JP2013219700A - 無線通信システム、基地局、及び干渉制御方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、及び干渉制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 マクロ基地局と低送信電力基地局が混在する環境において、マクロ基地局の干渉低減時間の割合を最適化し、スループット低下を最小限にしつつ、低送信電力基地局のスループットを改善する。
【解決手段】 無線通信システムにおいて、他の基地局に対して大きな干渉を及ぼすマクロ基地局10と、マクロ基地局10から干渉を受ける1または複数のLPN(Low Power Node)30が存在し、マクロ基地局10が、データの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間と、データの送信を停止する、もしくは送信電力を低減する第二の時間を設定する。そして、マクロ基地局10は、マクロ基地局10およびLPN30の第一の時間における通信品質と、第二の時間における通信品質に基づいて、第二の時間の割合、更には第一の期間と第二の時間のパターンを決定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無線通信システムの基地局間の干渉制御技術に関する。
近年、最大通信速度が100Mbit/sを超えるLTE(Long Term Evolution)規格に準拠した無線通信システムが実用化され始めている。LTEでは、下りアクセスにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りアクセスにSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)を用いることで、マルチパス耐性を向上すると共に、送受信機で複数のアンテナを用いるMIMO(Multiple−Input Multiple−Output)伝送の導入によって周波数利用効率の向上を図っている。
セルラシステムでは、基地局がカバーする通信エリアはセルと呼ばれる。送信電力が大きく、広範囲な通信エリアをカバーする基地局は、マクロ基地局と呼ばれ、マクロ基地局の通信エリアはマクロセルと呼ばれる。セルラシステムでは、マクロ基地局をサービスエリア内に分散配置することで、少ない基地局数でシステム全体として広範囲なエリアをカバーしている。しかし、地下やビルの高層階、建物の影等では、マクロ基地局からの電波が届きにくいエリアが存在する。このようなエリアは不感地帯と呼ばれる。加えて、近年、スマートフォンの普及により、無線トラヒックは急速に増大しており、マクロ基地局のみでは無線トラヒックを収容できなくなりつつある。
このような不感地帯の解消やマクロ基地局のトラヒックのオフロードを目的として、送信電力および通信エリアが小さいピコ基地局やフェムト基地局などの小型基地局が配置される。それらの通信エリアは、ピコセルやフェムトセルなどと呼ばれる。そして、マクロ基地局の通信エリア(マクロセル)内にピコ基地局やフェムト基地局などの送信電力が小さい基地局(Low Power Node:LPN)が配置されたネットワーク構成は、Heterogeneous Network(HetNet)と呼ばれており、このHetNetの技術課題である、送信電力の大きなマクロ基地局からの干渉が、LPNに接続された端末の通信品質を大きく劣化させる点に対して、種々の検討がなされている。
関連する先行技術文献としては、下記の特許文献や非特許文献がある。
特開2010−114778号公報
3GPP、"X2 applocation protocol(X2AP)(Release 10)," TS 36.423,V10.3.0,2011/09,pp.68−70,72 3GPP,"Overall description;Stage 2(Release 10)," TS 36.300,V10.5.0,2011/09,pp116−117 Alcatel−Lucent Shanghai Bell,Alvatel−Lucent、"R3−103336,Almost Blank Subframe Request from Pico to Macro eNB,"3GPP TSG RAN WG3#70 Meeting,2010/11
上述したHetNetは、図1に示すように、マクロ基地局1の通信エリア(マクロセル)内にピコ基地局3−1やフェムト基地局3−2などの送信電力が小さい基地局LPN3が配置される。分散アンテナシステム3−3などもアンテナごとの送信電力が小さい場合には、LPN3の一つとみなすことができる。また、マクロ基地局1に接続する端末をマクロ端末2−1、LPN3に接続する端末をLPN端末2−2と呼ぶ。
図1のHetNetにおいて、マクロ基地局1から送信された信号は、LPN端末2−2では、干渉信号として到来することになる。マクロ基地局1の送信電力はLPN3に比べて大きいため、このようなマクロ基地局1からの干渉は、LPN端末2−2の通信品質を大きく劣化させる原因となる。LTEの発展規格であるLTE−Advancedでは、このようなマクロ基地局1からの干渉を低減する技術として、enhanced Inter Cell Interference Coordination(eICIC)が導入されている。eICICでは、マクロ基地局1はデータ送信を行わない、もしくは、送信電力を減少する時間を設ける。この時間は、Almost Blank Subframe(ABS)と呼ばれる。
図2にマクロ基地局1のABSパターンの設定の例を示す。FDDでは、ABSは40Subframe単位で設定され、40ビットのビットマップ形式でマクロ基地局1からLPN3に通知される。非特許文献1では、この情報は、ABS Pattern Infoと呼ばれている。以下、ABSパターンと記載する。ABSパターン20−1では、1つのビットは、各SubframeがABSであるか否かを表わし、値「1」が、マクロ基地局1がABSであることを示し、値「0」が、マクロ基地局1が通常の送信電力で送信するNormal Subframe(NS)であることを示す。このABSパターン20−1が40Subframe周期で繰り返される。
LPN端末2−2は、第一の時間であるNSでは、マクロ基地局1から大きな干渉を受信することになるが、第二の時間であるABSでは、パターン20−3に示すように、マクロ基地局1からの干渉電力が大幅に低減される。その結果、LPN3のスループットを改善することができる。この技術は、例えば、非特許文献2に開示されている。前述のようなABSを用いることで、LPN端末2−2に対するマクロ基地局1からの干渉は低減されるため、LPN端末2−2のスループットは改善する。
一方、マクロ基地局1では、パターン20−2に示すように、ABSにおいて、マクロ端末2−1へのデータ送信を停止する、または、送信電力を減少させる。そのため、ABSを用いることで、マクロ基地局1が利用できる時間リソースが減少する、もしくは、マクロ基地局1の所望信号電力が減少する。その結果、全時間に占めるABSの割合が増えるほど、マクロ端末2−1のスループットは減少する。したがって、ABSは必要最小限の割合に設定することが望ましい。例えば、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2を含めた全端末の平均スループットを最大とするようなABSの割合に設定することが望ましい。
非特許文献1では、マクロ基地局1がABSの割合、および、ABSパターンを決定するために、LPN3がマクロ基地局1に提供する情報として、LPN3のABSリソースの使用率が規定されている(DL ABS Statusと呼ばれる)。この情報は、0〜100%の整数で表わされる。この情報を用いることで、マクロ基地局1は、例えば、ABSリソースの利用率が100%であればABSを増加し、50%であればABSを減少し、70%であれば変更しない、などの動作を行うことができる。しかし、この情報では、マクロ基地局1がABSを増減した結果、LPN3のABSリソースの利用率がどの程度変化するかを把握することはできない。
非特許文献3では、ピコ基地局3−1からマクロ基地局1に、ピコ基地局3−1が要求するABSの割合を通知する方法が開示されている。ピコ基地局3−1にとっては、ABSが多いほどピコ基地局3−1のスループットは増加するため、最適なABSの割合は100%である。そのため、何らかの基準を設けなければ、ピコ基地局3−1はより多くのABSを要求することになる。しかしながら、ピコ基地局3−1が要求するABSの割合を決定する明確な基準は開示されていない。
また、特許文献1では、周波数リソースの送信停止による干渉制御方法が開示されている。特許文献1では、端末が報告するサブバンドCQI(Channel Quality Indicator)が閾値以下となったサブバンドの情報を、干渉を受けている基地局から、干渉を及ぼしている隣接基地局に通知する。この情報を受信した隣接基地局では、当該サブバンドの送信を停止、または、送信電力を低減する。しかしながら、サブバンドCQIが閾値以下となったサブバンドの情報のみでは、送信を停止、または、送信電力を低減することによって、干渉を受けている基地局のスループットがどの程度改善するか、および、隣接基地局のスループットがどの程度低下するか、を把握することはできない。
