JP2013223328A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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賢一 中村
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知昭 関
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Abstract

【課題】広範囲の入力電圧に対し、低ノイズで高い変換効率を得る。
【解決手段】第1スイッチング回路10はトランスT1の一次巻線42の一端と直流電源150の+端子とに、第2スイッチング回路20はトランスT1の一次巻線の他端と直流電源の−端子とに、補助スイッチング回路30はトランスT1の一次巻線の両端に接続される。第3スイッチング回路60A、60Bは、トランスT1の各二次巻線44A、44Bの一端に、第4スイッチング回路70A、70Bは、各二次巻線の他端と第3スイッチング回路の他端に接続される。信号出力回路50、90は、第1スイッチング回路10及び第2スイッチング回路20にスイッチング信号を出力し、補助スイッチング回路30にアクティブクランプ制御信号を出力し、第3スイッチング回路及び第4スイッチング回路に同期整流制御信号1、2を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広範囲の入力電圧に対し低ノイズで高い変換効率が得られるスイッチング電源装置に関する。
近年の省電力化の影響を受けて、スイッチング電源装置は様々な機器で用いられるようになってきた。スイッチング電源装置には、使用できる電圧範囲が広く、高い変換効率(入力電力に対する出力電力の割合)が得られるという特徴がある。
最近では、世界的に資源の有効利用が模索されており、スイッチング電源装置においても、さらなる効率化が要請されている。
この要請を受けて、下記の特許文献1では、スイッチング電源装置が備えるスイッチング素子の損失をなくすため、スイッチング素子のゼロボルトスイッチング(ZVS)を実現している。また、特許文献2では、部分共振型のスイッチングレギュレータにおいて、共振用コンデンサのエネルギーを負荷側で使用できるように回路を工夫している。さらに、引用文献3では、DC−DCコンバータを構成する一次側と二次側のスイッチング素子をソフトスイッチングさせるようにして高効率な変換を可能としている。
特開2006−325325号公報 特開平5−83940号公報 WO2004/001937号公報
しかしながら、上述したような従来のスイッチング電源装置は、入力電圧が一定電圧以下、たとえば、入力電圧が300V以下の電源に対して好適なものがほとんどである。従来のスイッチング電源装置は、このような比較的低い入力電圧で使用した場合に最大の変換効率を得るための工夫がされている。現在では、より広範囲の入力電圧、たとえば入力電圧が150Vから600Vの電圧に適用でき、しかも低ノイズで高い変換効率が得られるスイッチング電源装置が求められている。
広範囲の入力電圧に対応したスイッチング電源装置では、入力電圧が高い場合には、一次側のスイッチング素子の電圧ストレスが高くなるため、高効率化が困難になる。
また、広範囲の入力電圧に対応させるためには、スイッチング電源装置の絶縁トランスの巻数比を大きくしなければならない。このため、入力電圧が高い場合には、二次側のスイッチング素子の電圧ストレスも大きくなってしまい、二次側で同期整流を行ったとしても高効率化が困難になる。
スイッチング電源装置が備える絶縁トランスの二次側には、インバータの中間電圧(200Vから400Vの電圧)を生成させることが多い。そのため、通常でも二次側のスイッチング素子の電圧ストレスは高く、損失を低減することが困難である。
入力電圧が高い場合に受ける電圧ストレスに耐えるためには、スイッチング電源装置の構成部品の耐圧を上げれば良い。しかし、構成部品の耐圧を上げると、高耐圧の部品ほど損失が大きくなる傾向がある。このため、広範囲の入力電圧に対し低ノイズで高い変換効率が得られるスイッチング電源装置とするためには、回路構成に特別な工夫を加える必要がある。
本発明は、このような従来の要請に応えるためになされたものであり、広範囲の入力電圧に対し低ノイズで高い変換効率が得られるスイッチング電源装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るスイッチング電源装置は、トランス、第1スイッチング回路、第2スイッチング回路、補助スイッチング回路、複数の第3スイッチング回路、複数の第4スイッチング回路、複数の平滑回路整流回路、2つの出力端子及び信号出力回路を備える。
トランスは一次巻線と複数の二次巻線とを有する。
第1スイッチング回路はトランスの一次巻線の一端と直流電源の一方の極性の端子とに接続され、第2スイッチング回路はトランスの一次巻線の他端と直流電源の他方の極性の端子とに接続され、補助スイッチング回路はトランスの一次巻線の両端に接続される。
第3スイッチング回路は、トランスの各二次巻線の一端にその一端が接続される。第4スイッチング回路は、各二次巻線の他端と第3スイッチング回路の他端に接続される。平滑回路は、第4スイッチング回路の両端に接続される。2つの出力端子は、平滑回路が備えるコンデンサの両端に接続されトランスの各二次巻線の両端に連なる。
信号出力回路は、第1スイッチング回路及び第2スイッチング回路にスイッチング信号を出力し、補助スイッチング回路にアクティブクランプ制御信号を出力し、第3スイッチング回路に同期整流制御信号1を及び第4スイッチング回路に同期整流制御信号2を出力する。前記スイッチング信号は前記アクティブクランプ制御信号がLOWになっているときにHIGHになり、前記アクティブクランプ制御信号は前記スイッチング信号がLOWになっているときにHIGHになり、同期整流制御信号1と同期整流制御信号2のLOWとHIGHの位相は180°ずれている。
本発明に係るスイッチング電源装置によれば次のような効果を奏する。
第1スイッチング回路と第2スイッチング回路を直流電源に対して直列に接続しているので、第1スイッチング回路と第2スイッチング回路の耐圧を下げることができる。このため、スイッチング電源装置は、広範囲の入力電圧に適用させることができる。
トランスの二次巻線を複数設け、各二次巻線を直列に接続しているので、第3スイッチング回路、第4スイッチング回路及び平滑回路の耐圧を下げることができる。このため、スイッチング電源装置は、広範囲の入力電圧に適用させることができる。
第1スイッチング回路、第2スイッチング回路、補助スイッチング回路によるアクティブクランプ動作によってZVSが可能となる。このため、トランスの一次側のスイッチング損失を低減することができる。
第1スイッチング回路、第2スイッチング回路がOFFしたときの電圧をアクティブクランプ動作によって緩やかに変化させることができる。このため、スイッチングノイズを抑制することができ、スイッチングノイズ抑制用のスナバ回路を設けなくとも、低ノイズ化が実現できる。
補助スイッチング回路によって、トランスに蓄積された磁束をリセットできる。このため、トランスに蓄積された磁束をリセットするためのリセット回路が不要になり、部品点数の削減とリセット回路分の損失が低減できる。
第3スイッチング回路及び第4スイッチング回路によって同期整流を実現しているので、整流動作に伴うスイッチング損失を低減させることができる。
