JP2013229985A - アクチュエータ装置、試験装置、および試験方法 - Google Patents

アクチュエータ装置、試験装置、および試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御電圧の個別の調整を不要とするアクチュエータ装置。
【解決手段】一端に駆動電圧、多端に基準電位が印加されて駆動するアクチュエータと、アクチュエータの一端に接続され、アクチュエータの動作速度を設定する第1設定部と、アクチュエータの一端と基準電位との間に設けられ、アクチュエータの駆動電圧を設定する第2設定部とを備えるアクチュエータ装置を提供する。アクチュエータ装置は、外部から制御電圧が印加される入力端子を更に備え、第1設定部は、入力端子とアクチュエータの一端との間に接続される第1の抵抗素子を有してよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクチュエータ装置、試験装置、および試験方法に関する。
従来、圧電膜を有するアクチュエータ等の電圧駆動デバイスは、外部から印加される制御電圧に応じて動作していた(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1 特開2010−4104号公報
特許文献2 特開2011−187680号公報
特許文献3 特開2002−4924号公報
しかしながら、可動部を有するアクチュエータ等のデバイスは、可動部を予め定められた配置に再現性よく正確に製造することが困難であり、複数製造するとそれぞれ個別の初期変位量を有して形成されてしまう。したがって、このようなアクチュエータは、位置を制御する制御電圧を個別に調整しなければならなかった。
本発明の第1の態様においては、一端に駆動電圧、多端に基準電位が印加されて駆動するアクチュエータと、アクチュエータの一端に接続され、アクチュエータの動作速度を設定する第1設定部と、アクチュエータの一端と基準電位との間に設けられ、アクチュエータの駆動電圧を設定する第2設定部とを備えるアクチュエータ装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、アクチュエータを試験する試験装置であって、アクチュエータに接続され、アクチュエータの駆動電圧と第1、第2接点間の電気的接続との対応関係を測定する測定部と、対応関係に応じて第2設定部の回路を決定する決定部とを備える試験装置および試験方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るアクチュエータ装置10の側面図を示す。 本実施形態に係るアクチュエータ100の内部構成例を示す。 本実施形態に係る制御部300の構成例をアクチュエータ100と共に示す。 本実施形態に係る制御部300の変形例をアクチュエータ100と共に示す。 本実施形態に係るアクチュエータ100を製造する製造フローの一例を示す。 本実施形態に係る台座部140となる基板上に保護膜152を形成した段階の断面を示す。 本実施形態に係る保護膜152上に支持層150、電極層162、圧電膜136、および電極層164を形成した段階の断面を示す。 本実施形態に係る電極層162、圧電膜136、および電極層164を加工した段階の断面を示す。 本実施形態に係る電極層164上に保護膜152を形成した段階の断面を示す。 本実施形態に係る支持層150および保護膜152を加工した段階の上面図を示す。 本実施形態に係る第2接点部132を突出部156上に形成した段階の断面を示す。 本実施形態に係る基板を加工して、台座部140を形成した段階の断面を示す。 本実施形態に係る基板を加工して、台座部140を形成した段階の下面図を示す。 本実施形態に係る台座部140と、基体下部110とを接続した段階の断面を示す。 本実施形態に係る台座部140と、基体上部170とを接続した段階の断面を示す。 本実施形態に係る試験装置400の構成例をアクチュエータ100と共に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るアクチュエータ装置10の側面図を示す。アクチュエータ装置10は、予め定められた制御電圧を用いて、アクチュエータ100を安定に駆動する。ここで、本例のアクチュエータ装置10は、制御電圧に応じて電気的な接続および切断を切り換えるスイッチ装置を構成する例を説明する。アクチュエータ装置10は、アクチュエータ100と、搭載基板200と、制御部300とを備える。
アクチュエータ100は、基体下部に設けられた固定接点である第1接点122と、可動接点である第2接点134とを接触または離間させることにより、固定接点および可動接点間の電気的導通または非導通を切り換える。アクチュエータ100は、パッケージ等に密封されて形成される装置であってよい。アクチュエータ100は、基体下部110と、本体部130と、台座部140と、基体上部170とを備える。
基体下部110は、一方の面に第1接点部120が設けられ、一方の面とは反対側の他方の面に、外部と電気信号および電源等を授受する配線部114を有する。基体下部110は、ガラス基板等の絶縁体であってよく、これに代えてシリコン等の半導体基板等であってよい。また、基体下部110は、ビア112を有する。
ビア112は、基体下部110を貫通した貫通孔に金属が被覆されて形成され、一方の面に形成される電気配線と他方の面に形成される電気配線とを電気的に接続する。一例として、ビア112は、第1接点部120と他方の面に形成された配線部114とを電気的に接続する。また、ビア112は、一例として、導電性材料等が充填され、基体下部110の上面と下面の密閉性を保つように形成される。ビア112は、例えば、基体下部110に設けられる第1接点122の数および本体部130に供給する電気信号および電源等の数に応じて、基体下部110に複数設けられる。
配線部114は、アクチュエータ100を通過させる信号、本体部130に供給する電気信号、または電源電圧等を伝送する。配線部114は、少なくとも1つのビア112に対して信号を送信または受信させるべく、基体下部110の一方の面または他方の面に設けられる導電性の配線パターンであってよい。これに代えて、配線部114は、基体上部170の一方の面または他方の面に設けられてもよい。配線部114は、ランド、コネクタ、および/またはアンテナ等を含み、外部からアクチュエータ100に通過させる信号を送受信してよい。