以上のことから、既存のABSパターンの設定方法、および、干渉制御方法では、ABSパターンを適切に設定するために必要な情報をマクロ基地局1が取得するための方法がなかった。その結果、マクロ基地局1が過剰にABSを設定してしまうことによって、マクロ基地局1のスループット低下を招く可能性があった。もしくは、マクロ基地局1のABSが少なく、LPN3が十分な干渉低減効果を得られないためにLPN3のスループット低下を招く可能性があった。
本発明の目的は、以上の課題を解決し、HetNet環境においてABSパターンを適切に設定することで、マクロ基地局のスループット低下を最小限にしつつ、LPNのスループットを改善する無線通信システム、基地局、及び干渉制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のおいては、無線通信システムであって、
他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局と、第一の基地局から干渉を受ける1または複数の第二の基地局と、第一の基地局がデータの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間と、データの送信を停止する、もしくは送信電力を低減する第二の時間を設定する設定部と、第一の基地局および第二の基地局に接続する端末の、第一の時間における通信品質と、第二の時間における通信品質に基づいて、第二の時間の割合を決定する決定部と、を有する構成の無線通信システムを提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局から干渉を受ける第二の基地局であって、第二の基地局に接続する端末の、第一の基地局がデータの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間、および、第一の基地局がデータの送信を停止する、もしくは、送信電力を低減する第二の時間における通信品質に基づいて、第二の時間の割合と第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値を算出し、
第二の時間の割合と、第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値の関係を、第一の基地局に通知する構成の基地局を提供する。
更に、上記の目的を達成するため、本発明においては、他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局における干渉制御方法であって、第一の基地局は、
データの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間と、データの送信を停止する、もしくは送信電力を低減する第二の時間を設定し、第二の時間の通信品質を測定する時間、第二の時間の第一の基地局の送信電力、第一の基地局の第一の時間の参照信号の送信電力と第二の時間の第一の基地局の送信電力の比、第二の時間の通信品質を測定するための参照信号の内、1または複数の情報を、第一の基地局に接続する端末に通知し、第一の基地局に接続する端末から、当該端末が情報に基づいて測定した、第一の時間および前記第二の時間の通信品質を受信し、受信した第一の時間および第二の時間の通信品質に基づき、第一の基地局に接続する端末のスケジューリングを行う干渉制御方法を提供する。
本発明によれば、第一の基地局であるマクロ基地局から、第二の基地局のLPNへの干渉を低減する時間を最適に設定することで、マクロ基地局のスループット低下を最小限にしつつ、LPNのスループットを改善することができる。
本発明が適用されるHetNetの構成例を示す図である。 図1のHetNetのマクロ基地局のABSパターンの一例を示す図である。 図1のHetNetの動作手順の一例を示す図である。 図1のHetNetのマクロ基地局の構成の一例を示す図である。 図1のHetNetのLPNの構成の一例を示す図である。 第一の実施例の動作手順の一例を示す図である。 第一の実施例に係る、LPNからマクロ基地局に報告するスループット予測値の例を示す図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局がABSで送信電力を低減する場合の動作手順の例を示す図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局の構成の一例を示す図である。 第一の実施例に係る、マクロ端末のスループット予測値の例を示す図である。 第一の実施例に係る、LPNの構成の一例を示す図である。 第一の実施例に係る、PFSのスケジューリング結果の例を示す図である。 第一の実施例に係る、ABSの割合が変化した時のABS適用時のリソース割当ての一例を示す図である。 第一の実施例に係る、ABSの割合が変化した時のABS適用時のリソース割当ての他の例を示す図である。 第一の実施例に係る、ABSの割合が変化した時のABS適用時のリソース割当ての他の例を示す図である。 第一の実施例に係る、LPN端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示すグラフ図である。 第一の実施例に係る、LPN端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示す図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局がABSで送信電力を0にする場合の、マクロ端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示すグラフ図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局がABSで送信電力を0にする場合の、マクロ端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示す図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局がABSで送信電力を低減する場合の、マクロ端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示すグラフ図である。 第一の実施例に係る、マクロ基地局がABSで送信電力を低減する場合の、マクロ端末のABSの割合とスループット予測値の関係の例を示す図である。 第一の実施例に係る、ABSの割合と全端末の平均または最小スループットの予測値の例を示す図である。 第二の実施例の集中型基地局のシステム構成の一例を示す図である。 第二の実施例に係る、システムの動作手順の一例を示す図である。 第二の実施例に係る、LPNからマクロ基地局に報告するLPN端末のCQIの一例を示す図である。 第三の実施例のシステム構成の一例を示す図である。 第三の実施例に係る、システムの動作手順の一例を示す図である。 第四の実施例に係る、システムの動作手順の一例を示す図である。 第四の実施例に係る、LPNからマクロ基地局に報告するQoSを満足する端末数の一例を示す図である。 第五の実施例に係る、システムの動作手順の一例を示す図である。 第五の実施例に係る、システムの動作手順の他の例を示す図である。
以下、本発明の各種の実施形態を図面に従い説明する。本明細書において、マクロ基地局を第一の基地局、LPNを第二の基地局と呼ぶ場合がある。また、NSを第一の時間、ABSを第二の時間と呼ぶ場合がある。
まず、本発明と既存システムとの差分を明確にするために、既存のシステムについて説明する。
図3にABS適用時の既存システムの動作手順の例を示す。図3では、マクロ基地局1からの干渉が大きい端末をLPN端末2−2a、干渉が小さい端末をLPN端末2−2bとしている。ただし、これらの端末を区別する必要が無い場合は、LPN端末2−2と記載する。
マクロ基地局1は、ABSパターン、すなわち、ABSとするSubframeを決定し(S1)、設定したABSパターンに関する情報を周囲のLPN3に通知する(S2)。この情報はABS Informationと呼ばれており、ABSパターンの他、マクロ基地局1のアンテナポートの数なども含む。以降、ABS情報と呼ぶ。ABS情報を受信したLPN3は、その情報を基に、LPN端末2−2に、測定するSubframeを制限した2種類の通信品質、CQIを報告するように指示する(S3)(非特許文献2の第116頁参照)。
この情報は、2パターンのCQI測定用Subframeで構成される。CQI測定用Subframeは、ABS Pattern Infoと同様に40ビットのビットマップ形式で表わされ、値「1」が当該SubframeでCQIの測定を行うことを意味し、値「0」が当該SubframeでCQIの測定を行わないことを意味する。CQI測定用Subframeは、例えば、一方は、マクロ基地局1のABSと同じSubframeのみに制限し、もう一方は、マクロ基地局1のNormal Subframeと同じSubframeのみに制限すれば良い。また、通信品質の情報であるCQIは、例えば、MIMOのプリコーディング行列であるPMI(Precoding Matrix Indicator)や、送信可能なMIMOレイヤ数であるRI(Rank Indicator)などその他の情報を含んでも良い。以降、CQIはPMIやRI等の情報も含むものとする。また、CQIはサブバンド毎、および、Codeword毎のCQIも含むものとする。
