JP3090895B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents
記録媒体再生装置Info
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- JP3090895B2 JP3090895B2 JP09215996A JP21599697A JP3090895B2 JP 3090895 B2 JP3090895 B2 JP 3090895B2 JP 09215996 A JP09215996 A JP 09215996A JP 21599697 A JP21599697 A JP 21599697A JP 3090895 B2 JP3090895 B2 JP 3090895B2
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- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオディスク等
の記録媒体に記録された記録情報を再生する記録媒体再
生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ビデオフォーマット信号は、情報(通常
はビデオ情報であるが、オーディオ情報や制御情報等の
情報の場合も有り得る)を担う情報信号部と、水平及び
垂直同期信号部と、水平及び垂直帰線消去信号部とから
なる。例えば、カラーテレビジョン信号すなわちカラー
複合ビデオ信号はこの構成となっている。 【0003】ところで、カラー複合ビデオ信号の信号形
式としては、NTSC方式、PAL方式、SECAM方
式が知られているが、その信号形式は国毎に統一されて
いるので、記録媒体の再生時、その記録媒体にどの信号
形式のビデオ信号が記録されているかを知らなくても混
乱はなかった。 【発明が解決しようとする課題】 【0004】しかしながら、近年、高画質化を図る目的
で、HD(High-Definition)TV方式、ED(Extende
d-Definition)TV方式、HDTVの伝送方式としてM
USE(Multiple-Sub-Nyquist Sampling Encoding)方
式などが開発され、実用化されつつある。これらの信号
形式は先に述べた信号形式と同じ国内で併用されるもの
であり、記録媒体に記録しこれを再生する場合、記録し
た信号形式明らかでないと、誤って異なる信号形式のプ
レーヤで再生することが考えられる。この様な場合、各
々の信号形式では同期信号形式も異なることから、記録
媒体を駆動するモータが暴走する可能性があり、混乱が
生じる可能性が極めて大である。 【0005】本発明は、上述した点について鑑みなされ
たもので、記録媒体に記録された信号形式を明らかにす
ることにより、記録媒体が異なる信号形式のプレーヤに
セットされたとき、その後の対処の自動化を可能にした
記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法を提供すること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、リードイ
ンエリア及びプログラムエリアが共に第1の記録フォー
マットで記録された第1の記録媒体と、リードインエリ
アが第1の記録フォーマットで記録されプログラムエリ
アが第2の記録フォーマットで記録された第2の記録媒
体と、第1及び第2の記録媒体のリードインエリアに、
プログラムエリアに記録されている記録フォーマットを
識別するための識別情報が記録されており、第1及び第
2の記録媒体の双方を再生可能な記録媒体再生装置であ
って、第1の記録フォーマットに対応した第1の信号処
理手段と、第2の記録フォーマットに対応した第2の信
号処理手段と、リードインエリアに記録されている識別
情報を読み取り、プログラムエリアに記録されている記
録フォーマットを判別する判別手段と、判別結果に基づ
いて、第1又は第2の信号処理手段を選択する選択手段
と、を備えたことを特徴とする。 【0007】リードインエリア及びプログラムエリアが
共に第1の記録フォーマットで記録された第1の記録媒
体と、リードインエリアが第1の記録フォーマットで記
録されプログラムエリアが第2の記録フォーマットで記
録された第2の記録媒体と、第1及び第2の記録媒体の
リードインエリアに、プログラムエリアに記録されてい
る記録フォーマットを識別するための識別情報が記録さ
れており、第1及び第2の記録媒体の双方を装着可能で
