JP2013223082A - Ofdm(直交周波数分割多重)復調器およびofdm伝送システムならびにofdm復調方法 - Google Patents

Ofdm(直交周波数分割多重)復調器およびofdm伝送システムならびにofdm復調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ伝送速度や周波数利用効率の低下を抑制しつつ、伝送レートを改善する。
【解決手段】第1高速フーリエ変換器102、第1復調部104は、受信ベースバンドデータRXを仮に復調する。マッピング部106、逆高速フーリエ変換器108は、復調されたデータを再度変調する。分解部110、第1減算器112、第2減算器114は、第1ベースバンドデータRX1を、奇数番目のサブキャリアを成分とするベースバンドデータと、偶数番目のサブキャリアを成分とするベースバンドデータと、に分解する。第1乗算器116、第2乗算器118は、従来のセルフキャンセル方式において送信側で行っていたマッピング処理と等価な処理を、受信側において事後的に行う。セルフキャンセル回路124および第2復調部126は、周波数領域に変換されたデータ配列から、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、OFDM(直交周波数分割多重)変復調技術に関する。
近年、映像機器のデジタル化が進み、扱われるデジタルデータが飛躍的に大容量化しており、こうした大容量のデータの伝送に、多数のサブキャリアを用いるOFDM方式が広く利用されている。
周波数資源の逼迫にともない今後は、ミリ波帯以上の超高周波領域の利用が予定されているが、超高周波領域では良好な位相雑音特性を有する局部発振器が得られにくく、また得られたとしても非常に高価なものとなる。局部発振器の位相雑音特性が悪いと、キャリア間干渉(ICI:Inter-Channel Interference)によるビットエラーレートの低下が顕著となり、これが超高周波領域へのOFDM方式の展開を妨げるひとつの要因となっている。
ICIの影響を低減するひとつの試みとしては、伝送レートを低減し、位相雑音を補償するセルフキャンセリング方式が提案されている(たとえば非特許文献1参照)。OFDM方式において、復調器に入力される受信信号のうち、l番目(0≦l≦N−1)のサブキャリアに注目すると、その信号成分は式(1)で表される。Nはサブキャリアの個数を、X[i]は、i番目のサブキャリアの複素シンボルを、φ[n]は時刻nにおける位相雑音を表す。
Figure 2013223082
式(1)の右辺第1項は、CPE(Common Phase Error)の影響を、右辺第2項が、l番目以外のサブキャリアからのICI(Inter-Channel Interference)の影響を示している。セルフキャンセリング方式では、X[k+1]=−X[k]、k=0,2,4,…,N−2となるように複素シンボルがマッピングされる。これにより式(1)の第2項のうち、k番目とk+1番目のサブキャリアの影響が相殺されるため、ICIを低減することができる。
Y. Zhao and S.G. Haggman、「Intercarrier interference self-cancellation scheme for OFDM mobile communication systems」、IEEE Trans. Commun, vol. 49, no. 7, pp.1185-1191, July 2001
しかしながらセルフキャンセリング方式では、2つの隣接するサブキャリアのペアに、同じデータ(シンボル)が割り当てられるため、周波数利用効率が1/2となり、本質的に伝送レートの低下を免れない。
本発明は、係る状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、データ伝送速度や周波数利用効率の低下を抑制しつつ、ビットエラーレートを改善可能なOFDM復調技術の提供にある。
本発明の別の態様は、N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いてOFDM(直交周波数分割多重)変調された、同相成分および直交成分を含むデジタルの受信ベースバンドデータを復調するOFDM復調方法に関する。OFDM復調方法は、以下の処理を行う。
1. 受信ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、サブキャリアごとの複素データを生成する。
2. サブキャリアごとの複素データにもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調する。
3. 各サブキャリアについて、復調されたデジタルデータを複素シンボルに再度マッピングする。
4. N個のサブキャリアについてマッピングされたN個の複素シンボルを逆高速フーリエ変換し、第1ベースバンドデータを生成する。
5. 第1ベースバンドデータを、奇数番目のサブキャリアを成分とする第1奇数ベースバンドデータと、偶数番目のサブキャリアを成分とする第1偶数ベースバンドデータと、に分解する。
