JP2013227379A - 熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物 - Google Patents

熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】熱伝導性に優れながら、リワーク性が良好であり、仮固定が可能な熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物を提供すること。
【解決手段】熱伝導性粘着シート7は、熱伝導性粒子を含有する粘着剤層4と、粘着剤層4の厚み方向一方面に積層され、厚み方向を貫通する複数の貫通孔8が形成される基材5とを備え、熱伝導率が、0.3W/m・K以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物、詳しくは、熱伝導性および粘着性の両方が必要とされる産業分野に用いられる熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物に関する。
従来、熱伝導性粘着シートにおいて、アクリル系粘着剤中に熱伝導性のフィラーを含有させることにより、ベースとなる粘着剤に比べて熱伝導性を向上させることが知られている。
例えば、アクリル系ポリマーと、熱伝導性を有しかつハロゲンを含まない難燃剤(例えば、水酸化アルミニウム)と、熱伝導性フィラー(例えば、酸化アルミニウム)とを含有する、熱伝導性難燃性感圧粘着シートが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−294192号公報
しかるに、粘着シートを被着体に貼り付けるときに、貼り付け位置がずれるなどの理由により、一度貼り付けた粘着シートを被着体から剥がし、その後、被着体に再度貼り付ける(リワークする)場合がある。その場合に、上記特許文献1に記載の粘着シートを被着体に貼り付けると、粘着シートの粘着力が過度に大きいことから、粘着シートの一部(粘着剤層)が被着体に残存し、または、破壊されてしまい、そのため、リワークすることができなくなる不具合がある。
また、仮固定によって被着体と粘着シートとを正確に位置決めしてから、その後、それらを本固定(接着)する場合がある。しかし、上記特許文献1に記載の粘着シートでは、被着体に一度接触させると、強固に接着してしまうため、仮固定による位置決めができないという不具合がある。
本発明の目的は、熱伝導性に優れながら、リワーク性が良好であり、仮固定が可能な熱伝導性粘着シート、その製造方法、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法、および、貼着構造物を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の熱伝導性粘着シートは、熱伝導性粒子を含有する粘着剤層と、前記粘着剤層の厚み方向一方面に積層され、前記厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成される基材とを備え、熱伝導率が、0.3W/m・K以上であることを特徴としている。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、前記基材の目開きが、100〜10000μmであることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、前記粘着剤層は、前記貫通孔から露出している露出面を有し、前記露出面は、前記貫通孔から前記厚み方向一方側に突出していることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、前記粘着剤層は、前記貫通孔から露出している露出面を有し、前記露出面の面積と、前記基材の厚み方向一方面の面積との比が、5:95〜95:5であることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、前記基材の坪量が、20g/m以下であることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、前記粘着剤層が、アクリル系粘着剤層であることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、熱伝導性粘着シートの前記厚み方向一方面をアルミニウム板に仮固定した後に、前記アルミニウム板に対して剥離角度90度で剥離速度300mm/分剥離したときの剥離接着力が、0.1N/20mm以上40N/20mm以下であることが好適である。
また、本発明の熱伝導性粘着シートの製造方法は、熱伝導性粒子を含有する粘着剤層と、厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成される基材とを前記厚み方向に積層することを特徴としている。
また、本発明の熱伝導性粘着シートの貼り付け方法は、上記した熱伝導性粘着シートと第1被着体とを仮固定する工程と、前記熱伝導性粘着シートを押圧し、前記熱伝導性粘着シートと前記第1被着体とを固定する工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明の貼着構造物は、第1被着体と、前記第1被着体に貼り付けられた上記した熱伝導性粘着シートと、前記熱伝導性粘着シートを介して前記第1被着体に貼り付けられた第2被着体とを備えることを特徴としている。
本発明の熱伝導性粘着シートの製造方法により得られる本発明の熱伝導性粘着シートでは、粘着剤層の厚み方向一方面に、複数の貫通孔が形成されている基材が積層されているため、粘着剤層の厚み方向一方面の粘着力が適度に調整されている。そのため、厚み方向一方面に被着体を一度貼り付けた熱伝導性粘着シートを被着体から剥がし、その後、被着体に再度貼り付けることが可能であり、リワーク性に優れる。また、熱伝導性粘着シートの厚み方向一方面を被着体に貼り付けるときに、仮固定によって被着体と熱伝導性粘着シートとを正確に位置決めすることもできる。
また、本発明の熱伝導性粘着シートでは、熱伝導性粒子を含有する粘着剤層を備え、熱伝導率が特定値以上であるので、熱伝導性に優れる。そのため、被着体の熱を効率よく伝導させることができる。
また、本発明の熱伝導性粘着シートの貼り付け方法により得られる本発明の貼着構造物は、第1被着体と第2被着体との間に貼り付けられた熱伝導性粘着シートが熱伝導性に優れるため、放熱性に優れる。
図1は、本発明の熱伝導性粘着シートの製造方法の一実施形態の製造工程図であって、(a)は、ベースフィルムの表面に粘着剤原料を塗布する工程を示し、(b)は、粘着剤原料の塗膜の表面にカバーフィルムを配置する工程を示し、(c)は、粘着剤原料を反応させる工程を示し、(d)は、カバーフィルムを剥がす工程を示し、(e)は、複数の貫通孔が形成された基材を、粘着剤層の表面に積層する工程を示す。 図2は、図1(e)に示す熱伝導性粘着シートの平面図を示す。 図3は、図1(e)に示す熱伝導性粘着シートを用いて2つの被着体を貼り付ける工程図であって、(a)は、熱伝導性粘着シートと第1被着体とを用意する工程を示し、(b)は、熱伝導性粘着シートと第1被着体とを仮固定する工程を示し、(c)は、熱伝導性粘着シートと第1被着体とを固定する工程を示し、(d)は、熱伝導性粘着シートと第2被着体とを固定する工程を示す。 図4は、本発明の熱伝導性粘着シートの他の実施形態を説明する断面図であって、(a)は、粘着剤層の露出面が、基材の表面と厚み方向において同じ位置にある態様を示し、(b)は、粘着剤層の露出面が、基材の厚み方向における表面および裏面の間にある態様を示し、(c)は、粘着剤層の露出面が、基材の裏面と厚み方向において同じ位置にある態様を示す。 図5は、熱特性評価装置の説明図であって、(a)は、正面図、(b)は、側面図を示す。
本発明の熱伝導性粘着シートは、粘着剤層と、粘着剤層の厚み方向一方面に積層される基材とを備えている。
粘着剤層は、例えば、熱伝導性粒子と、単量体および/またはポリマーとを含有する粘着剤原料から面方向(厚み方向に直交する方向)に広がるシート状に成形されている。
熱伝導性粒子は、熱伝導性材料から粒子状に形成されており、そのような熱伝導性材料としては、例えば、水和金属化合物が挙げられる。
