JP2008232158A - サイレントチェーン - Google Patents

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稔 駒田
Hitoshi Ohara
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孝之 森本
Yoshiaki Iwasaki
良紀 岩▲崎▼
Hideshi Hamaguchi
秀史 浜口
Shohei Adachi
祥平 足立
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Abstract

【課題】リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛み合い開始時に発生する騒音の低下を図ることができ、リンクプレートの早期における破壊を防止し、サイレントチェーンの破損を防止できるサイレントチェ−ンを提供することを目的とする。
【解決手段】サイレントチェーン1を構成しているリンクプレート2の歯部6とスプロケット歯14との噛合い開始時に接触するフランク面4が、フランク面長手方向に亘って連続して形成された一部突出する突出部分4aを有する。サイレントチェーン1は、複数のリンクプレート2のうち、スプロケット歯14に突出部分4aが接触しているリンクプレート2の突出部分4aだけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分4aがスプロケット歯14に接触していなかったその他のリンクプレート2のフランク面の突出部分4aをスプロケット歯14に接触させたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、一対のピン孔と、フランク面を内側及び外側に有する一対の歯部とを備えた複数のリンクプレートが、関節リンク列及びガイドリンク列に配置され連結ピンで連結されてなるサイレントチェーンに関し、詳しくは、スプロケット歯との噛合い開始時に接触するリンクプレート歯部のフランク面、すなわち内側フランク面又は外側フランク面を改良したリンクプレートからなるサイレントチェーンに関する。
一般に、サイレントチェ−ンは、一対のピン孔と一対の歯部とを備えたリンクプレートが、それぞれ関節リンク列(非ガイドリンク列)及びガイドリンク列に複数配置されて連結ピンで無端状に連結されて構成され、このサイレントチェーンがスプロケット間に巻掛けられて、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合いにより動力を伝達する。
サイレントチェーンには、リンクプレートの歯部の形状により種々の噛合いタイプがあり、主なものとして、いわゆる歯部の内側フランク面がスプロケット歯との噛合いに関与する内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン、歯部の外側フランク面がスプロケット歯との噛合いに関与する外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン等がある。
前記の内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンは、各々のリンクプレートの歯部がスプロケット歯と噛合うとき、まず、リンクプレート進行方向前方の歯部の内側フランク面がスプロケット歯に接触して噛合い、この内側フランク面がスプロケット歯の歯面に沿って歯底側に滑り込み、この滑り込みの途上において、内側フランク面から外側フランク面に噛合いが移行して、一対の歯部の外側フランク面がスプロケット歯の歯面に沿って順に歯底側に滑り込み、この一対の歯部がスプロケット歯に噛合って着座し(参考として、図3参照。)、動力の伝達を行う。
また、前記の外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンは、リンクプレート進行方向後方の歯部の外側フランク面がスプロケット歯に接触して噛み合い始め、そのまま噛合い動作終了まで歯面に沿って接触し続け、その途上で前方歯部の外側フランク面がスプロケット歯に接触して、一対の歯部がスプロケット歯に噛合って着座し、動力を伝達する。そして、本発明は、内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン、外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン等を対象とするものである。
従来、リンクプレートは帯鉄、鋼板等からポンチによりピン孔及びリンクプレートの外郭形状がプレス機械で打ち抜かれて製造されているが、打ち抜かれたリンクプレートは、スプロケット歯との噛合い開始時に接触する歯部の外側フランク面又は内側フランク面の剪断面率(板厚に対する剪断面長さの割合)が小さいため、シェービング加工、ファイン・ブランキング加工により、剪断面率を90%以上とし、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との接触面積を大きくして、スプロケット歯の摩耗を低減するようにすることが提案されている(特許文献1参照。)。
前記のように、歯部の外側フランク面又は内側フランク面の剪断面率を90%以上とした場合、例えば、内側フランク面がスプロケット歯との噛合いに関与する内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンにおいては、図9、図10に示すように、リンクプレート31の歯部32の噛合い開始時に接触する内側フランク面33が略々平坦面であり、スプロケット歯との接触面積が大きくなっている。なお、図9は従来のリンクプレート3
1であり、符号34は外側フランク面、35はピン孔であり、図10は図9のX10−X10矢視方向に見た断面図である。
特開平9−250599号公報
前記従来のサイレントチェーンは、例えば、内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンの場合、リンクプレート31の歯部32の内側フランク面33の剪断面率を90%以上とし、このリンクプレート31を関節リンク列及びガイドリンク列でチェーン幅方向に複数配置して連結ピンで連結したものであるが、このサイレントチェーンをスプロケット間に巻掛けて動力伝達(走行運転)するとき、図11に示すように、噛み合い開始時に各リンク列でチェーン幅方向に並んでいるリンクプレート31の接触面積が大きい内側フランク面33は面一状に並ぶ。この状態で噛み合い始めると、内側フランク面33がスプロケット歯36に同時に接触するため、衝撃音が大きくなり、その運転時における騒音レベルが高くなる、という問題がある。
また、前記のように、個々のリンクプレート31の内側フランク面33を剪断面率90%以上として略々平坦面にすることが可能であるとしても、実際リンクプレートの量産時に発生する部品形状(例えば、外郭形状、ピン孔形状)誤差や連結ピンの撓みにより、図12に示すように、チェーン幅方向に並んでいるリンクプレート31の内側フランク面33が突出したり、引っ込んだりして凹凸になる。
この状態でスプロケット歯36と噛み合うと、内側フランク面33が最も突出しているリンクプレート31が最初に荷重を受ける。凹凸が小さい場合は、荷重が作用しても最初に噛み合ったリンクプレート31が弾性変形し、次に突出しているリンクプレート31の内側フランク面33がスプロケット歯36に接触すれば2枚のリンクプレートで荷重を受け、リンクプレート1枚当たりのダメージは緩和されるが、これらリンクプレート31はスプロケット歯36との噛合いによる繰り返し荷重を集中的に受ける。
また、凹凸が大きい場合、リンクプレート31の内側フランク面33が平坦面で接触面積が大きく摩耗し難いため、最初のうち摺動接触していた内側フランク面33が摩耗して他のリンクプレート31の内側フランク面33が次に接触するまで、少ない枚数のリンクプレート31で相当回数のスプロケット歯36との噛合いによる繰り返し荷重を集中的に受ける。
以上のように、チェーン幅方向に並んでいるリンクプレートの内側フランク面が大なり小なり凹凸になっている場合、内側フランク面が突出しているリンクプレートは、繰り返し荷重を集中的に受けるため過大な応力が発生し早期に破壊し、サイレントチェーンが破損する、という問題がある。なお、これら問題は、スプロケット歯との噛合い面が外側フランク面となる外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンにも共通する問題である。
そこで、本発明は、前述したような従来のサイレントチェ−ンにおける問題を解決し、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛み合い開始時に発生する騒音の低下、その運転時における騒音レベルの低下を図ることができ、リンクプレートの早期における破壊を防止し、サイレントチェーンの破損を防止できるサイレントチェ−ンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、一対のピン孔と、フランク面を
内側及び外側に有する一対の歯部とを備えた複数のリンクプレートが、それぞれ関節リンク列及びガイドリンク列に配置されて連結ピンで連結されてなるサイレントチェーンにおいて、前記リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合い開始時に接触する前記フランク面、すなわち内側フランク面又は外側フランク面が、該フランク面長手方向に亘って連続して形成された一部突出する突出部分を有し、前記複数のリンクプレートのうち、前記スプロケット歯に前記フランク面の突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分がスプロケット歯に接触していなかったその他のリンクプレートのフランク面の突出部分をスプロケット歯に接触させたサイレントチェーン、としたものである。
請求項1に係る本発明のサイレントチェーンによれば、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合い開始時に接触する歯部のフランク面が、該フランク面長手方向に亘って連続して形成された一部突出する突出部分を有し、これら複数のリンクプレートのうち、前記スプロケット歯に前記フランク面の突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させたので、スプロケット歯と接触するリンクプレート歯部のフランク面は突出部分の接触面積が小さくなるため、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合い開始時に発生する騒音の低下、その運転時における騒音レベルの低下を図ることができる。
また、複数のリンクプレートのうち、スプロケット歯に突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分がスプロケット歯に接触していなかったその他のリンクプレート歯部のフランク面の突出部分をスプロケット歯に接触させたので、関節リンク列及びガイドリンク列でチェーン幅方向に並んでいるリンクプレートの早期における破壊を防止し、サイレントチェーンの破損を防止できる。
本発明の実施例を図1〜図7を参照して説明する。この実施例のサイレントチェーンは、内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンである。サイレントチェーン1を構成するリンクプレート2は、図4に示すように、連結ピン10が挿入される一対のピン孔3,3と、内側フランク面4,4及び外側フランク面5,5を有する一対の歯部6,6と、歯先7と、クロッチ部8と、背面部9とを備えている。
サイレントチェーン1は、図1、図2に示すように、複数のリンクプレート2を関節リンク列(非ガイドリンク列)11及びガイドリンク列12でチェーンの幅方向に配置し、隣接する各リンク列11,12のリンクプレート2を1枚ずつ指組状に組み合わせて、長短のロッカージョイントピンからなる連結ピン10で連結して構成される。ここで、ガイドリンク列12とは両最外にガイドプレート13を配置した列のことである。なお、関節リンク列11及びガイドリンク列12には、チェーン幅方向にリンクプレート2を2枚ずつ、あるいは数枚ずつ重ねて配置して指組状に組み合わせてもよく、また連結ピン10は丸ピンでも構わない。
リンクプレート2は、図4、図5に示すように、スプロケット歯との噛合い開始時に接触する歯部6のフランク面、すなわち内側フランク面4には、歯先7側からクロッチ部8側に亘って内側フランク面4の長手方向に連続して形成された一部突出する突出部分4aを有する。このリンクプレート2を関節リンク列11及びガイドリンク列12に配置して、未完のサイレントチェーン1’を形成した場合、部品形状誤差や連結ピンの撓みにより、図6に示すように、チェーン幅方向に並ぶリンクプレート2の内側フランク面4の突出部分4a頂部が凹凸になり、出っ張っている突出部分4aだけがスプロケット歯14に接
触するようになる。
そこで、上記のように形成した未完のサイレントチェーン1’をスプロケット間に巻掛け、サイレントチェーン1’を形成する複数のリンクプレート2のうち、スプロケット歯14に突出部分4aが接触する幾つかのリンクプレート2の突出部分4aだけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させる。このように突出部分4aだけを初期摩耗することにより、突出部分4aがスプロケット歯14に接触していなかったその他のリンクプレート2歯部6の突出部分4aをスプロケット歯14に接触させて完成したサイレントチェーン1を形成する。
このようにして形成したサイレントチェーン1は、図7に示すように、スプロケット歯14との噛合い開始時に、チェーン幅方向に並ぶリンクプレート2の内側フランク面4の突出部分4aがスプロケット歯14に同時に接触する。この場合、リンクプレート2の外側フランク面5はスプロケット歯14に接触しない。
以上、内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン1の構成について説明したが、その作用効果を以下説明する。このサイレントチェーン1をスプロケット(図示略)間に巻掛けて、駆動側のスプロケットを駆動して動力を伝達するとき、図3に示すように、スプロケットが回転すると、噛合い開始時に各々のリンクプレート2の歯部内側フランク面4がスプロケット歯14に接触摺動し、スプロケットの回転に伴って噛合いが内側フランク面4から外側フランク面5に移行し、歯部6の外側フランク面5がスプロケット歯14に摺動接触し、スプロケット歯14、14間にリンクプレート2の歯部6が入り込んで着座し動力の伝達を行う。
上記の場合、まずリンクプレート2進行方向前方の歯部6の内側フランク面4がスプロケット歯14に接触して噛合いを開始するが、各リンクプレート2の内側フランク面4に形成されている突出部分4aの接触面積が小さいため、関節リンク列11及びガイドリンク列12でチェーン幅方向に並ぶリンクプレート2の突出部分4aがスプロケット歯14に同時に接触しても、リンクプレート2の歯部6とスプロケット歯14との噛合い開始時に発生する騒音の低下、その運転時における騒音レベルの低下を図ることができる。
また、複数のリンクプレート2のうち、スプロケット歯14に突出部分4aが接触しているリンクプレート2の該突出部分4aだけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分4aがスプロケット歯14に接触していなかったその他のリンクプレート2の歯部突出部分4aをスプロケット歯14に接触させたので、関節リンク列11及びガイドリンク列12でチェーン幅方向に並んでいる全てのリンクプレート2の内側フランク面4の突出部分4aをスプロケット歯14に同時に接触させることができ、その結果、リンクプレート2の早期における破壊を防止し、サイレントチェーン1の破損を防止することができ、サイレントチェーンの強度向上を図ることができる。
前記実施例のサイレントチェーンの変形例として、リンクプレート歯部の内側フランク面に形成する突出部分の形状を変更したリンクプレートを用いても構わない。図8の(A)〜(D)にリンクプレートの変形例を示す。図8の(A)に示す変形例1のリンクプレート15は、歯部の内側フランク面16に連続して形成された一部突出する傾斜面からなる突出部分16aを有し、(B)に示す変形例2のリンクプレート17は、歯部の内側フランク面18に連続して形成された両側が突出する突出部分18aを有し、(C)に示す変形例3のリンクプレート19は、歯部の内側フランク面20に連続して形成された中央が突出する突出部分20aを有し、(D)に示す変形例4のリンクプレート21は、歯部の内側フランク面22に連続して形成された中央及び両側が突出する突出部分22aを有する。
以上、本発明の実施例として、スプロケット歯との噛合いに関与するリンクプレートの歯部の内側フランク面に突出部分を有する内股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーン1について説明したが、本発明は、このサイレントチェーン1と噛合いタイプの異なる外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンをも対象とするものである。
この外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンは、スプロケット歯14との噛合いに関与するのは、外側フランク面だけで、内側フランク面は噛合いに関与しない。図示は省略するが、前記実施例のサイレントチェーンと共通する部分については、便宜上、適宜同一符号を付して以下説明する。
このサイレントチェーンの場合、スプロケット歯14とリンクプレートの歯部6との噛合い開始時に接触するフランク面、すなわち外側フランク面5は、歯先7側から背面部9側に亘って外側フランク面5長手方向に連続して形成された一部突出する突出部分(前記実施例の突出部分4a、変形例の16a、18a、20a、22aと同一形状の突出部分)を有し、関節リンク列11及びガイドリンク列12でチェーン幅方向に並べた複数のリンクプレートのうち、スプロケット歯14に突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分がスプロケット歯14に接触していなかったその他のリンクプレートの歯部突出部分をスプロケット歯14に接触させたものである。
そして、この外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンは、前記実施例のサイレントチェーン1が奏する作用効果と同等の作用効果を奏する。すなわち、この外股噛合い・外股着座タイプのサイレントチェーンは、リンクプレート進行方向後方の歯部の外側フランク面がスプロケット歯に接触して噛み合いを開始するが、関節リンク列11及びガイドリンク列12でチェーン幅方向に並ぶリンクプレートは、外側フランク面に形成されている突出部分の接触面積が小さいため、リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合い開始時に発生する騒音の低下、その運転時における騒音レベルの低下を図ることができる。
また、複数のリンクプレートのうち、スプロケット歯に外側フランク面の突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分がスプロケット歯14に接触していなかったその他のリンクプレートの歯部突出部分をスプロケット歯14に接触させたので、関節リンク列11及びガイドリンク列12でチェーン幅方向に並んでいる全てのリンクプレート外側フランク面5の突出部分をスプロケット歯14に同時に接触させることができ、その結果、リンクプレートの早期における破壊を防止し、サイレントチェーンの破損を防止することができ、サイレントチェーンの強度向上を図ることができる。
本発明実施例のサイレントチェーンの一部平面図である。 サイレントチェーンの一部正面図である。 サイレントチェーンとスプロケットとの噛合い状態を示す説明図である。 リンクプレートの正面図である。 図4のX5−X5矢視方向に見た断面図である。 未完成のサイレントチェーンのリンクプレート歯部とスプロケット歯との接触状態を示す説明図である。 完成したサイレントチェーンのリンクプレート歯部とスプロケット歯との接触状態を示し、図3のX7−X7矢視方向に見た断面図である。 リンクプレートの変形例を示し、(A)〜(D)は変形例1〜4のリンクプレートの断面図である。 従来のサイレントチェーンに用いるリンクプレートの正面図である。 図9のX10−X10矢視方向に見た断面図である。 従来のサイレントチェーンのリンクプレート歯部とスプロケット歯との接触状態を示す説明図である。 従来の他のサイレントチェーンのリンクプレート歯部とスプロケット歯との接触状態を示す説明図である。
符号の説明
1,1’ サイレントチェーン 2 リンクプレート
3 ピン孔 4 内側フランク面
4a 突出部分 5 外側フランク面
6 一対の歯部 7 歯先
8 クロッチ部 9 背面部
10 連結ピン 11 関節リンク列(非ガイドリンク列)
12 ガイドリンク列 13 ガイドプレート
14 スプロケット歯
15,17,19,21 リンクプレート
16,18,20,22 内側フランク面
16a,18a,20a,22a 突出部分

Claims (1)

  1. 一対のピン孔と、フランク面を内側及び外側に有する一対の歯部とを備えた複数のリンクプレートが、それぞれ関節リンク列及びガイドリンク列に配置されて連結ピンで連結されてなるサイレントチェーンにおいて、
    前記リンクプレートの歯部とスプロケット歯との噛合い開始時に接触する前記フランク面が、該フランク面長手方向に亘って連続して形成された一部突出する突出部分を有し、
    前記複数のリンクプレートのうち、前記スプロケット歯に前記フランク面の突出部分が接触しているリンクプレートの該突出部分だけを初期なじみ運転で積極的に初期摩耗させることにより、突出部分がスプロケット歯に接触していなかったその他のリンクプレートのフランク面の突出部分をスプロケット歯に接触させたことを特徴とするサイレントチェーン。
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