JP2013211459A - 光増幅器及び光増幅器の断線検出方法 - Google Patents

光増幅器及び光増幅器の断線検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光増幅器で光伝送路の断線が生じた場合に、断線を検出することができる光増幅器及び光増幅器の断線検出方法を提供すること。
【解決手段】光増幅器100は、光強度検出器1及び4、EDFA3、断線検出器10を有する。光強度検出器は、信号光INの光強度L1を検出し、検出結果を検出信号S1として出力する。EDFA3は、光強度検出器1を通過した信号光INを増幅し、信号光INaとして出力する。光強度検出器4は、信号光INaの光強度L2を検出し、検出結果を検出信号S2として出力する。断線検出器10は、検出信号S1及びS2が入力され、信号光INの光強度L1がLth1よりも小さい場合には光強度検出器1よりも前段での断線を検出し、信号光INの光強度L1がLth1よりも大きく、かつ、信号光INaの光強度L2がLth2よりも小さい場合には光強度検出器1と光強度検出器4との間の断線を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は光増幅器及び光増幅器の断線検出方に関し、例えば光通信で用いられる光増幅器及び光増幅器の断線検出方法に関する。
一般に、光通信を行うにあたり、光信号が伝送される伝送路には、光信号を増幅するための光増幅器が挿入される。こうした目的で用いられる光増幅器としては、例えば多段構成の光増幅器が挙げられる。
多段構成の光増幅器は一般的に高価である。そのため、低コスト化のために励起LD(Laser Diode)を複数のEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)で共用する手法や、受光レベルモニタ用のPD(Photo Diode)を削減する手法が知られている。
ここで、低コスト化のために励起LDを複数のEDFAで共用する一般的な光増幅器800(特許文献1)について説明する。図10は、一般的な光増幅器800の構成を模式的に示すブロック図である。光増幅器800は、分岐部801、合波部802、第1のEDF803、分波器804、VOA805、合波器806、第2のEDF807、分岐部808、利得目標値算出部809、利得誤差検出部810、パワー制御部811、波長固定励起LD812及びVOA制御部813を有する。
分岐部801は、光増幅器800への入力信号光をパワー分岐する。分岐部801によりパワー分岐された入力信号光は、合波部802、利得目標値算出部809、利得誤差検出部810及びVOA制御部813にそれぞれ分配される。
波長固定励起LD812は、予め設定された固定波長を有する励起光を生成、出力する。波長固定励起LD812により生成、出力された励起光は、合波部802に入力される。
合波部802は、分岐部801からの入力信号光と波長固定励起LD812からの励起光とを合波して、第1のEDF803へ出力する。
第1のEDF803は、波長固定励起LD812からの励起光を用いて入力信号光を光増幅する希土類添加媒質である。
分波器804は、第1のEDF803により光増幅された入力信号光と第1のEDF803から出力される励起光(残留励起光)とを分離(分波)する。分波器804には、例えば、波長選択フィルタなどを用いることができる。分波器804により分波された信号光は、VOA805の方路へ出力される一方、分波器804により分波された残留励起光は、VOA805を迂回(回避)する方路へ出力される。これにより、信号光をVOA805に入力できる一方、残留励起光は、VOA805を回避させて、第2のEDF807に入力することができる。
VOA805は、VOA制御部813による制御に基づいて、分波器804からの信号光を減衰させる。VOA805により減衰された信号光は、合波器806に入力される。即ち、VOA805は、第1のEDF803と第2のEDF807との間に挿入され、前記第1のEDF803により増幅された入力信号光を減衰する光減衰器として機能する。また、分波器804は、第1のEDF803とVOA805との間に挿入され、残留励起光を分波してVOA805を迂回させる分波器として機能する。
合波器806は、VOA805からの信号光とVOA805を迂回(回避)した残留励起光とを合波して、第2のEDF807へ出力する。合波器806には、即ち、合波器806は、VOA805と第2のEDF807との間に挿入され、前記分波器804により分波された残留励起光を合波して第2のEDF807に入力させる合波器として機能する。
