JP2009190388A - シート状の製本キット - Google Patents

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Abstract

【課題】材料の寄せ集めや包装等の作業性を改善することができ、尚且つ手軽に簡便に手作り本を作製することができるシート状の製本キットを提供する。
【解決手段】表面に、本文用紙を切り離し可能に備えた本文用紙領域と、表表紙、背表紙及び裏表紙を有した表紙用紙を切り離し可能に備えた表紙用紙領域とを有したシート状の製本キットであって、本文用紙領域から切り離された本文用紙を見開き可能に畳んで折本を形成し、表紙用紙領域から切り離された表紙用紙を折本に取り付けて製本することを特徴とするシート状の製本キットである。
【選択図】図1

Description

この発明は、シート状の製本キットに関し、詳しくは手作り本作製用のシート状製本キットに関する。
書籍や雑誌等の製本された印刷物は、通常、印刷会社や出版社においてその編集から製本まで一貫して行われており、編集作業では、題材の選定、原稿の起草や校正、写真や挿絵等の選定、原稿や写真、挿絵等の割付、版下の作成と印刷等の作業が行われ、また、製本作業では、印刷された本文等を糸、針金、接着剤等で綴じ、これに印刷された表紙、見返し、扉等を用いて体裁を整えることが行われている。
今日、パソコンやプリンターの機能が格段に進歩し、また、デジタルビデオやデジタルカメラが出現して撮影した画像を容易にパソコンに取り込んで編集できるようになり、これまで専ら出版社等で行われていた専門的な編集作業を個々人がパソコン上で容易に行うことができるようになっている。そして、編集した内容はCD−ROMやDVD等の記録媒体に電子情報として記録しておくことが可能になり、パソコンやプレーヤー等の再生装置を用いて楽しむことができる。
一方で、編集した内容を専用の再生装置を使用せずにいつでも気軽に楽しむために、記録本や自己の趣味に応じた創作本として小冊子にまとめ、製本しておきたいといった要望もある。そこで、本発明者らは、特に専門家の援助等を必要とせずに個々人が家庭で容易に、かつ、安価に製本することができる製本キットを提案している(特許文献1参照)。
特開2002−166679号公報
ところが、上記製本キットはより専門的な仕上がりに近い製本を実現すべく発明されたものであることから、本文用紙や本文用紙を綴じるテープ等の材料点数が多い。そのため、主に手作業で行う材料の寄せ集めや包装等の作業に比較的労力要してしまう。
そこで、本発明者等は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本文用紙や表紙用紙などの製本に必要な材料を一枚のシートに収めることで、材料の寄せ集めや包装等の作業性を改善することができ、また、シート状の製本キットにすることによって手軽にかつ簡便に手作り本を作製することができることを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の目的は、作業性を改善することにより製造コストが抑えられて、尚且つ手軽に簡便に手作り本を作製することができるシート状の製本キットを提供することにある。
すなわち、本発明は、表面(おもて面)に、本文用紙を切り離し可能に備えた本文用紙領域と、表表紙、背表紙及び裏表紙を有した表紙用紙を切り離し可能に備えた表紙用紙領域とを有したシート状の製本キットであって、本文用紙領域から切り離された本文用紙を見開き可能に畳んで折本を形成し、表紙用紙領域から切り離された表紙用紙を折本に取り付けて製本することを特徴とするシート状の製本キットである。
本発明におけるシート状の製本キットは、表面に、本文用紙を切り離し可能に備えた本文用紙領域を有する。本文用紙については、畳んで本文頁が見開き可能になるように折本を形成することができるものであればよく、その形状や頁数、各頁の面付けの仕方等については特に制限されない。例えば帯状の一連の本文用紙を例に挙げることができ、長手方向に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り畳むことにより本文頁が見開き可能な折本を形成するようにしてもよい。また、本文用紙を2頁ずつに切り離し可能にしておき、二つ折りしたものを積み重ねて畳んだり、或いは各頁ごと切り離し可能にしておきこれらを積み重ねて畳んで折本を形成するようにしてもよい。