指示を受けたLPN端末2−2は、指定されたパターンで2種類の通信品質、CQIを測定し、LPN3に報告する(S4)。ただし、図3では一度に二つのCQIを報告するものとしているが、ABSのCQIとNormal SubframeのCQIで報告のタイミングや用いるリソース等を分けて報告しても良い。S3およびS4によって、LPN3は、LPN端末2−2のABSにおけるCQIとNormal SubframeにおけるCQIをそれぞれ取得することができる。ただし、LPN3は、LPN端末2−2から別途報告される周囲の基地局の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)などに基づき、2種類のCQIを報告させるLPN端末2−2を、マクロ基地局1からの干渉が大きいLPN端末2−2aに限定しても良い。
LPN3は、LPN端末2−2から報告された2種類のCQIを基に、ABSおよびNormal Subframeにおいてそれぞれスケジューリングを行う。スケジューリングは、例えば、Proportional Fairness Scheduling(PFS)のように、マクロ基地局1からの干渉電力が大きいLPN端末2−2aに優先的にABSリソースを割当てる方法が有効である。LPN3は、PFSなどを用いて、ABSにおいて、マクロ基地局からの干渉が大きいLPN端末2−2aを優先的にスケジューリングする(S5)。また、LPN3は、Normal Subframeにおいて、マクロ基地局からの干渉が小さいLPN端末2−2bを優先的にスケジューリングする(S6)。
LPN3は、マクロ基地局1から要求があった場合、もしくは、定期的に、ABSリソースの使用率(DL ABS Status)および、実際にABSとして用いているSubframeのパターン(Usable ABS Pattern Info)を測定し、ABS Statusとしてマクロ基地局1に報告する(S7)。
ABS Statusを受信したマクロ基地局1は、その情報に基づき、必要であればABSパターンを変更し(S8)、変更したABS情報をLPN3に通知する(S9)。
図4は、図1のマクロ基地局1の構成の一例を示すブロック図である。
アンテナ11はRF部12から転送された下りリンクのRF(Radio Frequency)信号を送信する。また、アンテナ11は、端末から送信された上りリンクのRF信号を受信する。RF部12は、ベースバンド信号処理部13から入力された下りリンクのベースバンド信号をRF信号へと変換し、アンテナ11を介してそれを送信する。また、RF部12は、アンテナ11から入力された上りリンクのRF信号をベースバンド信号へと変換し、ベースバンド信号処理部13へ入力する。RF部12は電力増幅器も含む。また、RF部12は、ベースバンド信号処理部13と光ファイバ等の有線回線を介して接続するRRH(Remote Radio Head)構成を取っても良い。
ベースバンド信号処理部13は、L2/L3プロセッサ14から入力される各端末の下りリンクのデータおよび制御信号の物理層の信号処理、物理層の制御信号の生成、および、RF部12から入力される上りリンクのデータおよび制御信号などの物理層の信号処理を行う。下りリンクの信号処理は、具体的には、データ信号および制御信号の誤り訂正符号化、レートマッチング、変調、レイヤマッピングやPrecoding等のMIMO信号処理、リソースエレメントへのマッピング、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)などである。端末が伝搬路推定やCQI、受信電力の測定などを行うために用いる参照信号(RS:Reference Signal)の生成やリソースエレメントへの挿入なども行う。以上の信号処理によって生成されたベースバンド信号は、RF部12へと送信される。上りリンクの信号処理は、RF部12から入力された信号に対し、FFT、リソースエレメントのデマッピング、MIMO受信重みの乗算やレイヤデマッピング等のMIMO信号処理、復調、誤り訂正復号などを行う。上りリンクのRSを用いたチャネル推定や受信電力測定、上りリンクのCQI測定なども行う。復号されたデータ信号や制御信号はL2/L3プロセッサへ14と送信される。
L2/L3プロセッサ14は、基地局のLayer2およびLayer3の処理を行うプロセッサである。L2/L3プロセッサ14は、ネットワークI/F(Interface)16を介してゲートウェイから送信される各端末のデータ信号や、他の基地局や移動管理装置(Mobility Management Entity:MME)などから受信する制御信号をバッファに格納する。また、通信を行う端末や当該端末に割当てる時間および周波数リソースを決定するスケジューリング、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の管理、パケットの加工、無線回線の秘匿化、端末への制御信号の生成などを行う。また、スケジューリングを行う際には、ABS決定部15より通知されたABS Informationに基づき、ABSでは、マクロ端末2−1の信号の送信を停止するように制御する。もしくは、ABSでは、マクロ基地局1の送信電力が小さくなるように制御する。また、ABS決定部15がABSパターンを決定するために、マクロ基地局1でのリソース割当て情報をABS決定部15に通知しても良い。
ABS決定部15は、ネットワークI/F16を介して、LPN3から通知されるABS Statusや、他のマクロ基地局のABS Informationなどに基づいて、ABSパターンを決定する部分であり、図示を省略した中央処理部(Central Processing Unit:CPU)などの処理部で実現できる。ABSパターンを決定する方法としては、CPUのプログラム処理により、例えば、LPN3でのABSリソースの使用率がある閾値1よりも大きい場合には、ABSの割合を増加し、ある閾値2よりも小さい場合にはABSの割合を減少し、閾値1と閾値2の場合には変更しないなどの制御が考えられる。加えて、L2/L3プロセッサ14からリソース割当て情報を取得し、マクロ基地局1のリソース使用率が小さい場合にはABSの割合を増加するなどの制御も考えられる。ABS決定部15が決定したABSパターンは、ネットワークI/F16を介して周囲のLPN3へと通知される。また、L2/L3プロセッサ14にも通知される。
ネットワークI/F16は、マクロ基地局1がバックホール回線を通じて、コアネットワークに接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F16を介して、コアネットワークと接続することで、マクロ基地局1は、ゲートウェイや移動管理装置、他の基地局と通信することができる。
図5は、図1のLPN3の構成の一例である。
アンテナ21、RF部22、ベースバンド信号処理部23については、図4のマクロ基地局1と大きな違いはない。L2/L3プロセッサ24についても、基本的な機能はマクロ基地局1と同じで良い。異なる点は、大きく2点ある。1点目は、図3のS3に示したように、マクロ基地局1のABSパターンに基づいて、LPN端末2−2に2パターンのCQIを測定するように指示する点である。2点目は、図3のS5、S6に示したように、LPN3のスケジューリングにおいて、LPN端末2−2から報告されたABSおよびNormal Subframeの2種類のCQIに基づいてスケジューリングを行う点である。ABSパターンの情報は、ネットワークI/F16を介して、マクロ基地局1からABSリソース使用率算出部25に通知され、L2/L3プロセッサ14に転送される。
ABSリソース使用率算出部25は、図3のS7におけるDL ABS Status、すなわち、ABSリソースの使用率を算出する部分であり、図示を省略したCPUなどの処理部のプログラム処理で実現できる。ABSリソース使用率算出部25は、L2/L3プロセッサ24からリソース割当て情報を受信し、ABSリソースのリソースブロックの内、何%が使用されているかを算出する。そして、その情報をABS Statusとして、ネットワークI/F16を介してマクロ基地局1に報告する。
以上述べたような既存のシステムでは、マクロ基地局1がABSパターン、すなわち、ABSの割合を決定するために、LPN3のABSリソースの使用率を用いている。しかし、この情報では、マクロ基地局1がABSを増減した結果、LPN3のABSリソースの使用率がどの程度変化するかを知ることはできない。そのため、過剰にABSを増加することで、マクロ基地局1のスループットが必要以上に低下することや、過剰にABSを減少することで、LPN3のスループットが必要以上に低下してしまう可能性がある。
上述の問題を解決する第一の実施例について、図6〜図17に従い説明する。
<動作手順>
図6は、第一の実施例の動作手順の一例を示す。本実施例において、数番10、30をそれぞれ、マクロ基地局、LPNとする。
図6のS1からS6までの手順は、図3と同様で良い。LPN30の動作として図3と異なる点はS11とS12である。
