JP2013217385A - サイレントチェーン - Google Patents

サイレントチェーン Download PDF

Info

Publication number
JP2013217385A
JP2013217385A JP2012085615A JP2012085615A JP2013217385A JP 2013217385 A JP2013217385 A JP 2013217385A JP 2012085615 A JP2012085615 A JP 2012085615A JP 2012085615 A JP2012085615 A JP 2012085615A JP 2013217385 A JP2013217385 A JP 2013217385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
peripheral side
guide
guide plate
notch portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012085615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5944200B2 (ja
Inventor
Yoshiki Motojima
良樹 本嶋
Katsutoshi Sonoda
勝敏 園田
Naoki Okada
直樹 岡田
Yoshinori Tsujino
芳範 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2012085615A priority Critical patent/JP5944200B2/ja
Priority to DE102013205477.7A priority patent/DE102013205477B4/de
Priority to US13/852,251 priority patent/US9046150B2/en
Priority to CN201310115855.4A priority patent/CN103363024B/zh
Publication of JP2013217385A publication Critical patent/JP2013217385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5944200B2 publication Critical patent/JP5944200B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/04Toothed chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】連結ピンの撓みや曲げを抑制してチェーン摩耗伸びを低減するとともに優れたチェーン疲労強度と長期に亘るチェーン寿命を達成し、スプロケット歯とリンク歯との間に噛み込まれた空気に起因する圧縮音からなる噛み合い騒音を低減するサイレントチェーンを提供すること。
【解決手段】ガイドプレート120のプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123を、ガイドプレート120のピン孔121の中心121a間を結ぶピッチラインPLに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔121、121の相互間に設けるとともに、ガイドプレート120のプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのタイミングシステムに用いるサイレントチェーン、詳しくは、ガイドプレートのプレート長手方向への弾性変形を許容するサイレントチェーンに関するものである。
従来のサイレントチェーンとして、チェーン長手方向に交互に配置したガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートと、ガイド列のチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレートと、リンクプレートのピン孔に遊嵌するとともにガイドプレートのピン孔に圧入嵌合する連結ピンとで構成され、ガイドプレートのプレート内周側およびプレート外周側をガイドプレートのピッチラインに沿ってほぼ平坦に形成したものが知られている(特許文献1参照)。
また、従来のサイレントチェーンとして、底部と、間隔をあけて配置された一対の開孔と、間隔をあけて対称に配置されかつ上方に延びる一対のつま先部と、これら一対のつま先部の内側フランク面において連結されたクロッチ部とで構成されたガイドリンクを有するものが知られている(特許文献2参照)。
特開2010−1975号公報(特許請求の範囲、図5参照) 特開平8−35541号公報(特許請求の範囲、図10参照)
しかしながら、前者のようなガイドプレートを用いたサイレントチェーン500は、図12に示すようなガイドプレート520がプレート長手方向のチェーン張力を受けた際に、ガイドプレート520がリンクプレート510より切り欠き部分の少ない分だけ、ガイドプレート520のプレート長手方向における弾性伸びがリンクプレート510のプレート長手方向における弾性伸びに比べると抑制され、図13に示すように、チェーン幅方向に配置した複数のリンクプレート510とその両側に配置した一対のガイドプレート520、520に対して一気通貫状態で挿通した連結ピン530にチェーン長手方向の撓みや曲げが生じて、チェーン幅方向に配置した複数のリンクプレート510のピン孔511と連結ピン530との平行な配列状態が失われるため、連結ピン530が複数のリンクプレート510に対してかじりと称する偏摩耗をピン表面に生じるという問題があった。
また、図13に示すように、連結ピン530の曲がりに起因してリンクプレート510のピン孔511と連結ピン530との平行な配列状態が失われることにより、リンクプレート510に作用する引張荷重がチェーン幅方向に配置した複数のリンクプレート510の相互間でアンバランスとなり、チェーン幅方向の中央より外側に配置されたリンクプレート510に引張荷重が集中するため、このリンクプレート510に摩耗損傷やクラックが生じやすくなり、チェーン全体としてチェーン疲労強度が低下するという問題があった。
また、図14に示すように、ガイド列GLを構成する複数のリンクプレート510がスプロケットSと噛み合う際に、ガイド列GLを構成する複数のリンクプレート510のリンク歯510tとスプロケットSのスプロケット歯Stとの間に形成される空間を左右一対のガイドプレート520、520で封鎖されるため、この空間に噛み込まれた空気が過度に圧縮されて耳障りな破裂音を生じるという問題があった。
