JP2013224367A - 硬質ポリウレタンフォーム及び硬質ポリウレタンフォーム製造用プレミックスポリオール - Google Patents
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Abstract
【課題を解決する手段】ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤を含むプレミックスポリオールとポリメチレンジイソシアネートを用いた硬質ポリウレタンフォームにおいて、前記ポリオールの30〜80wt%が活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び/又はポリアミンにアルキレンオキシドを付加したポリオール化合物であり、前記硬質ポリウレタンフォームの1700〜1720cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA1、1590〜1610cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA2で表した場合に、A1/A2が1.7〜2.0である硬質ウレタンフォーム。
【選択図】図11
Description
(1)真空断熱パネル(VIP;真空層を有する中空体)と断熱箱(外箱と内箱とによって形成される空間に断熱材を配置したもの)とを組み合わせて断熱層を構成する。
(2)真空断熱パネルは形状が複数種類あり、これらを断熱箱の内部に配置して、断熱層を形成するか、断熱箱体の外面に複数の真空断熱パネルを配置して断熱層を形成する。断熱箱の内部には硬質ウレタンフォームが充填されている。
(3)真空断熱パネルの内少なくとも1つは屈曲した構造を持ち、またそのような真空断熱パネルを包囲する断熱箱体内に屈曲部や狭隘部などのウレタンフォームの充填が困難な部分が形成され得る。
(4)前記外箱の天面、背面及び底面に前記外箱又は前記内箱形状に沿った立体形状の真空断熱パネルを配置し、且つ側面には矩形板状、切欠き形状、立体形状のいずれかの真空断熱パネルを配置すれば、今まで部品の配置等の問題で真空断熱パネルを配置できなかった部分にも、立体形状や切欠き形状等によって配置できるようになり、箱体の断熱性能を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
以下、サンプル1について、その作製方法と、物性値の測定方法を説明する。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100部を用いて、水1.6部、シクロペンタン18.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.9になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、高圧発泡装置を用いてウレタンフォームを図6に示す断熱箱体に充填発泡し、冷蔵箱体(サンプル1)を作製した。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.65部、シクロペンタン17.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物4部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.8になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、高圧発泡装置を用いてウレタンフォームを図8に示す断熱扉に充填発泡し、扉(サンプル2)を作製した。この際、C.T.及びG.T.は断熱箱体または扉の成形方法に合わせてそれぞれ、調整した。図7に示す冷蔵庫および冷凍庫の外扉表鉄板と内扉壁内空間に、充填した硬質ポリウレタンフォームの物性及び、冷蔵庫サンプル1とサンプル2で形成した冷蔵庫の熱漏洩量を表1及び表2に示す。なお、実施例において用いた整泡剤は式(1)で示されるシリコーン化合物で、配合量は全て2.5部である。
(a)低温収縮率(断熱箱体):図6における冷蔵庫用断熱箱体のウレタン注入口102から少なくも500mm以上離れた位置106のウレタンフォームにおいて、150mm×300mm×20〜25mmのウレタンフォームを―20℃で5週間放置したときの厚さ寸法変化率である。なお、図6において、100はウレタン注入ヘッド、102はウレタン注入口、103は断熱箱体、104は外箱鉄板、105は内箱樹脂壁、106は特性評価サンプル採取位置である。
(b)低温収縮率(断熱扉):図7に示す冷蔵庫断熱扉の外包材側面から50mm以上離れたウレタンフォームにおいて、150mm×300mm×20〜25mmのウレタンフォームを−20℃で5週間放置したときの厚さ寸法変化率である。
(a)熱伝導率(断熱扉):図7に示す冷蔵庫断熱扉の外包材側面から一定距離A、本発明の場合は50mm以上離れたウレタンフォームから、200mm×200mm×20〜25mmのウレタンフォーム180を採取し、英弘製機社製HC−073型(熱流計法、平均温度10℃)を用いて評価した。
(b)熱伝導率(断熱箱体):断熱箱体のウレタン注入口から少なくも500mm以上離れたウレタンフォームから、200mm×200mm×20〜25mmのウレタンフォームを採取し、英弘製機社製HC−073型(熱流計法、平均温度10℃)を用いて評価した。
(a)曲げ強度(断熱扉):図7に示す冷蔵庫断熱扉の外包材側面から50mm以上離れたウレタンフォームから、80mm×250mm×20〜25mmのウレタンフォームを採取し、これを送り速度10mm/minで負荷し、フォーム折損時の荷重をフォームの巾と厚さの2乗で除した値を曲げ強度(断熱扉)とした。
(b)曲げ強度(断熱箱体):ウレタン注入口から少なくも500mm以上離れたウレタンフォームから、80mm×250mm×20〜25mmのウレタンフォームを採取し、これを送り速度10mm/minで負荷し、フォーム折損時の荷重をフォームの巾と厚さの2乗で除した値を曲げ強度(断熱箱体)とした。
ガラス転移温度(Tg)は、以下の様に測定した。採取したウレタンフォームをハンドプレスによりタブレット状に圧縮し試料とした。DSC2910(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン製)を使用し、窒素(200mL/min)雰囲気化、昇温速度5℃/minで測定を行い、ガラス転移温度を求めた。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部に代えて、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部を用いてサンプル3を、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したソルビトール(ポリオールC)50部を用いてサンプル4を、サンプル1と同様の方法により、IR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.9になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、サンプル1と同様の方法で冷蔵庫扉を作成し、評価した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体とサンプル3または4の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
(1)サンプル5の作製
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.65部、シクロペンタン17.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.8になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫扉を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル5の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 50部に代えて、ポリオールB 50部を用いて冷蔵庫扉であるサンプ
ル6を、ポリオールC 50部を用いて冷蔵庫扉であるサンプル7を、サンプル5と同様
に作製し、評価した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体とサンプル6または7の冷蔵庫扉
を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
(1)サンプル8の作製
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.7部、シクロペンタン16.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.7になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫扉を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル8の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 50部に代えて、ポリオールB 50部を用いて冷蔵庫扉であるサンプル9を、ポリオールC 50部用いて冷蔵庫扉であるサンプル10を、サンプル8と同様に作製し、評価した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体とサンプル9または10の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 70部、ポリオールD 10部、ポリオールE 10部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様に冷蔵庫扉であるサンプル11を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル11の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 35部、ポリオールD 30部、ポリオールE 35部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル12を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル12の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 25部、ポリオールB 15部、ポリオールC 10重量部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様に冷蔵庫扉であるサンプル13を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル13の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールポリオールB 35部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 25部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル14を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体とサンプル14の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.5部、シクロペンタン19.8部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2が2.0超になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫扉であるサンプル15を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル15の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.8部、シクロペンタン15.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.5になるように水配合量を1.8部、シクロペンタン配合量を15.3部とし、プレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫扉であるサンプル16を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル16の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 15部、ポリオールD 40部、ポリオールE 35部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様に冷蔵庫扉であるサンプル17を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル17の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 75部、ポリオールD 10部、ポリオールF 15部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様に冷蔵庫扉であるサンプル18を作製した。サンプル2で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル18の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
実施例1で冷蔵庫箱体を形成する際に使用したプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部に代えて、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部を用いてサンプル19を、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したソルビトール(ポリオールC)50部を用いてサンプル20を、サンプル2と同様の方法により、IR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.8になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫箱体を作成し、評価した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル19または20の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 70部、ポリオールD 10部、ポリオールE 10部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル21を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル21の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 35部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 25部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル22を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル22の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 25部、ポリオールB 15部、ポリオールC 10重量部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル23を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル23の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
)プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.5部、シクロペンタン19.8部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物4部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ2.0超になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫箱体であるサンプル24を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル24の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.8部、シクロペンタン15.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N,N′,N′′−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物4部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm−1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm−1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.5になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、冷蔵庫箱体であるサンプル25を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル25の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 15部、ポリオールD 40部、ポリオールE 35部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル22と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル26を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル26の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 75部、ポリオールD 10部、ポリオールE 15部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル21と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル27を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル27の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA:プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール
ポリオールB:プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース
ポリオールC:プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したソルビトール
ポリオールD:トリエタノールアミンケイ系ポリオール
ポリオールE:グリセリン系ポリオール
ポリオールF:トリレンジアミン
Claims (16)
- ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤を含むプレミックスポリオールとポリメチレンジイソシアネートの反応により得られる硬質ポリウレタンフォームにおいて、前記ポリオールの30〜80wt%が活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び/又はポリアミンにアルキレンオキシドを付加したポリオール化合物であり、前記硬質ポリウレタンフォームの1700〜1720cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA1、1590〜1610cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA2で表した場合に、A1/A2が1.7〜2.0であることを特徴とする硬質ウレタンフォーム。
- 前記ポリオール化合物は脂肪族化合物または脂環式化合物の誘導体に活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び/又はポリアミンにアルキレンオキシドを付加したものであることを特徴とする請求項1に記載の硬質ウレタンフォーム。
- 前記ポリオール化合物を35〜70wt%含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の硬質ウレタンフォーム。
- 前記プレミックスポリオールの水の配合量が前記ポリオール100重量部あたり1.4〜1.7重量部であることを特徴とする請求項1に記載の硬質ウレタンフォーム。
- 前記ポリオール化合物は、プロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(a)、プロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したシュークロース(b)及びプロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したソルビトール(c)からなる群から選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬質ウレタンフォーム。
- 前記硬質ポリウレタンの曲げ強度が0.3MPa以上及びガラス転移温度が120℃以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の硬質ウレタンフォーム。
- 前記ポリオール化合物がシュークロースにアルキレンオキシドを付加した化合物であることを特徴とする請求項1に記載の硬質ウレタンフォーム。
- ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤を含み、前記ポリオールの30〜80wt%が水酸基数4〜8個の多価アルコール及び/又はポリアミンにアルキレンオキシドを付加したポリオール化合物であるプレミックスポリオールであって、前記プレミックスポリオールとポリイソシアネートを、前記ポリオールと前記水に対するイソシアネート当量を1として反応させて得た硬質ウレタンフォームが、1700〜1720cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA1、1590〜1610cm−1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA2で表した場合に、A1/A2が1.7〜2.0となるように前記プレミックスポリオールの組成を調整したことを特徴とする硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記ポリオール化合物は脂肪族化合物または脂環式化合物の誘導体である特徴とする請求項8に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記ポリオール化合物を35〜70wt%含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記プレミックスポリオールの水の配合量が前記ポリオール100重量部あたり1.4〜1.7重量部であることを特徴とする請求項8に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記プレミックスポリオール100重量部に対し17〜19.3重量部のシクロペンタンを配合したことを特徴とする請求項8に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記ポリオール化合物は、プロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(a)、プロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したシュークロース(b)及びプロピレンオキシドとエチレンオキシドを付加したソルビトール(c)からなる群から選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項8又は9に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記硬質ポリウレタンの曲げ強度が0.3MPa以上及びガラス転移温度が120℃以上であることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記ポリオール化合物がシュークロースにアルキレンオキシドを付加した化合物であることを特徴とする請求項8に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
- 前記ポリオール化合物が、シュークロースにアルキレンオキシドを付加した化合物であることを特徴とする請求項8に記載の硬質ウレタンフォーム用プレミックスポリオール。
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JP (1) | JP5878423B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224370A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Hitachi Appliances Inc | 断熱扉及び断熱箱体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11248344A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Hitachi Ltd | 冷蔵庫と冷凍庫の断熱箱体および断熱扉 |
JP2001122941A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-08 | Hitachi Ltd | 硬質ポリウレタンフォームおよびそれを用いた冷蔵庫 |
-
2012
- 2012-04-23 JP JP2012097346A patent/JP5878423B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JPH11248344A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Hitachi Ltd | 冷蔵庫と冷凍庫の断熱箱体および断熱扉 |
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