あり、第1の記録フォーマットのみを再生可能な記録媒
体再生装置であって、第1の記録フォーマットに対応し
た第1の信号処理手段と、リードインエリアに記録され
ている識別情報を読み取り、プログラムエリアに記録さ
れている記録フォーマットを判別する判別手段と、プロ
グラムエリアが第1の記録フォーマットであると判別さ
れた場合はプログラムエリアの再生に移行するように、
プログラムエリアが第2の記録フォーマットであると判
別された場合はプログラムエリアの再生動作を中止する
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本発明による情報再生装置に適用
される例えばビデオディスクの構成図である。図におい
て、ビデオディスク1はプログラムエリア1aの内周側
にリードインエリア1bを有しており、プログラムエリ
ア1aには例えばMUSE方式によるHDTV信号(以
下、単にMUSE方式と称する)が記録され、リードイ
ンエリア1bにはプログラムエリア1aに記録されるビ
デオフォーマット信号の信号形式に拘らず所定の信号形
式例えばNTSC方式のビデオフォーマット信号が記録
される。 【0009】プログラムエリア1bに記録されるビデオ
フォーマット信号は、リードインコードを含むと共に、
その空いているH(水平走査期間)にはプログラムエリ
ア1aに記録されるビデオフォーマット信号の信号形式
がMUSE方式であることを示すディスク判別コードが
多重される。 【0010】このディスク判別コードは、第2図に示す
ように、例えば24bitバイフェーズコードの信号フ
ォーマットでビデオ信号に多重され、先頭の4bitが
例えば9H(1001)の検出コードとなる。コードを
多重する位置は、ビデオフォーマット信号の例えば12
H〜15H,274H〜278Hとし、(12H,13
H,14H)、(15H,274H,275H)、(2
76H,277H,278H)の各々を1ブロックとし
て同じデータを3回記録する。従って、データとして
は、60bit(=4bit×5×3)まで多重できる
ことになる。 【0011】多重するデータの内容としては、以下のも
のが考えられる。 【0012】ビデオ信号の信号形式 例えば、HDTV方式/EDTV方式/MUSE方式/
PAL方式/SECAM方式などの種別データ。 【0013】オーディオ信号の信号形式 例えば、RF多重/ベースバンド多重等の種別を示すデ
ータ。 【0014】データ形式 例えば、ビデオフォーマット信号の情報信号部にディジ
タルデータが記録されていることを示すデータ。 【0015】タイムベースサーボ形式 例えば、パイロットによるものか、同期分離によるもの
かを示すデータ。 【0016】記録方式 例えば、FM方式等の種別を示すデータ。 【0017】ディスクの種類 例えば、CAV/CLVの種別及び線速度を示すデー
タ。 【0018】これらのデータを例えば8bit単位でコ
ード化し、第3図に示すようにしてビデオフォーマット
信号に多重する。 【0019】なお、リードインエリア1bに記録する信
号フォーマットは、NTSC方式に限定されるものでは
なく、ビデオフォーマット信号の各種信号形式等の特定
の固定フォーマットであれば良く、或いはコンパクト・
ディスクの場合のようにEFM変調したコードを記録す
ることによっても実現可能である。 【0020】また、本実施例では、ビデオディスクに適
用した場合について説明したが、ビデオテープ等の記録
媒体にも適用可能である。 【0021】次に、以上のようにして、プログラムエリ
ア1aに記録される例えばMUSE方式の信号に関する
データが、その信号方式に拘らず例えばNTSC方式の
ビデオフォーマット信号でリードインエリア1bに記録
されたビデオディスク1を再生する場合について説明す
る。 【0022】第4図は、例えばNTSC方式のビデオフ
ォーマット信号のみの再生が可能なディスクプレーヤの
一例の構成図である。図において、ビデオディスク1は
スピンドルモータ2によって回転駆動され、その記録情
報はピックアップ3によって読み取られる。ピックアッ
プ3から出力される読取RF信号は復調回路4で復調さ
れる。この復調ビデオ信号は時間軸補正回路5で時間軸
補正されて再生ビデオ信号として出力されると共に、デ
ータ検出回路6に供給される。 【0023】データ検出回路は復調ビデオ信号中の12
H〜15H,274H〜278Hに多重されたデータを
検出してシステムコントローラ7に供給する。 【0024】かかる構成にディスク再生に際し、先に説
明したMUSE方式のビデオディスクがオートローディ
