JP2013212012A - 回転子積層鉄心の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送トレイと下型との間に隙間が無いと検知された場合にのみ、磁石挿入孔への永久磁石の樹脂封止を行う回転子積層鉄心の製造方法を提供する。
【解決手段】積層鉄心本体12を磁石挿入孔14に一部重合するゲート孔27、28を備えた搬送トレイ13に載せて、各磁石挿入孔14に永久磁石43を挿入し、積層鉄心本体12を載せた搬送トレイ13を下型11に位置決めして載置した後、搬送トレイ13と下型11の隙間の有無を隙間検知手段44で検知して隙間無しであることを確認し、上型10と下型11とで積層鉄心本体12を加圧し、下型11にゲート孔27、28に対応して形成された樹脂溜めポット15内で加熱された樹脂を、磁石挿入孔14に注入し、樹脂の硬化後、永久磁石43が樹脂封止された積層鉄心本体12を載せた搬送トレイ13を下型11から離型する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の鉄心片を積層して形成された積層鉄心本体の磁石挿入孔に永久磁石を樹脂封止する回転子積層鉄心の製造方法に係り、特に搬送トレイを用いて磁石挿入孔に樹脂を充填する回転子積層鉄心の製造方法に関する。
従来、モータに使用する回転子積層鉄心(ロータコアともいう)は、複数の鉄心片を積層し、中央の軸孔(シャフト孔ともいう)の周囲に形成された複数の磁石挿入孔に永久磁石を挿入した後、樹脂を注入して硬化させることにより製造している。
この樹脂の注入は、例えば、特許文献1、2に示すように、永久磁石挿入後の回転子積層鉄心を、下型と上型を有する金型で挟み込み、この上型又は下型に設けられた樹脂溜めポットから、プランジャで樹脂を押し出し、樹脂封止を行っている。
特許第3786946号公報 特開2011−055687号公報
しかしながら、特許文献2記載の回転子積層鉄心の製造方法においては、図5に示すように、回転子積層鉄心70と下型71との間にカルプレート(例えば、搬送トレイの載置板に相当する)72を挟んだ状態で、下型71内に形成されている樹脂溜めポット73内の樹脂をプランジャ75によって押し上げ、カルプレート72のゲート孔76を通じて、磁石挿入孔77内に樹脂を注入しているが、下型71の上面78又はカルプレート72の下面79に樹脂滓等の異物80が存在している場合、下型71の上面78とカルプレート72の下面79との間が面一(即ち、下型の上面とカルプレートの下面が一致した状態)で密着できず、隙間82ができ、この隙間82から樹脂注入時に樹脂が漏れてしまう。なお、図5において、83は上型を示す。
通常、磁石挿入孔77に注入する樹脂量は、コストの制約もあって永久磁石84を挿入した磁石挿入孔77内に樹脂が埋まるぎりぎりの量で設定しているので、僅かな樹脂漏れが発生しても、磁石挿入孔77の樹脂未充填不良が発生するという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、回転子積層鉄心を載せる搬送トレイ(カルプレートに相当)と下型の間の異物の存在の有無を検知し、搬送トレイと下型との間に隙間が無いと検知された場合にのみ、磁石挿入孔への永久磁石の樹脂封止を行う回転子積層鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法は、複数の鉄心片が積層された積層鉄心本体の周囲に形成された複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入した永久磁石を、樹脂を前記磁石挿入孔に注入して固定する回転子積層鉄心の製造方法であって、
前記積層鉄心本体を前記磁石挿入孔に一部重合するゲート孔が形成された搬送トレイに載せて、前記各磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入する第1工程と、
上型と下型を有する樹脂封止金型内で、前記積層鉄心本体を載せた前記搬送トレイを前記下型に位置決めして載置する第2工程と、
前記搬送トレイと前記下型の隙間の有無を隙間検知手段で検知する第3工程と、
前記隙間検知手段の出力が隙間無しであることを確認して、(前記上型と前記下型とで前記積層鉄心本体を加圧し、)前記下型に形成された樹脂溜めポット内で加熱された樹脂を、プランジャによって押し上げ、前記ゲート孔を介して前記磁石挿入孔に注入する第4工程と、
樹脂の硬化後、前記積層鉄心本体を載せた前記搬送トレイを前記下型から離型する第5工程とを有する。
ここで、本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法において、第3工程における隙間検知手段としては、下型と回転子積層鉄心の隙間を直接測定する手段、また隙間が発生する場合に電気的、磁気的特性の変化を検知する手段であってもよいが、特に、前記下型に設けた吸着孔から前記搬送トレイを吸着する際の圧力を検知して、前記隙間の有無を検知するのが好ましい。
また、本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法において、前記搬送トレイは中央に軸を有して、前記積層鉄心本体の中央に形成された軸孔に嵌入可能であるのが好ましい。
本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法において、前記搬送トレイは平面視して矩形となって、前記上型には、前記搬送トレイの両側を支持する平行掛止部が設けられ、前記下型には、前記上型が降下した場合、前記平行掛止部が入り込む空間部が形成されているのが好ましい。
そして、本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法において、前記平行掛止部の後方には、挿入した前記搬送トレイの位置決めを行うストッパーが設けられているのが好ましい。これによって、容易に搬送トレイの位置を上型及び下型の所定位置に合わせることができる。
本発明に係る回転子積層鉄心の製造方法は、搬送トレイと下型との隙間を隙間検知手段で検知し、隙間有りと検知された場合は、上型及び下型による積層鉄心本体の型締め及び樹脂封止が実施されないので、従来、樹脂漏れによって発生する磁石挿入孔への樹脂未充填不良を防止できる。
なお、隙間有りと判断された場合は、一旦下型から搬送トレイを離し、下型上面及び搬送トレイの下面を清掃した後、積層鉄心本体の載った搬送トレイを下型の上に載せ、再度隙間検知手段によって、隙間を検知した後、隙間無しと判定された場合のみ、積層鉄心本体の型締め及び樹脂封止を実施する。
本発明の一実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造方法の説明する一部切欠き正面図である。 同回転子積層鉄心の製造方法に使用する搬送トレイの平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同回転子積層鉄心の製造方法の工程説明図である。 (C)、(D)はそれぞれ同回転子積層鉄心の製造方法の工程説明図である。 従来例に係る回転子積層鉄心の製造方法の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しながら、本発明を具体化した実施の形態について説明する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に回転子積層鉄心の製造方法においては、上型10及び下型11を有する金型装置(樹脂封止金型をいう)と、積層鉄心本体12を載せる搬送トレイ13とを用いている。以下、これらについて詳しく説明する。
この実施の形態においては、上型10は図示しない動力源(例えば、油圧シリンダ)によって昇降可能となって、下型11は固定配置されている。なお、この昇降構造については周知であるので、詳しい説明を省略する。
下型11には、積層鉄心本体12の円周方向周囲に形成された磁石挿入孔14の数に応じて、複数の樹脂溜めポット15が同一半径上に設けられている。この実施の形態においては、それぞれ一つの樹脂溜めポット15から2つの磁石挿入孔14に樹脂を注入している。
搬送トレイ13は、平面視して矩形(この実施の形態では正方形)の載置板17を有し、この実施の形態では、載置板17の中央には立設された軸18を有している。この軸18は積層鉄心本体12の中央に形成されている軸孔12aに密接嵌入し、更に、軸18の長さbは積層鉄心本体12の高さより高く、上部の積層鉄心本体12から突出した部分は、上型10の下部に設けられている位置決め孔19に挿入する構造となっている。なお、軸18の長さ(突出長)は積層鉄心本体12の高さより低くてもよく、この場合、積層鉄心本体12の上部で凹部となった部分に、上型10の下部に設けられた位置決め部材を挿入する構造にすればよい。また、搬送トレイ13に設けられる軸18は必須の要件ではないので、積層鉄心本体12を載置板13に位置決めする他の手段があれば、省略することもできる。
上型10の両側には、搬送トレイ13を支持する支持部材20、21が設けられ、この支持部材20、21は下部に、搬送トレイ13の載置板17の両側に掛止して載置板17(即ち、搬送トレイ13)を支持する、内側に突出した平行掛止部23、24を備えている。なお、平行掛止部23、24の後ろ側には、位置決め用のストッパーが設けられ、搬送トレイ13を支持部材20、21に差し込み、載置板17をストッパーに当接させることによって、搬送トレイ13の位置が決定するようになっている。
図2に示すように、載置板17の対角角部には、位置決め孔17a、17bが設けられ、下型11の上部に突出して設けられた位置決めピン17c、17dが嵌入し、載置板17を正確に下型11の上に位置決めして載せることができる。なお、位置決めピン17c、17dの高さは載置板17の厚みdより小さくなっている。
支持部材20、21の懐長さaは軸18の高さbに載置板17の厚みdを加えた長さより僅少の範囲(例えば0.5〜2mm)で大きくなって、積層鉄心本体12を載せた搬送トレイ13が横方向から支持部材20、21で支えられる構造となっている。ここで、上型10に形成する位置決め穴19を手前側に開く底面視してU字状の位置決め溝とすることによって、積層鉄心本体12から上方に突出した軸18を有する搬送トレイ13を円滑に上型10に装着することができる。この場合、支持部材20、21の懐長さaは積層鉄心本体12の高さに載置板17の厚みdを加えた長さよりより僅少寸法(例えば、0.5〜2mm)高くなっている。
載置板17(即ち、搬送トレイ13)の下側には、樹脂溜めポット15からプランジャ16によって押し出された樹脂を各磁石挿入孔14に注入する樹脂流路25が設けられている。この樹脂流路25は下側に開口し、中央部が樹脂溜めポット15に符合する空間部26と、この空間部26の両側に設けられたゲート孔27、28を有している。ゲート孔27、28は平面視してそれぞれ対応する磁石挿入孔14の半径方向内側に一部がラップし、樹脂を磁石挿入孔14に充填する構造となっている。なお、載置板17の表面側(積層鉄心本体12を載せる側)に、磁石挿入孔14に一部ラップし、樹脂注入時の磁石挿入孔14内の空気を逃がすベント溝を設けてもよい。
なお、上型10の下部には上型10の一部を構成する補助上型30を、下型11の上部には下型11の一部を構成する補助下型31をそれぞれ有し、積層鉄心本体12の大きさ、形状によって交換できる構造となっている。また、補助下型31の両側には、空間部を形成する切欠き32、33を備え、支持部材20、21の下部にある平行掛止部23、24が遊嵌する構造となっている。また、積層鉄心本体12の半径方向内側領域には、上下に貫通する重量軽減用の複数の抜き孔35を均等かつ軸対称に備えている。そして載置板17には、隣り合う抜き孔35に当接しながら嵌入する第2の位置決めピン35a、35bが設けられ、軸18、第2の位置決めピン35a、35bを積層鉄心本体12の軸孔12a及び抜き孔35に嵌入して、積層鉄心本体12を搬送トレイ13に位置決めして載せている。
下型11には、平面視して軸18と樹脂流路25の間、更に詳細には抜き孔35と樹脂流路25の中間位置に、空気抜き用の貫通孔37(吸着孔の一例)が上下に貫通している。この貫通孔37の位置は、それぞれ隣り合う樹脂流路25の中間位置に設けるのが好ましい。この貫通孔37の下部には、パイプ接続ジョイント38がそれぞれ設けられ、流量調整弁39、電磁弁40を介して真空源(例えば、真空ポンプ又は真空タンク)41に接続されている。そして、載置板17を吸着する際の貫通孔37の圧力を測定する圧力センサー42が設けられ、真空時の貫通孔37内の圧力を測定できる構造となっている。この貫通孔37、圧力センサー42、流量調整弁39、電磁弁40、真空源41を備えて、下型11の上面と載置板17の下面との隙間の有無を測定する隙間検知手段44が構成されている。
続いて、図1〜図4を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造方法について説明する。
図1、図2、図3(A)に示すように、搬送トレイ13の上に複数の鉄心片を積層した積層鉄心本体12を載せる。この場合、軸18を積層鉄心本体12の軸孔12aに、載置板17上に形成された第2の位置決めピン35a、35bを抜き孔35に挿通する。これによって、積層鉄心本体12が搬送トレイ13に位置決めして取付けられる。この状態で、永久磁石43を各磁石挿入孔14に入れる。永久磁石43の全体高さは、積層鉄心本体12の高さより僅少(例えば、0.5〜3mm)の範囲で小さくなっている。
この状態で、図3(A)に示すように、積層鉄心本体12が載った搬送トレイ13を樹脂封止金型内に入れ、搬送トレイ13(具体的には、載置板17)を上型10に設けられている支持部材20、21で支持させる。この場合、平行掛止部23、24に載置板17の左右両端を載せることになる。
次に、図3(B)に示すように、上型10を下降させ、搬送トレイ13を下型11の上に載せる。これによって、搬送トレイ13の載置板17の下面と下型11(詳細には補助下型31)の上面が密着して接することになる。この状態で、隙間検知手段44を作動させる。即ち、電磁弁40を開いて真空源41を下型11に設けられている貫通孔37に接続すると、積層鉄心本体12と載置板17の間に隙間が無ければ、圧力センサー(真空圧センサー)42が真空源41と略同じ圧力を示す。
一方、積層鉄心本体12と載置板17の間に異物等があって、隙間が形成されていると空気は隙間部分から吸引されるので、圧力センサー42の示す圧力は、真空源41の圧力に近づかない。なお、積層鉄心本体12と載置板17の隙間は完全にゼロではないので、流量調整弁39を調整して少量のリークがあっても、隙間を検知できるようにする。
ここで、圧力センサー42の値が一定値以下である場合は、積層鉄心本体12と載置板17の間に異物はないものと見做して、次の工程に進むことになるが、圧力センサー42の値が一定値を超える場合は、積層鉄心本体12と載置板17の間に異物があるものと見做して、その後の処理を中断し、作業者が手動で、又は場合によっては自動で、下型11の表面、及び載置板17の底部を清掃して、再度隙間検知手段44によって、積層鉄心本体12と載置板17の間の隙間を検知する。
積層鉄心本体12と載置板17との隙間がないことを確認した後、図4(C)に示すように、更に上型10を押し下げて、積層鉄心本体12の型締め(加圧)を行い、次に樹脂溜めポット15内のプランジャ16を上昇させて、樹脂溜めポット15内で加熱されて溶融した樹脂を、載置板17に設けられている樹脂流路25を介して、ゲート孔27、28から磁石挿入孔14内に注入する。この場合、積層鉄心本体12と載置板17との間に隙間がないので、その隙間から樹脂漏れが生じることがなく、適正量の樹脂が磁石挿入孔14内に充填される。この実施の形態では、ゲート孔27、28は磁石挿入孔14の半径方向内側の中央位置に設けられている。
樹脂の硬化後、図4(D)に示すように、上型10を上昇させて、搬送トレイ13を積層鉄心本体12と共に持ち上げる。そして、永久磁石43が樹脂封止された積層鉄心本体12と搬送トレイ13を分離する。この場合、積層鉄心本体12は搬送トレイ13とは小面積のゲート孔27、28で連結されているのみであるので、容易に分離する。
搬送トレイ13は残った樹脂を除去し、再利用する。下型11については、硬化した樹脂は搬送トレイ13に付着するが、必要な場合は表面の清掃を行って、次の積層鉄心本体12の樹脂封止を行う。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でその構成を変更することもできる。例えば、積層鉄心本体の搬送トレイへの位置決めは、軸孔にキー等を設けて行ってもよい。
また、この実施の形態では樹脂溜めポットから樹脂流路を介して2つの磁石挿入孔に樹脂を注入したが、一つ又は3つ以上の磁石挿入孔に樹脂を充填する場合も本発明は適用される。
更には、隙間検知手段としては、空気漏れを検知する手段だけでなく、実際の隙間を物理的に(例えば、渦電流センサーや近接センサー等で)測定してもよい。
なお、図1では支持部材20、21を補助上型30に取付けているが、図3、図4に示すように、上型10の本体に取付けてもよい。補助上型30に支持部材20、21を取り付けた場合は、搬送トレイの種類に応じて、支持部材の設けられた補助上型のみを交換すればよいので、金型装置の汎用性が増す。
また、空気抜き用の貫通孔37は下型11の平面視して積層鉄心本体12の径内に形成されたが、積層鉄心本体12の径外に形成(図2参照)されてもよく、形成する場所や数は自由に設定することができる。
10:上型、11:下型、12:積層鉄心本体、12a:軸孔、13:搬送トレイ、14:磁石挿入孔、15:樹脂溜めポット、、16:プランジャ、17:載置板、17a、17b:位置決め孔、17c、17d:位置決めピン、18:軸、19:位置決め穴、20、21:支持部材、23、24:平行掛止部、25:樹脂流路、26:空間部、27、28:ゲート孔、30:補助上型、31:補助下型、32、33:切欠き、35:抜き孔、35a、35b:第2の位置決めピン、37:貫通孔、38:パイプ接続ジョイント、39:流量調整弁、40:電磁弁、41:真空源、42:圧力センサー、43:永久磁石、44:隙間検知手段

Claims (4)

  1. 複数の鉄心片が積層された積層鉄心本体の周囲に形成された複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入した永久磁石を、樹脂を前記磁石挿入孔に注入して固定する回転子積層鉄心の製造方法であって、
    前記積層鉄心本体を前記磁石挿入孔に一部重合するゲート孔が形成された搬送トレイに載せて、前記各磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入する第1工程と、
    上型と下型を有する樹脂封止金型内で、前記積層鉄心本体を載せた前記搬送トレイを前記下型に位置決めして載置する第2工程と、
    前記搬送トレイと前記下型の隙間の有無を隙間検知手段で検知する第3工程と、
    前記隙間検知手段の出力が隙間無しであることを確認して、前記下型に形成された樹脂溜めポット内で加熱された樹脂を、プランジャによって押し上げ、前記ゲート孔を介して前記磁石挿入孔に注入する第4工程と、
    樹脂の硬化後、前記積層鉄心本体を載せた前記搬送トレイを前記下型から離型する第5工程とを有することを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の回転子積層鉄心の製造方法において、前記第3工程における前記隙間検知手段は、前記下型に設けた吸着孔から前記搬送トレイを吸着する際の圧力を検知して、前記隙間の有無を検知することを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の回転子積層鉄心の製造方法において、前記搬送トレイは中央に軸を有して、前記積層鉄心本体の中央に形成された軸孔に嵌入可能であることを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1記載の回転子積層鉄心の製造方法において、前記搬送トレイは平面視して矩形となって、前記上型には、前記搬送トレイの両側を支持する平行掛止部が設けられ、前記下型には、前記上型が降下した場合、前記平行掛止部が入り込む空間部が形成されていることを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
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