNからなる場合、第1位相反転膜110は、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つ。また、第2位相反転膜112がMoSiONからなる場合、第2位相反転膜112は、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、酸素(O)が0.1at%〜20at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つ。この時、酸素(O)は、0.1at%〜5at%と微量の含有量を持つことが望ましい。
位相反転膜104は、反応性ガスの割合の変化、ターゲットに印加されるパワーの変化またはプラズマのオン/オフなどを用いるスパッタリング工程により、連続膜の形態または複数層膜の形態で形成する。特に、第2位相反転膜112は、NO、O、NO、NO、CO、COなどの酸素(O)を含むガスを、全体注入ガスの1vol%〜60vol%の割合で注入するスパッタリング方法で形成する。さらに、第2位相反転膜112は、酸素(O)雰囲気でイオンプレーティング、イオンビーム、プラズマ表面処理、急速熱処理(Rapid Thermal Process;RTP)装置、真空ホットプレート焼結(Vacuum Hot−plate Bake)装置及び炉を用いた熱処理方法などにより形成する。
第2位相反転膜112は、フォトマスクを製造するための洗浄工程で、洗浄溶液によって発生する位相反転膜の溶解または腐食などの劣化現状を防止するために形成する。詳細には、位相反転膜104は、従来に代表的にMoSiNまたはMoSiONの単層膜または同じ物質からなる2層膜以上の複数層膜で形成した。しかし、MoSiNからなる位相反転膜は、酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液及びSC−1などの洗浄溶液に対して一定レベルの耐薬品性及び耐久性を持つが、高温水及びオゾン水などの洗浄工程では耐薬品性及び耐久性に劣る傾向を持つ。また、MoSiONからなる位相反転膜は、高温水及びオゾン水などの洗浄工程では一定レベルの耐薬品性及び耐久性を持つが、酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液及びSC−1などの洗浄溶液に対しては耐薬品性及び耐久性に劣る傾向を持つ。これによって、前記洗浄溶液を用いた洗浄工程で位相反転膜が損傷すれば、位相反転膜の厚さは薄くなり、透過率が高くなり、位相反転量の変化が発生して要求される位相反転膜の光学的物性を具現し難い。
本発明による位相反転膜は、最上部に酸素(O)が微量含有されたMoSiONからなる位相反転膜112を含む。前記のように、酸素(O)が微量含有されたMoSiONからなる膜は、酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液及びSC−1などの洗浄溶液だけではなく、高温水及びオゾン水に対しても優秀な耐薬品性及び耐久性を持つ。よって、下部の位相反転膜をMoSiN膜で形成し、最上部の位相反転膜を酸素(O)が微量含有されたMoSiON膜で形成することで、洗浄工程で発生する位相反転膜104の損傷を最小化でき、全体位相反転膜104の厚さを低減させる。
位相反転膜104の形成後、位相反転膜104の物性向上のために必要に応じて熱処理工程を行える。前記熱処理工程は、250℃〜400℃の温度範囲で10分〜60分間行える。
第1位相反転膜110は、300Å〜1,000Åの厚さを持ち、第1位相反転膜110がArF用位相反転膜として使われる場合に500Å〜700Åの厚さを持つことが望ましく、KrF用位相反転膜として使われる場合に700Å〜1,000Åの厚さを持つことが望ましい。第2位相反転膜112は10Å〜200Åの厚さを持ち、望ましくは、20Å〜100Åの厚さを持つ。第2位相反転膜112は、全体位相反転膜104の厚さの1%〜40%の厚さを持ち、望ましくは、1%〜15%の厚さを持ち、第2位相反転膜112に対する第1位相反転膜110の厚さの割合は、1:5〜30であることが望ましい。第2位相反転膜112が全体位相反転膜厚さの40%を超える厚さを持つ場合、要求される厚さ及び透過率を満たすために第1位相反転膜110の厚さが薄くなり、ArF用またはKrF用の露光波長に対して位相反転膜104の屈折率及び位相反転量が低くなる。これを補償するために第1位相反転膜110の厚さを厚くする場合、位相反転膜104の微細パターン形成が困難になって位相反転膜パターンの光学的、物理的物性を具現し難い。
位相反転膜104は1%〜30%の透過率を持ち、望ましくは、6%〜8%の透過率を持つ。位相反転膜104は170゜〜190゜の位相反転量を持ち、望ましくは、180゜の位相反転量を持つ。
遮光性膜106は、位相反転膜104の上部または下部に配される。遮光性膜106は金属膜からなり、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)などの遷移金属から選択される1種以上の物質で形成するか、または前記金属物質にシリコン(Si)、酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)のうち一つ以上の物質をさらに含む。遮光性膜106は、位相反転膜104とエッチング選択比を持つ物質で形成することが望ましく、例えば、CrO、CrN、CrC、CrON、CrCO、CrCN、CrCONのうち一つのクロム(Cr)化合物で形成することが望ましい。
遮光性膜106は、単層または複数層で形成され、例えば、金属膜の背面反射率制御、ストレス制御のための層をさらに含む。遮光性膜106が、例えば、2層構造を持つならば、下部層は、露光光を主に遮光する遮光膜で形成され、上部層は、露光光の反射を低減させる反射防止膜で構成される。金属膜が複数層で構成される場合、最外郭表面層は、下部のいかなる層より露光波長で反射率が低いことが望ましい。
