JP2007094214A - 展示用屏風 - Google Patents
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Abstract
【課題】説明写真や絵、模様を拡大して平板状の被装材に貼り屏風状に連ねることにより、単なる長大なパネルよりも迫力があり、しかも落ち着きがあって、高級感の漂う展示用屏風を提供する。
【解決手段】写真や絵、模様を拡大してインクジェット印刷した合成樹脂製フィルムを表層材6とし、被装材2に貼着し屏風状に連ね、裏側に美術織物の布帛を裏材7を貼着する。
【選択図】図2
【解決手段】写真や絵、模様を拡大してインクジェット印刷した合成樹脂製フィルムを表層材6とし、被装材2に貼着し屏風状に連ね、裏側に美術織物の布帛を裏材7を貼着する。
【選択図】図2
Description
本発明は、展示用屏風に関する。さらに詳しくは、例えば博物館や美術館等において、出品物の補助説明をしたり説明写真を拡大して展示するパネルを屏風状に連ねることによって、見学者にとって連続絵柄が外観視され大きく迫力のある展示物とし、しかも高級感が漂うようにした、展示用屏風に関するものである。
従来からの屏風の一般的な製造方法としては、例えば特許文献1のように平板状の被装材の表層側と裏面とにそれぞれ下地紙を貼り、裏面には更にその上から裏化粧紙を貼り、このものを適宜の寸法に裁断して複数の化粧板となし、この化粧板を折り畳み自在となるように裏面のつなぎ部に帯状テープを貼り、一方、表層側にはつなぎ部に帯状テープを貼った後、その上から表化粧紙を貼り、更にこのものに枠材と飾り部材とを設けて構成されている。
また、特許文献2においては、水引にて編み上げられた水引織物若しくは立体的に形成された水引装飾を屏風本体に装着し、従来の屏風とは豪華さや趣の異なる水引屏風が開示されている。
しかしながら、上記のような屏風は、迫力をもって見学者に訴えかけるような屏風ではなく、独特な雰囲気を醸し出してはいるものの、屏風を作成する製法技術の開示であって、見学者を驚かすような、迫力のある大画面を目前に展示するようなものではなく展示用屏風としては満足のいくものではなかった。
特開平03−184582号公報
特開平10−127473号公報
説明写真や絵、模様を拡大して平板状の被装材に貼り屏風状に連ねることにより、単なる長大なパネルよりも迫力があり、しかも落ち着きがあって、高級感の漂う展示用屏風を得ることを課題とする。
本発明は、写真や絵、模様を拡大してインクジェット印刷し、屏風状に連ね、裏側に美術織物の布帛を裏材として貼着することによって、フルカラーで迫力がありしかも落ち着きのある品格溢れる展示用屏風が得られることを見出し、本発明に至ったものである。上記課題を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]写真、絵、柄をインクジェット印刷で多色印刷した合成樹脂製フィルムを表層材とし、前記表層材を平面状の被装材の折りたたみに合わせて折り曲げあるいは裁断して、前記被装材の表側に貼着し、表層材全体として多色印刷の連続絵柄が外観されることを特徴とする展示用屏風。
[2]前記平面状の被装材の裏側に美術織物の布帛を裏材として貼着してなることを特徴とする前項1記載の展示用屏風。
[3]前記平面状の被装材の表層側及び裏側に下地紙を貼着し、前記表層材及び裏材を貼着してなることを特徴とする前項1または2に記載の展示用屏風。
[1]の発明では、写真、絵、柄をインクジェット印刷で多色印刷した合成樹脂製フィルムを表層材として使用するので、多色印刷の鮮明な迫力ある大画面の絵柄とすることができる。また、表層材を平面状の被装材の折りたたみに合わせて折り曲げあるいは裁断して、被装材の表側に貼着するので、長尺の柄や写真でも屏風状に横長に一枚の連続した絵柄として表現することができる。
[2]の発明では、平面状の被装材の裏側に美術織物の布帛を裏材として貼着しているので、高級感があり落ち着きのある展示用屏風とすることができる。
[3]の発明では、平面状の被装材の表層側及び裏側に下地紙を貼着し、表層材及び裏材を貼着しているので、表層材及び裏材が皺になりにくく、温度や湿度の影響をうけて剥がれやすくなったり、反ったりすることを防ぐことができる。
本発明の展示用屏風について、図面を参照して詳細に説明する。図1は平面状の被装材2の表層側と裏面にそれぞれ下地紙3を貼り、つなぎ部4に帯状テープ5を貼った上に表層側に表層材6を、裏面側に美術織物の布帛を裏材7として貼ったものである。
平面状の被装材2は、昔からあるように組子と呼ばれる格子状に組み合わされた芯材の両面に、和紙や絹等が貼り付けられたものでもよいし、発泡スチロールやダンボール等からなる平面状の板であってもかまわない。ただし屏風としての強度を得るには厚さ10mm以上は必要である。
前記平面状の被装材2の表面を覆う下地紙3としては、特に限定はしないが、和紙が好ましい。和紙は寸法安定性に優れ、平面状の被装材2の強度を向上し、反るのを防ぐ。また、表層材6の合成樹脂製フィルムを被装材2に直接貼着するよりも和紙を貼ることにより接着強度を増すことができる。また、下地紙3の表面は毛羽立たしておくほうが接着力が強く、接着材としては澱粉のり、布海苔、化学系接着剤等特に限定されない。
表層材6の合成樹脂製フィルムとしては、インクジェット印刷が可能なようにインク受理層を設けたものであれば特に限定しない。合成樹脂製フィルムに印刷した後に表面保護のために樹脂加工してもかまわないし、保護用の透明シートを貼ってもよい。また、表層材6が透明な合成樹脂製フィルムであれば、下地紙3との接着面に印刷した面を接着させてもかまわない。
被装材2のつなぎ部4は山折り部と谷折り部とあるが、共に帯状テープ5が貼付されることによって、この帯状テープ5が蝶番の働きをしてつなぎ部4で屈曲が自在となっている。帯状テープ5は合成樹脂製であってもよいし、紙製であってもよく平面状の被装材2を強固に接続するものである。また、蝶番を使って山折り部と谷折り部を確認しながら連結してもかまわない。
また、インクジェット印刷された表層材6の合成樹脂製フィルムは、あらかじめ被装材2のサイズに合わせて、絵柄の位置を調整して裁断して被装材2に接着してもよいし、裁断しないでつなぎ部4の山折り部、谷折り部にあわせて、一枚の連続した絵柄のままで被装材2に貼着させてもよい。
インクジェット印刷は、フルカラーで印刷でき多品種小ロット生産に特に優れた印刷方法で、展示用屏風のような、ほぼ一回だけの生産には最適な印刷方法である。
裏材7としては、一般に美術織物といわれる、金襴、緞子、錦等の裂地を用い、品格溢れる重厚な雰囲気を醸し出す裂地が好ましい。平面状の被装材2の裏面に貼られた下地紙3の上に、山折り部と谷折り部を確認しながら裏材7を澱粉のり等を使って皺のないように丁寧に貼り付ける。次に、表層材6と裏材7を貼り終えた被装材2の縁辺部に、コの字型の枠材8を嵌め込んで屏風を完成する。
コの字型の枠材8としては、表層材6と裏材7を貼り終えた被装材2が丁度入り込むように、被装材2の厚さに合わせてコの字型にした木製の枠材が好ましい。また、枠材8の四つの角とか、両サイドのたて枠の中央部等にそれぞれ飾り金具を設け,さらに豪華な屏風としてもよい。
<実施例1>
以下、本発明を図示の例に基づいて具体的に説明する。一例として発泡スチロールからなる平面状の6枚の被装材2に対して、その表層側と裏面に、和紙である下地紙3がそれぞれ皺にならないように貼られる。次に、下地紙3を貼った各被装材2の表層側を揃えて一列に並べ、谷折れをさせるつなぎ部に帯状テープ5を貼り付ける。さらにこれを裏返し、裏面を揃え、裏面からみて谷折れをさせるつなぎ部(表層側からみて山折れをさせるつなぎ部)に合成樹脂製の帯状テープ5を貼り付ける。この帯状テープが蝶番の働きをし、6枚の被装材2は屈曲してたたまれる。次に表層側に、フルカラープリントで作成した航空写真の表層材6を貼り付けていく。谷折れをさせるつなぎ部では、被装材2を開いた状態で表層材6を貼り、山折れをさせるつなぎ部では、被装材2を閉じた状態で被装材2の端面が揃った状態で表層材6を被装材2の端面にも貼るようにして表層材6を貼り付けていく。裏面にも表層側に貼ったのと同じように、金襴の裂地を貼り付ける。次に、表層材6と裏材7を貼り終えた被装材2の周辺に、被装材2の厚さに合わせてコの字型にした木製の枠材8を周辺部の形に合わせて嵌め込み屏風を完成した。
以下、本発明を図示の例に基づいて具体的に説明する。一例として発泡スチロールからなる平面状の6枚の被装材2に対して、その表層側と裏面に、和紙である下地紙3がそれぞれ皺にならないように貼られる。次に、下地紙3を貼った各被装材2の表層側を揃えて一列に並べ、谷折れをさせるつなぎ部に帯状テープ5を貼り付ける。さらにこれを裏返し、裏面を揃え、裏面からみて谷折れをさせるつなぎ部(表層側からみて山折れをさせるつなぎ部)に合成樹脂製の帯状テープ5を貼り付ける。この帯状テープが蝶番の働きをし、6枚の被装材2は屈曲してたたまれる。次に表層側に、フルカラープリントで作成した航空写真の表層材6を貼り付けていく。谷折れをさせるつなぎ部では、被装材2を開いた状態で表層材6を貼り、山折れをさせるつなぎ部では、被装材2を閉じた状態で被装材2の端面が揃った状態で表層材6を被装材2の端面にも貼るようにして表層材6を貼り付けていく。裏面にも表層側に貼ったのと同じように、金襴の裂地を貼り付ける。次に、表層材6と裏材7を貼り終えた被装材2の周辺に、被装材2の厚さに合わせてコの字型にした木製の枠材8を周辺部の形に合わせて嵌め込み屏風を完成した。
1 屏風
2 被装材
3 下地紙
4 つなぎ部(山折り部)
5 帯状テープ
6 表層材
7 裏材
8 枠材
9 つなぎ部(谷折り部)
2 被装材
3 下地紙
4 つなぎ部(山折り部)
5 帯状テープ
6 表層材
7 裏材
8 枠材
9 つなぎ部(谷折り部)
Claims (3)
- 写真、絵、柄をインクジェット印刷で多色印刷した合成樹脂製フィルムを表層材とし、前記表層材を平面状の被装材の折りたたみに合わせて折り曲げあるいは裁断して、前記被装材の表側に貼着し、表層材全体として多色印刷の連続絵柄が外観されることを特徴とする展示用屏風。
- 前記平面状の被装材の裏側に美術織物の布帛を裏材として貼着してなることを特徴とする請求項1記載の展示用屏風。
- 前記平面状の被装材の表層側及び裏側に下地紙を貼着し、前記表層材及び裏材を貼着してなることを特徴とする請求項1または2に記載の展示用屏風。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005285704A JP2007094214A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 展示用屏風 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005285704A JP2007094214A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 展示用屏風 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007094214A true JP2007094214A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37979977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005285704A Pending JP2007094214A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 展示用屏風 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110587227A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-12-20 | 苏州邦得新材料科技有限公司 | 一种印花钢板屏风的生产方法 |
JP2020075414A (ja) * | 2018-11-08 | 2020-05-21 | 凸版印刷株式会社 | 化粧板 |
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2005
- 2005-09-30 JP JP2005285704A patent/JP2007094214A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020075414A (ja) * | 2018-11-08 | 2020-05-21 | 凸版印刷株式会社 | 化粧板 |
JP7283051B2 (ja) | 2018-11-08 | 2023-05-30 | 凸版印刷株式会社 | 化粧板 |
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