6. 受信ベースバンドデータから第1偶数ベースバンドデータを減ずることにより、第2奇数ベースバンドデータを生成する。また受信ベースバンドデータから第1奇数ベースバンドデータを減ずることにより、第2偶数ベースバンドデータを生成する。
7. 第2奇数ベースバンドデータの時間軸上のn番目(0≦n≦N−1)の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3奇数ベースバンドデータを生成する。また第2偶数ベースバンドデータの時間軸上のn番目の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3偶数ベースバンドデータを生成する。
8. 第3奇数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、サブキャリアごとの複素データを含む第1データ配列を生成する。また第3偶数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、サブキャリアごとの複素データを含む第2データ配列を生成する。
9. サブキャリアごとの複素データを含む第3データ配列を生成する。第3データ配列の(2k+1)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データは、第1データ配列の2k番目の複素データと(2k+1)番目の複素データの差分を2で割った値である。第3データ配列の2k番目の複素データは、第2データ配列の(2k+1)番目の複素データと2k番目の複素データの差分を2で割った値である。
10. 第3データ配列にもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調する。
本明細書において、N個の要素を有するデータ(配列)Yを、Y[0:N−1]と表記するものとし、N個のサブキャリアをf、f、f、…と表記するものとする。また、先頭の要素Y[0]、fを0番目、任意の要素Y[i]、fを、i番目と数えるものとする。また、要素Y[0]、Y[2]、…、あるいはf、f、…を偶数番目の要素と称し、要素Y[1]、Y[3]、…、あるいはf、f、…を奇数番目の要素と称する。
従来のセルフキャンセリング方式では、送信機(変調器)側において、隣接するサブキャリアに、符号が反転した複素シンボルを割り当てるマッピング処理を行っていた。これに対してこの態様によれば、このマッピング処理を、受信機側で事後的に行うことにより、周波数利用効率を低下させることなく、ビットエラーレートを改善できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、良好な伝送レートを実現できる。
OFDM(直交周波数分割多重)方式の伝送システムを示すブロック図である。 OFDM方式の伝送システムを示すブロック図である。 図2のOFDM復調器の構成を示すブロック図である。 図3のOFDM復調器を用いた伝送システムの、AWGN(Additive White Gaussian Noise)中における誤り率特性の計算結果を示す図である。 図3のOFDM復調器を用いた伝送システムの、AWGN中における誤り率特性の計算結果を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、OFDM(直交周波数分割多重)方式の伝送システム1を示すブロック図である。伝送システム1は、送信機2および受信機3を備える。図1には、送信機2の具体的な構成例が示される。まず図1を参照し、OFDM変調について説明する。
送信機2は、シリアルパラレル変換器10、マッピング部12、高速フーリエ変換器14、デジタル/アナログ変換器16、18、直交変調器20、アンプ(ドライバ)32、を備える。シリアルパラレル変換器10、マッピング部12、高速フーリエ変換器14は、OFDM変調器200を構成する。
シリアルパラレル変換器10は、入力ビットストリームS[n]をN個(Nは2以上の整数)のパラレルデータα〜αN−1に変換する。N個のパラレルデータα〜αN−1は、OFDM変調で用いられるN個のサブキャリアに対応づけられる。マッピング部12は、複数のパラレルデータα〜αN−1をそれぞれ、IQ平面上の複素シンボルX〜XN−1にマッピングする(コンスタレーションマッピング)。ここでは、このマッピングには、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)あるいはPSK(Phase Shift Keying)などが用いられる。この処理を1次変調とも称する。
複素シンボルX〜XN−1は複数のサブキャリアf〜fN−1に対応付けられ、したがって複素シンボルX〜XN−1はスペクトルデータと把握することができる。高速フーリエ変換器14は、複素シンボルX〜XN−1を高速フーリエ変換し、複素数のベースバンドデータTXを生成する。この処理を2次変調とも称する。複素ベースバンドデータTXの実部TXi、虚部TXqはそれぞれ、デジタル/アナログ変換器16、18によりアナログ信号に変換される。
直交変調器20は、アナログベースバンド信号TXi、TXqを直交変調する。直交変調器20は、たとえばミキサー22、ミキサー24、オシレータ26、移相器28、合成部30を含む。オシレータ26は、キャリア周波数で発振する。ミキサー22は、オシレータ26が生成する同相キャリア信号Sciをアナログベースバンド信号TXiで振幅変調する。移相器28は、同相キャリア信号Sciの位相を90°シフトし、直交キャリア信号Scqを生成する。ミキサー24は、直交キャリア信号Scqをアナログベースバンド信号TXqで振幅変調する。合成部30は、ミキサー22と24の出力を合成する。アンプ32は、直交変調器20から出力される被変調信号を、伝送チャンネルを介して受信機3へと出力する。伝送チャネルは有線であると無線であるとを問わない。
続いて、図2を参照し、受信機3の構成を説明する。図2は、OFDM方式の伝送システム1を示すブロック図である。図2には、主として受信機3の構成が示される。
受信機3は、アンプ42、直交復調器44、A/Dコンバータ58、60、OFDM復調器100を備える。
アンプ42は、送信機2からの受信信号を増幅する。直交復調器44は、アンプ42により増幅された受信信号を直交検波し、受信信号を同相成分と直交成分に分解する。直交復調器44は、図1の直交変調器20と同様に構成され、第1ミキサー46、第2ミキサー48、オシレータ50、移相器52、ローパスフィルタ54、ローパスフィルタ56、を含む。
A/Dコンバータ58、60はそれぞれ、ローパスフィルタ54、56から出力されるアナログの受信信号の同相成分、直交成分をデジタルの同相成分RXi、直交成分RXqに変換する。このデジタル信号RXi、RXqは、受信ベースバンドデータとも称され、図1の送信ベースバンドデータTXの実部および虚部に相当し、OFDM変調器200により変調された被変調データである。
OFDM復調器100は、デジタルの受信ベースバンドデータRXi、RXqを受け、図1の入力ビットストリームS[n]に対応するデータ(ビット列)に復調する。
以下、実施の形態に係るOFDM復調器100の構成を説明する。図3は、図2のOFDM復調器100の構成を示すブロック図である。上述のように、受信ベースバンドデータRXは、N個のサブキャリアf〜fN−1を用いてOFDM変調されたデジタル信号であり、同相成分RXiおよび直交成分RXqを含む。
OFDM復調器100は、第1高速フーリエ変換器102、第1復調部104、マッピング部106、逆高速フーリエ変換器108、分解部110、第1減算器112、第2減算器114、第1乗算器116、第2乗算器118、第2高速フーリエ変換器120、第3高速フーリエ変換器122、セルフキャンセル回路124、第2復調部126を備える。
第1高速フーリエ変換器102は、受信ベースバンドデータRXi,qを高速フーリエ変換し、サブキャリアf〜fN−1ごとの複素データY〜YN−1を生成する。
第1復調部104は、サブキャリアf〜fN−1ごとの複素データY〜YN−1を受ける。第1復調部104は、複数のサブキャリアf〜fN−1それぞれについて、対応する複素データにもとづいて、サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを仮判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータβ〜βN−1を復調する。
マッピング部106は、複数のサブキャリアf〜fN−1それぞれについて、復調されたデジタルデータβ〜βN−1を複素シンボルZ〜ZN−1に再度マッピングする。
逆高速フーリエ変換器108は、N個のサブキャリアf〜fN−1についてマッピングされたN個の複素シンボルZ〜ZN−1を逆高速フーリエ変換し、第1ベースバンドデータRX1を生成する。
分解部110は、第1ベースバンドデータRX1を、偶数番目のサブキャリアf,f,f…、fN−2を成分とする第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1と、奇数番目のサブキャリアf,f,f…、fN−1を成分とする第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1と、に分解する。
分解部110は、以下のようにして、第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1、第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1を生成することができる。
第1ベースバンドデータRX1は、N個の複素データを含んでおり、RX1[0:N−1]と表すことができる。同様に、第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1、第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1も、N個の複素データを含んでおり、それぞれRX_ODD1[0:N−1]、RX_EVEN1[0:N−1]と表すことができる。