第2のEDF807は、合波器806からの残留励起光を用いて信号光を光増幅する希土類添加媒質である。
分岐部808は、第2のEDF807から出力される信号光(出力信号光)をパワー分岐する。分岐部808によりパワー分岐された出力信号光は、光増幅器800から出力される一方、利得誤差検出部810に分配される。
利得目標値算出部809は、分岐部801により分岐された入力信号光の入力レベルを検出し、当該検出結果と、光増幅器800に要求される出力レベルとに基づいて、光増幅器800における増幅利得の目標値を算出する。利得目標値算出部809により算出された利得目標値は、利得誤差検出部810に入力される。
利得誤差検出部810は、分岐部801により分岐された入力信号光の入力レベルと、分岐部808により分岐された出力信号光の出力レベルとから現状の増幅利得を算出する。そして、現状の増幅利得と、利得目標値算出部809により算出された利得目標値とに基づいて、前記要求される出力レベルを得るための光増幅器800の増幅利得と現状の増幅利得との誤差(利得誤差)を検出する。利得誤差検出部810により検出された利得誤差は、パワー制御部811に入力される。
パワー制御部811は、利得誤差検出部810により検出された利得誤差に基づいて、波長固定励起LD812により生成される励起光のパワーを制御する。パワー制御部811は、例えば、利得誤差がプラスの場合は、現状の増幅利得が前記要求される出力レベルを得るための増幅利得よりも利得誤差分だけ大きいと判断し、励起光のパワーを減少させる制御を行なう。一方、利得誤差がマイナスの場合、パワー制御部811は、例えば、現状の増幅利得が前記要求される出力レベルを得るための増幅利得よりも利得誤差分だけ小さいと判断し、励起光のパワーを増加させる制御を行なう。
VOA制御部813は、分岐部801により分岐された入力信号光の入力レベルの変動を検出し、当該検出した入力レベルの変動に基づいて、VOA805での減衰量(ロス)を制御する。
上記構成により、光増幅器800は、入力信号光の入力レベルなどに基づき、励起光パワーを制御し、光増幅器800の出力レベルが所望の出力レベルとなるように、第1のEDF803及び第2のEDF807での増幅利得を制御する。また、光増幅器800は、入力信号光の入力レベルの変動に基づいて、VOA805でのロスを制御する。これにより、光増幅器800は、入力レベルの変動に対する出力波長特性の平坦性を維持しつつ、所望の出力レベルを得ることができる。
また、光増幅器800は、第1のEDF803で吸収されきらずに漏れ出てきた励起光(残留励起光)が、VOA805で減衰されないようにVOA805を迂回させ、第2のEDF807に再入力させる。これにより、波長固定励起LD(励起光源)12の数を1個に抑えている。その結果、光増幅器800の製造コストを削減することが可能となる。
他にも、光アンプ、光/電気変換器、分散補償器又は偏波分散補償器等を有する光伝送システムにおいて、光ファイバの断検知を行う光伝送装置(特許文献2)が提案されている。
特開2011−66142号公報 特開2003−163642号公報
ところが、発明者は、上述の複数のEDFAで励起LDを共用する手法や、PDの数を削減する手法を採用した光増幅器には、以下で説明する問題点が有ることを見出した。こうした光増幅器では、2つのEDF間に、光増幅器の外付けの光学部品が挿入される場合がある。このとき、光増幅器と2つのEDF間に挿入される外付けの光学部品との間でファイバ抜けが発生した場合、ファイバ抜けの発生を検出することができなという問題点を有する。その結果、正常な光増幅が行えないにもかかわらず励起光の出力が継続してしまう。ファイバ抜けの他にも、光増幅器内部での光伝送路の断線などが生じた場合にも、同様の問題が生じる。また、ファイバ抜けが生じている状態で励起光の出力が継続すると、抜けたファイバの端面から増幅された光が外部に出射する事態が生じてしまう。
よって、光増幅器でファイバ抜けなどの断線が生じた場合には、自動的に励起光の出力を停止することが求められる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、光増幅器で光伝送路の断線が生じた場合に、断線を検出することができる光増幅器及び光増幅器の断線検出方法を提供することである。
本発明の一態様である光増幅器は、入力する第1の信号光の光強度を検出し、検出結果を第1の検出信号として出力する第1の光強度検出器と、前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を増幅し、第2の信号光として出力する第1の光増幅部と、前記第2の光信号の光強度を検出し、検出結果を第2の検出信号として出力する第2の光強度検出器と、前記第1及び第2の検出信号が入力され、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の断線を検出する断線検出器と、を備えるものである。
