<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1から図5を参照しつつ説明する。本実施形態では、テレビ受信装置TV、及び液晶表示装置10を例示する。なお、各図面には、X軸、Y軸及びZ軸が示されており、各軸方向が各図面において共通の方向となるように描かれている。また、図3及び図4に示される上側を表側(表示面側)とし、同図下側を裏側(背面側)とする。
図1は、本発明の実施形態1に係るテレビ受信装置TVの概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、テレビ受信装置TVの背面図である。本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示されるように、液晶表示ユニットLDUと、この液晶表示ユニットLDUの裏側(背面側)に取り付けられる各種基板PWB,MB,CTBと、液晶表示ユニットLDUの裏側に、各種基板PWB,MB,CTBを覆う形で取り付けられるカバー部材CVと、スタンドSTとを備えている。液晶表示ユニットLDUは、その表示面11cが鉛直方向(Y軸方向)に沿うように、スタンドSTによって支持されている。
本実施形態に係る液晶表示装置10は、上記した構成のテレビ受信装置TVから、少なくともテレビ信号を受信するための構成(メイン基板MBのチューナー部等)を除いたものからなる。液晶表示ユニットLDUは、全体として横長の矩形状をなしており、表示パネルとしての液晶パネル11と、外部光源としてのバックライト装置(照明装置)12とを備え、これらが液晶表示装置10の外観を構成するフレーム13及びシャーシ14によって一体的に保持された構成となっている。
液晶表示装置10における裏側の外観を構成するシャーシ14の裏面には、図2に示されるように、Y軸方向に沿って延在する形態のスタンド取付部材STAがX軸方向に離間した二個所に一対取り付けられている。これらスタンド取付部材STAは、断面形状がシャーシ14側の面が開口した略チャンネル型をなしており、シャーシ14との間に形成される空間内に、スタンドSTにおける一対の支柱部STbが差し込まれるように構成されている。なお、スタンド取付部材STA内の空間には、バックライト装置12が有するLED基板18に接続された配線部材(電線等)が通されるようになっている。スタンドSTは、X軸方向及びZ軸方向に沿って広がる台座部STaと、台座部STaからY軸方向に沿って立ち上がる一対の支柱部STbとからなる。カバー部材CVは、合成樹脂製であり、一対のスタンド取付部材STAをX軸方向において横切りつつ、シャーシ14の裏面における下側半分程度(図2参照)を覆う形で取り付けられている。このカバー部材CVとシャーシ14との間には、後述する各種基板PWB,MB,CTB等の部品を収容可能な空間が形成されている。
各種基板PWB,MB,CTBとしては、図2に示されるように、電源基板PWB,メイン基板MB及びコントロール基板CTBが含まれている。電源基板PWBは、液晶表示装置10の電力供給源であり、他の各基板MB,CTB及びバックライト装置12が有するLED17等に駆動電力を供給する。メイン基板MBは、テレビ信号を受信可能なチューナー部(不図示)と、受信したテレビ信号を画像処理する画像処理部(不図示)とを有しており、処理した画像信号をコントロール基板CTBへ出力する。なお、このメイン基板MBは液晶表示装置10が、外部の画像再生機器(不図示)に接続された時には、その画像再生機器からの画像信号が入力されるため、その画像信号を画像処理部にて処理し、処理後の信号がコントロール基板CTBに出力される。コントロール基板CTBは、メイン基板MBから入力される画像信号を液晶駆動用の信号に変換し、その変換した液晶駆動用の信号を、液晶パネル11に供給する機能を有する。
図3は、液晶表示装置10を構成する液晶表示ユニットLDUの概略構成を示す分解斜視図であり、図4は、液晶表示装置10のA−A’線断面図であり、図5は、図4に示される液晶表示装置10の拡大断面図である。液晶表示装置10を構成する液晶表示ユニットLDUは、図3から図5に示されるように、その主要な構成部品が、表側に配されるフレーム(フロントフレーム)13と、裏側に配されるシャーシ(リアシャーシ)14との間で挟まれた構成となっている。フレーム13とシャーシ14との間で挟まれる主要な構成部品には、少なくとも、液晶パネル11と、光学部材15と、導光板16と、LEDユニット(光源ユニット)LUと、光源支持部材(放熱部材)19と、反射シート20と、遮光部材21とが含まれている。これらのうち、液晶パネル11、光学部材15、導光板16及び反射シート20は、相互に積層された状態で、その表側のフレーム13と、裏側のシャーシ14とによって、挟み込まれる形で保持される。なお、バックライト装置12は、主として、光学部材15と、導光板16と、LEDユニットLUと、光源支持部材19と、シャーシ14と、反射シート20と、遮光部材21とを含むものからなる。LEDユニットLUは、フレーム13とシャーシ14との間において、導光板16の長辺側の各端面16b,16cに沿うようにそれぞれ配されている。LEDユニットLUは、光源であるLED(LED光源)17と、LED17が実装されるLED基板(光源基板)18とを備えている。LEDユニットLUは、光源支持部材(放熱部材)19に支持された状態で使用される。
液晶パネル11は、図3等に示されるように、平面に視て横長の矩形状をなしている。液晶パネル11は、透光性に優れた一対のガラス製の基板11a,11bが所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両基板11a,11b間に液晶が封入された構成となっている。一対の基板11a,11bのうち表側(表示面11c側)のものがカラーフィルタ(以下、CF)基板11aであり、裏側(背面11d側)のものがアレイ基板11bである。アレイ基板11bには、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えば、薄膜トランジスタ:TFT)と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられている。詳しくは、アレイ基板11bには、TFT及び画素電極が多数個並んで設けられるとともに、これらTFT及び画素電極の周りには、格子状をなすゲート配線及びソース配線が取り囲むようにして多数本ずつ配設されている。ゲート配線とソース配線とがそれぞれTFTのゲート電極とソース電極とに接続され、画素電極がTFTのドレイン電極に接続されている。また、アレイ基板11bには、ゲート配線に並行するとともに画素電極に対して平面に視て重畳する容量配線(補助容量配線、蓄積容量配線、Cs配線)が設けられており、容量配線とゲート配線とがY軸方向について交互に並ぶ形で配されている。一方、CF基板11aには、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等の各着色部が所定配列で配置されたCFや、各CFを区画するように配される格子枠状をなした遮光性のブラックマトリクス(以下、BM)が設けられている。また、各CFやBMを覆うように対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板11a,11bの外側にはそれぞれ偏光板(不図示)が配されている。