第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1[0:N−1]は、奇数次のスペクトルを含むため奇関数である。したがって以下の式(1)が成り立つ。
RX_ODD1[0:N/2−1]=−RX_ODD1[N/2:N−1] …(1)
一方、第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1[0:N−1]は、偶数次のスペクトルを含むため、時間軸上では偶関数である。したがって以下の式が成り立つ。
RX_EVEN1[0:N/2−1]=RX_EVEN1[N/2:N−1] …(2)
また、3つのベースバンドデータRX1、RX_ODD1、RX_EVEN1の間には、以下の関係式(3)が成り立つ。
RX1[0:N−1]=RX_ODD1[0:N−1]+RX_EVEN1[0:N−1] …(3)
式(1)〜(3)の連立方程式を、RX_ODD1について解くと、以下の解(4)、(5)を得る。
RX_ODD1[0:N/2−1]={RX1[0:N/2−1]−RX1[N/2:N−1]}/2 …(4)
RX_ODD1[N/2−1:N]=(−1)×{{RX1[0:N/2−1]−RX1[N/2:N−1]}/2 …(5)
つまり、第1ベースバンドデータRX1の0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、第1ベースバンドデータRX1のN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割ることにより、第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1の0番目から(N/2−1)番目の要素が計算される。
また第1ベースバンドデータRX1の0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、第1ベースバンドデータRX1のN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割って−1を乗ずることにより、第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1の(N/2)番目から(N−1)番目の要素が計算される。
式(1)〜(3)の連立方程式を、RX_EVEN1について解くと、以下の解(6)、(7)を得る。
RX_EVEN1[0:N/2−1]={RX1[0:N/2−1]+RX1[N/2:N−1]}/2 …(6)
RX_EVEN1[N/2−1:N]={RX1[0:N/2−1]+RX1[N/2:N−1]}/2 …(7)
つまり、第1ベースバンドデータRX1の0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、第1ベースバンドデータRX1のN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1の0番目から(N/2−1)番目の要素が計算される。
同様に、第1ベースバンドデータRX1の0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、第1ベースバンドデータRX1のN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1の(N/2)番目から(N−1)番目の要素が計算される。
第1減算器112は、受信ベースバンドデータRXから第1偶数ベースバンドデータRX_EVEN1を減ずることにより、第2奇数ベースバンドデータRX_ODD2を生成する。第2減算器114は、受信ベースバンドデータRXから第1奇数ベースバンドデータRX_ODD1を減ずることにより、第2偶数ベースバンドデータRX_EVEN2を生成する。
第2奇数ベースバンドデータRX_ODD2、第2偶数ベースバンドデータRX_EVEN2はそれぞれ、N個の要素を含む。第1乗算器116は、第2奇数ベースバンドデータRX_ODD2の時間軸上のn番目(0≦n≦N−1)の要素に、複素数(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3奇数ベースバンドデータRX_ODD3を生成する。
このように生成された第3奇数ベースバンドデータRX_ODD3のスペクトルについて着目する。このスペクトルのk番目のサブキャリアに対応する成分をx[k]と表すとする。第1乗算器116による演算処理により、ベースバンドデータRX_ODD2は、隣り合うサブキャリアの成分がx[k+1]=−1×x[k](k=0,2,4,N−2)の関係を有するベースバンドデータRX_ODD3に変換される。
同様に、第2乗算器118は、第2偶数ベースバンドデータRX_EVEN2の時間軸上のn番目の要素に、複素数(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3偶数ベースバンドデータRX_EVEN3を生成する。第2乗算器118による演算処理により、ベースバンドデータRX_EVEN2は、隣り合うサブキャリアの成分がx[k+1]=−1×x[k](k=0,2,4,N−2)の関係を有するベースバンドデータRX_EVEN3に変換される。
つまり、第1乗算器116および第2乗算器118は、従来のセルフキャンセル方式において送信側で行っていたマッピング処理と等価な処理を、受信側において事後的に行う。
第2高速フーリエ変換器120は、第3奇数ベースバンドデータRX_ODD3を高速フーリエ変換し、サブキャリアf〜fN−1ごとの複素データを含む第1データ配列FFT_ODDを生成する。第3高速フーリエ変換器122は、第3偶数ベースバンドデータRX_EVEN3を高速フーリエ変換し、サブキャリアf〜fN−1ごとの複素データを含む第2データ配列FFT_EVENを生成する。
第2高速フーリエ変換器120、第3高速フーリエ変換器122による高速フーリエ変換処理は、従来のシステムにおいて送信側で行われていた2次変調を仮想的に行ったものと理解できる。
上述のように、第3奇数ベースバンドデータRX_ODD3のスペクトル成分は、隣接するサブキャリアに対応する複素数同士が、符号を反転した関係にある。したがって第1データ配列FFT_ODDのk+1番目(k=0,2,4,…N−2)の要素は、k番目の要素に−1を乗じた値となっている。第3偶数ベースバンドデータRX_EVEN3についても同様であるから、第2データ配列FFT_EVENのk+1番目(k=0,2,4,…N−2)の要素は、k番目の要素に−1を乗じた値となっている。
セルフキャンセル回路124は、第1データ配列FFT_ODDおよび第2データ配列FFT_EVENにもとづき、サブキャリアf〜fNー1ごとの複素データを含む第3データ配列FFTを生成する。
第3データ配列FFTの(2k+1)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データは、第1データ配列FFT_ODDの2k番目の複素データと(2k+1)番目の複素データの差分を2で割った値である。また第3データ配列FFTの2k番目の複素データは、第2データ配列FFT_EVENの(2k+1)番目の複素データと2k番目の複素データの差分を2で割った値である。
セルフキャンセル回路124は、第1変換部130、第2変換部132、合成部134を含む。第1変換部130は、第3データ配列FFTの奇数(2k+1)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データを含むデータ配列FFT_ODD’を生成する。
FFT_ODD’[2k+1]={FFT_ODD[2k]−FFT_ODD[2k+1]}/2 …(8)
第2変換部132は、第3データ配列FFTの偶数(2k)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データを含むデータ配列FFT_EVEN’を生成する。
FFT_EVEN’[2k]={FFT_EVEN[2k+1]−FFT_ODD[2k]}/2 …(9)
合成部134は、データ配列FFT_ODD’の奇数番目の要素と、データ配列FFT_EVEN’の偶数番目の要素を結合することにより、目的とする第3データ配列FFT[0:N−1]を生成する。
セルフキャンセル回路124における処理は、従来のセルフキャンセル方式において、受信側で行われていた処理に対応付けることができる。
第2復調部126は、第3データ配列FFT[0:N−1]にもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルX〜XN−1を判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータγ〜γN−1を復調する。
以上がOFDM復調器100の構成である。続いてその動作を説明する。
第1高速フーリエ変換器102、第1復調部104は、受信ベースバンドデータRXを仮に復調し、データβ〜βN−1を生成する。マッピング部106は、復調されたデータβ〜βN−1を再度1次変調し、逆高速フーリエ変換器108は、1次変調された複素シンボルZ〜ZN−1を、再度2次変調する。
分解部110、第1減算器112および第2減算器114は、第1ベースバンドデータRX1を、2つの信号系列RX_ODD2、RX_EVEN2に分解する。
第1乗算器116は、第2奇数ベースバンドデータRX_ODD2の偶数スペクトルと奇数スペクトルの符号が反転するように演算を施す。同様に第2乗算器118は、第2偶数ベースバンドデータRX_EVEN2の偶数スペクトルと奇数スペクトルの符号が反転するように演算を施す。
セルフキャンセル回路124は、周波数領域に変換されたデータ配列FFT_ODD、FFT_EVENに対して信号処理を施し、復調の精度を高める。第2復調部126は、第3データ配列FFTから、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定する。
以上がOFDM復調器100の動作である。
OFDM伝送系において、位相雑音の影響が深刻になるのは、主にミリ波などの高い周波数を利用するシステムである。以下では、60GHz帯でOFDM復調器100を用いた場合についてシミュレーションを行った結果を説明する。
シミュレーションでは、周波数帯域60GHz、OFDM帯域幅1.76GHz、サブキャリア間隔3.43MHz、サブキャリア数N=512とし、CPE補正を行う場合を想定した。
シミュレーション時に想定した位相雑音特性は、以下の通りである。これは60GHz帯の発振器における代表的なモデルとしてIEEE802.15.3cで参照されているデータを参考として定めたものであり、60GHz帯の発振器の平均的な特性となっている。
(位相雑音特性)
動作周波数 =60GHz
1Hzオフセット =−65dBc/Hz
図4は、図3のOFDM復調器100を用いた伝送システム1の、AWGN(Additive White Gaussian Noise)中における誤り率特性の計算結果を示す図である。位相雑音のカットオフ周波数(−3dB)は100kHzであり、QPSKによるマッピング(1次変調)を行った場合について計算している。
図4の破線(i)は、従来のOFDM伝送システムにおいてICIキャンセルおよびセルフキャンセルを行わない場合の特性を、破線(ii)は、従来のOFDM伝送システムにおいて送信側でセルフキャンセルを行った場合の特性を、破線(iii)は、実施の形態に係る図3のOFDM復調器100を用いた伝送システムの特性を、破線(iv)は、位相雑音が存在しない理想システムの特性を示す。
図4からわかるように、実施の形態に係るOFDM復調器100を用いた場合、Eb/No(ビットエネルギー対雑音電力密度比)が、あるしきい値(13dB付近)より低い領域[A]では(iii)に示すBERが最も悪くなる。その反面、Eb/Noが大きくなるに従い、具体的にはEb/Noがしきい値より高い領域[B]では、(iii)に示すBERが改善されていき、従来のOFDM伝送システムの特性(i)、(ii)よりも小さくなる。
実施の形態に係るOFDM復調器100を用いた場合、従来のOFDM伝送システムに比べて、SIR改善効果は約1dBとなる。
図5は、図3のOFDM復調器100を用いた伝送システム1の、AWGN中における誤り率特性の計算結果を示す図である。位相雑音のカットオフ周波数(−3dB)は200kHzであり、QPSKによるマッピングを行った場合について計算している。
図5からわかるように、実施の形態に係るOFDM復調器100を用いることにより、SIR改善効果は、約0.6dB改善することができる。
以上がOFDM復調器100の動作である。このOFDM復調器100によれば以下の効果を得ることができる。
実施の形態に係るOFDM復調器100を用いた伝送システム1によれば、位相雑音特性が悪い局部発振器を用いてもきわめて良好な通信品質を実現できる。一般に超高周波領域において位相雑音特性が優れた局部発振器は得難く、あるいは得られたとしても非常に高価であるところ、本実施の形態に係る伝送システム1によれば、既存の局部発振器を用いて超高周波領域でOFDM方式によるデータ伝送が可能となり、システム全体を低コスト化できる。
従来のセルフキャンセリング方式では、送信側でのマッピング処理により周波数の利用効率が50%となっていた。これに対して実施の形態に係るOFDM復調器100を用いると、周波数利用効率は100%となり、伝送レートを高めることができる。
また、受信機3側のOFDM復調器100だけで、位相雑音を影響するための信号処理が完結するため、従来の送信機側の信号処理に変更を加える必要が無く、したがって既存の送信機と組み合わせることが可能となる。
従来のセルフキャンセリング方式では、送信側において複数の複素シンボルXの間に、X[k+1]=−X[k]の関係があることから、隣り合うサブキャリアの位相が常にπずれてしまい、これによりPAPR(Peak to Average Power Ratio)が高くなり、アンプに高い線形性が要求されるという問題があった。これに対して実施の形態に係る伝送システム1では、送信側においてPAPRが高くならないため、アンプ32、42に要求される能力を低く設計することができる。
さらに、OFDM復調器100を用いた伝送システム1では、AWGN成分の低減の効果も得ることができ、従来のセルフキャンセリング方式よりもBER特性を改善することができる。
実施の形態にもとづき、特定の語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
