JP2013220540A - 複合アルバム - Google Patents

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Abstract

【課題】オリジナル性を有すると共に、製造工程の簡略化を実現することができ、また写真画像と写真画像以外の装飾画像との自由なレイアウトを容易に実現可能であると共に、ビジュアル性に優れる複合アルバムの提供を課題とする。
【解決手段】少なくとも2ヶ所以上で見開き自在な複数面を備える本体部10に、画像表示部20を貼り付けてなる複合アルバム1であって、画像表示部20は、印刷体を複数連結させて備えるアルバムページ用画像表示部21と、印刷体を単体で備える台紙ページ用画像表示部22とからなると共に、本体部10の複数面のうち、少なくとも2面にはアルバムページ用画像表示部21を貼り付け、且つ残る面のうち、少なくとも1面には台紙ページ用画像表示部22を貼り付けることで、アルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とを見開き自在に連結させてある複合アルバムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アルバムページ用画像表示部と、台紙ページ用画像表示部とを見開き自在に備えることで、オリジナル性のあるアルバムを実現することができる複合アルバムに関する。
従来、お宮参り、入学式、成人式、婚礼等の記念行事に際しての記念写真を保存、閲覧することができるものとして、アルバムが用いられている。
このようなアルバムは、厚紙等の芯材の表裏全面に感圧性接着剤を塗布し、表面を透明の保護フィルムで剥離自在に被覆した台紙を複数枚連結させて製本した構成で形成されているもの(いわゆるブック型アルバム)が一般的である。
またこのような従来のアルバムにおいては、保護フィルムを剥離し、芯材と保護フィルムとの間に写真を挟み込むことで写真を保存、閲覧するものが一般的である。
更にこのような従来のアルバムにおいては、高級感を演出するために、無地若しくは金箔で文字入れした布地で表紙を形成するものが一般的である。
このようなアルバムを示す従来技術として、例えば下記特許文献1がある。
特許第3670756号公報
上記特許文献1に示すような従来のアルバムは、写真を容易に着脱できると共に、重厚感や高級感を演出できるというメリットがある。
しかし、このような従来のアルバムは、既述したように、保護フィルムを備える台紙を複数枚連結させて製本した構成であることから、アルバムの構成(形態等)が単調なものとなり、オリジナル性に欠けるという問題があった。
また既述したように、保護フィルムを剥離し、芯材と保護フィルムとの間に写真を挟み込む構成であることから、自由なレイアウトで写真を配置することが困難であるという問題があった。
また無地若しくは文字入れのみで表紙を形成する構成であることから、オリジナル性及びビジュアル性に欠けるという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、オリジナル性を有すると共に、製造工程の簡略化を実現することができ、また写真画像と写真画像以外の装飾画像との自由なレイアウトを容易に実現可能であると共に、ビジュアル性に優れる複合アルバムの提供を課題とする。
本発明の複合アルバムは、少なくとも2ヶ所以上で見開き自在な複数面を備える本体部に、写真画像等の画像を表示する画像表示部を貼り付けてなる複合アルバムであって、前記画像表示部は、画像を印刷表示した印刷体を複数連結させて備えるアルバムページ用画像表示部と、前記印刷体を単体で備える台紙ページ用画像表示部とからなると共に、前記本体部の複数面のうち、少なくとも2面には前記アルバムページ用画像表示部を貼り付け、且つ残る面のうち、少なくとも1面には前記台紙ページ用画像表示部を貼り付けることで、前記アルバムページ用画像表示部と前記台紙ページ用画像表示部とを見開き自在に連結させてあることを第1の特徴としている。
上記本発明の第1の特徴によれば、複合アルバムは、少なくとも2ヶ所以上で見開き自在な複数面を備える本体部に、写真画像等の画像を表示する画像表示部を貼り付けてなる複合アルバムであって、前記画像表示部は、画像を印刷表示した印刷体を複数連結させて備えるアルバムページ用画像表示部と、前記印刷体を単体で備える台紙ページ用画像表示部とからなると共に、前記本体部の複数面のうち、少なくとも2面には前記アルバムページ用画像表示部を貼り付け、且つ残る面のうち、少なくとも1面には前記台紙ページ用画像表示部を貼り付けることで、前記アルバムページ用画像表示部と前記台紙ページ用画像表示部とを見開き自在に連結させてあることから、アルバムページ用画像表示部と台紙ページ用画像表示部とを見開き自在に連結させて備えることで、オリジナル性を有するアルバムとすることができる。また本体部に画像表示部を貼り付けるだけの構成であるので、製造工程の簡略化を実現することができる。
また本発明の複合アルバムは、上記本発明の第1の特徴に加えて、本体部は、板状からなる複数の芯材と、1枚のシート状部材からなる表紙とを少なくとも備えると共に、並列配置させた前記複数の芯材の表面全体に前記表紙を貼り付けることで、前記複数の芯材を折り畳み可能に連結させた状態に構成してあることを第2の特徴としている。
上記本発明の第2の特徴によれば、上記本発明の第1の特徴による作用効果に加えて、本体部は、板状からなる複数の芯材と、1枚のシート状部材からなる表紙とを少なくとも備えると共に、並列配置させた前記複数の芯材の表面全体に前記表紙を貼り付けることで、前記複数の芯材を折り畳み可能に連結させた状態に構成してあることから、見開き自在な複数面を備える本体部を容易に形成することができる。よって一段と製造工程の簡略化を実現することができる。
また本体部を構成する複数の芯材を折り畳み可能に連結させることで、持ち運びや保管に便利なアルバムとすることができる。
また本発明の複合アルバムは、上記本発明の第1又は第2の特徴に加えて、印刷体は、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてなることを第3の特徴としている。