本文用紙を所定の形状に折る必要がある場合には、折り目が分かるように本文用紙の頁ごとの境界に実線や点線等の各種線を記して正確に折ることができるようにしたり、破線状に切り込みを入れた折り線を形成して正確かつ容易に折ることができるようにしてもよく、本文頁に露出しない箇所に本文用紙の折り方や重ね合わせ位置等が明確になるような目印や説明等を付すようにしてもよい。そして、このような本文用紙を備えた本文用紙領域では、キットから本文用紙を正確かつ確実に切り離すことができるようにするために、本文用紙とそれ以外の部分との境界に各種線を付したり色分けしたりすることで区別できるようにしてもよく、好ましくは境界に沿ってミシン目を形成してミシン目を介して本文用紙が接続されるようにしておき、本文用紙領域から容易に本文用紙を切り離すことができるようにするのがよい。
また、本発明のシート状製本キットは、表面に、表表紙、背表紙及び裏表紙を有した表紙用紙を切り離し可能に備えた表紙用紙領域を有する。表紙用紙については、本文用紙から形成した折本に取り付けて製本することができるものであればよく、表表紙、背表紙及び裏表紙を取り囲むように折り返し分の余白部分を設けておき、表紙用紙の内面側(折本を取り付ける側)に折り返して縁の部分の仕上がりを綺麗にすることができるようにしてもよい。また、表表紙と背表紙との境界や背表紙と裏表紙との境界等の折り目に筋押しを形成しておき、表紙用紙が所定の折り目で正しく折れるようにしておいてもよい。そして、本文用紙の場合と同様に、表紙用紙領域では表紙用紙とそれ以外の部分との境界を各種線や色分けを用いて区別するようにするのがよく、好ましくはミシン目を介して表紙用紙が接続されるようにしておくのがよい。
また、本発明のシート状製本キットは、表面に、表紙用紙に貼着される表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を仮留めした芯材仮留め領域を備えるようにしてもよい。これらの表紙芯材は、後述するように表紙部材を形成するためのものであり、表紙芯材を芯材仮留め領域に仮留めすることで、シート状の製本キットとして一体にすることができて取り扱い性等の面で有利である。更には、折本の喉部に貼着して折本を補強したり本文の見開きをよりスムーズにするための製本テープを仮留めした製本テープ仮留め領域や、表紙用紙に貼着されて表紙用紙を保護したり見た目の仕上がりをより綺麗にするためのラミネートフィルムを仮留めしたフィルム仮留め領域等を備えるようにしてもよい。表紙芯材、製本テープ、ラミネートフィルム等の補助材料をそれぞれの領域に仮留めするための手段については特に制限はなく、例えば、着脱可能な接着剤等を用いて補助材料を仮留めするようにしてもよく、補助材料の大きさや数量にあわせて切り込み口を形成しておき、それぞれの端部を挿通させるようにして仮留めするようにしてもよい。また、形状の揃った補助材料をまとめて仮留めするようにしたり、仮留めする領域を重畳的に形成したりすることによって仮留め領域を一箇所に集約し、省スペース化を図るようにしてもよい。
表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材は、表紙用紙の内面側に互いに所定の間隔をおいて貼着されて表表紙部、背表紙部及び裏表紙部を備えた表紙部材を形成する。そして、この表紙部材に折本を貼着して製本することで強度に優れた仕上がりにすることができ、かつ、いわゆるハードカバー本のように美麗に製本することができる。また、これらの各表紙芯材については、表紙用紙に貼着される際に互いに設けられる間隔と同じ距離を保つように枠材を介して一体に保持たれた芯材体を形成するようにしてもよく、この場合には、表紙用紙の内面側に各表紙芯材が貼着された後には枠材が取り外せるように分離可能に形成しておくようにする。芯材体を形成することにより、表紙用紙の内面側に貼着する各表紙芯材の位置あわせが容易に行えるようになり、簡便かつ正確に表紙部材を作製することができ、更には、各表紙芯材を芯材体として予め一体に形成しておくことで、製本キットの材料点数の増加を抑えることができる。