本発明の一態様である光増幅器の断線検出方法は、第1の光強度検出器に、入力する第1の信号光の光強度を検出させて、検出結果を第1の検出信号として出力させ、前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を第1の光増幅部に増幅させて、第2の信号光として出力させと、第2の光強度検出器に、前記第2の光信号の光強度を検出させ、検出結果を第2の検出信号として出力させ、前記第1及び第2の検出信号に応じて、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の断線を検出するものである。
本発明によれば、光増幅器で光伝送路の断線が生じた場合に、断線を検出することができる光増幅器及び光増幅器の断線検出方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる光増幅器100の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光増幅器100の断線検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる光増幅器200の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態2にかかる光増幅器200動作を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる光増幅器300の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態4にかかる光増幅器400の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態5にかかる断線検出器10の構成例を模式的に示すブロック図である。 実施の形態6にかかる断線検出器20の構成例を模式的に示すブロック図である。 実施の形態7にかかる光強度検出器1の構成例を模式的に示すブロック図である。 一般的な光増幅器800の構成を模式的に示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1にかかる光増幅器100について説明する。図1は、実施の形態1にかかる光増幅器100の構成を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、光増幅器100は、光ファイバOF1、コネクタC1〜C4、光強度検出器1及び4、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ2、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)3、励起LD(Laser Diode)5及び断線検出器10を有する。
光ファイバOF1には、入力側から順に、コネクタC1、光強度検出器1、WDMカプラ2、EDFA3、コネクタC2、分散補償器101、コネクタC3、光強度検出器4及びコネクタC4が挿入されている。
外部からコネクタC1に入力される信号光INは、光ファイバOF1を介して光強度検出器1に伝搬する。なお、信号光INは、WDM光であってもよいし、単一波長の信号光であってもよい。信号光INの波長帯は、例えば、EDFAでの増幅効率が大きいCバンド帯域とすることができる。また、信号光INの波長帯は、例えばLバンド帯域とすることができる。ただし、これらの帯域は例示に過ぎず、増幅が可能な任意の帯域とすることができる。光強度検出器1は、信号光INの光強度を検出し、検出結果を検出信号S1として、断線検出器10に出力する。
その後、信号光INは、光ファイバOF1を介してWDMカプラ2に伝搬する。また、励起LD5は、断線検出器10からの制御信号CON1に応じて、WDMカプラ2に励起光EXを出力する。ここで、励起光EXの波長帯域は、Cバンド帯域の入力信号光への増幅寄与が大きい0.98μm帯とすることができる。WDMカプラ2は、信号光INと励起光EXとを合波して、EDFA3に出力する。
EDFA3は、励起光EXにより励起され、信号光INの光強度を増幅する。EDFA3には、例えば、エルビウム(Er)やツリウム(Tm)などの希土類イオンを添加(ドープ)した希土類添加媒質からなるファイバを用いることができる。増幅された信号光INaは、コネクタC2を介して、光増幅器100の外部の分散補償器101に出力される。分散補償器101は、信号光INaに対する分散補償を行う。分散補償された信号光INaは、コネクタC3を介して、光強度検出器4に入力される。なお、分散補償器101は、光増幅器の外付け光学部品として、光増幅器100に接続される。