上記本発明の第3の特徴によれば、上記本発明の第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、印刷体は、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてなることから、写真画像と装飾画像との自由なレイアウトを容易に実現することができる。
また本発明の複合アルバムは、上記本発明の第2又は第3の特徴に加えて、印刷体は、芯材と略同一な大きさであることを第4の特徴としている。
上記本発明の第4の特徴によれば、上記本発明の第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、印刷体は、芯材と略同一な大きさであることから、芯材の大きさ全体に写真画像と装飾画像とを表示することができる。
また本発明の複合アルバムは、上記本発明の第2又は第3の特徴に加えて、表紙には、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてあることを第5の特徴としている。
上記第5の特徴によれば、上記本発明の第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、表紙には、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてあることから、ビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある表紙を形成することができる。
また本発明の複合アルバムは、上記本発明の第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、印刷体の表面に、表面保護膜を被覆させてあることを第6の特徴としている。
上記本発明の第6の特徴によれば、上記本発明の第1〜第5の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、印刷体の表面に、表面保護膜を被覆させてあることから、印刷体に汚れや傷がつくことを効果的に防止することができる。
本発明の複合アルバムによれば、オリジナル性を有すると共に、製造工程の簡略化を実現することができる。
また持ち運びや保管に便利なアルバムとすることができる。
また写真画像と装飾画像との自由なレイアウトを容易に実現することができる。
またビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある表紙を形成することができる。
また印刷体に汚れや傷がつくことを効果的に防止することができる。
本発明の実施形態に係る複合アルバムを示す図で、(a)は複合アルバムの画像表示部側を示す斜視図、(b)は複合アルバムの表紙側を示す斜視図、(c)は複合アルバムを折り畳んだ状態を示す底面図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムを示す図で、(a)はアルバムページ用画像表示部の要部を示す正面図、(b)は台紙ページ用画像表示部を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムを示す図で、(a)は図3(a)のB−B線方向における要部の断面図、(b)は図3(b)のC−C線方向における要部の断面図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムの製造方法を簡略化して示す正面図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムの製造方法を簡略化して示す正面図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムの製造方法を簡略化して示す図で、(a)は印刷体をベース材に貼り付ける状態を示す正面図、(b)は印刷体がベース材に貼り付けられることで合成印刷体が形成された状態を示す正面図、(c)は複数の合成印刷体を連結させる状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合アルバムの製造方法を簡略化して示す図で、(a)はアルバムページ用画像表示部及び台紙ページ用画像表示部が形成される状態を示す正面図、(b)は本体部に画像表示部を貼り付けた状態を示す正面図、(c)は複合アルバムが完成した状態を示す全体斜視図である。 従来のアルバムを示す図で、(a)はアルバムにおける写真を配置してある側を示す斜視図、(b)はアルバムにおける表紙側を示す斜視図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る複合アルバム1及び複合アルバム1の製造方法を説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は本発明の実施形態であって、特許請求の範囲に記載の内容を限定するものではない。
まず図1〜図4を参照して、本発明の実施形態に係る複合アルバム1を説明する。
本発明の実施形態に係る複合アルバム1は、画像を表示するページ構成体を複数連結させて備えてなるアルバムページ領域A(いわゆるブック型アルバムを構成する領域)と、画像を表示するページ構成体を単体で備えてなる台紙ページ領域D(いわゆる写真台紙を構成する領域)とを見開き自在に連結させて備えるアルバムである。
また顔写真等の写真画像Pと、イラストや図形等の装飾画像Sとを合成印刷させた状態で各ページ構成体に表示(掲載)してあるアルバムである。
なお、ここで「写真画像P」とは、画像のうち、デジタルカメラ等の写真機(いわゆるカメラ)で撮影された画像を意味するものとし、「装飾画像S」とは、画像のうち、写真画像以外の画像(例えばイラスト、飾り枠、文字、数字等)を意味するものとする。
この複合アルバム1は、図1、図2に示すように、本体部10と、画像表示部20とから構成される。
前記本体部10は、複合アルバム1の骨格(芯)をなすものである。
本実施形態においては、図2に示すように、この本体部10は、芯材11と、表紙12と、背板13と、屈曲補強材14とから構成される。
前記芯材11は、本体部10の土台をなすものである。
本実施形態においては、図2に示すように、四角形からなる板状部材で芯材11を形成する構成としてある。また本実施形態においては、同一形状、同一大きさ、同一厚みである3枚の芯材11を備える構成としてある。
また本実施形態においては、後述するように、複合アルバム1を形成した状態において、芯材11の表裏の一面側(本実施形態においては、図2に示す芯材11のうら面11a側)に表紙12を設けると共に、残る他面側(本実施形態においては、図2に示す芯材11のおもて面11b側)に写真画像等の画像を表示する画像表示部20を設ける構成としてある。
なお芯材11を形成する板状部材としては、厚紙、チップボール、MDFボード等を用いることができる。
本実施形態においては、板状部材としてチップボールを用いる構成としてある。
また図3(a)に破線の四角形で示す芯材11の縦の長さEは、297mm程度とすることが望ましい。
また図3(a)に破線の四角形で示す芯材11の横の長Fは、285mm程度とすることが望ましい。
また芯材11の厚みは、2mm〜3mm程度とすることが望ましい。
前記表紙12は、複合アルバム1の表紙を構成すると共に、複数の芯材11(本実施形態においては3枚の芯材11)を折り畳み可能に連結させるためのものである。
この表紙12は、図2に簡略化して示すように、シート状部材(いわゆるシート)からなり、表裏の何れか一面側(本実施形態においては、図2に示すうら面12a側)を、表紙面としてあると共に、残る他面側(本実施形態においては、図2に示すおもて面12b側)を、芯材11、背板13、屈曲補強材14を貼り付けるための貼り付け用面としてある。
また図1(b)に示すように、表紙面となるうら面12aには、1つの写真画像Pと、3つの装飾画像Sとを合成印刷(組み合わせて一体的に印刷)してある。
この写真画像Pと装飾画像Sとの合成は、例えば画像処理ソフトを用いて行うことができる。
本実施形態においては、後述するように、画像処理ソフトを用いて写真画像Pをコンピュータ内に入力させた後、画像処理ソフトを用いて写真画像Pと任意の装飾画像Sとを合成することで行う構成としてある。
また表紙12を形成するシート状部材への写真画像Pと装飾画像Sとの合成印刷は、例えばインクジェット印刷や、印画紙出力を用いて行うことができる。
本実施形態においては後述するように、プリンターを用いて水性顔料インクによるインクジェット印刷で行う構成としてある。
また本実施形態においては、後述するように、並列配置させた複数の芯材11の表面全体に、1枚のシート状部材を被覆させることで、複数の芯材11を折り畳み可能に連結させた状態で表紙12を形成する構成としてある。
つまり図3(a)に一部を示すように、一定の間隔を空けた状態で並列配置させた3枚の芯材11の表面全体に、表紙12を構成する1枚のシート状部材を一体的に被覆させることで、隣接する芯材11の間に形成される領域を屈曲領域K1、K2とし、この屈曲領域K1、K2で表紙12を屈曲可能とさせ、また図1(c)に示すように、1枚のシート状部材からなる表紙12で3枚の芯材11(破線で示す)を折り畳み可能に連結させる構成としてある。
なお表紙12を形成するシート状部材としては、ビニールレザーやフォトペーパー等を用いることができる。
本実施形態においては、シート状部材としてフォトペーパーを用いる構成としてある。
また表紙12の厚みは、0.1mm〜0.2mm程度とすることが望ましい。
なお芯材11に対する表紙12の被覆方法は、例えば接着剤を介して表紙12と芯材11とを貼り付けることで行うことができる。
より具体的には、本実施形態においては後述するように、1枚のシート状部材の所定位置に接着剤を塗布した後、3枚の芯材11を表紙12に貼り付けると共に、表紙12の端部(図2に示す表紙12の折り目線L1よりも外側の部分)を芯材11のうら面11a側からおもて面11b側へと折り返して接着させることで行う構成としてある。
なお接着剤としては、表紙12を形成するシート状部材と芯材11とを貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ、にかわ等を用いることができる。
また本実施形態においては、図4に示すように、1つの写真画像Pと、3つの装飾画像Sとを合成印刷してある表紙12のうら面12aの表面に、表面保護膜12cを被覆させてある構成としている。
この表面保護膜12cとしては、例えば表面保護剤や透明の表面保護フィルム等を用いることができる。
また表面保護剤としては、ニス、液体ラミネート等を用いることができる。
また透明の表面保護フィルムとしては、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等を用いることができる。
本実施形態においては、後述するように、表面保護膜12cとして透明のフィルムを用い、うら面12aの表面に透明のフィルムをラミネート加工することで、うら面12aの表面に表面保護膜12cを被覆させる構成としてある。
また表面保護膜12cの厚みは、32μm程度とすることが望ましい。
前記背板13は、主としてアルバムページ領域Aにおける、いわゆる背表紙部分の骨格を形成すると共に、強度を補強するために配設される板状部材である。
この背板13は、図3(a)に示すように、隣接する芯材11の間に形成される表紙12の屈曲領域K1に配置されると共に、芯材11と同様に接着剤を介して表紙12に貼り付けられる。
なお背板13を形成する板状部材としては、厚紙、チップボール等を用いることができる。
本実施形態においては、板状部材としてチップボールを用いる構成としてある。
また図3(a)に破線の四角形で示す背板13の縦の長さGは、既述した芯材11の縦の長さEより1mm程度短いことが望ましい。
また図3(a)に破線の四角形で示す背板13の横の長Hは、15mm程度とすることが望ましい。
また背板13の厚みは、2mm〜3mm程度とすることが望ましい。
前記屈曲補強材14は、アルバムページ領域Aと台紙ページ領域Dとの間に形成される屈曲領域K2の強度を補強するためのものである。
本実施形態においては図2に示すように、細長い長方形からなる部材で屈曲補強材14を形成する構成としてある。
なお屈曲補強材14を形成する部材としては、例えばビニールレザー、フォトペーパー等を用いることができる。
本実施形態においては、屈曲補強材14として無地のフォトペーパーを用いる構成としてある。
また本実施形態においては、後述するように、芯材11及び背板13を表紙12に貼り付けて、図2に示す折り目線L1で表紙12をうら面12a側からおもて面12b側へと折り返して接着させた後に、表紙12及び芯材11に接着剤を介して屈曲補強材14を貼り付ける構成としてある。
なお屈曲補強材14の大きさ(面積)は、屈曲領域K2の強度を効果的に補強できる大きさであることが望ましい。より具体的には、屈曲領域K2の大きさ(面積)の全域を被覆できるような大きさであることが望ましい。
本実施形態においては、図3(a)に示すように、屈曲補強材14の縦の長さJを芯材11の縦の長さEよりもやや短いものとすると共に、横の長さMを屈曲領域K2の幅よりも長いものとする構成としてある。
更に具体的には、図3(a)に示す屈曲補強材14の縦の長さJは、後述する印刷体21bの縦の長さNと同等の290mm程度とすることが望ましい。
また図3(a)に示す屈曲補強材14の横の長さMは、50mm程度とすることが望ましい。50mm未満であると、芯材11との貼りしろがなくなるからである。
前記画像表示部20は、写真画像Pと装飾画像Sとを一体的に表示させるためのものである。
本実施形態においては、図1、図2に示すように、この画像表示部20は、アルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とから構成される。
前記アルバムページ用画像表示部21は、アルバムページ領域Aにおける画像表示部20を構成するものである。
このアルバムページ用画像表示部21は、図2、図4(a)に示すように、ベース材21aと、印刷体21bと、表面保護膜21cとからなるページ構成体2aを複数連結させることで形成されている。
なお図4(a)においては、実際には複数のページ構成体2aが連結されてなるアルバムページ用画像表示部21において、本体部10に貼り付けられているページ構成体2aのみを図示し、その他は省略するものとする。
前記ベース材21aは、ページ構成体2aの骨格を構成するものである。
本実施形態においては、図2に簡略化して示すように、見開き自在に2つ折り可能な1枚の長方形からなる板状部材でベース材21aを形成する構成としてある。
より具体的には、中央に形成される折り目線(図示しない)に沿って2つ折り(谷折り)することで、同一大きさの2面を内側に対向させて形成することができると共に、それら2面を見開き自在とすることができる1枚の長方形からなる板状部材でベース材21aを形成する構成としてある。
また本実施形態においては後述するように、1枚のベース材21aを2つ折り(谷折り)した際に内側で対向する2面に、接着剤を介して2枚の印刷体21bを貼り付ける構成としてある。
このベース材21aを形成する板状部材としては、厚紙、コート紙等を用いることができる。
本実施形態においては、ベース材21aとして厚紙を用いる構成としてある。
なおベース材21aの大きさは、少なくとも印刷体21bを2枚並列配置させて貼り付けることができる大きさ以上であることが必要である。
またベース材21aの厚みは、0.3mm〜0.5mm程度とすることが望ましい。
またベース材21aに印刷体21bを貼り付ける接着剤としては、ベース材21aと印刷体21bとを貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ、にかわ等を用いることができる。
前記印刷体21bは、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷させて表示するためのものである。
本実施形態においては、後述するように、印刷体21bに1乃至複数の写真画像P(顔写真)及び/又は1乃至複数の装飾画像S(イラスト、フレーム枠等)を合成印刷して設ける構成としてある。また詳しくは図示していないが、本実施形態においては、アルバムページ用画像表示部21を構成する複数枚の印刷体21bにそれぞれ異なる画像を印刷する構成としてある。
この印刷体21bとしては、印画紙、インクジェット紙等を用いることができる。
本実施形態においては、印刷体21bとして印画紙を用いる構成としてある。
また本実施形態においては、図3(a)に示すように、印刷体21bの大きさを、芯材11と略同一な大きさ(面積)とする構成としてある。
ここで「略同一な大きさ」とは、印刷体21bの大きさ(面積)が、芯材11の大きさ(面積)に対して、90%程度〜95%程度の大きさ(面積)であることを意味するものとする。
より具体的には、図3(a)に示す印刷体21bの縦の長さNは、290mm程度とすることが望ましい。
また印刷体21bの横の長さOは、290mm程度とすることが望ましい。
また印刷体21bの厚みは、0.2mm〜0.35mm程度とすることが望ましい。
なお写真画像Pと装飾画像Sとの合成は、例えば画像処理ソフトを用いて行うことができる。
本実施形態においては、後述するように、画像処理ソフトを用いて写真画像Pをコンピュータ内に入力した後、画像処理ソフトを用いて写真画像Pと任意の装飾画像Sとを合成する構成としてある。
また印刷体21bへの写真画像P、装飾画像Sの印刷は、例えばインクジェット印刷や印画紙出力等を用いて行うことができる。
本実施形態においては後述するように、プリンターを用いて印画紙出力で行う構成としてある。
前記表面保護膜21cは、印刷体21bを保護するためのものである。
より具体的には、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷させて備える印刷体21bに汚れや傷がつくことを防止すると共に、複合アルバム1を閉じた状態において隣接する印刷体21b同士及び印刷体21bと後述する印刷体22bとが湿気等により接着することを防止するためのものである。
この表面保護膜21cとしては、例えば表面保護剤や透明の表面保護フィルム等を用いることができる。
また表面保護剤としては、UVニス、水性ラミネート等を用いることができる。
また透明の表面保護フィルムとしては、ポリエチレンフィルム等を用いることができる。
本実施形態においては、印刷体21bの表面全体にUVニスを塗布することで、印刷体21bの表面に表面保護膜21cを被覆させる構成としてある。
また表面保護膜21cの厚みは、4.5μm〜6.5μm程度とすることが望ましい。
