JP2735557B2 - 画像情報の再生方法 - Google Patents

画像情報の再生方法

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JP2735557B2
JP2735557B2 JP63046604A JP4660488A JP2735557B2 JP 2735557 B2 JP2735557 B2 JP 2735557B2 JP 63046604 A JP63046604 A JP 63046604A JP 4660488 A JP4660488 A JP 4660488A JP 2735557 B2 JP2735557 B2 JP 2735557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビデオディスク、ディジタルオーディオデ
ィスク等の記録媒体に画像情報を記録し再生する方法及
び記録媒体に関する。
背景技術 映画フィルムソースの内容をビデオディスク等の記憶
媒体に記録し再生するに際して翻訳字幕スーパー等の文
字は、画面上に最初からスーパーインポーズされるのが
通常である。かかる従来の方法によって得られる文字
は、ユーザの意思に関係なく常に表示されるので、場合
によっては邪魔なものとなる。また、言語別に原盤を作
成しなければならないという問題点もあった。
そこで、いわゆるクローズドキャプション方式によっ
て文字をコード化して映画フィルムソースから得られる
情報を内容とするビデオフォーマット信号の帰線期間等
の画面に現われない部分に挿入し、専用デコーダによっ
て文字を再生する方法が考えられる。この方法によれ
ば、専用デコーダのオンオフ制御により必要に応じて文
字の表示を行なうことができる。
しかしながら、クローズドキャプション方式において
は、挿入できるデータ量が少ないので、1カ国語の文字
による字幕スーパーの表示のみしか行なうことができ
ず、国別に原盤を作成しなければならないという問題点
は残るのである。
一方、ディジタルオーディオディスクに画像情報をサ
ブコードとして記録し再生する方式が提案されている。
サブコードは、8ビットで形成され、このサブコードを
形成するビット群は、P、Q、R、S、T、U、V、W
の8チャンネルに分割されている。画像情報をサブコー
ドとして記録し再生する方式においては、第16図に示す
如く画像情報に対応するデータは、サブコードを形成す
る8ビットのうちのチャンネルR〜Wの6ビットで1シ
ンボルが形成され、98シンボルが1ブロックとして扱わ
れる。この98シンボルのうちの2シンボルは同期信号と
して使用され、残りの96シンボルを4等分して得られる
24シンボルがデータの最小単位[パック(Pack)]とし
て扱われ、1つの画像処理命令を構成している。
この24シンボルのうちの最初のシンボル(以下、シン
ボル0と称す)は、モードを示す。このモードを示すシ
ンボル0に続くシンボル1は、命令の種類を示すインス
トラクション(INSTRUCTION)である。インストラクシ
ョンに続くシンボル2及びシンボル3は、誤り訂正符号
であるパリティQである。パリティQに続くシンボル4
からシンボル19までの各シンボルは、データフィールド
を形成し、色情報等を含む。データフィールドに続くシ
ンボル20からシボル23までの各シンボルはパック内の情
報を保護するための誤り訂正符号であるパリティPであ
る。
モードにはゼロモード、ライングラフィックスモー
ド、TVグラフィックスモード及びユーザモードの4種類
のモードが存在する。ゼロモードは、例えば表示画面に
何ら操作を行なわない、すなわち画像をそのままにして
おきたいときのためのモードであり、パック内のデータ
は全て0である。
ライングラフィックスモードは、例えばプレーヤの前
面に液晶ディスプレイ等を設けて曲の説明分等を表示す
るためのモードであり、第17図に示す如く横288[ピク
セル(PIXEL)]×縦24[ピクセル]の横長の画面が構
成される。尚、ピクセルとは、表示可能な最小画素をい
い、横(COLUMN)方向において6ピクセルに分割されか
つ縦(ROW)方向において12ピクセルに分割されている
フォント(FONT)と称される画面構成単位毎に画像処理
がなされるのが通常である。
このライングラフィックスモードにおいて表示可能な
フォント数は、横方向においては48、縦方向においては
2であり、これをスクリーンエリヤと称している。そし
て、スクロール機能のためにスクリーンエリヤの外側に
上下、左右それぞれに1フォントずつ加えて得られる横
50[フォント]×縦4[フォント]の画面上の各ピクセ
ルに対応する番地を有するメモリによって画像処理を行
なうようにサブコードが形成される。尚、スクリーンエ
リヤの外側のエリヤはボーダー(BORDER)と称される。
TVグラフィックスモードは、テレビ画面上に画像を表
示するためのモードであり、第18図に示す如く横288
[ピクセル]×縦192[ピクセル]の画面が構成され
る。このTVグラフィックスモードにおいて表示可能なフ
ォント数は、横方向においては48、縦方向においては16
である。また、このTVグラフィックスモードにおいて
も、スクリーンエリヤの外側に上下、左右それぞれに1
フォントずつ加えて得られる横50[フォント]×縦18
[フォント]の画面上の各ピクセルに対応する番地を有
するメモリによって画像処理を行なうようにサブコード
が形成される。
画像処理命令としては例えば、画面全体をある色でぬ
りつぶす命令、画面上の1フォントに2種類の色を使用
して絵を描く命令、画面全体を縦方向又は横方向に移動
させる命令等がある。
尚、サブコードを形成する8ビットのうちのチャンネ
ルQのビットは、CDのプログラムエリヤの始端から記録
されている各情報データの所定箇所までのトラック長に
応じた時間情報を含み、記録位置を示す位置データとし
て使用できるアドレスタイムデータを形成している。ま
た、チャンネルPのビットは、曲間情報を含むデータを
形成している。
以上の如く画像情報をサブコードとして記録再生する
方式においては1フォントの画面表示に要する時間は、
3.3/1000秒程度であり、48×16文字を表示するには約2.
5秒要する。これは、約2.5秒間ピックアップがトレース
するトラックに48×16文字分のデータが記録できること
を意味し、数種類の言語による字幕スーパーを記録する
のに十分な記録容量であることが分る。しかしながら、
このサブコードによる従来の記録再生方式においては得
られる文字等の画像を画面全域を使用して表示するの
で、得られる文字等の画像を映画フィルムソース等から
得られる情報を内容とするビデオフォーマット信号によ
る画像に字幕スーパーとして重畳して同時に見ることは
できなかった。
発明の概要 本発明は、上述した如き点に鑑みて為されたものであ
り、文字情報等の所望の副画像情報をビデオフォーマッ
ト信号によって形成される主画像中の所望の領域中に重
畳して表示させることが可能な画像情報の再生方法を提
供することを目的とする。
本発明による画像情報の再生方法は、主画像を担う主
画像情報と、複数の副画像各々を担う複数の副画像情報
と、前記主画像により形成される2次元画面上で前記副
画像が重畳されるべき領域を指定する重畳領域指定情報
とが多重化記録されている記録媒体から記録情報の再生
を行う画像情報の再生方法であって、前記記録媒体から
前記主画像情報、複数の前記副画像情報及び前記重畳領
域指定情報各々を読み取り、前記副画像情報各々の内か
ら1つの副画像情報を選択し、この選択した副画像情報
を前記主画像情報中における前記重畳領域指定情報にて
示される領域に重畳した再生映像信号を生成する。
実 施 例 以下、本発明の実施例につき第1図〜第11図を参照し
つつ説明する。
先ず、第1図に示す如く従来の方式におけるゼロモー
ド、ライングラフィックスモード、TVグラフィックスモ
ード及びユーザモードの4種類のモードの他にエクステ
ンディド・ライングラフィックスモード及びエクステン
ディド・TVグラフィックスモードを指定するためにシン
ボル0として挿入するコードを設定する。
エクステンディド・ライングラフィックスモードにお
ける画面構成は、ライングラフィックスモードと同一で
あり、第2図に示す如き構成のセット・ウィンドウ(SE
T WINDOW)と称する命令が存在する。このライン・グラ
フィック・モードにおけるセット・ウィンドウ命令は、
シンボル4のチャンネルT〜Wの4ビットによって指定
された画面上の位置に“ウィンドウ”と称する四角形の
領域を設定する命令である。ライングラフィックモード
においてはスクリーン・エリヤが縦(ロウ)方向に2フ
ォント分しかないため、スクリーン・エリヤ全域がウィ
ンドウとして設定され、第3図に斜線で示す如くウィン
ドウのCRTディスプレイ画面上の垂直方向における位置
のみが指定される。また、シンボル4を形成するチャン
ネルR及びSの2ビットによって混合比が指定される
が、この混合比については後述する。
エクステンディド・TVグラフィックスモードにおける
画面構成は、TVグラフィックスモードと同一であり、第
4図に示す如き構成のセット・ウィンドウと称する命
令、TVグラフィックスモードにおけるプリセット・メモ
リ(PRESET MEMORY)と称する命令を変形した第5図に
示す如き構成の命令及びプリセット・ボーダー(PRESET
BORDER)と称する命令を変形した第6図に示す如き構
成の命令が存在する。
エクステンディド・TVグラフィックスモードにおける
セット・ウィンドウ命令は、シンボル6及びシンボル7
によって指定された画面上の位置とシンボル8及びシン
ボル9によって指定された位置によって画定される“ウ
ィンドウ”と称する四角形の領域を設定する命令であ
る。ウィンドウの左上の角に対応する点(sx、sy)の垂
直方向における位置はシンボル6のチャンネルS〜Wの
5ビットによってロウ(ROW)で表わされ、点(sx
sy)の水平方向における位置はシンボル7のR〜Wの6
ビットによってコラム(COLUMN)で表わされる。また、
ウィンドウの右下の角に対応する点(ex、ey)の垂直方
向における位置はシンボル8のS〜Wの5ビットによっ
てロウ(ROW)で表わされ、点(ex、ey)の水平方向に
おける位置はシンボル9のR〜Wの6ビットによってコ
ラム(COLUMN)で表わされる。このセット・ウィンドウ
命令によって第7図に斜線で示す如きウィンドウがディ
スプレイ画面上に設定される。
また、設定されたウィンドウ内の表示はサブコードに
基づいて得られるビデオフォーマット信号と例えばFM変
調されたのちこのサブコードを含むディジタル信号と共
に多重記録されているビデオフォーマット信号とを混合
して得られる信号によって行なうこととされ、シンボル
4のチャンネルR、Sの2ビットによって混合比が例え
ば0%、30%、70%、100%のうちの1つに指定され
る。
エクステンディド・TVグラフィックスモードにおける
プリセット・メモリ命令は、TVグラフィックスモードに
おける命令と同様にシンボル4を形成するチャンネルT
〜Wの4ビットによって指定されるカラー番号“0"から
カラー番号“15"までの16色のうちの1色にメモリ上の
全てのフォントの色を指定し、かつウィンドウ内の混合
比をシンボル4を形成するチャンネルR及びSの2ビッ
トによって示されている値に設定する命令である。
また、エクステンディド・TVグラフィックスモードに
おけるプリセット・ボーダー命令は、TVグラフィックス
モードにおける命令と同様にメモリ上のボーダー部の全
てのフォントの色をシンボル4を形成するチャンネルT
〜Wの4ビットによって指定されるカラー番号“0"から
カラー番号“15"までの16色のうちの1色に指定し、か
つウィンドウ内の混合比をシンボル4を形成するチャン
ネルR及びSの2ビットによって示されている値に設定
する命令である。
尚、カラー番号“0"からカラー番号“15"までの16色
は、TVグラフィックスモードにおけるロード・カラール
ックアップテーブル・カラー0〜カラー15(LOAD CLUT
COLOUR0〜COLOUR15)命令によって設定される。ロード
・カラールックアップテーブル・カラー0〜カラー15
は、第8図に示す如き構成を有し、プリセットのカラー
番号或いはフォアグラウンド/バックグラウンド・カラ
ー番号の色を示すカラー・ルックアップテーブルの内容
を設定する命令である。全部で16色を指定する必要があ
るが、色はRGB各4ビットのため、1色の指定に2シン
ボル必要であり、1パックでは8色しか設定できない。
このため、この命令は、前半8色と後半8色をそれぞれ
指定する2つの命令に分割されている。
前半8色すなわちカラー0〜カラー7までのインスト
ラクション・コードは、“30"で後半のカラー8〜カラ
ー15までのインストラクション・コードは“31"となっ
ている。各カラー番号に対する色の調合は、赤は、カラ
ー番号に割り当てられている偶数シンボルのチャンネル
R〜Uの4ビットで表わされ、緑は偶数シンボルのチャ
ンネルR〜Uに続くチャンネルV、Wの2ビット及び次
の奇数シンボルのチャンネルR、Sの2ビットの計4ビ
ットで表わされ、青は、それに続くチャンネルT〜Wの
4ビットで表わされる。従って、各色のグレースケール
は24(=16)通り存在し、RGB3色であるので、163(=4
096)色の調合が可能である。尚、グレースケール“000
0"は最も暗い状態、“1111"は最も明るい状態に対応し
ている。
また、TVグラフィックスモードにおけるライト・フォ
ント・フォアグラウンド/バックグラウンド(WRITE FO
NT FOREGROUND/BACKGROUND)命令は、第9図に示す如き
構成を有し、シンボル6で定められたロウ・アドレスと
シンボル7で定められたコラム・アドレスの位置にシン
ボル8からシンボル19のフォント・データを書き込む命
令である。フォント・データが“0"のピクセルに対して
は“カラー0(COLOR 0)”で定められたカラー番号の
色がバックグラウンド・カラーとして指定される。フォ
ント・データが“1"のピクセルに対しては“カラー1
(COLOR 1"で定められたカラー番号の色がフォアグラウ
ンド・カラーとして指定される。また、このときシンボ
ル4及びシンボル5のチャンネルR及びSの4ビットに
よってサブピクチャ・チャンネルを指定することができ
る。最大16の画像チャンネルを指定することができる。
この画像チャンネルの指定により、16種類の画像を記録
しておいて、ディスクを使用する側で再生時に希望する
画像チャンネルを選択して再生することができる。
上述の如く画像情報を含むサブコードが挿入されたコ
ード化情報信号としてのディジタルオーディオ信号が記
録された複合ディスクを第10図に示す。同図において、
複合ディスク20は、画像情報を含むサブコードが挿入さ
れたディジタルオーディオ信号が記録された内周側の第
1の領域(以下、CD領域と称する)20aと、FM変調され
たビデオフォーマット信号と画像情報を含むサブコード
が挿入されたディジタルオーディオ信号とが重畳されて
記録された第2の領域(以下、ビデオ領域と称する)20
bとを有している。ビデオフォーマット信号にはPCM信号
に比して高い周波数成分が含まれており、ビデオ領域20
bへの信号の記録時にはCD領域20aへの記録時に比してデ
ィスクの回転速度を高くする必要があり、その結果当然
のことながら、再生時にもCD領域20aに比してビデオ領
域20bでのディスクの回転速度の高くした状態で再生し
なければならない。その回転速度は、CD領域20aにおい
ては数百rpmであるのに対し、ビデオ領域20bでは領域の
最内周で2千数百rpm、最外周で千数百rpmと、非常に高
い回転速度となる。
CD領域20a及びビデオ領域20bの各先頭部分にはそれぞ
れリードインエリアが設けられており、これらリードイ
ンエリアには、各領域の記録内容に関連する索引コー
ド、例えば各領域を構成する各小部分の開始や終了時間
等を示す索引コードの繰返しによって各領域に対応して
構成される第1及び第2の索引コード群が記録され、ま
たオーディオリードインエリアの索引コードには、その
ディスクが複合ディスクであるか否かを示す種別情報も
含まれている。
以上の如き複合ディスクの記録情報を再生するディス
クプレーヤを第11図に示す。第11図において、ディスク
20はスピンドルモータ21よって回転駆動され、その記録
情報は光学式ピックアップ22により読み取られる。この
ピックアップ22には、レーザダイオード、対物レンズ、
フォトディテクタ等を含む光学系、更にはディスク20の
情報記録面に対して対物レンズをその光軸方向に駆動す
るフォーカスアクチュエータ、ピックアップ22から発せ
られるビームスポット(情報検出点)を記録トラックに
対してディスク半径方向に偏倚せしめるトラッキンクア
クチュエータ等が内蔵されている。ピックアップ22はデ
ィスク半径方向において移動自在なスライダー23に搭載
され、このスライダー23はスライダーモータ24を駆動源
とし例えばラック及びピニオンの組合わせからなる伝達
機構25によって直線駆動される。ピックアップ22から出
力される読取RF(高周波)信号はRFアンプ26を経てビデ
オフォーマット信号復調処理回路30及びコード化情報信
号復調処理回路31に供給される。
ビデオフォーマット信号復調処理回路30は、例えばRF
信号を復調処理してビデオフォーマット信号に変換する
復調回路と、復調ビデオフォーマット信号をディジタル
化したのち記憶するメモリとを有し、復調回路から出力
されたビデオフォーマット信号及びメモリから読み出さ
れたビデオフォーマット信号のうちの一方をシステムコ
ントローラ32からの切換指令によって選択的に出力する
構成となっている。このビデオフォーマット信号復調処
理回路30から出力されたビデオフォーマット信号は、ビ
デオスイッチ33に供給される。また、このビデオフォー
マット信号復調処理回路30には復調ビデオフォーマット
信号から水平同期信号h、垂直同期信号v及び制御デー
タcを分離抽出する分離回路が設けられており、分離さ
れたこれら水平及び垂直同期信号h、v並びに制御デー
タcはシステムコントローラ32等の各部に供給される。
一方、コード化情報信号復調処理回路31には、複合デ
ィスクの再生時において再生する領域(CD領域とビデオ
領域)に応じて切り替わる選択スイッチ35が設けられて
おり、このスイッチ35はCD領域の再生時にはa側に、ビ
デオ領域の再生時にはb側にあり、その切換えはシステ
ムコントローラ32から発せられる切替指令に応じて行な
われる。複合ディスクの場合、CD領域とビデオ領域とで
ディスクの回転速度が極端に異なり、またPCMオーディ
オ信号は例えばEFM(Eight to Fourteen Modulation)
信号であり、ビデオ領域においては、記録時にディジタ
ル信号をそのままFM変調処理されたビデオ信号に重畳し
たのでは、EFM信号がFMビデオ信号の低域成分に悪影響
を及ぼすことになるので、変調度は同等であるがEFM信
号がビデオキャリアに対して数十dB程度信号レベルが抑
えられた状態で記録されている。従って、同じEFM信号
でもCD領域再生時とビデオ領域再生時とで周波数特性及
び振幅が異なることになるので、CD領域とビデオ領域と
で再生EFM信号の信号処理系を切り替えることによっ
て、復調系の共用化を図っているのである。
すなわち、CD領域の再生時には、再生RF信号はEFM信
号であり、このEFM信号は所定のイコライジング特性を
有するイコライザ回路36で周波数特性が補償され、更に
アンプ37で所定のゲインで増幅される。一方、ビデオ領
域の再生の場合には、再生RF信号中にFMビデオ信号と共
に含まれたEFM信号のみが、LPF等からなるEFM抽出回路3
8で抽出され、イコライザ回路36とは異なるイコライジ
グ特性を有するイコライザ回路39で周波数特性が補償さ
れ、更にアンプ37よりも大なるゲインを有するアンプ40
で増幅されることによって、CD領域再生時と同等の周波
数特性及び振幅のEFM信号として出力されるのである。
なお、コンパクト・ディスクの再生時には、選択スイ
ッチ35は常時a側を選択した状態にある。
選択スイッチ35で選択された再生EFM信号はEFM復調回
路42に供給される。EFM復調回路42は、再生EFM信号を復
調処理してPCMデータすなわち例えば時分割多重された
左右両チャンネルのオーディオ情報を含むディジタルデ
ータ及びサブコードを得る構成となっている。このEFM
復調回路42から出力されたオーディオ情報を含むディジ
タルデータは、ディインタリーブ・補間回路43に供給さ
れる。ディインタリーブ・補間回路43は、RAM44と協働
して記録時になされたインタリーブにより順番が並び変
えられたディジタルデータを元に戻すと共に誤り訂正回
路45に送出し、誤り訂正回路45から訂正不能信号が出力
されたとき誤り訂正回路45の出力データ中の誤りデータ
を平均値補間法等によって補間するように構成されてい
る。誤り訂正回路45は、CIRC(Cross Interleave Reed
Solomon Code)によって誤り訂正を行なってディジタル
データをディインタリーブ・誤り補正回路43に供給する
と共に訂正不能の場合には訂正不能信号を同時にディイ
ンタリーブ・誤り補正回路43に供給するように構成され
ている。
ディインタリーブ・補間回路43の出力データは、D/A
(ディジタル・アナログ)変換回路46に供給される。D/
A変換回路46は、時分割多重された左及び右チャンネル
のオーディオ情報を含むディジタルデータを互いに分離
させるデマルチプレクサを有しており、左右両チャンネ
ルのオーディオ信号が再生される。左右両チャンネルの
再生オーディオ信号は、LPF(ローパスフィルタ)47及
び48によって不要成分が除去されたのちアンプ49及び50
を介してオーディオ出力端子OUT1、OUT2に供給される。
一方、EFM復調回路42から出力されたサブコードのう
ちチャンネルP及びQの2ビットは、システムコントロ
ーラ32に供給され、チャンネルR〜Wの6ビットは、デ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52に供給される。ディイ
ンタリーブ・誤り訂正回路52において、チャンネルR〜
Wの6ビットのディインタリーブ並びにパリティQ及び
Pによる誤り訂正がなされる。ディインタリーブ・誤り
訂正回路52の出力データは、モード/インストラクショ
ン・デコーダ53に供給される。モード/インストラクシ
ョン・デコーダ53は、各パックのシンボル0のチャンネ
ルR〜Tの3ビットによって表わされるモード及びチャ
ンネルU〜Wの3ビットによって表わされるアイテムに
よって指定されたモード及び各パックのシンボル1のチ
ャンネルR〜Wの6ビットによって表わされるインスト
ラクションをデコードし、モード及びインストラクショ
ンを示す信号を各部に供給する構成となっている。
また、ディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力デー
タは、画像メモリ装置55に供給される。画像メモリ装置
55は、横50フォント×縦18フォントの画面上の全ピクセ
ルにそれぞれ対応する番地を有しかつ各番地には4ビッ
トのデータが格納し得る16個のRAM56a〜56pと、モード
/インストラクション・デコーダ53の出力の示すモード
及び命令の種類によってディインタリーブ・誤り訂正回
路52の出力データ中の各画像チャンネルの各ピクセルの
カラー番号を示すデータを検知してRAM56a〜56pに対応
する番地に書き込み、水平及び垂直同期信号h、vによ
ってRAM56a〜56pのうちの操作部60のキー操作に応じた
データdによって指定された画像チャンネルに対応する
1つの記憶内容を所定の順序で順次読み出すメモリ制御
回路57とからなっている。
この画像メモリ装置55から出力されたデータは、カラ
ー・ルック・アップ・テーブル(以下、CLUTと称す)58
に供給される。CLUT58は、モード/インストラクション
・デコーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によっ
てディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データのう
ちのロード・CLUT・カラー0〜カラー7命令及びロード
・CLUT・カラー8〜カラー15命令を検知して各カラー番
号に対応する色データを保持し、保持した色データの中
から画像メモリ装置55から読み出されるデータによって
示されるカラー番号の色データを選択して出力する構成
となっている。
このCLUT58の出力データは、R、G、Bの各色信号の
レベルをそれぞれ4ビットで表わす3つのデータからな
っている。CLUT58から出力されたR、G、Bの各色信号
のレベルをそれぞれ表わす3つのデータは、D/A変換回
路61、62、63に供給されてアナログ信号に変換される。
これらD/A変換回路61〜63の出力は、アナログビデオ変
換回路65に供給される。アナログビデオ変換回路65は、
例えばD/A変換回路61〜63の出力によって輝度信号及び
2つの色差信号を得、2つの色差信号によって互いに90
゜の位相差を有する2つのカラーサブキャリヤを平行変
調して得た信号を加え合せて搬送色信号とし、この搬送
色信号を輝度信号に加算合成すると共に同期信号を付加
してNTSC方式のビデオフォーマット信号を形成する構成
となっている。このアナログビデオ変換回路65によって
D/A変換回路61〜63の出力がビデオフォーマット信号に
変換されて送出される。
また、ディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力デー
タは、ウィンドウ属性メモリ装置767にも供給される。
ウィンドウ属性メモリ装置67は、横50フォント×縦18フ
ォントの画面上の全フォントにそれぞれ対応する番地を
有しかつ各番地には2ビットのデータが格納し得るRAM6
8と、モード/インストラクション・デコーダ53の出力
の示すモード及び命令の種類によってディインタリーブ
・誤り訂正回路52から出力されるデータのうちのウィン
ドウの位置を示すデータ及び混合比を示すデータを検知
してRAM68のウィンドウ内のフォントに対応する番地に
は検知された混合比を示すデータを書き込み、ウィンド
ウ外のフォントに対応する番地にはサブコードによって
得られるビデオフォーマット信号の混合比0%に対応す
るデータを書き込み、かつ水平及び垂直同期信号h、v
によってRAM68の記憶内容を所定の順序で順次読み出す
メモリ制御回路69とからなっている。このウィンドウ属
性メモリ装置67の出力データは、スイッチ制御回路70に
供給される。スイッチ制御回路70は、ウィンドウ属性メ
モリ装置67の出力データによって示される各フォントの
混合比に応じた制御信号をビデオスイッチ33に供給する
ように構成されている。ビデオスイッチ33には、スイッ
チ制御回路70の出力の他、サブコードから得られかつア
ナログビデオ変換回路65から出力されたビデオフォーマ
ット信号及びビデオフォーマット信号復調処理回路30か
ら出力されたビデオフォーマット信号が供給される。
ビデオスイッチ33において、サブコードから得られた
ビデオフォーマット信号は切換スイッチ72の固定接点u
に直接供給されると同時に抵抗R1、R2を介して固定接点
x、yに供給される。切換スッチ72の固定接点zは、開
放端となっている。切換スイッチ72は、スイッチ制御回
路70から出力された制御信号によって可動接点tを固定
接点u、x、y、zのうちの1つに接触させて固定接点
u、x、y、zのうちの1つに供給された信号を選択的
に出力する構成となっている。また、ビデオフォーマッ
ト信号復調処理回路30からのビデオフォーマット信号は
切換スイッチ73の固定接点zに直接供給されると同時に
抵抗R3、R4を介して固定接点y、xに供給される。切換
スイッチ73の固定接点uは、開放端となっている。切換
スイッチ73は、切換スイッチ72と同様に制御信号によっ
て可動接点tを固定接点u、x、y、zのうちの1つに
接触させる構成となっている。これら切換スイッチ72及
び73の可動接点tは互いに接続されている。これら可動
接点tの共通接続点Jと接地間には抵抗R5が接続されて
いる。この共通接続点Jにはサブコードから得られたビ
デオフォーマット信号とビデオフォーマット信号復調処
理回路30からのビデオフォーマット信号とを混合した信
号が導出される。切換スイッチ72、73の可動接点tが固
定接点uと接触するとサブコードによって得られたビデ
オフォーマット信号の混合比は100%となり、可動接点
tが固定接点zと接触すると該混合比は0%となる。ま
た、可動接点tが固定接点xに接触すると該混合比が70
%となり、可動接点tが固定接点yに接触すると該混合
比が30%となるように抵抗R1〜R4の値が設定されてい
る。共通接続点Jに導出された信号はビデオ出力端子OU
T3に供給される。
ピックアップ22のディスク半径方向における移動路近
傍には、ピックアップ22から発せられるビームスポット
が複合ディスクにおけるCD領域とビデオ領域との境界近
傍に対応する位置に到来したことを検出して検出信号を
発生する位置検出器75が設けられている。この検出信号
の発生によってピックアップ22がビデオ領域に到達した
ことを検知できるのである。位置検出器75としては、光
学センサ等周知の構成のものを用い得る。位置検出器75
から出力される検出信号はシステムコントローラ32に供
給される。
システムコントローラ32は、プロセッサ、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)、RAM等からなるマイクロコンピ
ュータにより構成されている。このシステムコントロー
ラ32には、水平同期信号h、垂直同期信号v及び制御デ
ータc、EFM復調回路42から出力されるサブコード中の
チャンネルP、Qの各ビット、操作部60から再生するデ
ィスクがコンパクト・ディスクか複合ディスクかを示す
ディスク指定情報、複合ディスクの再生時の再生領域が
CD領域のみか、ビデオ領域のみか、或は両領域かを示す
モード指定情報等が供給される。このシステムコントロ
ーラ32において、プロセッサはROMに予め格納されてい
るプログラムに従って入力される信号を処理し、ビデオ
フォーマット信号復調処理回路30の各部、選択スイッチ
35,スピンドルモータ21を駆動する駆動回路(図示せ
ず)、スライダーモータを駆動する駆動回路76、表示部
77等の各部の制御をなす。
第12図は、ビデオフォーマット信号復調処理回路30の
具体回路例を示すブロック図であり、RFアンプ26からの
RF信号は復調回路80でビデオ信号に復調され、しかる後
時間軸補正回路81及び分離回路82に供給される。分離回
路82ではビデオフォーマット信号に含まれる水平同期信
号h、垂直同期信号v及び制御データcが分離抽出され
る。時間軸補正回路81は、例えば、CCD(Charge Couple
d Device)等の可変遅延素子からなり、当該素子の遅延
量を時間軸制御回路83からの制御信号に応じて変化させ
ることによって時間軸補正を行なう構成となっている。
時間軸制御回路83は、分離回路82で分離抽出された例え
ば水平同期信号hに同期して発振する水晶発振器(VCX
O)84の発振出力及びその分周出力と、時間軸補正回路8
1を経たビデオ信号中の水平同期信号及びカラーバース
ト信号との位相差に応じた制御信号を出力する構成とな
っており、その具体的な構成に関しては特開昭56−1021
82号公報等に示されている。
時間軸補正されたビデオ信号は選択スイッチ85の一入
力となると共に、LPF(ローパスフィルタ)86を介してA
/D(アナログ/ディジタル)変換器87に供給される。A/
D変換器87においては、所定周期でビデオ信号のサンプ
リングがなされ、得られたサンプル値がディジタルデー
タに順次変換される。このA/D変換器87の出力データはR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)等からなるビデオメ
モリ88に供給される。ビデオメモリ88としては、少なく
とも1フィールド分のビデオ情報を記憶し得る記憶容量
を有するものが用いられる。このビデオメモリ88のアド
レス制御及びモード制御はメモリ制御回路89によって行
なわれる。メモリ制御回路89は、基準クロック発生回路
90からのクロックによってビデオメモリ88の各番地に書
き込まれているデータを順次読み出しかつシステムコン
トローラ32から出力されるライトイネーブル信号wに応
答してビデオメモリ88の各番地の内容の書き換えを行な
うべく制御する構成となっている。ビデオメモリ88から
読み出されたデータは、D/A(ディジタル/アナログ)
変換器91でアナログ信号に変換され、LPF92を介して選
択スイッチ85の他入力となる。選択スイッチ85は、通常
a側にあって時間軸補正回路81から直接供給されるビデ
オフォーマット信号を選択的に出力し、システムコント
ローラ32からの切換指令に応答してb側に切り替わるこ
とによりビデオメモリ88を経たビデオフォーマット信号
を選択的に出力する。
以上の構成におけるシステムコントローラ32における
プロセッサの動作を第13図のフローチャートを参照して
説明する。
複合ディスクはすでに再生位置にセットされているも
のとし、この状態において、操作部60からスタート指令
が発せられると、プロセッサはモータ駆動回路76に駆動
指令を送出してスライダーモータ24を駆動することによ
ってピックアップ22をディスク最内周位置へ移動させる
(ステップS1)。ピックアップ22が最内周位置に到達し
たことが図示せぬ検知スイッチで検知されると、プロセ
ッサはピックアップ22のフォーカシングを行なった後、
ディスク最内周のオーディオリードインエリアに記録さ
れている索引コード情報の読取りを行ない(ステップS
2)、続いてこの読取り情報に基づいてセットされてい
るディスクが複合ディスクであるか否かの判定を行なう
(ステップS3)。コンパクト・デイスクである場合に
は、そのままCDプレイモード(ステップS4)に移行し、
特にプログラム選曲等の指令が無い限りそのまま再生動
作を続ける。尚、CDプレイモードでの再生動作に関して
は良く知られているので、ここでは説明を省略する。
ステップS3で複合ディスクであると判定された場合に
は、プロセッサは、直ちにスピンドルモータ21をビデオ
領域における最大規定回転速度に向けて加速し(ステッ
プS5)、同時にスライダーモータ24を高速回転駆動して
ピックアップ22をディスク外周方向に高速にて移動せし
める(ステップS6)。しかる後、位置検出器75からの検
出信号によりピックアップ22がビデオ領域に到達したこ
とが検知されると(ステップS7)、プロセッサはビデオ
領域の再生動作を開始する(ステップS8)。このビデオ
領域の再生中においては、プロセッサはディスクから得
られた少なくとも1フィールド分(又は1フレーム分)
の所定のビデオ情報をビデオメモリ88に書き込むべく制
御する。この書き込むべきビデオ情報は、ビデオ領域の
最初の情報であってもよく、また例えば操作部60のキー
操作によるアドレス指定によって予め指定しておくこと
もできる。
ステップS9においてビデオ領域の再生が終了したこと
が検知されると、プロセッサはスピンドルモータ21をCD
領域における最大規定回転速度に向けて減速し(ステッ
プS10)、同時にスライダーモータ24を高速回転駆動し
てピックアップ22をディスク最内周位置へ高速移動せし
める(ステップS11)。前述の図示せぬ検知スイッチの
検知出力によってピックアップ22がディスク最内周位置
に到達したことが検知されると(ステップS12)、プロ
セッサはCD領域の再生動作を開始する(ステップS1
3)。それと同時に、プロセッサはビデオフォーマット
信号復調処理回路30における選択スイッチ85をb側に切
り替え、ビデオ領域再生時にビデオメモリ88に書き込ん
でおいたビデオ情報を選択してビデオ出力とし、CD領域
の再生期間において静止画の再生を行なう。オーディオ
リードアウトの情報の読み取りによりCD領域の再生が終
了したことが検知されると(ステップS14)、特に操作
指令がない場合には、プロセッサはスライダーモータ24
を駆動してピックアップ22をホームポジションに移動さ
せ(ステップS15)、更にローディング機構(図示せ
ず)によってディスクをイジェクトし、一連の再生動作
を終了する。
以上の動作におけるステップS1〜S9によって複合ディ
スクのビデオ領域の記録情報の再生がなされたのちステ
ップS10〜S14によってCD領域の記録情報の再生がなされ
る。今、ビデオ領域の再生中にモード/インストラクシ
ョン・デコーダ53によってロード・CLUT・カラー0〜カ
ラー7命令及びロード・CLUT・カラー8〜カラー15命令
がデコードされると、CLUT58には4096色のうちの指定さ
れた16色の色データが保持される。
こののち、ライト・フォント・フォアグラウンド/バ
ックグラウンド命令等がデコードされることにより、画
像メモリ装置55におけるRAM56a〜56pに16チャンネルの
画像データが格納される。操作部60のキー操作に応じた
データdによって16チャンネルの画像データのうちの1
つが指定されると、指定されたチャンネルの画像データ
が画像メモリ装置55から順次出力されてCLUT58に供給さ
れる。そうすると、画像データによって示されるカラー
番号の色データがCLUT58から出力される。この色データ
に基づくビデオ信号がアナログビデオ変換回路65から出
力されてビデオスイッチ33に供給される。
ここで、ウィンドウ・セット命令がデコードされる
と、ウィンドウ属性メモリ装置67におけるRAM68のウィ
ンドウ・セット命令によって指定されたウィンドウ外の
フォントに対応する番地にはサブコードによるビデオフ
ォーマット信号の混合比0%を示すデータが書き込ま
れ、ウィンドウ内のフォントに対応する番地にはウィン
ドウ・セット命令によって指定された混合比を示すデー
タが書き込まれる。このウィンドウ属性メモリ67のRAM6
8から読み出されたデータがビデオスイッチ33に供給さ
れてアナログビデオ変換回路65から出力されるビデオフ
ォーマット信号とビデオフォーマット信号復調処理回路
30から出力されるビデオフォーマット信号との混合比が
フォント単位で制御される。この結果、第14図に示す如
くビデオフォーマット信号復調処理回路30から出力され
るビデオフォーマット信号による画像AのウィンドウD
内の各フォントに対応する部分の混合比を0%すなわち
アナログビデオ信号変換回路65から出力されるサブコー
ドによるビデオフォーマット信号による画像Bのウィン
ドウD内の各フォントに対応する部分の混合比を100%
に設定すれば、画像AのウィンドウD外の部分と画像B
のウィンドウD内の部分とを合成して得られる画像Cを
形成することができる。尚、ウィンドウ属性メモリ装置
67におけるRAM68のウィンドウ・セット命令によって指
定されたウィンドウ外のフォントに対応する番地にサブ
コードによるビデオフォーマット信号の混合比100%を
示すデータが書き込まれるようにすることにより画像A
のウィンドウD内の部分と画像BのウィンドウD外の部
分とを合成して得られる画像を形成することもできる。
従って、第15図(A)乃至同図(C)に示す如くビデ
オ領域に記録されたビデオフォーマット信号により得ら
れる動画にサブコードによって字幕、楽譜、場面の説明
文等を挿入することができることとなる。
また、画像チャンネルの各々に各国語による文字に応
じたデータを挿入することにより、単一のディスクに複
数の国の言語による字幕スーパーを記録し、操作部60の
キー操作によって所望の国の言語による字幕スーパーを
選択的に表示することができることとなり、国別に原盤
を作成する必要がなくなるのである。
以上、サブコードのチャンネルR〜Wの6ビットによ
って画像情報の記録再生を行なう場合について説明した
が、画像情報としての文字、記号等をコード化してチャ
ンネルQに挿入して記録し、かつウィンドウは予め定め
られた位置に設定しておくようにすることによりチャン
ネルQのみによって画像情報の記録再生を行なうことが
考えられる。この場合、チャンネルQには1/75[秒]で
64ビットのデータが挿入できるので1秒では4800ビット
のデータが挿入できることとなる。この4800ビットのう
ちの9/10は、トラックナンバー、分、秒のデータとして
使用されるため、最大4800ビットのうちの1/10のビット
を文字、記号等を表わすデータとして使用できることと
なる。従って、例えば3カ国語の文字を挿入するとする
と、1秒当り1カ国語に対し160ビットを割り当てるこ
とができることとなり、上記実施例と同様の効果が得ら
れる。
尚、上記実施例においては、画像情報を担うサブコー
ドが記録される記録媒体はCDVと称される複合ディスク
であるとしたが、画像情報を担うサブコードが記録され
る記録媒体としてはLDDと称されるディスクすなわちFM
変調されたビデオフォーマット信号及びオーディオ信号
並びにディジタルオーディオ信号が多重記録されるディ
スク等他の記録媒体を用いることもできる。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明においては、映画等からな
る主画像情報と共に、各国毎の言語による複数の字幕ス
ーパ等からなる複数の副画像情報、及びかかる副画像情
報を重畳すべき画面上の領域を指定する重畳領域指定情
報を記録媒体に多重化記録しておき、再生装置側におい
て、これら複数の副画像情報(各国毎の複数の字幕スー
パ)の中から所望の1つを選択してこれを上記重畳領域
指定情報にて示される位置に重畳した映像信号を再生出
力するようにしたのである。
よって、かかる再生方法によれば、使用者は、各国毎
の言語による複数の字幕スーパの中から所望の言語によ
る字幕スーパを選択し、これを映像信号中に重畳させて
表示させることが可能となるので、1つの映画に対し
て、各国別の言語による字幕スーパを重畳した複数の原
盤を作成する必要がなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における記録モードの種類を示す図、
第2図は、エクステンディド・ライングラフィックスモ
ードにおけるセット・ウィンドウ命令の構成を示す図、
第3図は、エクステンディド・ライングラフィックスモ
ードにおけるウィンドウを示す図、第4図は、エクステ
ンディド・TVグラフィックスモードにおけるセット・ウ
ィンドウ命令の構成を示す図、第5図は、プリセット・
メモリ命令の構成を示す図、第6図は、プリセット・ボ
ーダー命令の構成を示す図、第7図は、エクステンディ
ド・TVグラフィックスモードにおけるウィンドウを示す
図、第8図は、ロード・カラールックアップテーブル・
カラー0〜カラー7命令を示す図、第9図は、ライト・
フォント・フォアグラウンド/バックグラウンド命令の
構成を示す図、第10図は、複合ディスクの記録領域を示
す図、第11図は、本発明による記録再生方式によってデ
ィスクに記録された画像情報を再生する装置を示すブロ
ック図、第12図は、第11図の装置におけるビデオフォー
マット信号復調処理回路30の具体回路例を示すブロック
図、第13図は、第11図の装置のシステムコントローラ32
におけるプロセッサの動作を示すフローチャート、第14
図及び第15図は、第11図の装置によって得られる画像を
示す図、第16図は、サブコードの記録フォーマットを示
す図、第17図は、ライングラフィックスモードにおける
画面構成を示す、第18図は、TVグラフィックスモードに
おける画面構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江見 哲郎 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 バイオニアビデオ株式会社内 (72)発明者 由雄 淳一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 バイ オニア株式会社所沢工場内 (56)参考文献 特開 平1−194582(JP,A) 特開 昭61−292778(JP,A) 実開 昭62−98385(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主画像を担う主画像情報と、複数の副画像
    各々を担う複数の副画像情報と、前記主画像により形成
    される2次元画面上で前記副画像が重畳されるべき領域
    を指定する重畳領域指定情報とが多重化記録されている
    記録媒体から記録情報の再生を行う画像情報の再生方法
    であって、 前記記録媒体から前記主画像情報、複数の前記副画像情
    報及び前記重畳領域指定情報各々を読み取り、前記副画
    像情報各々の内から1つの副画像情報を選択し、この選
    択した副画像情報を前記主画像情報中における前記重畳
    領域指定情報にて示される領域に重畳した再生映像信号
    を生成することを特徴とする画像情報の再生方法。
  2. 【請求項2】前記副画像情報の各々は、各国毎の言語に
    よる複数の文字情報であることを特徴とする請求項1記
    載の画像情報の再生方法。
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