光強度検出器4は、信号光INaの光強度を検出し、検出結果を検出信号S2として、断線検出器10に出力する。断線検出器10は、検出信号S1及びS2に応じて、励起LD5を制御する。
続いて、光増幅器100の動作について説明する。光増幅器100は、断線検出機能を有する。図2は、実施の形態1にかかる光増幅器100の断線検出動作を示すフローチャートである。断線検出動作は、ステップS11〜S17により構成される。
ステップS11
まず、断線検出器10は、検出信号S1により、光強度検出器1で検出された信号光INの光強度L1を検出する。そして、光強度L1を、信号光INの光強度規格値Lth1と比較する。
ステップS12
L1>Lth1である場合には、信号光INがコネクタC1を介して、正常な状態で光強度検出器1に入力されていると判定する。続いて、断線検出器10は、検出信号S2により、光強度検出器4で検出された信号光INaの光強度L2を検出する。そして、光強度L2を、信号光INaの光強度規格値Lth2と比較する。
ステップS13
L2>Lth2である場合には、正常な状態で、信号光INがWDMカプラ2を介してEDFA3に入力され、信号光INaがEDFA3からコネクタC2、分散補償器101、コネクタC3を介して光強度検出器4に入力されていると判定する。従って、この場合、コネクタC1から光強度検出器4の間では断線は発生しておらず、信号光IN及びINaは、正常に光ファイバOF1を伝搬していると判定できる。
ステップS14
L1≦Lth1である場合には、信号光INが光強度検出器1に到達しておらず、コネクタC1の入力側から光強度検出器1までの間で断線が発生していることを検出することができる。コネクタC1は、光ファイバOF1又はコネクタC1の入力側に接続される光ファイバなどの信号光INの入力手段の抜き差しが可能である。つまり、コネクタC1では、光ファイバ等の予期しない抜けが発生する恐れがある。ステップS14では、こうしたコネクタC1で生じる光ファイバ等の予期しない抜けを検出することができる。
ステップS15
ステップS14で断線が検出された場合、光増幅器100には信号光INが入力されていないので、もはや正常な光増幅は行えない。よって、断線検出器10は、励起LD5に、励起光EXの出力を停止させる。
ステップS16
L2≦Lth2である場合には、信号光INaが光強度検出器1に到達しておらず、光強度検出器1から光強度検出器4までの間で断線が発生していることを検出することができる。コネクタC2及びC3は、光ファイバOF1又の抜き差しが可能である。つまり、コネクタC2及びC3では、光ファイバOF1の予期しない抜けが発生する恐れがある。ステップS16では、こうしたコネクタC2又はC3で生じる光ファイバOF1の予期しない抜けを検出することができる。
ステップS17
ステップS16で断線が検出された場合、光増幅器100は信号光INaを出力することができないので、もはや正常な光増幅は行えない。よって、断線検出器10は、励起LD5に、励起光EXの出力を停止させる。
以上、光増幅器100は、断線検出器10による断線検出動作により、光増幅器100で発生する断線を検出することが可能である。特に、分散補償器101などの光増幅器100の外付けの光学部品を接続するコネクタC2又はC3での断線を、コネクタC1での断線と切り分けて検出することができる。
ステップS14での断線検出では、光強度検出器1より手前の断線の検出が可能である。また、ステップS16での断線検出では、光強度検出器1から光強度検出器4までの間の断線の検出が可能である。これにより、故障個所の位置特定が容易になり、断線故障を迅速に復旧することができる。
特に、光強度検出器1から光強度検出器4までの間には、上述のように光ファイバの抜けが生じ易いコネクタC2及びC3が存在する。このため、光増幅器100によれば、光ファイバの抜けが生じ易い、外付け光学部品が接続されるコネクタで生じる光ファイバの抜けを、迅速に復旧することができる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかる光増幅器200について説明する。図3は、実施の形態2にかかる光増幅器200の構成を模式的に示すブロック図である。光増幅器200は、実施の形態1にかかる光増幅器100の断線検出器10を断線検出器20に置換し、更にタイマ21を追加した構成を有する。
断線検出器20は、検出信号S1に応じて、光強度検出器1よりも前段での断線を検出し、制御信号CON1aにより、励起LD5を制御する。また、断線検出器20は、検出信号S1及びS2に応じて、光強度検出器1と光強度検出器4との間の断線を検出し、制御信号CON1bを出力する。
タイマ21は、断線検出器20から出力される制御信号CON1bに応じて、時間計測を行う。タイマ21は、時間計測の結果に応じて、励起LD5に制御信号CON2を出力する。
具体的には、光強度検出器1と光強度検出器4との間の断線が非検出であることが制御信号CON1bによって通知されている場合には、タイマ21はオフとなり、時間計測を行わない。一方、光強度検出器1と光強度検出器4との間の断線が検出されたことが制御信号CON1bによって通知された場合には、タイマ21は、制御信号CON2により、励起LD5をオフにする。そして、励起LD5をオフにしてからの経過時間tを計測する。励起LD5をオフしてからの経過時間tが設定時間t0を超えたなら、タイマ21は、制御信号CON2により、励起LD5をオンにする。光増幅器200のその他の構成は、実施の形態1にかかる光増幅器100と同様であるので、説明を省略する。
続いて、光増幅器200の動作について説明する。図4は、実施の形態2にかかる光増幅器200動作を示すフローチャートである。光増幅器200動作は、ステップS21〜S29により構成される。光増幅器200は、断線検出動作に加えて、その後の自動復旧動作を行う点で、動作が光増幅器100と相違する。
ステップS21〜S27(断線検出動作)
ステップS21〜S27は、それぞれ図2のステップS11〜S17に対応し、断線検出を行う。
ステップS21
まず、断線検出器20は、ステップS11と同様に、検出信号S1により、光強度検出器1で検出された信号光INの光強度L1を検出する。そして、光強度L1を、信号光INの光強度規格値Lth1と比較する。
ステップS22
L1>Lth1である場合には、ステップS12と同様に、信号光INがコネクタC1を介して、正常な状態で光強度検出器1に入力されていると判定する。続いて、断線検出器20は、検出信号S2により、光強度検出器4で検出された信号光INaの光強度L2を検出する。そして、光強度L2を、信号光INaの光強度規格値Lth2と比較する。
ステップS23
L2>Lth2である場合には、ステップS13と同様に、正常な状態で、信号光INがWDMカプラ2を介してEDFA3に入力され、信号光INaがEDFA3からコネクタC2、分散補償器101、コネクタC3を介して光強度検出器4に入力されていると判定する。従って、この場合、コネクタC1から光強度検出器4の間では断線は発生しておらず、信号光IN及びINaは、正常に光ファイバOF1を伝搬していると判定できる。
ステップS24
L1≦Lth1である場合には、信号光INが光強度検出器1に到達しておらず、コネクタC1の入力側から光強度検出器1までの間で断線が発生していることを検出することができる。コネクタC1は、光ファイバOF1又はコネクタC1の入力側に接続される光ファイバなどの信号光INの入力手段の抜き差しが可能である。つまり、コネクタC1では、光ファイバ等の予期しない抜けが発生する恐れがある。ステップS24では、ステップS14と同様に、こうしたコネクタC1で生じる光ファイバ等の予期しない抜けを検出することができる。
ステップS25
ステップS24で断線が検出された場合、光増幅器200には信号光INが入力されていないので、もはや正常な光増幅は行えない。よって、断線検出器20は、ステップS15と同様に、制御信号CON1aにより、励起LD5に、励起光EXの出力を停止させる。
ステップS26
L2≦Lth2である場合には、信号光INaが光強度検出器1に到達しておらず、光強度検出器1から光強度検出器4までの間で断線が発生していることを検出することができる。コネクタC2及びC3は、光ファイバOF1又の抜き差しが可能である。つまり、コネクタC2及びC3では、光ファイバOF1の予期しない抜けが発生する恐れがある。ステップS26では、ステップS16と同様に、こうしたコネクタC2又はC3で生じる光ファイバOF1の予期しない抜けを検出することができる。
ステップS27
ステップS26で断線が検出された場合、光増幅器200は信号光INaを出力することができないので、もはや正常な光増幅は行えない。よって、断線検出器20は、励起LD5に、励起光EXの出力を停止させる。
ステップS28及びS29(自動復旧動作)
断線検出動作(S21〜S27)の後、光増幅器200は、自動復旧動作を行う。自動復旧動作を構成するステップS28及びS29での動作を、以下で説明する。
ステップS28
