JP6169324B2 - 冷蔵庫または冷凍庫 - Google Patents
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Description
(1)上記第1の活性水素含有化合物(A)は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヒドラジン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、グリセリン、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトール及びトリイソプロパノールアミンの1種以上である。
(2)上記第2の活性水素含有化合物(B)が、ショ糖及びトルエンジアミンのそれぞれにアルキレンオキシドを付加した活性水素含有化合物であり、上記第2の活性水素含有化合物(B)におけるアルキレンオキシドが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドの内の少なくとも1種である。
(3)上記プレミックスポリオール組成物のポリオール成分の25℃における粘度が、2200〜3000mPa・sである。
(4)ウレタン原料注入口から少なくとも50mm以上離れた上記硬質ウレタンフォームの圧縮強度が0.1MPa以上、曲げ強度が0.4MPa以上である。
[プレミックスポリオール組成物]
前述したように、本発明の冷蔵庫または冷凍庫の断熱体(冷凍庫用断熱箱体又は断熱扉体)に用いられるプレミックスポリオール組成物(以下、「本発明の(本発明に係る)プレミックスポリオール組成物」と称する。)は、活性水素含有化合物と、整泡剤と、触媒と、水と、シクロペンタンを含み、上記活性水素含有化合物は、第1の活性水素含有化合物(A)と、第2の活性水素含有化合物(B)とをそれぞれ少なくとも1つ含み、かつ、芳香族ポリエステルポリオールを含まず、上記第1の活性水素含有化合物(A)は、重量平均分子量が200以下であり、活性水素を含有し、環状構造及び芳香環を有しない鎖状脂肪族化合物であり、上記活性水素含有化合物の総和の5〜10質量%含まれ、上記第2の活性水素含有化合物(B)は、ショ糖及びトルエンジアミンのうちの少なくとも1種にアルキレンオキシドを付加した活性水素含有化合物であり、上記活性水素含有化合物の総和の90質量%以上含まれることを特徴とする。
[硬質ウレタンフォーム]
本発明に係る冷蔵庫または冷凍庫の断熱体(冷凍庫用断熱箱体又は断熱扉体)に用いられる硬質ウレタンフォーム(以下、「本発明の(本発明に係る)硬質ウレタンフォーム」と称する。)は、上述したプレミックスポリオール組成物を、ポリイソシアネートを用いて発泡させて得ることができる。本発明に使用されるポリイソシアネートは、従来公知のものであればよく、特に限定されない。例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)またはトリレンジイソシアネート(TDI)とその誘導体が好適である。これらは単独で使用しても、混合して使用しても差し支えない。MDIとその誘導体としては、例えば、MDIとその重合体であるポリフェニルポリメチレンジイソシアネートとの混合物、末端イソシアネート基をもつジフェニルメタンジイソシアネート誘導体等を挙げることができる。また、TDIとその誘導体としては、例えば、2,4‐TDIと2,6‐TDIの混合物や、TDIの末端イソシアネートプレポリマー誘導体等を挙げることができる。
[冷蔵庫]
本発明の硬質ウレタンフォームを適用する冷蔵庫について説明する。まず、冷蔵庫の全体構成に関して図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1Aは本発明が適用される冷蔵庫の1例を示す正面模式図、図1Bは図1AのX‐X´断面模式図である。
(実施例1〜9、参考例1〜16)
(1)プレミックスポリオール組成物の調整、及び硬質ウレタンフォームの作製
後述する表1に示すポリオール成分を用いて、実施例1〜9及び参考例1〜16のプレミックスポリオール組成物を調整した。第1の活性水素含有化合物(A)として、トリプロピレングリコール(重量平均分子量MW:192.3)、トリエタノールアミン(MW:149.2)、ジプロピレングリコール(MW:134.2)、ジエチレングリコール(MW:106.1)、1,4‐ブタンジオール(MW:90.12)及びトリイソプロパノールアミン(MW:191.3)のうち、少なくとも1つを用いた。また、第2の活性水素含有化合物(B)として、アルキレンオキシドを付加したソルビトール、ショ糖及びトルエンジアミンうち、少なくとも1つを使用した。さらに参考例1〜11、13〜15では、上記(A)、(B)以外のポリオール成分(C)として、トリエタノールアミンを添加した。