実施形態1に係るスイッチング電源装置の回路図である。 図1のスイッチング電源装置のタイミングチャートおよび一次側の電圧電流波形である。 図2のタイミングチャートにおけるモード1及びモード2の電流経路図である。 図2のタイミングチャートにおけるモード3及びモード4の電流経路図である。 実施形態2に係るスイッチング電源装置の回路図である。 図5のスイッチング電源装置の一次側の電流波形である。 図5のスイッチング電源装置の二次側の電圧電流波形である。 図5のスイッチング電源装置の一次側及び二次側のタイミングチャートである。 図8のタイミングチャートにおけるモード1の電流経路図である。 図8のタイミングチャートにおけるモード2の電流経路図である。 図8のタイミングチャートにおけるモード3の電流経路図である。 図8のタイミングチャートにおけるモード4の電流経路図である。
以下に、本発明に係るスイッチング電源装置の実施形態を、[実施形態1]及び[実施形態2]に分けて説明する。
[実施形態1]
(回路の構成)
図1は実施形態1に係るスイッチング電源装置100の回路図である。スイッチング電源装置100は直流電源150の直流電圧を昇圧または降圧してVoutの直流電圧を出力する。本実施形態では直流電源150の電圧を600V、出力電圧Voutは400Vとしている。
スイッチング素子Q1、ダイオードDi1、コンデンサCA1は第1スイッチング回路10を形成する。
スイッチング素子Q2、ダイオードDi2、コンデンサCA2は第2スイッチング回路20を形成する。
スイッチング素子QA1、ダイオードDA1、コンデンサCSW1、コンデンサCcl1は補助スイッチング回路30を形成する。
第1スイッチング回路10、第2スイッチング回路20及び補助スイッチング回路30は、同一の回路要素を用いて同一の回路で形成する。同一の回路要素を用いて各スイッチング回路を形成することによって、回路構成が単純化できる。
トランスT1は一次巻線42と複数の二次巻線44A、44Bとを有する。一次巻線42と二次巻線44A、44Bはスイッチング電源装置100の一次側と二次側を絶縁する。
第1スイッチング回路10はトランスT1の一次巻線42の一端と直流電源150の+側の端子に接続する。第2スイッチング回路20はトランスT1の一次巻線42の他端と直流電源150の−側の端子に接続する。
補助スイッチング回路30はトランスT1の一次巻線42の一端と他端に接続する。リップル電圧を低減させるコンデンサC1は直流電源150の+端子と−端子に接続する。
したがって、第1スイッチング回路10と第2スイッチング回路20とは直流電源150に対して直列に接続され、補助スイッチング回路30は一次巻線42に並列に接続され、コンデンサC1は直流電源150に対して並列に接続される。
直流電源150の電圧は、第1スイッチング回路10と第2スイッチング回路20とで1/2ずつ分担する。
スイッチング信号出力回路50は、スイッチング素子Q1とQ2にスイッチング信号を供給し、スイッチング素子QA1にアクティブクランプ制御信号を供給する。スイッチング信号はアクティブクランプ制御信号がLOWになっているときにHIGHになる信号であり、アクティブクランプ制御信号は前記スイッチング信号がLOWになっているときにHIGHになる信号である。
スイッチング素子Q3A、ダイオードDo3Aは第3スイッチング回路60Aを形成し、スイッチング素子Q3B、ダイオードDo3Bは第3スイッチング回路60Bを形成する。
スイッチング素子Q4A、ダイオードDo4Aは第4スイッチング回路70Aを形成し、スイッチング素子Q4B、ダイオードDo4Bは第4スイッチング回路70Bを形成する。
第3スイッチング回路60A、60B及び第4スイッチング回路70A、70Bは、同一の回路要素を用いて同一の回路に形成する。同一の回路要素を用いて形成することによって、回路構成が単純化できる。
第3スイッチング回路60Aは、トランスT1の二次巻線44Aの一端にその一端が接続される。第3スイッチング回路60Bは、トランスT1の二次巻線44Bの一端にその一端が接続される。
第4スイッチング回路70Aは、トランスT1の二次巻線44Aの他端と第3スイッチング回路60Aの他端に接続される。第4スイッチング回路70Bは、トランスT1の二次巻線44Bの他端と第3スイッチング回路60Bの他端に接続される。
コイルL1AとコンデンサELC1Aは平滑回路80Aを形成し、コイルL1BとコンデンサELC1Bは平滑回路80Bを形成する。
平滑回路80Aは第4スイッチング回路70Aの両端に接続され、平滑回路80Bは第4スイッチング回路70Bの両端に接続される。
出力端子out1とout2は、平滑回路80Aが備えるコンデンサELC1Aの両端に接続されトランスT1の二次巻線44Aの両端に連なる。出力端子out3とout4は、平滑回路80Bが備えるコンデンサELC1Bの両端に接続されトランスT1の二次巻線44Bの両端に連なる。
出力端子out2とout3は、トランスT1の二次巻線44Aと44Bが直列に接続されるように接続される。したがって、出力端子out1とout4から直流電圧Voutが出力される。
同期整流制御信号出力回路90は、第3スイッチング回路60A、60Bに同期整流制御信号1を出力し、第4スイッチング回路70A、70Bに同期整流制御信号2を出力する。同期整流制御信号1と同期整流制御信号2はLOWとHIGHを交互に繰り返している。
出力電圧検出センサ110は、出力端子out1とout4との間の直流電圧Voutを検出する。検出した直流電圧の大きさはスイッチング信号出力回路50と同期整流信号出力回路90に出力される。
スイッチング信号出力回路50は、検出された直流電圧の大きさが目標電圧(本実施形態では400V)よりも大きくなると、スイッチング信号のHIGH時間を短くし、アクティブクランプ制御信号のHIGH時間を長くする。逆に、検出された直流電圧の大きさが目標電圧よりも小さくなると、スイッチング信号のHIGH時間を長くし、アクティブクランプ制御信号のHIGH時間を短くする。スイッチング信号のHIGH時間、アクティブクランプ制御信号のHIGH時間は、検出される直流電圧の大きさに応じて、出力端子out1とout4から目標電圧の出力を維持できるように変化させる。
同期整流制御信号出力回路90は、検出された直流電圧の大きさが目標電圧(本実施形態では100V)よりも大きくなると同期整流制御信号1のHIGH時間を短くし、同期整流制御信号2のHIGH時間を長くする。逆に、検出された直流電圧の大きさが目標電圧よりも小さくなると同期整流制御信号1のHIGH時間を長くし、同期整流制御信号2のHIGH時間を短くする。同期整流制御信号1のHIGH時間、同期整流制御信号2のHIGH時間は、検出される直流電圧の大きさに応じて、出力端子out1とout4から目標電圧の出力を維持できるように変化させる。
(回路の動作)
図2は、図1のスイッチング電源装置100のタイミングチャートおよび一次側の電圧電流波形である。図3及び図4は、図2のタイミングチャートの各モードに対応した電流経路図である。
図2に示すように、スイッチング素子Q1、Q2のゲートには、タイミングチャートで示すような矩形波のスイッチング信号が、それぞれ同一のタイミングで印加される。また、スイッチング素子QA1には、タイミングチャートに示すような矩形波のアクティブクランプ制御信号が印加される。
さらに、スイッチング素子Q3A、Q3Bのゲートには、タイミングチャートで示すような矩形波の同期整流信号1が、それぞれ同一のタイミングで印加される。また、スイッチング素子Q4A、Q4Bのゲートには、タイミングチャートで示すような矩形波の同期整流信号2が、それぞれ同一のタイミングで印加される。
スイッチング信号と同期整流信号1は同一タイミングでHIGH、LOWを繰り返し、アクティブクランプ制御信号と同期整流信号2は同一タイミングでHIGH、LOWを繰り返す。
スイッチング信号は、アクティブクランプ制御信号がLOWになっている間の任意の時間HIGHになる。アクティブクランプ制御信号は、スイッチング信号がLOWになっている間の任意の時間HIGHになる。
したがって、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング信号がHIGHでアクティブクランプ制御信号がLOのとき、スイッチング信号がHIGHからLOWに移行しアクティブクランプ制御信号がLOWのとき、スイッチング信号がLOWでアクティブクランプ制御信号がHIGHのとき、スイッチング信号がLOWでアクティブクランプ信号がHIGHからLOWに移行するときの4つの状態を有する。
なお、スイッチング信号及びアクティブクランプ制御信号がHIGHになっている時間は、出力端子out1とout4から出力される直流電圧の大きさが目標電圧に対してどの程度ずれているかによって異なる。
次に、これら4つの状態での回路の動作を、モードごとに分けて図1−図4を参照しながら説明する。
1.モード1
<Q1.Q2:ON、QA1:OFF、Q3A.Q3B:ON、Q4A.Q4B:OFF>
スイッチング信号がHIGHでアクティブクランプ制御信号がLOWのとき(Q1.Q2:ON、QA1:OFF)には、一次側では第1スイッチング回路10及び第2スイッチング回路20が通電可能状態にある。また、このときには、二次側では第3スイッチング回路60A、60Bが通電可能状態にある。したがって、一次側及び二次側では、図3Aに示す経路に電流が流れる。
つまり、一次側では、図1に示した、直流電源150の+端子から第1スイッチング回路10、トランスT1の一次巻線42、第2スイッチング回路20、直流電源150の−端子を結ぶ経路に電流が流れる。その結果、トランスT1の二次巻線44A、44Bに電圧が誘起される。
二次側では、図1に示した出力端子out1とout4との間に負荷が接続されている(図示していない)ので、トランスT1の二次巻線44Aから平滑回路80Aを介して出力端子out1に至り、図示しない負荷を通って、出力端子out4から第3スイッチング回路60B、二次巻線44B、平滑回路80B、出力端子out2、out3、第3スイッチング回路60Aに至る経路に電流が流れる。
トランスT1の一次側において、モード1におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すようにVf1になる。Vf1の電圧は、スイッチング素子Q1、Q2の順方向に電流が流れているときにスイッチング素子Q1、Q2で発生する電圧降下である。したがって、スイッチング素子Q1、Q2には、タイミングチャートに示すようなVf1の影響による順方向損失が発生する。
また、モード1におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電流は、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング素子Q1、Q2がONした後に直線的に急上昇し、その後は安定する。この動作により一次巻線42にエネルギーが蓄積される。
モード1におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング素子Q1、Q2がONすると同時に一次巻線42のインダクタンスの影響で一瞬上昇した後安定した電圧になる。
また、モード1におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電流は、スイッチング素子QA1がOFFであるため、図2のタイミングチャートに示すように0である。したがって、スイッチング素子QA1の損失も、図2のタイミングチャートに示すように0である。
一方、この時の、電源装置150の+端子と−端子との間に流れる電流は、スイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電流と同じである。すなわち、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング素子Q1、Q2がONした後に直線的に急上昇し、その後は安定する。
トランスT1の二次側において、第3スイッチング回路60A、60BがONしているので、二次巻線44A、44Bは直列に接続される。出力端子out1とout4との間に出力される直流電圧Voutは、平滑回路80Aと80Bによってリップル電圧の小さな平滑化された電圧となる。
スイッチング信号出力回路50が出力するスイッチング信号のLOW、HIGHのタイミングと、同期整流制御信号出力回路90が出力する同期整流制御信号1のLOW、HIGHのタイミングとは同一である。したがって、第1スイッチング回路10、第2スイッチング回路20は、第3スイッチング回路60A、60Bと同一のタイミングでON、OFFを繰り返す。
2.モード2
<Q1.Q2:OFF、QA1:ONからOFF、Q3A.Q3B:ONからOFF、Q4A.Q4B:OFFからON>
スイッチング信号がHIGHでアクティブクランプ制御信号がLOWの状態から、スイッチング信号とアクティブクランプ制御信号とが共にLOWの状態(Q1.Q2:OFF、QA1:OFF)に移行すると、一次側では、一時的に、直流電源150の+端子からコンデンサCA1、トランスT1の一次巻線42、コンデンサCA2、直流電源150の−端子を結ぶ経路に電流が流れる。このように、スイッチング素子Q1、Q2がOFFした瞬間にコンデンサCA1、CA2に電流が流れるので、スイッチング素子Q1、Q2のゼロボルトスイッチング(ZVS)が実現できる。コンデンサCA1、CA2の充電が完了すると、一次側及び二次側では、図3Bに示す経路に電流が流れる。
つまり、一次側では、図1に示した、トランスT1の一次巻線42、補助スイッチング回路30のダイオードDA1、コンデンサCcl1を結ぶ経路に電流が流れる。
二次側では、図1に示した出力端子out1とout4との間に負荷が接続されている(図示していない)ので、第4スイッチング回路70A、平滑回路80Aを介して出力端子out1に至り、図示しない負荷を通って、出力端子out4から第4スイッチング回路70B、平滑回路80B、出力端子out2、out3に至る経路に電流が流れる。
モード2におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すように、コンデンサCcl1の充電が進むに連れてVf1から緩慢に上昇する。このため、スイッチング素子Q1、Q2がOFFする際に発生するサージ電圧を抑制することができる。
また、モード2におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電流は、スイッチング素子Q1、Q2がOFFするため、図2のタイミングチャートに示すように0になる。したがって、スイッチング素子Q1、Q2の損失も、図2のタイミングチャートに示すように0である。
モード2におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング素子Q1、Q2がOFFすると同時に急激に一定電圧Vfまで低下する。
また、モード2におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電流は、モード1で一次巻線42に蓄積されたエネルギーがCcl1を充電するため、図2のタイミングチャートに示すように、0から−方向に急激に流れて急激に回復するV字形状になる。この時には、スイッチング素子QA1がOFFであるため、図2のタイミングチャートに示すように、スイッチング素子QA1の損失は0である。
一方、この時の、電源装置150の電流は、図2のタイミングチャートに示すように0である。これは、モード2では、図3B、図1に示したように、トランスT1の一次巻線42、補助スイッチング回路30のダイオードDA1、コンデンサCcl1で形成される閉回路に、トランスT1の一次巻線42に蓄積された磁束をリセットするためのリセット電流Irが循環するからである。このリセット電流Irは、上述の閉回路を循環するのみである。したがって、図2のタイミングチャートに示したように、直流電源150側には流出しない。このため、リセット電流Irによる直流電源150側へのノイズの流出も抑制される。
モード2では、前述のように、スイッチング素子Q1、Q2、QA1のゼロボルトスイッチングを実現できるので、スイッチング素子Q1、Q2、QA1でスイッチング損失は発生しない。また、スイッチング時にスイッチング素子Q1、Q2で発生するサージ電圧の大きさを低減できる。このように、スイッチング損失の発生をなくし、サージ電圧の大きさを低減できるので、第1スイッチング回路10と第2スイッチング回路20の構成部品として、耐圧の低い汎用的な安価な部品を使用できる。
このように、モード2では、スイッチング信号がLOWになり第1スイッチング回路10及び第2スイッチング回路20がOFFした後、アクティブクランプ制御信号がHIGHになって補助スイッチング回路30がONする。スイッチング信号がLOWになってからアクティブクランプ制御信号がHIGHになるまでの間、一次巻線42及び補助スイッチング回路30によって電流閉回路を形成し、電流閉回路にトランスT1に蓄積された磁束をリセットするためのリセット電流Irを流すことになる。
3.モード3
<Q1.Q2:OFF、QA1:ON、Q3A.Q3B:OFF、Q4A.Q4B:ON>
スイッチング信号とアクティブクランプ制御信号とが共にLOWの状態からスイッチング信号がLOWでアクティブクランプ制御信号がHIGHの状態<Q1.Q2:OFF、QA1:ON>に移行すると、一次側及び二次側では図4Aに示す経路に電流が流れる。
つまり、一次側では、コンデンサCcl1、補助スイッチング回路30のスイッチング素子QA1、一次巻線42を結ぶ経路に電流が流れる。この電流はコンデンサCcl1を放電するために流れる。
また、二次側では、モード2と同様に、第4スイッチング回路70A、平滑回路80Aを介して出力端子out1に至り、図示しない負荷を通って、出力端子out4から第4スイッチング回路70B、平滑回路80B、出力端子out2、out3に至る経路に電流が流れる。
モード3におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すように、コンデンサCcl1の放電が進むにつれて、上昇し直流電源150の電圧で安定する。
また、モード3におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電流は、スイッチング素子Q1、Q2がOFFであるため、図2のタイミングチャートに示すように0になる。したがって、スイッチング素子Q1、Q2の損失も、図2のタイミングチャートに示すように0である。
モード3におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すようにVfになる。Vfの電圧は、スイッチング素子QA1の順方向に電流が流れているときにスイッチング素子QA1で発生する電圧降下である。したがって、スイッチング素子QA1には、タイミングチャートに示すようなVfの影響による順方向損失が発生する。
また、モード3におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電流は、Ccl1の放電電流により、図2のタイミングチャートに示すように、徐々に上昇する。
この時の、電源装置150の電流は、図2のタイミングチャートに示すように0である。
4.モード4
<Q1.Q2:OFF、QA1:ONからOFF、Q3A.Q3B:OFF、Q4A.Q4B:ONからOFF>
スイッチング信号がLOWでアクティブクランプ制御信号がHIGHの状態からスイッチング信号とアクティブクランプ制御信号とが共にLOWの状態<Q1.Q2:OFF、QA1:OFF>に移行すると、一次側及び二次側では図4Bに示す経路に電流が流れる。
つまり、一次側では、図1に示した、トランスT1の一次巻線42から第1スイッチング回路10、コンデンサC1、第2スイッチング回路20を結ぶ経路に電流が流れる。第1スイッチング回路10及び第2スイッチング回路20では、まず、コンデンサCA1、CA2に電流が流れ、CA1、CA2の放電が完了するとダイオードD1、D2に流れる。この電流は、コンデンサCA1、CA2が放電するために流れる。
二次側では、第4スイッチング回路70AのDo4A、平滑回路80Aを介して出力端子out1に至り、図示しない負荷を通って、出力端子out4から第4スイッチング回路70BのDo4B、平滑回路80B、出力端子out2、out3に至る経路に電流が流れる。
モード4におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すように、Vf1に向かって直線的に下降する。
また、モード4におけるスイッチング素子Q1、Q2のドレイン−ソース間電流は、図4Bに示すように、CA1、CA2、D1、D2に電流が流れるため、0から−方向に流れる。したがって、スイッチング素子Q1、Q2の損失は、図2のタイミングチャートに示すように0である。
モード4におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電圧は、図2のタイミングチャートに示すようにVfから上昇する。
また、モード4におけるスイッチング素子QA1のドレイン−ソース間電流は、図2のタイミングチャートに示すように、急激に降下する。
一方、この時の、電源装置150の電流は、図2のタイミングチャートに示すように0である。
モード4でQ1、Q2に逆方向電流が流れている状態でモード1へ移行するため、Q1、Q2はゼロボルトスイッチングが可能となる。したがって、本実施形態に係るスイッチング電源装置100は、以上のモード1からモード4の動作を繰り返し行って、トランスT1の二次側から直流電圧Voutを出力する。
以上のように、本実施形態に係るスイッチング電源装置100によれば、補助スイッチング回路30の動作によって、スイッチング素子Q1、Q2の電圧ストレスを入力電圧以下にすることができる。そのため、スイッチング素子Q1、Q2に低耐圧のものが使用できる。
補助スイッチング回路30の動作によって、スイッチング素子Q1、Q2、QA1のゼロボルトスイッチングが実現でき、スイッチング損失の低減ができる。
補助スイッチング回路30の動作によって、スイッチング素子Q1、Q2がOFFしたときの電圧の変化が緩やかになる。このため、サージ電圧の発生を抑制でき、低ノイズ化が実現できる。
トランスT1に蓄積された磁束をリセットするためのリセット電流Irを直流電源側に流さないので、直流電源側へのリップルノイズ流出量を減少させることができ、コンデンサC1の小型化と回路損失の低減を図ることができる。
また、トランスT1の二次側に複数の巻線44A、44Bを設け、それぞれの巻線に第3スイッチング回路60A、60B、第4スイッチング回路70A、70B、平滑回路80A、80Bを設けているので、それぞれの回路の電圧ストレスを出力電圧以下にすることができる。そのため、スイッチング素子Q3A、Q3B、Q4A、Q4B、コイルL1A、L1B、コンデンサELC1A、ELC1Bに低耐圧のものが使用できる。
一般的に、一次側のスイッチング素子Q1、Q2と二次側のスイッチング素子Q3A、Q3B、Q4A、Q4Bの電圧ストレスは入力電圧と比例した電圧になる。しかし、本実施形態ではスイッチング素子QA1によるアクティブクランプ動作をさせているので、一次側のスイッチング素子Q1、Q2と二次側のスイッチング素子Q3A、Q3B、Q4A、Q4Bの電圧ストレスは入力電圧と比例関係にはならず、入力電圧が高くなっても、それぞれのスイッチング素子の電圧ストレスを低減させることができる。
さらに、二次側の整流をスイッチング素子Q3A、Q3B、Q4A、Q4Bによる同期整流としたことで高効率化が達成でできる。
二次側で整流する回路を複数の回路に分割してそれぞれの回路を直列に接続することで、二次側のスイッチング素子Q3A、Q3Bの電圧ストレスを低減することができる。
[実施形態2]
図5は実施形態2に係るスイッチング電源装置500の回路図である。スイッチング電源装置500は、概略次のような構成を有する。
スイッチング電源装置500は、実施形態1と同一の構成を有する第1スイッチング電源装置300と、第1スイッチング電源装置300から第4スイッチング回路及び平滑回路を取り除いた第2スイッチング電源装置400とで構成される。
第1スイッチング電源装置300の一次側と第2スイッチング電源装置400の一次側は並列に接続される。また、第2スイッチング電源装置400の二次側の各二次巻線と各第3スイッチング回路は第1スイッチング電源装置300の二次側の各二次巻線と各第3スイッチング回路と並列に接続される。
(回路の構成)
スイッチング電源装置500の具体的な構成を図7に基づいて説明する。スイッチング電源装置500は、実施形態1と同様に直流電源650の直流電圧を昇圧または降圧してVoutの直流電圧を出力する。
<第1スイッチング電源装置300>
スイッチング素子Q21A、ダイオードDi21、コンデンサCA21は第1スイッチング回路410Aを形成する。
スイッチング素子Q21B、ダイオードDi22、コンデンサCA22は第2スイッチング回路410Bを形成する。
スイッチング素子QA21、ダイオードDA21、コンデンサCSW21、コンデンサCcl2Aは補助スイッチング回路430Aを形成する。
第1スイッチング回路410A、第2スイッチング回路410B及び補助スイッチング回路430Aは、同一の回路要素を用いて同一の回路で形成する。同一の回路要素を用いて各スイッチング回路を形成することによって、回路構成が単純化できる。
トランスT1は一次巻線442Aと複数の二次巻線444A、444Bとを有する。一次巻線442Aと二次巻線444A、444Bは第1スイッチング電源装置300の一次側と二次側を絶縁する。
第1スイッチング回路410AはトランスT1の一次巻線442Aの一端と直流電源650の+側の端子に接続する。第2スイッチング回路410BはトランスT1の一次巻線442Aの他端と直流電源650の−側の端子に接続する。
補助スイッチング回路430AはトランスT1の一次巻線442Aの一端と他端に接続する。リップル電圧を低減させるコンデンサC2は直流電源650の+端子と−端子に接続する。
したがって、第1スイッチング回路410Aと第2スイッチング回路410Bとは直流電源650に対して直列に接続され、補助スイッチング回路430Aは一次巻線442Aに並列に接続され、コンデンサC2は直流電源650に対して並列に接続される。
第1スイッチング電源装置300では、直流電源650の電圧は、第1スイッチング回路410Aと第2スイッチング回路410Bとで1/2ずつ分担する。
スイッチング素子Q23A、ダイオードDo23Aは第3スイッチング回路460Aを形成し、スイッチング素子Q23B、ダイオードDo23Bは第3スイッチング回路460Bを形成する。
スイッチング素子Q24A、ダイオードDo24Aは第4スイッチング回路470Aを形成し、スイッチング素子Q24B、ダイオードDo24Bは第4スイッチング回路470Bを形成する。
第3スイッチング回路460A、460B及び第4スイッチング回路470A、470Bは、同一の回路要素を用いて同一の回路に形成する。同一の回路要素を用いて形成することによって、回路構成が単純化できる。
第3スイッチング回路460Aは、トランスT1の二次巻線444Aの一端にその一端が接続される。第3スイッチング回路460Bは、トランスT1の二次巻線444Bの一端にその一端が接続される。
第4スイッチング回路470Aは、トランスT1の二次巻線444Aの他端と第3スイッチング回路460Aの他端に接続される。第4スイッチング回路470Bは、トランスT1の二次巻線444Bの他端と第3スイッチング回路460Bの他端に接続される。
コイルL2AとコンデンサELC2Aは平滑回路480Aを形成し、コイルL2BとコンデンサELC2Bは平滑回路480Bを形成する。
平滑回路480Aは第4スイッチング回路470Aの両端に接続され、平滑回路480Bは第4スイッチング回路470Bの両端に接続される。
出力端子out1とout2は、平滑回路480Aが備えるコンデンサELC2Aの両端に接続されトランスT1の二次巻線444Aの両端及びトランスT2の二次巻線444Cの両端に連なる。出力端子out3とout4は、平滑回路480Bが備えるコンデンサELC2Bの両端に接続されトランスT1の二次巻線444Bの両端及びトランスT2の二次巻線444Dの両端に連なる。
出力端子out2とout3は、トランスT1の二次巻線444Aと444Bが直列に接続されるように、また、トランスT2の二次巻線444Cと444Dが直列に接続されるように接続される。したがって、出力端子out1とout4から直流電圧Voutが出力される。
<第2スイッチング電源装置400>
スイッチング素子Q21C、ダイオードDi23、コンデンサCA23は第1スイッチング回路410Cを形成する。
スイッチング素子Q21D、ダイオードDi24、コンデンサCA24は第2スイッチング回路410Dを形成する。
スイッチング素子QA22、ダイオードDA22、コンデンサCSW22、コンデンサCcl2Bは補助スイッチング回路430Bを形成する。
第1スイッチング回路410C、第2スイッチング回路410D及び補助スイッチング回路430Bは、同一の回路要素を用いて同一の回路で形成する。同一の回路要素を用いて各スイッチング回路を形成することによって、回路構成が単純化できる。
トランスT2は一次巻線442Bと複数の二次巻線444C、444Dとを有する。一次巻線442Bと二次巻線444C、444Dは第2スイッチング電源装置400の一次側と二次側を絶縁する。
第1スイッチング回路410CはトランスT2の一次巻線442Cの一端と直流電源650の+側の端子に接続する。第2スイッチング回路410DはトランスT2の一次巻線442Bの他端と直流電源650の−側の端子に接続する。
補助スイッチング回路430BはトランスT2の一次巻線442Bの一端と他端に接続する。
したがって、第1スイッチング回路410Cと第2スイッチング回路410Dとは直流電源650に対して直列に接続され、補助スイッチング回路430Bは一次巻線442Bに並列に接続される。
第2スイッチング電源装置400でも、直流電源650の電圧は、第1スイッチング回路410Cと第2スイッチング回路410Dとで1/2ずつ分担する。
スイッチング素子Q23C、ダイオードDo23Cは第3スイッチング回路460Cを形成し、スイッチング素子Q23D、ダイオードDo23Dは第3スイッチング回路460Dを形成する。
第3スイッチング回路460CはトランスT2の二次巻線444Cの一端と第1スイッチング電源装置300の第3スイッチング回路460Aとに接続される。第3スイッチング回路460DはトランスT2の二次巻線444Dの一端と第1スイッチング電源装置300の第3スイッチング回路460Bとに接続される。
トランスT2の二次巻線444Cの他端は第1スイッチング電源装置300のトランスT1の二次巻線444Aに接続され、トランスT2の二次巻線444Dの他端は第1スイッチング電源装置300のトランスT1の二次巻線444Bに接続される。
したがって、トランスT2の二次巻線444Cと第3スイッチング回路460Cは、第1スイッチング電源装置300のトランスT1の二次巻線444Aと第3スイッチング回路460Aに並列に接続される。また、トランスT2の二次巻線444Dと第3スイッチング回路460Dは、第1スイッチング電源装置300のトランスT1の二次巻線444Bと第3スイッチング回路460Bに並列に接続される。
スイッチング信号出力回路450は、第1スイッチング電源装置300の第1スイッチング回路410Aと第2スイッチング回路410Bにスイッチング信号1を供給し、同時に、第2スイッチング電源装置400の第1スイッチング回路410Cと第2スイッチング回路410Dにスイッチング信号2を供給する。スイッチング信号出力回路450が第1スイッチング回路410Aと第2スイッチング回路410Bに供給するスイッチング信号1の位相は、第1スイッチング回路410Cと第2スイッチング回路410Dに供給するスイッチング信号2の位相に対して180°ずれている。
また、スイッチング信号出力回路450は、第1スイッチング電源装置300の補助スイッチング回路430Aにアクティブクランプ制御信号1を供給する。同時に、第2スイッチング電源装置400の補助スイッチング回路430Bにアクティブクランプ制御信号2を供給する。また、スイッチング信号出力回路450が補助スイッチング回路430Aに供給するアクティブクランプ制御信号1の位相は、補助スイッチング回路430Bに供給するアクティブクランプ制御信号2の位相に対して180°ずれている。
また、スイッチング信号出力回路450が供給するスイッチング信号1、スイッチング信号2はアクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2がLOWになっているときにHIGHになる信号であり、アクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2は前記スイッチング信号1、スイッチング信号2がLOWになっているときにHIGHになる信号である。
同期整流制御信号出力回路490は、第1スイッチング電源装置300の第3スイッチング回路460A、460Bに同期整流制御信号1を供給する。同時に、第2スイッチング電源装置400の第3スイッチング回路460C、460Dに同期整流制御信号2を供給する。同期整流制御信号出力回路490が第3スイッチング回路460A、460Bに供給する同期整流制御信号1の位相は、第3スイッチング回路460C、460Dに供給する同期整流制御信号2の位相に対して180°ずれている。
同期整流制御信号出力回路490は、第1スイッチング電源装置300の第4スイッチング回路470A、470Bに同期整流制御信号3を供給する。同期整流制御信号3の位相は同期整流制御信号1及び同期整流制御信号2の位相と180°ずれている。
同期整流制御信号1のHIGHとLOWのタイミングはスイッチング信号1のHIGHとLOWのタイミングに同期させている。また、同期整流制御信号2のHIGHとLOWのタイミングはスイッチング信号2のHIGHとLOWのタイミングに同期させている。同期整流制御信号3は、同期整流信号1と同期整流信号2が共にLOWのときのみHIGHとなる。
出力電圧検出センサ610は、出力端子out1とout4との間の直流電圧Voutを検出する。検出した直流電圧の大きさはスイッチング信号出力回路450と同期整流信号出力回路490に出力される。
スイッチング信号出力回路450は、検出された直流電圧の大きさが目標電圧(本実施形態では400V)よりも大きくなると、スイッチング信号1、スイッチング信号2のHIGH時間を短くし、アクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2のHIGH時間を長くする。逆に、検出された直流電圧の大きさが目標電圧よりも小さくなると、スイッチング信号1、スイッチング信号2のHIGH時間を長くし、アクティブクランプ制御信号、アクティブクランプ制御信号2のHIGH時間を短くする。スイッチング信号1、スイッチング信号2のHIGH時間、アクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2のHIGH時間は、検出される直流電圧の大きさに応じて、出力端子out1とout4から目標電圧の出力を維持できるように変化させる。
同期整流制御信号出力回路490は、検出された直流電圧の大きさが目標電圧(本実施形態では400V)よりも大きくなると同期整流制御信号1、同期整流制御信号2のHIGH時間を短くし、同期整流信号3のHIGH時間を長くする。逆に、検出された直流電圧の大きさが目標電圧よりも小さくなると同期整流制御信号1、同期整流制御信号2のHIGH時間を長くし、同期整流信号3のHIGH時間を短くする。同期整流制御信号1、同期整流制御信号2、同期整流制御信号3のHIGH時間は、検出される直流電圧の大きさに応じて、出力端子out1とout4から目標電圧の出力を維持できるように変化させる。
(回路の動作)
図6は、図5のスイッチング電源装置500の一次側の電流波形である。
図6に示すように、スイッチング信号1がHIGHになっているときに直流電源650から第1スイッチング電源装置300の一次側に電流が流れ、また、スイッチング信号2がHIGHになっているときに直流電源650から第2スイッチング電源装置400の一次側に電流が流れる、したがって、コンデンサC2には、スイッチング信号1またはスイッチング信号2がHIGHになっているときに電流が流れ、コンデンサC2に流れる電流の周波数は、スイッチング信号1及びスイッチング信号2の周波数の2倍の周波数になる。
なお、スイッチング素子QA21、QA22のゲートには、それぞれ位相が異なる矩形波のアクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2が供給される。スイッチング素子QA21に供給されるアクティブクランプ制御信号1は、スイッチング素子Q21A及びQ21Bに供給されるスイッチング信号1に同期する。また、スイッチング素子QA22に供給されるアクティブクランプ制御信号2は、スイッチング素子Q21C及びQ21Dに供給されるスイッチング信号2に同期する。
図7は、図5のスイッチング電源装置500の二次側の電圧電流波形である。
図7に示すように、第1スイッチング電源装置300のスイッチング素子Q23A、Q23Bには、同期整流制御信号1に同期する電圧が印加される。
また、第2スイッチング電源装置400のスイッチング素子Q23C、Q23Dには、同期整流制御信号2に同期する電圧が印加される。
さらに、スイッチング素子Q24A、Q24Bには、同期整流制御信号1及び同期整流制御信号2に同期する電圧が印加される。
平滑化回路480Aを形成するコイルL2AとコンデンサELC2A及び平滑化回路480Bを形成するコイルL2BとコンデンサELC2Bには、図7に示すような、同期整流制御信号1と同期整流制御信号2の周波数の2倍の周波数の電流が流れる。換言すれば、スイッチング信号1とスイッチング信号2の周波数の2倍の周波数の電流が流れる。
平滑回路480A及び480Bにスイッチング信号1及びスイッチング信号2の2倍の周波数の電流が流れるので、トランスT1及びT2の二次巻線444A、444B、444C、444Dの巻き数を1/2にできる。このため、スイッチング素子Q24A及びQ24Bの電圧ストレスを低減させることができ、スイッチング素子Q24A及びQ24BのON、OFF時に発生するスイッチング損失が低減できる。また、トランスT1及びT2の小型化が可能になる。
図8は、図5のスイッチング電源装置の一次側及び二次側のタイミングチャートである。
スイッチング信号出力回路450から供給されるスイッチング信号1、スイッチング信号2、アクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2及び同期整流制御信号出力回路490から供給される同期整流制御信号1、同期整流制御信号2、同期整流制御信号3のHIGH、LOWの切り替わりのタイミング及びそれぞれの信号間の時系列的な関係は、図8に示す通りである。
図8に示すように、スイッチング電源装置500の動作は、スイッチング信号1、同期整流制御信号1、アクティブクランプ制御信号2がHIGHになっている状態、同期整流制御信号3のみがHIGHになっている状態、スイッチング信号2、同期整流制御信号2、アクティブクランプ制御信号1がHIGHになっている状態、同期整流制御信号3のみがHIGHになっている状態、の4つの状態を有する。
なお、スイッチング信号1、スイッチング信号2、アクティブクランプ制御信号1、アクティブクランプ制御信号2、同期整流制御信号1、同期整流制御信号2、同期整流制御信号3がHIGHになっている時間は、出力端子out1とout4から出力される直流電圧の大きさが目標電圧に対してどの程度ずれているかによって異なる。
次に、これら4つの状態での回路の動作を、4つのモードに分けて図5−図12を参照しながら説明する。
図9−図12は、図8のタイミングチャートの各モードに対応した電流経路図である。
1.モード1
<Q21A.Q21B:ON、Q21C.Q21D:OFF、
QA21:OFF、QA22:ON、Q23A.Q23B:ON、
Q23C.Q23D:OFF、Q24A.Q24B:OFF>
このモードは、図8に示すモード1の状態であり、第1スイッチング電源回路300が実施形態1のモード1と同一の状態で動作し、第2スイッチング電源回路400の一次側が実施形態1のモード3と同一の状態で動作する。
したがって、第1スイッチング電源回路300では、直流電源650から第1スイッチング回路430A、第2スイッチング回路430Bを介してトランスT1の一次巻線442Aに電流が流れる。また、トランスT1の二次巻線444A、444Bに誘起された電圧によって、out1とout4との間に直流電圧Voutが出力される。一方、第2スイッチング電源回路400では、補助スイッチング回路430BによってトランスT2の一次巻線442Bに電流が流れる。
2.モード2
<Q21A.Q21B:OFF、Q21C.Q21D:OFF、
QA21:OFF、QA22:OFF、Q23A.Q23B:OFF、
Q23C.Q23D:OFF、Q24A.Q24B:ON>
このモードは、図8に示すモード2の状態であり、第1スイッチング電源回路300が実施形態1のモード2と同一の状態で動作し、第2スイッチング電源回路400の一次側が実施形態1のモード4と同一の状態で動作する。
したがって、第1スイッチング電源回路300では、補助スイッチング回路430AによってトランスT1の一次巻線442Aに電流が流れる。また、第4スイッチング回路470A、470Bがout1とout4との間で平滑回路を接続し、out1とout4との間に直流電圧Voutが出力される。一方、第2スイッチング電源回路400では、第1スイッチング回路410C、第2スイッチング回路410Dのコンデンサを介してトランスT2の一次巻線442Bが直流電源650に接続される。
3.モード3
<Q21A.Q21B:OFF、Q21C.Q21D:ON、
QA21:ON、QA22:OFF、Q23A.Q23B:OFF、
Q23C.Q23D:ON、Q24A.Q24B:OFF>
このモードは、図8に示すモード3の状態であり、第2スイッチング電源回路400が実施形態1のモード3と同一の状態で動作し、第1スイッチング電源回路300が実施形態1のモード1と同一の状態で動作する。
したがって、第1スイッチング電源回路300では、補助スイッチング回路430AによってトランスT1の一次巻線442Aに電流が流れる。一方、第2スイッチング電源回路400では、直流電源650から第1スイッチング回路430C、第2スイッチング回路430Dを介してトランスT2の一次巻線442Bに電流が流れる。また、トランスT2の二次巻線444C、444Dに誘起された電圧によって、out1とout4との間に直流電圧Voutが出力される。
4.モード4
<Q21A.Q21B:OFF、Q21C.Q21D:OFF、
QA21:OFF、QA22:OFF、Q23A.Q23B:OFF、
Q23C.Q23D:OFF、Q24A.Q24B:ON>
このモードは、図8に示すモード4の状態であり、第1スイッチング電源回路300が実施形態1のモード4と同一の状態で動作し、第2スイッチング電源回路400の一次側が実施形態1のモード2と同一の状態で動作する。
したがって、第1スイッチング電源回路300では、第1スイッチング回路430A、第2スイッチング回路430Bのコンデンサを介してトランスT1の一次巻線442Aが直流電源650に接続される。一方、第2スイッチング電源回路400では、補助スイッチング回路430BによってトランスT2の一次巻線442Bに電流が流れる。また、第4スイッチング回路470A、470Bがout1とout4との間で平滑回路を接続し、out1とout4との間に直流電圧Voutが出力される。
モード4まで回路の動作が進むと、図9に示すモード1の動作に移行し、モード1の回路の動作に戻る。したがって、本実施形態に係るスイッチング電源装置500は、以上のモード1からモード4の動作を繰り返し行って、トランスT1及びT2の二次側から直流電圧Voutを出力する。
以上のように、本実施形態に係るスイッチング電源装置500は、第1スイッチング電源装置300と第2スイッチング電源装置400が交互に動作して、直流電圧を出力する。
このため、トランスT1、T2の二次巻線444A、444B、444C、444Dの巻き数を実施形態1のトランスT1の二次巻線44A、44Bの巻き数の半分にすることができる。
一般的に、第1スイッチング電源装置300と第2スイッチング電源装置400のトランスT1、T2の二次巻線の巻回数は、出力電圧Voutをスイッチング素子のデューティー比で割った回数とする必要がある。
本実施形態では、第3スイッチング回路460A、460Bと第3スイッチング回路460C、460Dが交互に導通するため、第4スイッチング回路470A、470Bにはスイッチング信号1、スイッチング信号2の2倍の周波数の電圧が発生する。
このため、トランスT1、T2の二次巻線の必要巻回数は、出力電圧Voutをスイッチング素子のデューティー比で割った回数の約半分に低減できる。また、トランスT1、T2が小型化できる。
また、第4スイッチング回路470A、470Bのスイッチング素子Q24A、Q24Bの電圧ストレスを低減させることができる。電圧ストレスが低減された分だけ耐圧の低いスイッチング素子を用いれば、スイッチング素子の順方向損失を低減させることができる。
さらに、スイッチング信号1とスイッチング信号2の位相は180度逆位相であるために、スイッチング電源装置300と400は交互に動作する。このため、コンデンサC2に流れる電流は、スイッチング信号1、2のON、OFFの周波数の2倍の周波数になり、リップル電圧を低減するために設けてあるコンデンサC2を小型化できる。また、平滑回路480A、480Bの出力平滑用のコイルL2A、L2B及び出力平滑用のコンデンサELC2A、ELC2Bも小型化できる。
なお、以上は実施形態2に係るスイッチング電源装置500の効果であるが、スイッチング電源装置500には、当然のことながら、実施形態1に係るスイッチング電源装置100の効果も併せ持っている。
10、410A、410C 第1スイッチング回路、
20、410B、410D 第2スイッチング回路、
30、430A、430B 補助スイッチング回路、
42、442A、442B 一次巻線、
44、444A、444B、444C、444D 二次巻線、
50、450 スイッチング信号出力回路、
60A、60B、460A、460B、460C、460D 第3スイッチング回路、
70A、70B、470A、470B、470C、470D 第4スイッチング回路、
80A、80B、480A、480B、480C、480D 平滑回路、
90、490 同期整流制御信号出力回路、
100、500 スイッチング電源装置、
150、650 直流電源、
300 第1スイッチング電源装置、
400 第2スイッチング電源装置。

Claims (8)

  1. 一次巻線と複数の二次巻線とを有するトランスと、
    前記トランスの一次巻線の一端と直流電源の一方の極性の端子とに接続される第1スイッチング回路と、
    前記一次巻線の他端と直流電源の他方の極性の端子とに接続される第2スイッチング回路と、
    前記一次巻線の両端に接続される補助スイッチング回路と、
    前記トランスの各二次巻線のそれぞれの一端にその一端が接続される複数の第3スイッチング回路と、
    前記各二次巻線のそれぞれの他端と前記複数の第3スイッチング回路のそれぞれの他端に接続される複数の第4スイッチング回路と、
    前記複数の第4スイッチング回路のそれぞれの両端に接続される複数の平滑回路と、
    前記複数の平滑回路が備えるそれぞれのコンデンサの両端に接続され前記トランスの各二次巻線の両端に連なる複数の出力端子と、
    前記第1スイッチング回路及び前記第2スイッチング回路にスイッチング信号を出力し、前記補助スイッチング回路にアクティブクランプ制御信号を出力し、前記複数の第3スイッチング回路のそれぞれに同期整流制御信号1を及び前記複数の第4スイッチング回路のそれぞれに同期整流制御信号2を出力する信号出力回路と、
    を有し、
    前記複数の出力端子の一方と他方は、2つの出力端子を除きすべての二次巻線が直列に接続されるように接続され、
    前記スイッチング信号は前記アクティブクランプ制御信号がLOWになっているときにHIGHになり、前記アクティブクランプ制御信号は前記スイッチング信号がLOWになっているときにHIGHになり、同期整流制御信号1と同期整流制御信号2のLOWとHIGHの位相は180°ずれていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記スイッチング信号がLOWになり前記第1スイッチング回路及び前記第2スイッチング回路がOFFした後、前記アクティブクランプ制御信号がHIGHになり前記補助スイッチング回路がONするまでの間、前記一次巻線及び補助スイッチング回路によって電流閉回路を形成し、
    前記電流閉回路に前記トランスに蓄積された磁束をリセットするためのリセット電流を流すことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記出力端子の電圧を検出する出力電圧検出センサをさらに有し、
    前記信号出力回路は、検出された前記出力端子の電圧が目標電圧よりも大きくなると、前記スイッチング信号及び前記同期整流制御信号1のHIGH時間を短くするとともに前記アクティブクランプ制御信号及び同期整流制御信号2のHIGH時間を長くし、検出された前記出力端子の電圧が目標電圧よりも小さくなると、前記スイッチング信号及び前記同期整流制御信号1のHIGH時間を長くするとともに前記アクティブクランプ制御信号及び同期整流制御信号2のHIGH時間を短くすることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記信号出力回路は、前記スイッチング信号、前記同期整流制御信号1及び前記同期整流制御信号2のHIGH時間を、検出された前記出力端子の電圧の大きさに応じて変化させることを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の構成を有する第1スイッチング電源装置と、
    前記第1スイッチング電源装置から第4スイッチング回路と平滑回路を取り除いた第2スイッチング電源装置と、
    前記第1スイッチング電源装置に対してスイッチング信号1、アクティブクランプ制御信号1、同期整流制御信号1及び同期整流制御信号3を出力する一方、前記第2スイッチング電源装置に対してスイッチング信号2、アクティブクランプ制御信号2、同期整流制御信号2及び同期整流制御信号3を出力する信号出力回路と、を有し、
    前記第2スイッチング電源装置の一次側は前記第1スイッチング電源装置の一次側と並列に接続され、
    前記第2スイッチング電源装置の二次側の各二次巻線と各第3スイッチング回路は前記第1スイッチング電源装置の二次側の各二次巻線と各第3スイッチング回路と並列に接続され、
    第2スイッチング電源装置のスイッチング信号2、アクティブクランプ制御信号2及び同期整流制御信号2のLOWとHIGHの位相は、第1スイッチング電源装置のスイッチング信号1、アクティブクランプ制御信号1及び同期整流制御信号1のLOWとHIGHの位相に対して180°ずれていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  6. 前記出力端子の電圧を検出する出力電圧検出センサをさらに有し、
    前記信号出力回路は、検出された前記出力端子の電圧が目標電圧よりも大きくなると、前記スイッチング信号1、前記スイッチング信号2、前記同期整流制御信号1及び前記同期整流制御信号2のHIGH時間を短くするとともに前記アクティブクランプ制御信号及び同期整流制御信号3のHIGH時間を長くし、検出された前記出力端子の電圧が目標電圧よりも小さくなると、前記スイッチング信号1、前記スイッチング信号2、前記同期整流制御信号1及び前記同期整流制御信号2のHIGH時間を長くするとともに前記アクティブクランプ制御信号及び同期整流制御信号3のHIGH時間を短くすることを特徴とする請求項5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記信号出力回路は、前記スイッチング信号1、前記スイッチング信号2、前記同期整流制御信号1、前記同期整流制御信号2及び前記同期整流制御信号3のHIGH時間を、検出された前記出力端子の電圧の大きさに応じて変化させることを特徴とする請求項6に記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記第3スイッチング回路及び前記第4スイッチング回路は、スイッチング素子としてダイオードよりも順方向損失の少ないMOSFETを用いていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
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