このような構成からなるアルバムページ用画像表示部21は、以下のように形成される。
まず見開き自在な(2つ折り可能な)1枚のベース材21aに、接着剤を介して表面保護膜21cを備える2枚の印刷体21bを並列配置させて貼り付けることで図2に示す1つのページ構成体2aを形成する。
その後、図7(c)に簡略化して示すように、接着剤を介して複数のページ構成体2aのうら面(ベース材21aにおいて印刷体21bを貼り付けていない面)同士を連結させる。
なお接着剤としては、複数のページ構成体2aのうら面同士を貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。例えば両面テープ、澱粉系接着剤、サクビ系接着剤等を用いることができる。
これにより、見開き自在な複数のページ構成体2aを備えてなるアルバムページ用画像表示部21が形成される。つまり画像を印刷表示した印刷体21bを複数連結させて備えるアルバムページ用画像表示部21が形成される。
そしてこのように形成されるアルバムページ用画像表示部21は、図3(a)に1点鎖線で示す接着剤30を介して本体部10に貼り付けられる。
より具体的には、図2に示す2つのうら面21d(アルバムページ用画像表示部21において写真画像P等の画像を表示していない面)が、本体部10において2面を形成する2つの芯材11(図2に示す3枚の芯材11のうち、真ん中及び左側の芯材11)に、それぞれ図3(a)に示す接着剤30を介して貼り付けられる。
なお接着剤30としては、本体部10とアルバムパージ用画像表示部21とを貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ等を用いることができる。
前記台紙ページ用画像表示部22は、台紙ページ領域Dにおける画像表示部20を構成するものである。
この台紙ページ用画像表示部22は、図2、図4(b)に示すように、ベース材22aと、印刷体22bと、表面保護膜22cとからなるページ構成体2bを単体で備えることで形成されている。
なおベース材22a、印刷体22b、表面保護膜22cは、それぞれ既述したアルバムページ用画像表示部21を形成するベース材21a、印刷体21b、表面保護膜21cと同一部材で形成されるものであることから、以下の詳細な説明は省略するものとする。
前記ベース材22aは、ページ構成体2bの骨格を構成するものである。
ページ構成体2bにおいては、図2に簡略化して示すように、四角形からなる板状部材でベース材22aを形成する構成としてある。
またページ構成体2bにおいては、後述するように、接着剤を介して1枚のベース材22aに1枚の印刷体22bを貼り付ける構成としてある。
なおベース材22aの大きさは、印刷体22bの大きさと同一若しくはそれ以上であることが望ましい。
またベース材22aの材質、厚み、ベース材22aへの印刷体22bの貼り付け方法は、既述したベース材21aと同様である。
前記印刷体22bは、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷させて表示するためのものである。
また本実施形態においては、図3(b)に示すように、印刷体22bの大きさを、既述した印刷体21bと同様に芯材11と略同一な大きさ(面積)とする構成としてある。
より具体的には、図3(b)に示す印刷体22bの縦の長さQは、290mm程度とすることが望ましい。
また印刷体22bの横の長さRは、280mm程度とすることが望ましい。
また印刷体22bの厚みは、0.2mm〜0.35mm程度とすることが望ましい。
なお印刷体22bの材質、写真画像Pと装飾画像Sとの合成方法、印刷体22bへの写真画像P、装飾画像Sの印刷方法は、既述した印刷体21bと同様である。
前記表面保護膜22cは、印刷体22bを保護するためのものである。
より具体的には、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷させて備える印刷体22bに汚れや傷がつくことを防止すると共に、複合アルバム1を閉じた状態において印刷体22bと印刷体21bとが湿気等により接着することを防止するためのものである。
この表面保護膜22cの材質、形成方法、厚みは、既述した表面保護膜21cと同様である。
このような構成からなる台紙ページ用画像表示部22は、以下のように形成される。
まず1枚のベース材22aに接着剤を介して表面保護膜22cを備える1枚の印刷体22bを貼り付けることで図2に示すページ構成体2bを形成する。
これにより、ページ構成体2bを単体で備える台紙ページ用画像表示部22が形成される。つまり画像を印刷表示した印刷体22bを単体で備える台紙ページ用画像表示部22が形成される。
そしてこのように形成される台紙ページ用画像表示部22は、図2に示すうら面22d(台紙ページ用画像表示部22において写真画像P等の画像を表示していない面)が、本体部10において1面を形成する1つの芯材11(図2に示す3枚の芯材11のうち、右端の芯材11)に、図3(b)に1点鎖線で示す既述した接着剤30を介して貼り付けられる。
このような構成からなる本発明の実施形態に係る複合アルバム1は、以下の効果を奏する。
アルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とを見開き自在な3面に連結させて備える構成とすることで、1冊のアルバムに趣の異なる2つの画像表示部を備えることができる。より具体的には、1冊のアルバムで、いわゆるブック型アルバムといわゆる写真台紙とを同時に表現することができる。よってオリジナル性を有するアルバムとすることができる。従って販売時に他のアルバムとの差別化を図ることができる。
またアルバムページ用画像表示部21を形成する印刷体21bと、台紙ページ用画像表示部22を形成する印刷体22bとに、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷する構成とすることで、印刷体21b、22bに写真画像Pと装飾画像Sとの自由なレイアウトを容易に形成することができる。また1枚の印刷体21b、22bに複数の画像を容易に表示させることができる。よってビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある画像表示部20とすることができる。
またアルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とを本体部10に貼り付けるだけの構成であるので、製造工程の簡略化と製造コストの低コスト化を実現することができる。
また並列配置させた3枚の芯材11の表面全体に1枚のシート状部材からなる表紙12を貼り付けることで、3枚の芯材11を折り畳み可能に連結させた状態に形成する構成であることから、2つの屈曲領域K1、K2の2ヶ所で見開き自在な複数面(3面)を備える本体部10を容易に形成することができる。よって一段と製造工程の簡略化を実現することができる。更に本体部10を構成する3枚の芯材11を折り畳み可能に連結させることで、持ち運びや保管に便利なアルバムとすることができる。
また印刷体21b、22bの大きさを、それぞれ芯材11と略同一な大きさとする構成とすることで、芯材11の大きさ全体に写真画像Pと装飾画像Sとを表示することができ、ビジュアル性に優れるアルバムとすることができる。また芯材11への画像表示部20の位置合わせを容易に行うことができ、一段と製造工程の簡略化を実現することができる。更に本実施形態においては、1枚のシート状部材からなる表紙12の端部(図2(a)に示す表紙12における折り目線L1よりも外側の部分)を芯材11のおもて面11b側に折り返して接着させる構成であることから、芯材11に表紙12を接着させた状態において、芯材11のおもて面11bと表紙12の折り返し部分とが、いわばむき出し状態で露出されているところ、画像表示部20でこれらおもて面11bと表紙12の折り返し部分とを効果的に被覆する(隠す)ことができる。よって一段とビジュアル性に優れた、デザイン性の高いアルバムとすることができる。
また表紙12に写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷する構成とすることで、ビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある表紙12を形成することができる。つまりビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある外観を備えるアルバムとすることができる。よって販売時に一段と他のアルバムとの差別化を図ることができる。
更に表紙12を1枚のシート状部材で形成することで、図1(b)に示すように、写真台紙1を開いた状態において、表紙12の全面に渡って連なった画像を表示(掲載)することができ、一段とビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある外観を備える複合アルバム1とすることができる。
また表紙12のうら面12aに表面保護膜12cを被覆させる構成とすることで、表紙12に汚れや傷が付くことを効果的に防止することができる。
また印刷体21b、22bの表面にそれぞれ表面保護膜21c、22cを被覆させる構成とすることで、印刷体21b、22bに汚れや傷が付くことを効果的に防止することができると共に、複合アルバム1を閉じた状態においては、隣接する印刷体21b同士と、隣接する印刷体21bと印刷体22bとが湿気等により接着することを効果的に防止することができる。更に表面保護膜21c、22cを共にニスで形成する構成とすることで、光沢感、或いはつや消し感を備えた画像表示部20とすることができ、高級感を演出することができる。
また屈曲補強材14の大きさを、縦の長さJが芯材11の縦の長さEよりもやや短く、横の長さMが屈曲領域K2の幅よりも長いものとする構成とすることで、屈曲領域K2の強度を効果的に補強することができ、繰り返しの折り畳みに対する耐性を十分に備えるアルバムとすることができる。
更に図3に簡略化して示すように、屈曲領域K1と屈曲領域K2とは、共に表紙12のおもて面12bの素材がいわばむき出し状態で露出する部分であるところ、まず屈曲領域K2においては、本実施形態における屈曲補強材14の大きさとすることで、おもて面12bが露出している部分を屈曲補強材14で効果的に被覆する(隠す)ことができる。
また屈曲領域K1においては、複数のページ構成体2aが連結されてなるアルバムページ用画像表示部21のうら面21dを芯材11の2面に貼り付ける構成とすることで、図3(a)に示すように、おもて面12bが露出している部分をアルバムページ用画像表示部21で効果的に被覆する(隠す)ことができる。
従って一段とビジュアル性に優れた、デザイン性の高いアルバムとすることができる。
また本体部10に画像表示部20を貼り付けるための接着剤30として、例えば両面テープを用いた場合には、作業性が良く、製造効率の良いアルバムとすることができる。
つまり図9(a)に示すように、従来のアルバム3は、本体部4と、厚紙等の芯材の表裏全面に感圧性接着剤を塗布し、表面を透明の保護フィルムで剥離自在に被覆した台紙5を複数枚連結させてなるページ構成部6とを一体化させて形成されるものが一般的であった。
またこのような従来のアルバム3においては、芯材と保護フィルムとの間に写真T(いわゆる現像写真)を挟み込むことで写真Tを保存、閲覧するものが一般的であった。
よってアルバムの構成(形態等)が単調なものとなり、オリジナル性に欠けるという問題があった。
また自由なレイアウトで写真Tを配置することが困難であるという問題があった。
また現像された写真Tを用いる構成であることから、写真画像と、装飾画像とを組み合わせて表示することができず、オリジナル性のあるアルバムを形成することができないという問題があった。
また図9(b)に示すように、従来のアルバム3は、表紙4aが無地で形成されるものが一般的であった。
よってオリジナル性及びビジュアル性のある外観を有するアルバムとすることができないという問題があった。
従って本発明の実施形態に係る複合アルバム1の構成とすることで、オリジナル性を有すると共に、製造工程の簡略化を実現することができ、また写真画像Pと装飾画像Sとの自由なレイアウトを容易に実現可能であると共に、ビジュアル性に優れるアルバムとすることができる。
次に図5〜図8を参照して、本発明の実施形態に係る複合アルバム1の製造方法を説明することで、本発明の実施形態に係る複合アルバム1を更に詳細に説明する。
まず図5(a)を参照して、表紙形成工程Uにより、表紙12を形成する所定大きさのシート状部材を準備して、一面側に写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷する。なお本実施形態においては、シート状部材としてフォトペーパーを用いる構成としてある。
なお写真画像Pと装飾画像Sとの合成は、画像処理ソフトを用いて写真画像Pをコンピュータ内に入力させた後、画像処理ソフトを用いて写真画像Pと任意の装飾画像Sとを合成する。
またシート状部材への写真画像Pと装飾画像Sとの合成印刷は、プリンターを用いて水性顔料インクによるインクジェット印刷により行う。
なお図5(a)に示すシート状部材の縦の長さVは、337m程度することが望ましい。
また図5(a)に示すシート状部材の横の長さWは、950mm程度することが望ましい。
次に図5(b)を参照して、シート状部材における、合成印刷を施した面と反対側の面に折り目線L1を形成すると共に、折り目線L1に沿ってシート状部材の仮折りを行う。この折り目線L1の形成及びシート状部材の仮折りは、図示しない機械を用いて行う。
次に図5(c)を参照して、折り目線L1を形成した面の所定領域(具体的には、芯材11と背板13に被覆させる領域)に接着剤40を塗布する。なお接着剤40としては、シート状部材と芯材11及び背板13とを貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ、にかわ等を用いることができる。
次に図6(a)を参照して、シート状部材の所定位置(具体的には、3枚の芯材11をシート状部材で折り畳み可能に連結させることができると共に、2枚の芯材11の間に背板13を配置できる位置、更に具体的には図5(c)において1点鎖線で囲む位置)に、所定大きさの厚紙からなる基材11及び背板13を貼り付ける。
次に図6(b)を参照して、シート状部材を折り目線L1で折り返して、シート状部材の端部(図5(b)に示すシート状部材の折り目線L1よりも外側の部分)を芯材11のおもて面11b側及び背板13のおもて面13a側に貼り付ける。また同時に屈曲領域K1、K2となる領域においてはシート状部材同士を貼り付ける。
以上の工程により、表紙形成工程Uが終了し、芯材11の一面側(本実施形態においては、図2に示す芯材11のうら面11a側)に表紙12が設けられる。
次に図6(c)を参照して、画像表示部形成工程Xにより、印刷体21b、22bを形成する所定大きさの印画紙を準備して、写真画像Pと装飾画像Sとを合成印刷する。
なお写真画像Pと装飾画像Sとの合成は、画像処理ソフトを用いて写真画像Pをコンピュータ内に入力させた後、画像処理ソフトを用いて写真画像Pと任意の装飾画像Sとを合成する。
また印画紙への写真画像Pと装飾画像Sとの印刷は、図示しないプリンターを用いて印画紙出力により行う。
次に図示していないが、写真画像Pと装飾画像Sとを印刷した印画紙の表面全体に表面保護剤を塗布することで、印刷体21b、22bの表面に表面保護膜21c、22cを被覆させる。
なお本実施形態においては、表面保護剤としてUVニスを用い、機械を用いて印刷体21b、22bの表面に表面保護膜21c、22cを被覆させる構成としてある。
次に図7(a)を参照して、アルバムページ用画像表示部21を形成するベース材21aとして、折り目線L2を挟んで2枚の印刷体21bを並列配置させた状態で貼り付けることができる大きさの厚紙を準備する。また台紙ページ用画像表示部22を形成するベース材22aとして、印刷体22bと略同一大きさの厚紙を準備する。
そしてベース材21a、22aを形成するそれぞれの厚紙の表面に接着剤50を塗布し、1枚のベース材21aと2枚の印刷体21b、1枚のベース材22aと1枚の印刷体22bとを貼り合わせる。なおアルバムページ用画像表示部21を形成する工程においては、この工程を所定回数(本実施形態においては4回)繰り返す。
また接着剤50としては、ベース材21aと印刷体21b及びベース材22aと印刷体22bとを貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ、にかわ等を用いることができる。
これにより、図7(b)に示すように、後にアルバムページ用画像表示部21を形成する合成印刷体I1と、台紙ページ用画像表示部22を形成する合成印刷体I2とが形成される。
次に図7(b)、図7(c)を参照して、後にアルバムページ用画像表示部21となる合成印刷体I1を、折り目線L2に沿って2枚の印刷体21bが内側で対向するように2つ折りにする。そして2つ折りにした状態で接着剤60を介して複数枚の合成印刷体I1を相互に貼り付ける。なお図7(c)においては、相互に貼り合わされる4枚の合成印刷体I1のうち、2枚のみを示すものとする。
また接着剤60としては、複数枚の合成印刷体I1を相互に貼り合わせることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ、澱粉系接着剤、サクビ系接着剤等を用いることができる。
次に図8(a)を参照して、2つ折りにした状態で相互に貼り合わされてある複数枚の合成印刷体I1を切断機により切断線L3に沿って切断する。また1枚の合成印刷体I2を切断機により切断線L4に沿って切断する。
これにより、アルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とが形成される。またこの工程により、ベース材21aと印刷体21bとの貼り合わせ工程、及びベース材22aと印刷体22bとの貼り合わせ工程で生じる、ベース材21aと印刷体21b間及びベース材22aと印刷体22b間におけるズレ部分を切断することができ、ベース材21aと印刷体21b及びベース材22aと印刷体22bとの寸法合わせを行うことができる。
次に図8(b)を参照して、屈曲補強材貼り付け工程Yにより、屈曲補強材14となる所定大きさのフォトペーパーを準備し、図示しない接着剤を介して屈曲領域K2にフォトペーパーを貼り付ける。
なお接着剤としては、芯材11及び表紙12に屈曲補強材14を構成するシート状部材を貼り付けることができるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
例えば両面テープ等を用いることができる。
次に図8(b)を参照して、画像表示部貼り付け工程Zにより、1点鎖線で示す領域に両面テープからなる接着剤30を配置し、芯材11に接着剤30を介してアルバムページ用画像表示部21と、台紙ページ用画像表示部22とをそれぞれ貼り付ける。なおこの際、アルバムページ用画像表示部21においては、折り目線L2(図示しない)が屈曲領域K1の幅の中央に配置されるように位置合わせを行う。
これにより、図8(b)に示すように、芯材11の他面側(本実施形態においては図2に示す芯材11のおもて面12b側)に画像表示部20が設けられる。
以上の工程を経ることで、図8(c)に示す本発明の実施形態に係る複合アルバム1が形成される。
なお本実施形態においては、芯材11、ベース材21a、22a、印刷体21b、22bを四角形若しくは長方形で形成する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、芯材11、ベース材21a、22a、印刷体21b、22bの形状は適宜変更可能である。
また本実施形態においては、芯材11を3枚備えることで、2ヶ所で見開き自在な3面を備える本体部10とする構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、芯材11の枚数、本体部10を見開き自在とすることができる部分の数は適宜変更可能である。但し、少なくとも2ヶ所以上で見開き自在な3面以上の面を備え、且つ少なくとも2面にはアルバムページ用画像表示部21を貼り付け、且つ残る面のうち少なくとも1面には台紙ページ用画像表示部22を貼り付けることで、アルバムページ用画像表示部21と台紙ページ用画像表示部22とを見開き自在に連結させることができるものであることが必要である。
また写真画像P、装飾画像Sの構成(デザイン、配置位置、大きさ、数等)、アルバムページ用画像表示部21の構成(ベース材21a、印刷体21bの枚数等)も本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
また本実施形態においては、アルバムページ用画像表示部21を構成する複数枚の印刷体21bにそれぞれ異なる画像を印刷する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものでない。例えばページ構成体2aを構成する2枚の印刷体21bの2面に渡って連続する画像を印刷するような構成としてもよい。このような構成とすることで、一段とオリジナル性を有すると共に、ビジュアル性に優れたアルバムとすることができる。
また本実施形態においては、無地のフォトペーパーで屈曲補強材14を形成する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば屈曲補強材14にプリンターを用いてインクジェット印刷で画像表示部20に形成される画像と関連する画像(例えば画像表示部20に形成される画像と連続する画像)を形成する構成としてもよい。また屈曲補強材14に、装飾画像Sとなる飾り模様等の飾り画像を形成する構成としてもよい。このような構成とすることで、一段とビジュアル性に優れると共に、オリジナル性のある複合アルバム1とすることができる。
本発明は、記念写真を保存、閲覧することができるアルバムに利用することができる。
1 複合アルバム
2a ページ構成体
2b ページ構成体
3 アルバム
4 本体部
4a 表紙
5 台紙
6 ページ構成体
10 本体部
11 芯材
11a うら面
11b おもて面
12 表紙
12a うら面
12b おもて面
12c 表面保護膜
13 背板
13a おもて面
14 屈曲補強材
20 画像表示部
21 アルバムページ用画像表示部
21a ベース材
21b 印刷体
21c 表面保護膜
21d うら面
22 台紙ページ用画像表示部
22a ベース材
22b 印刷体
22c 表面保護膜
22d うら面
30 接着剤
40 接着剤
50 接着剤
60 接着剤
A アルバムページ領域
D 台紙ページ領域
E 長さ
F 長さ
G 長さ
H 長さ
I1 合成印刷体
I2 合成印刷体
J 長さ
K1 屈曲領域
K2 屈曲領域
L1 折り目線
L2 折り目線
L3 切断線
L4 切断線
M 長さ
N 長さ
O 長さ
P 写真画像
Q 長さ
R 長さ
S 装飾画像
T 写真
U 表紙形成工程
V 長さ
W 長さ
X 画像表示部形成工程
Y 屈曲補強材貼り付け工程
Z 画像表示部貼り付け工程

Claims (6)

  1. 少なくとも2ヶ所以上で見開き自在な複数面を備える本体部に、写真画像等の画像を表示する画像表示部を貼り付けてなる複合アルバムであって、前記画像表示部は、画像を印刷表示した印刷体を複数連結させて備えるアルバムページ用画像表示部と、前記印刷体を単体で備える台紙ページ用画像表示部とからなると共に、前記本体部の複数面のうち、少なくとも2面には前記アルバムページ用画像表示部を貼り付け、且つ残る面のうち、少なくとも1面には前記台紙ページ用画像表示部を貼り付けることで、前記アルバムページ用画像表示部と前記台紙ページ用画像表示部とを見開き自在に連結させてあることを特徴とする複合アルバム。
  2. 本体部は、板状からなる複数の芯材と、1枚のシート状部材からなる表紙とを少なくとも備えると共に、並列配置させた前記複数の芯材の表面全体に前記表紙を貼り付けることで、前記複数の芯材を折り畳み可能に連結させた状態に構成してあることを特徴とする請求項1に記載の複合アルバム。
  3. 印刷体は、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合アルバム。
  4. 印刷体は、芯材と略同一な大きさであることを特徴とする請求項2又は3に記載の複合アルバム。
  5. 表紙には、1乃至複数の写真画像と、1乃至複数の装飾画像とが合成印刷されてあることを特徴とする請求項2又は3に記載の複合アルバム。
  6. 印刷体の表面に、表面保護膜を被覆させてあることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の複合アルバム。
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