JP2013224023A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 オブジェクトが異なる画像部に対応するデータそれぞれに対してインク量を適切なものとする処理を施す。
【解決手段】 イメージの属性の画像の階調の階調値を示す第1の画像データと、文字の属性の画像の階調を2値の階調値で示す第2の画像データと、を取得する取得手段と、前記第1の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第1のインク色データと、前記第2の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第2のインク色データと、をそれぞれ補正する補正手段を有する画像処理装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラムに関する。
編集された画像データ、あるいは、光学的にスキャンして得られた画像データなどに対して、文字部と写真部に画像をわけて、それぞれ画像処理を行う方法が知られている。
特許文献1では、コンピュータで連続階調データと二値データをそれぞれエンコードし、プリンタに転送、インクジェットプリンタでデコードする。その後、プリンタにおいて、連続階調データは、ハーフトーニング処理が行われ、二値カラーデータとなる。そして、二値データと二値カラーデータとが合成されて印字データとなり、印字されることが記載されている。
米国特許公開2009/002739号明細書
編集された画像データ、あるいは、光学的にスキャンして得られた画像データなどには、写真画像データと文字画像データが存在する。文字画像データの連続階調データに対するインク色変換を行わないしかしながら特許文献1に記載の方法では、被記録媒体の種類によっては付与するインク量が適切なものとならず、印字物の画質が所望のものとならない場合がある。
また、インク吐出量を考慮せず、記録媒体である印字用紙の打ちこみ量範囲を超えた場合に、印字物においてインクあふれや印字かすれを起こし、画質が低下する可能性がある。本願発明は上記課題を鑑みなされたものであり、文字データ、画像データにともに適切なインク量が設定された2値の記録用のデータを生成することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録媒体にドットを形成することにより画像を形成するためのドットの形成の有無を示すドットデータを生成するための画像処理装置であって、前記画像のデータに含まれる、イメージの属性の画像の階調の階調値を示す第1の画像データと、文字の属性の画像の階調を2値の階調値で示す第2の画像データと、を取得する取得手段と、前記第1の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第1のインク色データを、前記取得手段が取得した前記第1の画像データに基づいて生成する第1の生成手段と、前記第2の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第2のインク色データを、前記取得手段が取得した前記第2の画像データに基づいて生成する第2の生成手段と、前記第1および前記第2の手段によって生成された前記第1、第2のインク色データの示す前記信号値をそれぞれ補正する補正手段と、前記イメージの属性の画像と文字の属性の画像とを形成するための前記ドットデータを、前記補正手段によって前記信号値が補正された前記第1のインク色データと前記第2のインク色データとに基づいて生成する第3の生成手段と、を有する画像処理装置である。
本発明の画像処理装置および方法を用いることで、紙ごとに吐出量を制御できると共に、連続階調画像と単色画像でそれぞれのインクの使い方で印字を実現することができ、高画質の記録を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に関わるインクジェットプリンタを模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に関わる記録システムを示す図である。 本発明の実施形態に関わるインクジェットプリンタが実行する画像処理の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態で、紙種情報を参照してインク量を調整する記録システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態で、写真と文字のデータ合成をインク色変換部の後に行う記録システムを示すブロック図である。 本発明に使用可能な一実施形態の記録ヘッドの構成を説明する図である。 (a)および(b)は、吐出量が等しい記録ヘッドのドット配置パターンを説明する図である。 (a)および(b)は、吐出量が異なる記録ヘッドのドット配置パターンを説明する図である。 (a)および(b)は、図6の記録ヘッドにHS処理を行ったドット配置パターンを説明する図である。 本発明の実施形態で行うHS処理を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、記録ヘッド内のノズル群と、その記録するエリアを説明する図である。 各ノズル群における標準的な吐出量からの濃度差をエリアごとに表したグラフである。 各ノズル群における濃度差から算出した吐出量レベル値をエリアごとに表したグラフである。 本発明の一実施形態で、写真と文字のデータを圧縮してプリンタに転送する記録システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態で、文字データに関して画像データ受信後、直接量子化を行う記録システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態で行うディザ処理を説明する図である。 本発明の実施形態で行うディザ処理を説明する図である。 本発明の一実施形態で、写真と文字のデータを像域分離処理で分割する記録システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態における文字のデータの処理の流れを示す図である。
(第1実施形態)
以下より、本発明における好適な第1の実施形態について説明する。なお、以下の記載はプリンタ本体内部の画像処理を想定して説明を行うが、これはあくまで実施の1つの形態を例として示したものであり、本発明は以下の実施に限定されるものではない。
(ハードウェア構成の説明)
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置であるプリンタを模式的に示す図である。本実施形態のプリンタはフルラインタイプの記録装置であり、図1に示すように、記録ヘッド101〜104を備える。記録ヘッド101〜104のそれぞれには、記録媒体106の幅に対応した同じ種類のインクを吐出する複数のノズルが配列したノズル列が、1200dpiのピッチでx方向(所定方向)に配列されている。記録ヘッド101〜104は、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出する記録ヘッドである。これら複数種類のインクを吐出する記録ヘッド101〜104が、図1のようにy方向に沿って並列することにより、本実施形態の記録ヘッドが形成されている。
記録媒体106は、搬送ローラ105および他の不図示のローラがモータ(不図示)の駆動力によって回転することにより、図1中y方向に搬送される。記録媒体106が搬送される間に、記録ヘッド101〜104それぞれの複数のノズルからは、記録媒体106の搬送速度に対応した周波数で、記録データに従った吐出動作が行われる。これにより、各色のドットが記録データに対応して所定の解像度で記録され、記録媒体106一頁分の画像が形成される。
なお、本発明を適用可能な記録装置は、以上説明したフルラインタイプの装置に限られない。例えば、記録ヘッドやスキャナを記録媒体の搬送方向と交差する方向に走査して記録を行う、いわゆるシリアルタイプの記録装置にも本発明を適用することはできる。また、本実施形態はインク色毎に記録ヘッドを備える例を用いているが、1つの記録ヘッドから複数色のインクを吐出する形態であってもよい。さらに、1つの吐出基板上に複数色のインクに対応したノズル列を配列した形態であってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムの一例としての記録システムを示すブロック図である。同図に示すように、この記録システムは、図1に示したプリンタ100と、そのホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)200を有して構成される。
