JP5891106B2 - 硬質ウレタンフォーム、硬質ウレタンフォームを用いた冷蔵庫の断熱扉及び断熱箱体、硬質ウレタンフォーム製造用プレミックスポリオール並びに断熱箱体又は断熱扉の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)真空断熱パネル(VIP;真空層を有する中空体)と断熱箱(外箱と内箱とによって形成される空間に断熱材を配置したもの)とを組み合わせて断熱層を構成する。
(2)真空断熱パネルは形状が複数種類あり、これらを断熱箱の内部に配置して、断熱層を形成するか、断熱箱体の外面に複数の真空断熱パネルを配置して断熱層を形成する。断熱箱の内部には硬質ウレタンフォームが充填されている。
(3)真空断熱パネルの内少なくとも1つは屈曲した構造を持ち、またそのような真空断熱パネルを包囲する断熱箱体内に屈曲部や狭隘部などのウレタンフォームの充填が困難な部分が形成され得る。
(4)前記外箱の天面、背面及び底面に前記外箱又は前記内箱形状に沿った立体形状の真空断熱パネルを配置し、且つ側面には矩形板状、切欠き形状、立体形状のいずれかの真空断熱パネルを配置すれば、今まで部品の配置等の問題で真空断熱パネルを配置できなかった部分にも、立体形状や切欠き形状等によって配置できるようになり、箱体の断熱性能を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
以下、サンプル1について、その作製方法と、物性値の測定方法を説明する。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部(重量部、以下同じ)、トリエタノールアミン系ポリオール(ポリオールD)20部、グリセリン系ポリオール(ポリオールE)20部、トリレンジアミン(ポリオールF)10部の混合ポリオール100重量部を用いて、水1.8部、シクロペンタン15.3部、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、N、N′、N″−トリス(3−ジエチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジンの混合物3.0部、整泡剤2.5部からなるプレミックスポリオールとポリメチレンポリフェニルジイソシアネートを使用して、得られる硬質ポリウレタンのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.6になるようにプレミックスポリオール組成を調整し、高圧発泡装置を用いてウレタンフォームを断熱箱及び図7に示す断熱扉に充填発泡し、冷蔵庫箱体(サンプル1)及び扉(サンプル2)を作成した。また、形成した冷蔵庫箱体及び冷蔵庫扉を組み合わせて冷蔵庫を作製した。図6に示す4点注入により充填した硬質ウレタンフォーム及び図9に示す1点注入法により形成した硬質ウレタンフォームの物性及び、冷蔵庫の熱漏洩量を表1に示す。なお、実施例において用いた整泡剤は式(1)で示されるシリコーン化合物で、配合量は全て2.5部である。
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部に代えて、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部を用いてサンプル3を、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したソルビトール(ポリオールC)50部を用いてサンプル4を、サンプル1と同様の方法により、IR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.5になるようにプレミックスポリオール組成及び触媒組成を調整し、サンプル1と同様の方法で冷蔵庫扉を作成し、評価した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル3または4の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
(1)サンプル5の作製
サンプル1と同様の方法にてウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.4になるように触媒組成及び配合量を調整し、冷蔵庫箱体を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉及びサンプル5の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 50部に代えて、ポリオールB 50部を用いてサンプル6を、ポリオールC 50部を用いてサンプル7を、サンプル5と同様に作製し、評価した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル5または6の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
(1)サンプル8の作製
サンプル1と同様の方法にてウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.2になるように触媒組成及び配合量を調整し、冷蔵庫箱体を作成した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル8の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 50部に代えて、ポリオールB 50部を用いてサンプル9を、ポリオールC 50部用いてサンプル10を、サンプル8と同様に作製し、評価した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル9または10の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 70部、ポリオールD 10部、ポリオールE 10部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル11を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル11の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 35部、ポリオールD 30部、ポリオールE 35部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル12を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル12の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 25部、ポリオールB 15部、ポリオールC 10重量部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル1と同様にサンプル13を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル13の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 35部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 25部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル1と同様にサンプル14を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル14の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
サンプル1と同様の方法にてウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.8になるように触媒組成及び配合量を調整し、サンプル15を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル15の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
サンプル1と同様の方法によりウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.2になるように触媒組成及び配合量を調整し、サンプル16を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル16の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 15部、ポリオールD 40部、ポリオールE 35部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル17を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル16の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 75部、ポリオールD 10部、ポリオールF 15部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル5と同様にサンプル18を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫扉とサンプル18の冷蔵庫箱体を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
実施例1で冷蔵庫扉を形成する際に使用したプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したペンタエリスリトール(ポリオールA)50部に代えて、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したシュークロース(ポリオールB)50部を用いてサンプル19を、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを付加したソルビトール(ポリオールC)50部を用いてサンプル20を、サンプル1と同様の方法により、IR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.4になるようにプレミックスポリオール組成及び触媒組成を調整し、サンプル2と同様の方法で冷蔵扉を作成し、評価した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体とサンプル19または20の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 70部、ポリオールD 10部、ポリオールE 10部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫扉であるサンプル21を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル21の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 35部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 25部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫扉であるサンプル22を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル22の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールA 25部、ポリオールB 15部、ポリオールC 10重量部、ポリオールD 20部、ポリオールE 20部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル2と同様の方法で冷蔵庫扉であるサンプル23を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル23の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び、またはポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物中、芳香族環や複素環を有するポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物に対し脂肪族や脂肪族環を有するポリオールにアルキレンオキシドを付加した化合物が2倍以上含まれる実施例8と9に比べて、活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び、またはポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物中、芳香族環や複素環を有するポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物に対し脂肪族や脂肪族環を有するポリオールにアルキレンオキシドを付加した化合物が1.4倍含まれる実施例10においては、曲げ強度が0.35MPa、低温寸法安定性が−1.7、高温寸法安定性が1.6と低下している。また、熱漏洩量が増加し、断熱性が悪化している。
サンプル2と同様の方法にてウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.8になるように触媒組成及び配合量を調整し、冷蔵庫扉であるサンプル24を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル24の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
サンプル2と同様の方法によりウレタンフォームのIR強度(1700〜1720cm-1のウレタン結合由来のピークA1と1590〜1610cm-1のウレア結合由来のピークA2)A1/A2がおおよそ1.1になるように触媒組成及び配合量を調整し、冷蔵庫扉であるサンプル25を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル25の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 15部、ポリオールD 40部、ポリオールE 35部、ポリオールF 10部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル20と同様の方法で冷蔵庫扉であるサンプル26を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル26の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
ポリオールB 75部、ポリオールD 10部、ポリオールE 15部の混合ポリオール100重量部を用いて、サンプル20と同様の方法で冷蔵庫箱体であるサンプル27を作製した。サンプル1で形成した冷蔵庫箱体及びサンプル27の冷蔵庫扉を用いて冷蔵庫を形成し熱漏洩量を測定した。
本願は、以下の技術的思想を包含する。
(付記1)
ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤プレミックスポリオールを準備し、前記ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤の配合量を調整して、ポリイソシアネートを、前記ポリオールと前記水に対するイソシアネート当量を1として反応させた場合におけるウレタンフォームの流動性が失われる時間(ゲルタイム;G.T.)と泡化反応(発泡が始まる時間;クリームタイム(C.T.))の比であるゲルタイム/クリームタイムが5.5〜9である混合液を準備し、これをイソシアネートと混合して型内に供給して反応させることを特徴とする硬質ウレタンフォームの製造方法。
(付記2)
前記硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.3MPa以上、寸法変化率が絶対値で2%未満であるように前記プレミックスポリオールを調整することを特徴とする付記1記載の硬質ウレタンフォームの製造方法。
(付記3)
外箱と内箱とによって形成される空間内に充填された硬質ウレタンフォームを有する断熱箱と、前記断熱箱と接して配置された複数の真空断熱パネルとによって構成された断熱層を有する冷蔵庫において、