また、表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を表紙用紙に貼着する際には糊、接着剤、テープ等を用いればよく、製本作業の際に表紙用紙に接着される部分にこれらを塗布等してもよいが、好ましくは各表紙芯材の一方の面に予め接着剤が塗布された接着面を設け、この接着面を剥離紙で保護しておくようにするのがよい。残りの面についても上記と同様に剥離紙で保護された接着面を設けておき、折本側に貼着する際にこの接着面を介して貼着するようにするのが好ましい。また、製本テープやラミネートフィルム等の補助材料を含め、貼着が必要な箇所には、上記と同様に剥離紙で保護された接着面を設けておくようにするのがよい。
また、本発明のシート状製本キットには、本文用紙又は表紙用紙の少なくともいずれかに、あいさつ、お礼、お祝い、贈る言葉などのメッセージを記入することができるメッセージ欄を設けるようにしてもよい。更には、シート状の製本キットに予め各種テーマに沿った絵や模様等の装飾を印刷しておけば、二つ折り又はそれ以上に折り畳んでグリーティングカードとして使用することもできる。
更には、本発明のシート状製本キットには、表面にその商品名や写真等が載せられた商品広告領域を備えるようにしてもよい。また、裏面には製本手順等が記された説明書き領域を備えるようにしてもよい。この際、芯材仮留め領域や商品広告領域の裏面に対応する部分を説明書き領域とするのが好ましい。このようにすることで、例えば必要に応じて表紙芯材や製本テープ等を一体に仮留めしたシート状の製本キットを透明フィルムの袋に入れればそのまま商品として店頭に並べることもでき、また、グリーティングカードの例のように、所定の形状に折り畳んでカード製品として取り扱うこともできる。
本発明のシート状製本キットはその材質や形状等については特に制限はなく、紙、合成樹脂性のフィルムなどシート状の形状を保つことができるものであればよいが、表面や裏面に各領域を設けるための加工や印刷等を行うことを考慮すれば紙製であるのが好ましい。規格寸法の紙等を用いて表紙用紙領域や本文用紙領域等の必要な領域を配置して余った余白部分は、出来上がった本の装飾用リボン等を形成するための材料領域等として有効利用するようにしてもよい。
本発明の製本キットは、一枚のシートのなかに本文用紙や表紙用紙等が収められていることから、材料の包装等の製造作業を改善することができ製造コストを抑えることができ、かつ、手軽にかつ簡便に手作り本を作製して楽しむことができる。また、シート状の製本キットを所定の形状に折り畳めばグリーティングカード等のカード製品として取り扱うこともできることから、製本キットの取引形態を従来の市場から拡大又は変化させることもでき、更にはグリーティングカードを受け取った側が製本すれば、元のカードよりもコンパクトにかつ堅固な形でお祝いのメッセージ等をとっておくことができると共に、装飾品や携帯品としても利用可能であって、従来のグリーティングカードの楽しみ方に変化をもたらすことができる。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて、本発明の好適な実施の形態を具体的に説明する。
図1及び図2は本発明の実施例に係るシート状の製本キットXの平面説明図である。この実施例の製本キットXはA4サイズの上質紙(四六判90kg)からなり、図1に示したように、表面には、帯状本文用紙1がミシン目10を介して接続された本文用紙領域1'と、表紙用紙2がミシン目10を介して接続された表紙用紙領域2'と、製本テープ7、表紙芯材体8及び透明ラミネートフィルム9が仮留めされた補助材料仮留め領域3'と、商品名や写真等が載せられた商品広告領域4'とを有する。上記補助材料仮留め領域3'には、外形が略同じ形状をした表紙芯材体8と透明ラミネートフィルム9を重ねて仮留めするための切り込み口6が3箇所形成されており、これらを重ねて角部を挿通して仮留めされる(図1は仮留め前の状態を表し、点線で示した箇所が仮留め位置である)。また、上記切り込み口6のひとつを利用して製本テープ7を仮留めするための切り込み口6が2箇所形成されており、製本テープ7の両端を挿通して仮留めされる。すなわち、図1の補助材料仮留め領域3'は芯材仮留め領域、製本テープ仮留め領域及びフィルム仮留め領域を兼ねている。
一方、シート状製本キットXの裏面には、図2に示したように、表面の商品広告領域4'に対応する箇所に製本手順の概要が記された説明書き領域5a'と、表面の材料仮留め領域3'に対応する箇所に更に詳細な作製手順や取扱いのための説明等が記された説明書き領域5b'とを有する。つまり、このシート状製本キットXは、製本用の材料から製本手順書(及び取扱い説明書)までをすべて兼ね備える。
また、このシート状製本キットXには、長手方向及び幅方向にそれぞれ破線状に切り込みを入れた折り線11が設けられている。すなわち、シート状製本キットXの表面側が外向きになるように、図1、2の破線矢印Iに沿って長手方向に二つ折りすると共に、破線矢印IIに沿って幅方向に二つ折りすることで、図3に示すような自立可能なカード製品にもすることができる。更には、例えばシート状製本キットXのいずれかの領域にお礼やお祝いなどのメッセージを記入することができるメッセージ欄を設ければ(本実施例では表紙用紙2の裏表紙2bにメッセージ欄2eを配置)、グリーティングカードとして利用することも可能である。
本実施の形態では、シート内の長手方向に沿って本文用紙領域1’が位置し、この本文用紙領域1’に一部を隣接させるように商品広告領域4'、表紙用紙領域2'及び補助材料仮留め領域3'が並ぶが、本発明のシート状製本キットはこれに限定されない。すなわち、例えば本文用紙領域1’内の本文用紙を2列にして、シート内幅方向に本文用紙領域1’を配置するようにしてもよく、一枚のシート内に本文用紙領域1’、表紙用紙領域2'、補助材料仮留め領域3'及び商品広告領域4'等をどのように配置させるかは各領域の大きさ等に応じて適宜設計すればよい。また、本発明のシート状製本キットに上記のような折り線11や筋押し線等を形成してグリーティングカードのように折り畳めるようにする場合には、互いに隣接する領域の境界線に沿って折り目や切り込み線等を設けるようにするのがよい。
次に、製本キットXの内容について更に詳しく説明すると、上記本文用紙領域1'に備えられた帯状本文用紙1は、長手方向に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り畳んで折本を形成するために、折り目部分(すなわち本文頁の境界)には破線状に切り込みを入れた折り線1aが設けられており、裏面には折り目ごとに山折りと谷折りの区別が明示されている(図示外)。また、上記表紙用紙領域2'に備えられた表紙用紙2は、図4に示すように、表表紙2a、背表紙2c、裏表紙2b、及びこれらの表紙2a,2b,2cを取り囲むように設けられた折り返し部2dを備え、裏表紙2bにはメッセージ欄2eが設けられており、更に表表紙2aと背表紙2cとの境界、背表紙2cと裏表紙2bとの境界、及び折り返し部2dと各表紙2a,2b,2cとの境界には筋押し2fが形成されている。ここで、製本キットXを後述する例のようにグリーティングカードとして使用する場合は、帯状本文用紙1や表紙用紙2に予めカードの趣旨に沿った内容の模様や絵、タイトル等を印刷するようにしておくのがよい。
一方、補助材料仮留め領域3'に仮留めされた表紙芯材体8は、図5に示すように、表表紙用表紙芯材8a、裏表紙用表紙芯材8b、背表紙用表紙芯材8c及び枠材8dからなる。このうち表表紙用表紙芯材8a、裏表紙用表紙芯材8b及び背表紙用表紙芯材8cは、表表紙2a、背表紙2c及び裏表紙2bに対応させてそれぞれ表紙用紙2の内面側に貼着され、表表紙部12a、背表紙部12c及び裏表紙部12bを備えた表紙部材12を形成する。ここで、各表紙芯材8a,8b,8cは、表紙用紙2に貼着される際の互いの間隔と同じ距離を保って枠材8d内に収容されている。また、枠材8dの外形は表紙用紙2の形状に揃えてあり(表紙用紙2の四隅は切り落とすことができるようになっている)、後に表紙用紙2に各表紙芯材を貼着する際の位置合わせが容易になるようにされている。更には、表表紙用表紙芯材8a、裏表紙用表紙芯材8b及び背表紙用表紙芯材8cは、いずれも表裏両面に予め接着剤が塗布された接着面8xが設けられており、これらの接着面8xにはそれぞれ剥離紙8yが貼着されて各接着面8xを保護している。なお、図5は表紙用紙2に貼着される側の表紙芯材体8の斜視説明図である。
同じく補助材料仮留め領域3'に仮留めされた透明ラミネートフィルム9は、表紙用紙2と同じサイズに用意されており、また、製本テープ7は折本の喉部に貼着するように短冊状の形状をしており、これらはいずれも一方の面に接着剤が塗布された接着面9x,7xが設けられており、それぞれ剥離紙9y,7yが貼着されて接着面9x,7xが保護されている。
そして例えば、この実施例の製本キットXの表面にクリスマスに関する絵柄や模様等を予め印刷しておき、メッセージ欄2eにクリスマスに関するお祝いのことば等を記入すれば、クリスマスカードとして使用することができる。更には贈る側又は受け取った側がクリスマスに関する手作り本を作製することもできる。以下に、手作り本の作製例を説明する。
先ず、シート状製本キットXからミシン目10に沿って表紙用紙2を切り離し、その内面側(表紙2a,2b,2cの外装面とは反対側)を補助材料仮留め領域3'から取り外した表紙芯材体8に重ねて位置合わせをする。次いで、図6に示すように、表紙用紙2に貼着される側の剥離紙8yを剥がし、表表紙用表紙芯材8a、背表紙用表紙芯材8c及び裏表紙用表紙芯材8bをそれぞれの接着面8xを介して表紙用紙2の内面側に貼着する。表紙用紙2の内面側に表表紙用、裏表紙用及び背表紙用の表紙芯材8a,8b,8cを貼着した後、表紙芯材体8に表紙用紙2を重ねた状態で、その上から透明ラミネートフィルム9を重ねて位置合わせを行う。そして、透明ラミネートフィルム9の剥離紙9yを剥がして、接着面9xを介して表紙用紙2の外装面側に透明ラミネートフィルム9を貼り合わせる。
表紙用紙2の外装面側に透明ラミネートフィルム9を貼着した後、図7に示すように枠材8dを取り外し、残った側(表紙用紙2に貼着されていない側)の表表紙用、裏表紙用及び背表紙用の表紙芯材8a,8b,8cから剥離紙8yを剥がして接着面8xを露出させ、図8に示すように、上記表紙用紙2の折り返し部2dを表紙芯材側に折り返して貼着することで、表表紙部12a、裏表紙部12b及び背表紙部12cを備えた表紙部材12を形成する。
一方、シート状製本キットXからミシン目10に沿って切り離した帯状本文用紙1を、図9に示すように、折り線1aに沿って長手方向に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り畳み、本文頁1bが見開き可能な折本13を形成する。この際、本文頁1bの裏面であって対向する面同士を接着剤等で貼着させてもよい。次いで、図10に示すように、得られた折本13の喉部(本の綴じ目に相当する箇所に近い部分)に、剥離紙7yを剥がして接着面7xを露出させた製本テープ7を貼着する。そして、図11に示すように、上記で表紙用紙2の折り返し部2dが貼着されて残った表表紙用表紙芯材8a及び裏表紙用表紙芯材8bの接着面8xを使い、折本13の両端頁の裏面側を貼着させれば、製本が完成する。
従って、この実施例のシート状製本キットXによれば、例えば「クリスマス」等に関連するデザインや模様が予め本文用紙1や表紙用紙2等に印刷された製本キットに所定のメッセージを記入してクリスマスカードとして使用し、受け取った側は、特に専門家等の手助けを必要とすることなく、容易に、かつ、安価に、しかも美麗に製本してオリジナル本を作製することができる。または、手作り本を完成させてから贈るようにして使用してもよいことは勿論である。
本発明におけるシート状の製本キットは、特に専門家等の助けを必要とせずに手作り本を手軽に作製することができるものであるが、特に必要な製本材料をシート状に収めたことから、カード製品等としての取扱いも可能であり、例えばクリスマスや新年などの挨拶状をはじめ、結婚式、子供の誕生等のお祝いの際に贈るグリーティングカードとして使用することも可能である。
図1は、本発明の実施例に係るシート状製本キットの表面説明図である。 図2は、本発明の実施例に係るシート状製本キットの裏面説明図である。 図3は、シート状製本キットをグリーティングカードとした場合の斜視説明図である。 図4は、表紙用紙の外装面説明図である。 図5は、表紙芯材体の斜視説明図である。 図6は、表紙芯材体を用いて表紙用紙に表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を貼着する様子を示す斜視説明図である。 図7は、表紙用紙に表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を貼着した後に枠材を取り外す様子を示す斜視説明図である。 図8は、表紙部材の斜視説明図である。 図9は、帯状本文用紙を折り畳む様子を示す斜視説明図である。 図10は、折本の喉部に製本テープを貼着する様子を示す斜視説明図である。 図11は、表紙部材に折本を挟み込むように貼着して製本する様子を示す斜視説明図である。