第1接点部120は、第1接点122が設けられる。第1接点部120は、例えば、複数設けられる。第1接点122は、一例として、突部のない平面状のパッドである。第1接点部120は、例えば、アルミニウム、タングステン、パラジウム、ロジウム、金、白金、ルテニウム、インジウム、イリジウム、オスミウム、モリブデン、および/またはニッケルを含む。ここで、第1接点部120は、これらの材料を含む2以上の材料の合金であってよい。
本体部130は、第2接点134を有し、第2接点134を移動させて第1接点122と接触または離間させる。本体部130は、例えば、ゾルゲル法およびCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法等を用いる半導体製造装置等によって成膜される。本体部130は、第2接点部132と、圧電膜136と、支持層150と、保護膜152と、突出部156と、圧電膜136の電極層162および電極層164とを有する。
第2接点部132には、第2接点134が設けられる。第2接点部132は、一例として、第1接点部120と同様の金属を含む。第2接点134は、第1接点122に面で接触するように、突部のない平面であってよく、これに代えて、突部を有する形状であってもよい。
第2接点134は、第1接点122の破壊または劣化を防ぐように、半球状の形状であってよく、これに代えて先端を丸めた針状の形状であってもよい。一例として、第2接点134は、第1接点122と接触して伝送線路を形成する場合に、伝送する信号の周波数に応じた伝送線路幅等を形成するように、予め定められた形状で設けられてよい。
圧電膜136は、支持層150上に形成され、電極層162と電極層164の間に印加される駆動電圧に応じて伸縮する。第1圧電膜136は、駆動電圧を印加された場合に、本体部130の長さ方向に伸縮して、第1接点122と第2接点134との距離が変化する方向に本体部130を湾曲させるように配される。
圧電膜136は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO)のウルツ鉱型の結晶、またはチタン酸バリウム(BTO)等のペロブスカイト系強誘電体等により形成される。圧電膜136の膜厚は、一例として、0.1μm〜5μmの範囲で形成される。ここで、圧電膜136としてPZTを成膜する場合、チタン酸鉛(PT)を成膜してからPZTを成膜することが好ましい。これによって、PZTは、結晶性良く成膜することができる。
支持層150は、圧電膜136の一方の面側に設けられる。支持層150は、力の印加によって変形する弾性を有し、圧電膜136が伸縮して力を印加することによって、湾曲される。また、支持層150は、本体部130が撓みすぎるのを抑制する剛性を有し、圧電膜136の電界の印加が停止すると、本体部130は初期位置に戻る。
支持層150は、圧電膜136が形成される場合に、当該圧電膜と共に焼成温度に加熱される。即ち、圧電膜136は、圧電膜136の焼成温度に加熱されて、支持層150の一方の面に形成され、支持層150は、圧電膜136と共に焼成温度に加熱される。そこで支持層150は、圧電膜136の焼成温度に加熱しても破壊されない材質で形成される。圧電膜136をPZT等で形成する場合、焼成温度は、略700℃以上に達する場合もある。したがって、支持層150は、圧電膜136の焼成温度に加熱しても、割れ、欠け、またはヒビ等の物理的な破壊が生じない材質で形成することが望ましい。
また、支持層150は、圧電膜136の焼成温度に加熱しても圧電膜または電極層と化学反応を生じ難い材質で形成されることが望ましい。支持層150は、圧電膜の焼成温度の加熱によって、圧電膜または電極層と化合物を形成して、割れ、欠け、またはヒビ等の物理的な破壊が生じない材質で形成することが望ましい。また、この場合、支持層150は、圧電膜の焼成温度の加熱によって、圧電膜136の圧電定数等の膜特性を劣化させない材質で形成することが望ましい。
支持層150は、例えば、絶縁材料で形成される。支持層150は、絶縁層で形成されることで、例えば700℃程度の圧電膜の焼成温度に耐え、金属膜よりも安価なCVD等の製造方法により短時間で形成することができる。
支持層150は、例えば、酸化シリコン(SiO)または窒化シリコン(SiN)を含む。これに代えて、支持層150は、アルミニウム、金、白金等の導電体、ガラス等の絶縁体、またはシリコン等の半導体を用いてもよい。ここで、支持層150の膜厚は、一例として、0.1μm〜50μmの範囲で形成される。
保護膜152は、絶縁材料で形成され、圧電膜136における支持層150とは反対側から圧電膜136の少なくとも一部を覆い、かつ、圧電膜136の端部の少なくとも一部において支持層150と接する。保護膜152および支持層150は、例えば、圧電膜136、電極層162および電極層164が露出しないように各層を覆うように形成される。また、保護膜152および支持層150は、電極層162および電極層164がそれぞれ配線部114と接続される接続部を露出させて形成されてもよい。
保護膜152および支持層150は、圧電膜136、電極層162、および電極層164の一部を覆って形成されてもよい。例えば、保護膜152および支持層150は、各層の側部を覆う。即ち、保護膜152および支持層150は、本体部130の側部を覆う。
保護膜152は、酸化シリコンまたは窒化シリコン(SiN)で形成されてよい。保護膜152は、支持層150と同種の絶縁材料で形成されてよく、望ましくは、支持層150と略同一の絶縁材料で形成される。即ち、保護膜152は、支持層150と同様に、弾性および剛性を有し、支持層150と密着性よく、強く結合して形成される。なお、本実施例において、保護膜152は、支持層150と同一の絶縁材料で形成される例を示し、図中においてはこれらの境界を示していない。
略同一の弾性および剛性を有する保護膜152および支持層150は、圧電膜136、電極層162、および電極層164を包み込むので、本体部130を製造する過程または本体部130を湾曲させる場合において、各層の割れ、欠け、またはヒビ等の物理的な破壊を防ぐことができる。また、保護膜152は、剛性を有するので、本体部130の剛性を高めることができる。