前記硬質ウレタンフォームはウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた平面部分から厚みが約20〜25mmのコア層断熱材の熱伝導率が平均温度10℃で18〜19mW/mK、空気中で70℃と−20℃の温度で24時間放置時の寸法変化率が絶対値で2%以下およびウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.4MPa以上であることを特徴とする硬質ポリウレタンフォームであることを特徴とする冷蔵庫。
(付記4)
外箱と内箱とによって形成される空間内で且つ前記外箱または前記内箱に沿って複数の真空断熱パネルを配置すると共に前記空間内に硬質ウレタンフォームを充填した断熱箱体を複数有する冷蔵庫において、
ポリオール、整泡剤、触媒、水とシクロペンタンを含むプレミックスポリオール組成物において、前記ポリオールが水酸基数4〜8個の多価アルコールにアルキレンオキシドを付加した化合物を前記ポリオール成分に対し、30〜80重量%を含むプレミックスポリオール組成物を断熱箱体内において発泡させ、ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた平面部分から厚みが約20〜25mmのコア層断熱材の空気中で70℃と−20℃の温度で24時間放置時の寸法変化率が絶対値で2%以下およびウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.4MPa以上であることを特徴とする冷蔵庫。
(付記5)
外扉表鉄板と内扉壁とによって形成される空間内に充填された硬質ウレタンフォームを有する断熱扉を有する冷蔵庫において、
前記硬質ウレタンフォームにおいて、冷蔵庫断熱扉の外包材側面から50mm以上離れた厚みが約20〜25mmのコア層断熱材の空気中で70℃と−20℃の温度で24時間放置時の寸法変化率が絶対値で2%以下および冷蔵庫断熱扉の外包材側面から少なくとも50mm以上離れた硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.4MPa以上であることを特徴とする冷蔵庫。
(付記6)
外扉表鉄板と内扉壁とによって形成される空間内に充填された硬質ウレタンフォームを有する断熱扉を有する冷蔵庫において、
ポリオール、整泡剤、触媒、水とシクロペンタンを含むプレミックスポリオール組成物において、前記ポリオールが活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び、またはポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物を前記ポリオール成分に対し、30〜80重量%を含むプレミックスポリオール組成物を断熱箱体内において発泡させ、冷蔵庫断熱扉の外包材側面から少なくとも50mm以上離れた厚みが約20〜25mmのコア層断熱材の空気中で70℃と−20℃の温度で24時間放置時の寸法変化率が絶対値で2%以下および冷蔵庫断熱扉の外包材側面から少なくとも50mm以上離れた硬質ウレタンフォームの曲げ
強度が0.4MPa以上であることを特徴とする冷蔵庫。
50a、50b 真空断熱パネル
100 ウレタン注入ヘッド
102 ウレタン注入口
103 断熱箱体
104 外箱鉄板
105 内箱樹脂壁
106 ウレタンフォームサンプル採取位置
107 箱体
108 真空層
109 ウレタンフォーム
110 ボイド
Claims (11)
- 発泡剤としてシクロペンタンを含み、10℃における熱伝導率が18.0〜19.0mW/m・K及び曲げ強度が0.3MPa以上であって、1700〜1720cm-1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA1、1590〜1610cm-1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA2で表した場合に、A1/A2が1.2〜1.7であることを特徴とする硬質ウレタンフォーム。
- 活性水素基数4〜8個の多価アルコール及び/またはポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物を30〜80wt%含むことを特徴とする請求項1に記載の硬質ウレタンフォーム。
- 硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.3MPa以上、寸法変化率が絶対値で2%未満であることを特徴とする請求項1記載の硬質ウレタンフォーム。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の硬質ウレタンフォームを冷蔵庫の外箱と内箱との間に形成された空間に充填してなることを特徴とする冷蔵庫の断熱箱体。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の硬質ウレタンフォームを冷蔵庫の外扉表鉄板と内扉壁内空間に充填してなることを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
- ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤を含むプレミックスポリオールであって、前記ポリオール、触媒、水、シクロペンタン及び整泡剤の配合量を調整して、ポリイソシアネートを、前記ポリオールと前記水に対するイソシアネート当量を1として反応させた場合におけるウレタンフォームの流動性が失われる時間(ゲルタイム;G.T.)と泡化反応(発泡が始まる時間;クリームタイム(C.T.))の比であるゲルタイム/クリームタイムが5.5〜9である混合液であり、
前記硬質ウレタンフォームの曲げ強度が0.3MPa以上、寸法変化率は絶対値で2%未満であることを特徴とする硬質ウレタンフォーム製造用プレミックスポリオール。 - 請求項6に記載のプレミックスポリオールにおいて、前記ポリオールが活性水素基数4〜8個の多価アルコールおよび/またはポリアミンにアルキレンオキシドを付加した化合物を30〜80wt%含むことを特徴とするプレミックスポリオール。
- 請求項7に記載のアルキレンオキシドを付加した活性水素基数4〜8個の多価アルコールにおいて、前記ポリオールがシュークロースにアルキレンオキシドを付加した化合物であることを特徴とするプレミックスポリオール。
- 請求項6に記載のプレミックスポリオールとイソシアネートを反応させて形成した硬質ウレタンフォームを冷蔵庫の外箱と内箱との間に形成された空間に充填してなる冷蔵庫の断熱箱体の製造方法。
- 請求項6に記載のプレミックスポリオールとイソシアネートを反応させて形成した硬質ウレタンフォームを冷蔵庫の外扉表鉄板と内扉壁内空間に充填してなることを特徴とする冷蔵庫の断熱扉の製造方法。
- 10℃における熱伝導率が18.0〜19.0mW/m・K及び曲げ強度が0.3MPa以上で、
1700〜1720cm-1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA1、1590〜1610cm-1の赤外線吸収スペクトルピーク強度をA2で表した場合に、A1/A2が1.2〜1.7であり、
ポリオール、触媒、水、発泡剤としてのシクロペンタン及び整泡剤を含むプレミックスポリオールを準備する工程と、
ポリイソシアネートを、前記ポリオールと前記水に対するイソシアネート当量を1としてウレタンフォームの生成反応を行う工程と、
該生成反応を行う工程における反応物を断熱箱体又は断熱扉に注入する工程と、を含み、
前記生成反応を行う工程において、前記ウレタンフォームの流動性が失われる時間(ゲルタイム;G.T.)と泡化反応(発泡が始まる時間;クリームタイム(C.T.))の比であるゲルタイム/クリームタイムが5.5〜9であり、
前記プレミックスポリオールを準備する工程において、前記水の重量部は、前記ポリオール100重量部に対して1.4〜2.0部であり、
前記ポリオールがシュークロースにアルキレンオキシドを付加した化合物であることを特徴とする断熱箱体又は断熱扉の製造方法。
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