1…伝送システム、2…送信機、3…受信機、10…シリアルパラレル変換器、12…マッピング部、14…高速フーリエ変換器、16,18…デジタル/アナログ変換器、20…直交変調器、22,24…ミキサー、26…オシレータ、28…移相器、30…合成部、32,42…アンプ、44…直交復調器、46…第1ミキサー、48…第2ミキサー、50…オシレータ、52…移相器、54,56…ローパスフィルタ、58,60…A/Dコンバータ、100…OFDM復調器、102…第1高速フーリエ変換器、104…第1復調部、106…マッピング部、108…逆高速フーリエ変換器、110…分解部、112…第1減算器、114…第2減算器、116,118…第1乗算器、120…第2高速フーリエ変換器、122…第3高速フーリエ変換器、124…セルフキャンセル回路、126…第2復調部、130…第1変換部、132…第2変換部、134…合成部、RX1…第1ベースバンドデータ、RX2…第2ベースバンドデータ、RX_ODD1…第1奇数ベースバンドデータ、RX_EVEN1…第1偶数ベースバンドデータ。

Claims (5)

  1. N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いてOFDM(直交周波数分割多重)変調された、同相成分および直交成分を含むデジタルの受信ベースバンドデータを復調するOFDM復調器であって、
    前記受信ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを生成する第1高速フーリエ変換器と、
    前記サブキャリアごとの前記複素データにもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調する第1復調部と、
    各サブキャリアについて、復調されたデジタルデータを複素シンボルに再度マッピングするマッピング部と、
    前記N個のサブキャリアについてマッピングされたN個の複素シンボルを逆高速フーリエ変換し、第1ベースバンドデータを生成する逆高速フーリエ変換器と、
    前記第1ベースバンドデータを、奇数番目のサブキャリアを成分とする第1奇数ベースバンドデータと、偶数番目のサブキャリアを成分とする第1偶数ベースバンドデータと、に分解する分解部と、
    前記受信ベースバンドデータから前記第1偶数ベースバンドデータを減ずることにより、第2奇数ベースバンドデータを生成する第1減算器と、
    前記受信ベースバンドデータから前記第1奇数ベースバンドデータを減ずることにより、第2偶数ベースバンドデータを生成する第2減算器と、
    前記第2奇数ベースバンドデータの時間軸上のn番目(0≦n≦N−1)の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3奇数ベースバンドデータを生成する第1乗算器と、
    前記第2偶数ベースバンドデータの時間軸上のn番目の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3偶数ベースバンドデータを生成する第2乗算器と、
    前記第3奇数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを含む第1データ配列を生成する第2高速フーリエ変換器と、
    前記第3偶数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを含む第2データ配列を生成する第3高速フーリエ変換器と、
    前記サブキャリアごとの複素データを含む第3データ配列を生成するステップであって、その(2k+1)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データが、前記第1データ配列の2k番目の複素データと(2k+1)番目の複素データの差分を2で割った値であり、その2k番目の複素データが、前記第2データ配列の(2k+1)番目の複素データと2k番目の複素データの差分を2で割った値である第3データ配列を生成するセルフキャンセル回路と、
    前記第3データ配列にもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調する第2復調部と、
    を備えることを特徴とするOFDM復調器。
  2. 前記分解部は、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割ることにより、前記第1奇数ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素を計算し、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割って(−1)を乗ずることにより、前記第1奇数ベースバンドデータの(N/2)番目から(N−1)番目の要素を計算し、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、前記第1偶数ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素を計算し、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、前記第1偶数ベースバンドデータの(N/2)番目から(N−1)番目の要素を計算することを特徴とする請求項1に記載のOFDM復調器。
  3. 伝送すべきデータを伝送信号に変換するOFDM変調器と、
    前記伝送信号を被変調信号として受け、復調する請求項1または2に記載のOFDM復調器と、
    を備えることを特徴とするOFDM伝送システム。
  4. N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いてOFDM(直交周波数分割多重)変調された、同相成分および直交成分を含むデジタルの受信ベースバンドデータを復調するOFDM復調方法であって、
    前記受信ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを生成するステップと、
    前記サブキャリアごとの前記複素データにもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調するステップと、
    各サブキャリアについて、復調されたデジタルデータを複素シンボルに再度マッピングするステップと、
    前記N個のサブキャリアについてマッピングされたN個の複素シンボルを逆高速フーリエ変換し、第1ベースバンドデータを生成するステップと、
    前記第1ベースバンドデータを、奇数番目のサブキャリアを成分とする第1奇数ベースバンドデータと、偶数番目のサブキャリアを成分とする第1偶数ベースバンドデータと、に分解するステップと、
    前記受信ベースバンドデータから前記第1偶数ベースバンドデータを減ずることにより、第2奇数ベースバンドデータを生成するステップと、
    前記受信ベースバンドデータから前記第1奇数ベースバンドデータを減ずることにより、第2偶数ベースバンドデータを生成するステップと、
    前記第2奇数ベースバンドデータの時間軸上のn番目(0≦n≦N−1)の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3奇数ベースバンドデータを生成するステップと、
    前記第2偶数ベースバンドデータの時間軸上のn番目の要素に、(1−exp(j2πn/N))を乗ずることにより、第3偶数ベースバンドデータを生成するステップと、
    前記第3奇数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを含む第1データ配列を生成するステップと、
    前記第3偶数ベースバンドデータを高速フーリエ変換し、前記サブキャリアごとの複素データを含む第2データ配列を生成するステップと、
    前記サブキャリアごとの複素データを含む第3データ配列を生成するステップであって、その(2k+1)番目(0≦k≦N/2−1)の複素データが、前記第1データ配列の2k番目の複素データと(2k+1)番目の複素データの差分を2で割った値であり、その2k番目の複素データが、前記第2データ配列の(2k+1)番目の複素データと2k番目の複素データの差分を2で割った値である第3データ配列を生成するステップと、
    前記第3データ配列にもとづき、各サブキャリアにマッピングされた複素シンボルを判定し、各サブキャリアが搬送するデジタルデータを復調するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  5. 前記分解するステップは、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割ることにより、前記第1奇数ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素を計算するステップと、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれから、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれを減算し、差を2で割って(−1)を乗ずることにより、前記第1奇数ベースバンドデータの(N/2)番目から(N−1)番目の要素を計算するステップと、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、前記第1偶数ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素を計算するステップと、
    前記第1ベースバンドデータの0番目から(N/2−1)番目の要素それぞれを、前記第1ベースバンドデータのN/2番目から(N−1)番目の要素それぞれと加算し、和を2で割ることにより、前記第1偶数ベースバンドデータの(N/2)番目から(N−1)番目の要素を計算するステップと、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の方法。
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