遮光性膜106は200Å〜800Åの厚さを持ち、400Å〜600Åの厚さを持つことがさらに望ましい。金属膜の厚さが200Å以下である場合に露光光を遮光する機能を実質的に行えず、800Å以上である場合に金属膜の高い厚さによって補助形象パターン具現のための解像度及び正確度が低下する。位相反転膜104及び遮光性膜106が積層された構造で、ArF用及びKrF用露光波長に対して光学密度は2.5以上であり、望ましくは、光学密度は3.0〜5であることが望ましい。遮光性膜106は、ArF用及びKrF用露光波長に対して10%〜30%の表面反射率を持つ。
以下、図面を参照して本発明の実施例を通じて本発明を具体的に説明するが、実施例は単に本発明の例示及び説明のために使われたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を制限するために使われたものではない。したがって、当業者ならば実施例から多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できるであろう。よって、本発明の真正な技術力保護範囲は、特許請求の範囲の技術的事項によって定められねばならない。
(実施例)
位相反転膜の設計
本発明の実施例による位相反転膜104は、透明基板102上にMoSiNからなる第1位相反転膜110及びMoSiONからなる第2位相反転膜112の2層構造で形成した。
位相反転膜104は、MoSiからなる単一ターゲットが取り付けられたDCマグネトロンスパッタ装備を用い、反応性ガスとして窒素(N)ガスと酸素(O)とを含むガスのうちNOガスを注入して、下記の表1のように多様な形態で形成した。
位相反転膜104は、前記反応性ガスのうちNガスの割合を30vol%〜80vol%に、NOガスの割合を0vol%〜80vol%範囲に変更しつつ注入した。位相反転膜104は、193nm波長で透過率が5.8%〜6.2%内外になるように全体厚さを650ű20Å範囲で形成し、この時、第2位相反転膜112は、約50Åの厚さに形成した。
本発明の実施例による位相反転膜104の光学的及び物理的特性を比べるための比較例は、MoSiNからなる単層の位相反転膜で形成した。比較例に使われる位相反転膜は、本発明の実施例と同じくMoSiターゲットが取り付けられたDCマグネトロンスパッタ装備を用い、反応性ガスとして窒素(N)ガスを全体ガスの30vol%〜80vol%範囲で注入して形成し、193nm波長で透過率が5.8%〜6.2%になるように全体厚さを650ű20Å範囲で形成した。
本発明の実施例及び比較例によって形成された位相反転膜の位相量変化はMPM−193装備を用いて測定し、透過率は、N&Kアナライザーを用いて測定した。
Figure 2013231952
本発明の実施例のうち実施例2〜4のように、位相反転膜のうち最上部に薄い厚さのMoSiON位相反転膜が形成された位相反転膜は、193nmで位相量が180゜±0.3゜を示し、193nmで透過率が6%±0.4%を示して位相反転膜として優秀な結果を示した。
オゾン水の評価
本発明の実施例及び比較例によって形成された位相反転膜に対してオゾン水評価を実施した。ブランクマスクを用いて形成されるフォトマスクは、製造過程でオゾン水を用いた繰り返し洗浄を経るようになり、この過程で位相反転膜の耐薬品性特性が重要である。評価に使われるオゾン水の濃度は80ppmであり、実施例及び比較例によって形成された位相反転膜に対して15回の洗浄工程を行い、洗浄工程前後の位相量及び透過率変化を測定した。
Figure 2013231952
本発明の実施例のうち実施例2〜4のように、位相反転膜のうち最上部に薄い厚さのMoSiON位相反転膜が形成された位相反転膜は、オゾン水を用いた15回洗浄を行った後、193nmで位相量が0.2゜〜0.8゜の変化を示し、透過率が0.03%〜0.07%の変化を示した。
一方、比較例によるMoSiN単層膜からなる位相反転膜は、オゾン水を用いた15回洗浄を行った後、193nmで位相量が1.0゜〜7.2゜の変化を示し、透過率が0.1%〜0.49%の変化を示した。これは、オゾン水洗浄によってMoSiNからなる位相反転膜がオゾン水に溶解または劣化して示された結果であるということが分かる。
これによって、本発明の実施例のように位相反転膜の最上層にMoSiONからなる薄い厚さの第2位相反転膜112が形成されることで、位相量の変化が4゜以内で透過率の変化が0.2%以内であり、本発明の位相反転膜104がオゾン水に対して優秀な耐化学性及び耐久性を持つことが分かった。
SPM評価(SPM:H SO +H
本発明の実施例及び比較例によって形成された位相反転膜に対してSPM評価を行った。SPM評価は、ブランクマスクを用いて形成されるフォトマスクの製造時にレジストレイヤーを除去するための洗浄工程であり、この過程で位相反転膜の耐薬品性特性が重要である。SPM評価は、HSOとHとを混合した溶液を使い、HSO:H=10:1の割合にし、約90℃の温度で10分間3回の洗浄工程を行い、洗浄工程前後の位相量及び透過率変化を測定した。
Figure 2013231952
本発明の実施例のうち実施例2〜4のように、位相反転膜のうち最上部に薄い厚さのMoSiON位相反転膜が形成された位相反転膜は、SPM溶液を用いた3回洗浄を行った後、193nmで位相量が0.1゜〜0.6゜の変化を示し、透過率が0.02%〜0.05%の変化を示した。
一方、比較例によるMoSiN単層膜からなる位相反転膜は、SPM溶液を用いた3回洗浄を行った後、193nmで位相量が1.1゜〜6.9゜の変化を示し、透過率が0.09%〜0.46%の変化を示した。
これにより、本発明の実施例のように位相反転膜の最上層にMoSiONからなる薄い厚さの第2位相反転膜112が形成されることで、位相量の変化が4゜以内で透過率の変化が0.2at%以内であり、本発明の位相反転膜104がSPM溶液に対する優秀な耐化学性及び耐久性を持つということが分かった。
SC−1評価(SC−1:NH OH:H :H O)
本発明の実施例及び比較例によって形成された位相反転膜に対してSC−1評価を行った。SC−1評価は、ブランクマスクを用いて形成されるフォトマスクの製造時にMoSi系化合物の洗浄工程に使われるアンモニア水に対する耐化学性を評価するために行った。SC−1評価は、NHOH、H及びHOを混合した溶液を使い、NHOH:H:HO=1:1:3の体積の割合にして約23℃の常温で2時間厳しい条件で行い、洗浄工程前後の位相量及び透過率変化を測定した。
Figure 2013231952
本発明の実施例のうち実施例2〜4のように、位相反転膜のうち最上部に薄い厚さのMoSiON位相反転膜が形成された位相反転膜は、SC−1溶液を用いた洗浄を行った後、193nmで位相量が1.2゜〜1.8゜の変化を示し、透過率が0.13%〜0.22%の変化を示した。
一方、比較例によるMoSiN単層膜からなる位相反転膜は、SC−1溶液を用いた洗浄を行った後、193nmで位相量が1.1゜〜28.4゜の変化を示し、透過率が0.31%〜1.86%の変化を示した。
これによって、本発明の実施例のように位相反転膜の最上層にMoSiONからなる薄い厚さの第2位相反転膜112が形成されることで、位相量の変化が4゜以内で透過率の変化が0.2%以内であり、本発明の位相反転膜104がSC−1溶液に対する優秀な耐化学性及び耐久性を持つということが分かった。
HOT−DIW評価
本発明の実施例及び比較例によって形成された位相反転膜に対してHOT−DIW(Deionized Water)洗浄評価を行った。HOT−DIW評価は、95℃のDIWに50分間浸漬させる条件で行い、洗浄工程前後の位相量及び透過率変化を測定した。
Figure 2013231952
本発明の実施例による位相反転膜のうち最上部に薄い厚さのMoSiON位相反転膜が形成された位相反転膜は、HOT−DIWを用いた洗浄を行った後、193nmで位相量が1.8゜〜2.7゜の変化を示し、透過率が0.19%〜0.28%の変化を示した。
一方、比較例によるMoSiN単層膜からなる位相反転膜は、HOT−DIWを用いた洗浄を行った後、193nmで位相量が4.1゜〜31.4゜の変化を示し、透過率が0.6%〜2.17%の変化を示した。
これにより、本発明の実施例のように位相反転膜の最上層にMoSiONからなる薄い厚さの第2位相反転膜112が形成されることで、位相量の変化が4゜以内で透過率の変化が0.2%以内であり、本発明の位相反転膜104がHOT−DIWに対する優秀な耐久性を持つということが分かった。
前述した表2ないし表4のように、本実施例による2層構造の位相反転膜、すなわち、最上層に約50Åの厚さを持つMoSiONからなる酸化性の第2位相反転膜112を持つ位相反転膜104は、比較例でMoSiNの窒化性単層膜で形成された位相反転膜に比べて耐化学性及び耐久性に優れるということが分かる。
また、本発明の実施例のうち最上層位相反転膜を形成するためのガスのうち、NOガスの割合が全体注入されるガスの約30vol%である場合に最も優秀な物性を持つ位相反転膜が形成されるということが分かる。
以上のように、本発明は2層以上の連続膜または複数層膜形態の位相反転膜を備え、位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜を薄い厚さを持つように形成すると共に、耐薬品性及び耐久性に優れるように酸素(O)を微量含んで形成する。
これにより、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によってフォトマスクを製造する時、反復的な洗浄工程に使われる酸性及び塩基性物質を含む洗浄溶液、高温水及びオゾン水に対して耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜を持つ位相反転ブランクマスクを提供できる。
また、最上部に配されている耐薬品性及び耐久性に優れた位相反転膜によって、反復的な洗浄工程による位相反転膜の屈折率及び位相反転量の変化が防止され、薄い厚さを持つ位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスクを提供できる。
本発明は、位相反転ブランクマスク関連の技術分野に好適に用いられる。
100 位相反転ブランクマスク
102 透明基板
104 位相反転膜
106 遮光性膜
108 フォトレジスト膜
110 第1位相反転膜
112 第2位相反転膜

Claims (20)

  1. 透明基板上に位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスクにおいて、
    前記位相反転膜は、構成物質の異なる2層以上の膜からなり、最上部に配される位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)、酸素(O)及び窒素(N)を含む位相反転ブランクマスク。
  2. 前記2層以上の位相反転膜は、連続膜または複数層膜の形態を持つことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  3. 前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、MoSiONからなり、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、酸素(O)が0.1at%〜20at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  4. 前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、10Å〜200Åの厚さを持つことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  5. 前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)及び窒素(N)を含むことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  6. 前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、MoSiNからなり、モリブデン(Mo)が1at%〜30at%、シリコン(Si)が30at%〜80at%、窒素(N)が10at%〜50at%の組成比を持つことを特徴とする請求項5に記載の位相反転ブランクマスク。
  7. 前記位相反転膜のうち最上部の位相反転膜の下部に配されている位相反転膜は、300Å〜1,000Åの厚さを持つことを特徴とする請求項5に記載の位相反転ブランクマスク。
  8. 前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜は、全体位相反転膜の1%〜40%の厚さを持つことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  9. 前記位相反転膜のうち最上部に配されている位相反転膜に対する下部位相反転膜の厚さの割合は、1:5〜30であることを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  10. 前記位相反転膜の前記金属は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)のうち選択される1種以上の物質を含むことを特徴とする請求項1及び5に記載の位相反転ブランクマスク。
  11. 前記位相反転膜は1%〜30%の透過率を持ち、170゜〜190゜の位相反転量を持つことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  12. 前記位相反転膜の上部または下部に配されている遮光性膜をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の位相反転ブランクマスク。
  13. 前記遮光性膜は、遮光膜及び反射防止膜を含み、200Å〜800Åの厚さを持つことを特徴とする請求項12に記載の位相反転ブランクマスク。
  14. 前記遮光性膜は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレン(Se)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)及びタングステン(W)のうち一つ以上の金属を含むか、または前記金属にシリコン(Si)、酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)のうち一つ以上の物質をさらに含んで形成されたことを特徴とする請求項12に記載の位相反転ブランクマスク。
  15. 前記遮光性膜は、遮光膜及び反射防止膜を含み、前記遮光膜及び反射防止膜は、CrO、CrN、CrC、CrON、CrCO、CrCN、CrCONのうち一つのクロム(Cr)化合物で形成することを特徴とする請求項12に記載の位相反転ブランクマスク。
  16. 前記遮光性膜及び位相反転膜の積層構造に対して、ArF用及びKrF用露光波長に対する光学密度は2.5以上であることを特徴とする請求項12に記載の位相反転ブランクマスク。
  17. 透明基板上に位相反転膜が備えられた位相反転ブランクマスクの製造方法において、
    前記位相反転膜は、一つのターゲットを用いたスパッタリング方法で構成物質の異なる2層以上の膜で形成し、
    前記位相反転膜のうち最上部に形成される位相反転膜は、少なくとも金属、シリコン(Si)、酸素(O)及び窒素(N)を含んで形成する位相反転ブランクマスクの製造方法。
  18. 前記最上部位相反転膜は、酸素(O)を含むガスを、全体ガスの1vol%〜60vol%の割合で注入して形成することを特徴とする請求項17に記載の位相反転ブランクマスクの製造方法。
  19. 前記位相反転膜の形成後、250℃〜400℃の温度範囲で10分〜60分間熱処理を行うことを特徴とする請求項17に記載の位相反転ブランクマスクの製造方法。
  20. 前記ターゲットは金属及びシリコン(Si)からなり、前記金属:シリコン(Si)の割合は、1at%〜40at%:99at%〜60at%であることを特徴とする請求項17に記載の位相反転ブランクマスクの製造方法。
JP2013060778A 2012-04-30 2013-03-22 位相反転ブランクマスク及びその製造方法 Active JP5670502B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2012-0045404 2012-04-30
KR20120045404 2012-04-30
KR1020130008329 2013-01-25
KR10-2013-0008329 2013-01-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013231952A true JP2013231952A (ja) 2013-11-14
JP5670502B2 JP5670502B2 (ja) 2015-02-18

Family

ID=49461972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060778A Active JP5670502B2 (ja) 2012-04-30 2013-03-22 位相反転ブランクマスク及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9256119B2 (ja)
JP (1) JP5670502B2 (ja)
CN (1) CN103376641B (ja)
TW (1) TWI567481B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5940755B1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-29 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク、位相シフトマスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2017021312A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク、位相シフトマスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2017167512A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 エスアンドエス テック カンパニー リミテッド 位相反転ブランクマスク及びフォトマスク