ホストPC200は、主に以下の要素を有して構成される。CPU201は、記憶手段であるRAM202やHDD203に保持されているプログラムに従った処理を実行する。RAM202は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。HDD203は、不揮発性のストレージであり、同じくプログラムやデータを保持する。後述する量子化マスクもHDD203に記憶される。本実施形態では、データ転送I/F(インターフェース)204はプリンタ100との間におけるデータの送受信を制御する。このデータ送受信の接続方式としては、USB、IEEE1394、LAN等を用いることができる。キーボード・マウスI/F205は、キーボードやマウス等のHID(Human Interface Device)を制御するI/Fであり、ユーザは、このI/Fを介して入力を行うことができる。ディスプレイI/F206は、ディスプレイ(不図示)における表示を制御する。
一方、プリンタ100は、主に以下の要素を有して構成される。CPU211は、RAM212やROM213に保持されているプログラムに従い、後述する各実施形態の処理を実行する。RAM212は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。ROM213は不揮発性のストレージであり、後述する処理で使用するテーブルデータやプログラムを保持することができる。
データ転送I/F214は、PC200との間におけるデータの送受信を制御する。ヘッドコントローラ215は、図1に示したそれぞれの記録ヘッド101〜104に対して記録データを供給するとともに、記録ヘッドの吐出動作を制御する。具体的には、ヘッドコントローラ215は、RAM212の所定のアドレスから制御パラメータと記録データを読み込む構成とすることができる。そして、CPU211が、制御パラメータと記録データをRAM212の上記所定のアドレスに書き込むと、ヘッドコントローラ215により処理が起動され、記録ヘッドからのインク吐出が行われる。
画像処理アクセラレータ216は、CPU211よりも高速に画像処理を実行可能なハードウェアである。具体的には、画像処理アクセラレータ216は、RAM212の所定のアドレスから画像処理に必要なパラメータとデータを読み込む構成とする。そして、CPU211が上記パラメータとデータをRAM212の上記所定のアドレスに書き込むと、画像処理アクセラレータ216が起動され、上記データに対し所定の画像処理が行われる。本実施形態では、後述される量子化マスクの判定処理をCPU211によるソフトウェアで行う。一方、量子化処理部の処理を含む記録の際の画像処理については、画像処理アクセラレータ216によるハードウェア処理で行う。なお、画像処理アクセラレータ216は必須な要素ではなく、プリンタの仕様などに応じて、CPU211による処理のみで上記のテーブルパラメータの作成処理および画像処理を実行してもよい。
以下では、図3を用いて、本実施例における画像処理の全体構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる、インクジェットプリンタが実行する画像処理の構成を示すブロック図である。本実施形態は、図1に示したプリンタ100の制御、処理のための各要素によって画像処理部を構成する。なお、本発明の適用はこの形態に限られない。例えば、図2に示したホストPC200において画像処理部が構成されてもよく、あるいは画像処理部の一部がホストPC200に含まれ、その他の部分がプリンタ100に含まれてもよい
図3に示すように、写真/文字レンダリング部301において、ホストPC200で保持する画像データをレンダリングする。次に、レンダリングされた画像データを写真/文字分割部302で写真画像データ(第1の画像データ)と文字画像データ(第2の画像データ)に分割する。本実施形態では、入力画像データとして予めイメージ画像データと文字画像データに分かれた画像データを扱う。
ここではイメージ画像データの一例として写真画像データを例示して以下の説明を行う。例えば、TIFFファイル形式で、フルカラー画像データとモノクロ画像データの2つのレイヤーを保持し、フルカラー画像データを写真画像データ、モノクロ画像データを文字画像データとすればよい。または、PDFファイル形式で、写真画像データはビットマップデータとし、文字画像データはベクトルデータとして保持してもよい。さらには、画像のレンダリングインテントを参照し、パーセプチュアルを写真画像データとし、カラリメトリックを文字画像データとしてもよい。その他、画像データに対して、写真/文字の属性の識別情報を記載したファイル形式を作成し、識別情報に従って写真/文字判定を行ってもよい。
写真画像データは8ビットのRGB信号値による階調値によって画像の色の階調を示す画像データである。一方、文字画像データは、1ビットの2値の階調値で画像の色の階調を示す画像データであり、再現したい色数分保持してもよい。例えば、黒文字のみ、文字画像データとして扱う場合は1プレーンでよく、シアン文字、マゼンタ文字、イエロー文字、黒文字を文字画像データとして扱う場合は、1ビット2値画像を4プレーン保持する。また、文字画像データは、エッジ情報を含んだ2ビット4値などとしても構わない。更に、プレーン毎には持たず、色情報として2ビット、文字情報として1ビットを保持して計3ビット1プレーンのデータなどとしても構わない。データ転送時に、従来の8ビットRGB信号値から成る文字画像データよりも転送量を小さくすることでコストダウンかつ高速なデータ転送が実現できる。
分割されたそれぞれの画像データは、写真/文字データ送信部204からプリンタ100の写真/文字データ受信部214に転送される。
プリンタ100が受信することにより取得した画像データは、写真/文字データ受信部214で写真画像データと文字画像データに分割される。写真画像データは、写真入力色変換部305、写真インク色変換部306、写真TRC処理部307、写真量子化処理部308を経て写真量子化データ(第2のドットデータ)となる。一方、文字画像データは、文字インク色変換部310、文字TRC処理部311、文字量子化処理部312を経て文字量子化データ(第1のドットデータ)となる。
写真画像データを処理する処理部305〜308において、先ず、写真入力色変換部305は、写真/文字データ受信部214から受信した写真入力画像データを、プリンタの色再現域に対応した画像データに変換する。入力する画像データは、本実施形態では、モニタの表現色であるsRGB等の色空間座標中の色座標(R,G,B)を示すデータである。写真入力色変換部305は、各8ビットのR、G、Bの入力画像データを、マトリクス演算処理や三次元LUTを用いた処理等の既知の手法によって、プリンタの色再現域の画像データ(R´,G´,B´)に変換する。本実施形態では、三次元ルックアップテーブル(3DLUT)を用い、これに補間演算を併用して変換処理を行う。
写真インク色変換部306は、写真入力色変換部305によって処理されたR、G、B各8ビットの画像データをプリンタで用いるインクの色に対応した信号値を示す画像データである第1のインク色データに変換する。本実施形態のプリンタ100はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを用いることから、RGB信号の画像データは、K、C、M、Yの各8ビットの色信号からなる画像データに変換される。この色変換も、上述の写真入力色変換処理部305と同様、三次元ルックアップテーブルに補間演算を併用して行う。なお、他の変換手法として、上述と同様、マトリクス演算処理等の手法を用いることもできる。また、インクの数はK、C、M、Yの4色を例に挙げたが、濃度の薄いライトシアン(Lc)やライトマゼンタ(Lm)やグレー(Gy)のインクなど、その他のインクを追加してもよい。
写真TRC(Tone Reproduction Curve)処理部307は、写真インク色変換部306で処理されて生成された各8ビットのインク色信号から成る写真画像データに対して、インク色毎に、量子化データ印刷部314で記録されるドットの数を調整するための補正を行う。
写真量子化処理部308は、写真TRC処理部307で処理された各8ビット256値のインク色の写真画像データに対して量子化処理を行い、ドット形成の有無を示すデータとして、記録「1」または非記録「0」を表す1ビットの2値データを生成する。ただし、本発明を適用する上で、写真量子化処理部308の形態は特に限定されるものではない。
一方、文字画像データは処理部310〜312において処理される。まず、文字インク色変換部310は、1ビットの2値画像データをプリンタで用いるインクの色の多値の階調値に対応する信号値を示す文字画像データである第2のインク色データに変換する。文字TRC処理部311は、生成されたインク色データに対して、インク色毎に、量子化データ印刷部314で記録されるドットの数を調整するための補正を行う。そして文字量子化処理部312は、各8ビット256値の各インク色の文字画像データに対して量子化処理を行い、記録「1」または非記録「0」を表す1ビットの2値データを生成する。
こうして、写真画像データを量子化したデータと文字画像データを量子化したデータを、量子化データ合成部313にて合成して合成ドットデータを生成する。
量子化データ印刷部314は、量子化によって得られた2値データ(ドットデータ)に基づいて、記録ヘッドを駆動し記録媒体に各色のインクを吐出して記録を行う。本実施形態において、量子化データ印刷部314とは、図1に示した記録ヘッド101〜104を備えた記録機構によって構成される。
なお、測定用画像を記録する際、画像データ(R、G、B)は、写真入力色変換部305の処理を経ずに、写真インク色変換部306に入力する。このような経路は、図4においてバイパス経路として破線315で示されている。バイパス経路による処理は、例えば入力値=出力値となるようなテーブルを用意し、テーブルにて処理された画像データが写真インク色変換部306に入力されるが、入力値のまま出力されるような処理が行われてもよい。
ここで、本実施形態における写真インク色変換部306と文字インク色変換部310について詳細に説明する。写真インク色変換部306は、8ビットRGB信号値からなる入力画像データを、K、C、M、Yの各8ビットの色信号からなる画像データに変換する。その際、写真を高画質に再現させるため、例えば(R、G、B)=(16、16、16)などの黒色は、Kインクのみではなく、C、M、Yのインクも含めて4色で構成され、紙面上に黒色を再現する。これは、C,M,Yを用いて黒色を再現した方がKインクのみで黒色を再現した時よりも多くの色味を再現することができるためである。そうすることで、黒色周辺の階調性を高めることができる。
一方、文字インク色変換部310は、1ビットから成る文字か否かを表す入力画像データ(以下、文字の場合は1、文字でない場合は0で説明する)を、Kのみの8ビットの色信号からなる多値の画像データに変換する。
例えば、黒の画素を信号値1とし、白の画素を信号値0とする。文字インク色変換部310、黒の画素(K)=(1)に対して、インクの吐出特性を(K、C、M、Y)=(255、0、0、0)、(K)=(0)に対して、インクの吐出特性を(K、C、M、Y)=(0、0、0、0)のように定義する。その後は図3の処理フローに沿って量子化データを印刷する。
文字画像データの黒は、写真部のような階調再現を高めるよりも、文字の視認性を高める必要がある。そのため、上記の例にあるような文字画像データの黒は、(K、C、M、Y)=(255、0、0、0)となるKインクのみで再現すればよい。
更に、図1のプリントシステムにおいて、K、C、M、Yの記録ヘッドのうち、全てが正確な位置にインクを吐出できるとは限らない。記録ヘッドの取り付けの誤差や着弾精度のばらつきにより着弾位置にばらつきが生じる場合がある。その結果、エッジ部がぼけて見えてしまい、視認性が低下してしまうことがある。Kインクのみで黒の細線を再現した場合、他の記録ヘッドとの位置ズレが発生しないため、細線は他のインクによってぼけることはなく、視認性を高めることができる。
このようにして、同じ黒でも、写真部と文字部とで紙面上に吐出するインク色を変えることで、写真部では階調を高め、文字部では視認性を高める印刷を行うことができる。そのために、本実施形態では、ホストPCで入力画像データを写真部と文字部とに分割している。
また、本実施形態において、入力画像データの写真部と文字部を分割して処理する別の理由として、同じ黒の入力画像データに対して、Kインクのみを吐出する場合でも、その打ち込み量を異ならせたい場合がある。すなわち、(R、G、B)=(16、16、16)の黒に対して、写真部においては(K、C、M、Y)=(240、0、0、0)でKインクを吐出する。一方、文字部においては、文字のコントラストを高めるために、黒の画素(K)=1に対して、(K、C、M、Y)=(250、0、0、0)でKインクを吐出する。こうすることで、同じ黒の入力画像データでも文字の方が濃くプリントすることができ、文字を視認しやすくすることができる。普通紙のようなインクが滲む紙種を用いる場合には、黒の画素(K)=(1)に対して、文字部に(K、C、M、Y)=(240、0、0、0)でKインクを吐出すると、小さな文字や複雑な文字はKインクが滲んでしまい、視認性が低下する場合が考えられる。そのような紙種にプリントする際は、Kインクの吐出量を減らすようインク色変換を行うこともできる。そこで、(K、C、M、Y)=(220、0、0、0)とすることで、インク吐出量を抑え、滲みの少ない文字を再現することができる。こうした理由からも、入力画像データの写真部と文字部を分割してインク色変換処理することが必要となる。
その他にも、黒の画素(K)=1に対して、(K、C、M、Y)=(0、200、200、200)として黒単色よりも、濃い黒を再現できるリッチブラックを作成してもよい。
こうすることにより、転送時の容量は少なく、紙種によって打ちこみ量を制御することができる。
また、上記では、黒の画素(K)としているが、インク色はこれに限定されるものではなく、インク色文字の場合でもよい。
その後は図3の処理フローに沿って量子化データを印刷する。
本実施形態では、文字画像データを1ビット二値データとして説明したが、3ビット八値のデータとして扱うことで黒文字だけでなく、インク色文字も同時に対応できるようになる。
例えば、写真/文字レンダリング部において、下位の1ビットを文字画素か否かのビットとし、上位2ビットを4色に割り当てておく。そして、文字インク色変換部310において、上記上位2ビットに対応する、(K、C、M、Y)の値を定めておき、下位の1ビットに応じてその値を割り当てる。
また、文字画像データがRGBプレーンであって、RGBのそれぞれが二値データで転送された場合にも、(R)=1に対して、(K、C、M、Y)=(0、0、255、255)としてもよい。同様にG、Bプレーンに対してもK、C、M、Yの組合せを予め定めておくことでR,G,Bの色文字も対応できる。
このように、文字画像データは、1プレーンの二値データに限定されず、文字か否かを表すドットの有無情報を含んでいればよい。
そうすることで、文字画像データは、黒文字だけでなく、同時にインク色文字の視認性を高めるために、インク色変換を行うことができる。
更に、インク色変換はプレーン内の位置によって、変換方法を変えてもよい。
例えば、文字画像データにエッジ情報を含む場合に、エッジ部に対しては、K黒の画素(K)=1対して、(K、C、M、Y)=(255、0、0、0)とし、エッジ部ではない文字の内部などに対しては(K、C、M、Y)=(0、200、200、200)とする。こうすることで、色間のレジずれに対してのロバスト性が高くなり、色間のレジが多少ずれた場合にも黒文字の周りに他の色が見えにくくなり、視認性を高めることができる。
その後は図3の処理フローに沿って量子化データを印刷する。
次に、図3の写真TRC処理部307について説明する。写真インク色変換部306で処理された各8ビットのインク色信号から成る写真画像データに対して、インク色毎に、記録されるドットの数を調整するためのインク色信号の信号値の補正を行う。記録媒体に記録されるドットの数と、その数のドットによって記録媒体で実現される光学濃度は線形関係にないため、これを補正するために各8ビットの画像データを補正して記録媒体に記録されるドットの数を調整する。
図3の文字TRC処理部311においても、同様に信号値の補正処理を行う。
インクを吐出するための吐出ノズルは、ノズルの製造誤差によって、ノズルごとの吐出量がばらつく。また、プリンタ周辺の環境温度によって吐出量が異なることも知られている。このような技術的背景から、黒文字部において常に黒インクを一定の濃度で記録する構成は好ましくない。
また、インク色によってインクの特性などから吐出量が変わることがある。インク色文字やカラー文字を印字する際には、同様に全てのインク色に対して個別のドット数の制御をする必要がある。
後述するが、写真部と解像度が異なる場合には、打ちこみ量が異なってくるために写真TRC処理部とは異なった補正パラメータで文字TRC処理を行う必要がある。
これらの理由から、インクジェットプリンタでは記録媒体に記録されるドットの数をコントロールする必要があり、TRC処理を文字部でも行う必要がある。
更に、紙種が異なる場合にもインク受容量である打ちこみ量が異なるために、ドット数制御をする必要がある。以下、詳細に図4を用いて説明する。写真TRC処理部307、文字TRC処理部311では紙種情報に応じた程度でのTRC処理をする必要がある。