ング機構11によってセットされた場合を考えるに、再
生開始時ピックアップ3が先ずリードインエリア1bに
NTSC方式のビデオフォーマット信号で記録された情
報を読み取ることにより、プログラムエリア1aに記録
されたビデオフォーマット信号に関するデータがデータ
検出回路で検出されてシステムコントローラ7に供給さ
れる。 【0025】システムコントローラ7はこのデータに基
づいて現在再生中のディスクがMUSE方式のビデオデ
ィスクであることを検知し、それ以降の再生動作を中止
し、オートローディング機構11を駆動してディスクを
イジェクトすべく制御する。このとき、異なる信号形式
のディスクがセットされたことを表示手段によってユー
ザに告知するようにしても良い。 【0026】本ディスクプレーヤにNTSC方式のビデ
オディスクがセットされた場合には、ピックアップ3は
リードインエリア1bの記録情報を読み取った後、その
ままプログラムエリア1aの読み取り動作に移行し、通
常の再生動作が行われる。 【0027】第5図は、例えばNTSC方式及びMUS
E方式の両方式のビデオフォーマット信号の再生が可能
なコンパチブルプレーヤの一例の構成図であり、図中第
4図と同等部分には同一符号が付されている。本プレー
ヤには、読取RF信号の信号処理系及びスピンドルモー
タ2のサーボ系がディスクの各方式に対応して各々2系
統設けられている。 【0028】信号処理系は、MUSE方式用の復調回路
4A及び時間軸補正回路5Aと、NTSC方式用の復調
回路4B及び時間軸補正回路5Bとの2系統からなり、
切換えスイッチ8a、8bによって選択される。スピン
ドルサーボ系は、MUSE方式用のサーボ回路9Aと、
NTSC方式用のサーボ回路9Bとの2系統からなり、
切換えスイッチ10によって選択される。切換えスイッ
チ8a,8b,10の切換えはシステムコントローラに
よって行われる。 【0029】かかる構成において、ディスク再生に際
し、MUSE方式のビデオディスクがセットされた場合
を考えるに、再生開始時NTSC方式側の信号処理系及
びスピンドルサーボ系が切換えスイッチ8a、8b,1
0によって選択されており、ピックアップ3が先ずリー
ドインエリア1bにNTSC方式のビデオフォーマット
信号で記録された情報を読み取ることにより、プログラ
ムエリア1aに記録されたビデオフォーマット信号に関
するデータがデータ検出回路6で検出されてシステムコ
ントローラ7に供給される。 【0030】システムコントローラ7はこのデータに基
づいて現在再生中のディスクがMUSE方式のビデオデ
ィスクであることを検知し、切換えスイッチ8a,8
b,10を切り換えることによってMUSE方式側の信
号処理系及びスピンドルサーボ系を選択する。そして、
プログラムエリア1aの再生動作に移行し、当該エリア
に記録されたMUSE方式の信号の再生処理が行われ
る。再生終了後、切換えスイッチ8a,8b,10をN
TSC側に切り換える。 【0031】本プレーヤにNTSC方式のビデオディス
クがセットされた場合には、リードインエリア1bの再
生終了後、切換えスイッチ8a,8b,10の切換えは
行われず、そのままプログラムエリア1aの再生動作に
移行し、通常の再生動作が行われる。 【0032】なお、上記各実施例においては、NTSC
方式を標準形式とした場合について説明したが、他の信
号形式を標準形式としても良いことは勿論である。 【0033】また、第5図の実施例では、2つの信号形
式に対応できるコンパチブルプレーヤを示したが、信号
処理系及びスピンドルサーボ系を増やすことによって3
種類以上の信号形式に対応可能なコンパチブルプレーヤ
の実現も可能である。 【0034】本発明によれば、記録媒体がプレーヤにセ
ットされたときに、記録媒体の種別をプレーヤ側で認知
でき、サーボや信号処理等の選択が自動的になされる。
また、例えば、NTSC方式で記録されたビデオディス
クのみしか再生できない再生装置にMUSE方式で記録
されたディスクが誤って装着された場合でも異常な再生
動作を防止できる。
の記録媒体に記録された記録情報を再生する記録媒体再
生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ビデオフォーマット信号は、情報(通常
はビデオ情報であるが、オーディオ情報や制御情報等の
情報の場合も有り得る)を担う情報信号部と、水平及び
垂直同期信号部と、水平及び垂直帰線消去信号部とから
なる。例えば、カラーテレビジョン信号すなわちカラー
複合ビデオ信号はこの構成となっている。 【0003】ところで、カラー複合ビデオ信号の信号形
式としては、NTSC方式、PAL方式、SECAM方
式が知られているが、その信号形式は国毎に統一されて
いるので、記録媒体の再生時、その記録媒体にどの信号
形式のビデオ信号が記録されているかを知らなくても混
乱はなかった。 【発明が解決しようとする課題】 【0004】しかしながら、近年、高画質化を図る目的
で、HD(High-Definition)TV方式、ED(Extende
d-Definition)TV方式、HDTVの伝送方式としてM
USE(Multiple-Sub-Nyquist Sampling Encoding)方
式などが開発され、実用化されつつある。これらの信号
形式は先に述べた信号形式と同じ国内で併用されるもの
であり、記録媒体に記録しこれを再生する場合、記録し
た信号形式明らかでないと、誤って異なる信号形式のプ
レーヤで再生することが考えられる。この様な場合、各
々の信号形式では同期信号形式も異なることから、記録
媒体を駆動するモータが暴走する可能性があり、混乱が
生じる可能性が極めて大である。 【0005】本発明は、上述した点について鑑みなされ
たもので、記録媒体に記録された信号形式を明らかにす
ることにより、記録媒体が異なる信号形式のプレーヤに
セットされたとき、その後の対処の自動化を可能にした
記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法を提供すること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、リードイ
ンエリア及びプログラムエリアが共に第1の記録フォー
マットで記録された第1の記録媒体と、リードインエリ
アが第1の記録フォーマットで記録されプログラムエリ
アが第2の記録フォーマットで記録された第2の記録媒
体と、第1及び第2の記録媒体のリードインエリアに、
プログラムエリアに記録されている記録フォーマットを
識別するための識別情報が記録されており、第1及び第
2の記録媒体の双方を再生可能な記録媒体再生装置であ
って、第1の記録フォーマットに対応した第1の信号処
理手段と、第2の記録フォーマットに対応した第2の信
号処理手段と、リードインエリアに記録されている識別
情報を読み取り、プログラムエリアに記録されている記
録フォーマットを判別する判別手段と、判別結果に基づ
いて、第1又は第2の信号処理手段を選択する選択手段
と、を備えたことを特徴とする。 【0007】リードインエリア及びプログラムエリアが
共に第1の記録フォーマットで記録された第1の記録媒
体と、リードインエリアが第1の記録フォーマットで記
録されプログラムエリアが第2の記録フォーマットで記
録された第2の記録媒体と、第1及び第2の記録媒体の
リードインエリアに、プログラムエリアに記録されてい
る記録フォーマットを識別するための識別情報が記録さ
れており、第1及び第2の記録媒体の双方を装着可能で
あり、第1の記録フォーマットのみを再生可能な記録媒
体再生装置であって、第1の記録フォーマットに対応し
た第1の信号処理手段と、リードインエリアに記録され
ている識別情報を読み取り、プログラムエリアに記録さ
れている記録フォーマットを判別する判別手段と、プロ
グラムエリアが第1の記録フォーマットであると判別さ
れた場合はプログラムエリアの再生に移行するように、
プログラムエリアが第2の記録フォーマットであると判
別された場合はプログラムエリアの再生動作を中止する
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本発明による情報再生装置に適用
される例えばビデオディスクの構成図である。図におい
て、ビデオディスク1はプログラムエリア1aの内周側
にリードインエリア1bを有しており、プログラムエリ
ア1aには例えばMUSE方式によるHDTV信号(以
下、単にMUSE方式と称する)が記録され、リードイ
ンエリア1bにはプログラムエリア1aに記録されるビ
デオフォーマット信号の信号形式に拘らず所定の信号形
式例えばNTSC方式のビデオフォーマット信号が記録
される。 【0009】プログラムエリア1bに記録されるビデオ
フォーマット信号は、リードインコードを含むと共に、
その空いているH(水平走査期間)にはプログラムエリ
ア1aに記録されるビデオフォーマット信号の信号形式
がMUSE方式であることを示すディスク判別コードが
多重される。 【0010】このディスク判別コードは、第2図に示す
ように、例えば24bitバイフェーズコードの信号フ
ォーマットでビデオ信号に多重され、先頭の4bitが
例えば9H(1001)の検出コードとなる。コードを
多重する位置は、ビデオフォーマット信号の例えば12
H〜15H,274H〜278Hとし、(12H,13
H,14H)、(15H,274H,275H)、(2
76H,277H,278H)の各々を1ブロックとし
て同じデータを3回記録する。従って、データとして
は、60bit(=4bit×5×3)まで多重できる
ことになる。 【0011】多重するデータの内容としては、以下のも
のが考えられる。 【0012】ビデオ信号の信号形式 例えば、HDTV方式/EDTV方式/MUSE方式/
PAL方式/SECAM方式などの種別データ。 【0013】オーディオ信号の信号形式 例えば、RF多重/ベースバンド多重等の種別を示すデ
ータ。 【0014】データ形式 例えば、ビデオフォーマット信号の情報信号部にディジ
タルデータが記録されていることを示すデータ。 【0015】タイムベースサーボ形式 例えば、パイロットによるものか、同期分離によるもの
かを示すデータ。 【0016】記録方式 例えば、FM方式等の種別を示すデータ。 【0017】ディスクの種類 例えば、CAV/CLVの種別及び線速度を示すデー
タ。 【0018】これらのデータを例えば8bit単位でコ
ード化し、第3図に示すようにしてビデオフォーマット
信号に多重する。 【0019】なお、リードインエリア1bに記録する信
号フォーマットは、NTSC方式に限定されるものでは
なく、ビデオフォーマット信号の各種信号形式等の特定
の固定フォーマットであれば良く、或いはコンパクト・
ディスクの場合のようにEFM変調したコードを記録す
ることによっても実現可能である。 【0020】また、本実施例では、ビデオディスクに適
用した場合について説明したが、ビデオテープ等の記録
媒体にも適用可能である。 【0021】次に、以上のようにして、プログラムエリ
ア1aに記録される例えばMUSE方式の信号に関する
データが、その信号方式に拘らず例えばNTSC方式の
ビデオフォーマット信号でリードインエリア1bに記録
されたビデオディスク1を再生する場合について説明す
る。 【0022】第4図は、例えばNTSC方式のビデオフ
ォーマット信号のみの再生が可能なディスクプレーヤの
一例の構成図である。図において、ビデオディスク1は
スピンドルモータ2によって回転駆動され、その記録情
報はピックアップ3によって読み取られる。ピックアッ
プ3から出力される読取RF信号は復調回路4で復調さ
れる。この復調ビデオ信号は時間軸補正回路5で時間軸
補正されて再生ビデオ信号として出力されると共に、デ
ータ検出回路6に供給される。 【0023】データ検出回路は復調ビデオ信号中の12
H〜15H,274H〜278Hに多重されたデータを
検出してシステムコントローラ7に供給する。 【0024】かかる構成にディスク再生に際し、先に説
明したMUSE方式のビデオディスクがオートローディ
ング機構11によってセットされた場合を考えるに、再
生開始時ピックアップ3が先ずリードインエリア1bに
NTSC方式のビデオフォーマット信号で記録された情
報を読み取ることにより、プログラムエリア1aに記録
されたビデオフォーマット信号に関するデータがデータ
検出回路で検出されてシステムコントローラ7に供給さ
れる。 【0025】システムコントローラ7はこのデータに基
づいて現在再生中のディスクがMUSE方式のビデオデ
ィスクであることを検知し、それ以降の再生動作を中止
し、オートローディング機構11を駆動してディスクを
イジェクトすべく制御する。このとき、異なる信号形式
のディスクがセットされたことを表示手段によってユー
ザに告知するようにしても良い。 【0026】本ディスクプレーヤにNTSC方式のビデ
オディスクがセットされた場合には、ピックアップ3は
リードインエリア1bの記録情報を読み取った後、その
ままプログラムエリア1aの読み取り動作に移行し、通
常の再生動作が行われる。 【0027】第5図は、例えばNTSC方式及びMUS
E方式の両方式のビデオフォーマット信号の再生が可能
なコンパチブルプレーヤの一例の構成図であり、図中第
4図と同等部分には同一符号が付されている。本プレー
ヤには、読取RF信号の信号処理系及びスピンドルモー
タ2のサーボ系がディスクの各方式に対応して各々2系
統設けられている。 【0028】信号処理系は、MUSE方式用の復調回路
4A及び時間軸補正回路5Aと、NTSC方式用の復調
回路4B及び時間軸補正回路5Bとの2系統からなり、