また、保護膜152は、支持層150と略同一の材料で形成されるので、支持層150と略同一の剛性および弾性を持つことができる。したがって、保護膜152は、本体部130が変位した場合に、本体部130内部の剛性および弾性の不一致に起因する応力の発生を抑えることができる。
これによって、本体部130は、接点同士の凝着を防ぐことができる。また、保護膜152および支持層150は、圧電膜136、電極層162、および電極層164を外部へ露出させないので、これらの層を酸化等から防ぐこともできる。
電極層162は、圧電膜136の一方の面に設けられ、電極層164は、圧電膜136の他方の面に設けられる。電極層162および電極層164は、一例として、略同一の形状および略同一の材質で形成され、圧電膜136に駆動電圧を印加する。駆動電圧は、一例として、正または負の予め定められた電圧である。
電極層162および電極層164は、一例として、本体部130の長さ方向Lに延伸する平板形状を有する。電極層162および電極層164は、アルミニウム、金、白金、銅、インジウム、タングステン、モリブデン、ルテニウム、イリジウム等の低抵抗で加工が容易な金属であってよく、これに代えて、ルテニウムオキサイド(RuO)、イリジウムオキサイド(IrO)等の酸化物電極、セラミック電極、または、シリコン等の半導体であってもよい。
電極層162および電極層164は、例えば、厚さ方向Hの厚さが0.2μmの白金である。このように、電極材料として白金を成膜する場合、チタン、タンタル、クロム等を成膜してから白金を成膜することが望ましい。また、電極材料としてシリコンを用いる場合には、不純物を高濃度にドープしたシリコンを用いることが好ましい。
突出部156は、本体部130の可動端である先端部において、圧電膜136が設けられていない支持層150の一部分である。第2接点部132は、一例として、突出部156の第1接点部120側の面上に設けられる。これによって、第2接点134は、電極層162、および電極層164と離間された位置に形成することができ、それぞれの電極層に供給される電気信号の影響を低減させることができる。
台座部140は、基体下部110上に設けられ、一部が本体部130の一端を固定して本体部130の固定端となる。台座部140と基体下部110とが接合されることにより、第1接点122と第2接点134との間の距離は、本体部130の最大変位量と同等もしくはそれ以下となる。ここで、基体下部110は、一例として、本体部130を収容する凹部が形成され、当該凹部の深さは、第1接点122と第2接点134との間の距離を調節する。
ここで、本体部130の最大変位量とは、例えば、圧電膜136に印加できる最大の駆動電圧を印加した場合における、本体部130の変位量を意味する。台座部140は、一例として、半導体材料をエッチングすることで形成される。例えば、台座部140は、シリコン基板から形成される。この場合、台座部140は、基体下部110と陽極接合によって接合されてよい。
このように、本体部130は、長さ方向Lの一方の端部で台座部140に支持される。圧電膜136に電圧を印加すると、本体部130において台座部140に支持されていない第2接点部132側の端部は、厚さ方向に屈曲する(図中、下向きに変位する)、若しくは、反り返る(図中、上向きに変位する)ことができる。
基体上部170は、台座部140上に設けられ、基体下部110および台座部140で形成されるアクチュエータ100のパッケージの蓋部となる。ここで、当該パッケージは、一例として、本体部130を収容する密封パッケージとして形成される。基体上部170は、例えば、ガラス等で形成される基板である。この場合、基体上部170は、台座部140と陽極接合によって接合される。これに代えて、基体上部170は、半導体材料等で形成されてもよい。
本実施例において、台座部140は、本体部130を基体上部170に固定することを説明した。これに代えて、台座部140は、基体下部110と本体部130の間に形成されて、本体部130を基体下部110に固定してもよい。この場合、台座部140の厚みは、本体部130の最大変位量と同等もしくはそれ以下に形成される。
搭載基板200は、アクチュエータ100が搭載される。また、搭載基板200は、アクチュエータ100を通過させる信号、本体部130に供給する電気信号、または電源電圧等を伝送する電気配線が形成される。搭載基板200は、このような電気配線がアクチュエータ100を搭載する一方の面または他方の面に形成されてよく、これに代えて、両方の面に形成されてもよい。また、搭載基板200は、多層構造を有し、電気配線が基板内部に形成されてもよい。
搭載基板200は、例えば、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ材料、テフロン(登録商標)材料、またはセラミック材料等の絶縁材料で形成される。搭載基板200は、一例として、接続部210を介してアクチュエータ100と電気的に接続される。図中において、接続部210は、リフロー等によって形成される半田である。
この場合、アクチュエータ100の搭載基板200側の面には、BGA(Ball Grid Array)またはLGA(Land Grid Array)等の電極が形成される。これに代えて、搭載基板200は、ワイヤ・ボンディング、リード線、またはコネクタ等を介してアクチュエータ100と電気的に接続されてもよい。
また、搭載基板200は、制御部300を搭載する。制御部300は、搭載基板200に形成された電気配線に接続されて、アクチュエータ100に制御電圧を供給して制御する。制御部300は、一例として、第1接点122と第2接点134とを接触させてアクチュエータ100をON状態にする場合に、圧電膜136に駆動電圧を供給して圧電膜を縮める。また、制御部300は、第1接点122と第2接点134とを離間させてアクチュエータ100をOFF状態にする場合に、圧電膜136への駆動電圧の供給を停止する。制御部300については後に詳細を説明する。