紙種によって、インクの打ちこみ量が大きい紙、すなわち紙の受容層が厚く、インクを多く打つことが出来る紙と、インクの打ちこみ量が小さい紙、すなわち紙の受容層が薄く、インクの打ちこみ量が大きい紙に比べてインクを打つことが出来ない紙が存在する。このような状況で紙種情報416を考慮せずに、一定のインクの打ちこみ量で様々な種類の紙で印字しようとした場合、インク溢れや印字かすれを起こしてしまう可能性がある。
例えば、インクの打ちこみ量が大きい紙でインクの打ちこみ量が設計されていた場合に、インク打ちこみ量が小さい紙で印字した時に、紙の受容層に吸収できる以上のインクが打ちこまれるためにインク溢れが起き、印字物やプリンタ内部を汚してしまう。一方で、インク打ちこみ量が小さい紙でインクの打ちこみ量が設計されていた場合には、インク打ちこみ量が大きい紙で印字した時に、打ちこみ量が足りないために紙面上でインクがかすれたように薄くなってしまう。
よって、写真TRC処理部307、文字TRC処理部311ではそれぞれ紙種情報416を参照してその種類に応じた程度で処理を行う。
このような理由から、本実施例では、TRC処理時に紙種情報416を考慮している。しかしながら、インク色変換部で紙種情報を考慮して行っても構わない。この場合には、インク色変換時に紙種によって、紙種情報を加味したインク色変換を行い、TRC処理では処理は入力値=出力値となるようなテーブルを用意して処理を行う。
次に、図3の写真量子化処理部308、文字量子化処理部312について説明する。
各8ビット256値のインク色の写真画像データまたは文字画像データに対して、インク色の写真画像データに対して量子化処理を行い、記録「1」または非記録「0」を表す1ビットの2値データを生成する。
例えば、8ビットの画像データを、直接2値データ(ドットデータ)に変換する形態であってもよいし、一度数ビットの多値データに量子化してから、最終的に2値データに変換する形態であっても良い。また量子化方法は、ディザ法を用いることが好ましい。後述する量子化データを合成する際、例えば誤差拡散法を用いた場合は、誤差を伝搬して画像を作成していくために、ある画素は周囲の画素と依存関係にある。そのため、文字部と写真部との境界部分のドット配置に影響がある可能性がある。ディザマトリクスを使用したディザ法では、画素毎にインクドットの吐出制御を行うため、周囲の画素と依存関係にない。2つの量子化データを合成しても、他の画素に影響を及ぼすことはないので、本実施形態において有用である。しかしながら、本実施例において、量子化方法は限定されるものではなく、他の擬似中間調処理を用いても構わない。
また、写真量子化処理部308と文字量子化処理部311は別の処理でも同じ処理でもよいが、別々に動作するものである。これにより、ハード処理の場合にはディザ処理のような量子化を行うことで並列処理が可能となり、高速に画像処理を行うことができる。
量子化によって得られた2値データ(ドットデータ)は、画素位置毎に、どのインクを吐出するかを記録されたものである。通常、写真部と文字部は排他的であり、したがって、写真部でインクを吐出する画素位置では、文字部のインクは吐出しない。逆に、文字部のインクを吐出する画素位置では、写真部のインクは吐出しない。そのため、量子化データ合成部313では、2つの量子化データを単純加算することで、合成印字データを作成することができる。
本実施形態では、それぞれ異なる解像度として同様の処理を行うことができる。文字画像は解像度が高いほど文字の視認性が向上する。一方、写真画像は解像度より階調性が画質に影響を与えるため、文字画像ほどの解像度は必要ない。すなわち、写真画像データの解像度を文字画像データの解像度より下げることで、文字の視認性はそのままに、画像データ全体のデータ容量を抑えることがでる。また、画像データの転送負荷を低減することができ、量子化処理までを600dpiの写真画像データで処理することにより、処理負荷も低減することができる。
例えば、文字画像データの解像度を1200dpi、写真画像データの解像度を600dpiとする。図3の処理フローに沿って、それぞれ量子化処理まで行い、写真量子化処理部308おいて写真画像データを600dpiから1200dpiに拡大する。量子化処理までを600dpiの写真画像データで処理することにより、処理負荷も低減することができる。
更に、600dpiの写真画像データを写真量子化処理部308で誤差拡散処理を行い、1200dpiの文字画像データを文字量子化処理部312で誤差拡散処理を行った場合について説明する。600dpiと1200dpiそれぞれ同じ誤差拡散処理を行った場合では、紙面上での単位面積あたりのドットパターンが変わってくるために、濃度とインクの打ちこみ量の関係がそれぞれ異なる。そのため、写真TRC処理部307と文字TRC処理部311打ちこみ量の調整を行うために、異なるテーブルを用いてTRC処理を行う必要がある。また、量子化処理がディザ処理の時には、異なるパターンのマスクや紙面上でのサイズが同じマスクを用いた時にも同様のことが言える。更に言うと、解像度が違う場合に、写真量子化処理部と文字量子化処理部で異なる処理を行った時には、打ちこみ量の調整を行う必要がある。
言うまでもないが、量子化での濃度とインク打ちこみ量の関係を修正するために、インク色変換部で打ちこみ量の調整を行っても構わない。
その次に、量子化データ合成部313にて同じ解像度の画像データを合成し、量子化データ印刷部314にて量子化データを印刷する。もしくは、写真/文字データ受信部214において、写真画像データを600dpiから1200dpiに解像度拡大してもよい。この場合、解像度拡大方法は、ニアレストネイバー法でもバイキュービック法でもよく、その手法は本実施形態では問わない。
文字画像データに関しての処理の流れを図19で説明する。
図19の写真/文字レンダリング部301において、入力画像から分けられた写真画像データと文字画像データとが写真/文字データ送信部204に送られる。この時、文字画像データは、ドットの有無情報を含むデータであり、図19の説明においては、図19中の(A)のようにR、G、Bの各色のプレーンごとに、各画素がドットの有無情報を持ち、Rプレーンにおいて、ドット有データを持つこととする。
その後、写真/文字データ受信部214で前述したデータを受け取り、文字インク色変換部310に送られる。文字インク色変換部において、文字画像データは予め定められた色にインク色変換される。ここで、(A)のRプレーンでドット有(1)とされた画素に対しては、(B)のMプレーンにおいて各画素の信号値を200とし、Yプレーンにおいて、各画素の信号値を180とする。CMYKに変換された文字画像データは、文字TRC処理部311に送られる。
文字TRC処理部311では、紙種情報416に応じて、インク色変換部310から送られてきた文字画像データに対してインク打ちこみ量を考慮した変換がおこなわれ、補正される。(B)のMプレーンで200とされたデータは、紙種毎に予め定められた打ちこみ量を考慮した変換テーブルによって(C)の各画素の信号値が150のデータへと変換される。また、(B)のYプレーンで180とされたデータは(C)の各画素の信号値が140のデータとなる。
そして、文字TRC処理部311から送られた文字画像データは文字量子化処理部312で量子化される。量子化法は誤差拡散法、ディザ法等を用いることができる。それぞれの色について各画素内の出力が0〜4値出力となるように低階調化し、そしてそれぞれのプレーンの画素の出力値に応じて画素内をさらに4つに細分化したエリア毎の記録「1」または非記録「0」を表す(D)の2値データに変換する。(D)ではK,Cはいずれの画素もドットが0個となり、M、Yは、補正後の文字画像データの画素の信号値に応じて画素内のドットの配置が決定される。
本実施形態では、写真画像データと文字画像データを入力色変換から量子化処理まで別々の処理フローで行い、量子化データ合成部313で2つの量子化データを合成した。この処理フローにすることで、写真画像データと文字画像データにそれぞれ別々のインク色変換、TRC処理、量子化処理を行うことが可能になる。文字画像データを文字か否かのドットの有無を含むデータにして送ることによって少ない情報量で転送でき、かつインク色変換部とTRC処理部において、紙種毎に打ち込み量を考慮して多値データの状態でデータを補正する事で調整を適切に行い、インク溢れを防ぐことができる。更に、インク色変換部において、ドットの有無を含むデータに対応したインクの配合を決めておくことでインク色文字、カラー文字にも対応することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、分割された写真画像データと文字画像データは、それぞれ量子化処理が終了した後に合成していた。本実施例では、2つの画像データの合成を量子化処理の前に行う。図5を用いてその処理フローを説明する。