水和金属化合物は、分解開始温度が150〜500℃の範囲であり、一般式M・nHO(Mは金属原子、x,yは金属の原子価によって定まる1以上の整数、nは含有結晶水の数)で表される化合物または上記化合物を含む複塩である。
水和金属化合物としては、例えば、水酸化アルミニウム[Al・3HO;またはAl(OH)]、ベーマイト[Al・HO;またはAlOOH]、水酸化マグネシウム[MgO・HO;またはMg(OH)]、水酸化カルシウム[CaO・HO;またはCa(OH)]、水酸化亜鉛[Zn(OH)]、珪酸[HSiO;またはHSiO;またはHSi]、水酸化鉄[Fe・HOまたは2FeO(OH)]、水酸化銅[Cu(OH)]、水酸化バリウム[BaO・HO;またはBaO・9HO]、酸化ジルコニウム水和物[ZrO・nHO]、酸化スズ水和物[SnO・HO]、塩基性炭酸マグネシウム[3MgCO・Mg(OH)・3HO]、ハイドロタルサイト[6MgO・Al・HO]、ドウソナイト[NaCO・Al・nHO]、硼砂[NaO・B・5HO]、ホウ酸亜鉛[2ZnO・3B・3.5HO]などが挙げられる。
また、熱伝導性材料としては、上記した水和金属化合物の他に、例えば、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ガリウム、炭化ケイ素、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化銅、酸化ニッケル、アンチモン酸ドープ酸化スズ、炭酸カルシウム、チタン酸バリウム、チタン酸カリウム、銅、銀、金、ニッケル、アルミニウム、白金、カーボン(ダイヤモンドを含む)などが挙げられる。
熱伝導性材料として、好ましくは、粘着剤層に高い熱伝導性と難燃性とを付与するという理由から、水酸化アルミニウムが挙げられる。
熱伝導性粒子の形状は、粒子状(粉末状)であれば特に限定されず、例えば、バルク状、針形状、板形状、層状であってもよい。バルク形状には、例えば、球形状、直方体形状、破砕状またはそれらの異形形状が含まれる。
熱伝導性粒子のサイズは、特に限定されず、例えば、1次平均粒子径として、例えば、0.1〜1000μm、好ましくは、0.5〜200μm、より好ましくは、0.7〜100μm、さらに好ましくは、1〜80μmである。熱伝導性粒子の1次平均粒子径は、レーザー散乱法における粒度分布測定法によって測定された粒度分布に基づいて、体積基準の平均粒子径、より具体的には、D50値(累積50%メジアン径)として求められる。
これら熱伝導性粒子は、市販されており、例えば、水酸化アルミニウムからなる熱伝導性粒子として、商品名「ハイジライトH−100−ME」(昭和電工社製)、商品名「ハイジライトH−10」(昭和電工社製)、商品名「ハイジライトH−32」(昭和電工社製)、商品名「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)、商品名「ハイジライトH−42」(昭和電工社製)、商品名「ハイジライトH−43M」(昭和電工社製)、商品名「B103ST」(日本軽金属社製)などが挙げられ、例えば、水酸化マグネシウムからなる熱伝導性粒子として、商品名「KISUMA 5A」(協和化学工業社製)などが挙げられる。
また、窒化ホウ素からなる熱伝導性粒子として、商品名「HP−40」(水島合金鉄社製)、商品名「PT620」(モメンティブ社製)などが挙げられ、例えば、酸化アルミニウムからなる熱伝導性粒子として、商品名「AS−50」(昭和電工社製)、商品名「AS−10」(昭和電工社製)などが挙げられ、例えば、アンチモン酸ドープ酸化スズからなる熱伝導性粒子として、商品名「SN−100S」(石原産業社製)、商品名「SN−100P」(石原産業社製)、商品名「SN−100D(水分散品)」(石原産業社製)などが挙げられ、例えば、酸化チタンとしてからなる熱伝導性粒子として、商品名「TTOシリーズ」(石原産業社製)などが挙げられ、例えば、酸化亜鉛からなる熱伝導性粒子として、商品名「SnO−310」(住友大阪セメント社製)、商品名「SnO−350」(住友大阪セメント社製)、商品名「SnO−410」(住友大阪セメント社製)などが挙げられる。
これらの熱伝導性粒子は、単独使用または併用することができる。
また、熱伝導性粒子の含有割合は、熱伝導性粘着組成物に対して、例えば、55質量%以上、好ましくは、60質量%以上、より好ましくは、65質量%以上であり、例えば、90質量%以下でもある。
熱伝導性粒子の配合割合が上記範囲内であると、粘着剤層に優れた熱伝導性と優れた接着(粘着)性とを付与することができる。
単量体としては、例えば、必須成分として、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体が挙げられ、任意成分として、極性基含有単量体、多官能単量体、これらの単量体と共重合可能な共重合可能単量体が挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体としては、メタクリル酸アルキルエステル系単量体および/またはアクリル酸アルキルエステル系単量体であって、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシルなどの、アルキル部分が、直鎖状または分岐状のC1−20のアルキル基である(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
これらの(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体のうち、特に接着特性のバランスを取り易いという点から、好ましくは、(メタ)アクリル酸C2−12アルキルエステル、より好ましくは、(メタ)アクリル酸C4−9アルキルエステルが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体は、単量体中に、例えば、60質量%以上、好ましくは、80質量%以上、例えば、99質量%以下の割合で配合される。
極性基含有単量体としては、例えば、窒素含有単量体、水酸基含有単量体、スルホ基含有単量体、窒素・水酸基併有単量体、窒素・スルホ基併有単量体、水酸基・リン酸基併有単量体、カルボキシル基含有単量体などが挙げられる。
窒素含有単量体としては、例えば、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N−(メタ)アクリロイルピロリジンなどの環状(メタ)アクリルアミド、例えば、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミド(例えば、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミドなどのN−アルキル(メタ)アクリルアミド、例えば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(n−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(t−ブチル)(メタ)アクリルアミドなどのN,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド)などの非環状(メタ)アクリルアミド、例えば、N−ビニル−2−ピロリドン(NVP)、N−ビニル−2−ピペリドン、N−ビニル−3−モルホリノン、N−ビニル−2−カプロラクタム、N−ビニル−1,3−オキサジン−2−オン、N−ビニル−3,5−モルホリンジオンなどのN−ビニル環状アミド、例えば、アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有単量体、例えば、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド骨格含有単量体、例えば、N−メチルイタコンイミド、N−エチルイタコンイミド、N−ブチルイタコンイミド、N−2−エチルヘキシルイタコンイミド、N−ラウリルイタコンイミド、N−シクロヘキシルイタコンイミドなどのイタコンイミド系単量体などが挙げられる。
水酸基含有単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリルなどが挙げられる。