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101579848B1 (ko) * 2014-08-29 2015-12-23 주식회사 에스앤에스텍 위상 반전 블랭크 마스크 및 포토마스크
KR102349244B1 (ko) * 2014-12-10 2022-01-10 삼성디스플레이 주식회사 위상 반전 마스크, 이의 제조 방법 및 미세 패턴 형성 방법
TWI584055B (zh) * 2015-03-27 2017-05-21 S&S技術股份有限公司 相移式空白掩膜及相移式光掩膜
KR101617727B1 (ko) * 2015-07-24 2016-05-03 주식회사 에스앤에스텍 블랭크 마스크 및 이를 이용한 포토마스크
JP2019066454A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ、センサモジュール
JP6793103B2 (ja) 2017-09-29 2020-12-02 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ
JP2019066453A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ
JP2019066312A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ
JP6998181B2 (ja) * 2017-11-14 2022-02-04 アルバック成膜株式会社 マスクブランク、位相シフトマスクおよびその製造方法
JP2019113411A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ、センサモジュール
JP2019184344A (ja) 2018-04-05 2019-10-24 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ及びその製造方法
WO2020085247A1 (ja) 2018-10-23 2020-04-30 ミネベアミツミ株式会社 アクセルペダル、ステアリング、6軸センサ、エンジン、バンパー等

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005347A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 位相シフトマスクブランク及びその製造方法
JP2006195202A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランクの製造方法
JP2006276648A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hoya Corp 位相シフトマスクブランク及び位相シフトマスクの製造方法
JP2008116570A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Hoya Corp 位相シフトマスクブランクの製造方法及び位相シフトマスクの製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201842A (ja) * 1999-11-09 2001-07-27 Ulvac Seimaku Kk 位相シフトフォトマスクブランクス及び位相シフトフォトマスク並びに半導体装置の製造方法
US20020197509A1 (en) * 2001-04-19 2002-12-26 Carcia Peter Francis Ion-beam deposition process for manufacturing multi-layered attenuated phase shift photomask blanks
US7329474B2 (en) * 2003-03-31 2008-02-12 Shin-Estu Chemical Co., Ltd. Photomask blank, photomask, and method of manufacture
US7344806B2 (en) * 2003-03-31 2008-03-18 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method of producing phase shift mask blank, method of producing phase shift mask, phase shift mask blank, and phase shift mask
JP5165833B2 (ja) * 2005-02-04 2013-03-21 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスク、およびフォトマスクブランクの製造方法
JP4509050B2 (ja) * 2006-03-10 2010-07-21 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク及びフォトマスク
KR101152618B1 (ko) 2010-02-12 2012-06-05 주식회사 에스앤에스텍 하프톤형 위상반전 블랭크 마스크, 하프톤형 위상반전 포토 마스크 및 그의 제조 방법
US8435704B2 (en) 2010-03-30 2013-05-07 Hoya Corporation Mask blank, transfer mask, and methods of manufacturing the same

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005347A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 位相シフトマスクブランク及びその製造方法
JP2006195202A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランクの製造方法
JP2006276648A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hoya Corp 位相シフトマスクブランク及び位相シフトマスクの製造方法
JP2008116570A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Hoya Corp 位相シフトマスクブランクの製造方法及び位相シフトマスクの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5940755B1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-29 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク、位相シフトマスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
WO2016103843A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク、位相シフトマスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
US10146123B2 (en) 2014-12-26 2018-12-04 Hoya Corporation Mask blank, phase shift mask, method for manufacturing phase shift mask, and method for manufacturing semiconductor device
US10551734B2 (en) 2014-12-26 2020-02-04 Hoya Corporation Mask blank, phase shift mask, method for manufacturing phase shift mask, and method for manufacturing semiconductor device
JP2017021312A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク、位相シフトマスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2017167512A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 エスアンドエス テック カンパニー リミテッド 位相反転ブランクマスク及びフォトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
TW201344340A (zh) 2013-11-01
US9256119B2 (en) 2016-02-09
JP5670502B2 (ja) 2015-02-18
CN103376641B (zh) 2016-08-03
US20130288165A1 (en) 2013-10-31
CN103376641A (zh) 2013-10-30
TWI567481B (zh) 2017-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5670502B2 (ja) 位相反転ブランクマスク及びその製造方法
TWI671585B (zh) 相移空白罩幕以及相移光罩
KR101709381B1 (ko) 하프톤 위상 시프트형 포토마스크 블랭크, 하프톤 위상 시프트형 포토마스크 및 패턴 노광 방법
KR101165240B1 (ko) 하프톤형 위상 쉬프트 마스크 블랭크, 하프톤형 위상 쉬프트 마스크 및 패턴 전사 방법
KR101899202B1 (ko) 하프톤 위상 시프트 마스크 블랭크, 하프톤 위상 시프트 마스크 및 패턴 노광 방법
JP2014010454A (ja) ブランクマスク及びこれを用いるフォトマスクの製造方法
TW202041964A (zh) 反射型遮罩基底、反射型遮罩以及半導體裝置之製造方法
JP2018194829A (ja) 位相反転ブランクマスク及びフォトマスク
JP2013088814A (ja) ブランクマスク及びこれを用いたフォトマスク
KR101439879B1 (ko) 위상반전 블랭크 마스크 및 그의 제조 방법
TW201040659A (en) Photomask making method, photomask blank and dry etching method
JP2015072471A (ja) ブランクマスク及びフォトマスク
WO2020184473A1 (ja) 反射型マスクブランク、反射型マスク及びその製造方法、並びに半導体装置の製造方法
KR20110059510A (ko) 블랭크 마스크, 포토마스크 및 그의 제조 방법
TWI833025B (zh) 反射型遮罩基底、反射型遮罩、以及反射型遮罩及半導體裝置之製造方法
KR101323578B1 (ko) 포토마스크 블랭크, 바이너리 포토마스크 및 위상반전 포토마스크
JP2018063441A (ja) ハーフトーン位相シフト型フォトマスクブランク、ハーフトーン位相シフト型フォトマスク及びパターン露光方法
KR20190129680A (ko) 위상반전 블랭크 마스크 및 그의 제조 방법
KR20210147313A (ko) 위상반전 블랭크마스크 및 포토마스크
TW202340844A (zh) 光罩坯料、光罩的製造方法及光罩
TW202113102A (zh) 反射型遮罩基底、反射型遮罩、以及反射型遮罩及半導體裝置之製造方法
KR20080042980A (ko) 하프톤형 위상반전 블랭크 마스크

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5670502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250