(2)冷蔵庫断熱扉体及び断熱箱体の作製
次に、上記で作製した硬質ウレタンフォームを用いて、冷蔵庫または冷凍庫の断熱扉体及び断熱箱体を作製した。作製手順を以下に示す。
(3)測定・評価
次に、上記で作製したプレミックスポリオール組成物、断熱扉体及び断熱箱体に対し、以下の試験・評価を行った。
(i)粘度測定(流動性評価)
上述したポリオール成分の粘度を測定した。測定には、回転粘度計(HAKKE社製、型式:RS100TC500)を用い、直径20mmのパラレルプレートを使用して25℃の室温で、各サンプルの測定を行った。結果を表2に示す。
(ii)圧縮強度測定
上述した断熱扉体及び断熱箱体の圧縮強度を以下の手順により測定した。
(iii)曲げ強度測定
上述した断熱扉体及び断熱箱体の曲げ強度を以下の手順により測定した。
(iv)低温寸法変化率測定(寸法安定性評価)
上述した断熱扉体及び断熱箱体の低温寸法変化率を以下の手順により測定した。
(v)高温寸法変化率測定(寸法安定性評価)
上述した断熱扉体及び断熱箱体の高温寸法変化率を以下の手順により測定した。
(vi)熱漏洩量測定
上述した断熱扉体及び断熱箱体の熱漏洩量を以下の手順により測定した。
(比較例1〜4)
ポリオール成分として、第1の活性水素含有化合物(A)を含まないこと以外は、実施例1〜9及び参考例1〜16と同様にして、プレミックスポリオール組成物の調整、硬質ウレタンフォームの作製、断熱扉体及び断熱箱体の作製、及び測定・評価を行った。なお、比較例1は断熱扉体、比較例2〜4は断熱箱体に充填した。ポリオール成分を表1に、測定・評価結果を表2に併記する。
Claims (5)
- プレミックスポリオール組成物とポリイソシアネートを反応させて独立気泡を有する硬質ウレタンフォームを作製し、前記硬質ウレタンフォームを充填してなる断熱体を備えた冷蔵庫または冷凍庫であって、
前記プレミックスポリオール組成物は、活性水素含有化合物と、整泡剤と、触媒と、水と、シクロペンタンを含み、
前記活性水素含有化合物は、第1の活性水素含有化合物(A)と、第2の活性水素含有化合物(B)とをそれぞれ少なくとも1つ含み、かつ、芳香族ポリエステルポリオールを含まず、
前記第1の活性水素含有化合物(A)は、重量平均分子量が200以下であり、活性水素を含有し、環状構造及び芳香環を有しない脂肪族化合物であり、前記活性水素含有化合物の総和の5〜10質量%含まれ、
前記第2の活性水素含有化合物(B)は、ショ糖及びトルエンジアミンのそれぞれにアルキレンオキシドを付加した活性水素含有化合物であり、前記活性水素含有化合物の総和の90質量%以上含まれることを特徴とする冷蔵庫または冷凍庫。 - 請求項1に記載の冷蔵庫または冷凍庫において、前記第1の活性水素含有化合物(A)は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヒドラジン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、グリセリン、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトール及びトリイソプロパノールアミンの1種以上であることを特徴とする冷蔵庫または冷凍庫。
- 請求項1又は2に記載の冷蔵庫または冷凍庫において、前記第2の活性水素含有化合物(B)におけるアルキレンオキシドが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドの内の少なくとも1種であることを特徴とする冷蔵庫または冷凍庫。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷蔵庫または冷凍庫において、前記活性水素含有化合物の25℃における粘度が、2200〜3000mPa・sであることを特徴とする冷蔵庫または冷凍庫。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷蔵庫または冷凍庫において、ウレタン原料注入口から少なくとも50mm以上離れた前記硬質ウレタンフォームの圧縮強度が0.1MPa以上、曲げ強度が0.4MPa以上であることを特徴とする冷蔵庫または冷凍庫。
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