切換えスイッチ8a、8bによって選択される。スピン
ドルサーボ系は、MUSE方式用のサーボ回路9Aと、
NTSC方式用のサーボ回路9Bとの2系統からなり、
切換えスイッチ10によって選択される。切換えスイッ
チ8a,8b,10の切換えはシステムコントローラに
よって行われる。 【0029】かかる構成において、ディスク再生に際
し、MUSE方式のビデオディスクがセットされた場合
を考えるに、再生開始時NTSC方式側の信号処理系及
びスピンドルサーボ系が切換えスイッチ8a、8b,1
0によって選択されており、ピックアップ3が先ずリー
ドインエリア1bにNTSC方式のビデオフォーマット
信号で記録された情報を読み取ることにより、プログラ
ムエリア1aに記録されたビデオフォーマット信号に関
するデータがデータ検出回路6で検出されてシステムコ
ントローラ7に供給される。 【0030】システムコントローラ7はこのデータに基
づいて現在再生中のディスクがMUSE方式のビデオデ
ィスクであることを検知し、切換えスイッチ8a,8
b,10を切り換えることによってMUSE方式側の信
号処理系及びスピンドルサーボ系を選択する。そして、
プログラムエリア1aの再生動作に移行し、当該エリア
に記録されたMUSE方式の信号の再生処理が行われ
る。再生終了後、切換えスイッチ8a,8b,10をN
TSC側に切り換える。 【0031】本プレーヤにNTSC方式のビデオディス
クがセットされた場合には、リードインエリア1bの再
生終了後、切換えスイッチ8a,8b,10の切換えは
行われず、そのままプログラムエリア1aの再生動作に
移行し、通常の再生動作が行われる。 【0032】なお、上記各実施例においては、NTSC
方式を標準形式とした場合について説明したが、他の信
号形式を標準形式としても良いことは勿論である。 【0033】また、第5図の実施例では、2つの信号形
式に対応できるコンパチブルプレーヤを示したが、信号
処理系及びスピンドルサーボ系を増やすことによって3
種類以上の信号形式に対応可能なコンパチブルプレーヤ
の実現も可能である。 【0034】本発明によれば、記録媒体がプレーヤにセ
ットされたときに、記録媒体の種別をプレーヤ側で認知
でき、サーボや信号処理等の選択が自動的になされる。
また、例えば、NTSC方式で記録されたビデオディス
クのみしか再生できない再生装置にMUSE方式で記録
されたディスクが誤って装着された場合でも異常な再生
動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生装置に適用されるビデオディスク
の構成図である。 【図2】ビデオフォーマット信号及びこれに多重された
データの信号フォーマットを示す波形図である。 【図3】データの多重法の一例を示す構成図である。 【図4】特定の信号形式にのみ適用可能なディスクプレ
ーヤの一例の構成図である。 【図5】2つの信号形式に適用可能なコンパチブルプレ
ーヤの一例の構成図である。 【符号の説明】 1・・・・ビデオディスク 2・・・・スピンドルモータ 3・・・・ピックアップ 6・・・・データ検出回路 7・・・・システムコントローラ 11・・・オートローディング機構
の構成図である。 【図2】ビデオフォーマット信号及びこれに多重された
データの信号フォーマットを示す波形図である。 【図3】データの多重法の一例を示す構成図である。 【図4】特定の信号形式にのみ適用可能なディスクプレ
ーヤの一例の構成図である。 【図5】2つの信号形式に適用可能なコンパチブルプレ
ーヤの一例の構成図である。 【符号の説明】 1・・・・ビデオディスク 2・・・・スピンドルモータ 3・・・・ピックアップ 6・・・・データ検出回路 7・・・・システムコントローラ 11・・・オートローディング機構
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 5/84
G11B 20/00
H04N 5/76
H04N 5/93
H04N 9/80
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.リードインエリア及びプログラムエリアが共に第1
の記録フォーマットで記録された第1の記録媒体と、リ
ードインエリアが第1の記録フォーマットで記録されプ
ログラムエリアが第2の記録フォーマットで記録された
第2の記録媒体と、第1及び第2の記録媒体のリードイ
ンエリアに、プログラムエリアに記録されている記録フ
ォーマットを識別するための識別情報が記録されてお
り、第1及び第2の記録媒体の双方を再生可能な記録媒
体再生装置であって、 第1の記録フォーマットに対応した第1の信号処理手段
と、 第2の記録フォーマットに対応した第2の信号処理手段
と、 リードインエリアに記録されている識別情報を読み取
り、プログラムエリアに記録されている記録フォーマッ
トを判別する判別手段と、 判別結果に基づいて、第1又は第2の信号処理手段のい
ずれかを選択する選択手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。 2.リードインエリア及びプログラムエリアが共に第1
の記録フォーマットで記録された第1の記録媒体と、リ
ードインエリアが第1の記録フォーマットで記録されプ
ログラムエリアが第2の記録フォーマットで記録された
第2の記録媒体と、第1及び第2の記録媒体のリードイ
ンエリアに、プログラムエリアに記録されている記録フ
ォーマットを識別するための識別情報が記録されてお
り、第1及び第2の記録媒体の双方を装着可能であり、
第1の記録フォーマットのみを再生可能な記録媒体再生
装置であって、 第1の記録フォーマットに対応した第1の信号処理手段
と、 リードインエリアに記録されている識別情報を読み取
り、プログラムエリアに記録されている記録フォーマッ
トを判別する判別手段と、 プログラムエリアが第1の記録フォーマットであると判
別された場合はプログラムエリアの再生に移行するよう
に、プログラムエリアが第2の記録フォーマットである
と判別された場合はプログラムエリアの再生動作を中止
するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09215996A JP3090895B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 記録媒体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09215996A JP3090895B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 記録媒体再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62169368A Division JPS6412777A (en) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | Information recording system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1075418A JPH1075418A (ja) | 1998-03-17 |
JP3090895B2 true JP3090895B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16681682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09215996A Expired - Lifetime JP3090895B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 記録媒体再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090895B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013220540A (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-28 | Procolorlab:Kk | 複合アルバム |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP09215996A patent/JP3090895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013220540A (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-28 | Procolorlab:Kk | 複合アルバム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1075418A (ja) | 1998-03-17 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |