JP2637708B2 - 画像情報再生装置 - Google Patents

画像情報再生装置

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JP2637708B2
JP2637708B2 JP7097005A JP9700595A JP2637708B2 JP 2637708 B2 JP2637708 B2 JP 2637708B2 JP 7097005 A JP7097005 A JP 7097005A JP 9700595 A JP9700595 A JP 9700595A JP 2637708 B2 JP2637708 B2 JP 2637708B2
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知 野村
芳久 長井
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PAIONIA KK
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PAIONIA BIDEO KK
PAIONIA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオディスク、ディ
ジタルオーディオディスク等の記録媒体に記録された画
像情報を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映画フィルムソースの内容をビテオディ
スク等の記録媒体に記録し再生するに際して翻訳字幕ス
ーパー等の文字は、画面上に最初からスーパーインポー
ズされるのが通常である。かかる従来の方法によって得
られる文字は、ユーザの意思に関係なく常に表示される
ので、場合によっては邪魔なものとなる。また、言語別
に原盤を作成しなければならないという問題点もあっ
た。
【0003】そこで、いわゆるクローズドキャプション
方式によって文字をコード化して映画フィルムソースか
ら得られる情報を内容とするビデオフォーマット信号の
帰線期間等の画面に現われない部分に挿入し、専用デコ
ーダによって文字を再生する方法が考えられる。この方
法によれば、専用デコーダのオンオフ制御により必要に
応じて文字の表示を行なうことができる。
【0004】しかしながら、クローズドキャプション方
式においては、挿入できるデータ量が少ないので、1カ
国語の文字による字幕スーパーの表示のみしか行なうこ
とができず、国別に原盤を作成しなければならないとい
う問題点は残るのである。一方、ディジタルオーディオ
ディスクに画像情報をサブコードとして記録し再生する
方式が提案されている。サブコードは、8ビットで形成
され、このサブコードを形成するビット群は、P、Q、
R、S、T、U、V、Wの8チャンネルに分割されてい
る。画像情報をサブコードとして記録し再生する方式に
おいては、図17に示す如く画像情報に対応するデータ
は、サブコードを形成する8ビットのうちのチャンネル
R〜Wの6ビットで1シンボルが形成され、98シンボ
ルが1ブロックとして扱われる。この98シンボルのう
ちの2シンボルは同期信号として使用され、残りの96
シンボルを4等分して得られる24シンボルがデータの
最小単位[パック(Pack)]として扱われ、1つの画像
処理命令を構成している。
【0005】この24シンボルのうちの最初のシンボル
(以下、シンボル0と称す)は、モードを示す。このモ
ードを示すシンボル0に続くシンボル1は、命令の種類
を示すインストラクション(INSTRUCTION )である。イ
ンストラクションに続くシンボル2及びシンボル3は、
誤り訂正符号であるパリティQである。パリティQに続
くシンボル4からシンボル19までの各シンボルは、デ
ータフィールドを形成し、色情報等を含む。データフィ
ールドに続くシンボル20からシンボル23までの各シ
ンボルはパック内の情報を保護するための誤り訂正符号
であるパリティPである。
【0006】モードにはゼロモード、ライングラフィッ
クスモード、TVグラフィックスモード及びユーザモー
ドの4種類のモードが存在する。ゼロモードは、例えば
表示画面に何ら操作を行なわない、すなわち画像をその
ままにしておきたいときのためのモードであり、パック
内のデータは全て0である。ライングラフィックスモー
ドは、例えばプレーヤの前面に液晶ディスプレイ等を設
けて曲の説明文等を表示するためのモードであり、図1
8に示す如く横288[ピクセル(PIXEL )]×縦24
[ピクセル]の横長の画面が構成される。尚、ピクセル
とは、表示可能な最小画素をいい、横(COLUMN)方向に
おいて6ピクセルに分割されかつ縦(ROW )方向におい
て12ピクセルに分割されているフォント(FONT)と称
される画面構成単位毎に画像処理がなされるのが通常で
ある。
【0007】このライングラフィックスモードにおいて
表示可能なフォント数は、横方向においては48、縦方
向においては2であり、これをスクリーンエリヤと称し
ている。そして、スクロール機能のためにスクリーンエ
リヤの外側に上下、左右それぞれに1フォントずつ加え
て得られる横50[フォント]×縦4[フォント]の画
面上の各ピクセルに対応する番地を有するメモリによっ
て画像処理を行なうようにサブコードが形成される。
尚、スクリーンエリヤの外側のエリヤはボーダー(BORD
ER)と称される。
【0008】TVグラフィックスモードは、テレビ画面
上に画像を表示するためのモードであり、図19に示す
如く横 288[ピクセル]×縦 192[ピクセル]の画面が
構成される。このTVグラフィックスモードにおいて表
示可能なフォント数は、横方向においては48、縦方向
においては16である。また、このTVグラフィックス
モードにおいても、スクリーンエリヤの外側に上下、左
右それぞれに1フォントずつ加えて得られる横50[フ
ォント]×縦18[フォント]の画面上の各ピクセルに
対応する番地を有するメモリによって画像処理を行なう
ようにサブコードが形成される。
【0009】画像処理命令としては例えば、画面全体を
ある色でぬりつぶす命令、画面上の1フォントに2種類
の色を使用して絵を描く命令、画面全体を縦方向又は横
方向に移動させる命令等がある。尚、サブコードを形成
する8ビットのうちのチャンネルQのビットは、CDの
プログラムエリヤの始端から記録されている各情報デー
タの所定箇所までのトラック長に応じた時間情報を含
み、記録位置を示す位置データとして使用できるアドレ
スタイムデータを形成している。また、チャンネルPの
ビットは、曲間情報を含むデータを形成している。
【0010】以上の如く画像情報をサブコードとして記
録再生する方式においては1フォントの画面表示に要す
る時間は、3.3/ 1000秒程度であり、48×16文
字を表示するには約2.5秒要する。これは、約2.5
秒間ピックアップがトレースするトラックに48×16
文字分のデータが記録できることを意味し、数種類の言
語による字幕スーパーを記録するのに十分な記録容量で
あることが分かる。しかしながら、このサブコードによ
る従来の記録再生方式においては得られる文字等の画像
を画面全域を使用して表示するので、得られる文字等の
画像を映画フィルムソース等から得られる情報を内容と
するビデオフォーマット信号による画像に字幕スーパー
として重畳して同時に見ることはできなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑みてなされたものであって、文字等の副画像情報を
含むデータを他の情報と共に大量に記録できる記録媒体
に対し副画像情報をビデオフォーマット信号によって形
成される主画像の一部の領域に選択的に良好に再生する
ことができる画像情報再生装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による画像情報再
生装置は、主画像情報を担う第1の画像信号と、副画像
情報を担う第2の画像信号と、前記主画像情報による画
像と副画像情報による画像との混合比を示す混合比指定
コードと、が多重化され記録された記録媒体を演奏して
情報再生する画像情報再生装置であって、前記記録媒体
に記録された信号を読み取って得られる読取信号を出力
する信号読取手段と、前記読取信号中の前記第1の画像
信号を復調する第1の復調手段と、前記読取信号中の前
記第2の画像信号を復調する第2の復調手段と、前記読
取信号中の前記混合比指定コードを復調する第3の復調
手段と、前記第1ないし第3の復調手段の復調出力に基
づき前記混合比指定コードに応じた混合割合で前記第1
の画像信号と前記第2の画像信号とを加算する混合手段
とを有することを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の画像情報再生装置によれば、記録媒体
から得られる読取信号から第1及び第2の画像信号と混
合比指定コードとが復調され、復調された混合比指定コ
ードに応じた混合割合で、復調された第1の画像信号と
第2の画像信号とが加算される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1乃至図16
を参照して詳細に説明する。先ず、図1に示す如く従来
の方式におけるゼロモード、ライングラフィックスモー
ド、TVグラフィックスモード及びユーザモードの4種
類のモードの他にグラフィックスモード・ウィズ・モー
ションピクチャ(GRAPHICS MODE WITH MOTION PICTURE
)を指定するためにシンボル0として挿入するコード
を設定する。
【0015】グラフィックスモード・ウィズ・モーショ
ンピクチャにおける画面構成は、TVグラフィックスモ
ードと同一であり、図2に示す如き構成のロード・トラ
ンスパーレンシィ・コントロール・テーブル(LOAD TRA
NSPARENCY CONTROL TABLE )と称する命令が存在する。
このロード・トランスパーレンシィ・コントロール・テ
ーブル命令は、画面上の各ピクセルのモードを指定する
命令である。この命令によって指定されるモードとして
は、透過モード、混合モード、不透過モードの3種類の
モードが存在する。これら3種類のモードにおいて、サ
ブコードにより得られる副画像を担うビデオフォーマッ
ト信号と、このサブコードを含むコード化情報信号と共
に多重記録されている主画像を担うビデオフォーマット
信号との混合比がそれぞれ異なる値に設定される。
【0016】シンボル4からシンボル8までの各シンボ
ルのチャンネルR〜W及びシンボル9のチャンネルR、
Sの各ビットはカラー番号“0”〜カラー番号“15”
として登録されている各色がそれぞれ指定されている各
ピクセルに対するモードを指定するコードTCB−0〜
TCB−15を形成している。図3は、これらコードT
CB−0〜TCB−15のビットパターンと各モードと
の対応及び各モードにおけるサブコード画像(副画像)
と動画像(主画像)との混合比を示している。
【0017】尚、カラー番号“0”からカラー番号“1
5”までの16色は、TVグラフィックスモードにおけ
るロード・カラールックアップテーブル・カラー0〜カ
ラー15(LOAD CLUT COLOUR0 〜COLOUR15)命令によっ
て設定される。ロード・カラールックアップテーブル・
カラー0〜カラー15は、図4に示す如き構成を有し、
プリセットのカラー番号或いはフォアグラウンド/バッ
クグラウンド・カラー番号の色を示すカラー・ルックア
ップテーブルの内容を設定する命令である。全部で16
色を指定する必要があるが、色はRGB各4ビットのた
め、1色の設定に2シンボル必要であり、1パックでは
8色しか設定できない。このため、この命令は、前半8
色と後半8色をそれぞれ指定する2つの命令に分割され
ている。
【0018】前半8色すなわちカラー0〜カラー7まで
のインストラクション・コードは、“30”で後半のカラ
ー8〜カラー15までのインストラクション・コードは
“31”となっている。各カラー番号に対する色の調合
は、赤は、カラー番号に割り当てられている偶数シンボ
ルのチャンネルR〜Uの4ビットで表わされ、緑は偶数
シンボルのチャンネルR〜Uに続くチャンネルV、Wの
2ビット及び次の奇数シンボルのチャンネルR、Sの2
ビットの計4ビットで表わされ、青は、それに続くチャ
ンネルT〜Wの4ビットで表わされる。従って、各色の
グレースケールは24(=16)通り存在し、RGB3
色であるので、163(= 4096)色の調合が可能であ
る。尚、グレースケール“0000”は最も暗い状態、“11
11”は最も明るい状態に対応している。
【0019】また、TVグラフィックスモードにおける
ライト・フォント・フォアグラウンド/バックグラウン
ド(WRITE FONT FOREGROUND/BACKGROUND)命令は、図5
に示す如き構成を有し、シンボル6で定められたロウ・
アドレスとシンボル7で定められたコラム・アドレスの
位置にシンボル8からシンボル19のフォント・データ
を書き込む命令である。フォント・データが“0”のピ
クセルに対しては“カラー0(COLOR 0 )”で定められ
たカラー番号の色がバックグラウンド・カラーとして指
定される。フォント・データが“1”のピクセルに対し
ては“カラー1(COLOR 1 )”で定められたカラー番号
の色がフォアグラウンド・カラーとして指定される。ま
た、このときシンボル4及びシンボル5のチャンネルR
及びSの4ビットによってサブピクチャ・チャンネルを
指定することができる。最大16の画像チャンネルを指
定することができる。この画像チャンネルの指定によ
り、16種類の画像を記録しておいて、ディスクを使用
する側で再生時に希望する画像チャンネルを選択して再
生することができる。
【0020】上述の如く画像情報を含むサブコードが挿
入されたコード化情報信号としてのディジタルオーディ
オ信号が記録された複合ディスクを図6に示す。同図に
おいて、複合ディスク20は、画像情報を含むサブコー
ドが挿入されたディジタルオーディオ信号が記録された
内周側の第1の領域(以下、CD領域と称する)20a
と、主画像を担いFM変調されたビデオフォーマット信
号と副画像情報を含むサブコードが挿入されたディジタ
ルオーディオ信号とが周波数多重方式により重畳されて
記録された第2の領域(以下、ビデオ領域と称する)2
0bとを有している。ビデオフォーマット信号にはPC
M信号に比して高い周波数成分が含まれており、ビデオ
領域20bへの信号の記録時にはCD領域20aへの記
録時に比してディスクの回転速度を高くする必要があ
り、その結果当然のことながら、再生時にもCD領域2
0aに比してビデオ領域20bでのディスクの回転速度
を高くした状態で再生しなければならない。その回転速
度は、CD領域20aにおいては数百rpm であるのに対
し、ビデオ領域20bでは領域の最内周で2千数百rpm
、最外周で千数百rpm と、非常に高い回転速度とな
る。
【0021】CD領域20a及びビデオ領域20bの各
先頭部分にはそれぞれリードインエリアが設けられてお
り、これらリードインエリアには、各領域の記録内容に
関連する索引コード、例えば各領域を構成する各小部分
の開始や終了時間等を示す索引コードの繰返しによって
各領域に対応して構成される第1及び第2の索引コード
群が記録され、またオーディオリードインエリア(CD
領域のリードインエリア)の索引コードには、そのディ
スクが複合ディスクであるか否かを示す種別情報も含ま
れている。
【0022】以上の如き複合ディスクの記録情報を再生
するディスクプレーヤを図7に示す。図7において、デ
ィスク20はスピンドルモータ21よって回転駆動さ
れ、その記録情報は光学式ピックアップ22により読み
取られる。このピックアップ22には、レーザダイオー
ド、対物レンズ、フォトディテクタ等を含む光学系、更
にはディスク20の情報記録面に対して対物レンズをそ
の光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータ、ピッ
クアップ22から発せられるビームスポット(情報検出
点)を記録トラックに対してディスク半径方向に偏倚せ
しめるトラッキンクアクチュエータ等が内蔵されてい
る。ピックアップ22はディスク半径方向において移動
自在なスライダー23に搭載され、このスライダー23
はスライダーモータ24を駆動源とし例えばラック及び
ピニオンの組合わせからなる伝達機構25によって直線
駆動される。ピックアップ22から出力される読取RF
(高周波)信号はRFアンプ26を経てビデオフォーマ
ット信号復調処理回路30及びコード化情報信号復調処
理回路31に供給される。
【0023】ビデオフォーマット信号復調処理回路30
は、例えばRF信号を復調処理してビデオフォーマット
信号に変換する復調回路と、復調ビデオフォーマット信
号をディジタル化したのち記憶するメモリとを有し、復
調回路から出力されたビデオフォーマット信号及びメモ
リから読み出されたビデオフォーマット信号のうちの一
方をシステムコントローラ32からの切換指令によって
選択的に出力する構成となっている。このビデオフォー
マット信号復調処理回路30から出力されたビデオフォ
ーマット信号は、ビデオスイッチ33に供給される。ま
た、このビデオフォーマット信号復調処理回路30には
復調ビデオフォーマット信号から水平同期信号h、垂直
同期信号v及び制御データcを分離抽出する分離回路が
設けられており、分離されたこれら水平及び垂直同期信
号h、v並びに制御データcはシステムコントローラ3
2等の各部に供給される。
【0024】一方、コード化情報信号復調処理回路31
には、複合ディスクの再生時において再生する領域(C
D領域とビデオ領域)に応じて切り替わる選択スイッチ
35が設けられており、このスイッチ35はCD領域の
再生時にはa側に、ビデオ領域の再生時にはb側にあ
り、その切換えはシステムコントローラ32から発せら
れる切替指令に応じて行なわれる。複合ディスクの場
合、CD領域とビデオ領域とでディスクの回転速度が極
端に異なり、またPCMオーディオ信号は例えばEFM
(Eight to Fourteen Modulation) 信号であり、ビデオ
領域においては、記録時にディジタル信号をそのままF
M変調処理されたビデオ信号に重畳したのでは、EFM
信号がFMビデオ信号の低域成分に悪影響を及ぼすこと
になるので、変調度は同等であるがEFM信号がビデオ
キャリアに対して数十 dB程度信号レベルが抑えられた
状態で記録されている。従って、同じEFM信号でもC
D領域再生時とビデオ領域再生時とで周波数特性及び振
幅が異なることになるので、CD領域とビデオ領域とで
再生EFM信号の信号処理系を切り替えることによっ
て、復調系の共用化を図っているのである。
【0025】すなわち、CD領域の再生時には、再生R
F信号はEFM信号であり、このEFM信号は所定のイ
コライジング特性を有するイコライザ回路36で周波数
特性が補償され、更にアンプ37で所定のゲインで増幅
される。一方、ビデオ領域の再生の場合には、再生RF
信号中にFMビデオ信号と共に含まれたEFM信号のみ
が、LPF等からなるEFM抽出回路38で抽出され、
イコライザ回路36とは異なるイコライジグ特性を有す
るイコライザ回路39で周波数特性が補償され、更にア
ンプ37よりも大なるゲインを有するアンプ40で増幅
されることによって、CD領域再生時と同等の周波数特
性及び振幅のEFM信号として出力されるのである。
【0026】なお、コンパクト・ディスクの再生時に
は、選択スイッチ35は常時a側を選択した状態にあ
る。選択スイッチ35で選択された再生EFM信号はE
FM復調回路42に供給される。EFM復調回路42
は、再生EFM信号を復調処理してPCMデータすなわ
ち例えば時分割多重された左右両チャンネルのオーディ
オ情報を含むディジタルデータ及びサブコードを得る構
成となっている。このEFM復調回路42から出力され
たオーディオ情報を含むディジタルデータは、ディイン
タリーブ・補間回路43に供給される。ディインタリー
ブ・補間回路43は、RAM44と協働して記録時にな
されたインタリーブにより順番が並び換えられたディジ
タルデータを元に戻すと共に誤り訂正回路45に送出
し、誤り訂正回路45から訂正不能信号が出力されたと
き誤り訂正回路45の出力データ中の誤りデータを平均
値補間法等によって補間するように構成されている。誤
り訂正回路45は、CIRC(Cross Interleave Reed
Solomon Code)によって誤り訂正を行なってディジタル
データをディインタリーブ・誤り補正回路43に供給す
ると共に訂正不能の場合には訂正不能信号を同時にディ
インタリーブ・誤り補正回路43に供給するように構成
されている。
【0027】ディインタリーブ・補間回路43の出力デ
ータは、D/A(ディジタル・アナログ)変換回路46
に供給される。D/A変換回路46は、時分割多重され
た左及び右チャンネルのオーディオ情報を含むディジタ
ルデータを互いに分離させるデマルチプレクサを有して
おり、左右両チャンネルのオーディオ信号が再生され
る。左右両チャンネルの再生オーディオ信号は、LPF
(ローパスフィルタ)47及び48によって不要成分が
除去されたのちアンプ49及び50を介してオーディオ
出力端子OUT1,OUT2に供給される。
【0028】一方、EFM復調回路42から出力された
サブコードのうちチャンネルP及びQの2ビットは、シ
ステムコントローラ32に供給され、チャンネルR〜W
の6ビットは、ディインタリーブ・誤り訂正回路52に
供給される。ディインタリーブ・誤り訂正回路52にお
いて、チャンネルR〜Wの6ビットのディインタリーブ
並びにパリティQ及びPによる誤り訂正がなされる。デ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データは、モ
ード/インストラクション・デコーダ53に供給され
る。モード/インストラクション・デコーダ53は、各
パックのシンボル0のチャンネルR〜Tの3ビットによ
って表わされるモード及びチャンネルU〜Wの3ビット
によって表わされるアイテムによって指定されたモード
及び各パックのシンボル1のチャンネルR〜Wの6ビッ
トによって表わされるインストラクションをデコード
し、モード及びインストラクションを示す信号を各部に
供給する構成となっている。
【0029】また、ディインタリーブ・誤り訂正回路5
2の出力データは、画像メモリ装置55に供給される。
画像メモリ装置55は、横50フォント×縦18フォン
トの画面上の全ピクセルにそれぞれ対応する番地を有し
かつ各番地には4ビットのデータが格納し得る16個の
RAM56a〜56pと、モード/インストラクション
・デコーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によ
ってディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データ
中の各画像チャンネルの各ピクセルのカラー番号を示す
データを検知してRAM56a〜56pの対応する番地
に書き込み、水平及び垂直同期信号h、vによってRA
M56a〜56pのうちの操作部60のキー操作に応じ
たデータdによって指定された画像チャンネルに対応す
る1つの記憶内容を所定の順序で順次読み出すメモリ制
御回路57とからなっている。
【0030】この画像メモリ装置55から出力されたデ
ータは、カラー・ルック・アップ・テーブル(以下、C
LUTと称す)58に供給される。CLUT58は、モ
ード/インストラクション・デコーダ53の出力の示す
モード及び命令の種類によってディインタリーブ・誤り
訂正回路52の出力データのうちのロード・CLUT・
カラー0〜カラー7命令及びロード・CLUT・カラー
8〜カラー15命令を検知して各カラー番号に対応する
色データを保持し、保持した色データの中から画像メモ
リ装置55から読み出されるデータによって示されるカ
ラー番号の色データを選択して出力する構成となってい
る。
【0031】このCLUT58の出力データは、R、
G、Bの各色信号のレベルをそれぞれ4ビットで表わす
3つのデータからなっている。CLUT58から出力さ
れたR、G、Bの各色信号のレベルをそれぞれ表わす3
つのデータは、D/A変換回路61、62、63に供給
されてアナログ信号に変換される。これらD/A変換回
路61〜63の出力は、アナログビデオ変換回路65に
供給される。アナログビデオ変換回路65は、例えばD
/A変換回路61〜63の出力によって輝度信号及び2
つの色差信号を得、2つの色差信号によって互いに90
°の位相差を有する2つのカラーサブキャリヤを平行変
調して得た信号を加え合せて搬送色信号とし、この搬送
色信号を輝度信号に加算合成すると共に同期信号を付加
してNTSC方式のビデオ信号を形成する構成となって
いる。このアナログビデオ変換回路65によってD/A
変換回路61〜63の出力がビデオ信号に変換されて送
出される。
【0032】また、ディインタリーブ・誤り訂正回路5
2の出力データは、トランスパーレンシィ・コントロー
ル・テーブル(以下、TCTと称す)66にも供給され
る。TCT66は、モード/インストラクション・デコ
ーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によってデ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データのうち
のロードTCT命令を検知して各カラー番号に対応する
トランスパーレンシィ・コントロール・ビットTCB−
0〜TCB−15を保持し、保持したTCB−0〜TC
B−15のうちの画像メモリ装置55から読み出される
データによって示されるカラー番号に対応する1つを選
択して出力する構成となっている。
【0033】このTCT66の出力は、ビデオスイッチ
33に制御信号として供給される。ビデオスイッチ33
には、TCT66の出力の他、サブコードから得られか
つアナログビデオ変換回路65から出力されたビデオフ
ォーマット信号及びビデオフォーマット信号復調処理回
路30から出力されたビデオフォーマット信号が供給さ
れる。
【0034】ビデオスイッチ33において、サブコード
から得られたビデオフォーマット信号は切換スイッチ6
8の固定接点xに直接供給されると同時に抵抗R1を介
して固定接点yに供給される。切換スイッチ68の固定
接点zは、開放端となっている。切換スイッチ68は、
TCT66から出力された制御信号によって可動接点u
を固定接点x、y、zのうちの1つに接触させて固定接
点x、y、zのうちの1つに供給された信号を選択的に
出力する構成となっている。また、ビデオフォーマット
信号復調処理回路30から出力されたビデオフォーマッ
ト信号は切換スイッチ69の固定接点zに直接供給され
ると同時に抵抗R2を介して固定接点yに供給される。
切換スイッチ69の固定接点xは、開放端となってい
る。切換スイッチ69は、切換スイッチ68と同様に制
御信号によって可動接点uを固定接点x、y、zのうち
の1つに接触させる構成となっている。これら切換スイ
ッチ68及び69の可動接点uは互いに接続されてい
る。これら可動接点uの共通接続点Jと接地間には抵抗
3が接続されている。この共通接続点Jにはサブコー
ドから得られたビデオ信号とビデオフォーマット信号復
調処理回路30から出力されたビデオフォーマット信号
とを混合した信号が導出される。切換スイッチ68、6
9の可動接点uが固定接点xと接触するとサブコードか
ら得られたビデオフォーマット信号の復調処理回路30
の出力ビデオフォーマット信号に対する混合比は100
%となり、可動接点uが固定接点zと接触すると該混合
比は0%となる。また、可動接点uが固定接点yに接触
すると該混合比がM(Mは20〜80%)となるように
抵抗R1、R2の値が設定されている。共通接続点Jに導
出された信号はビデオ出力端子OUT3に供給される。
【0035】ピックアップ22のディスク半径方向にお
ける移動路近傍には、ピックアップ22から発せられる
ビームスポットが複合ディスクにおけるCD領域とビデ
オ領域との境界近傍に対応する位置に到来したことを検
出して検出信号を発生する位置検出器70が設けられて
いる。この検出信号の発生によってビームスポットがビ
デオ領域に到達したことを検知できるのである。位置検
出器70としては、光学センサ等周知の構成のものを用
い得る。位置検出器70から出力される検出信号はシス
テムコントローラ32に供給される。
【0036】システムコントローラ32は、プロセッ
サ、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM等から
なるマイクロコンピュータにより構成されている。この
システムコントローラ32には、水平同期信号h、垂直
同期信号v及び制御データc、EFM復調回路42から
出力されるサブコード中のチャンネルP、Qの各ビッ
ト、操作部60から再生するディスクがコンパクト・デ
ィスクか複合ディスクかを示すディスク指定情報、複合
ディスクの再生時の再生領域がCD領域のみか、ビデオ
領域のみか、或は両領域かを示すモード指定情報等が供
給される。このシステムコントローラ32において、プ
ロセッサはROMに予め格納されているプログラムに従
って入力される信号を処理し、ビデオフォーマット信号
復調処理回路30の各部、選択スイッチ35,スピンド
ルモータ21を駆動する駆動回路(図示せず)、スライ
ダーモータ24を駆動する駆動回路71、表示部72等
の各部の制御をなす。
【0037】第8図は、ビデオフォーマット信号復調処
理回路30の具体回路例を示すブロック図であり、RF
アンプ26からのRF信号は復調回路75でビデオ信号
に復調され、しかる後時間軸補正回路76及び分離回路
77に供給される。分離回路77ではビデオフォーマッ
ト信号に含まれる水平同期信号h、垂直同期信号v及び
制御データcが分離抽出される。時間軸補正回路76
は、例えば、CCD(Charge CoupledDevice) 等の可変
遅延素子からなり、当該素子の遅延量を時間軸制御回路
78からの制御信号に応じて変化させることによって時
間軸補正を行なう構成となっている。時間軸制御回路7
8は、分離回路77で分離抽出された例えば水平同期信
号hに同期して発振する水晶発振器(VCXO)79の
発振出力及びその分周出力と、時間軸補正回路76を経
たビデオ信号中の水平同期信号及びカラーバースト信号
との位相差に応じた制御信号を出力する構成となってお
り、その具体的な構成に関しては特開昭56−1021
82号公報等に示されている。
【0038】時間軸補正されたビデオ信号は選択スイッ
チ80の一入力となると共に、LPF(ローパスフィル
タ)81を介してA/D(アナログ/ディジタル)変換
器82に供給される。A/D変換器82においては、所
定周期でビデオ信号のサンプリングがなされ、得られた
サンプル値がディジタルデータに順次変換される。この
A/D変換器82の出力データはRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)等からなるビデオメモリ83に供給さ
れる。ビデオメモリ83としては、少なくとも1フィー
ルド分のビデオ情報を記憶し得る記憶容量を有するもの
が用いられる。このビデオメモリ83のアドレス制御及
びモード制御はメモリ制御回路84によって行なわれ
る。メモリ制御回路84は、基準クロック発生回路85
からのクロックによってビデオメモリ83の各番地に書
き込まれているデータを順次読み出しかつシステムコン
トローラ32から出力されるライトイネーブル信号wに
応答してビデオメモリ83の各番地の内容の書き換えを
行なうべく制御する構成となっている。ビデオメモリ8
3から読み出されたデータは、D/A(ディジタル/ア
ナログ)変換器86でアナログ信号に変換され、LPF
87を介して選択スイッチ80の他入力となる。選択ス
イッチ80は、通常a側にあって時間軸補正回路76か
ら直接供給されるビデオフォーマット信号を選択的に出
力し、システムコントローラ32からの切換指令に応答
してb側に切り替わることによりビデオメモリ83を経
たビデオフォーマット信号を選択的に出力する。
【0039】以上の構成におけるシステムコントローラ
32におけるプロセッサの動作を図9のフローチャート
を参照して説明する。複合ディスクはすでに再生位置に
セットされているものとし、この状態において、操作部
60からスタート指令が発せられると、プロセッサはモ
ータ駆動回路71に駆動指令を送出してスライダーモー
タ24を駆動することによってピックアップ22をディ
スク最内周位置へ移動させる(ステップS1)。ピック
アップ22が最内周位置に到達したことが図示せぬ検知
スイッチで検知されると、プロセッサはピックアップ2
2のフォーカシングを行なった後、ディスク最内周のオ
ーディオリードインエリアに記録されている索引コード
情報の読取りを行ない(ステップS2)、続いてこの読
取り情報に基づいてセットされているディスクが複合デ
ィスクであるか否かの判定を行なう(ステップS3)。
コンパクト・デイスクである場合には、そのままCDプ
レイモード(ステップS4)に移行し、特にプログラム
選曲等の指令が無い限りそのまま再生動作を続ける。
尚、CDプレイモードでの再生動作に関しては良く知ら
れているので、ここでは説明を省略する。
【0040】ステップS3で複合ディスクであると判定
された場合には、プロセッサは、直ちにスピンドルモー
タ21をビデオ領域における最大規定回転速度に向けて
加速し(ステップS5)、同時にスライダーモータ24
を高速回転駆動してピックアップ22をディスク外周方
向に高速にて移動せしめる(ステップS6)。しかる
後、位置検出器70からの検出信号によりピックアップ
22がビデオ領域に到達したことが検知されると(ステ
ップS7)、プロセッサはビデオ領域の再生動作を開始
する(ステップS8)。このビデオ領域の再生中におい
ては、プロセッサはディスクから得られた少なくとも1
フィールド分(又は1フレーム分)の所定のビデオ情報
をビデオメモリ83に書き込むべく制御する。この書き
込むべきビデオ情報は、ビデオ領域の最初の情報であっ
てもよく、また例えば操作部60のキー操作によるアド
レス指定によって予め指定しておくこともできる。
【0041】ステップS9においてビデオ領域の再生が
終了したことが検知されると、プロセッサはスピンドル
モータ21をCD領域における最大規定回転速度に向け
て減速し(ステップS10)、同時にスライダーモータ
24を高速回転駆動してピックアップ22をディスク最
内周位置へ高速移動せしめる(ステップS11)。前述
の図示せぬ検知スイッチの検知出力によってピックアッ
プ22がディスク最内周位置に到達したことが検知され
ると(ステップS12)、プロセッサはCD領域の再生
動作を開始する(ステップS13)。それと同時に、プ
ロセッサはビデオフォーマット信号復調処理回路30に
おける選択スイッチ80をb側に切り替え、ビデオ領域
再生時にビデオメモリ83に書き込んでおいたビデオ情
報を選択してビデオ出力とし、CD領域の再生期間にお
いて静止画の再生を行なう。オーディオリードアウトの
情報の読み取りによりCD領域の再生が終了したことが
検知されると(ステップS14)、特に操作指令がない
場合には、プロセッサはスライダーモータ24を駆動し
てピックアップ22をホームポジションに移動させ(ス
テップS15)、更にローディング機構(図示せず)に
よってディスクをイジェクトし、一連の再生動作を終了
する。
【0042】以上の動作におけるステップS1〜S9に
よって複合ディスクのビデオ領域の記録情報の再生がな
されたのちステップS10〜S14によってCD領域の
記録情報の再生がなされる。今、ビデオ領域の再生中に
モード/インストラクション・デコーダ53によってロ
ード・CLUT・カラー0〜カラー7命令及びロード・
CLUT・カラー8〜カラー15命令がデコードされる
と、CLUT58には4096色のうちの指定された16色
の色データが保持される。
【0043】こののち、ライト・フォント・フォアグラ
ウンド/バックグラウンド命令等がデコードされること
により、画像メモリ装置55におけるRAM56a〜5
6pに16チャンネルの画像データが格納される。操作
部60のキー操作に応じたデータによって16チャンネ
ルの画像データのうちの1つが指定されると、指定され
たチャンネルの画像データが画像メモリ装置55から順
次出力されてCLUT58に供給される。そうすると、
画像データによって示されるカラー番号の色データがC
LUT58から出力される。この色データに基づくビデ
オフォーマット信号がアナログビデオ変換回路65から
出力されてビデオスイッチ33に供給される。
【0044】ここで、ロードTCT命令がデコードされ
ると、TCT66に各カラー番号に対応するトランスパ
ーレンシィ・コントロール・ビットTCB−0〜TCB
−15が保持される。そして、保持されたTCB−0〜
TCB−15のうちの画像メモリ装置55から読み出さ
れるデータによって示されるカラー番号に対応する1つ
が選択的にTCT66から出力され、このTCT66の
出力によってビデオスイッチ33における混合比が指定
される。そうすると、アナログビデオ変換回路65から
出力されるビデオフォーマット信号とビデオフォーマッ
ト信号復調処理回路30から出力されるビデオフォーマ
ット信号との混合比がピクセル単位で制御される。この
結果、例えば図10に示す如くビデオフォーマット信号
復調処理回路30から出力されるビデオフォーマット信
号による画像Aの領域D外の各ピクセルに対応する部分
の混合比を 100%、領域D内の各ピクセルに対応する部
分の混合比を0%に設定し、アナログビデオ変換回路6
5から出力されるビデオフォーマット信号による画像B
の領域D外の各ピクセルに対応する部分の混合比を0
%、領域D内の各ピクセルに対応する部分の混合比を 1
00%に設定して画像Aの領域D外の部分と画像Bの領域
D内の部分とを合成して得られる画像Cを形成すること
ができる。従って、図11(A)乃至同図(C)に示す
如くビデオ領域に記録されたビデオフォーマット信号に
より得られる動画にサブコードによって字幕、楽譜、場
面の説明文等を挿入することができることとなる。
【0045】また、画像チャンネルの各々に各国語によ
る文字に応じたデータを挿入することにより、単一のデ
ィスクに複数の国の言語による字幕スーパーを記録し、
操作部60のキー操作によって所望の国の言語による字
幕スーパーを選択的に表示することができることとな
り、国別に原盤を作成する必要がなくなるのである。図
12は、本発明の他の実施例を示す図であり、本例にお
いては従来の方式におけるゼロモード、ライングラフィ
ックスモード、TVグラフィックスモード、及びユーザ
モードの4種類のモードの他にエクステンディド・ライ
ングラフィックスモード及びエクステンディド・TVグ
ラフィックスモードを指定するためにシンボル0として
挿入するコードを設定している。エクステンディド・ラ
イングラフィックスモードにおける画面構成は、ライン
グラフィックスモードと同一であり、図13に示す如き
構成のセットTCW(SET TRANSPARENT CONTROL WORD)
と称する命令及び図14に示す如きライト・フォントと
称する命令が存在する。セットTCW命令は、シンボル
4及びシンボル5のチャンネルT〜Wの計8ビットによ
って表わされるTCWの各ビットb0〜b7がライングラ
フィックスモードにおける8色を示す各カラー番号にそ
れぞれ対応し、各ビットb0〜b7の値によって対応する
カラー番号が指定されたピクセルにおける混合比を0
%、 100%のうちのいずれかの値に設定する命令であ
る。また、ライト・フォント命令は、ライングラフィッ
クスモードにおけるライト・フォント命令と同様に画像
メモリ上の指定した位置にフォントデータを書き込むと
同時にシンボル4及び5のチャンネルU〜Wの3ビット
によってそれぞれ表された2つのカラー番号が指定され
た各ピクセルにおける混合比をシンボル4及び5のチャ
ンネルTのビットT0、T1の各々の値によって0%、 1
00%のうちのいずれかの値に設定する命令である。
【0046】エクステンディド・TVグラフィックスモ
ードにおける画面構成は、TVグラフィックスモードと
同一であり、図15に示す如きセットTCWと称する命
令及び図16に示す如きプリセット・メモリと称する命
令が存在する。エクステンディド・TVグラフィックス
モードにおけるセットTCW命令は、シンボル4〜シン
ボル7のチャンネルT〜Wの計16ビットによって表わ
されるTCWの各ビットb0〜b15がTVグラフィック
スモードにおける16色を示す各カラー番号にそれぞれ
対応し、各ビットb0〜b15の値によって対応するカラ
ー番号が指定されたピクセルにおける混合比を0%、 1
00%のうちのいずれかの値に設定する命令である。ま
た、プリセット・メモリ命令は、シンボル4のチャンネ
ルT〜Wの4ビットによって表されるカラー番号の色に
設定されたピクセルにおける混合比をシンボル4のチャ
ンネルRのビットTの値によって0%及び 100%のうち
のいずれかの値に設定する命令である。
【0047】以上の如き記録フォーマットによってサブ
コードとして記録された画像情報は、図7の装置におけ
るTCT66をセットTCW命令、ライト・フォント命
令、プリセット・メモリ命令によって混合比を示すデー
タを各カラー番号に対応させて保持する構成にすること
により処理することができる。尚、上記実施例において
は画像情報を担うサブコードが記録される記録媒体はC
DVと称される複合ディスクであるとしたが、画像情報
を担うサブコードが記録される記録媒体としてはLDD
と称されるディスクすなわちFM変調されたビデオフォ
ーマット信号及びオーディオ信号並びにディジタルオー
ディオ信号が周波数多重方式により多重記録されるディ
スク等の他の記録媒体を用いることもできる。
【0048】また、上記実施例においてはビデオフォー
マット信号により形成される2次元画面上の各位置にお
ける混合比を表す命令コードのビット数は1又は2であ
るとしたが、当該命令コードのビット数は1パック内の
データフィールドのビット数を越えない範囲であればど
のような値であってもよい。また、上記実施例において
はグラフィックスモード・ウィズ・モーションピクチ
ャ、エクステンディド・ライングラフィックスモード、
エクステンディド・TVグラフィックスモード等のモー
ドを新たに設け、この新たなモードにおいてのみ各ピク
セルにおける混合比を指定する命令が存在するとした
が、新たなモードを設けずに各ピクセルにおける混合比
を指定する命令を例えばTVグラフィックスモードに追
加するようにしてもよい。このTVグラフィックスモー
ドに追加する命令としては図2に示す如き構成の命令、
或いは、図15に示す構成の命令と同様にシンボル4〜
シンボル7のチャンネルT〜Wの計16ビットによって
各ピクセルにおけるモードを透過モード及び不透過モー
ドのうちのいずれかに設定できると共にシンボル8〜シ
ンボル11のチャンネルT〜Wの計16ビットによって
各ピクセルにおけるモードを混合モードに設定できるよ
うにした命令が考えられる。尚、後者の命令の場合、シ
ンボル4〜シンボル7におけるビットのうちの“1”の
ビットに対応するシンボル8〜シンボル11におけるビ
ットのみが有効となるようにするとよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の画像情報再
生装置によれば、記録媒体から得られる読取信号から第
1及び第2の画像信号と混合比指定コードとが復調さ
れ、復調された混合比指定コードに応じた混合割合で、
復調された第1の画像信号と第2の画像信号とが加算さ
れるので、文字等の副画像情報を含むデータを他の情報
と共に大量に記録できる記録媒体に対し副画像情報をビ
デオフォーマット信号によって形成される主画像の一部
の領域に選択的に良好に再生することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における記録モードの種類を示す図。
【図2】ロード・トランスパーレンシィ・コントロール
・テーブル命令の構成を示す図。
【図3】TCBのビットパターンと混合比との対応を示
す図。
【図4】ロード・カラールックアップテーブル・カラー
0〜カラー7命令を示す図。
【図5】ライト・フォント・フォアグラウンド/バック
グラウンド命令の構成を示す図。
【図6】複合ディスクの記録領域を示す図。
【図7】本発明による一実施例の画像情報再生装置を示
すブロック図。
【図8】図7の装置におけるビデオフォーマット信号復
調処理回路30の具体構成例を示すブロック図。
【図9】図7の装置のシステムコントローラ32におけ
るプロセッサの動作を示すフローチャート。
【図10】図7の装置によって得られる画像の一例を示
す図。
【図11】図7の装置によって得られる画像の他の例を
示す図。
【図12】本発明の他の実施例における記録モードの種
類を示す図。
【図13】セットTCW命令の構成を示す図。
【図14】ライト・フォント命令の構成を示す図。
【図15】セットTCW命令の構成を示す図。
【図16】プリセット・メモリ命令の構成を示す図。
【図17】サブコードの記録フォーマットを示す図。
【図18】ライングラフィックスモードにおける画面構
成を示す図。
【図19】TVグラフィックスモードにおける画面構成
を示す図。
【主要部分の符号の説明】
20 ディスク 22 ピックアップ 26 RFアンプ 30 ビデオフォーマット信号復調処理回路 31 コード化情報信号復調処理回路 32 システムコントローラ 33 ビデオスイッチ 42 EFM復調回路 53 モード/インストラクション・デコーダ 55 画像メモリ装置 58 カラー・ルック・アップ・テーブル 66 トランスパーレンシィ・コントロール・テーブル 68,69 切換スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主画像情報を担う第1の画像信号と、副
    画像情報を担う第2の画像信号と、前記主画像情報によ
    る画像と副画像情報による画像との混合比を示す混合比
    指定コードと、が多重化され記録された記録媒体を演奏
    して情報再生する画像情報再生装置であって、 前記記録媒体に記録された信号を読み取って得られる読
    取信号を出力する信号読取手段と、前記読取信号中の前
    記第1の画像信号を復調する第1の復調手段と、前記読
    取信号中の前記第2の画像信号を復調する第2の復調手
    段と、前記読取信号中の前記混合比指定コードを復調す
    る第3の復調手段と、前記第1ないし第3の復調手段の
    復調出力に基づき前記混合比指定コードに応じた混合割
    合で前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを加算
    する混合手段とを有することを特徴とする画像情報再生
    装置。
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