液晶パネル11を構成する一対の基板11a,11bのうち、アレイ基板11bは、図4及び図5に示すように、平面に視た大きさがCF基板11aよりも大きく設定されている。アレイ基板11bは、その端部がCF基板11aの端部よりも外側に突き出す形で配されている。詳しくは、アレイ基板11bは、その外周端部が全周にわたってCF基板11aの外周端部よりも外側に突き出すように、CF基板11aよりも一回り大きく形成されている。アレイ基板11bの外周端部を構成する一対の長辺側端部のうち、Y軸方向についてコントロール基板CTB側(図3に示される手前側、図4に示される左側)の長辺側端部には、上記したソース配線から引き回されたソース側端子部(不図示)が複数設けられている。各ソース側端子部には、図3に示されるように、フレキシブル基板211が接続されている。フレキシブル基板211は、X軸方向(つまり、アレイ基板11bの長辺側端部に沿う方向)について、複数のものが間欠的に並んで配されている。各フレキシブル基板211は、アレイ基板11bの長辺側端部から外側(Y軸方向)にはみ出した形となっている。
これに対して、アレイ基板11bの外周端部を構成する一対の短辺側端部のうち、一方(図3に示される左側)の短辺側端部には、上記したゲート配線及び容量配線から引き回されたゲート側端子部(不図示)が複数設けられている。各ゲート側端子部には、フレキシブル基板111が接続されている。フレキシブル基板111は、Y軸方向(つまり、アレイ基板11bの短辺側端部に沿う方向)について、複数のものが間欠的に並んで配されている。各フレキシブル基板111は、アレイ基板11bの短辺側端部から外側(X軸方向)にはみ出した形となっている。
ソース側のフレキシブル基板211は、絶縁性及び可撓性を有する合成樹脂材料(例えばポリイミド系樹脂)からなるフィルム状の基材と、その基材上に実装される液晶駆動用のソースドライバ(ICチップ、駆動部品の一例)212とを備えている。ソースドライバ212は、フレキシブル基板211の裏側(図3及び図4)に配されている。フレキシブル基板211の基材上には、多数本の配線パターン(不図示)が形成されており、その配線パターンに、基材の中央付近に実装されているソースドライバ212が接続されている。前記配線パターンは、銅箔等の金属膜からなる導電路であり、フレキシブル基板211の基材上に、公知の技術を利用して、適宜、形成される。
本実施形態の場合、前記ドライバ212が実装されているフレキシブル基板211は、所謂、SOF(System on Film)から構成されている。フレキシブル基板211は、その一方の端部がアレイ基板11bのソース側端子部に対して異方性導電膜(ACF)を介して圧着接続されている。また、他方の端部がソース側のプリント基板(ソース基板)213が有する端子部(不図示)に対して異方性導電膜(ACF)を介して圧着接続されている。そして、フレキシブル基板211を介して、プリント基板213とアレイ基板11b(液晶パネル11)とが互いに構造的及び電気的に接続されている。プリント基板(ソース基板)213は、図示されない配線部材(FPC:フレキシブルプリント基板)を介して上述したコントロール基板CTBに接続されている。プリント基板213は、コントロール基板CTBから入力される信号(ゲート配線への走査信号、ソース配線へのデータ信号、容量配線への容量信号等)を、フレキシブル基板211を介して液晶パネル11側に供給する。なお、プリント基板213は、長尺状(帯状)をなしている。本実施形態の場合、2本のプリント基板213が利用されており、これらは互いに一列に並ぶように、各フレキシブル基板211に接続されている。1本分のプリント基板213の長手方向における長さは、液晶パネル11における長辺の半分程度の長さに設定されている。また、プリント基板213の短手方向における長さは、プリント基板213に形成される配線パターン等の都合上、導光板16の厚み(Z軸方向における導光板16の長さ)よりも、長くなっている。
ゲート側のフレキシブル基板111は、一方の端部がアレイ基板11bのゲート側端子部に対して異方性導電膜(ACF)を介して圧着接続された形となっている。フレキシブル基板111は、ソース側のフレキシブル基板211と同様、SOFから構成されている。フレキシブル基板111上には、ゲートドライバ(ICチップ)112が実装されている。ゲートドライバ112は、フレキシブル基板111の裏側(図3)に配されている。なお、アレイ基板11bには、ソース側端子部とゲート側端子部との間を結ぶ中継配線(図示せず)が形成されている。この中継配線を介して、コントロール基板CTBから入力される信号(ゲート配線への走査信号、容量配線への容量信号等)が、ゲート側端子部、フレキシブル基板111に供給される。このような構成により、液晶パネル11は、コントロール基板CTBから入力される信号に基づいてその表示面11cに画像を表示させている。
液晶パネル11は、図3から図5に示されるように、後述する光学部材15の表側(光出射側)に積層する形で載せられている。液晶パネル11の裏側の板面(背面11d)は、光学部材15に対して殆ど隙間無く密着している。これにより、液晶パネル11と光学部材15との間に塵埃等が侵入することが防がれている。液晶パネル11の表示面(表側の板面)11cは、画面中央側にあって画像が表示可能な矩形状の表示領域11c1と、画面外周端側にあって表示領域の周りを取り囲む枠状(額縁状)の非表示領域11c2とからなる。なお、上記した各端子部及び各フレキシブル基板111,211は、非表示領域11c2に配されている。
光学部材15は、図3に示されるように、液晶パネル11と同様、平面に視て横長の矩形状をなしている。光学部材15の大きさ(短辺寸法及び長辺寸法)は、液晶パネル11の表示領域11c1よりも大きく設定されている。ただし、光学部材15は、液晶パネル11全体よりは、一回り小さく設定されている。光学部材15は、後述する導光板16の表側(光出射側)に積層する形で載せられており、液晶パネル11と導光板16との間に挟み込まれた状態で配されている。なお、光学部材15は、導光板16の表側の板面16a内に納まる大きさとなっている。光学部材15は、3枚のシート状のものが互いに積層して配されたものからなる。光学部材15の具体例としては、例えば、拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどが挙げられ、これらの中から適宜、選択されたものが使用される。光学部材15は、導光板16の表側の板面(光出射面)16aから出射された光を液晶パネルの背面11dに向けて透過させる。
導光板16は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な(透光性に優れた)合成樹脂材料(例えば、PMMA等のアクリル樹脂やポリカーボネート)からなる。導光板16は、図3に示されるように、液晶パネル11及び光学部材15と同様、平面に視て横長の矩形状をなしている。また、導光板16は、光学部材15よりも厚みが大きな板状をなしている。なお、導光板16は、その主面(板面16a,16f)における長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致し、そして主面(板面16a,16f)と直交する板厚方向がZ軸方向と一致するように、各図に描かれている。導光板16は、その表側から見た際の大きさ(短辺寸法及び長辺寸法)が、液晶パネル11に比べて大きく設定されている。導光板16は、その端部が液晶パネル11の端部よりも外側に突き出す形で表示装置10内に配されている。
導光板16は、その端部が全周にわたって液晶パネル11のアレイ基板11bにおける外周端部よりも外側に突き出すように液晶パネル11よりも一回り大きく形成されている。導光板16は、光学部材15の裏側に配されており、光学部材15とシャーシ14との間で挟まれている。導光板16の長辺側における2つ端面16b,16cの外側には、それぞれ光源支持部材19に支持された状態のLEDユニットLUが配されており、LEDユニットLUからの光が前記端面16b,16cから導光板16内に導入される。導光板16は、長辺側の各端面16b,16cから導入されたLEDユニットLUからの光を内部で伝播させつつ、光学部材15側(表側)へ向かうように立ち上げて出射させる機能を有する。