そして、後者のようなガイドリンクを用いたサイレントチェーンは、図15に示すようなガイドリンク610がプレート長手方向のチェーン張力を受けた際に、図16に示すように、ガイドリンク610のプレート外周側では、ガイドリンク610のつま先部613がプレート長手方向の前後に開いてクロッチ部614にクラックが生じる、いわゆる、股裂きが生じるという問題があるばかりでなく、ガイドリンク610のプレート内周側では、ガイドリンク610がプレート長手方向に圧縮されてプレート厚み方向に反って、チェーン幅方向に配置した複数のリンクプレートのピン孔と連結ピンとの平行な配列状態が失われるため、連結ピンが複数のリンクプレートに対してかじりと称する偏摩耗をピン表面に生じるという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、連結ピンの撓みや曲げを抑制してチェーン摩耗伸びを低減するとともに優れたチェーン疲労強度と長期に亘るチェーン寿命を達成し、しかも、スプロケット歯とリンク歯との間に噛み込まれた空気に起因する圧縮音からなる噛み合い騒音を低減するサイレントチェーンを提供することである。
本請求項1に係る発明は、チェーン長手方向に交互に配置したガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートと前記ガイド列のチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレートと前記リンクプレートのピン孔に遊嵌するとともにガイドプレートのピン孔に圧入嵌合する連結ピンとで構成され、スプロケットの相互間に噛み合って周回するサイレントチェーンにおいて、前記ガイドプレートのプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周面となる背面をそれぞれ切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記ガイドプレートのピン孔の中心間を結ぶピッチラインに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔の相互間に設けられているとともに、前記ガイドプレートのプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係るサイレントチェーンは、請求項1記載の構成に加えて、前記ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記ガイドプレートのピン孔中心の相互間に位置決めされていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項3に係るサイレントチェーンは、請求項1または請求項2記載の構成に加えて、前記プレート外周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をAとし、前記プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、前記プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、前記プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとしたとき、前記プレート外周側切り欠き部分の形状が、
A≧B
A≧C
D≧B
D≧C
の関係を満足していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項4に係るサイレントチェーンは、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の構成に加えて、前記プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、前記プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、前記プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとし、前記プレート内周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をEとしたとき、前記プレート内周側切り欠き部分の形状が、
D≧B
D≧C
E≧B
E≧C
の関係を満足していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項5に係るサイレントチェーンは、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の構成に加えて、前記ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記左右一対のガイドプレートの相互間で左右対称に配置されていることにより、前述した課題を解決するものである。
本発明に係るサイレントチェーンは、チェーン長手方向に交互に配置したガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートとガイド列のチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレートとリンクプレートのピン孔に遊嵌するとともにガイドプレートのピン孔に圧入嵌合する連結ピンとで構成され、スプロケットの相互間に噛み合って周回することにより、スプロケットとの噛み合いの際に、ガイドプレートがガイド列および非ガイド列をスプロケットのスプロケット歯へ横ぶれすることなく順次噛み合わせるように誘導するばかりでなく、以下のような本発明に特有の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明のサイレントチェーンは、ガイドプレートのプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、ガイドプレートのピン孔の中心間を結ぶピッチラインに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔の相互間に設けられていることにより、ガイドプレートが切り欠かれた分だけガイドプレートの軽量化を達成することができるばかりでなく、チェーン張力の発生時に、プレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分で発生する弾性変形によってガイドプレートがプレート長手方向へ弾性伸びを生じ、ガイドプレートが連結ピンを介してガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートの動きに追従するため、複数のリンクプレートとガイドプレートに対して一気通貫状態で挿通した連結ピンに生じがちなチェーン長手方向の撓みや曲げが抑制されてリンクプレートとガイドプレートに対する連結ピンのかじりと称する偏摩耗や引張荷重のアンバランスを回避することが可能となり、その結果、チェーン摩耗伸びを低減するとともに優れたチェーン疲労強度と長期に亘るチェーン寿命を確保することができる。
また、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、ガイドプレートのプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられていることにより、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分を相互に異なった領域に設けた分だけガイドプレートを大きく切り欠いてもプレート断面積の急激な減少を抑えられるため、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が大きく形成された分だけガイドプレートのプレート長手方向へ弾性伸びを助長させてリンクプレートとガイドプレートに対する連結ピンの偏摩耗や引張荷重のアンバランスをさらに回避することができるばかりでなく、チェーン張力の発生時におけるガイドプレートのプレート長手方向への弾性伸びが、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分の2箇所で生じるため、複数のリンクプレートとガイドプレートに対して一気通貫で挿通状態にある連結ピンに生じがちなチェーン長手方向の撓みや曲げがさらに抑制されてリンクプレートとガイドプレートに対する連結ピンのかじりと称する偏摩耗や引張荷重のアンバランスをより一段と回避することができる。
また、ガイドプレートのプレート内周側にプレート内周側切り欠き部分が形成されていることにより、ガイド列を構成する複数のリンクプレートがスプロケットと噛み合う際に、リンクプレートのリンク歯とスプロケットのスプロケット歯との間に噛み込まれた空気がガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分からスプロケットの側方に向けて抵抗無く脱気されるため、従来のようなプレート内周側切り欠き部分の無いガイドプレートを備えたサイレントチェーンと比較すると、リンク歯とスプロケット歯との間に噛み込んで封じ込められた空気の圧縮音に起因する噛み合い騒音を低減することができる。
本請求項2に係る発明のサイレントチェーンは、請求項1に記載のサイレントチェーンが奏する効果に加えて、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分とプレート外周側切り欠き部分とがガイドプレートのピン孔中心の相互間に位置決めされていることにより、プレート内周側切り欠き部分とプレート外周側切り欠き部分とが従来のガイドプレートを規定しているプレート内周側とプレート外周側との間の最大外形寸法を変更することなく形成されるため、従来のガイドプレートと同様に、スプロケットとの噛み合いの際にガイドプレートのプレート内周側が、ガイド列および非ガイド列をスプロケットのスプロケット歯へ横ぶれさせることなく順次噛み合わすように誘導することができる。
本請求項3に係る発明のサイレントチェーンは、請求項1または請求項2に記載のサイレントチェーンが奏する効果に加えて、プレート外周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をAとし、プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとしたとき、プレート外周側切り欠き部分の形状が、
A≧B
A≧C
D≧B
D≧C
の関係を満足していることにより、プレート外周側切り欠き部分とピン孔との間のプレート引張強度、および、プレート外周側切り欠き部分とプレート内周側切り欠き部分との間のプレート引張強度が、プレート外周側となる背面とピン孔との間のプレート引張強度、および、プレート内周側の外フランク部分とピン孔との間のプレート引張強度と等しいか、これらのいずれよりも高く設定されるため、ガイドプレートのプレート外周側切り欠き部分が、従来のようなガイドプレートのプレート外周側で確保されているプレート引張強度と同程度のプレート引張強度を維持した状態で、チェーン張力の発生時にプレート長手方向へ弾性伸びを生じることができる。
本請求項4に係る発明のサイレントチェーンは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のサイレントチェーンが奏する効果に加えて、プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、前記プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとし、プレート内周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をEとしたとき、プレート内周側切り欠き部分の形状が、
D≧B
D≧C
E≧B
E≧C
の関係を満足していることにより、プレート外周側切り欠き部分とプレート内周側切り欠き部分との間のプレート引張強度、および、プレート内周側切り欠き部分からピン孔との間のプレート引張強度が、プレート外周側となる背面とピン孔との間のプレート引張強度、および、プレート内周側の外フランク部分とピン孔との間のプレート引張強度と等しいか、これらのいずれよりも高く設定されるため、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分が、従来のようなガイドプレートのプレート内周側で確保されているプレート引張強度と同程度のプレート引張強度を維持した状態で、チェーン張力の発生時にプレート長手方向へ弾性伸びを生じることができる。
本請求項5に係る発明のサイレントチェーンは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のサイレントチェーンが奏する効果に加えて、ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が左右一対のガイドプレートの相互間で左右対称に配置されていることにより、チェーン張力の発生時に左右一対のガイドプレートがチェーン張力を受けてチェーン幅方向の左右でバランス良く弾性変形するため、チェーン幅方向の不規則な捩れが抑制され、ガイドプレートがリンクプレートをスプロケットへ確実かつ安定して噛み合わせることができる。
本発明の第1実施例であるサイレントチェーンの概要図。 図1に示すサイレントチェーンの平面図。 図1のサイレントチェーンに用いたガイドプレートの正面図。 図3に示すガイドプレートの変形状態を説明する図。 図1のサイレントチェーンにチェーン張力が負荷された状態を示す図。 サイレントチェーンとスプロケットとの噛み合い状態を示す図。 連結ピンに圧入嵌合したガイドプレートの弾性変形を示す説明図。 本発明で用いるガイドプレートの第2実施例を示す図。 図8に示すガイドプレートの変形状態を説明する図。 本発明で用いるガイドプレートの第3実施例を示す図。 図10で示すガイドプレートの変形状態を説明する図。 従来のガイドプレートを示す正面図。 図12に示すガイドプレートの変形状態を説明する図。 図12に示すガイドプレートを用いたサイレントチェーンの噛み合い状態を示す図。 更なる従来のガイドプレートを示す正面図。 図15に示すガイドプレートの変形状態を説明する図。
本発明は、チェーン長手方向に交互に配置したガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートと前記ガイド列のチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレートと前記リンクプレートのピン孔に遊嵌するとともにガイドプレートのピン孔に圧入嵌合する連結ピンとで構成され、スプロケットの相互間に噛み合って周回するサイレントチェーンにおいて、ガイドプレートのプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれを切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、ガイドプレートのピン孔の中心間を結ぶピッチラインに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔の相互間に設けられるとともにガイドプレートのプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられ、連結ピンの撓みや曲げを抑制してチェーン摩耗伸びを低減するとともに優れたチェーン疲労強度と長期に亘るチェーン寿命を達成し、スプロケット歯とリンク歯との間に噛み込まれた空気に起因する圧縮音からなる噛み合い騒音を低減するものであれば、その具体的な態様は、如何なるものであっても構わない。
たとえば、本発明のサイレントチェーンに用いられるリンクプレートの基本的な噛み合い方式については、内股噛合い・外股着座方式のもの、外股噛合い・外股着座方式のもののいずれであっても良く、前者の場合は、リンクプレートのリンク歯がスプロケット歯と噛み合うとき、まず、リンクプレート進行方向の前方の歯部先端近傍に形成された内フランク面がスプロケット歯に接触して、この内フランク面がスプロケット歯の歯面に沿って歯底側に滑り込み、このような滑り込みの途上において、内フランク面から外フランク面に噛み合いが移行してリンクプレートの前後に形成された外フランク面がスプロケット歯の歯面に沿って順に歯底側に滑り込み、リンクプレートの前後に有するリンク歯がスプロケット歯に噛み合って着座し、この状態において動力伝達を行うものであり、後者の場合は、リンクプレート進行方向の後方の歯部先端近傍に形成された外フランク面がスプロケット歯に接触して噛み合い始め、そのまま、噛み合い動作終了まで歯面に沿って接触し続け、その途上で前方の外フランク面がスプロケット歯に接触して、リンクプレートの前後に有するリンク歯がスプロケット歯に噛み合って着座し、動力伝達を行うものである。
また、本発明のサイレントチェーンにおけるリンク歯の具体的な形状は、スプロケットの歯面形状を創成するホブ・カッターに形成されたホブ軸方向の断面歯形と同一であれば良く、直線状歯形、曲線状歯形などのいずれの歯形であっても差し支えない。
なお、上述したホブ・カッターには、スプロケットにインボリュート歯形を創成できる直線状歯形を採用しているが、スプロケットの歯形に応じた特殊な曲線状歯形を採用することもできる。
そして、本発明のサイレントチェーンで採用する連結ピンの具体的形態については、円形断面を有する丸ピンであっても良く、ロッカーピンとジョイントピンからなるロッカージョイントピンであっても良く、特に、丸ピンを用いた場合には、リンクプレートのピン孔内面と平行に接触し易く偏荷重が加わらずに相互の接触面積が増加するため、摩耗が少なくなってチェーンの摩耗伸びを抑制することができる。
さらに、本発明のサイレントチェーンにおけるプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分の具体的な形状については、切り欠き曲線と切り欠き直線とを組み合わせて構成しても良く、プレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が複数の切り欠き曲線のみで構成される場合には、プレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分に負荷される応力集中を均一分散することができるので好ましい。
また、ガイドプレートに形成されるプレート外周側切り欠き部分の具体的な形成領域については、プレート外周側切り欠き部分が、一対のピン孔相互間に設けられるとともに、プレート内周側切り欠き部分に対してガイドプレートのプレート長手方向の前後で相互に異なる領域に設けられれば良い。
以下、本発明の第1実施例であるサイレントチェーンについて、図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるサイレントチェーン100の概要図であり、図2は、図1に示すサイレントチェーン100の平面図であり、図3は、図1のサイレントチェーン100に用いたガイドプレート120の斜視図であり、図4は、図3に示すガイドプレート120の変形状態を説明する図であり、図5は、図1のサイレントチェーン100にチェーン張力が負荷された状態を示す図であり、図6は、サイレントチェーン100とスプロケットSとの噛み合い状態を示す図であり、図7は、連結ピン130に圧入嵌合されたガイドプレート120の弾性変形を示す説明図であり、図8は、本発明で用いるガイドプレートの第2実施例を示す図であり、図9は、図8に示すガイドプレートの変形状態を説明する図であり、図10は、本発明で用いるガイドプレートの第3実施例を示す図であり、図11は、図10で示すガイドプレートの変形状態を説明する図である。
まず、本発明の第1実施例であるサイレントチェーン100は、図1および図2に示すように、チェーン長手方向に交互に配置したガイド列GLおよび非ガイド列JLを構成する複数のリンクプレート110と、ガイド列GLのチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレート120と、リンクプレート110のピン孔に遊嵌するとともにガイドプレート120のピン孔121に圧入嵌合する連結ピン130とで構成されている。
そして、サイレントチェーン100は、リンクプレート110とガイドプレート120のプレート内周側が、図示しないスプロケットに巻回されてスプロケットの相互間を周回する。
なお、本実施例では、連結ピン130として丸ピンを採用しているが、ロッカーピンとジョイントピンとから成るロッカージョイントピンであっても良い。
図3に示すようにガイドプレート120のプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いて形成して図4に示すようなプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123は、ガイドプレート120のピン孔121の中心121a間を結ぶピッチラインPLに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔121、121の相互間に設けられている。すなわち、これらのプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123は、複数の切り欠き曲線と1つの切り欠き直線の組み合わせで切り欠いて形成されている。
これにより、ガイドプレート120が切り欠かれた分だけガイドプレート120の軽量化を達成するばかりでなく、図5に示すようなチェーン張力Fの発生時に、プレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123で発生する弾性変形によってガイドプレート120がプレート長手方向へ弾性伸びを生じ、ガイドプレート120が連結ピン130を介してガイド列GLおよび非ガイド列JLを構成する複数のリンクプレート110の動きに追従する。
また、図3に示すように、ガイドプレート120のプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いたプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123は、ガイドプレート120のプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられている。
これにより、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123を相互に異なった領域に設けた分だけ、ガイドプレート120を大きく切り欠いてもプレート断面積の急激な減少を抑え、チェーン張力の発生時におけるガイドプレート120のプレート長手方向への弾性伸びが、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123の2箇所で生じるようになっている。
また、図3に示すように、ガイドプレート120のプレート内周側にプレート内周側切り欠き部分122が形成されている。
これにより、図6に示すように、ガイド列GLを構成する複数のリンクプレート110がスプロケットSと噛み合う際に、リンクプレート110のリンク歯110tとスプロケットSのスプロケット歯Stとの間に噛み込まれた空気がガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122からスプロケットSの側方、すなわち、図6の紙面垂直方向に向けて抵抗無く脱気される。
また、図3に示すように、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122とプレート外周側切り欠き部分123とは、ガイドプレート120のピン孔中心121aの相互間に位置決めされている。
これにより、プレート内周側切り欠き部分122とプレート外周側切り欠き部分123とが従来のガイドプレートを規定しているプレート内周側とプレート外周側との間の最大外形寸法を変更することなく形成されている。
また、図3に示すように、ガイドプレート120のプレート外周側切り欠き部分123およびプレート内周側切り欠き部分122の具体的な形状は、以下のとおりである。
ここで、図3に示す符号Aは、プレート外周側切り欠き部分123からピン孔121までの最短離間距離を表し、符号Bは、プレート外周側となる背面からピン孔121までの最短離間距離、すなわち、プレート外周側切り欠き部分123の切り欠き開始位置123bからピン孔121までの離間距離を表し、符号Cは、プレート内周側の外フランク部分124からピン孔121までの最短離間距離を表し、符号Dは、プレート外周側切り欠き部分123からプレート内周側切り欠き部分122までの最短離間距離、すなわち、プレート外周側切り欠き部分123の最深切り欠き位置123aからプレート内周側切り欠き部分122の最深切り欠き部分122aまでの離間距離を表し、符号Eは、プレート内周側切り欠き部分122からピン孔121までの最短離間距離を表す。
まず、プレート外周側切り欠き部分123の形状については、A≧B、A≧C、D≧B、D≧Cの関係を満足している。
これにより、プレート外周側切り欠き部分123とピン孔121との間のプレート引張強度、および、プレート外周側切り欠き部分123とプレート内周側切り欠き部分122との間のプレート引張強度が、プレート外周側切り欠き部分123の切り欠き開始位置123bとピン孔121との間のプレート引張強度、および、プレート内周側の外フランク部分124とピン孔121との間のプレート引張強度と等しいか、これらのいずれよりも高く設定されて、ガイドプレート120のプレート外周側切り欠き部分123が、従来のようなガイドプレートのプレート外周側で確保されているプレート引張強度と同程度のプレート引張強度を維持した状態で、チェーン張力の発生時にプレート長手方向へ弾性伸びを生じるようになっている。
また、プレート内周側切り欠き部分122の形状については、D≧B、D≧C、E≧B、E≧Cの関係を満足している。
これにより、プレート外周側切り欠き部分123とプレート内周側切り欠き部分122との間のプレート引張強度、および、プレート内周側切り欠き部分122とピン孔121との間のプレート引張強度が、プレート外周側切り欠き部分123の切り欠き開始位置123bとピン孔121との間のプレート引張強度、および、プレート内周側の外フランク部分124とピン孔121との間のプレート引張強度と等しいか、これらのいずれよりも高く設定されて、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122が、従来のようなガイドプレートのプレート内周側で確保されているプレート引張強度と同程度のプレート引張強度を維持した状態で、チェーン張力の発生時にプレート長手方向へ弾性伸びを生じるようになっている。
また、図7に示すように、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123は、左右一対のガイドプレート120、120の相互間で左右対称に配置されている。
これにより、チェーン張力の発生時に左右一対のガイドプレート120、120がチェーン張力を受けてチェーン幅方向の左右でバランスの良く弾性変形して、チェーン幅方向の不規則な捩れが抑制され、ガイドプレート120がリンクプレート110をスプロケットSへ確実かつ安定して噛み合わせるようにガイドする。
このようにして得られた本実施例のサイレントチェーン100は、ガイドプレート120のプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123が、ガイドプレート120のピン孔121の中心121a間を結ぶピッチラインPLに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔121、121の相互間に設けられていることにより、複数のリンクプレート110とガイドプレート120に対して一気通貫状態で挿通した連結ピン130に生じがちなチェーン長手方向の撓みや曲げが抑制されてリンクプレート110とガイドプレート120に対する連結ピン130のかじりと称する偏摩耗や引張荷重のアンバランスを回避することが可能となり、その結果、チェーン摩耗伸びを低減するとともに優れたチェーン疲労強度と長期に亘るチェーン寿命を確保することができる。
また、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123がガイドプレート120のプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられていることにより、ガイドプレート120のプレート内周側切り欠き部分122およびプレート外周側切り欠き部分123が大きく形成された分だけガイドプレート120のプレート長手方向へ弾性伸びを助長させてリンクプレート110とガイドプレート120に対する連結ピン130の偏摩耗や引張荷重のアンバランスをさらに回避することができるばかりでなく、複数のリンクプレート110とガイドプレート120に対して一気通貫で挿通状態にある連結ピン130に生じがちなチェーン長手方向の撓みや曲げがさらに抑制されてリンクプレート110とガイドプレート120に対する連結ピン130のかじりと称する偏摩耗や引張荷重のアンバランスをより一段と回避することができる。
また、ガイドプレート120のプレート内周側にプレート内周側切り欠き部分122が形成されていることにより、従来のようなプレート内周側切り欠き部分の無いガイドプレートを備えたサイレントチェーンと比較すると、リンクプレート110のリンク歯110tとスプロケットSのスプロケット歯Stとの間に噛み込んで封じ込められた空気の圧縮音に起因する噛み合い騒音を低減することができる等、その効果は甚大である。
次に、本発明の第2実施例であるサイレントチェーンについて、図面に基づいて説明する。
そこで、本発明の第2実施例であるサイレントチェーンは、前述した第1実施例のサイレントチェーン100と比較すると、ガイドプレートの具体的な切り欠き形態が異なっており、その他のプレート形態については、ガイドプレートがプレート内周側切り欠き部分とプレート外周側切り欠き部分とを備えている点で軌を一にしており、基本的に何ら変わることがないため、上述した第1実施例のサイレントチェーン100と同一の部材について対応する200番台を付すことにより、その重複する説明を省略する。
すなわち、図8及び図9に示す第2実施例のサイレントチェーンに用いガイドプレート220は、プレート内周側切り欠き部分222およびプレート外周側切り欠き部分223がすべて複数の曲線の組み合わせで切り欠いて形成されている。
これにより、本第2実施例のサイレントチェーンでは、第1実施例のサイレントチェーン100が奏する効果に加えて、図9に示すようなチェーン張力負荷時に、プレート内周側切り欠き部分222およびプレート外周側切り欠き部分223における弾性変形が滑らかに生じるため、これら切り欠き部分におけるクラックの発生を抑制することができる等、その効果は甚大である。
次に、本発明の第3実施例であるサイレントチェーンについて、図面に基づいて説明する。
そこで、本発明の第3実施例であるサイレントチェーンは、前述した第1実施例のサイレントチェーン100と比較すると、ガイドプレートの具体的な切り欠き形態が異なっており、その他のプレート形態については、ガイドプレートがプレート内周側切り欠き部分とプレート外周側切り欠き部分とを備えている点で軌を一にしており、基本的に何ら変わることがないため、上述した第1実施例のサイレントチェーン100と同一の部材について対応する300番台を付すことにより、その重複する説明を省略する。
図10及び図11に示す第3実施例のサイレントチェーンに用いるガイドプレート320は、プレート外周側となる背面の一部に平坦面を有している。
これにより、本第3実施例のサイレントチェーンでは、第1実施例のサイレントチェーン100が奏する効果に加えて、プレート外周側切り欠き部分323とピン孔321との間のプレート強度が、プレート外周側となる背面とピン孔321との間のプレート強度より必然的に大きく補強されるため、図11に示すようなチェーン張力の負荷時に、プレート外周側切り欠き部分323に形成された最深の切り欠き位置323a付近からのクラックの発生を抑制することができる等、その効果は甚大である。
100 ・・・ サイレントチェーン
110 ・・・ リンクプレート
110t・・・ リンク歯
120、220、320 ・・・ ガイドプレート
121、221、321 ・・・ (ガイドプレートの)ピン孔
121a、221a、321a・・・ピン孔中心
122、222、322 ・・・ プレート内周側切り欠き部分
122a、222a、322a・・・最深切り欠き位置
123、223、323 ・・・ プレート外周側切り欠き部分
123a、223a、323a・・・最深切り欠き位置
123b、223b、323b・・・切り欠き開始位置
124、224、324 ・・・ プレート内周側の外フランク部分
130 ・・・ 連結ピン
S ・・・ スプロケット
St ・・・ スプロケット歯
PL ・・・ ピッチライン
500 ・・・ サイレントチェーン
510 ・・・ リンクプレート
520 ・・・ ガイドプレート
521 ・・・ ピン孔
530 ・・・ 連結ピン
610 ・・・ ガイドリンク
611 ・・・ 底部
612 ・・・ 開孔
613 ・・・ つま先部
614 ・・・ クロッチ部

Claims (5)

  1. チェーン長手方向に交互に配置したガイド列および非ガイド列を構成する複数のリンクプレートと前記ガイド列のチェーン幅方向の両側に配置する左右一対のガイドプレートと前記リンクプレートのピン孔に遊嵌するとともにガイドプレートのピン孔に圧入嵌合する連結ピンとで構成され、スプロケットの相互間に噛み合って周回するサイレントチェーンにおいて、
    前記ガイドプレートのプレート内周側となるスプロケット対向面およびプレート外周側となる背面をそれぞれ切り欠いて形成したプレート長手方向への弾性変形を許容するプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記ガイドプレートのピン孔の中心間を結ぶピッチラインに向けてプレート内周側およびプレート外周側からそれぞれ切り欠いて一対のピン孔の相互間に設けられているとともに、前記ガイドプレートのプレート長手方向の前後で相互に異なった領域に設けられていることを特徴とするサイレントチェーン。
  2. 前記ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記ガイドプレートのピン孔中心の相互間に位置決めされていることを特徴とする請求項1記載のサイレントチェーン。
  3. 前記プレート外周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をAとし、前記プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、前記プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、前記プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとしたとき、前記プレート外周側切り欠き部分の形状が、
    A≧B
    A≧C
    D≧B
    D≧C
    の関係を満足していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサイレントチェーン。
  4. 前記プレート外周側となる背面からピン孔までの最短離間距離をBとし、前記プレート内周側の外フランク部分からピン孔までの最短離間距離をCとし、前記プレート外周側切り欠き部分からプレート内周側切り欠き部分までの最短離間距離をDとし、前記プレート内周側切り欠き部分からピン孔までの最短離間距離をEとしたとき、前記プレート内周側切り欠き部分の形状が、
    D≧B
    D≧C
    E≧B
    E≧C
    の関係を満足していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のサイレントチェーン。
  5. 前記ガイドプレートのプレート内周側切り欠き部分およびプレート外周側切り欠き部分が、前記左右一対のガイドプレートの相互間で左右対称に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のサイレントチェーン。
JP2012085615A 2012-04-04 2012-04-04 サイレントチェーン Expired - Fee Related JP5944200B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085615A JP5944200B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 サイレントチェーン
DE102013205477.7A DE102013205477B4 (de) 2012-04-04 2013-03-27 Zahnkettte
US13/852,251 US9046150B2 (en) 2012-04-04 2013-03-28 Silent chain
CN201310115855.4A CN103363024B (zh) 2012-04-04 2013-04-03 无声链

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085615A JP5944200B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 サイレントチェーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013217385A true JP2013217385A (ja) 2013-10-24
JP5944200B2 JP5944200B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=49210085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012085615A Expired - Fee Related JP5944200B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 サイレントチェーン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9046150B2 (ja)
JP (1) JP5944200B2 (ja)
CN (1) CN103363024B (ja)
DE (1) DE102013205477B4 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015023269A1 (en) * 2013-08-14 2015-02-19 Borgwarner Inc. Chain with alternating inside link position to enable narrow lacing with improved nvh behavior
JP6210639B2 (ja) * 2014-02-21 2017-10-11 株式会社椿本チエイン サイレントチェーン
WO2016028421A2 (en) * 2014-08-22 2016-02-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG High strength inverted tooth chain having a press-fit middle plate
JP6227507B2 (ja) 2014-08-29 2017-11-08 株式会社椿本チエイン チェーン
CN104221813B (zh) * 2014-09-10 2017-04-26 扬州四通粉末冶金有限公司 多功能链锯
US10359097B2 (en) * 2016-06-07 2019-07-23 Hall Labs Llc Silent chain profile for linear movement
KR102648862B1 (ko) * 2019-03-22 2024-03-19 다이도고교가부시키가이샤 체인 전동 장치
DE112021001729T5 (de) * 2020-11-25 2023-01-12 Qingdao Choho Industrial Co.,Ltd. Geräuscharmes Antriebskettensystem für den Motorrad-Heckantrieb und Motorrad

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04228951A (ja) * 1990-04-25 1992-08-18 Borg Warner Automot Transmission & Engine Components Corp 動力伝達チエーン
JP2001355684A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Daido Kogyo Co Ltd サイレントチェーン及びサイレントチェーンを用いた動力伝達装置
JP2008544173A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト リンクチェーン

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5445570A (en) 1994-02-15 1995-08-29 Borg-Warner Automotive, Inc. Chain guide link
GB2348261B (en) * 1998-12-24 2002-12-18 Tsubakimoto Chain Co Double-meshing-type silent chain drive and sprocket used therein
JP3734760B2 (ja) * 2002-03-12 2006-01-11 ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 サイレントチェーン
JP2004353791A (ja) 2003-05-30 2004-12-16 Daido Kogyo Co Ltd サイレントチェーン及びガイドリンクプレート
DE202006002416U1 (de) * 2006-02-15 2007-06-28 JOH. WINKLHOFER & SÖHNE GMBH & Co. KG Zahnkette mit optimiertem Kettengelenk und vergrößtertem Außenflankenwinkel
US20090000852A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-01 Gm Global Technology Operations, Inc. Silent Chain with Asymmetric Involute Profile
JP5386116B2 (ja) 2008-06-20 2014-01-15 ボーグワーナー インコーポレーテッド サイレントチェーン
JP5253428B2 (ja) * 2010-01-26 2013-07-31 株式会社椿本チエイン リンクプレート
JP2012202489A (ja) 2011-03-25 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 動力伝達装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04228951A (ja) * 1990-04-25 1992-08-18 Borg Warner Automot Transmission & Engine Components Corp 動力伝達チエーン
JP2001355684A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Daido Kogyo Co Ltd サイレントチェーン及びサイレントチェーンを用いた動力伝達装置
JP2008544173A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト リンクチェーン

Also Published As

Publication number Publication date
DE102013205477A1 (de) 2013-10-10
CN103363024A (zh) 2013-10-23
JP5944200B2 (ja) 2016-07-05
CN103363024B (zh) 2015-12-23
US20130267364A1 (en) 2013-10-10
US9046150B2 (en) 2015-06-02
DE102013205477B4 (de) 2023-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5944200B2 (ja) サイレントチェーン
JP4327192B2 (ja) チェーン伝動装置
JP5360813B2 (ja) 両面駆動用サイレントチェーン並びにそれを用いた両面駆動用サイレントチェーン伝動装置
KR101541703B1 (ko) 사일런트 체인
JP4874081B2 (ja) サイレントチェーン
JP5094806B2 (ja) サイレントチェーン
JP2006144852A (ja) サイレントチェーン
JP2008232158A (ja) サイレントチェーン
JP2009036360A (ja) 両面噛合い型サイレントチェーン
JP5483358B2 (ja) チェーン
JP4865837B2 (ja) 防振型サイレントチェーン
JP2006002811A (ja) 両面噛合い型サイレントチェーン
JP6210639B2 (ja) サイレントチェーン
JP2009052732A (ja) サイレントチェーン
US20120071287A1 (en) Silent chain having deformable guide plates
JP4762294B2 (ja) ブシュ付きサイレントチェーン
US20090247340A1 (en) Chain transmission device
US9618081B2 (en) Silent chain and silent chain transmission device
JP5483359B2 (ja) チェーン
KR101685453B1 (ko) 개선된 nvh 거동을 갖는 좁은 레이싱을 가능하게 해주는 교번적인 내측 링크 위치를 갖는 체인
JP2010038245A (ja) サイレントチェーン
US20160040751A1 (en) Silent chain transmission device
JP2013092173A (ja) ローラチェーン
JP2005240835A (ja) サイレントチェーン
JPS59137646A (ja) サイレントチエ−ン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5944200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees