JP2013220125A - 単独遊技機島 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで遊技機の入れ替え作業や内部装置のメンテナンスが容易な単独遊技機島を提供する。
【解決手段】支持体10の一方の側面側に位置する側面部材14の、載置部20よりも下方となる位置に、揚送装置30の貯留部31を正面側から嵌め込み可能な切欠部15を設け、貯留部31を切欠部15に嵌め込んだ状態で、揚送装置30の揚送部33が側面部材14の外側に設置されるように形成し、貯留部31及び揚送部33を支持体10に固定するための固定部を、正面側から操作可能な位置に設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、一台の遊技機が設置される単独遊技機島に関する。
ホールでは、遊技機島と呼ばれる建造物に複数の遊技機が並設される。この遊技機島には、複数の遊技機で使用された遊技媒体を回収する回収装置や、遊技媒体を複数の遊技機に供給する供給装置などが設けられている。
従来の遊技機島は、設備が大規模であるため、ホールを占有するスペースが大きく、また建造コストが高いという問題があった。また、従来の遊技機島では、複数の遊技機が並設されていることから、狭いスペースへの建造が困難であり、さらにはホールにおける遊技機のレイアウトも制約されるという問題があった。
かかる問題を解決すべく、各遊技機にそれぞれ単独の補給装置を設けて、島設備の配置変更や遊技機の移動、増減を容易に行うことができるようにした単独島構造が考案されている(特許文献1参照)。
特開2009−291542号公報
本願発明は、上記した従来技術を踏まえ、コンパクトで設置スペースを有効利用でき、入れ替え作業や内部装置のメンテナンスを、限られたスペースのなかで極力容易に行うことができる単独遊技島を提供することを目的とする。
本願発明は、上記した課題を解決すべく、以下のような構成を備える。
すなわち、請求項1記載の発明は、1台の遊技機を載置可能な載置部(膳板20)を有する支持体(10)と、遊技媒体を貯留する貯留部(31)及び貯留部(31)に貯留された遊技媒体を上方に揚送する揚送部(揚送研磨部33)を有する揚送装置(揚送研磨装置30)とを備え、前記支持体(10)の載置部(20)に設置した遊技機から排出される遊技媒体を前記揚送装置(30)によって揚送し、再び遊技機に供給するようにした単独遊技機島(1)である。そして、前記支持体(10)の一方の側面側に位置する側面部材(側板14)の、前記載置部(20)よりも下方となる位置に、前記揚送装置(30)の貯留部(31)を正面側から嵌め込み可能な切欠部(15)を設け、前記貯留部(31)を前記切欠部(15)に嵌め込んだ状態で、前記揚送部(33)が前記側面部材(14)の外側に設置されるように形成し、前記貯留部(31)及び前記揚送部(33)を前記支持体(10)に固定するための固定部を、正面側から操作可能な位置に設けたことを特徴とする。
ここで、前記支持体(10)は、箱体や枠体とすることができ、「側面部材」には、板状の側板(14)のほか、側面部に位置する枠部材を含む。支持体(10)の載置部(20)には、遊技機の他に、遊技機で使用する遊技媒体を貸し出すためのサンド等を設置可能であってもよい。
またここで、「遊技媒体」には、パチンコ球やメダルが含まれ、前記揚送装置(30)は、前記した遊技媒体を上方に移送可能な装置であって、遊技媒体を移送する過程において遊技媒体の汚れを除去(研磨)する機能を備えていてもよい。
本発明においては、揚送装置(30)の貯留部(31)が、支持体(10)の側面部に一部食い込むようにして設けられている。このため、単独遊技機島(1)の横幅寸法を狭くすることができる。また、揚送装置(30)の固定部は正面側から操作可能であり、揚送装置(30)は手前側に取り出せる構造となっているので、例えば複数の単独遊技機島(1)が並列して設置されており隣接する単独遊技機島(1)との間に十分な間隙がない場合や、単独遊技機島(1)が壁際に配置されている場合であっても、揚送装置(30)の着脱を容易に行うことができる。このため、遊技機の交換や揚送装置(30)のメンテナンスなどを行いやすい。また、本発明においては、揚送装置(30)の揚送部(33)を支持体(10)の側面部材(14)の外側に配置しているので、載置部(20)に設置されている遊技機やサンドを取り出すことなく、揚送装置(30)のみを支持体(10)から取り外すことができる。
なお、側面部材(14)に切欠部(15)を形成すると、支持体(10)の強度が低下するので、切欠部(15)の近傍に補強部(16)を設けるのが好ましい。また、単独遊技機島(1)を単体で設置する場合には、揚送装置(30)の揚送部(33)がむき出しにならないように、カバー部材で覆うのが好ましい。また、単独遊技機島(1)を並列させて設置する場合には、揚送部(33)を設けた側面部材(14)と隣接する単独遊技機島(1)の側面部との間を塞ぐ遮蔽部材を設けるのが好ましい。
さらに、請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記支持体(10)の下端部には、単独遊技機島の正面に座った遊技者が足先を入れることができる空間部(凹部29)が形成されていることを特徴とする。
ここで、「空間部」は、支持体(10)の正面よりも奥側に凹んだ凹部や、支持体(10)の底板(11)の下方に設けられた前後方向に貫通するスペースとすることができる。空間部(29)の高さ方向、幅方向、奥行き方向の寸法は、人の足を入れるのに必要十分な長さに形成されている。このような空間部(29)を設けることにより、遊技者の足先が支持体(10)の正面にぶつかることがなく、自然な姿勢で椅子に座って遊技を行うことができる。
本願発明は、以上のように形成されているので、コンパクトで設置スペースを有効利用でき、入れ替え作業や内部装置のメンテナンスを、限られたスペースのなかで極力容易に行うことができる単独遊技島を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る単独遊技機島にパチンコ機を設置した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る単独遊技機島の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る単独遊技機島を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る単独遊技機島の外観斜視図である。
本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書では、単独遊技機島1に遊技機を設置した場合に、遊技機と対峙する前面を正面とし、単独遊技機島1の各構成部材を説明する際の、正面、背面、上下左右及び前後の方向は、各構成部材を単独遊技機島1に設置した状態で単独遊技機島1を正面視した場合の面及び方向を指すものである。
(単独遊技機島1)
本実施の形態に係る単独遊技機島1は、図1及び図2に示すように、方形箱形の支持体10と、支持体10に固定される揚送装置としての揚送研磨装置30とから構成される。
(支持体10)
支持体10は、図2に示すように、底板11と、天板12と、側面部材としての2枚の側板13,14を備えた正面側が開口する箱体である。支持体10の正面開口は、2枚の側板13,14の間であって支持体10の高さ方向中央部よりもやや下側に水平方向に設けられた膳板20と、2枚の側板13,14の間であって天板12寄りに水平方向に設けられた棚板21とによって、3つの空間に仕切られている。なお、前記膳板20及び棚板21は、図示しない高さ位置調整手段によって、上下方向の取り付け位置を変更可能に形成されているが、これについては後述する。
前記膳板20と棚板21により仕切られる開口部10Aは、遊技機を収納設置するスペースとなっており、図1に示すように、膳板20の上面には、遊技機としてのパチンコ機100と、球サンド200を載置可能である。ここで、前記パチンコ機100は、図1に示すように、ハンドル130を操作することにより図示しない球発射装置から遊技盤110に遊技球が打ち出され、遊技盤110に設けられた所定の入賞口に遊技球が入球することにより、所定個数の賞球が球皿120に払い出されるようになっている。また、球サンド200は、カード挿入口にプリペイドカードなどを挿入することにより、遊技球が貸し出されるようになっている。
膳板20の上面奥側には、図2に示すように、パチンコ機100から排出される遊技球を受ける球回収ホッパー26が設けられている。球回収ホッパー26が受けた遊技球は、後述する揚送研磨装置30の貯留部31に移送されるようになっている。
また、棚板21と天板12との間の上部開口10Cには、揚送研磨装置30により揚送された遊技球をパチンコ機100及び球サンド200に供給するための上部球タンク24が配置されている。上部球タンク24には、図2に示すように、補給シュート25が2つ設けられている。一方の補給シュート25は、パチンコ機100の裏面上部に設けられた球タンク140(図1参照)に上部球タンク24から遊技球を流下させるためのものであり、もう一方の補給シュート25は、球サンド200の内部に設けられた球払出装置(図示せず)に上部球タンク24から遊技球を流下させるためのものである。
前記天板12には、上部開口10Cを閉塞可能な上部扉22が図示しないヒンジを介して前後方向に回動自在に取り付けられている。また、前記膳板20と底板11との間の下部開口10Bは、図1に示すように、下部蓋23により塞がれるようになっている。
ここで、2枚の側板13,14のうち、正面右側の側板14には、図2に示すように、正面側が開放し左右に貫通する切欠部15が形成されている。また、切欠部15の内側(支持体10の中心側)となる位置には、底板11に固定された箱形の支持台27が設けられている。また、側板14の背面側には、ほぼ膳板20の高さ位置から下方に向かって、側面側に張り出す板状の補強部16が形成されている。さらに、側板14の上端部付近には、以下に述べる揚送研磨装置30により揚送された遊技球を上部球タンク24に誘導するための球受入部18が設けられている。
前記補強部16は、切欠部15を形成したことによる側板14の上方からの荷重に対する強度を補強するためのものであり、本実施の形態では、側板14の一部を折り曲げて補強部16を形成してあり、側板14の横断面が平面視L字型となるように形成することにより、膳板20に遊技機を載置したとき側板14にかかる圧縮力に対抗可能としている。また、切欠部15の正面側に嵌め込まれる塞ぎ板17によっても、側板14の強度を保つようにしているが、これについては後述する。
ここで、前記底板11の下側には、底板11を支える台座部28が設けられており、この台座部28には、支持体10の正面よりも奥側に凹む凹部29が形成されている。この凹部29は、支持体10に遊技機を設置した単独遊技機島1の正面に座る遊技者が、凹部29の空間部に足の先を入れることができるようになっているものである。すなわち、凹部29の高さ、幅、奥行きは、平均的な成人男性の足を入れることができるのに必要十分な寸法に形成されている。この凹部29を設けることにより、遊技者の足先が支持体10の正面にぶつかることがなく、自然な姿勢で椅子に座って遊技を行うことができるようになる。なお、足を入れるためのスペースとしては、凹部29に限られず、左右に設置した台座部の間の前後に貫通する空間部としてもよい。
(揚送研磨装置30)
揚送研磨装置30は、図2に示すように、遊技球を貯留するための貯留部31と、貯留部31に貯留されている遊技球を研磨しつつ上方に移送するための揚送研磨部33と、揚送研磨部33を作動させるための貯留部31の下側に設けられた駆動モータ32とから構成されている。 貯留部31は、上面に開口部31Aを有する箱体である。図示しないが、開口部31Aと球回収ホッパー26の下面との間には、遊技球を移送するためのダクトが設けられており、球回収ホッパー26の受けた遊技球が開口部31Aから貯留部31の内部に移送されるようになっている。
揚送研磨部33は、貯留部31の側方に設けられた、球送り機構及び球研磨部(図示せず)を内蔵した角筒状の移送管34を有している。前記球送り機構は、図示しないが、例えば螺旋形の張出部を有する回転軸であって、駆動モータ32の駆動により回転軸を回転させることにより張出部に支持された遊技球を上方に移送させる構造とすることができる。また、球研磨部は、球送り機構により移送される遊技球に圧接するように設けられたラバーなどの弾性部材とすることができる。そして、移送管34には、図示しないが、貯留部31と連通する球導入開口が設けられ、球導入開口から導入された遊技球を球送り機構に取り込み、球送り機構によって揚送された遊技球を、移送管34の上端部に設けられた球排出部34Aから、側板14に設けられた球受入部18に誘導するようになっている。
揚送研磨装置30は、前記支持体10の底板11に設けられた支持台27に設置することにより、貯留部31が側板14の切欠部15に嵌り込む。ここで、支持台27には、図2に示すように、側板14の切欠部15の下方となる部分に凹部27Aが形成されており、支持台27の上面に貯留部31を載せると、凹部27Aに駆動モータ32が収納されるようになっている。なお、支持台27や貯留部31に、貯留部31のスライド移動をガイドするガイド部材や、貯留部31を適位置に誘導するための位置決め部材を設けてもよい。
そして、貯留部31を支持台27に設置すると、図3に示すように、貯留部31の上面の開口部31Aを含む本体のほとんどが側板14の内側に位置し、移送管34は側板14の外面に沿って位置するようになっている。また、移送管34の上端部の球排出部34Aよりも手前側に設けられた固定板35が、側板14の上端部付近に設けられた固定板19(図2参照)の手前側に重なるとともに、支持台27の上面手前側に設けられたネジ孔27Bと、貯留部31の下端部に設けられたネジ孔31Bが合致するようになっている。そして、固定板35に形成されたネジ孔35Aと固定板19に形成されたネジ孔19Aに図示しない固定ネジをねじ込み、ネジ孔27Bとネジ孔31Bにも図示しない固定ネジをねじ込むことにより、揚送研磨装置30が支持体10に固定される。
揚送研磨装置30を支持体10に固定した後、図2に示す側面視略L字型の塞ぎ板17を、側板14の切欠部15の正面側から嵌め込むことにより、図3に示すように、切欠部15の正面と側面が塞がれる。切欠部15に嵌め込まれた貯留部31は塞ぎ板17によって正面側から押さえられる。また、塞ぎ板17が切欠部15の正面側の下縁部及び上縁部の間に嵌り込むので、切欠部15を形成したことによる側板14の強度低下を補助するものとなる。
そして、図1及び図4に示すように、側板14に側面カバー40を取り付けることにより、側板14から露出している貯留部31の側面及び移送管34が覆われ、下部開口10Bを下部蓋23で塞ぐことにより、揚送研磨装置30は正面側から視認不能に収納される。なお、側面カバー40は、正面側からスライドさせて装着可能となっている。
上記構成を有する揚送研磨装置30を、単独遊技島1から取り外す場合には、まず、側面カバー40を手前側にスライドさせて抜き取り、塞ぎ板17も手前にスライドさせて側板14から取り外す。そして、側板14の固定板19と揚送研磨装置30の移送管34の固定板35を固定しているネジを外すとともに、下部開口10Bを塞いでいる下部蓋23を取り外した状態で支持台27と貯留部31を固定しているネジを外して、揚送研磨装置30を手前側に引き出す。側面カバー40、塞ぎ板17は、手前側に抜き取り可能であるとともに、揚送研磨装置30と支持体10を固定している固定部はいずれも正面側から固定解除することができる。そして、揚送研磨装置30自体も、手前側に抜き取ることで支持体10から取り外せるので、側面カバー40に隣接して他の単独遊技島1が並列配置されている場合や、単独遊技島1が壁際に設置されている場合のように、横方向のスペースが狭い場合であっても、容易に着脱作業を行うことができる。
(単独遊技機島1への遊技機の設置)
続いて、上記構成を有する単独遊技機島1への、遊技機の設置について説明する。
単独遊技機島1にパチンコ機100及び球サンド200を設置する場合には、膳板20を可動範囲における最上位の位置に固定するとともに、棚板21を可動範囲における最上位の位置に固定する。そして、膳板20にパチンコ機100を載置して底部を固定するとともに、棚板21にパチンコ機100の天井部を固定する。また、パチンコ機100に隣接して、球サンド200を載置して、同様に固定する。膳板20の高さ位置は、パチンコ機100のハンドル130は、遊技者にとって操作し易い高さ位置となるように予め設定されている。
パチンコ機100及び球サンド200を設置した単独遊技機島1においては、パチンコ機100の入賞口やアウト口等に入球した遊技球は、図示しない回収路を流下して球回収ホッパー26に集められ、球回収ホッパー26を経て揚送研磨装置30の貯留部31に回収される。回収された遊技球は、揚送研磨部33を経て上部球タンク24に揚送され、パチンコ機100の球タンク140や球サンド200に供給される。
なお、上記した構成では、入賞口やアウト口等に入球した遊技球のみを島内部で循環させ、パチンコ機100から払い出される賞球は、ドル箱に移し替えて景品交換所のカウンターに運ぶシステムとなる。賞球の払い出しによって島内部の遊技球が少なくなった場合には、下部蓋23を開けて貯留部31に遊技球を補給したり、支持体10の天板の上側に設けた球循環路から遊技球を取り込むようにすることができる。
また、賞球も含めて島内部で遊技球を循環させるようにする場合には、特に図示しないが、膳板20の上面におけるパチンコ機100の正面に、パチンコ機100から払い出された賞球を貯留する計数受け皿を設けるとともに、下部開口10Bの内部に球計数機を設ける。そして、計数受け皿に貯留されている遊技球を球計数機に流下させると、球計数機が球数をカウントしたうえで貯留部31に戻すように形成する。そして、カウントされた球数に関する情報に基づき、球サンド200からレシートが発行されるようにしたり、カウントされた球数に関する情報がICカードなどの記憶媒体に書き込まれるようにすることができる。
ところで、本実施の形態における単独遊技機島1には、パチスロ機を設置することもできる。単独遊技機島1にパチスロ機(図示せず)を設置する場合には、膳板20を可動範囲における最下位の位置に固定するとともに、棚板21を可動範囲における最下位の位置に固定する。なお、棚板21と上部扉22の間に隙間ができるので、ここには所定の塞ぎ部材を取り付ける。棚板21の上にボックスを載せるようにしてもよい。そして、膳板20にパチスロ機を載置して底部を固定するとともに、棚板21にパチスロ機の天井部を固定する。また、パチスロ機に隣接して、メダルサンド(図示せず)を載置して、同様に固定する。膳板20の高さ位置は、パチスロ機のスタートレバーやストップボタンが、遊技者にとって操作し易い高さ位置となるように予め設定されている。
パチスロ機を設置する場合には、遊技球を揚送する揚送研磨装置30の代わりに、メダルを揚送するためのメダル揚送装置を設置することができる。メダル揚送装置は、メダル研磨機能を有していてもよい。そして、パチスロ機に投入されパチスロ機の内部に設けられたホッパー装置から溢れたメダルを揚送装置の揚送貯留部で受け、揚送貯留部に貯留されているメダルをメダルサンドやホッパー装置に供給するように形成することができる。この場合には、パチスロ機から払い出される入賞メダルは、ドル箱に移し替えて景品交換所のカウンターに運ぶシステムとなる。メダルの払い出しによって島内部のメダルが少なくなった場合には、パチスロ機の前扉を開けてホッパー装置にメダルを供給すればよい。
あるいは、揚送装置を用いず、支持体10にパチスロ機とメダルサンドを設置するのみとし、従来方式と同様にパチスロ機とメダルサンドにそれぞれ別個にメダルを供給するようにしてもよい。
以上のようにして、パチンコ機100やパチスロ機を設置した単独遊技機島1は、複数の単独遊技機島1を並列させて設置することもできるし、任意の配置の配列(例えば4つの単独遊技機島1を十字型に配置)で設置することもできる。なお、単独遊技機島1を並列させて設置する場合には、側面カバー40は、少なくとも正面板のみを備えていればよい。
(総括)
以上のように、本実施の形態においては、単独遊技島1に設置する揚送研磨装置30を、側板14を切り欠いた切欠部15に嵌め込んで固定し、膳板20の下方の空間部に揚送研磨装置30の貯留部31を食い込ませるようにしてあるので、単独遊技島1の幅寸法をコンパクトにすることができる。また、揚送研磨装置30は、支持体10の正面側から着脱自在としてあるので、横方向のスペースが狭い場合であっても、揚送研磨装置30の交換やメンテナンスを容易に行うことができる。特に、本実施の形態では、揚送研磨装置30の揚送研磨部33を、側板14の外面に沿って設置固定するようにしているので、遊技機を支持体10に設置したままで、揚送研磨装置30のみを取り出すことが可能である。
そして、本実施の形態では、側板14の背面側に補強部16を形成するとともに、揚送研磨装置30を嵌め込んだ切欠部15を塞ぎ板17で塞ぐようにしてあるので、切欠部15を形成したことに伴う側板14の強度低下を補うことができ、膳板20に遊技機やサンドを設置してもその荷重により支持体10が変形することがない。
なお、上記した実施の形態では、支持体10は板部材により形成されていたが、支持体10を枠部材によって形成してもよい。この場合には、正面側の側柱に切欠部を設けて、ここに揚送研磨装置30の貯留部31を嵌め込む構造とすればよい。
1 単独遊技機島
10 支持体 10A 遊技機収納開口
10B 下部開口 10C 上部開口
11 底板 12 天板
13 側板 14 側板(側面部材)
15 切欠部 16 補強部
17 塞ぎ板 18 球受入部
19 固定板 19A ネジ孔
20 膳板(載置部) 21 棚板
22 上部扉 23 下部蓋
24 上部球タンク 25 補給シュート
26 球回収ホッパー 27 支持台
27A モータ収納部 27B ネジ孔
28 台座部 29 凹部(空間部)
30 揚送研磨装置(揚送装置) 31 貯留部
31A 開口部 31B ネジ孔
32 駆動モータ 33 揚送研磨部
34 移送管 34A 球排出部
35 固定板 35A ネジ孔
40 側面カバー
100 パチンコ機 110 遊技盤
120 球皿 130 ハンドル
140 球タンク 200 球サンド

Claims (2)

  1. 1台の遊技機を載置可能な載置部を有する支持体と、
    遊技媒体を貯留する貯留部及び貯留部に貯留された遊技媒体を上方に揚送する揚送部を有する揚送装置とを備え、
    前記支持体の載置部に設置した遊技機から排出される遊技媒体を前記揚送装置によって揚送し、再び遊技機に供給するようにした単独遊技機島であって、
    前記支持体の一方の側面側に位置する側面部材の、前記載置部よりも下方となる位置に、前記揚送装置の貯留部を正面側から嵌め込み可能な切欠部を設け、前記貯留部を前記切欠部に嵌め込んだ状態で、前記揚送部が前記側面部材の外側に設置されるように形成し、
    前記貯留部及び前記揚送部を前記支持体に固定するための固定部を、正面側から操作可能な位置に設けたことを特徴とする単独遊技機島。
  2. 前記支持体の下端部には、単独遊技機島の正面に座った遊技者が足先を入れることができる空間部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の単独遊技機島。
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JP2017144343A (ja) * 2017-06-06 2017-08-24 株式会社エース電研 遊技機島の上部構造
JP2018029872A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社オーイズミラボ 塞ぎ板装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018029872A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社オーイズミラボ 塞ぎ板装置
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