S11では、LPN30の処理部は、S4にて取得した各LPN端末2−2のABSとNormal SubframeのCQIを用いて、マクロ基地局10のABSの割合と各LPN端末2−2のスループットの予測値の関係を算出する。そして、S12にて、算出した各LPN端末2−2のスループットの予測値をマクロ基地局10に報告する。
図7は、図6のS12で、LPN30からマクロ基地局10に報告するスループット予測値の例である。図7に示すように、LPN30は、LPN端末2−2のIDと、各ABSの割合におけるスループットの予測値との対応関係をマクロ基地局10に報告する。図7ではスループットはMbpsの単位で記載しているが、スループットをシステム帯域幅で除算した周波数利用効率(bps/Hz)を報告しても良い。もしくは、スループットまたは周波数利用効率をある規則に従って数ビットの情報に量子化し、そのIndexを報告しても良い。また、S11およびS12は定期的に行っても良く、マクロ基地局10から要求があった場合に行っても良い。スループット予測値の具体的な算出方法は後述する。
また、図7では全てのABSの割合に対して、LPN端末2−2のスループット予測値を報告するものとしているが、現在のABSの割合から一定量だけABSを増減した場合のスループット予測値のみを報告しても良い。もしくは、マクロ基地局10が予測値を算出するABSの割合を指定し、LPN30は指定されたABSの割合のみのスループット予測値を報告しても良い。また、各LPN端末2−2のスループット予測値ではなく、LPN30に接続する全LPN端末2−2の平均スループットの予測値や、最小スループットの予測値などでも良い。
マクロ基地局10では、LPN30から報告された各ABSの割合に対するLPN端末2−2のスループットの予測値と、マクロ端末2−1のCQIから算出したマクロ端末2−1のスループットの予測値を用いて、ABSパターンを決定する(S13)。具体的な決定方法については後述する。そして、ABSパターンに変更が生じた場合は、変更したABS情報を周囲のLPN30に通知する(S14)。マクロ基地局10の周囲に複数のLPN30が存在する場合は、図6の動作は複数のLPN30に対して行われる。また、マクロ基地局10は複数のセクタを有していても良い。
ここで、マクロ基地局10がマクロ端末2−1のCQIからマクロ端末2−1のスループット予測値を算出する場合、マクロ端末2−1のABSにおけるCQIと、Normal SubframeにおけるCQIが必要となる。この場合の動作は、マクロ基地局10がABSにおいてデータ信号の送信電力を0にする場合、すなわち、送信を停止する場合とそうでない場合で異なる。ABSにおいてマクロ基地局10が送信電力を0にする場合は、ABSにおけるマクロ端末2−1のCQIは0とすれば良い。したがって、マクロ端末2−1に報告させる必要はない。Normal subframeにおけるCQIは、マクロ端末2−1から報告される値を用いれば良い。
一方、ABSにおいて送信電力を減少させる場合には、ABSにおけるマクロ端末2−1のCQIは必ずしも0とはならない。ABSにおけるマクロ端末2−1のCQIを算出する方法としては、Normal SubframeにおけるCQIと、Normal SubframeとABSの送信電力の差分から、マクロ基地局10側で、ABSにおけるCQIの低下量を補正する方法が考えられる。この場合もマクロ端末2−1は、Normal SubframeにおけるCQIのみを報告すれば良く、ABSにおけるCQIを測定、報告する必要はない。
その他の方法としては、マクロ端末2−1側でABSにおけるCQIを測定し、マクロ基地局10に報告する方法が考えられる。
図8に、この場合の動作手順の例を示す。マクロ基地局10は、マクロ端末2−1にABSおよびNormal Subframeで測定したCQIをそれぞれ報告するように指示する(S21)。そして、マクロ端末2−1では、ABSのCQIとNormal SubframeのCQIをそれぞれ測定し、マクロ基地局に報告する(S22)。S22では、2つのCQIを同時に報告するものとしているが、報告するタイミングや用いるリソース等を分けて報告しても良い。
一般的に、CQIは参照信号を基に測定するため、ABSにおいて、参照信号の送信電力を減少させるかによって、S21において、マクロ基地局10からマクロ端末2−1に通知すべき情報も異なってくる。例えば、ABSにおいて、データ信号の送信電力のみでなく、参照信号の送信電力も同時に減少させる場合、図6のS4と同様に2種類のCQI測定用のSubframeパターンを通知すれば良い。もしくは、それに加えて、ABSにおける参照信号とデータ信号の送信電力を通知しても良い。ただし、Normal Subframeにおける参照信号の送信電力は、別途通知されるため、Normal Subframeにおける参照信号の送信電力との差分として通知しても良い。一方、ABSにおいて、参照信号の送信電力を変更せず、データ信号のみの送信電力を減少する場合、ABSにおけるデータ信号の送信電力、または参照信号の送信電力との差分を通知すれば良い。
LTEでは、Normal Subframeにおける参照信号とデータ信号の送信電力の差分(比)は、PaまたはPbと呼ばれている。これと同様の情報がABSのデータ信号の送信電力を通知するために利用できる。この場合、マクロ端末2−1では、通知されたデータ信号の送信電力の情報を基に、参照信号から測定したCQIを補正し、ABSにおけるCQIを算出して報告する。また、ABSにおけるCQIを測定するための参照信号、および、リソースを新たに設けてもよい。その場合は、当該リソースの場所、送信タイミング、参照信号の系列等の情報を通知しても良い。このための参照信号としては、LTEにおけるCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)などが利用できる。
また、図8のS23、S24において、マクロ基地局10は、マクロ端末2−1のABSとNormal SubframeにおけるCQIを用いてスケジューリングを行う。この時のスケジューリング方法としても、PFSなどを用いることができる。この場合、マクロ基地局10は、Normal SuframeのCQIに対するABSのCQIの低下が小さいマクロ端末2−1aを、ABSにおいて優先的にスケジューリングする(S23)。そして、ABSにおけるCQIの低下が大きいマクロ端末2−1bを、Normal Subframeにおいて優先的にスケジューリングする(S24)。
<装置構成>
図9は、第一の実施例のマクロ基地局10の構成の一例を示す図である。アンテナ31、RF部32、ベースバンド信号処理部33については、図4の既存システムのマクロ基地局1と同じで良い。図4の構成と違う点は、スループット予測値算出部36が追加される点と、L2/L3プロセッサ34が、図8にて述べたように、マクロ端末2−1にABSとNormal SubframeにおけるCQIを報告するように指示する点、および、それらのCQIを用いてスケジューリングを行う点である。また、マクロ端末2−1のABSおよびNormal SubframeにおけるCQIをスループット予測値算出部36に通知する点も異なる。通知するCQIは瞬時的な値でも良く、例えば、ABSパターンの周期40msの区間などに端末から報告された複数のCQIを平均した値でも良い。
新たに追加されたスループット予測値算出部36は、ABS決定部35同様、図示を省略したマクロ基地局10の処理部であるCPUのプログラム処理で実現できる。スループット予測値算出部36は、L2/L3プロセッサ34から通知されるマクロ端末2−1のCQIを基に、ABSの割合とマクロ端末2−1のスループットの予測値の関係を算出する部分である。スループット予測値算出部36は、算出したマクロ端末2−1のABSの割合とスループット予測値の関係を、例えば図10のようなフォーマットでABS決定部35に通知する。図10は、図7と同様に、マクロ端末2−1のIDと、ABSの割合に対するスループット予測値から構成される。スループット予測値の算出方法は後述する。
ABS決定部35は、LPN30からネットワークI/F16経由で報告されたLPN端末2−2のスループット予測値(図7参照)と、スループット予測値算出部36から通知されたマクロ端末2−1のスループット予測値(図10参照)を用いてABSの割合を決定する。スループット予測値と既存システムで用いられるリソースの使用率の両方を用いて決定しても良い。具体的なABSの割合の決定方法については後述する。ABSの割合が決定した場合、ABSパターン(すなわち、どのSubframeをABSにするか)を決定する方法は任意の方法で良い。例えば、40Subframeの中でできるだけ一定の間隔でABSが出現するようにすれば良い。
図11は、第一の実施例のLPN30の構成の一例である。アンテナ41、RF部42、ベースバンド信号処理部43は、図5で述べたものと同様の構成で良い。図5のLPN3と比較し、スループット予測値算出部46が追加されたこと、及び、L2/L3プロセッサ44が、各LPN端末2−2のABSにおけるCQIとNormal SubframeにおけるCQIのそれぞれをスループット予測値算出部46に通知する点のみが異なる。通知するCQIは瞬時的な値でも良く、例えば、ABSパターンの周期40msの区間などで端末から報告された複数のCQIを平均した値でも良い。ABSリソース使用率算出部45の動作は図5と同様で良いが、図11では、ABSリソース使用率算出部45とスループット予測値算出部46をまとめて、ABS Status算出部47としている。
本実施例のスループット予測値算出部46は、L2/L3プロセッサ44から通知された各LPN端末2−2のABSおよびNormal SubframeにおけるCQIを基に、マクロ基地局10のABSの割合と、LPN端末2−2のスループットの予測値の関係を算出する部分である。スループット予測値の算出方法は後述する。ABSリソース使用率算出部45にて算出したABSリソースの使用率とスループット予測値算出部46で算出したスループットの予測値は、ABS Statusとしてマクロ基地局10に報告される。ただし、これらの両方を報告しても良く、マクロ基地局10からの要求に応じて、いずれか一方のみを報告しても良い。
<スループット予測値の算出方法>
図9のマクロ基地局10のスループット予測値算出部36、または図11のLPN30のスループット予測値算出部46で算出する、マクロ端末2−1またはLPN端末2−2のスループット予測値の算出方法について説明する。まず、LPN30におけるスループット予測値の算出方法について述べる。例として、LPN30ではPFS(Proportional Fairness Scheduling)を用いるものとし、あるSubframeの全周波数リソース(全リソースブロック)を1つの端末に割当てるものと仮定する。ただし、これは予測値の算出、および、マクロ基地局10がABSの割合を決定するための指標として用いるものであり、実際のスケジューリング方法はPFSでなくても良い。また、割当てる周波数リソースの単位は任意の数で良い。
PFSでは、瞬時スループット/平均スループットを評価関数として、評価関数が最も大きい端末にリソースを割当てる。瞬時スループットは、端末から報告されたCQIを1Subframe(または単位時間)当たりに送信可能なデータ量に変換したものである。もしくは、周波数利用効率でも良い。一般性を失わないため、以降では、瞬時スループットはCQIと同意であるものとする。
第u端末のABSおよびNormal SubframeにおけるCQIをそれぞれ、CA,u、CN,uとする。この時、第u端末のABSおよびNormal Subframeにおける評価関数CostA、および、CostNは数式(1)および(2)で表わせる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
ただし、Dk,uは第kSubframeに第u端末に送信したデータ量、Tは第u端末の通信時間(もしくは通信Subframe数)である。PFSでは、各基地局に接続する端末の内、数式(1)および(2)の評価関数が最大となる端末に、ABS、Normal Subframeのそれぞれで、リソースを割当てる。
図12はPFSを用いた場合の、評価関数とリソースを割当てられた端末の時間変化の例を示したものである。図12では、LPN端末2−2aをマクロ基地局10からの干渉が大きい端末、LPN端末2−2bをマクロ基地局10からの干渉が小さい端末であるものとしている。すなわち、LPN端末2−2aは、ABSにおいてCQIが大きく改善する端末であり、LPN端末2−2bは、ABSとNormal SubframeでのCQIの差が小さい端末である。このことは、第u端末のNormal SubframeのCQIで正規化したABSのCQIをΔ=CA,u/CN,uとした場合、Δ>Δであることを意味する。
図12では、例として、CA,a=10、CN,a=2、Δ=5、CA,b=7、CN,b=5、Δ=1.4としている。また、リソースが割当てられた場合、CQIと同一のデータ量を送信できるものとしている(すなわち、Dk,u=CA,uまたはCN,u)。マクロ基地局10のABSパターンは、4Subframeに一回ABSになるものとしている。図12より、PFSを用いると、Δが大きい端末2−2aは、ABSでの評価関数が大きくなり、Δが小さい端末2−2bはNormal Subframeでの評価関数が大きくなることがわかる。その結果、端末2−2aに優先的にABSリソースが割当てられ、端末2−2bに優先的にNormal Subframeリソースが割当てられている。例えば、2端末の場合では、以上のようなリソース割当ての傾向は、ABSの割合がどの範囲内にあるかに応じて、3つの場合に分割することができる。
図13A、13B、13Cに3つの場合(Case1、Case2、Case3)の端末2−2aおよび端末2−2bのABSおよびNormal Subframeのリソース割当ての傾向、および、両者の評価関数の関係を示す。ここで、以降では、全時間に対するABSの割合をrABSと表記するものとする(0≦rABS≦1)。なお、1−rABSはNormal Subframeの割合となる。また、Case1と2、Case2と3の境界となるrABSをそれぞれ閾値1、閾値2とする。
図13AのCase1は、0≦rABS≦閾値1の場合である。Case1では、LPN端末2−2aは、ABSとNormal Subframeの両方が割当てられ、LPN端末2−2bは、Normal Subframeのみが割当てられる。この時、ABSにおける評価関数は、CostA≧CostAとなり、Normal Subframeにおける評価関数は、CostN=CostNとなる。
図13BのCase2は、閾値1≦rABS≦閾値2の場合である。Case2では、LPN端末2−2aは、ABSのみが割当てられ、LPN端末2−2bは、Normal Subframeのみが割当てられる。この時、ABSにおける評価関数は、CostA≧CostAとなり、Normal Subframeにおける評価関数は、CostN≦CostNとなる。なお、図12に示した例では、rABS=0.25であり、Case2に相当する。
図13CのCase3は、閾値2≦rABS≦1.0の場合である。Case3では、LPN端末2−2aは、ABSのみが割当てられ、LPN端末2−2bは、ABSとNormal Subframeの両方が割当てられる。この時、ABSにおける評価関数は、CostA=CostAとなり、Normal Subframeにおける評価関数は、CostN≦CostNとなる。
このように、Case1、2、3の境界、すなわち、rABSが閾値1と閾値2と等しくなる点において、端末2−2aと端末2−2bに割当てられるリソースが変化する。その結果、rABSの変化に対する端末2−2aおよび端末2−2bのスループットの変化の関係(横軸rABS、縦軸スループットとした場合のグラフの傾き)が変化することになる。Case1、2、3の中ではrABSの変化に対するスループットの傾きは一定である。そのため、rABSが0、閾値1、閾値2、1.0となるときの端末2−2a、端末2−2bのスループットを算出し、その間を一次線形補間することで、任意のrABSの値における、端末2−2aおよび端末2−2bのスループットの予測値が算出できる。
次に、閾値1、2の算出方法について述べる。閾値1は、Case1とCase2の境界である。そのため、rABS=閾値1となる場合、端末2−2aはABSのみを割当てられ、かつ、端末2−2bはNormal Subframeのみを割当てられ、かつ、Normal Subframeにおける両端末の評価関数が等しくなる。この時、Normal Subframeにおける評価関数の関係は数式(3)を満たす。
Figure 2013219700
数式(3)より、閾値1となるrABS=rABS(Th1)は数式(4)のように求めることができる。
Figure 2013219700
ここで、ABSの割合がrABSのときの第u端末のスループットの予測値をE(rABS)で表わすものとする。この時、閾値1における端末2−2a、端末2−2bのスループットの予測値、E(rABS(Th1))、E(rABS(Th1))は、数式(3)の左辺および右辺の分母で表わせるため、数式(5)、(6)のようになる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
同様に、閾値2は、Case2とCase3の境界である。そのため、rABSが閾値2となる場合、端末2−2aはABSのみを割当てられ、かつ、端末2−2bはNormal Subframeのみを割当てられ、かつ、ABSにおける両端末の評価関数が等しくなる。この時、ABSにおける評価関数の関係は数式(7)を満たす。
Figure 2013219700
数式(7)より、閾値2となるrABS(Th2)は数式(8)で表わされる。
Figure 2013219700
この時、端末2−2a、端末2−2bのスループットの予測値、E(rABS(Th2))、E(rABS(Th2))は、数式(7)の左辺および右辺の分母で表わせるため、数式(9)、(10)のようになる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
また、rABS=0、および、rABS=1.0、すなわち、Normal Subframeのみ、および、ABSのみの場合、端末2−2aと端末2−2bでNormal SubframeとABSの時間リソースを等しく分割することになる。そのため、この時のスループットの予測値、E(0)、E(0)および、E(1.0)、E(1.0)は数式(11)〜(14)で表わせる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
Figure 2013219700
Figure 2013219700
同様の算出方法は、任意の端末数の場合に拡張できる。ここで、LPN30当りのLPN端末2−2の数をUとし、LPN端末2−2のIDを1、2、・・・、U、Δ>Δ>・・・>ΔULであるものとする。端末数がUの場合、合計2(U−1)の閾値が生じる。
閾値2u−1(u=1〜U−1)では、LPN端末1〜uはABSのみを割当てられ、LPN端末u+1〜UはNormal Subframeのみを割当てられ、かつ、Normal Subframeの評価関数がLPN端末u〜Uで等しくなる。ただし、LPN端末1〜uはABSリソースを等しく分割し、LPN端末u+1〜UはNormal Subframeリソースを等しく分割する。この時、Normal Subframeにおける評価関数は、数式(15)を満たす。
Figure 2013219700
したがって、閾値2u−1となるrABS(Th(2u−1))は数式(16)で、この時のLPN端末i=1〜uのスループットの予測値は数式(17)で、LPN端末j=u+1,…,Uのスループットの予測値は数式(18)で表わせる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
Figure 2013219700
また、閾値2u(u=1〜U−1)では、LPN端末1〜uはABSのみを割当てられ、LPN端末u+1〜UはNormal Subframeのみを割当てられ、かつ、ABSの評価関数がLPN端末1〜u+1で等しくなる。ただし、LPN端末1〜uはABSリソースを等しく分割し、LPN端末u+1〜UはNormal Subframeリソースを等しく分割する。この時、ABSにおける評価関数は、数式(19)を満たす。
Figure 2013219700
したがって、閾値2uとなるrABS(Th(2u))は数式(20)で、この時のLPN端末i=1〜uのスループットの予測値は数式(21)で、LPN端末j=u+1,…,Uのスループットの予測値は数式(22)で表わせる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
Figure 2013219700
また、rABS=0および1.0を閾値0、閾値2U−1とすると(すなわち、rABS(Th0)=0、rABS(Th(2U−1))=1.0)、LPN端末i(i=1〜U)のスループットはそれぞれ数式(23)、(24)で表わす事ができる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
ここで、数式(23)は、数式(20)〜(22)でu=0とした場合と等しく、数式(24)は、数式(16)〜(18)でu=Uとした場合と等しいことがわかる。したがって、LPN30の端末数がUの場合、rABS=0、1.0の場合も含めて、合計2U個の閾値が生じると言える。さらに、数式(16)(17)(19)(20)(21)(22)(23)(24)をまとめると、第n番目の閾値(n=0,…,2U−1)となるrABS(Th(n))およびその時のLPN端末uのスループットの予測値は、数式(25)および(26)のように一般化できる。
Figure 2013219700
Figure 2013219700
数式(25)および(26)を用い、算出した各閾値におけるスループット予測値を線形補間することで、LPN30は、任意のABSの割合rABSと各LPN端末のスループット予測値の関係を算出することができる。
図14Aの上部、下部は、数式(25)および(26)を用いて求めたABSの割合rABSに対するスループット予測値の例である。LPN端末数は10とし、ABSとNormal SubframeのCQIは図14Bに示す表50のようにしている。図14Aのプロット点が、各閾値における各LPN端末のスループット予測値を示し、プロット点の間は線形補間している。図14Aの上部は、端末ID1−5に、同下図は、端末ID6−10のスループット予測値を示している。なお、図15A、図16Aの上部、下部も同様である。数式(25)および(26)を用いて、LPN3はLPN端末2−2のスループット予測値を算出し、図7に示したようなフォーマットでマクロ基地局10に報告する。
数式(25)および(26)は、マクロ基地局10のスループット予測値算出部36がマクロ端末2−1のスループット予測値を算出する場合にも用いることができる。ここで、マクロ基地局10では、ABSの方がNormal SubframeよりもCQIが小さくなるため、基本的に、Δ=CA,u/CN,u<1となる。ただし、マクロ基地局10がABSにおいて送信電力を0にする(すなわち、送信を停止する)場合、Δ=0となり、数式(25)(26)において0で除算することになる。そのため、この場合は、0に近い微小な数を用いれば良い。マクロ基地局10がABSにおいて送信電力を低減する場合は、図8等の方法で取得したABSにおけるマクロ端末2−1のCQIを用いれば良い。
図15A、図15B、図16A、図16Bは、それぞれ、マクロ基地局1がABSにおいて送信電力を0にする場合と、送信電力を低減する場合のマクロ端末2−1のスループットの予測値の例を示すグラフと表である。マクロ端末2−1の数は10とし、CQIはそれぞれ図15Bの表51、図16Bの表52の値を用いている。なお、送信電力を0にする場合のABSのCQIは10−10とした。
<マクロ基地局のABSの設定方法>
本実施例の図9のマクロ基地局のABS決定部35において、ABSを決定する方法の例を述べる。先に述べたように、ABS決定部35は、LPN3より報告されたLPN端末2−2のスループット予測値(図7参照)とマクロ基地局10のスループット予測値算出部36から取得したマクロ端末2−1のスループット予測値(図10参照)を保持している。そのため、任意の基準を用いて、ABSの割合を決定することができる。
例えば、図17は、ABSの割合rABSに対するマクロ端末2−1およびLPN端末2−2を含む全端末の平均スループットの予測値および最小スループットの予測値の例である。図17は、図14Aおよび図15Aから算出している。図17では、ABS決定部35は、平均スループットを最大化する場合には、ABSの割合を0.1に決定し、最小スループットを最大化する場合には、ABSの割合を0.4に決定する。その他にも、スループット予測値の累積分布がX%となるスループットを最大化するABSの割合に決定してもよく、最大の平均スループットのX%を達成できる最小のABSの割合などに決定しても良い。
また、スループット予測値に加えて、既存システムで用いられているリソース使用率を同時に用いても良い。例えば、マクロ基地局10またはLPN30のリソース使用率が100%の場合に、スループット予測値を用いる方法を適用するなどが有効である。これは、全ての基地局のリソース使用率が100%未満の場合には、現在のABSパターンで問題はないため、スループット予測値を用いてABSパターンを変更する必要はないためである。
第二の実施例では、マクロ基地局1がLPN端末2−2のスループット予測値も算出する。第二の実施形態は、例えば、図18のように、LPN30とマクロ基地局10が光ファイバ等の有線回線で直接接続された集中型基地局構成の場合などに有効である。この場合、LPN30は、図11のアンテナ41およびRF部42、および、光電気変換器のみを備えたRRHであり、ベースバンド信号処理部43以降は、マクロ基地局10と同一位置に集約しても良い。
図19は、第二の実施例の動作手順の例である。図19のS1〜S6までの動作は図6と同様で良い。S31では、LPN30は、S4で取得した、各LPN端末2−2のABSのCQIとNormal SubframeのCQIをマクロ基地局1に報告する。図20は、LPN3からマクロ基地局10に報告する各端末のABSおよびNormal SubframeのCQIの例である。報告するCQIは、bps/Hz単位としているが、ある規則にしたがって、数ビットの情報に量子化したIndexでもよく、先に述べたようにRIなどを含んでいても良い。
マクロ基地局10は、LPN30から通知されたLPN端末2−2のCQIを用いて、LPN端末2−2のスループットの予測値を算出する(S32)。また、マクロ基地局10は、マクロ端末2−1のスループット予測値も算出する。そして、これらの情報を用いてABSの割合およびを決定し(S13)、必要に応じてABS情報をLPNに通知する(S14)。スループット予測値の算出方法は、数式(25)や(26)に示した通りである。また、ABSの決定方法も先に述べた通りである。
第三の実施例では、マクロ1基地局やLPN3とは異なるABS制御装置101がABSの割合およびABSパターンを決定する。図21は、第三の実施形態のシステム構成の例である。マクロ基地局10やLPN30は、ネットワークI/F102を介して、もしくは、直接、ABS制御装置101と接続している。ABS制御装置101と接続するマクロ基地局10やLPN30は複数でも良い。
図22は、ABS制御装置101が存在する場合の動作手順の例である。まず、ABS制御装置101は、ABSパターンを決定し(S41)、マクロ基地局10やLPN30に通知する(S42)。ABSパターンの情報を受信したマクロ基地局10やLPN30は、マクロ端末2−1やLPN端末2−2にABSおよびNormal Subframeで測定したCQIをそれぞれ報告するように指示する(S43)。マクロ基地局10が、送信を停止する場合や、マクロ基地局10側でABSにおけるCQIを補正して算出する場合には、マクロ基地局10では、S43の動作を行わなくても良い。マクロ基地局10およびLPN30から上記2種類のCQIの報告を指示されたマクロ端末2−1およびLPN端末2−2は、先に述べた方法で、ABSおよびNormal SubframeにおけるCQIをそれぞれ測定し、それぞれが接続するマクロ基地局10およびLPN30に報告する(S44)。マクロ基地局10およびLPN30では、S44で報告されたCQIを用いてスケジューリングを行う(S45)。また、報告されたCQI、および、数式(25)や(26)を用いて、各端末のABSの割合とスループット予測値の関係を算出する(S46)。そして、マクロ基地局10およびLPN30は、S46で算出したスループット予測値をABS制御装置101に報告する(S47)。報告は周期的に行っても良く、ABS制御装置からの指示があった場合に行っても良い。ABS制御装置101は、S47で報告されたマクロ端末2−1とLPN端末2−2のスループット予測値を用いて、ABSの割合およびABSパターンを決定する。変更が必要であればABSパターンを変更し、マクロ基地局1およびLPN30に通知する(S48、S49)。
なお、図22では、マクロ基地局10およびLPN30でスループット予測値を算出するものとしているが、図19と同様に、マクロ基地局10およびLPN30から、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2のABS、およびNormal SubframeにおけるCQIをABS制御装置101に報告し、ABS制御装置101がスループット予測値を算出しても良い。
また、ABSの割合およびABSパターンの決定方法は先に述べた方法を用いれば良い。
第四の実施例では、各端末のQoS(Quality of Service)を考慮してABSを決定する。QoSはサービスの種類や要求される遅延時間等を示すQCI(QoS Class Identifier)や、最大ビットレート、平均ビットレートなどからなる。これらの情報は、サービスの種類(または、ベアラ)ごと、もしくは、端末ごとに、移動管理装置などの上位ノードから基地局に通知される。遅延時間やビットレートは基地局におけるバッファ残量などから算出しても良い。
図23は、第四の実施形態の動作手順の例である。マクロ基地局10およびLPN30は、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2のQoSに関する情報を上位ノードから通知される(S51)。マクロ基地局10は、ABSパターンを決定し、ABSの情報をLPN30に通知する(S52、S53)。マクロ基地局10およびLPN30は、ABSおよびNormal Subframeで測定したCQIをそれぞれ報告するように、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2に指示する(S54)。マクロ端末2−1およびLPN端末2−2は、ABSのCQIとNormal SubframeのCQIをそれぞれ測定し、接続するマクロ基地局10またはLPN30に報告する(S55)。マクロ基地局10およびLPN30は、上位ノードから報告された各端末のQoS情報と、各端末から報告されたCQIを用いて、ABSの割合とQoSを満足する端末数の関係を算出する(S56)。具体的には、数式(25)(26)などを用いて、各端末のABSの割合とスループット予測値の関係を算出し、各端末に要求されるスループットや遅延時間等から、QoSを満たせるかどうかを判定すれば良い。LPN30は、ABSの割合とQoSを満足する端末数の関係をマクロ基地局10に報告する(S57)。
S57の情報は、例えば図24に示すようなフォーマットで報告する。図24は、ABSの割合とQoSを満足するLPN端末数、LPNに接続する全端末の数から構成される。図24のように。全てのABSの割合に対するQoSを満足するLPN端末数の情報を報告しても良く、マクロ基地局10から要求のあったABSの割合に対する情報のみを報告しても良い。マクロ基地局10は、S57でLPNから報告された情報と、S56で算出したABSの割合とQoSを満足するマクロ端末数の関係を用いて、マクロ基地局10およびLPN30合計で、最も多くの端末がQoSを満足するABSの割合を算出する(S58)。S58で算出したABSの割合が現在のABSの割合と異なる場合には、ABSパターンを変更し(S59)、変更したABS情報をLPN30に通知する(S60)。
第四の実施形態は、ABS制御装置101が存在していても良い。その場合、マクロ基地局10およびLPN30は、ABSの割合とQoSを満足する端末数の関係をABS制御装置101に報告する。また、マクロ基地局10もしくはABS制御装置101に、各端末のABSとNormal SubframeのCQI、および、各端末のQoS情報を集め、マクロ基地局10もしくはABS制御装置101でABSの割合とQoSを満足する端末数の関係を算出しても良い。
第五の実施例では、マクロ基地局10のABSの割合に加え、ABSにおけるマクロ基地局10の送信電力も最適化することを目的とする。図25、図26は、第五の実施形態の動作手順の例である。
まず、マクロ基地局10は初期のABSパターンおよびABSにおける送信電力を決定し、LPN30に通知する(S61)。ABSにおける送信電力は、必ずしもLPN30に通知する必要はないが、送信電力を変更したことは通知した方が望ましい。そして、マクロ基地局10およびLPN30は、ABS、Normal Subframeで測定したCQIを報告するように各端末に指示する(S62)。マクロ端末2−1がCQIを算出するために、ABSにおけるマクロ基地局10の送信電力が必要となるため、マクロ基地局10は、ABSにおける送信電力、または、参照信号とデータ信号の送信電力の差分もマクロ端末2−1に通知する(S63)。その他に、図8に記載した情報を通知しても良い。マクロ端末2−1およびLPN端末2−2は、ABSとNormal SubframeのCQIをそれぞれ算出し、接続するマクロ基地局10またはLPN30に報告する(S64)。マクロ基地局10は、S64で報告されたCQIを用いて、現在のABSの送信電力の設定値における、ABSの割合とスループット予測値の関係を算出し、記憶しておく(S65)。LPN30では、ABSの割合とスループット予測値の関係を算出し、マクロ基地局10に報告する(S66)。S66では、ABSとNormal SubframeのLPN端末2−2のCQIをLPN30からマクロ基地局10に報告し、マクロ基地局10でLPN端末2−2のスループット予測値を算出しても良い。また、スループット予測値の算出方法は、数式(25)(26)などを用いれば良い。
続いて、マクロ基地局10は、LPN30からスループット予測値の情報を受信した後、ABSにおける送信電力を変更し、その情報をマクロ端末2−1およびLPN30に通知する(S67)。そして、S64と同様に、マクロ基地局10およびLPN30は各端末からCQIを収集する(S68)。マクロ基地局10は、S65と同様に、S67で変更したABSの送信電力におけるスループット予測値を算出し、記憶しておく(S69)。LPN30においても、S66と同様にスループット予測値を算出し、マクロ基地局10に報告する(S70)。そして、再度、マクロ基地局10はABSにおける送信電力を変更し、S67〜S70の動作を繰り返す。以上の動作により、マクロ基地局10は、マクロ基地局10のABSにおける送信電力、ABSの割合、マクロ端末2−1とLPN端末2−2のスループットの予測値の関係を取得することができる。ただし、これらの情報を算出するために必要な情報は、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2のNormal SubframeのCQIと、ABSの送信電力を変化させた場合のABSのCQIであるため、何らかの方法でそれらを取得できれば良い。例えば、あるABSの送信電力におけるCQIとNormal SubframeのCQIを取得し、ABSの送信電力とNormal Subframeの送信電力から、CQIを補正して任意のABSの送信電力におけるCQIを算出する方法などが適用できる。
次に、マクロ基地局10は、図25の動作にて取得した、ABSにおけるマクロ基地局10の送信電力と、ABSの割合、マクロ端末2−1およびLPN端末2−2のスループット予測値に基づいて、ABSにおけるマクロ基地局10の送信電力とABSの割合(およびABSパターン)を決定する(S71)。具体的な方法は、図17にて述べたように、マクロ端末2−1、LPN端末2−2を含めた全端末の平均スループットもしくは最小スループットなどが最大となる送信電力、および、ABSの割合に決定する方法などが考えられる。ただし、先に述べたその他の任意の基準で決定しても良い。次いで、マクロ基地局10は、S71で決定したABSパターンとABSにおける送信電力をLPN30に通知する(S72)。マクロ基地局2−1およびLPN30は、S71で決定したABS、および、Normal Subframeで測定したCQIを報告するように、マクロ端末2−1およびLPN30に指示する(S73)。マクロ端末2−1には、変更後の送信電力も通知する(S74)。以後、マクロ基地局10とLPN30は、S71で決定した送信電力、および、ABSパターンで通信を行う。また、図25および図26の動作は、周期的に行い、ABSの送信電力、および、ABSパターンを更新していけばよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。 また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、それぞれの機能を実現するプログラムを実行することによりソフトウェアで実現する場合を例示して説明したが、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報はメモリのみならず、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、DVD等の記録媒体におくことができるし、必要に応じてネットワーク等を介してダウンロード、インストールすることも可能である。
1、10…マクロ基地局
2…端末
3、30…LPN
11…アンテナ
12…RF部
13…ベースバンド信号処理部
14…L2/L3プロセッサ
15…ABS決定部
16…ネットワークI/F
25…ABSリソース使用率算出部
36…スループット予測値算出部
47…ABS Status算出部
101…ABS制御装置

Claims (15)

  1. 無線通信システムであって、
    他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局と、
    前記第一の基地局から干渉を受ける1または複数の第二の基地局と、
    前記第一の基地局がデータの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間と、データの送信を停止する、もしくは送信電力を低減する第二の時間を設定する設定部と、
    前記第一の基地局および前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間における通信品質と、前記第二の時間における通信品質に基づいて、前記第二の時間の割合を決定する決定部と、を有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局および前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間における通信品質と、前記第二の時間における通信品質に基づいて、
    前記第一の期間と前記第二の時間のパターンを決定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムであって、
    前記第二の基地局は、
    前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間、および前記第二の時間における通信品質に基づいて、前記第二の時間の割合と、前記第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値を算出し、
    前記第二の時間の割合と、前記第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値の関係を、前記第一の基地局に通知する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局は、
    前記第一の基地局に接続する端末の、前記第一の時間、および、前記第二の時間における通信品質に基づいて、前記第二の時間の割合と、前記第一の基地局に接続する端末のスループットの予測値を算出し、
    前記第二の時間の割合と、前記第一および前記第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値の関係に基づいて、前記第二の時間の割合、および前記第一の時間と前記第二の時間のパターンを決定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記第二の基地局は、
    前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間、および、前記第二の時間における通信品質を、前記第一の基地局に通知する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局は、
    前記第一の基地局に接続する端末と、前記第二の基地局に接続する端末の平均スループット、または、最小スループットが最大となる、前記第二の時間の割合、および前記第一の時間と前記第二の時間のパターンを決定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局および前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間における通信品質と、前記第二の時間における通信品質に基づいて、
    前記第二の時間の割合と、QoS(Quality of Service)を満足する、前記第一の基地局および前記第二の基地局の端末の数の関係に基づいて、前記第二の時間の割合、および前記第一の時間と前記第二の時間のパターンを決定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項3または4に記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局は、
    前記第二の基地局に、所定の前記第二の時間の割合に対するスループットの予測値を報告することを要求し、
    前記第二の基地局は、前記第一の基地局からの当該要求があった場合に、当該第二の時間の割合に対するスループットの予測値を、前記第一の基地局に通知する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局または前記第二の基地局とは異なる制御装置を更に備え、
    前記制御装置が、前記第二の時間の割合を決定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記第二の時間の割合を決定する際に、前記第一の基地局、および前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の時間における通信品質と、前記第二の時間における通信品質に加え、前記第一の基地局の前記第二の時間の複数の送信電力を利用する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第一の基地局、または前記第二の基地局のいずれかの無線リソースの使用率が、ある閾値よりも大きい場合に、前記第二の時間の割合を変更する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局から干渉を受ける第二の基地局であって、
    前記第二の基地局に接続する端末の、前記第一の基地局が、データの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間、および、前記第一の基地局が、データの送信を停止する、もしくは、送信電力を低減する第二の時間における通信品質に基づいて、前記第二の時間の割合と前記第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値を算出し、
    前記第二の時間の割合と、前記第二の基地局に接続する端末のスループットの予測値の関係を、前記第一の基地局に通知する、
    ことを特徴とする第二の基地局。
  13. 請求項12に記載の第二の基地局であって、
    前記第一の基地局から、所定の前記第二の時間の割合に対するスループットの予測値を報告するよう要求があった場合に、当該第二の時間の割合に対するスループットの予測値を、前記第一の基地局に通知する、
    ことを特徴とする第二の基地局。
  14. 請求項12に記載の第二の基地局であって、
    前記第二の基地局の無線リソースの使用率が、所定の閾値よりも大きい場合に、
    前記第二の時間の割合を変更する、
    ことを特徴とする第二の基地局。
  15. 他の基地局に対して干渉を及ぼす第一の基地局における干渉制御方法であって、
    前記第一の基地局は、
    データの送信を行う、もしくは通常の送信電力で送信する第一の時間と、データの送信を停止する、もしくは送信電力を低減する第二の時間を設定し、
    前記第二の時間の通信品質を測定する時間、前記第二の時間の前記第一の基地局の送信電力、前記第一の基地局の前記第一の時間の参照信号の送信電力と前記第二の時間の前記第一の基地局の送信電力の比、前記第二の時間の通信品質を測定するための参照信号の内、1または複数の情報を、前記第一の基地局に接続する端末に通知し、
    前記第一の基地局に接続する端末から、当該端末が前記情報に基づいて測定した、前記第一の時間および前記第二の時間の通信品質を受信し、
    受信した前記第一の時間および前記第二の時間の通信品質に基づき、前記第一の基地局に接続する端末のスケジューリングを行う、
    ことを特徴とする干渉制御方法。
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