導光板16の板面のうち、表側の板面(光学部材15との対向面)16aが、内部の光を光学部材15及び液晶パネル11に向けて出射させる光出射面16aとなっている。また、導光板16における主面(板面16a等)に対して隣り合う外周端面のうち、X軸方向に沿って長手状をなす長辺側の両端面16b、16cは、それぞれLED17(LED基板18)と所定間隔を置いて対向しており、これらがLED17から発せられた光が入射される一対の光入射面16b,16cとなっている。光入射面16b,16cは、X軸方向及びZ軸方向(LED基板18の主板面)に沿ってそれぞれ平行に配されており、光出射面16aに対して略直交している。また、導光板16の外周端面のうち、短手状をなす短辺側の両端面16d,16eは、Y軸方向及びZ軸方向に沿ってそれぞれ平行に配されており、光出射面16aに対して略直交している。
導光板16の裏側には、導光板16内の光を光出射面16側に向けて反射させるための反射シート20が配されている。反射シート20は、導光板16の裏側の板面16c全域を覆う形で設けられている。なお、反射シート20は、表示装置12内において、シャーシ14と導光板16との間に挟み込まれた形で配されている。反射シート20は、表面が光反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製のシート(例えば、発泡ポリエチレンテレフタレートシート)からなる。
なお、導光板16の光出射面16a又は裏側の板面16fの少なくともいずれか一方には、導光板16内部の光を反射させる反射部(不図示)、又は導光板16内部の光を散乱させる散乱部(不図示)が所定の面内分布を持つようパターニングされている。それらによって、光出射面16aからの出射光が面内において均一な分布となるよう制御されている。
次に、LEDユニットLUを構成するLED17及びLED基板18及について説明する。LED17は、図4及び図5に示されるように、LED基板18に固着される基板部上にLEDチップを樹脂材により封止した構成となっている。基板部に実装されるLEDチップは、主発光波長が1種類からなる。具体的には、青色を単色発光するものがLEDチップとして利用されている。LEDチップを封止する樹脂材には、LEDチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されている。前記樹脂材は、全体として概ね白色光を発するように構成されている。なお、蛍光体としては、例えば、黄色光を発光する黄色蛍光体、緑色光を発光する緑色蛍光体、及び赤色光を発光する赤色蛍光体の中から適宜、組み合せたものを用いてもよいし、それらを単独で用いてもよい。LED17は、LED基板18に対する実装面とは反対側の面(導光板16の光入射面16b,16cと対向する板面)が主発光面17aとなっている、所謂、頂面発光型である。
LED基板18は、図3から図5に示されるように、導光板16の長辺方向(X軸方向、光入射面16b,16cの長手方向)に沿って延在する細長い板状(帯状、長尺状)をなしている。LED基板18は、その主面がX軸方向及びZ軸方向に沿った姿勢(つまり、導光板16の光入射面16b,16cに平行に並んだ姿勢)で、フレーム13及びシャーシ14内に収容されている。LED基板18は、その長手方向の長さ(寸法)が、導光板16の長辺と同程度に設定されている。LED基板18の導光板16側を向いた板面(実装面)18aには、複数個のLED17が表面実装されている。LED17は、LED基板18の実装面18aにおいて、その長さ方向(X軸方向)に沿って複数のものが所定間隔を置きつつ一列に並んでいる。また、複数個のLED17からなるLED列同士が、導光板16の長辺方向に沿って、互いに平行に並んでいる。X軸方向において隣り合ったLED17同士の間隔(つまり、LED17の配列ピッチ)は、略等しく設定されている。なお、LED17の並び方向は、LED基板18の長さ方向(X軸方向)と一致している。
LED基板18の実装面18aには、LED基板18の長手方向(X軸方向)に沿って延在すると共に、各LED17を横切って隣り合ったLED17同士を直列接続する、金属膜(例えば、銅箔)からなる配線パターン(不図示)が形成されている。この配線パターンの両端部に形成された端子部が、コネクタや電線等の配線部材を介して電源基板PWBに接続されることで、各LED17に駆動電力が供給されるように構成されている。導光板16を挟んで対をなすLED基板18は、その実装面18aが互いに対向状をなす姿勢でフレーム13及びシャーシ14内に収容されるので、対をなすLED基板18にそれぞれ実装された各LED17の主発光面17aが対向状をなすとともに、各LED17における光軸がY軸方向とほぼ一致する。LED基板18の基材は、例えばアルミニウム等の金属製であり、その表面に絶縁層を介して上述した配線パターン(不図示)が形成されている。そして、その配線パターンを覆うように、前記絶縁層上に白色のソルダーレジスト膜(不図示)が形成されている。なお、LED基板18の基材に用いる材料としては、セラミック等の絶縁材料を用いることも可能である。
光源支持部材(放熱部材)19は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属材料からなる。光源支持部材19は、LED17が実装されたLED基板18が取り付けられてLED17を支持する支持部19aと、シャーシ14の板面に接触される放熱部19bとを備えている。光源支持部材19は、全体的には、導光板16の長辺方向に沿って延びた形をなしている。光源支持部材19の長さ(長手方向の長さ)は、上述したLED基板18の長さ(長手方向の長さ)と略同じに設定されている。光源支持部材19は、LEDユニットLUを支持した状態で各端面16b,16cと対向するようにそれぞれ配されている。各端面16b,16c側に配されている各光源支持部材19の基本的な構成は、互いに同じである。そのため、図5を参照しつつ、端面16b側に配されている光源支持部材19を例に挙げて説明する。
支持部19aは、LED基板18の板面18a及び光入射面16bに対して平行に配される板状をなしている。また、この支持部19aは、シャーシ14に対して起立した状態となっている。なお、支持部19aの長辺方向はX軸方向と一致し、短辺方向はZ軸方向と一致し、厚さ方向がY軸方向と一致するように、各図に描かれている。支持部19aのうち、内側の板面(導光板16側を向いた板面)19a1には、LED基板18が取り付けられている。LED基板18は、支持部19aの板面19aに対して、実装面18aの反対側にある板面18bが接触する形で、取り付けられている。支持部19aは、その長辺寸法がLED基板18の長辺寸法と略同じに設定されるものの、短辺寸法がLED基板18の短辺寸法よりも若干、大きく設定されている。そして、シャーシ14側に配されている支持部19aの短手方向における一方の端部(下端部)19a4には、放熱部19bが接続されている。また、表示面11c側(フレーム13側)に配されている支持部19aの短手方向における他方の端部(上端部)19a3から、光入射面16b側に向かって延びるように、後述する遮光部材21が配されている。なお、前記端部(上端部)19a3は、導光板16の表側の板面(光出射面)16aよりも上側(表側、フレーム13側)に突出している。
支持部19aのうち、外側の板面(つまり、LED基板18が取り付けられる板面の反対側にある板面)19a2は、後述するフレーム13が有する外壁部13b(13b1)に対して、所定の間隔を保ちつつ対向する。そして、支持部19aは、前記外壁部13b(13b1)と、導光板16との間に介在する形で、表示装置10(バックライト装置12)内に配されている。支持部19aは、放熱部19bにおける内側の端部からZ軸方向(液晶パネル11、光学部材15及び導光板16の積層方向)に沿って表側(フレーム13側)に向かって立ち上がっている。なお、図5に示されるように、支持部19aの外側の板面19a2側には、フレキシブル基板211の端部に接続されているプリント基板213が配されている。また、支持部19aと端面(光入射面)16bとの間にある間隔内に、LED基板18上に実装されたLED17が配されている。支持部19aは、主発光面17aが端面(光入射面)16bと所定間隔を保ちつつ対向する形で、LED17を支持している。
