JP2013227295A - 油中水型固形化粧料 - Google Patents
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Abstract
溶融充填時に粘度が上昇し、流動性が低下する現象が起き、化粧料が容器中にうまく広がらず固化後にノズル跡や重点むらが残ってしまう等の問題を解決し、塗布膜の均一性に優れ、充填冷却固化後の強度に優れる油中水型固形化粧料に関する。
【解決手段】
特定のデキストリン脂肪酸エステルと、不揮発性ジエステル油剤及び/又はトリエステル油剤を組み合わせることにより、融点75℃以上の固形ワックスを配合する油中水型固形化粧料。
【選択図】なし
Description
成分(A)デキトスリンの水酸基に脂肪酸を付加させたデキストリン脂肪酸エステルとして、全脂肪酸誘導体に対して、該炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、該炭素数12〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、該炭素数12〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び該炭素数12〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満反応させたものであり、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.5〜2.7であるデキストリン脂肪酸エステル、
成分(B)不揮発性ジエステル油剤及び/又はトリエステル油剤、
成分(C)融点75℃以上の固形ワックス、
成分(D)水、
を配合することを特徴とする油中水型固形化粧料に関するものである。
本発明の油中水型固形化粧料に使用される成分(A)は、デキトスリンの水酸基に脂肪酸を付加させたデキストリン脂肪酸エステルとして、全脂肪酸誘導体に対して、該炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、該炭素数12〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、該炭素数12〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び該炭素数12〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満反応させたものであり、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.5〜2.7であるデキストリン脂肪酸エステルである。(以下、単に「特定のデキストリン脂肪酸エステル」ということもある。)
該炭素数12〜26の分岐飽和脂肪酸としては、例えば、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソアラキン酸等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を適宜選択又は組み合わせて使用することができる。これらのうち、特にイソステアリン酸が好ましく、構造の違い等の限定は特にない。
本発明において、イソステアリン酸とは、分岐したステアリン酸の1種、又は2種以上の混合物を意味する。例えば5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン酸は、イソブチレン2量体のオキソ反応により炭素数9の分岐アルデヒドとし、次いでこのアルデヒドのアルドール縮合により炭素数18の分岐不飽和アルデヒドとし、次いで水素添加、酸化することにより製造することができ(以下、「アルドール縮合型」と略す)、これは例えば日産化学工業社より市販されている。2−ヘプチルウンデカン酸はノニルアルコールをガーベット反応(Guerbet反応、ゲルベ反応ともいう)により二量化し、酸化することにより製造することができ、これは例えば三菱化学社より市販されており、分岐位置の若干異なる類似混合物として、日産化学工業社より市販され、さらに出発アルコールが直鎖飽和ではない2箇所メチル分岐したタイプも同様に日産化学工業社より市販されている(以下総じて「ガーベット反応型」と略す)。また、メチル分岐イソステアリン酸は、例えばオレイン酸のダイマー製造時の副産物として得られるもので〔例えばJ.Amer.Oil Chem.Soc.51,522(1974)に記載〕、例えば米国エメリー社などから市販されていたものがあげられる(以下「エメリー型」と略す)。エメリー型イソステアリン酸の出発物質であるダイマー酸のさらに出発物質は、オレイン酸だけでなく、リノール酸、リノレン酸等も含まれる場合がある。本発明においては特にこのエメリー型がより好ましい。
デキストリンイソデカン酸エステル
デキストリンイソパルミチン酸エステル
デキストリンイソステアリン酸エステル
デキストリンイソアラキン酸エステル
デキストリン(イソ吉草酸/イソステアリン酸)エステル
デキストリン(イソアラキン酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/ミリスチン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/イソ吉草酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソデカン酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/ステアリン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/アラキン酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/アラキドン酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/カプリル酸/リノール酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/ステアリン酸/オレイン酸)エステル
デキストリン(イソアラキン酸/パルミチン酸/ショールムーグリン酸)エステル
次に、本発明に使用される特定のデキストリン脂肪酸エステルの製造方法について説明する。
製造方法としては、特に限定されず、公知の製法を採用することができるが、たとえば以下のようにして製造することができる。
その場合、全脂肪酸誘導体に対して炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、その他の脂肪酸誘導体を全脂肪酸誘導体に対して0mol%以上50mol%未満使用する。
(1)及び(2)のいずれの場合も、まず、デキストリンを反応溶媒に分散し、必要に応じて触媒を添加する。これに、上記脂肪酸のハロゲン化物、酸無水物等を添加して反応させる。(1)の製造法の場合は、これらの酸を混合して同時に添加反応させ、(2)の製造法の場合は、まず反応性の低い分岐飽和脂肪酸誘導体を反応させた後、次いでその他の脂肪酸誘導体を添加反応させる。
以下に本発明に用いる特定のデキストリン脂肪酸エステルの参考製造例を示す。また、下記方法で置換度、構成脂肪酸のmol%、粘度、タック性を測定した。
参考製造例のデキストリン脂肪酸エステルのIRスペクトルを測定し、アルカリ分解後の脂肪酸量とガスクロマトグラフィーから、置換度と、構成脂肪酸のmol%を求めた。
平均グルコース重合度30のデキストリン21.41g(0.132mol)をジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン62g(0.666mol)とからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)120g(0.396mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質107gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
尚、エメリー型の出発原料はコグニス社製のEMARSOL873を用いた。本原料の脂肪酸組成は分岐飽和脂肪酸が60mol%、その他の脂肪酸が40mol%(パルミチン酸10mol%を含む)のものを用いた。(以下同様)
置換度は2.2、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)であった。
※2:合成セレシンJNP-81(日本ナチュラルプロダクツ社製)
※3:ムルチワックスW-445(SONNEBORN,INC.社製)
※4:TOWAX-1F6(東亜化成社製)
※5:コスモール43(日清オイリオ社製)
※6:シリコーンKSG-15(信越化学工業社製)
※7:ABILEM90(ゴールドシュミット社製)
※8:シリコーンKF−6038(信越化学工業社製)
※9:17〜22のシリコーン処理 シリコーンKF−9901(信越化学工業社製)
A:成分1〜16を90℃で混合溶解する。
B:Aに成分17〜22を添加して、35℃で混合分散し、23〜26を添加する。
C:成分27〜30を混合溶解する。
D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。
E:Dを85℃溶融後75℃にて皿に充填した後、室温に冷却してファンデーションを得た。
(イ)表面硬度
(ロ)充填成形性
(ハ)塗布膜の均一性
(評価方法)
(イ)表面硬度については、各試料を、化粧用スポンジで使用したときに、適切な量が取れたかどうか、試料の表面が崩れて多く取れすぎることがないかどうかを評価し下記判定基準にて判定した。
<表面硬度判定基準>
◎:非常に良好
○:良好
△:やや不良
×:不良
(ロ)充填成形性については、各試料に充填ムラやノズル跡がないかどうかを目視にて下記判定基準にて評価した。
<充填成形性判定基準>
◎:充填ムラやノズル跡がみられない
○:充填ムラやノズル跡がわずかに見られる
△:充填ムラやノズル跡がやや見られる
×:充填ムラやノズル跡が目立つ
(ハ)塗布膜の均一性については
各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。各試料を顔に塗布し、パネル各人が、塗布時に化粧料がムラ付きせず、毛穴に落ち込むことなく均一に塗布できるかどうかについて、下記絶対評価にて6段階に評価し、評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
<6段階絶対評価>
(評点):(評価)
5:非常に良い
4:良い
3:やや良い
2:普通
1:やや悪い
0:悪い
<4段階判定基準>
◎:4点以上 :非常に良好
○:3点以上で4点未満 :良好
△:1.5点以上で3点未満 :やや不良
×:1.5点未満 :不良
比較例1〜2に関しては、成分(A)を配合しない比較例1においては充填むらやノズル跡等の充填跡が目立ち、使用時の表面硬度も劣り着手時に化粧料表面に崩れがみられた。また崩れることで塗布量が一定にならない傾向にあった。一方、成分(B)の代わりに不揮発性モノエステル油剤を使用した比較例2は表面硬度が十分でなく、使用時に表面が崩れてしまった。
尚、実施例1と比較例1の、溶融時75℃での粘度を測定したところ、実施例1は粘度値が4.8Pa・s、比較例1では7.2Pa・sと明らかな差を示した。他の実施例も同様に粘度を低くすることができた。
粘度はADVANCED RHEOMETER AR2000(TA Instruments Ltd.社製)にて、40mm2°傾斜Alminium Coneを用い、75℃でShear Rate 3(1/S)の時の値を測定した。
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス(融点85〜91℃) ※1 2
2.エチレン・プロピレンコポリマー(融点90〜98℃) ※10 9
3.キャンデリラワックス(融点70〜75℃) 1
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
5.ジカプリン酸プロピレングリコール 10
6.コハク酸ジ2−エチルヘキシル 5
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル 5
8.参考製造例1のデキストリンイソステアリン酸エステル 3
9.p−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル 5
10.2,4,6−トリアニリノ−パラ−(カルボ−2’−エチルヘキシル1’−
オキシ)−1、3、5−トリアジン 0.5
11.微粒子酸化亜鉛(0.03μm) 10
12.酸化チタン(0.8μm) 0.5
13.ジメチコンコポリオールクロスポリマー30%ジメチコン混合物 ※11
3
14.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
15.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン ※12 0.1
16.グリセリン 2
17.1,3−ブチレングリコール 5
18.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
19.1,2−ペンタンジオール 0.1
20.精製水 30
21.香料 0.1
※10:EP−700(ニューフェーズテクノロジー社製)
※11:シリコーンKSG−21(信越化学工業社製)
※12:シリコーンKF−6028P(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分16〜20を90℃で均一溶解する。
B:成分1〜7を110℃にて均一溶解し、成分8〜12を加え、室温まで均一に混合分散する。
C:BにAを室温で攪拌しながら加え乳化する。
D:Cに成分13〜15までを加え、成分21を均一に混合し、85℃まで溶解後、70℃で金型容器(アルミニウム製)に流し込み、冷却固化して容器に装着しスティック状日焼け止めを得た。
実施例11について、実施例1〜10で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、充填冷却固化後の強度に優れ、充填成形性も良好であり、充填むらやノズル跡等の充填跡が見られず、塗布膜の均一性に優れるものであった。
(成分) (%)
1.マイクロクリスタリンワックス(融点77〜82℃) ※3 3
2.硬化油 0.3
3.ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 10
4.参考製造例1のデキストリンイソステアリン酸エステル 1.5
5.流動パラフィン 5
6.有機変性粘土鉱物 ※13 0.7
8.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン ※14 2
7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
8.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.3
9.ジカプリン酸プロピレングリコール 5
10.シリコーン処理ベンガラ被覆雲母チタン ※15 5
11.シリコーン処理タルク ※16 2
12.シリコーン処理ベンガラ ※16 0.1
13.フェノキシエタノール 0.3
14.エタノール 10
15.精製水 残量
※13:ベントン38(NLインダストリー社製)
※14:シリコーンKF−6015(信越化学工業社製)
※15:ジェムトーンタンオパール(三好化成社製)メチルハイドロジェン5%処理
※16:メチルハイドロジェン5%処理
A:成分1〜12を85℃で混合分散する。
B:成分13〜15を30℃で混合分散する。
C:Aを攪拌しながら、Bを添加し、乳化する。
D:Cを80℃に溶解し、容器に充填し室温まで冷却後、コントロールカラーを得た。
実施例12について、実施例1〜10で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、充填冷却固化後の強度に優れ、充填成形性も良好であり、充填むらやノズル跡等の充填跡が見られず、塗布膜の均一性に優れるものであった。
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス(融点85〜91℃) ※1 3
2.エチレン・プロピレンコポリマー(融点90〜98℃) ※10 5
3.マイクロクリスタリンワックス(融点77〜82℃) ※3 1
4.イソノナン酸イソトリデシル 5
5.ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 20
6.水添アビエチン酸グリセリル 1
7.ワセリン 10
8.ポリブテン 5
9.重質流動イソパラフィン 10
10.デカメチルシクロペンタシロキサン 2
11.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
12.参考製造例1のデキストリンイソステアリン酸エステル 0.5
13.ポリヒドロキシステアリン酸 ※17 1
14.デカイソステアリン酸デカグリセリル 10
15.フェノキシエタノール 0.1
16.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
17.ジメチルシリル化処理煙霧状無水ケイ酸 ※18 2
18.ジメチルジステアリルヘクトライト ※19 0.2
19.ホホバ油 0.1
20.1,3−ブチレングリコール 1
21.精製水 5
※17:サラコスHS−6C(日清オイリオ社製)
※18:エアロジルR-972(日本エアロジル社製)
※19:BENTON38V(エレメンティス社製)
(製造方法)
A:成分1〜12を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分13〜19を加え、50℃にて均一に混合分散し、20,21を添加し乳化する。
C:Bを110℃に加熱溶解して、90℃で金皿(アルミニウム製)に流し込み、冷却固化して流し込みリップ下地を得た。
実施例13について、実施例1〜10で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、充填冷却固化後の強度に優れ、充填成形性も良好であり、充填むらやノズル跡等の充填跡が見られず、塗布膜の均一性に優れるものであった。
(成分) (%)
1.スクワラン 10
2.デカメチルシクロペンタシロキサン 15
3.ジメチルポリシロキサン 5
4.2−エチルヘキサン酸セチル 7
5.参考製造例1のデキストリンイソステアリン酸エステル 1
6.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン※7 3
7.セスキオレイン酸ソルビタン 1
8.トリカプリル酸グリセリル 3
9.ポリエチレンワックス 3
10.フッ素化合物処理雲母チタン ※20 5
11.シリコーン処理赤色226号 ※21 1
12.無水ケイ酸 3
13.1,3−ブチレングリコール 3
14.エタノール 2
15.精製水 残量
※20:パーフルオロトリエトキシシラン3%処理
※21:メチルハイドロジェン5%処理
(製造方法)
A:成分1〜8を90℃にて混合する。
B:Aに成分9〜12を添加して、40℃にて混合分散する。
C:成分13〜15を30℃にて混合溶解する。
D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。
E:Dを容器に85℃に加熱溶解した後75℃で充填し、アイカラーを得た。
実施例14について、実施例1〜10で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、充填冷却固化後の強度に優れ、充填成形性も良好であり、充填むらやノズル跡等の充填跡が見られず、塗布膜の均一性に優れるものであった。
Claims (4)
- 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)を配合することを特徴とする油中水型固形化粧料。
成分(A)デキトスリンの水酸基に脂肪酸を付加させたデキストリン脂肪酸エステルとして、全脂肪酸誘導体に対して、炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、該炭素数12〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、該炭素数12〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び該炭素数12〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満反応させたものであり、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.5〜2.7であるデキストリン脂肪酸エステル
成分(B)不揮発性のジエステル油剤及び/又はトリエステル油剤
成分(C)融点75℃以上の固形ワックス
成分(D)水 - 前記成分(B)がトリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、コハク酸ジ(2−エチルへキシル)、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸プロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のエステル油であることを特徴とする請求項1に記載の油中水型固形化粧料。
- さらに成分(E)0.1μm以下の微粒子金属酸化物を配合することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の油中水型固形化粧料。
- 前記成分(A)の配合量が0.1〜5質量%、成分(B)の配合量が3〜40質量%、成分(C)の配合量が0.1〜25質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油中水型固形化粧料。
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