更に本実施形態では、複数のノズル間の吐出特性のばらつきに起因する濃度むらを補正するためのヘッドシェーディングをHS処理部502で行ってもよい。
まず、ヘッドシェーディングについて、説明する。
図7a)〜(b)は、吐出基板上の各ノズルにおいて、吐出量が全て同じ場合の記録ヘッドと、そこからと出されたインクによって表現されるドット配置パターンについて説明する図である。図7(a)の101は、第1のインクであるKインクを吐出する記録ヘッドを示している。同図では、説明および図示の簡略化のため、記録ヘッドにおけるノズル列のうち、8つのノズルのみが示されている。図7(b)は、図7(a)のノズルを用いて、記録媒体106に記録された50%デューティのベタ画像の記録状態を示す図である。すなわち、100%デューティに比べて、2つに1つの割合でインクドットが吐出されるモデルである。記録媒体106において、図7(a)の左側の4ノズルを用いて記録される領域を第1エリア、右側の4ノズルで記録される領域を第2エリアと称する。なお、本図では、個々のノズルの大きさとそれぞれのノズルによって記録されるドットの大きさを、等しい大きさで示しているが、これは説明上両者の対応をとるためであって、実際にこれらの大きさが等しいわけではない。また、各ノズルからの吐出量はノズル径以外の原因によっても異なるものであるため、必ずしもノズル径が異なるとは限らないが、図8(a)は、吐出量が大きいノズルを大きな円で示して説明する。
記録ヘッド101の8つのノズル10111〜10114、10121〜10124は、全て標準的な量のインクを標準的な方向に吐出可能であり、記録媒体106には同じ大きさのドットが一定の間隔で記録される。一方、図8(a)〜(b)は、吐出基板上の各ノズルにおいて、吐出量が吐出基板ごとに異なる場合の記録ヘッドと、そこから吐出されたインクによって表現されるドット配置パターンを表す図である。図8(a)は各記録ヘッドのノズルを示す図であり、図8(b)は、図8(a)に示すノズルを用いて、記録媒体106に記録された50%デューティのベタ画像の記録状態を示す図である。
ここで、記録ヘッド101の8つのノズルのうち、図中左側の4つのノズル10111〜10114は標準の吐出量、右側の4つのノズル10121〜10124は標準よりも多い吐出量であるとする。この記録ヘッド101のように吐出量にばらつきのある記録ヘッドを用いる場合、記録媒体上に同じ色の画像を記録したとしても、領域によって異なる濃度になる場合がある。本図の場合、図中左側に示された4つのノズルを用いて記録される領域(第1エリア)では、濃度が標準なベタ画像が記録される。一方、図中右側に示された4つノズルを用いて記録される領域(第2エリア)では、それぞれのドットが大きいため、第1エリアに比べて濃度が高いベタ画像が記録される。つまり、第1エリアと第2エリアとで、濃度が異なってしまうのである。
このような吐出特性を有する記録ヘッドを用いる場合に、HS処理による画像データの補正が行われる。それを図9(a)〜(b)を使って説明する。記録ヘッド101のノズルのうち、右側の4ノズル10121〜10124に対応する画像データに対して、濃度が低減するように補正が行われる。具体的には、右側の4ノズル10121〜10124が記録するドットの数が、左側の4ノズル10111〜10114が記録するドットの数よりも少なく抑えられるように、ドットの記録(1)或いは非記録(0)を定めるドットデータ(2値データ)が生成される。図9(b)は、右側4ノズルでインクを50%デューティで記録するベタ画像の画像データに対し、HS処理を行った後に、記録媒体106に記録される画像を説明するための図である。図において、10611はノズル10111により記録されたドット、10621はノズル10121により記録されたドットを示している。例として、右側4ノズル10121〜10124から吐出されたドットの記録媒体上での面積が、左側4ノズル10111〜10114から吐出されたドットの記録媒体上での面積の2倍であると仮定する。この場合、前述のHS処理によって、右側4ノズル10121〜10124からの吐出回数を、左側4ノズル10111〜10114からの吐出回数の約1/2(2ドット→1ドット)とすることで、記録媒体に対する被覆面積をほぼ同等にすることができる。このように、HS処理では、記録媒体上の領域毎に検出される濃度がほぼ一様になるように、各領域に記録されるドット数を調整する。尚、実際には、被覆面積と検出される濃度は必ずしも比例関係になっていないが、本実施形態では、2倍の面積のドットの数を1/2とする例を用いて説明する。
以上述べたように、HS処理では、1061の被覆面積の和=1062の被覆面積の和となるように、記録されるドットの数が調整される。よって、1061の光吸収特性によって観察される濃度が、1062の光吸収特性によって観察される濃度と等しければ、両方のエリアの濃度はほぼ同色に見える。
なお、このような吐出特性のばらつきは、例えば大、中、小の3段階のドットによって記録を行う4値の記録装置など、ドットの大きさを変更できる多値の記録装置においても生じることがある。従って、2値の記録装置に限らず3値以上の多値記録装置にも本発明を適用することができる。
第1実施形態では、写真画像データと文字画像データに別々のTRC処理、量子化処理を行っていた。しかし、本実施形態のように、インク色変換の後に2つの画像データを合成することで、TRC処理、量子化処理を1回で行うことができる。更にTRC処理の前に前述したHS処理を加えてもよい。
写真画像データと文字画像データに施すTRC処理、量子化処理が同じであれば、このように2つのデータを合成した後にそれぞれの処理をかければよい。
次に本実施形態の処理フローについて説明する。
プリンタ100で行われる写真インク色変換部306と文字インク色変換部310までの処理は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、2つの画像データがインク色変換された後、インク色データ合成部501にて合成する。次に、合成された画像データをHS処理部502、TRC処理部503、量子化処理部504を経て印字データを作成し、第1実施形態と同様に、量子化データ印刷部314に送られ、印刷される。
HS処理部502は、インク色信号の画像データを入力して、インク色ごとにそれぞれ8ビットデータを、記録ヘッドを構成する各ノズルの吐出量に応じたインク色信号の画像データに変換する処理を行う。
まず、HS処理における吐出量の判定方法について説明する。この吐出量判定は、ノズルから吐出されるインクドットの大きさを判定するものであり、その判定結果によってHS処理での一次元ルックアップテーブルが決定され、最終的に各インクの記録媒体上のドット数が決まる。また、量子化処理の切り換え判定を行うためのパラメータとしても使用される。
HS処理は、記録媒体上の記録領域における単位領域毎に、各単位領域を記録するノズルに対応した画像データに対して変換テーブルを用いて変換する処理である。これにより、ノズルの吐出量ばらつきに起因する単位領域間の濃度差を低減することができる。このHS処理を行うためには単位領域に対応するノズル群に対応したデータ毎に変換テーブルを生成しなければならないが、生成する際には、各単位領域に対してどのノズルが対応するかが既に定められている必要がある。つまり、HS処理を行う前には、記録媒体の記録領域上の各単位領域と、ノズルとの対応が割り当てられている必要がある。
図10は、本実施形態のHS処理部502で用いる変換テーブルのパラメータを生成するために、CPU211が実行する各工程を説明するフローチャートである。本実施形態において、このようなパラメータ生成処理は、プリンタの製造時やプリンタを所定期間使用したとき、あるいは所定量の記録を行ったときに、強制的あるいは選択的に実行される。また、例えば、記録を行うたびに、その動作前に実行するようにしてもよい。すなわち、当該処理はいわゆるキャリブレーションとして行うことができ、これにより、変換テーブルの内容であるテーブルパラメータが更新される。
HS処理部502のテーブルパラメータ生成処理が開始されると、まず、ステップ1002で、図1に示した各記録ヘッドの全てのノズルからインクを吐出して記録媒体に測定用画像を記録する。この場合、K、C、M、Yそれぞれについて、信号値が0または255の測定用画像を用いる。例えば、シアンインクの濃度を測定するための測定用画像は、(K、C、M、Y)=(0、255、0、0)とし、マゼンタインクの濃度を測定するための測定用画像は、(K、C、M、Y)=(0、0、255、0)とすればよい。
以下、図5に対応付けて、測定用画像の記録方法を説明する。測定用画像を記録する際、画像データ(R、G、B)は、写真入力色変換部305の処理を経ずに、写真インク色変換部306に入力する(以下、デバイス色画像データD[X]という)。このような経路は、図3においてバイパス経路として破線315で示されている。バイパス経路による処理は、例えば入力値=出力値となるようなテーブルを用意し、デバイス色画像データD[X]は写真インク色変換部306に入力されるが、Xによらず入力値のまま出力されるような処理が行われてもよい。
その後、HS処理部502、TRC処理部503、量子化処理部504にて、通常データと同様の処理を施し、量子化データ印刷部314で記録媒体106に測定用画像を記録する。この過程で、(R、G、B)で表される測定用画像の画像データは、写真インク色変換部306によってインクの色信号による画像データ(K、C、M、Y)に変換される。この際、例えば測定用画像の画像データが(R、G、B)=(0、255、255)であれば、その信号値は、(K、C、M、Y)=(0、255、0、0)の画像データ、すなわち、シアンインクが100%記録されるデータに変換される。その後、写真HS処理部502およびそれ以降の処理によって、(K、C、M、Y)=(0、255、0、0)の画像データは、図8に示すドットデータとなって記録される。
ここで、Xとは、図1で示した記録ヘッド101〜104において、x方向における各色のノズルの位置を4ノズル単位で示す情報である。本実施形態のHS処理では、複数のノズルのうち、4ノズルで1ノズル群という単位として処理を施し、この1ノズル群単位で各ノズル群に対応する画像データを補正する。そして、デバイス色画像データD[X]とは、各インク色のXに相当する4ノズルで記録するべき画像データである。図11(a)にその状態を示す。簡略化のため、4つのノズルからなるノズル群を並べた記録ヘッドを図示する。これらノズル群のそれぞれにHS処理を行う一次元ルックアップテーブルが割り当てられている。
図11(b)は、上記ステップ1002における測定用画像の記録状態を説明するための図である。インクを吐出する記録ヘッド101のノズルのうち、第2エリアに相当する4つのノズルが標準より多い吐出量である場合を示している。そのため、吐出量が標準より多いノズルを含む第2エリアに濃度差が生じ、他のエリアの標準的な濃度とは異なる測定用画像が記録される。
再び図10参照する。ステップ1003では、ステップ1002で記録媒体106に記録された測定用画像を、スキャナ107で測定し、各エリア[X]に対応する濃度情報B[X]を得る。本実施形態において、スキャナの解像度すなわちスキャナに配列する読み取り素子の配列ピッチは特に限定されるものではない。記録ヘッドの記録解像度1200dpiより高解像であってもよいし低解像であってもよい。また、スキャナ107は、図1で示したように、必ずしも記録ヘッドと同様のフルラインタイプでなく、図1のx方向に移動しながら所定の周期で測色を行うシリアルタイプのものであってもよい。また、プリンタとは別体に用意されているスキャナであっても構わない。この場合、例えば、スキャナとプリンタを信号接続しスキャナから測定結果を自動的に入力するようにしてもよい。更に、濃度情報B[X]は、必ずしもRGB情報でなくてもよく、例えば、測色器で測定したL*a*b*等、いずれの形式であってもよい。どのような形態でどのような解像度で測色を行うにせよ、平均化などの様々な処理を施すことによって、4ノズル分に相当するエリアの濃度情報B[X]が適切に得られれば、濃度情報[X]を本実施形態に適用することができる。このように、濃度情報B[X]が測定用画像として記録媒体に記録され、図1に示した記録ヘッド101により記録される。そして、スキャナ107によって、各ノズル群(本実施形態では4ノズル)に対応したエリア(単位領域)ごとに、濃度情報B[X]が取得される。ちなみに、記録ヘッド101はKインクを吐出する記録ヘッドであり、そのデバイス色画像データD[X]を(K、C、M、Y)=(255、0、0、0)とすれば、Kインクのみを吐出した測定用画像となる。
以下、第1エリアをX=1、第2エリアをX=2として、また、第1エリアの濃度情報をB[1]=(R1、G1、B1)、第2エリアの濃度情報をB[2]=(R2、G2、B2)として説明する。
ステップ1004では、目標濃度A=(Rt、Gt、Bt)とステップ1003で取得した濃度情報B[X]から、各エリア[X]の濃度変動量T[X]を算出する。ここで、目標濃度Aとは、例えばKインクの場合、(K、C、M、Y)=(255、0、0、0)の信号を、本実施形態のプリンタで記録および測色した場合の目標となる測色値である。実際には、標準吐出量のノズルを用いて記録した画像をスキャナ107で測色した結果とすることができる。
最初に、濃度情報B[X]と目標濃度Aの差分を濃度差分量S[X]とし、その値を算出する。
濃度差分量S[1]=B[1]−A=(R1−Rt、G1−Gt、B1−Bt)
濃度差分量S[2]=B[2]−A=(R2−Rt、G2−Gt、B2−Bt)
本例において、第1エリアは、Kインクは標準吐出量であるので、基本的にR1=Rt、G1=Gt、B1=Btとなり、濃度差分量はS[1]=0となる。一方、第2エリアは、Kインクは標準より大きな吐出量で記録されるので、目標濃度A(Rt、Gt、Bt)より値の小さい(濃度の高い)値が検出される。次に、この濃度差分量Sより濃度変動量Tを求める。これは、目標濃度(標準吐出量)と比較した吐出量の変動量を相対的に表したものであり、標準吐出量からの増減割合で示す。図12に、各エリア[X]に対する濃度変動量T[X]の関係を図示する。濃度変動量Tの算出方法は、予め濃度差分量Sと濃度変動量Tの関係をテーブルデータ化しておきテーブル判定で求めてもよいし、例えば濃度差分量S[X]/目標濃度Aのように関数的に求めてもよい。
再び図10を参照する。ステップ1005では、各エリア[X]の濃度変動量T[X]から、吐出量レベル値H[X]を判定する。本実施形態では簡単に、濃度変動量T[X]を閾値判定し、その結果に応じて吐出量レベル値H[X]を決定する。ホストPC200のHDD203には予め、吐出量に応じた複数の一次元ルックアップテーブルを保持しておき、吐出量レベル値H[X]の判定結果より適応すべき一次元ルックアップテーブルをエリアごとに決定していく。図13に、各エリア[X]に対する吐出量レベル値H[X]の関係を示す。例えば、図12において、標準的な吐出量に比べて吐出量が+2%のエリア[8]では、図13における吐出量レベル値が3となる。そこで、HDD203に保持された3番目の一次元ルックアップテーブルを、エリア[8]に適用するという処理になる。ところで、濃度変動量T[X]からエリアごとの一次元ルックアップテーブルを決定する方法は、上述した閾値判定だけでなく、濃度変動量T[X]に応じて動的に作成してもよい。
ステップ1007は、各エリア[X]の吐出量レベル値H[X]から決定されたエリアごとの一次元ルックアップテーブルより、HS処理部502で使用されるHSテーブルパラメータを作成し、RAM212にセットされる。ステップ1007では、こうして得られたHSテーブルパラメータを、デバイス色画像データD[X]に施すことによって、補正デバイス色画像データD’[X]が作成される。その後、ステップ1008においてこの画像データに、TRC処理部503、量子化処理部504にて、通常データと同様の処理を施し、量子化データ印刷部314で記録媒体106に測定用画像を記録することで、各エリア[X]で濃度が一様な記録画像を得ることができる。なお、この一次元ルックアップテーブルは、本実施形態では4ノズルごとに1つ持つことを示したが、ノズルの数は問わない。また、記録ヘッド全域に渡って吐出量を判定した結果は、ホストPC200のHDD203に格納しておく。これは、量子化処理の切り換えにおいて、参照するパラメータとなる。
以上述べたように、HS処理は図9に示す記録ヘッド101のノズル10121〜10124に対して、図9の1062に示すように、ドット数が約半数に抑えられるようなパラメータが作成される。また、記録ヘッド101のノズル10111〜10114については、図9の1061に示すように、ドット数が変更されないようなパラメータが作成される。つまり、吐出量レベル値が標準値に比べて大きいほど、記録媒体に記録するドット数は低減される。一方、吐出量レベル値が標準値に比べて小さいほど、記録媒体に記録するドット数は増加される。
上記で説明したように、各エリア[X]でHS処理を行うことにより、ドット数制御が行われる。それにより、各エリア[X]の濃度はおおよそ一様にすることができる。従来、濃度むらは、写真などの紙面上に一様にプリントされた場合に目立つ。そのため、これまでは主に写真画像を扱うプリントシステムにおいて用いられてきた。しかしながら、紙面上にインクを吐出する面積が、写真に比べて少ない文字画像データにおいても、HS処理を行うことは有用である。例えば太文字書体や大きな文字で書かれた文書画像などをプリントする際に、Kインクの記録ヘッドに濃度むらがあれば、文字毎に濃度が異なってしまい、紙面全体において濃度むらを視認できてしまう。また、紙面全体に文字が書かれた画像をプリントする際も、写真画像に濃度むらが発生するのと同様に視認できてしまう。そのため、本実施形態では、写真画像データのみならず、文字画像データにもHS処理を行うことで、高画質なプリントを行うことができる。
TRC処理部503でドット数を調整する際には、第1実施形態同様に、紙種情報416からインク打ちこみ量を決定し、処理を行う。
量子化処理では誤差拡散処理のような誤差を他の画素に分配しながら量子化する処理が可能となり、高画質な画像を得ることができる。また、量子化処理を一回にすることにより、ハード処理の場合には回路規模を小さくすることができ、ソフト処理の場合には高速に処理を行うことができる。
また、インク色データ合成部501はTRC処理部503の後でもよく、その場合には、写真TRC処理部307と文字TRC処理部311後の写真画像データと文字画像データをインク色データ合成部501で合成し、量子化処理部504に送られる。その際には、第1実施例と同様に、写真TRC処理部307と文字TRC処理部311それぞれにおいて、紙種情報を用いて処理を行う。また、TRC処理部503の後に、HS処理502を行っても構わない。更に、紙種情報を用いて処理を行うのは、第1実施例でも記載したように写真インク色変換部306、文字インク色変換部310で行ってもよい。
このように、第2実施例の構成にすることで第1実施例の効果に加え、インク色データ合成部をインク色変換部の後にすることで、HS処理、TRC処理、量子化処理が1回で済み、処理の軽減をすることができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、分割された写真画像データと文字画像データは、それぞれ非圧縮のままプリンタ100に転送していた。この場合、転送処理に負荷がかかるため、本実施例では、2つの画像データをホストPC200でデータ圧縮して転送を行う。
図14を用いてその処理フローを説明する。写真/文字分割部302で分割された写真画像データは写真JPEG圧縮部1401にてJPEGデータに圧縮される。一方、文字画像データは文字RL圧縮部1402にてRUNLENGTHデータ圧縮が行われる。圧縮された2つの画像データは写真/文字圧縮データ送信部204にて、プリンタ100に転送される。その際、画像データの転送方法は、1つずつ別々に転送してもよいし、2つの画像データを連結して1つに合成して転送してもよい。また、どちらか一方のみを圧縮して転送し、どちらか一方は圧縮せずに送ってもよい。
次に、プリンタ100の写真/文字圧縮データ受信部214にて、圧縮された画像データを受信する。受信された画像データは、写真画像データと文字画像データに分割され、それぞれ写真JPEG解凍部1403と文字RL解凍部1404に送られる。ここで写真画像データと文字画像データが解凍され、その後は第1実施形態と同様に、写真画像データは入力色変換部305を経て、写真入力インク色変換部306へ送られ、文字画像データは文字インク色変換部に送られた後、それぞれのTRC処理部、量子化処理部を経て、量子化データ合成部313にて2つの量子化データを合成する。最後に、量子化データを量子化データ印刷部314に送り、プリントを行う。
言うまでもないが、上述の処理は第2実施形態と同様の処理フローでも行なわれる。写真/文字それぞれの入力色変換部、インク色変換部を経て、インク色データ合成部にて画像データが合成される。その後、TRC処理部、量子化処理部を経て印字データとなり、量子化データ印刷部に送り、プリントを行ってもよい。
このように、ホストPC200とプリンタ100の間のI/Fで写真/文字画像データを圧縮することにより、転送負荷を低減することができる。本実施形態では、写真画像データに対してJPEG圧縮を行ったが、特にこれに限定されるものではなく、他の不可逆圧縮でもよい。写真画像データに不可逆圧縮を行うことで、可逆圧縮より圧倒的にデータ容量を抑えることができる。一方、文字画像データに対してもRUNLENGTH圧縮だけに限らず、他の可逆圧縮でもよい。文字画像データはディテールを再現することが必要であり、特に小さな文字に不可逆圧縮を行ってしまうと、データ解凍する際に文字が潰れてしまう。そのため、可逆圧縮を行う必要がある。本実施形態では文字画像データが2値データや、1チャネルモノクロデータであることを考慮して、圧縮を行うことで、データ容量を大幅に削減することができる。
また、文字画像データは、1チャンネルモノクロデータには限定されず、文字か否かのドットの有無を含むデータであれば良い。
文字画像データは、文字か否かのドットの有無を含むデータであるため、圧縮に向いており、圧縮を行うことで、データ容量を大幅に削減できると共に、第1実施形態、第2実施形態に記載の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について、図15を用いて説明する。第1実施形態では、文字画像データに対して、インク色変換処理、TRC処理を行ったが、本実施例では、受信した2値データ、または1チャネルモノクロデータの文字画像データに対して、紙種情報を加味した量子化処理のみを行う。
写真画像データにおいては、第1実施形態同様、量子化処理までを行い、写真画像印字データを作成する。一方で、文字画像データに対しては、受信された画像データに対して、文字量子化処理部1501において、紙種情報316を加味して量子化処理を行う。例えば、文字画像データが2値であり、紙種情報として紙種ランクを保持しているとする。
その場合に、紙種ランクに応じて、黒の画素(K)=(1)が(K)=(X)と変換される。
例えば、紙Aでランクが255であった場合には、X=255となり、紙Bでランクが160であった場合には、X=160となる。この紙種ランクに応じた黒の画素値を算出し、その値を入力値として量子化処理を行う。この時、量子化処理は特に限定されず、必要に応じてディザ法、誤差拡散法、濃度パターン法等を用いることができる。その他の方法も適宜利用可能である。
量子化処理をディザ処理とした時の量子化処理について、図16を用いて説明する。
入力値(入力画像の信号値)は0〜255、出力値は0〜4の5値である。そして、量子化代表閾値は(0、63、127、191、255)とする。
量子化処理では、まず、量子化代表閾値と入力値との大小比較をし、出力ランクを決定する。図16に示すように、入力値が0以上であり63以下のときに、出力ランク0となり、入力値が64以上127以下となる時に、出力ランク1とする。入力値が128以上191以下あるときに出力ランク2、入力値が192以上255以下であるときに出力ランクを3とする。
そして、出力ランクの量子化代表値のうち低い方の値と信号値との差分を利用して、ディザマスク閾値と同等のビット精度に正規化した後、その値を入力値αとし、ディザマスクの閾値と比較する。
図16では、入力値が160であり、この場合には、入力値が128以上191以下であるため、出力ランクが2となる。そして出力ランク2の下限を定める量子化代表閾値限は127であり、入力値との差分は、160−127=33という差分である。
差分33は量子化代表閾値同士の間隔(出力ランク2を定める閾値191と127との間隔)からディザ閾値の大きさに正規化され、入力値αは33/64*256=132となる。
その後、入力画像における同画素位置のディザマスクの閾値228と入力値αとを比較する。本実施形態では、入力値αが該当する画素のディザ閾値が以上の場合には出力ランクの数に+1をして、出力値とする。
図16で示す例では、入力値α=132に対してディザマスク閾値が228のため、+1はせずに出力値は出力ランクの値である2のままとなる。その一つ右隣りの画素の場合は、画像データの入力値が160であり、入力値αは132となるが、ディザマスクの対応する画素の閾値が132であり、入力値α≧閾値となるため、出力ランク2に+1がされ、出力値は3となる。
ここで、図17(a)のような文字画像の2値データを、図17(b)のようなディザマスクを用いて量子化を行う形態について説明する。量子化代表閾値は図16に示したものを使用する。
紙種が上述した紙Aの場合には、文字量子化処理部1501は、(K)=(1)の各画素を(K)=255と変換し、入力値は255となる。ここで、図16に示される量子化代表閾値と入力値とを上述した要領比較すると、出力ランクが3と設定される。さらに、入力値αは、入力値と量子化代表閾値との差分である255−191=64 となり、これを利用して正規化され入力値α=64/64*255=255となる。そして各画素におけるディザ閾値と、各画素の入力値α(=255)とを比較してディザ閾値がそれ以下であれば出力ランク3に+1をした4が出力値として算出される。その結果を表したものが図17(c)である。
一方、紙Bでは、(K)=(1)の各画素の値は、黒の画素(K)=160と変換されるため、各画素について入力値は160であり、入力値αが132、出力ランクが2となる。そして、入力値αが画素のディザ閾値と比較して出力された結果が図17(d)である。
その後、得られた多値データ(c)、(d)は、装置の出力解像度やノズル構成に合わせて二値データに変換されてもよい。
また、例では多値出力のディザ法で説明したが、ニ値出力のディザ法でもよく、入力値1ビットに対して、紙ランクを設定することにより、印字濃度を調整することができる。
このようにして文字画像印字データが作成され、量子化データ合成部313において、写真画像印字データと文字画像印字データが合成され、合成印字データが作成される。
こうすることで、文字画像データについて、実施形態1と比較しても、インク色変換部、TRC処理部が削減されることで、文字画像データ処理情報部の処理負荷が軽減され、処理を高速化することが可能となると共に第1実施形態に記載の効果を得ることができる。
また、本実施形態において、画像転送の際に第3実施形態のように圧縮して転送することができることは言うまでもない。
(第5実施形態)
第1実施形態では、予め写真画像データと文字画像データが分割された画像データを、入力画像データとして用いていた。本実施形態では、写真部と文字部が混在する画像データを扱う。例えば、写真と文字が混在した原稿をスキャナなどの読み取り装置で読み取った画像データなどである。もしくは、写真画像データと文字画像データを1つのレイヤーに合成した後のPDFファイルでもよい。その処理フローを図18に示す。ホストPC200の写真/文字レンダリング部301でレンダリングされた入力画像データは、写真/文字像域分離部1601で像域分離される。
この像域分離処理は、一般的に知られている方法でよい。例えば、入力画像データのエッジ量と画素信号値から写真部と文字部に分割する方法などが挙げられる。この方法は、入力画像データに対して、画素毎にエッジ抽出フィルタを掛け、エッジ量が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。かつ、その画素のRGB信号値が予め定めた閾値以下であるか否かを判定する。仮に、エッジ量が閾値以上あり、RGB信号値が閾値以下であれば、エッジの高い黒文字と判定できる。そしてそれ以外の画素を写真部と判定する。第1〜4実施例形態では、文字画像データは予め分割されていて、そのまま入力色変換、インク色変換、TRC処理、量子化処理を行っていた。本実施形態では、像域分離処理の判定閾値を変えることで、黒文字のみ文字画像データとして処理する場合や、カラー文字も含めて文字画像データとして処理する場合など、その都度変更することができる。
ホストPC側で本実施形態の構成をとることで、エッジなどの文字画像データに含まれる情報を増やすことができると共に、黒文字のみ文字画像データにする場合や、カラー文字も含めて文字画像データとするなど、変更が容易となる。また、第1実施形態〜第4実施形態で記載の構成に加えることで第1実施形態〜第4実施形態の効果を得ることができる。

Claims (12)

  1. 記録媒体にドットを形成することにより画像を形成するためのドットの形成の有無を示すドットデータを生成するための画像処理装置であって、
    前記画像のデータに含まれる、イメージの属性の画像の階調の階調値を示す第1の画像データと、文字の属性の画像の階調を2値の階調値で示す第2の画像データと、を取得する取得手段と、
    前記第1の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第1のインク色データを、前記取得手段が取得した前記第1の画像データに基づいて生成する第1の生成手段と、
    前記第2の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第2のインク色データを、前記取得手段が取得した前記第2の画像データに基づいて生成する第2の生成手段と、
    前記第1および前記第2の手段によって生成された前記第1、第2のインク色データの示す前記信号値をそれぞれ補正する補正手段と、
    前記イメージの属性の画像と文字の属性の画像とを形成するための前記ドットデータを、前記補正手段によって前記信号値が補正された前記第1のインク色データと前記第2のインク色データとに基づいて生成する第3の生成手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記第3の生成手段は、前記第1のインク色データに基づいてインクのドットの形成の有りまたは無しを示す第1のドットデータと、前記第2のインク色データに基づいてインクのドットの形成の有りまたは無しを示す第2のドットデータと、をそれぞれディザ法による量子化処理を行って生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像データと前記第2の画像データとは、前記階調値をR、G、Bの信号値の形式で示すことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の画像データは画像の階調を多値の階調値で示し、前記第2の画像データは前記画像の階調を示す情報と前記文字の画像の色を示す情報とを含む画像データであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記記録媒体の種類に応じた程度で前記信号値の前記補正を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 請求項5の画像処理装置と、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを前記画像処理装置の前記取得手段に送信する送信装置と、を有することを特徴とする画像処理システム。
  7. 記録媒体にドットを形成することにより画像を形成するためのドットの形成の有無を示すドットデータを生成する画像処理方法であって、
    前記画像のデータに含まれる、イメージの属性の画像の階調の階調値を示す第1の画像データと、文字の属性の画像の階調を2値の階調値で示す第2の画像データと、を送信する工程と、
    前記画像のデータに含まれる、イメージの属性の画像の階調の階調値を示す第1の画像データと、文字の属性の画像の階調を2値の階調値で示す第2の画像データと、を受信する工程と、
    前記第1の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第1のインク色データを、前記受信手段が受信した前記第1の画像データに基づいて生成する工程と、
    前記第2の画像データに対応する画像を前記記録媒体に形成するために使用するインクの色に対応する多値の信号値を示す第2のインク色データを、前記受信手段が受信した前記第2の画像データに基づいて生成する工程と、
    前記第1および前記第2の手段によって生成された前記第1、第2のインク色データの示す前記信号値をそれぞれ補正する工程と、
    前記イメージの属性の画像と文字の属性の画像とを形成するための前記ドットデータを、前記補正手段によって前記信号値が補正された前記第1のインク色データと前記第2のインク色データとに基づいて生成する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記第1のインク色データに基づいてインクのドットの形成の有りまたは無しを示す第1のドットデータと、前記第2のインク色データに基づいてインクのドットの形成の有りまたは無しを示す第2のドットデータと、をそれぞれディザ法による量子化処理を行って生成することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記第1の画像データと前記第2の画像データとは、前記階調値をR、G、Bの信号値の形式で示すことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理方法。
  10. 前記第1の画像データは画像の階調を多値の階調値で示し、前記第2の画像データは、前記画像の階調を示す情報と前記文字の画像の色を示す情報とを含む画像データであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 前記補正する工程において、前記記録媒体の種類に応じた程度で前記信号値の前記補正を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の各手段をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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