符号の説明
X :シート状製本キット
1':本文用紙領域
2':表紙用紙領域
3':補助材料仮留め領域
4':商品広告領域
5a':説明書き領域
5b':説明書き領域
1 :帯状本文用紙
1a :折り線、1b:本文頁
2 :表紙用紙
2a :表表紙、2b:裏表紙、2c:背表紙、2d:折り返し部、2e:メッセージ欄
6 :切り込み口
7 :製本テープ
8 :表紙芯材体
8a :表表紙用表紙芯材、8b:裏表紙用表紙芯材、8c:背表紙用表紙芯材、8d:枠材
9 :透明ラミネートフィルム
10 :ミシン目
11 :折り線
12 :表紙部材
12a :表表紙部、12b:裏表紙部、12c:背表紙部
13 :折本

Claims (11)

  1. 表面に、本文用紙を切り離し可能に備えた本文用紙領域と、表表紙、背表紙及び裏表紙を有した表紙用紙を切り離し可能に備えた表紙用紙領域とを有したシート状の製本キットであって、本文用紙領域から切り離された本文用紙を見開き可能に畳んで折本を形成し、表紙用紙領域から切り離された表紙用紙を折本に取り付けて製本することを特徴とするシート状の製本キット。
  2. 表面に、表紙用紙に貼着される表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を仮留めした芯材仮留め領域を有し、取り外された各表紙芯材を表紙用紙の内面側に互いに所定の間隔をおいて貼着することにより表表紙部、背表紙部及び裏表紙部を備えた表紙部材を形成し、表紙部材に折本を貼着することにより製本する請求項1に記載のシート状の製本キット。
  3. 表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材は、表紙用紙の内面側に貼着される際の互いの間隔と同じ距離を保つように枠材を介して一体に保持された芯材体を形成しており、表紙用紙に各表紙芯材が貼着された後には枠材が分離可能に形成されている請求項2に記載のシート状の製本キット。
  4. 表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材には剥離紙で保護された接着面が設けられており、この接着面を介して表紙用紙に貼着される請求項1〜3のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  5. 本文用紙又は表紙用紙の少なくともいずれかにメッセージを記入することができるメッセージ欄が設けられており、折り畳んでグリーティングカードにすることができる請求項1〜4のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  6. 表面に、商品名や写真等が載せられた商品広告領域を有する請求項1〜5のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  7. 裏面に、製本手順等が記された説明書き領域を有する請求項1〜6のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  8. 表紙用紙及び本文用紙がミシン目を介して接続されている請求項1〜7のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  9. 本文用紙が帯状の一連の本文用紙であり、長手方向に山折りと谷折りを交互に繰り返して折り畳んで折本を形成する請求項1〜8のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  10. 表紙用紙の所定の折り目に筋押しが形成されている請求項1〜9のいずれかに記載のシート状の製本キット。
  11. 表面に、折本に貼着される製本テープを仮留めした製本テープ仮留め領域を備え、取り外された製本テープは折本の喉部に貼着される請求項1〜10のいずれかに記載のシート状の製本キット。
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