図2は、本実施形態に係るアクチュエータ100の内部構成例を示す。本図において、図1に示された本実施形態に係るアクチュエータ100の動作と同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。アクチュエータ100は、2つの第1接点部120が基体下部110に設けられ、2つの第1接点122と1つの第2接点134とを接触/離間する。これにより、アクチュエータ100は、第2接点134を介して第1接点122aと第1接点122bとの間の電気的導通/非導通を切り換える。
ここで、配線部114は、例えば、第1接点部120が設けられた基体下部110の一方の面とは反対側の他方の面に形成され、ビア112によって2つの第1接点部120とそれぞれ接続される。これに代えて、配線部114は、基体下部110の一方および他方の面に形成され、一方の面に形成された配線部114は、2つの第1接点部120とそれぞれ接続され、ビア112によって他方の面に形成された配線部114とそれぞれ接続されてもよい。
また、配線部114は、対応するグランド配線を有し、コプレーナ線路を構成してもよい。また、配線部114は、対応するグランド配線を有し、マイクロストリップ線路を構成してもよい。配線部114は、一例として、外部からの電気信号を第1接点122aへと伝送し、アクチュエータ100がONの場合に当該電気信号を第1接点122bから外部へと伝送してよい。
これに代えて、アクチュエータ100は、基体下部110に1つの第1接点部120を有し、本体部130に外部からの電気信号を第2接点134へと伝送する配線を有してもよい。この場合、当該配線は、第1接点部120とは異なる位置に設けられた基体下部110の一方の面に形成された配線部114に接続され、外部と電気信号を授受する。当該配線は、一例として、アクチュエータ100がONの場合に、外部からの電気信号を第1接点122に受け渡し、第1接点部120に接続された配線部114を介して外部へと伝送する。
本実施例において、本体部130は、圧電膜を1つ有するユニモルフ構造について説明したが、これに代えて、本体部130は、圧電膜を2つ有するバイモルフ構造であってもよい。この場合、例えば、本体部130は、当該2つの圧電膜が支持層150の一方および他方の面にそれぞれ設けられ、それぞれの圧電膜に電界を印加する電極がそれぞれ設けられる。これに代えて、本体部130は、支持層150を備えずに、1つの共通電極の一方および他方の面に当該2つの圧電膜が設けられ、それぞれの圧電膜に電界を印加する電極がそれぞれ設けられてもよい。
また、本実施例において、第2接点部132は、突出部156に設けられることを説明したが、これに代えて、第2接点部132は、基体下部110に対抗する保護膜152上の可動端側に設けられてもよい。この場合、本体部130は、突出部156は無くてもよい。
また、本実施例において、アクチュエータ100は、圧電膜の伸縮によって第2接点を移動させて第1接点と接触または離間させるスイッチであることを説明したが、これに代えて、駆動部を有するアクチュエータであってよい。また、アクチュエータは、圧電駆動型アクチュエータに代えて、平行平板電極に電界を印加して静電引力に応じて駆動させる静電駆動型アクチュエータであってもよい。
ここで、本体部130は、製造の過程において発生する内部応力等によって、そりが生じる場合がある。内部応力は、本体部130の製造方法、本体部130の層構造、および材質等によって本体部130の内部において様々な力の大きさを持って様々な方向に向く。即ち、本体部130のそりの方向は、様々な内部応力が発生した結果として生じるので、第2接点部132側の端部が、本体部130の厚さ方向Hにおいて、いずれの方向にどのくらいの量発生するのかは製造する毎に異なる場合があった。
このように、本体部130は、初期変位量を一定に製造することが困難であるので、一定の駆動電圧で本体部130を駆動させると、初期変位量に応じた距離を移動することになる。即ち、アクチュエータ100は、第1接点122および第2接点134を電気的に接続できない場合、または、第1接点122および第2接点134を強く押しつけることにより電極に損傷等のダメージを与えてしまう場合を生じさせてしまう。
そこで、アクチュエータ100は、初期変位量に応じて駆動電圧を変えて制御する複雑な制御方法が必要であった。また、このような制御方法においては、一例として、接点間の距離が離れる方向に初期変位量が発生した場合、駆動電圧をより大きくして本体部130の可動範囲を大きくするが、駆動電圧を大きくすることによって加速度も増加してしまうので、接点同士を物理的に接触させる衝撃を増加させて損傷等のダメージを与えてしまう。そこで、本実施例のアクチュエータ装置10は、アクチュエータ100の動作速度および駆動電圧を設定する設定部を備えて、当該アクチュエータ100を制御する。
図3は、本実施形態に係る制御部300の構成例をアクチュエータ100と共に示す。アクチュエータ100は、一端に駆動電圧、多端に基準電位が印加されて駆動する。図中には、基準電位を0Vとした例を示す。ここで、アクチュエータ100は、駆動電圧が印加される電極部分は等価回路として容量成分と見なされるので、図中において当該部分を容量素子として示す。制御部300は、第1設定部310と、第2設定部320と、電源部330とを有する。
第1設定部310は、アクチュエータ100の一端に接続され、アクチュエータの動作速度を設定する。本実施例において、第1設定部310の他端は電源部330に接続される。ここで、制御電圧を印加する電源部330から見ると、入力端子305は外部から制御電圧が印加され、第1設定部310は、当該入力端子305とアクチュエータ100の一端との間に接続される。
また、第1設定部310は、一例として、入力端子305とアクチュエータ100の一端との間に接続される第1の抵抗素子を有する。第1の抵抗素子は、アクチュエータ100の容量成分と微分回路を形成して、入力端子305から入力される制御電圧の時間的な立ち上がりを緩和させる。即ち、第1の抵抗素子は、抵抗値を調節することで、当該抵抗値に応じて時間的な立ち上がりを緩和させた駆動電圧をアクチュエータ100に供給し、当該アクチュエータ100の動作速度を設定することができる。
ここで、第1の抵抗素子は、例えば、アクチュエータ100の動作速度に応じて抵抗値が定められる。これに代えて、第1の抵抗素子は、アクチュエータ100の初期変位量に応じた抵抗値が定められてもよい。例えば、アクチュエータ100の初期変位量に応じて印加すべき駆動電圧は定められるので、第1の抵抗素子は、当該駆動電圧に応じた緩和時間を与える微分回路を形成する抵抗値が定められる。
ここで、第1設定部310は、例えば、複数の抵抗素子を有し、アクチュエータ100の動作速度に応じて選択された抵抗素子を、第1の抵抗素子とする。これによって、第1設定部310は、一例として、予め定められた複数の抵抗素子と、回路配線とを有し、アクチュエータ100の動作速度に応じて選択される抵抗素子の接続を残し、他の回路配線の接続を切断することで、第1の抵抗素子を定めることができる。
これに代えて、第1設定部310は、予め定められた形状の抵抗素子を有し、トリミングにより当該抵抗素子の抵抗値が調整されてもよい。例えば、抵抗素子は、レーザ光を照射して加工するレーザトリミングによって抵抗値が調整される。これに代えて、抵抗素子は、電解液中で陽極酸化されて酸化膜の膜圧を調整する陽極化成トリミングによって抵抗値が調整されてもよい。また、第1設定部310は、予め複数の抵抗素子を有し、アクチュエータ100の動作速度に応じて選択された抵抗素子がトリミングによって更に調整されてもよい。
第2設定部320は、アクチュエータ100の一端と基準電位との間に設けられ、アクチュエータ100の駆動電圧を設定する。本実施例において、第2設定部320は、第1設定部310の一端と接続される。また、本例の第2設定部320は、アクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続される第2の抵抗素子を有する。これによって、第1および第2の抵抗素子は、入力端子305に印加される制御電圧を分圧し、第2の抵抗素子に分圧される電圧を駆動電圧としてアクチュエータ100に供給する。
即ち、第2の抵抗素子は、抵抗値を調節することで、当該抵抗値に応じた駆動電圧をアクチュエータ100に供給することができる。これによって、第2設定部320は、電源部330からの制御電圧が一定電圧であっても、アクチュエータ100の初期変位量に応じた駆動電圧を設定して当該アクチュエータ100に供給することができる。
ここで、第2設定部320は、例えば、複数の抵抗素子を有し、アクチュエータ100の初期変位量に応じて選択された抵抗をアクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続される第2の抵抗素子とする。これによって、第2設定部320は、一例として、予め定められた複数の抵抗と、回路配線とを有し、アクチュエータ100の初期変位量に応じて選択される抵抗素子の接続を残し、他の回路配線の接続を切断することで、第2の抵抗素子を定めることができる。
これに代えて、第2設定部320は、予め定められた形状の抵抗素子を有し、トリミングにより当該抵抗素子の抵抗値が調整されてもよい。また、第2設定部320は、予め複数の抵抗素子を有し、アクチュエータ100の初期変位量に応じて選択された抵抗素子がトリミングによって更に調整されてもよい。以上の本実施例における第1設定部310および/または第2設定部320が有する抵抗素子は、予め定められた抵抗値を有する固定抵抗素子であってよく、これに代えて、抵抗値が可変の可変抵抗であってもよい。
電源部330は、アクチュエータ100の駆動電圧以上の電圧を制御電圧として供給する。以上の本実施形態の第1設定部310は、アクチュエータ100の動作速度に応じて立ち上がり時間を緩和させた駆動電圧を設定することができ、第2設定部320は、アクチュエータ100の初期変位量に応じた駆動電圧を設定することができるので、アクチュエータ100が製造段階でばらつきのある初期変位量を有していても、電源部330は、予め定められた一定電圧を供給することができる。
本実施例において、制御部300は、電源部330を備えることを説明したが、これに代えて、制御部300は、電源部330を備えずに、外部から制御電圧が入力端子305に入力される回路であってもよい。この場合、制御部300は、アクチュエータ100のON/OFFを切り換える制御電圧を予め定められた電圧にすることができる。
図4は、本実施形態に係る制御部300の変形例をアクチュエータ100と共に示す。本変形例の制御部300において、図3に示された本実施形態に係る制御部300の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。
本例の第1設定部310は、アクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続される。また、第1設定部310は、入力端子305と基準電位との間に接続される。また、第1設定部310は、一例として、アクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続される容量素子を有する。
本変形例の制御部300は、容量素子がアクチュエータ100に並列に接続されるので、当該容量素子が充電されるまで、入力端子305から供給される制御電圧の時間的な立ち上がりが緩和される。即ち、容量素子は、容量値を調節することで、当該容量値に応じて時間的な立ち上がり緩和させた駆動電圧をアクチュエータ100に供給し、当該アクチュエータ100の動作速度を設定することができる。
ここで、容量素子は、第1の抵抗素子と同様に、例えば、アクチュエータ100の動作速度に応じて容量値が定められる。これに代えて、容量素子は、アクチュエータ100の初期変位量に応じた容量値が定められてもよい。
ここで、第1設定部310は、例えば、複数の容量素子を有し、アクチュエータ100の動作速度に応じて選択された容量素子をアクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続する。これによって、第1設定部310は、一例として、予め定められた複数の容量素子と、回路配線とを有し、アクチュエータ100の動作速度に応じて選択される容量素子の接続を残し、他の回路配線の接続を切断することで、選択した容量素子をアクチュエータ100の一端と基準電位との間に接続することができる。
本変形例の制御部300は、第2設定部320に抵抗素子を有する。ここで、第2設定部320は、アクチュエータ100の駆動電圧を設定する場合は、一例として、入力端子305と抵抗素子との間に更に抵抗素子を有する。この場合、第1設定部310は、2つ抵抗素子の間に接続される。これによって、第2設定部320は、入力端子305から入力される制御電圧を2つの抵抗素子で分圧して、アクチュエータ100の初期変位量に応じた駆動電圧を設定してアクチュエータ100に供給することができる。
以上の本実施形態に係るアクチュエータ装置10は、第1設定部310および第2設定部320を有する制御部300を、搭載基板200に搭載することを説明した。これに代えて、第1設定部310および/または第2設定部320は、アクチュエータ100に設けられてもよい。第1設定部310および第2設定部320は、抵抗素子または容量素子等の部品で構成できるので、アクチュエータ100のパッケージ内に収容することができる。
これに代えて、第1設定部310および/または第2設定部320は、アクチュエータ100のパッケージの外側に実装されてもよい。また、第1設定部310および第2設定部320のいずれか一方がアクチュエータ100のパッケージに実装される場合、第1設定部310および第2設定部320の他方は、搭載基板200に設けられる。
以上の本実施形態に係るアクチュエータ装置10は、アクチュエータ100のばらついた初期変位量に応じた駆動電圧を、当該アクチュエータ100に供給することを説明した。これに代えて、アクチュエータ装置10は、予め定められた方向に初期変位量を有するアクチュエータ100を搭載し、初期変位量に応じた駆動電圧を当該アクチュエータ100に供給してもよい。
ここで、アクチュエータ100は、圧電膜の内部応力を予め定められた方向を向いて形成されると、当該内部応力によってアクチュエータ100が予め定められた方向に初期変位する。例えば、アクチュエータ100を、第1接点122と第2接点134とが近づく方向に初期変位させて形成することができる。
この場合、電源部330は、アクチュエータの初期変位量がゼロで形成された場合に、第1接点と第2接点とを電気的に接続させる駆動電圧程度の電圧を制御電圧として供給することができる。即ち、電源部330は、第1接点122と第2接点134とが離れる方向に初期変位する場合を考慮しなくてもよいので、アクチュエータ100をONにする制御電圧を下げることができる。
図5は、本実施形態に係るアクチュエータ100を製造する製造フローの一例を示す。また、図6から図16は、本実施形態に係るアクチュエータ100が形成される過程におけるアクチュエータ100の断面図または上面図を示す。
まず、台座部140となる基板上に、絶縁材料で保護膜152を形成する(S300)。本実施例において、基板はシリコン基板であり、保護膜152は酸化シリコンである。保護膜152は、例えば、CVD法等で形成される。一例として、酸化シリコンの保護膜152は、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を原料として、酸素またはオゾンと反応することで形成される。図6は、本実施形態に係る台座部140となる基板上に保護膜152を形成した段階の断面を示す。
次に、保護膜152上に支持層150を形成する(S310)。本実施例において、支持層150は、酸化シリコンで形成される。支持層150は、一例として、保護膜152と同様にCVD法で形成される。支持層150および保護膜152は、同一の材料で形成されるので、図中においてこれらの境界は示していない。また、支持層150および保護膜152は、同一の材料および同一の方法で形成する場合、保護膜152を形成するステップS300は省略してもよい。
次に、支持層150上に、電極層162、圧電膜136、および電極層164を形成する(S320)。電極層162は、保護膜152上に導電性材料で成膜される。圧電膜136は、電極層162上にゾルゲル材料を塗布してアニールするゾルゲル法によって、電極層162上に成膜される。ここで、ゾルゲル材料は、一例として、PZTゾルゲル液を含む。
本実施例において、圧電膜136は、PZTゾルゲル液を塗布して形成されるPZT膜である。電極層164は、圧電膜136上に導電性材料で成膜される。電極層162および電極層164を形成する導電性材料は、一例として、白金(Pt)を含む。第1電極層162および第2電極層164は、例えば、蒸着またはスパッタによって形成される。図7は、本実施形態に係る保護膜152上に支持層150、電極層162、圧電膜136、および電極層164を形成した段階の断面を示す。ここで、電極層164は、フォトリソグラフィによって、圧電膜136上に予め定められた形状で形成された例を示す。
次に、電極層162、圧電膜136、および電極層164を加工する(S330)。電極層162、第1圧電膜136、および電極層164は、表面形状をエッチング等によって加工される。ここで、支持層150は、一例として、エッチングストップ層として用いられる。ここで、電極層164が予め定められた形状で形成されている場合は、電極層162および圧電膜136を加工して、電極層164と略同一の形状に加工する。
図8は、本実施形態に係る電極層162、圧電膜136、および電極層164を加工した段階の断面を示す。ここで、圧電膜136および電極層164は、一例として、電極層162が有する後に配線部114と接続される接続部を、基板とは反対側の上面方向に露出するように形成される。
次に、電極層164上に絶縁材料で保護膜152を形成する(S340)。本実施例において、保護膜152は、酸化シリコンであり、支持層150と共に、電極層162、圧電膜136、および電極層164を覆って形成される。保護膜152は、一例として、支持層150と同様に、CVD法で形成される。保護膜152および支持層150は、同一の材料で形成されるので、両者で形成される酸化シリコン層の内部に、電極層162、圧電膜136、および電極層164が配置されるように形成される。図9は、本実施形態に係る電極層164上に保護膜152を形成した段階の断面を示す。
次に、支持層150および保護膜152を加工する。ここで、支持層150および保護膜152は、圧電膜136、電極層162、および電極層164を覆ったまま、本体部130の形状に加工される。
また、支持層150および保護膜152は、本体部130の可動端である先端部において、圧電膜136が設けられていない突出部156を残して形成される。支持層150および保護膜152は、エッチングによって形成されてよい。
図10は、本実施形態に係る支持層150および保護膜152を加工した段階の上面図を示す。本図において、複数の電極層および圧電膜で形成された1つの本体部130が、基板上に形成されている例を示す。本段階において、支持層150および保護膜152は、本体部130の表面形状に加工されているので、基板上の一部は、台座部140となる基板が露出している。また、電極層162および電極層164の接続部は、上方から露出する。ここで、製造に用いる基板の直径は、2インチ以上の基板を用いてよく、この場合、複数の本体部130が当該基板上に形成される。
次に、突出部156上に、第2接点部132を形成する(S350)。図11は、本実施形態に係る第2接点部132を突出部156上に形成した段階の断面を示す。
次に、基板を加工して、台座部140を形成する(S360)。ここで、台座部140は、基板の本体部130が形成される面と反対の他方の面から、基板の一部がエッチングによって除去されて形成される。ここで、台座部140は、一例として、保護膜152または保護膜152を形成しない場合は支持層150を、エッチングストップ層としてエッチングされる。
本段階において、本体部130の一端は基板と分離されて可動端となり、台座部140に固定された他端を固定端として自立する。図12は、本実施形態に係る基板を加工して、台座部140を形成した段階の断面を示す。ここで、本体部130は、内部応力によって変位する。図中において、本体部130の可動端が、矢印に示す方向に発生する内部応力によって台座部140とは離れる方向に変位する例を示した。
ここで、以上の本実施例に係るアクチュエータ100を形成する過程において、支持層150、保護膜152、圧電膜136、電極層162、および/または電極層164は、内部応力が予め定められた方向を向いて形成され、当該内部応力によって本体部130を予め定められた方向に初期変位させてもよい。即ち、本体部130は、内部応力が図中の矢印の方向に発生するように形成され、当該内部応力によって台座部140とは離れる方向に変位させる。これによって、制御部300は、アクチュエータ100をONにする制御電圧を低くすることができる。
図13は、本実施形態に係る基板を加工して、台座部140を形成した段階の下面図を示す。即ち、本図は、台座部140側から見た本体部130を示す。本体部130の台座部140側は、保護膜152が露出する。ここで、台座部140は、一例として、開口部142が設けられる。開口部142は、本体部130と電気信号をやりとりする電気配線の接続作業に用いられる。
次に、台座部140は、基体下部110および基体上部170と、それぞれ接続される(S370)。本実施例の基体下部110および基体上部170は、一例として、それぞれガラス基板で形成され、台座部140とは、電圧を印加しつつ加熱して接合する陽極接合によってそれぞれ接合される。
図14は、本実施形態に係る台座部140と、基体下部110とを接続した段階の断面を示す。電極層162および電極層164の接続部は、一例として、基体下部110に設けられた配線部114とそれぞれ接続される。例えば、接続部と配線部114とは、圧着によって接続される。また、当該接続の作業は、一例として、台座部140の開口部142から実行される。
図15は、本実施形態に係る台座部140と、基体上部170とを接続した段階の断面を示す。このようにして形成したアクチュエータ100は、基体の外部に設けられた制御部300からの制御信号に応じて、本体部130が駆動され、第1接点122と第2接点134が接触または離間する。
以上のように、本実施形態によるアクチュエータ100は、圧電膜136、電極層162、および電極層164を、支持層150と略同一の弾性および剛性を有する保護膜152で包み込んで形成される。これに代えて、アクチュエータ100は、支持層150上に圧電膜136、電極層162、および電極層164が形成され、保護膜152は形成されなくてもよい。また、以上の本実施形態のアクチュエータ100は、1つの圧電膜136を有する本体部130を備えることを説明したが、これに代えて、2以上の圧電膜を積層させた本体部130を備えてもよい。この場合、本体部130は、圧電膜と電極を多層に積層させる。
図16は、本実施形態に係る試験装置400の構成例をアクチュエータ100と共に示す。試験装置400は、アクチュエータ100の動作を試験する。試験装置400は、アクチュエータ100に駆動電圧を供給し、当該アクチュエータ100のスイッチング特性を試験する。また、試験装置400は、アクチュエータ100に接続される第1設定部310および第2設定部320の回路素子および/または回路接続を決定する。試験装置400は、制御部410と、電源供給部420と、測定部430と、決定部440とを備える。
制御部410は、試験プログラムの実行および/またはユーザの入力に応じて、アクチュエータ100の試験を実行する。制御部410は、実行すべき試験に応じて、電源供給部420に駆動電圧を出力させ、測定部430にアクチュエータ100の接点間の電気的接続を測定させる。
電源供給部420は、制御部410に接続され、制御部410の指示に応じてアクチュエータ100に駆動電圧を供給する。例えば、電源供給部420は、0Vから徐々に増加する駆動電圧を供給する。これに代えて、電源供給部420は、予め定められたパルス状の駆動電圧を供給してもよい。
測定部430は、制御部410に接続され、制御部410の指示に応じてアクチュエータ100の駆動電圧と第1、第2接点間の電気的接続との対応関係を測定する。即ち例えば、測定部430は、アクチュエータ100の導通/非導通を測定する。また、測定部430は、例えば、アクチュエータ100の動作速度を測定する。