放熱部19bは、シャーシ14の板面に対して平行に配されると共に、導光板16の長辺方向に沿って延びた板状をなしている。なお、放熱部19bの長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致し、厚さ方向がZ軸方向と一致するように各図に示されている。放熱部19bは、支持部19aの下端部から外側にある外壁部13b(13b1)側(導光板16側とは反対側)に向かって延びた形となっている。放熱部19bの長辺寸法は、支持部19aの長辺寸法と略同じに設定されている。放熱部19bの裏側(下側)の板面(つまり、シャーシ14側を向いた板面)は、その全域がシャーシ14の板面に対して面接触されている。放熱部19bの内側の端部には、窪み状のネジ孔部19dが設けられている。このネジ孔部19dは、放熱部19bから支持部19aの一部に入り込む形で設けられている。光源支持部材19は、このネジ孔部19dに、シャーシ14のネジ孔25aを挿通した金属製のネジ部材SM1が螺着されることによって、シャーシ14(縁底板141b)に固定される。LED17の点灯に伴って発生した熱は、LED基板18、支持部19a及び放熱部19bを介して、シャーシ14へと伝達される。このようにして、LED17等から発生した熱が液晶表示装置10の外部へと効率的に放散され、装置10(12)内部に熱が籠ることが抑制されている。
次いで、遮光部材21について説明する。遮光部材21は、所定の厚みを有する黒色の合成樹脂製の板状部材からなる。遮光部材21は、全体的には、光源支持部材19の支持部19aにおける上端部19a3から導光板16側(光入射面16b又は16c)に向かって延びると共に、導光板16の長辺方向に沿って延びた平坦な板状をなしている。つまり、本実施形態の場合、遮光部材21は、導光板16の長辺方向に沿って長く延びた矩形状の板状部材からなる。なお、各図において、遮光部材21の長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致し、厚さ方向がZ軸方向と一致するように示されている。遮光部材21は、光源支持部材19側(外側)に配されている外側部分21aと、導光板16の表側の板面(光出射面)16aに載せられる(宛がわれる)内側部分21bとを備えている。
遮光部材21の外側部分21aは、支持部19aの上端部19a3から、LED基板18に実装されたLED17(つまり、LEDユニットLU)を、上方(表側)から覆うように導光板16側(光入射面16b側)に向かって延びている。そのため、遮光部材21の外側部分21aは、光源支持部材19の支持部19aと、導光板16の光入射面16bとの間にある間隔(隙間)を、上方(表側)から塞ぐ形となっている。したがって、遮光部材21cの外側部分21aは、LED17から発せられた光が、支持部19aと光入射面16bとの間から上方(液晶パネル側)へ漏れ出すことを抑制している。
また、遮光部材21の内側部分21bは、液晶パネル11と導光板16とで挟まれた形となっている。遮光部材21は、この内側部分21bが液晶パネル11と導光板16とで挟持されることによって、所定個所で位置決めされる。表示面11a側から見た際、内側部分21bは、導光板16の光出射面16aのうち、非表示領域11c2と重畳する重畳部分16a2を覆うように、光出射面16a上に配されている。また、遮光部材21の内側部分21bは、非表示領域11c2と重畳する形で、液晶パネル11と対向している。なお、内側部分21bは、CF基板11aの端部にある非表示領域11c2と重畳する形となっている。CF基板11aの端部には、表示領域11c1の回りを取り囲む枠状のブラックマトリクスBMが形成されており、遮光部材21の内側部分21bの位置は、Y軸方向(遮光部材21の短手方向)において、少なくとも前記ブラックマトリクスBMとZ軸方向において部分的に重畳するように、設定されている。つまり、本実施形態の場合、内側部分21bの位置は、光出射面16aのうち、非表示領域11c2に設けられているCF基板11aのブラックマトリクスBMと重畳する部分に、差しかかった(入った)状態となっている。なお、遮光部材21の内側部分21bが表示領域11c1まで差しかかり、表示領域11c1に入り込んでしまうと、その入り込んだ部分が表示面11c(表示領域11c1)において暗部となって現れてしまう。そのため、遮光部材21の内側部分21bの位置は、表示領域11c1に入り込まないように設定されることが好ましい。
光出射面16aのうち、遮光部材21の内側部分21bで覆われている部分は、液晶パネル11(光学部材15)側に光が出射されなくなっている。光出射面16aから内側部分21bに向かって照射(出射)された光は、内側部分21bの板面(光入射面16aと対向する面)21Acによって吸収等されて、遮られる。なお、内側部分21の板面21Acに照射された光の中には、前記板面21Acで反射等されて、再び、導光板16内へ戻されるものもある。なお、光出射面16aの重畳部分16a2のうち、内側部分21bで覆われていない部分(内側部分21bよりも表示領域11c1側(内側)の部分)については、光がある程度、液晶パネル11(光学部材15)側へ出射される。ただし、その部分の上方(表側)には、CF基板11aのブラックマトリクスBMが対向する形で配されているため、前記部分から出射された光は、前記ブラックマトリクスBMによって遮光されることになる。
なお、本実施形態の場合、導光板16の光出射面16aは、液晶パネル11の各板面11c、11dよりも大きく設定されているため、光出射面16aの縁側(光入射面16b、16c側)には、非表示領域11c2と重畳しない空白部分が若干、形成されている。この空白部分は、遮光部材21の内側部分21bによって、覆われる部分となっており、前記空白部分から表側(液晶パネル11側)に光が漏れ出すことが抑制されている。つまり、遮光部材21の内側部分21bが重畳部分16a2を覆うように配されると、前記空白部分も内側部分21bによって覆われることになる。
図5等に示されるように、遮光部材21の内側部分21bの内側(表示領域11c1側)には、光学部材(光学シート)15が配されている。光学部材15は、光出射面16aのうち、主として、表示領域11c1と重畳する部分16a1上に配されている。ただし、光学部材15の端部は、非表示領域11c2と重畳する重畳部分16a2上に配されている。光学部材15の端面は、内側部分21bと対向しており、光出射面16aから出射された光が、前記内側部分21bによって、前記光学部材15の端面から内側に入り込み難くなっている。
次いで、フレーム13及びシャーシ14の構成について説明する。フレーム13及びシャーシ14は、いずれもアルミニウム等の金属材料からなり、機械的強度(剛性)、熱伝導性等に優れる。フレーム13及びシャーシ14は、光源支持部材19で支持された一対のLEDユニットLUを収容しつつ、液晶パネル11、光学部材15、導光板16及び反射シート20からなる積層物を、その表側と裏側とから挟み込む形で保持する。
フレーム13は、図3から図5に示されるように、液晶パネル11の表示面11cにおける表示領域11c1を取り囲むような枠状をなすと共に、全体として液晶パネル11等と同様な横長の矩形状をなしている。フレーム13は、主として、液晶パネル11の表側に配される枠状の対向部13aと、この対向部13aの外縁部分からシャーシ14側に向かって延びる外壁部13bと、前記対向部13aの内縁部分から液晶パネル11側に向かって突出した形をなすと共に、表示領域11c1の周縁に配されている非表示領域11c2に宛がわれる接触部13cとを備えている。
対向部13aは、フレーム13の長辺側に配される長手対向部13a1と、その短辺側に配される短手対向部13a2とに分けられる。外壁部13bは、フレーム13の長辺側に配される長手外壁部13b1と、その長辺側に配される短手外壁部13b2とに分けられる。なお、フレーム13が備える2つの長辺側部分は、基本的には、互いに同じ構造となっている。また、フレーム13が備える2つの短辺側部分についても、基本的には、互いに同じ構造を備えている。
対向部13aは、表示面11cにおける非表示領域11c2を覆うように、液晶パネル11の表側に配される。対向部13aは、接触部13cから外側(フレーム13の外縁側)に向かって延びると共に、後述するシャーシ14の縁底板141b,141cと対向する。長手対向部13a1と、短手対向部13a2とは、それぞれ全体的には、シャーシ14の板面(液晶パネル11の板面)に沿って広がった所定の厚みを有する板状をなしている。
長手対向部13a1が備えている長手側の接触部13cは、液晶パネル11の長辺側の端部(非表示領域11c2)を、表側からシャーシ14(導光板16)側に向かって押さえる部分となっている。長手側の接触部13cは、フレーム13(対向部13a)の長辺方向に沿って細長く延びた形をなしている。長手側の接触部13cの突出した先端部分131は、遮光性を有する弾性体(例えば、黒色のゴム弾性体)からなる。長手側の接触部13cは、その先端部分131が、液晶パネル11の非表示領域11c2に宛がわれるように設定されている。
短手対向部13a2が備えている短手側の接触部13cは、液晶パネル11の短辺側の端部(非表示領域11c2)を、表側からシャーシ14(導光板16)側に向かって押せる部分となっている。短手側の接触部13aは、フレーム13(対向部13a)の短辺方向に沿って細長く延びた形をなしている。短手側の接触部13cの突出した先端部分131は、長手側の接触部13cと同様、遮光性を有する弾性体(例えば、黒色のゴム弾性体)からなる。短手側の接触部13cは、その先端部分131が、液晶パネル11の非表示領域11c2に宛がわれるように設定されている。なお、短手対向部13a2に設けられている細長く延びた短手側の接触部13cの端部(末端)は、長手対向部13a1に設けられている長手側の接触部13cの端部(末端)に接続されている。つまり、接触部13cは、全体的には、液晶パネル11の表示領域11c1を取り囲むと共に、非表示領域11c2に宛がわれる枠状をなしている。
外壁部13bは、全体的には、液晶パネル11等の周りを囲むと共に、対向部13aからシャーシ14側に延びた枠状(角筒状)をなしている。外壁部13bは、対向部13aの外縁部分に設けられている。外壁部13bは、液晶パネル11、光学部材15、導光板16及び反射シート20からなる積層物の周り(端面)を囲むように配されている。
長手外壁部13b1は、長手対向部13a1の外縁部分から下方(シャーシ14側)に向かって真っ直ぐに延びた所定の厚みを有する板状(壁状)をなしている。長手外壁部13b1と導光板16の各端面(光入射面)16b,16cとの間にはそれぞれ隙間があり、これらの隙間にLEDユニットLUがそれぞれ配されている。長手外壁部13b1の下端部には、金属製のネジ部材SM2を螺着可能な溝部13dが形成されている。ネジ部材SM2がシャーシ14のネジ孔25bに挿通された状態で、溝部13dに螺着されると、長辺側においてフレーム13とシャーシ14とが互いに固定される。
短手外壁部13b2は、短手対向部13a2の外縁部分から下方(シャーシ14側)に向かって真っ直ぐに延びた所定の厚みを有する板状(壁状)をなしている。各短手外壁部13b2の下端部(先端部)には、ネジ部材(不図示)を螺着可能な溝部(不図示)がそれぞれ形成されている。ネジ部材がシャーシ14のネジ孔(不図示)に通された状態で、溝部に螺着されると、短辺側においてフレーム13とシャーシ14とが互いに固定される。
シャーシ14は、全体的には、液晶パネル11等と同様、横長の矩形状をなした板状部材からなり、導光板16の裏側の板面16fを覆う形で、液晶表示ユニットLDU(液晶表示装置10)の背面側に配されている。シャーシ14は、矩形状をなす板状の底板14aと、この底板14aの長辺側の各端部に立設される立壁板14b,14cと、これらの立壁板14b,14cから底板14aの反対側(外側)に向かって延びた縁底板141b,141cとを備えている。底板14aは、反射シート20を介して導光板16の裏側の板面16fに対して宛がわれる部分であり、シャーシ14の大部分を占めている。この底板14aは、反射シート20を介して導光板16の裏側の板面16fに対して密着している。
立壁板14b,14cは、互いに平行に並ぶ形で底板14aの長辺側の各辺に設けられている。各立壁板14b,14cは、底板14aと同程度の厚みを有する板状部材からなる。立壁板14b,14cは、底板14aから液晶パネル11側とは反対側(裏側)に向かって立設されている。立壁板14b,14cは、底板14aの長辺方向に沿って細長く延びた板状(壁状)をなしている。本実施形態の場合、立壁板14b,14cは、図4等に示されるように、導光板16の長辺側の端面16b,16cよりも内側に配されている。つまり、立壁板14b,14cは、導光板16の長辺側の端面16b,16cよりも内側に奥まった状態となっている。これらの長辺側の立壁板14b,14cから、底板14aの外側に向かって縁底板141b,141cが設けられている。縁底板141b,141cは、底板14aの長辺方向に沿って細長く延びると共に、底板14aと同程度の厚みを有する板状部材からなる。縁底板141b,141cは、それぞれ、フレーム13の外壁部13b1と、LEDユニットLUとが配置される個所となっている。また、縁底板141b,141cは、光源支持部材19の放熱部19bに対して面接触する部分となっている。更に、縁底板141b,141cは、フレーム13の長手対向部13a1と対向する部分となっている。
シャーシ14の長辺側に配される縁底板141b,141cには、2種類の挿通孔25a,25bがそれぞれ設けられている。一方の挿通孔25bは、縁底板141b,141cの外側寄りに設けられており、シャーシ14をフレーム13に固定するために利用されるネジ部材SM2が挿通される孔となっている。ネジ部材SM1が、縁底板141b,141cの挿通孔25bに挿通されると共に、フレーム13の外壁部13b1に設けられている溝部13dに差し込まれつつ螺着されることによって、シャーシ14がフレーム13に固定される。これに対して、他方の挿通孔25aは、縁底板141b,141cの内側寄りに設けられており、光源支持部材19をシャーシ14に対して固定するために利用される金属製のネジ部材SM1が挿通される孔となっている。ネジ部材SM1が、縁底板141b,141cの挿通孔25aに挿通されると共に、光源支持部材19のネジ孔部19dに差し込まれつつ螺着されることによって、シャーシ14に光源支持部材19(LEDユニットLU)が固定される。
このようにシャーシ14がフレーム13に固定されることによって、液晶パネル11、光学部材15、導光板16及び反射シート20からなる積層物と、その周縁に配されている一対のLEDユニットLUとが、フレーム13及びシャーシ14によって挟み付けられた状態で保持される。短辺側についても、シャーシ14がフレーム13に対してネジ部材(不図示)を利用して固定されている。そして、短辺側についても、前記積層物は、フレーム13及びシャーシ14によって挟み付けられた状態で保持される。フレーム13に設けられている接触部13cは、液晶パネル11の表側の周縁にある非表示領域11c2に宛がわれた状態で、シャーシ14の底板14aとの間で前記積層物を挟持している。
ここで、液晶表示装置10の各構成部品を組み立てる作業手順を説明する。先ず、フレーム13が、所定の作業台上に設置される。その際、作業台上のフレーム13は、その表側が下側(作業台側)を向くと共に、その裏側が上側を向いた状態となっている。つまり、フレーム13は、作業台上に裏返しの状態で設置される。次いで、作業台上のフレーム13の上側(つまり、フレーム13の裏側)に、液晶パネル11が組み付けられる。その際、液晶パネル11は、CF基板11aが下側(作業台側)に配され、かつアレイ基板11b側が上側に配された状態となっている。なお、フレーム13の接触部13cは、液晶パネル11の非表示領域11c2に宛がわれた状態となっている。次いで、光学部材15が液晶パネル11の裏側(背面11d側)に載せられる。そして、光学部材15の各長辺側端部の外側にある液晶パネル11の背面11d側の各端部上に、遮光部材21がそれぞれ載せられる。その際、遮光部材21の内側部分21bが液晶パネル11の非表示領域11c2と対向する形となる。
その後、光学部材15上に、導光板16が載せられる。その際、導光板16は、光出射面16aとなる表側の板面16aが下側に配され、かつ裏側の板面16fが上側に配された状態となっている。次いで、導光板16の裏側の板面16f上に、反射シート20が組み付けられる。そして、光源支持部材19に支持されたLEDユニットLUが所定個所に取り付けられているシャーシ14が、フレーム13側に組み付けられる。
シャーシ14がフレーム13に対してネジ部材SM1等を利用して固定されることにより、液晶表示ユニットLDUの各構成部品が組み立てられる。その後、液晶表示ユニットLDUに対して、その裏面側に、スタンド取付部材STA及び各種基板PWB,MB,CTBが組み付けられ、更に、スタンドST及びカバー部材CVが組み付けられることによって、本実施形態の液晶表示装置10及びテレビ受信装置TVが製造される。
このような液晶表示装置10の電源をON(オン)状態にすると、電源基板PWBからの電力供給を受けてコントロール基板CTBから各種信号が液晶パネル11に供給されてその駆動が制御されると共に、バックライト装置12を構成する各LED17が点灯駆動される。各LED17が駆動して、各LED17から光が発せられると、導光板16の光入射面16b,16cからその内部に光が入射される。入射された光は、導光板16の裏側に敷かれている反射シート20で反射等されて導光板16内を進みつつ、その表側の板面(光出射面16a)から光学部材15に向かって出射される。出射された光は、光学部材15を通過することによって面状に略均一に広がった光となって、液晶パネル11の背面11dを照射する。液晶パネル11は、この面状に広がった光を利用して、表示面11cの表示領域11c1に画像を表示させている。
上述したように、本実施形態の液晶表示装置10において、液晶パネル(表示パネル)11の背面11d側に導光板16が配されている。また、LED(光源)17は、導光板16の光入射面16b,16cと対向するように光源支持部材19によって支持されている。光源支持部材19は、光入射面16b,16cに対して間隔を保ちつつ対向すると共に、前記間隔内にLED(光源)17が配されるようにLED(光源)17を支持する支持部19aを有している。また、光源支持部材19は、液晶パネル(表示パネル)11側に配される支持部19aの端部(上端部)19a3から光入射面16b、16c側へ延びると共に、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分を覆うように液晶パネル(表示パネル)11と導光板16との間に配される遮光部材21を備えている。
前記液晶表示装置10において、LED17から発せられた光の中には、直接、光入射面16b等から導光板16内に入射(導入)されるものもあれば、LED17の上方(表側)に配されている遮光部材21側へ進むものもある。遮光部材21は、黒色の板状部材であり、その表面は光吸収性を備えている。そのため、LED17から発せられた光が、遮光部材21(外側部分21a)に照射されると、その板面(LED17側を向く表面)21cによって吸収等される。したがって、LED17から発せられた光が、光源支持部材19の支持部19aと光入射面16b(又は16c)との間に形成される隙間から、液晶パネル11の端面(端部)に向かって漏れ出すことが、遮光部材21(外側部分21a)によって防止されている。液晶パネル11の厚み方向(背面11d側から表示面11c側)ではなく、液晶パネル11の端面(各基板11a,11bの端面)から、光が表示領域11c1側に向かって入り込んでしまうと、表示領域11c1に、輝度ムラ(輝部)が発生してしまう。しかしながら、本実施形態の液晶表示装置10では、上述したように遮光部材21を備えているため、このような輝度ムラの発生が防止されている。
ところで、本実施形態の液晶表示装置10では、液晶パネル11を構成する各基板11a、11bは、導光板16の光出射面16a内に納まる大きさとなっている。そのため、各基板11a、11bの端面には、上述した支持部19aと光入射面16b(又は16c)との間の間隔(隙間)から漏れ出す光以外に、光入射面16aの周縁(重畳部分16a2及び、その外側にある空白部分)から出射される光が、入り込んでくる可能性がある。特に、液晶パネル11の表側に配されているCF基板11aの端部(端面)は、アレイ基板11bの端部(端面)よりも、内側(表示領域11c1側)に配されているため、光出射面16aの前記周縁から出射された光が、入り込んでくる可能性がより高くなっている。しかしながら、本実施形態の液晶表示装置10は、遮光部材21の内側部分21bが、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する重畳部分16a2を覆うように配されているため、重畳部分16a2等から出射される光が、各基板11a、11bの各端面から表示領域11c1側に入り込むことが防止される。
なお、本実施形態の場合、内側部分21bが、CF基板11aの端部にあるブラックマトリクスBMと少なくとも部分的に重畳する(対向する)形で配されていれば、液晶パネル11の端面(特に、CF基板11aの端面)から表示領域11c1側へ入り込んでくる光の問題が解消される。
以上のように、液晶表示装置10がこのような遮光部材21を備えることによって、LED(光源)17から発せられた光が、直接、液晶パネル(表示パネル)11の端部(端面)に向かって進むことが抑制されると共に、光出射面16aの前記部分(光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分)16a2から、液晶パネル(表示パネル)11の端部(端面)に向かって光が出射されることが抑制される。その結果、液晶表示装置10では、光が液晶パネル(表示パネル)の端部(端面)から液晶パネル(表示パネル)11内に入り込んで表示面11cの表示領域11c1に輝度ムラを発生させることが抑制される。
また、本実施形態の液晶表示装置10は、端部が遮光部材21(内側部分21b)よりも内側に配されるように、液晶パネル(表示パネル)11と導光板16との間に介在され、光出射面16aから出射された光を液晶パネル(表示パネル)の背面11dに向けて透過させる光学部材(光学シート)15を備えている。液晶表示装置10において、光学部材(光学シート)15は、遮光部材21によって、光学部材15の端部(端面、各シートの端面)から光学部材15内に光が入り込んで表示面11cの表示領域11c1に輝度ムラを発生させることが抑制される。光学部材15においても、厚み方向からではなく、端面から内側(表示領域11c1と重畳する部分)に向かって光が入り込むと、その入り込んだ部分から不要に輝度が高くなった光が出射されることになる。そして、その結果、液晶パネル11の表示面11cに輝度ムラが発生してしまう。しかしながら、本実施形態の液晶表示装置10では、光学部材15の端部(端面)は、遮光部材21(特に、内側部分21b)で覆われる(対向する)形となっているため、LED17から発せられた光が、直接、光学部材15の端部(端面)に向かって進むことが抑制されると共に、光出射面16aの重畳部分16a2から、光学部材15の端部(端面)に向かって光が出射されることが抑制される。
また、本実施形態の液晶表示装置10において、遮光部材21は、光出射面16aのうち表示領域11c1と重畳する部分16a1を覆わないように液晶パネル11と導光板16との間に配されるものである。このように、遮光部材21が、光出射面16aのうち表示領域11c1と重畳する部分16c1を覆わないように液晶パネル11と導光板16との間に配されると、表示面11cの表示領域11c1に、遮光部材21が入り込むことが抑制され、ひいては遮光部材21が光を遮ることによって表示領域11c1内に暗部(輝度ムラ)を発生させることが抑制される。
また、本実施形態の液晶表示装置10において、液晶パネル(表示パネル)11は、非表示領域11c2に対応する個所にブラックマトリクス(遮光層)BMを含み、遮光部材21は、ブラックマトリクスBMと重畳するように配されている。このような構成であると、光入射面16b、16cのうち非表示領域11c2と重畳する部分であって、遮光部材21によって覆われていない部分から光が出射されても、その光はブラックマトリクスBMによって遮られることになる。したがって、本実施形態の液晶表示装置10においては、液晶パネル11(特に、CF基板11a)の端部(端面)に光が入り込むことがより確実に抑制される。
また、本実施形態の液晶表示装置10において、遮光部材21は、液晶パネル(表示パネル)11と導光板16との間で挟持されている。このように、遮光部材21が、液晶パネル11と導光板16との間で挟持される構成であると、特別な取付部材等を利用することなく、遮光部材21を、所定個所に位置決めした状態で配置することがきる。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2を、図6を参照しつつ説明する。なお、以降の実施形態では、実施形態1と同じ部分については、実施形態1と同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、バックライト装置12Aを備える液晶表示装置10Aを例示する。図6は、実施形態2に係る液晶表示装置10Aの拡大断面図である。図6に示される液晶表示装置10Aの断面構成は、図5に示される実施形態1の液晶表示装置10の断面構成に対応している。本実施形態の液晶表示装置10Aは、実施形態1の遮光部材21に代えて、遮光部材21Aを用いるものである。遮光部材21Aの板面21Acには、その略全域を覆うように、光反射性を備えたシート状(又はフィルム状)の反射部材22が貼り付けられている。なお、遮光部材21Aの大きさ(形状)は、実施形態1の遮光部材21と略同じである。このように、遮光部材21Aを、反射部材22を貼り付けるための基材として、利用してもよい。
本実施形態の液晶表示装置10Aにおいて、遮光部材21Aは、LED(光源)17と対向する側の表面(板面)21Ac上に反射部材22を備えている。このような構成を備えていると、LED(光源)17から発せられた光が、反射部材22で反射されて、光入射面16b側へ戻されることになる。したがって、LED(光源か)ら発せられた光が光入射面16bに入射される効率(光入射効率)が高められる。なお、反射部材22としては、例えば、白色顔料等を含んだ塗膜や、反射シート20と同様な素材から形成されシート状のもの等が挙げられる。反射部材22は、前記板面21Acに対して、それ自身の接着性や、別途用意された所定の接着材等を利用して、貼り付けられる。なお、遮光部材21Aに反射部材22が貼り付けられていると、LED17から発せられた光が反射部材22を透過して、液晶パネル11側へ漏れ出すことも抑制される。
また、本実施形態の液晶表示装置10Aにおいて、反射部材22は、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分16a2を覆うように遮光部材21Aの表面21Ac上に形成されている。このように、反射部材22が、前記表面21Ac上に形成されていると、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分16a2から出射される光が、反射部材22に反射されて、再び導光板26内へ戻されることになる。したがって、LED17から発せられた光(特に、非表示領域11c2と重畳する部分16a2から出射された光)の利用効率を高めることができる。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3を、図7を参照しつつ説明する。本実施形態では、バックライト装置12Bを備える液晶表示装置10Bを例示する。図7は、実施形態3に係る液晶表示装置10Bの拡大断面図である。図7に示される液晶表示装置10Bの断面構成は、図5に示される実施形態1の液晶表示装置10の断面構成に対応している。本実施形態の液晶表示装置10B(バックライト装置12B)は、実施形態1の遮光部材21に代えて、固定部21Bdを有する遮光部材21Bを用いたものからなる。遮光部材21Bは、固定部21Bdが液晶パネル11側に配される光源支持部材19の端部19a3に固定されることによって、所定個所に配置される。
遮光部材21Bは、外側部分21Baの外側に、固定部21Bdが延長して設けられている。固定部21Bdは、全体的には、外側部部21Ba等と同様、板状をなしており、その内部に、厚み方向に貫通した孔からなる挿着孔21Bd1が設けられている。挿着孔21Bd1は、遮光部材21Bの長手方向に沿って細長く延びた形をなしており、長手方向に沿って細長く延びた光源支持部材19の端部19a3が、挿入される。端部19a3は、板面21Bc側から挿し込まれる。そして、端部19a3は、挿着孔21Bd1を囲む縁部で囲まれた状態で、挿着孔21Bd1に挿着される。なお、遮光部材21Bは、光源支持部材19の端部19a3に対して、着脱可能な状態で取り付けられている。なお、本実施形態の場合、取付部19aの外側にある板面19a2側に、固定部21Bdの一部が配されている。そして、この部分の固定部21Bdの外側に、フレキシブル基板221に接続されたプリント基板213が配されている。
本実施形態の液晶表示装置10Bにおいて、遮光部材21Bは、液晶パネル11側に配される光源支持部材19の端部19a3に固定される固定部21Bdを有するものである。このような構成であると、遮光部材21Bは、固定部21Bdを利用して光源支持部材19の前記端部19a3に固定されることによって、遮光部材21Bを所定個所に配置して、位置決めすることができる。つまり、遮光部材21Bの外側部分21Baが、光源支持部材19の取付部19aと光入射面16bとの間にある隙間を上方(表側)から覆うように(塞ぐように)配され、かつ、内側部分21Baが、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分16a2を覆うように、導光板16と液晶パネル11との間に配されることになる。
また、本実施形態の液晶表示装置10Bにおいて、固定部21Bdは、厚み方向に貫通し、液晶パネル側11に配される光源支持部材19の端部19a3が挿着される挿着孔21Bd1を含む。このように、遮光部材21Bの固定部21Bdが挿着孔21Bd1を含んでいると、遮光部材21Bを光源支持部材19に対して容易に取り付けることができる。
<実施形態4>
次いで、本発明の実施形態4を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、バックライト装置12Cを備える液晶表示装置10Cを例示する。図8は、実施形態4に係る液晶表示装置10Cの拡大断面図である。図8に示される液晶表示装置10Cの断面構成は、図5に示される実施形態1の液晶表示装置10の断面構成に対応している。本実施形態の液晶表示装置10C(バックライト装置12C)は、実施形態1の遮光部材21に代えて、固定部21Cdを有する遮光部材21Cを用いたものからなる。遮光部材21Cは、固定部21Cdが液晶パネル11側に配される光源支持部材19の端部に固定されることによって、所定個所に配置される。
光源支持部材19の端部には、液晶パネル11側(表側)に突出した凸部(嵌合部)190が設けられている。この凸部19は、光源支持部材19の長手方向に沿って細長く延びた形をなしている。遮光部材21Cは、外側部分21Caの外側に、固定部21Cdが延長して設けられている。固定部21Cdは、全体的には、下側(シャーシ14側)から上側(表側)に向かって窪んだ凹部(被嵌合部)21Cd1を備えている。この凹部21Cd1は、遮光部材21Cの長手方向に沿って細長く延びた形をなしており、前記凸部190と嵌合される。本実施形態の場合、凸部190は、凹部21Cd1に圧入される。なお、遮光部材21Cは、光源支持部材19の表側の端部にある凸部190に対して、着脱可能な状態で取り付けられている。
本実施形態の液晶表示装置10Cにおいて、遮光部材21Cは、液晶パネル11側に配される光源支持部材19の端部に固定される固定部21Cdを有するものである。このような構成であると、遮光部材21Cは、固定部21Cdを利用して光源支持部材19の前記端部に固定されることによって、遮光部材21Cを所定個所に配置して、位置決めすることができる。つまり、遮光部材21Cの外側部分21Caが、光源支持部材19の取付部19aと光入射面16bとの間にある隙間を上方(表側)から覆うように(塞ぐように)配され、かつ、内側部分21Caが、光出射面16aのうち非表示領域11c2と重畳する部分16a2を覆うように、導光板16と液晶パネル11との間に配されることになる。
また、本実施形態の液晶表示装置10Cにおいて、光源支持部材19は、液晶パネル11側に配される端部に嵌合部190を有し、固定部21Cdは、嵌合部190と嵌合される被嵌合部21Cd1を有するものである。このように、光源支持部材19が、液晶パネル11側に配される前記端部に嵌合部190を有し、固定部21Cdが、嵌合部190と嵌合される被嵌合部21Cd1を有するものであると、嵌合部190と被嵌合部21Cd1とを互いに嵌合させることによって、固定部21Cdを光源支持部材19に対して、容易に取り付けることができる。
また、本実施形態の液晶表示装置10Cにおいて、嵌合部190は、液晶パネル側に突出した凸部190からなり、被嵌合部21Cd1は、凸部190と嵌合する凹部21Cd1からなる。他の実施形態においては、反対に、嵌合部190が、前記表示パネル側に開口した凹部からなり、被嵌合部21Cd1が、前記凹部と嵌合する凸部からなるものであってもよい。
<実施形態5>
次いで、本発明の実施形態5を、図9を参照しつつ説明する。本実施形態では、バックライト装置12Dを備える液晶表示装置10Dを例示する。図9は、実施形態5に係る液晶表示装置10Dの拡大断面図である。図9に示される液晶表示装置10Dの断面構成は、図5に示される実施形態1の液晶表示装置10の断面構成に対応している。本実施形態の液晶表示装置10D(バックライト装置12D)は、実施形態1の遮光部材21に代えて、傾斜面23を有する遮光部材21Dを用いたものからなる。なお、遮光部材21Dには、実施形態3と同様な構造の固定部21Ddも設けられている。
本実施形態の液晶表示装置10Dにおいて、遮光部材21Dは、内側(表示領域11c1側)から支持部19a側(非表示領域11c2側)に向かって上るように傾斜すると共に、光学部材(光学シート)15の端部が挿入可能な隙間S1を液晶パネル11の背面11dとの間で形成する傾斜面23を備えている。このように、遮光部材21Dが傾斜面23を備えていると、光学部材(光学シート)15が熱膨張した際や位置ずれした際に、光学部材(光学シート)15の前記端部が外側(遮光部材21D側)へ移動しても、光学部材15の前記端部は、傾斜面23と液晶パネル11(アレイ基板11b)との間に形成される隙間S1に挿入されることになる。つまり、本実施形態では、膨張等した光学部材15の端部を前記隙間S1内へ逃がすことができる。したがって、本実施形態の液晶表示装置10Dでは、光学部材15の前記端部が遮光部材21Dに押し返されて、光学部材15に撓みやシワ等の変形が発生することが抑制される。光学部材15に撓みやシワ等の変形が発生すると、液晶パネル11の表示領域11c1に、その変形に起因する輝度ムラ(暗部等)が発生してしまう。しかしながら、本実施形態のように、遮光部材21Dに隙間S1を形成する傾斜面23が設けられていると、上述した輝度ムラの発生が抑制される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、遮光部材21の内側部分21bの位置(Y軸方向における位置)は、CF基板11aの端部に設けられているブラックマトリクス(BM)と、部分的にZ軸方向において対向する(重畳する)位置となっていた。他の実施形態においては、遮光部材21が、ブラックマトリクス(BM)全体と対向する(重畳する)位置となってもよい。また、他の実施形態においては、遮光部材21の内側部分21bが、ブラックマトリクス(BM)と、対向(重畳)しない位置となっていてもよい。つまり、遮光部材21の内側部分21bが、前記ブラックマトリクスと対向する部分よりも外側にある重畳部分16a2に配されるものであってもよい。ただし、液晶パネル11の端面から光を確実に入り込ませないという観点からは、実施形態1等のように、遮光部材21の内側部分21bの位置(Y軸方向における位置)が、CF基板11aの端部に設けられているブラックマトリクス(BM)と、Z軸方向において少なくとも部分的に対向する(重畳する)位置となっていることが好ましい。
(2)上記実施形態1では、液晶パネル11の端部(端面)が導光板16の端面(光入射面)16b等よりも内側に配される構成となっていた。他の実施形態においては、液晶パネル11の端部(端面)位置が、導光板16の端面(光入射面)16b等の位置と同じか、それよりも外側に配されていてもよい。
(3)上記実施形態2では、反射部材22は、LED17側を向く遮光部材21Aの板面21Ac上において、略全域を覆う形で設けられていた。他の実施形態においては、反射部材22は、前記板面21Ac上において、選択的に、設けられてもよい。例えば、前記板面21Acのうち、外側部分21Aaに対応する部分の板面21Acのみに反射部材を設けても良いし、或いは、内側部分21Abに対応する部分の板面21Acのみに反射部材を設けても良い。
(4)上記実施形態では、光源としてLEDを利用するものを例示したが、他の実施形態においては、LED以外の光源を利用してもよい。
(5)他の実施形態においては、LED基板の設置数や配置、LED基板におけるLEDの実装数や配置等は、適宜、変更可能である。
(6)上記実施形態では、液晶パネル及びシャーシがその短辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものを例示したが、液晶パネル及びシャーシがその長辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものも本発明に含まれる。
(7)上記実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも本発明は適用可能であり、また、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
(8)上記実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
(9)上記実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えていない表示装置にも本発明は適用可能である。
(10)他の実施形態においては、光学部材や反射シートを備えていない構成であってもよい。