スルホ基含有単量体としては、例えば、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸などが挙げられる。
窒素・水酸基併有単量体としては、例えば、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド(HEAA/HEMA)、N−(2−ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N−(1−ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N−(3−ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミド、N−(3−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミドなどのN−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
窒素・スルホ基併有単量体としては、例えば、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸などが挙げられる。
水酸基・リン酸基併有単量体としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホスフェートなどが挙げられる。
カルボキシル基含有単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イソクロトン酸などが挙げられる。また、カルボキシル基含有単量体として、例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸などのカルボン酸無水物も挙げられる。
これらの極性基含有単量体のうち、粘着剤層に高い接着性と保持力とを付与するという点から、好ましくは、窒素含有単量体、窒素・水酸基含有単量体が挙げられ、より好ましくは、NVP、HEAA/HEMAが挙げられる。
極性基含有単量体は、単量体中に、例えば、5質量%以上、好ましくは、5〜30質量%、より好ましくは、5〜25質量%の割合で配合される。極性基含有単量体の配合割合が上記範囲内であると、粘着剤層に良好な接着性と保持力とを付与することができる。
多官能単量体は、エチレン系不飽和炭化水素基を複数有する単量体であって、例えば、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ジブチル(メタ)アクリレート、ヘキシジル(メタ)アクリレートなどの2官能以上の多官能単量体が挙げられる。
好ましくは、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの4官能以上の多官能単量体が挙げられる。
多官能単量体は、単量体中に、例えば、2質量%以下、好ましくは、0.01〜2質量%、より好ましくは、0.02〜1質量%の割合で配合される。多官能単量体の配合割合が上記範囲内であると、熱伝導性粘着組成物の接着力を向上させることができる。
共重合可能単量体としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有単量体、例えば、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸3−メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコールなどのアルコキシ基含有単量体、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアノ基含有単量体、例えば、スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体、例えば、エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、イソブチレンなどのα−オレフィン、例えば、2−イソシアナートエチルアクリレート、2−イソシアナートエチルメタクリレートなどのイソシアネート基含有単量体、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル系単量体、例えば、アルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル系単量体、例えば、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートなどの複素環含有(メタ)アクリル酸エステル、例えば、フルオロアルキル(メタ)アクリレートなどのハロゲン原子含有単量体、例えば、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのアルコキシシリル基含有単量体、例えば、(メタ)アクリル基含有シリコーンなどのシロキサン骨格含有単量体、例えば、シクロプロピル(メタ)アクリレート、シクロブチル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘプチル(メタ)アクリレート、シクロオクチル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなどの脂環式炭化水素基含有(メタ)アクリレート、例えば、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコールなどの芳香族炭化水素基含有(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらの共重合可能単量体のうち、好ましくは、アルコキシ基含有単量体、より好ましくは、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチルが挙げられる。アルコキシ基含有単量体を配合することで、粘着剤層の被着体に対する密着性を向上させることができ、被着体からの熱を効率よく伝導させることができる。
共重合可能単量体は、単量体中に、例えば、30質量%以下、好ましくは、20質量%以下の割合で配合される。
これらの単量体は、単独(1種類のみ)で使用することもでき、また、2種以上組み合わせて使用することもできる。
また、これらの単量体は、粘着剤原料中に、例えば、1〜45質量%、好ましくは、10〜40質量%の割合で配合される。
ポリマーとしては、例えば、上記した単量体を反応させて得られる重合体(ポリマー)が挙げられる。詳しくは、ポリマーとしては、特に制限されないが、例えば、アクリル系ポリマー、より詳しくは、必須成分として、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体が用いられ、任意成分として、極性基含有単量体、多官能単量体、および、共重合可能単量体が用いられたアクリル系ポリマー(アクリル系重合体)などが挙げられる。なお、ポリマーには、上記した単量体の一部が重合した部分重合物が含まれる。
これらのポリマーは、単独(1種類のみ)で使用することもでき、また、2種以上組み合わせて使用することもできる。
これらのポリマーは、粘着剤原料中に、例えば、1〜45質量%、好ましくは、10〜40質量%の割合で配合される。
なお、粘着剤原料に単量体およびポリマーの両方が配合される場合、単量体およびポリマーは、粘着剤原料中に、その総量が、例えば、1〜45質量%、好ましくは、10〜40質量%となるような割合で、配合される。
次いで、粘着剤原料の調製方法について説明する。
粘着剤原料を調製するには、まず、上記した単量体と、重合開始剤とを含有する単量体組成物を調製するか、または、上記したポリマーを有機溶剤などの溶媒に溶解させてポリマー組成物を調製する。
単量体組成物を調製するには、まず、上記した単量体に重合開始剤を配合する。
重合開始剤としては、例えば、光重合開始剤、熱重合開始剤が挙げられる。
光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル系光重合開始剤、アセトフェノン系光重合開始剤、α−ケトール系光重合開始剤、芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤、光活性オキシム系光重合開始剤、ベンゾイン系光重合開始剤、ベンジル系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサントン系光重合開始剤などが挙げられる。
ベンゾインエーテル系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、アニソールメチルエーテルなどが挙げられる。
アセトフェノン系光重合開始剤としては、例えば、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−(t−ブチル)ジクロロアセトフェノンなどが挙げられる。
α−ケトール系光重合開始剤としては、例えば、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどが挙げられる。
芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤としては、例えば、2−ナフタレンスルホニルクロライドなどが挙げられる。
光活性オキシム系光重合開始剤としては、例えば、1−フェニル−1,1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)−オキシムなどが挙げられる。
ベンゾイン系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインなどが挙げられる。
ベンジル系光重合開始剤としては、例えば、ベンジルなどが挙げられる。
ベンゾフェノン系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、3、3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ポリビニルベンゾフェノンなどが挙げられる。
チオキサントン系光重合開始剤としては、例えば、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、デシルチオキサントンなどが挙げられる。
熱重合開始剤としては、例えば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチル、4,4′−アゾビス−4−シアノバレリアン酸、アゾビスイソバレロニトリル、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2′−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド、2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルアミジン)ヒドロクロライド、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]ハイドレートなどのアゾ系重合開始剤、例えば、ジベンゾイルペルオキシド、t−ブチルペルマレエート、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物系重合開始剤、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、例えば、過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとの組み合わせ、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムとの組み合わせなどのレドックス系重合開始剤などが挙げられる。
これらの重合開始剤は、単独(1種類のみ)で使用することもでき、また、2種以上組み合わせて使用することもできる。
これらの重合開始剤のうち、重合時間を短くすることができる利点などから、好ましくは、光重合開始剤が挙げられる。
重合開始剤として光重合開始剤を配合する場合には、光重合開始剤は、特に限定されないが、例えば、単量体100質量部に対して、例えば、0.01〜5質量部、好ましくは、0.05〜3質量部の割合で配合される。
また、重合開始剤として熱重合開始剤を配合する場合には、熱重合開始剤は、特に限定されず、利用可能な割合で配合される。
次いで、単量体組成物を調製するには、必要により、単量体の一部を重合させる。
単量体の一部を重合させるには、光重合開始剤を配合している場合には、単量体と光重合開始剤との混合物に紫外線を照射する。紫外線を照射するには、光重合開始剤が励起されるような照射エネルギーで、単量体組成物の粘度(BH粘度計、No.5ロータ、10rpm、測定温度30℃)が、例えば、5〜30Pa・s、好ましくは、10〜20Pa・sになるまで、照射する。
また、熱重合開始剤を配合している場合には、単量体と熱重合開始剤との混合物を、例えば、熱重合開始剤の分解温度以上、具体的には、20〜100℃程度の重合温度で、光重合開始剤を配合している場合と同様に、単量体組成物の粘度(BH粘度計、No.5ロータ、10rpm、測定温度30℃)が、例えば、5〜30Pa・s、好ましくは、10〜20Pa・sになるまで加熱する。
なお、単量体の一部を重合させて単量体組成物を調製する場合には、まず、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体、極性基含有単量体および共重合可能単量体から選択される単量体と、重合開始剤とを配合して、上記したように、単量体の一部を重合させ、その後、多官能単量体を配合することもできる。
これにより、単量体組成物が調製される。
なお、単量体組成物やポリマー組成物には、必要により、分散剤、粘着付与剤、アクリル系オリゴマー、シランカップリング剤、フッ素系界面活性剤、可塑剤、充填材、老化防止剤、着色剤などの添加剤を配合することもできる。
次いで、粘着剤原料を調製するには、得られた単量体組成物やポリマー組成物に、上記した熱伝導性粒子を配合し、混合する。
なお、熱伝導性粒子や添加剤などは、有機溶剤などの溶媒中に分散又は溶解した状態で、単量体組成物やポリマー組成物に配合することができる。
これにより、粘着剤原料が調製される。
得られた粘着剤原料の粘度(BM粘度計、No.4ロータ、12rpm、測定温度23℃)は、例えば、50Pa・s以下、好ましくは、5〜40Pa・s、より好ましくは、10〜35Pa・sである。
なお、粘着剤原料には、気泡を含有させることもできる。気泡を含有した粘着剤原料を用いて、粘着剤層を作製することにより、粘着剤層を発泡体層とすることができる。
基材は、面方向に広がっており、かかる基材には、厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成されている。貫通孔は、面方向に間隔を隔てて形成されている。基材としては、例えば、ネット、布帛、紙などが挙げられる。
ネットの織り方は限定されず、例えば、平織り、ななこ織り、畝織り、綾織り、朱子織りなどが挙げられる。
ネットを形成する繊維は、例えば、合成樹脂繊維、金属繊維、天然繊維などが挙げられ、好ましくは、合成樹脂繊維が挙げられる。
合成樹脂繊維としては、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂からなる繊維が挙げられ、好ましくは、熱可塑性樹脂からなる繊維が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、例えば、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、例えば、セルロース繊維などが挙げられる。これらは、1種単独で使用し、または、2種以上を併用してもよい。
金属繊維としては、例えば、銅、鉄、アルミニウムなどからなる繊維が挙げられる。
また、ネットは、例えば、合成樹脂や金属からなるシートをパンチングなど穿孔により貫通孔が形成された孔あきシートであってもよい。
布帛としては、例えば、織布、不織布などが挙げられる。
織布の織り方は限定されず、上記の織り方が挙げられる。
不織布の製法は限定されず、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ステッチボンド法、ニードルパンチ法、メルトブロー法、スパンレース法、スチームジェット法などが挙げられる。
織布および不織布を形成する繊維は、上記の合成樹脂繊維が挙げられる。
布帛として、好ましくは、不織布が挙げられる。
紙としては、例えば、上質紙、和紙、クラフト紙、グラシン紙、合成紙などが挙げられる。
貫通孔の数は、例えば、1〜3000個/cm、好ましくは、1〜1000個、より好ましくは、1〜500個/cm、さらに好ましくは、10〜100個/cmある。数は、肉眼または光学顕微鏡写真にて、数えることができる。
ネットの場合の貫通孔の数は、例えば、一方向(例えば、縦方向)で、5〜50個/インチ(25.4mm)、好ましくは、20〜40個/インチである。また、その一方向に対する垂直方向(例えば、横方向)で、10〜60個/インチ、好ましくは、30〜50個/インチである。
また、ネットの目開きは、例えば、100〜10000μmであり、好ましくは、100〜5000μm、より好ましくは、100〜1000μmである。ネットの線径は、例えば、1〜1000μmであり、好ましくは、10〜500μmである。ネットの目開きは、図2のAで示されるように、ネットを構成する繊維間の最小距離である。
基材の貫通孔と、基材の表面の面積との比は、例えば、5:95〜95:5、好ましくは、60:40〜90:10である。
基材の坪量は、例えば、20g/m以下、好ましくは、17g/m以下であり、
また、例えば、1g/m以上である。この範囲を上回る場合には、接着力が低下し、仮固定が困難になる場合がある。
坪量は、単位面積当たりの質量を測定することにより求められる。なお、坪量は、上記の測定方法で測定される限り、上記で例示した基材のすべて(例えば、ネット、不織布など)にも適用される。
基材の厚みは、例えば、1〜1000μmであり、好ましくは、1〜500μmである。
基材としては、好ましくは、合成樹脂繊維から形成されるネット(プラスチックネット)が挙げられる。
図1は、本発明の熱伝導性粘着シートの製造方法の一実施形態の製造工程図である。図2は、図1(e)に示す熱伝導性粘着シートの平面図である。
次に、図1および図2を参照して、本発明の熱伝導性粘着シートの製造方法の一実施形態について説明する。
熱伝導性粘着シート7を作製するには、まず、図1(a)に示すように、ベースフィルム1の剥離処理が施された表面(厚み方向一方面)に粘着剤原料2を塗布する。
ベースフィルム1としては、例えば、ポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルムなど)、例えば、フッ素系ポリマー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、クロロフルオロエチレン−フッ化ビニリデン共重合体など)からなるフッ素系フィルム、例えば、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)からなるオレフィン系樹脂フィルム、例えば、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム(ナイロンフィルム)、レーヨンフィルムなどのプラスチック系基材フィルム(合成樹脂フィルム)、例えば、上質紙、和紙、クラフト紙、グラシン紙、合成紙、トップコート紙などの紙類、例えば、これらを複層化した複合体などが挙げられる。
なお、粘着剤原料2が光重合開始剤を含有している場合には、粘着剤原料2に対する紫外線の照射を妨げないように、紫外線を透過するベースフィルム1を使用する。
粘着剤原料2をベースフィルム1に塗布する方法としては、例えば、ロールコート、キスロールコート、グラビアコート、リバースコート、ロールブラッシュ、スプレーコート、ディップロールコート、バーコート、ナイフコート、エアーナイフコート、カーテンコート、リップコート、ダイコーターなどが挙げられる。
粘着剤原料2の塗工厚みとしては、例えば、10〜10000μm、好ましくは、50〜5000μm、より好ましくは、100〜3000μmである。
熱伝導性粘着シート7を作製するには、次いで、図1(b)に示すように、粘着剤原料2の塗膜の表面(厚み方向一方面)にカバーフィルム3を配置する。カバーフィルム3を塗膜の表面(厚み方向一方面)に配置するには、カバーフィルム3の剥離処理が施された表面が塗膜に接触するように、配置する。
カバーフィルム3としては、例えば、上記したベースフィルム1と同様のフィルムが挙げられる。また、粘着剤原料2が光重合開始剤を含有している場合には、粘着剤原料2に対する紫外線の照射を妨げないように、紫外線を透過するカバーフィルム3を使用する。
熱伝導性粘着シート7を作製するには、次いで、図1(c)に示すように、粘着剤原料2の単量体を重合させて、粘着剤層4を形成する。
粘着剤原料2の単量体を重合させるには、上記したように、光重合開始剤を配合している場合には、粘着剤原料2に紫外線を照射し、熱重合開始剤を配合している場合には、粘着剤原料2を加熱する。
なお、上記したポリマー組成物を粘着剤原料2に配合した場合や、熱伝導性粒子や添加剤を溶媒に分散または溶解させて粘着剤原料2に配合した場合には、上記したように粘着剤原料2を塗工し、乾燥させて、溶媒を除去することができる。
これにより、粘着剤層4が形成される。粘着剤層4は、単量体が必須成分として(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体を含有することから、アクリル系粘着剤層として形成される。
次いで、図1(d)に示すように、カバーフィルム3を粘着剤層4の表面(厚み方向一方面)から剥がす。これにより、粘着剤層4の表面(厚み方向一方面)を露出させる。
次いで、図1(e)に示すように、基材5を粘着剤層4の表面に積層する。
具体的には、まず、図1(e)の仮想線で示すように、上記した基材5を用意する。基材5は、図2に示すように、例えば、プラスチックネットであって、合成樹脂繊維から形成されている。
次いで、基材5を粘着剤層4の表側に対向配置させる。
その後、基材5を、図1(e)の矢印で示すように、粘着剤層4に向かって降下させる。これによって、基材5が、粘着剤層4の表面に積層される。基材5の少なくとも裏面10は、粘着剤層4と接触している。
なお、基材5の粘着剤層4に対する積層では、基材5を粘着剤層4に向けて圧力をかけることにより、基材5の裏側部分および厚み方向中央部分を、粘着剤層4に埋設させる。基材5の裏面10および側面は、粘着剤層4に被覆される一方、基材5の表面9は、粘着剤層4から露出する。
一方、粘着剤層4には、厚み方向に投影したときに、基材5の貫通孔8と重複する重複部の表面が貫通孔8から露出する露出面6とされるとともに、基材5の粘着剤層4への埋設によって、露出面6は、面方向に投影したときに、基材5の表面9に対して、表側(厚み方向一方側)に位置している。すなわち、露出面6は、貫通孔8から表側に湾曲状に突出している。言い換えると、粘着剤層4において、露出面6に対応する部分が突出部分とされている。
これによって、熱伝導性粘着シート7の厚み方向一方面において、粘着剤層4の露出面6は、粘着面とされ、基材5の表面9は、非粘着面とされる。
具体的には、基材5を粘着剤層4に積層するには、例えば、多軸ラミネータなどが用いられる。
粘着剤層4の露出面6の面積と、基材5の表面9の面積との比(つまり、粘着面の面積:非粘着面の面積)は、上記した基材5における比(基材の貫通孔と基材の表面の面積との比)と実質的に同一であり、例えば、5:95〜95:5であり、好ましくは、60:40〜90:10である。この範囲を満たす場合、接着力が良好となり、仮固定のときに、熱伝導性粘着シート7が被着体に対して滑りにくく、かつ、容易に剥がすこともできるため、仮固定がより一層容易となる。
これにより、熱伝導性粘着シート7を得る。
得られた熱伝導性粘着シート7の厚みの最大部分(すなわち、粘着剤層4の露出面6の最表側部分と、裏面との距離、図1(e)で示されるX1)は、例えば、10〜10000μm、好ましくは、50〜5000μm、より好ましくは、100〜3000μmである。
粘着剤層4の厚みの最小部分(すなわち、基材5の裏面10と、粘着剤層4の裏面との距離、図1(e)で示されるX2)は、例えば、5〜8000μm、好ましくは、30〜4000μm、より好ましくは、50〜1000μmである。
粘着剤層4の突出部分の厚み(突出長さ、すなわち、基材5の表面9と、露出面6の最表側部分との厚み方向の距離、図1(e)で示されるX3)は、例えば、4〜2000μm、好ましくは、5〜1000μm、より好ましくは、10〜200μmである。
得られた熱伝導性粘着シート7の表面(厚み方向一方面)の仮固定における剥離接着力(後述の実施例に記載の方法により測定する。)は、例えば、0.1N/20mm以上40N/20mm以下、好ましくは、0.3N/20mm以上40N/20mm以下、より好ましくは、0.5N/20mm以上20N/20mm以下、さらに好ましくは、1N/20mm以上15N/20mm以下、最も好ましくは、3N/20mm以上10N/20mm以下である。この範囲に満たない場合には、仮固定における接着力が弱くなり、熱伝導性粘着シート7が被着体に対して滑りやすく、仮固定が困難になる場合がある。一方、この範囲を上回る場合には、熱伝導性粘着シート7を仮固定するときに、強固に固定してしまい、剥がすことが困難になる場合がある。
また、熱伝導性粘着シート7の硬さ(JIS K 7312に規定されるタイプC硬さ試験に準じて測定する。)は、タイプCデュロメータの加圧面を密着させてから30秒後に測定したときに、例えば、90以下、好ましくは、80以下、例えば、1以上である。
また、熱伝導性粘着シート7の熱伝導率(後述の実施例に記載の方法により測定する。)は、0.3W/m・K以上、好ましくは、0.4W/m・K以上、より好ましくは、0.5W/m・K以上、例えば、10W/m・K以下である。この範囲とすることにより、熱伝導性粘着シート7は、熱伝導性に優れる。
熱伝導性粘着シート7の熱抵抗は、例えば、25cm・K/W以下、好ましくは、15cm・K/W以下、例えば、0.1cm・K/W以上である。
図3は、図1(e)に示す熱伝導性粘着シートを用いて2つの被着体を貼り付ける工程図である。
次に、図3を参照して、本発明の熱伝導性粘着シートを用いて2つの被着体を貼り付ける方法について説明する。
この方法では、まず、図3(a)に示すように、熱伝導性粘着シート7と2つの被着体とを用意する。2つの被着体は、第1被着体11および第2被着体12(図3(d)の仮想体参照)を備えている。第1被着体11は、略平板状をなす放熱体であり、具体的には、ヒートシンクなどである。第2被着体12は、略平板状をなす発熱体であり、具体的には、LEDなどである。図3(d)が参照されるように、第2被着体12は、厚み方向に投影したときに、第1被着体11に含まれ、具体的には、第1被着体11より小さく形成されている。
熱伝導性粘着シート7は、平面視において、第2被着体12と同サイズに外形加工されている。
次いで、図3(b)に示すように、熱伝導性粘着シート7の厚み方向一方面(表面、図3における下面)と、第1被着体11とをその位置で接触させて、熱伝導性粘着シート7を第1被着体11に対して所望の位置に位置決めして熱伝導性粘着シート7を第1被着体11に仮固定する。このとき、必要に応じて、熱伝導性粘着シート7を第1被着体11に対して押圧する。
仮固定では、具体的には、例えば、ベースフィルム1の表面上を2kgローラーを1往復させる。
熱伝導性粘着シート7が所望の位置とずれて仮固定された場合は、熱伝導性粘着シート7を第1被着体11から引き剥がし、位置決めおよび仮固定を再度実施する。
次いで、図3(c)に示すように、熱伝導性粘着シート7を、第1被着体11側(厚み方向一方側)にさらに押圧する。そうすると、粘着剤層4の突出部分が貫通孔8の周囲の基材5の厚み方向一方面に移動する。これにより、基材5が粘着剤層4に完全に埋設される。つまり、基材5の表面9、裏面10および側面が、粘着剤層4によって被覆される。また、熱伝導性粘着シート7の全表面は、粘着面とされる。
これにより、熱伝導性粘着シート7と第1被着体11とが固定される。
固定のときの圧力は、例えば、0.1〜100MPa、好ましくは、1〜100MPaである。
その後、図3(c)の矢印で示すように、ベースフィルム1を粘着剤層4から剥離する。
次いで、図3(d)に示すように、熱伝導性粘着シート7の裏面(厚み方向他方面)に、仮想線および矢印で示すように、第2被着体12を貼り付ける。これにより、熱伝導性粘着シート7と第12被着体12とが固定される。
これにより、第1被着体11と第2被着体12とを熱伝導性粘着シート7を介して貼り付けることができ、第1被着体11と第2被着体12と熱伝導性粘着シート7とを備える貼着構造物13が得られる。
貼着構造物13では、第1被着体11が、熱伝導性粘着シート7の厚み方向一方面に固定され、第2被着体12が、熱伝導性粘着シート7の厚み方向他方面に固定されている。つまり、第2被着体12が、第1被着体11に対して、熱伝導性粘着シート7を介して固定(接着)されている。
貼り付け後の熱伝導性粘着シート7の厚みX4は、貼り付け前の熱伝導性粘着シート7の厚みの最大部分X1(図1(e)参照)に比べて薄く、例えば、X1に対して、50〜99%、好ましくは、80〜99%であり、具体的には、例えば、5〜9900μm、好ましくは、100〜3000μmである。
そして、この熱伝導性粘着シート7は、粘着剤層4の厚み方向一方面に、貫通孔8が形成されている基材5が積層されている。このため、粘着剤層4の厚み方向一方面の粘着力が適度に調整されている。従って、厚み方向一方面に第1被着体11を一度貼り付けた熱伝導性粘着シート7を第1被着体11から剥がし、その後、被着体に再度貼り付けることが可能であり、リワーク性に優れる。また、熱伝導性粘着シート7の厚み方向一方面を第1被着体11に貼り付けるときに、一度、仮固定によって第1被着体11と熱伝導性粘着シート7とを正確に位置決めすることもできる。
また、熱伝導性粘着シート7は、熱伝導性粒子を含有する粘着剤層4を備え、熱伝導率が特定値以上である。よって、第1被着体11から生じる熱を第2被着体12に効率よく伝導させることができる。
この熱伝導性粘着シート7は、熱伝導性に優れるため、LEDを備えるLED装置(テレビジョン、照明、ディスプレイなど)に好適に用いることができ、さらに、半導体装置、ハードディスク、EL装置(有機ELディスプレイ、有機EL照明など)、キャパシタ、バッテリー(リチウムイオンバッテリーなど)、パワーモジュールなどの用途にも好適に用いることができる。
また、熱伝導性粘着シート7の表面には、搬送時または取扱い性の観点から、ベースフィルムが積層されていてもよい。
また、貼着構造物13は、第1被着体11と第2被着体12との間に貼り付けられた熱伝導性粘着シート7が熱伝導性に優れるため、放熱性に優れる。つまり、第2被着体12から発生する熱が、熱伝導性粘着シート7を介して、第1被着体11に効率的に移動することができる。
なお、図3の実施形態では、図3(c)に示すように、熱伝導性粘着シート7と第1被着体11とを固定し、その後、図3(d)に示すように、熱伝導性粘着シート7の裏面を第2被着体12に貼り付けたが、その順序は特に限定されず、例えば、図示しないが、熱伝導性粘着シート7の表面を第1被着体11に仮固定した後で、図3(c)が参照されるように、熱伝導性粘着シート7を第1被着体11に固定(接着)する前の熱伝導性粘着シート7の裏面に、第2被着体12を貼り付け、その後、熱伝導性粘着シート7と第1被着体11とを固定(接着)することもできる。
また、図3の実施形態では、図3(a)および図3(b)に示すように、熱伝導性粘着シート7の表面を第1被着体11に仮固定し、次いで、図3(c)に示すように、それらを固定(接着)し、その後、図3(d)に示すように、熱伝導性粘着シート7の裏面を第2被着体12に固定している。しかし、例えば、図示しないが、まず、ベースフィルム1を熱伝導性粘着シート7の裏面から剥離し、次いで、熱伝導性粘着シート7の裏面を第2被着体12に固定(接着)し、その後、熱伝導性粘着シート7の表面を第1被着体11に仮固定し、その後、それらを固定(接着)することもできる。
図4は、本発明の熱伝導性粘着シートの他の実施形態を説明する断面図を示す。
図1(e)の実施形態では、粘着剤層4の露出面6を、面方向に投影したときに、貫通孔から厚み方向一方側に突出するように形成しているが、例えば、図4(a)〜図4(c)に示すように、貫通孔8内に形成することもできる。
図4(a)では、粘着剤層4の露出面6の最表面側部分が、面方向に投影したときに、基材5の表面9と同一位置に形成されている。
図4(b)では、粘着剤層4の露出面6が、面方向に投影したときに、基材5の表面9と裏面10との間の位置に形成されている。つまり、露出面6が、面方向に投影したときに、基材5に含まれている。
図4(c)では、粘着剤層4の露出面6が、面方向に投影したときに、基材5の裏面10と同一位置に形成されている。
好ましくは、図1(e)に示すように、粘着剤層4の露出面6を、面方向に投影したときに、貫通孔から厚み方向一方側に突出するように形成する。
これによって、図1(e)の実施形態は、図4(a)〜図4(c)の実施形態に比べて、粘着剤層4の露出面6によって、第1被着体11に対して確実かつ容易に仮固定することができる。つまり、図1(e)に示すように、粘着剤層4の露出面6が、厚み方向一方側に、貫通孔8から突出しているので、固定時の押圧によって、粘着剤層4の突出部分が貫通孔8の周囲の基材5の厚み方向一方面に容易に移動できるので、基材5の表面9が、粘着剤層4によって被覆される。従って、基材5は、粘着剤層4に埋設される。このため、粘着剤層4と第1被着体11との接触面積が増大し、粘着力が向上し、第1被着体11と第2被着体12とをより強固に固定することができる。
図3では、放熱体としてヒートシンクを例示して説明しているが、ヒートシンク以外にも、例えば、電子機器または電気機器に使用される筐体、フレーム、ケース、ベゼル、例えば、半導体装置、電池、コンデンサまたは自動車に使用される筐体、フレーム、ケースなどが挙げられる。また、発熱体としてLEDを例示して説明しているが、LED以外にも、例えば、その他の各種照明機器、電子機器、電気機器、半導体装置(ICチップ、CPUなど)、各種電池(リチウムイオン電池、コンデンサなど)などが挙げられる。
図3(d)に示される貼着構造物13では、第1被着体11として放熱体を、第2被着体12として発熱体を、例示して説明しているが、例えば、それらを逆にする、つまり、第1被着体11を発熱体、第2被着体12を放熱体とすることもできる。
また、第1被着体11および第2被着体12の形状をそれぞれ略平板状として説明しているが、その形状は限定されず、図示しないが、例えば、第1被着体11および/または第2被着体12における、熱伝導性粘着シート7に貼着される表面の形状を、曲面に形成することもできる。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1
(単量体組成物の調製)
単量体として、アクリル酸2−エチルヘキシル82質量部、アクリル酸2−メトキシエチル12質量部、N−ビニル−2−ピロリドン(NVP)5質量部、および、ヒドロキシエチルアクリルアミド(HEAA)1質量部を配合し、混合して、単量体の混合物を得た。
得られた混合物に、光重合開始剤として、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名「イルガキュアー651」、チバ・ジャパン社製)0.05質量部と、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名「イルガキュアー184」、チバ・ジャパン社製)0.05質量部とを配合して、単量体の混合物を得た。
その後、混合物に紫外線を照射して、粘度(BH粘度計No.5ローター、10rpm、測定温度30℃)が約20Pa.sになるまで重合し、単量体の一部が重合した単量体の部分重合物(シロップ状)を調製した。
得られた単量体の部分重合物100質量部に、多官能単量体として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(商品名「KAYARAD DPHA−40H」、日本化薬社製)0.05質量部、分散剤として、商品名「プライサーフA212E」(第一工業製薬社製)1質量部とを配合し、混合して、単量体組成物を得た。
得られた単量体組成物を重合した重合物のガラス転移温度(測定方法:熱重量測定)は、−62.8℃であった。
(粘着剤原料の調製)
得られた単量体組成物に、水和金属化合物として、水酸化アルミニウム粉末(商品名「ハイジライトH−42」、昭和電工社製、形状:破砕状、平均粒子径(体積基準)1μm)175質量部、および、水酸化アルミニウム粉末(商品名「ハイジライトH−10」、昭和電工社製、形状:破砕状、平均粒子径(体積基準)55μm)175質量部を配合し、混合して粘着剤原料を調製した。
(熱伝導性粘着シートの作製)
得られた粘着剤原料を、片面に剥離処理が施されているベースフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム、商品名「ダイアホイルMRF38」、三菱化学ポリエステルフィルム社製)の剥離処理面に、乾燥および硬化後の厚みが1000μmとなるように塗布した(図1(a)参照)。
次いで、ベースフィルムとの間に粘着剤原料の塗膜を挟むように、粘着剤原料の塗膜の表面に、カバーフィルム(ベースフィルムと同じフィルム)を配置した(図1(b)参照)。
次いで、粘着剤原料に、紫外線(照度約5mW/cm)を両側(ベースフィルム側およびカバーフィルム側)から3分間照射した。
これにより、粘着剤原料中の単量体を重合させて、粘着剤層を作製した(図1(c)参照)。
次いで、カバーフィルムを粘着剤層から剥がし、粘着剤層の表面を露出させた(図1(d)参照)。粘着剤層の表面に、厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成された基材(プラスチックネット、商品名「ネットND20」、ダイセン社製、形状:編みこみ形状、坪量:6.6g/m、厚み:110μm、目開き(A):330μm、線径:28μm、孔の数:縦23個/インチ、横39個/インチ、比(貫通孔:表面の面積)は72:28)を、4軸ラミネータを用いて貼り合わせて、粘着剤層と基材とを備える熱伝導性粘着シートを作製した(図1(e)参照)。
接着剤層の露出面(粘着面)の面積と、基材の表面(非粘着面)の面積との比は、72:28であった。
また、粘着剤層の露出面は、貫通孔から、厚み方向一方側(表面)に突出していた。熱伝導性粘着シートの厚みの最大部分(X1)は、1000μm、粘着剤層の厚みの最小部分(X2)は、840μm、粘着剤層の突出部分の厚み(X3)は、50μmであった。
実施例2
基材(プラスチックネット、商品名「ネットND20」、ダイセン社製)を、基材(不織布、商品名「SP−14K」、大福製紙社製、厚み:42μm、貫通孔の数:800個/cm、坪量:14g/m、比(貫通孔:表面の面積)は8:92)に変更した以外は、実施例1と同様にして、熱伝導性粘着シートを作製した。
接着剤層の露出面(粘着面)の面積と、基材の表面(非粘着面)の面積との比は、8:92であった。
また、粘着剤層の露出面は、貫通孔から、厚み方向一方側に突出していた。熱伝導性粘着シートの厚みの最大部分(X1)は、1000μm、粘着剤層の厚みの最小部分(X2)は、938μm、粘着剤層の突出部分の厚み(X3)は、20μmであった。
実施例3
基材(プラスチックネット、商品名「ネットND20」、ダイセン社製)を、基材(不織布、商品名「SY原紙」、日本製紙パピリア社製、厚み:76μm、貫通孔の数:2800個/cm、坪量:22.6g/m、比(貫通孔:表面の面積)は2:98)に変更した以外は、実施例1と同様にして、熱伝導性粘着シートを作製した。
接着剤層の露出面(粘着面)の面積と、基材の表面(非粘着面)の面積との比は、2:98であった。
また、粘着剤層の露出面は、貫通孔から、厚み方向一方側に突出していた。熱伝導性粘着シートの厚みの最大部分(X1)は、1000μm、粘着剤層の厚みの最小部分(X2)は、914μm、粘着剤層の突出部分の厚み(X3)は、10μmであった。
比較例1
基材(プラスチックネット、商品名「ネットND20」、ダイセン社製)を、粘着剤層に貼り合わせなかった以外は、実施例1と同様にして熱伝導性粘着シートを作製した。つまり、熱伝導性粘着シートは、粘着剤層からなる。
・貼り直し性(リワーク性)
各実施例および比較例で作製した熱伝導性粘着シートを、幅20mm、長さ150mm)に切断して試料とした。
23℃、50%RH雰囲気下で、この試料の表面(貫通孔が形成されている基材側面(各実施例)または粘着剤層の表面(比較例))をアルミニウム板(A1050)に貼り付け、ベースフィルムの上から2kgローラーを1往復させて、試料をアルミニウム板に押し付けた。
熱伝導性粘着シートの一端を手でつかみ、アルミニウム板に対して90度方向(厚み方向)に持ち上げて剥離することを試みた。
熱伝導性粘着シートが破断されずに剥離できた場合を○と、熱伝導性粘着シートが破断され、剥離できなかった場合を×と評価した。この結果を表1に示す。
Figure 2013227379
・仮貼り性(仮固定評価)
各実施例および比較例で作製した熱伝導性粘着シートのベースフィルムを剥がして、厚さ25μmのPETフィルムを貼り合わせ、これを幅20mm、長さ150mmに切断して評価用サンプルとした。
評価用サンプルの表面(貫通孔が形成されている基材側面(各実施例)または粘着剤層の表面(比較例))を、23℃、50%RH雰囲気下で、アルミニウム板(A1050)に貼り付け、PETフィルムの上から2kgローラーを1往復させて、熱伝導性粘着シートをアルミニウム板に押し付けた。つまり、熱伝導性粘着シートをアルミニウム板に仮固定した。
23℃で30分間養生した後、万能引張試験機「TCM−1kNB」(ミネベア社製)を用い、剥離角度90度、引っ張り速度(剥離速度)300mm/分で90度剥離接着力を、JIS Z 0237に準じて測定した。
接着力が、0.3N/20mm以上40N/20mm以下であった場合を○(仮貼り可能)と評価し、接着力が、0.1N/20mm以上0.3N/20mm未満であった場合を△と評価し、接着力が、0.1N/20mm未満であった場合、または、40N/20mmを超過する場合を×(仮貼り困難)と評価した。この結果を表1に示す。
・固定性
仮固定評価と同様にして、評価用サンプルの表面(貫通孔が形成されている基材側面(各実施例)または粘着剤層の表面(比較例))を、23℃、50%RH雰囲気下で、アルミニウム板(A1050)に貼り付け、PETフィルムの上から1MPaの圧力で押すことにより熱伝導性粘着シートをアルミニウム板に固定した。
固定した熱伝導性粘着シートの一端を手でつかみ、アルミニウム板に対して90度方向(厚み方向)に持ち上げて剥離することを試みた。
熱伝導性粘着シートが容易に剥離できなかった場合を○と評価し、熱伝導性粘着シートが一部剥離した場合を△と評価し、熱伝導性粘着シートが容易に剥離した場合を×と評価した。この結果を表1に示す。
・硬さ
各実施例および比較例の熱伝導性粘着シートを用いて、JIS K 7312に準じて、下記条件にて試験を実施した。
詳しくは、熱伝導性粘着シートを幅20mm、長さ20mmに切断し、厚みが4mmになるように積層させたものを評価用サンプルとして、アスカーC硬度計(高分子計器社製)で、23℃、50%RH雰囲気下において、アスカーC硬度計の加圧面を密着させてから30秒後の硬さ(アスカーC硬度)を測定した。この結果を表1に示す。
・熱伝導率、熱抵抗
熱伝導率および熱抵抗の測定は、図5に示す熱特性評価装置を用いて実施した。
具体的には、1辺が20mmの立方体となるように形成されたアルミニウム製(A5052、熱伝導率:140W/m・K)の一対のブロック(ロッドと称する場合もある。)L間に、各実施例および各比較例の熱伝導性粘着シート7(20mm×20mm、両方のベースフィルムを剥離したもの)を挟み込み、一対のブロックLを熱伝導性粘着シート7で貼り合わせた。
そして、一対のブロックLが上下となるように発熱体(ヒーターブロック)Hと放熱体(冷却水が内部を循環するように構成された冷却ベース板)Cとの間に配置した。具体的には、上側のブロックLの上に発熱体Hを配置し、下側にブロックLの下に放熱体Cを配置した。
このとき、熱伝導性粘着シート7で貼り合わされた一対のブロックLは、発熱体Hおよび放熱体Cを貫通する一対の圧力調整用ネジTの間に位置している。なお、圧力調整用ネジTと発熱体Hとの間にはロードセルRが配置されており、圧力調整用ネジTを締め込んだときの圧力が測定されるように構成されており、かかる圧力を熱伝導性粘着シート7に加わる圧力として用いた。
具体的には、この試験において、圧力調整用ネジTを、熱伝導性粘着シート7に加わる圧力が25N/cm(250kPa)となるように締め込んだ。
また、下側のブロックLおよび熱伝導性粘着シート7を放熱体C側から貫通するように接触式変位計の3本のプローブP(直径1mm)を設置した。このとき、プローブPの上端部は、上側のブロックLの下面に接触した状態になっており、上下のブロックL間の間隔(熱伝導性粘着シート7の厚み)を測定可能に構成されている。
発熱体Hおよび上下のブロックLには温度センサーDを取り付けた。具体的には、発熱体Hの1箇所に温度センサーDを取り付け、各ブロックLの5箇所に上下方向に5mm間隔で温度センサーDをそれぞれ取り付けた。
測定はまず初めに、圧力調整用ネジTを締め込んで、熱伝導性粘着シート7に圧力を加え、発熱体Hの温度を80℃に設定するともに、放熱体Cに20℃の冷却水を循環させた。
そして、発熱体Hおよび上下のブロックLの温度が安定した後、上下のブロックLの温度を各温度センサーDで測定し、上下のブロックLの熱伝導率(W/m・K)と温度勾配から熱伝導性粘着シート7を通過する熱流束を算出するとともに、上下のブロックLと熱伝導性粘着シート7との界面の温度を算出した。そして、これらを用いて圧力における熱伝導率(W/m・K)および熱抵抗(cm・K/W)を、下記の熱伝導率方程式(フーリエの法則)を用いて算出した。
Q=−λgradT
R=L/λ
Q:単位面積あたりの熱流速
gradT:温度勾配
L:シートの厚み
λ:熱伝導率
R:熱抵抗
4 粘着剤層
5 基材
6 露出面
7 熱伝導性粘着シート
8 貫通孔
11 第1被着体
12 第2被着体
13 貼着構造物

Claims (10)

  1. 熱伝導性粒子を含有する粘着剤層と、
    前記粘着剤層の厚み方向一方面に積層され、前記厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成される基材と
    を備え、
    熱伝導率が、0.3W/m・K以上であることを特徴とする、熱伝導性粘着シート。
  2. 前記基材の目開きが、100〜10000μmであることを特徴とする、請求項1に記載の熱伝導性粘着シート。
  3. 前記粘着剤層は、前記貫通孔から露出している露出面を有し、
    前記露出面は、前記貫通孔から前記厚み方向一方側に突出していることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱伝導性粘着シート。
  4. 前記粘着剤層は、前記貫通孔から露出している露出面を有し、
    前記露出面の面積と、前記基材の厚み方向一方面の面積との比が、5:95〜95:5であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シート。
  5. 前記基材の坪量が、20g/m以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シート。
  6. 前記粘着剤層が、アクリル系粘着剤層であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シート。
  7. 熱伝導性粘着シートの前記厚み方向一方面をアルミニウム板に仮固定した後に、前記アルミニウム板に対して剥離角度90度で剥離速度300mm/分剥離したときの剥離接着力が、0.1N/20mm以上40N/20mm以下であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シート。
  8. 熱伝導性粒子を含有する粘着剤層と、厚み方向を貫通する複数の貫通孔が形成される基材とを前記厚み方向に積層することを特徴とする、熱伝導性粘着シートの製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シートと第1被着体とを仮固定する工程と、
    前記熱伝導性粘着シートを押圧し、前記熱伝導性粘着シートと前記第1被着体とを固定する工程と
    を備えることを特徴とする、熱伝導性粘着シートの貼り付け方法。
  10. 第1被着体と、
    前記第1被着体に貼り付けられた請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱伝導性粘着シートと、
    前記熱伝導性粘着シートを介して前記第1被着体に貼り付けられた第2被着体と
    を備えることを特徴とする、貼着構造物。
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