決定部440は、測定部430が測定した対応関係に応じて、第2設定部320の回路を決定する。一例として、決定部440は、電源供給部420が供給する0Vから徐々に増加させた駆動電圧に対して、測定部430が測定したアクチュエータ100の導通/非導通の測定結果より、アクチュエータ100をONにさせる駆動電圧を判断する。次に、決定部440は、アクチュエータ100をONにさせる駆動電圧に基づき、第2設定部320の回路を決定する。より具体的には、決定部440は、第2設定部320によって制御電圧の分圧値が当該駆動電圧となるように、第2設定部320が有する抵抗素子の抵抗値を決定する。
これに代えて、または、これに加えて、決定部440は、アクチュエータの動作速度に応じて第1設定部310の回路を決定する。一例として、決定部440は、電源供給部420が供給するパルス状の駆動電圧に対して、測定部430が測定したアクチュエータ100の導通/非導通の測定結果より、アクチュエータ100の動作速度を判断する。次に、決定部440は、アクチュエータ100の動作速度に基づき、第1設定部310の回路を決定する。より具体的には、決定部440は、第1設定部310による緩和時間が当該動作速度に応じて予め定められた値となるように、第1設定部310が有する抵抗素子または容量素子の値を決定する。
このように、以上の本実施形態に係る試験装置400は、アクチュエータ100の動作を試験しつつ、当該アクチュエータ100を駆動させる制御部300の回路を決定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 アクチュエータ装置、100 アクチュエータ、110 基体下部、112 ビア、114 配線部、120 第1接点部、122 第1接点、130 本体部、132 第2接点部、134 第2接点、136 圧電膜、140 台座部、142 開口部、150 支持層、152 保護膜、156 突出部、162 電極層、164 電極層、170 基体上部、200 搭載基板、210 接続部、300 制御部、305 入力端子、310 第1設定部、320 第2設定部、330 電源部、400 試験装置、410 制御部、420 電源供給部、430 測定部、440 決定部

Claims (15)

  1. 一端に駆動電圧、多端に基準電位が印加されて駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記一端に接続され、前記アクチュエータの動作速度を設定する第1設定部と、
    前記アクチュエータの前記一端と前記基準電位との間に設けられ、前記アクチュエータの前記駆動電圧を設定する第2設定部と
    を備えるアクチュエータ装置。
  2. 外部から制御電圧が印加される入力端子を更に備え、
    前記第1設定部は、前記入力端子と前記アクチュエータの前記一端との間に接続される第1の抵抗素子を有する
    請求項1に記載のアクチュエータ装置。
  3. 前記第2設定部は、前記アクチュエータの前記一端と前記基準電位との間に接続される第2の抵抗素子を有する請求項1または2に記載のアクチュエータ装置。
  4. 前記第1設定部は、複数の抵抗素子を有し、前記アクチュエータの動作速度に応じて選択された抵抗素子を、前記第1の抵抗素子とする請求項2に記載のアクチュエータ装置。
  5. 前記第2設定部は、複数の抵抗素子を有し、前記アクチュエータの初期変位量に応じて選択された抵抗を前記アクチュエータの前記一端と前記基準電位との間に接続される第2の抵抗素子とする請求項1から4のいずれか一項に記載のアクチュエータ装置。
  6. 前記第1設定部および前記第2設定部の少なくとも一方は、トリミングにより抵抗値が調整された抵抗素子を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のアクチュエータ装置。
  7. 前記第1設定部は、前記アクチュエータの前記一端と前記基準電位との間に接続される容量素子を有する請求項1に記載のアクチュエータ装置。
  8. 前記第1設定部は、複数の容量素子を有し、前記アクチュエータの動作速度に応じて選択された容量素子を前記アクチュエータの前記一端と前記基準電位との間に接続する請求項7に記載のアクチュエータ装置。
  9. 前記アクチュエータが搭載される搭載基板を更に備え、
    前記第1設定部および前記第2設定部の少なくとも一方は、前記搭載基板上に設けられる請求項1から8のいずれか一項に記載のアクチュエータ装置。
  10. 前記アクチュエータは、
    第1接点と、
    前記第1接点に対向する第2接点と、
    前記駆動電圧に応じて伸縮する圧電膜と
    を有し、
    前記圧電膜の伸縮によって前記第2接点を移動させて前記第1接点と接触または離間させるスイッチである請求項1から9のいずれか一項に記載のアクチュエータ装置。
  11. 前記圧電膜は、内部応力が予め定められた方向を向いて形成され、当該内部応力によって前記アクチュエータが予め定められた方向に初期変位する請求項10に記載のアクチュエータ装置。
  12. 前記アクチュエータの初期変位量がゼロで形成された場合に、前記第1接点と前記第2接点とを電気的に接続させる前記駆動電圧以上の電圧を制御電圧として供給する電源部を更に備える請求項10または11に記載のアクチュエータ装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のアクチュエータを試験する試験装置であって、
    前記アクチュエータに接続され、前記アクチュエータの前記駆動電圧と前記第1、第2接点間の電気的接続との対応関係を測定する測定部と、
    前記対応関係に応じて前記第2設定部の回路を決定する決定部と
    を備える試験装置。
  14. 前記測定部は、前記アクチュエータの動作速度を測定し、
    前記決定部は、前記アクチュエータの動作速度に応じて前記第1設定部の回路を決定する請求項13に記載の試験装置。
  15. 請求項1から12のいずれか一項に記載のアクチュエータを試験する試験方法であって、
    前記アクチュエータの前記駆動電圧と前記第1、第2接点間の電気的接続との対応関係を測定する段階と、
    前記対応関係に応じて、前記第2設定部の回路を決定する段階と、
    を備える試験方法。
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