ステップS26で断線を検出した結果、断線検出器20は、制御信号CON1bにより、タイマ21に断線検出を通知する。タイマ21は、制御信号1bに応じて、制御信号CON2により、励起LD5をオフにする。そして、タイマ21は、励起LD5をオフにしてからの経過時間tを計測する。
ステップS29
t>t0となった場合には、タイマ21は、制御信号CON2により、励起LD5をオンにする。その後、ステップS21に戻り、再度断線検出動作を行う。
これにより、経過時間tが設定時間t0を超える前に、ステップS26で検出された光強度検出器1と光強度検出器4との間での断線故障が除去された場合には、再度断線検出動作を行うことにより、断線なしの状態(ステップS23)に自動的に復旧させることが可能である。
例えば、上述のように、光強度検出器1と光強度検出器4との間には、光ファイバOF1の抜けが生じ易いコネクタC2及びC3が存在する。このため、光ファイバOF1の抜き差しなどを行って断線が除去された場合、別途の復旧作業を行わずとも、自動的に通信状態を正常に復旧することができる。これにより、復旧作業を、より容易かつ迅速に行うことが可能となる。
なお、経過時間tが設定時間t0を超えても断線故障が除去されない場合は、再度断線が検出され(ステップS26)、励起LD5はオフとなる(ステップS27)。よって、断線状態が継続したことにより、断線検出処理と自動復旧処理を繰り返したとしても、大部分の時間、励起LD5をオフにすることができる。
以上より、光増幅器200によれば、断線検出動作及び自動復旧動作を行うことができる。以上、本構成によれば、通信状態の復旧作業を容易かつ迅速に行うことができる光増幅器を実現することができる。
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3にかかる光増幅器300について説明する。図5は、実施の形態3にかかる光増幅器300の構成を模式的に示すブロック図である。光増幅器300は、実施の形態2にかかる光増幅器200の構成転換例である。光増幅器300は、光増幅器200に、WDMカプラ6及び7、EDFA8を追加した構成を有する。
WDMカプラ6は、EDFA3とコネクタC2との間に挿入される。WDMカプラ7は、コネクタC3と光強度検出器4との間に挿入される。WDMカプラ6は、光ファイバOF1を伝搬する励起光EXを、光ファイバOF2に分岐する。分岐されたOF2は、WDM7の入力と接続され、WDMカプラ7は、光ファイバOF1を伝搬する信号光INaと光ファイバOF2を伝搬する励起光とを合波する。
EDFA8は、WDMカプラ7と光強度検出器4との間に挿入される。EDFA8は、励起光EXにより励起され、信号光INaの光強度を増幅する。EDFA8には、例えば、エルビウム(Er)やツリウム(Tm)などの希土類イオンを添加(ドープ)したファイバを用いることができる。また、EDFA3の媒質長(例えば、ファイバ長)は、例えば、励起光EXの一部を吸収しつつも、後段のEDFA8に励起光の一部(残留励起光)を出力する程度の長さであることが好ましい。さらに、EDFA8の媒質長(例えば、ファイバ長)は、EDFA3の媒質長よりも長く、EDFA3からの残留励起光を漏れなく吸収できる程度の長さであることが好ましい。増幅された信号光INbは、光強度検出器4に入力される。光増幅器300のその他の構成は、光増幅器200と同様であるので、説明を省略する。
つまり、光増幅器300は、光増幅器200と比べて、分散補償器101よりも後段に、さらにEDFAをもう1つ設けられた構成を有する。これにより、光増幅器300は、分散補償後でも光強度を増幅することが可能である。
実施の形態4
次に、本発明の実施の形態4にかかる光増幅器400について説明する。図6は、実施の形態4にかかる光増幅器400の構成を模式的に示すブロック図である。光増幅器400は、実施の形態3にかかる光増幅器300の構成転換例である。光増幅器400は、光増幅器400のWDMカプラ6を削除し、分岐カプラ9を追加した構成を有する。
分岐カプラ9は、励起LD5から出力される励起光EXを2つに分岐する。分岐された励起光EXの一方は、WDMカプラ2に入力される。分岐された励起光EX他方は、WDMカプラ7に入力される。光増幅器400のその他の構成は、光増幅器300と同様であるので、説明を省略する。
光増幅器400は、光増幅器300と構成が異なるものの、光増幅器300と同様に、EDFA3及び8の両方を、励起光EXにより励起し、光ファイバOF1を伝搬する光を増幅することができる。これにより、光増幅器400によれば、光増幅器300と同様に、分散補償後でも光強度を増幅することが可能である。
また、WDMカプラは、一般的に単なる分岐カプラにくらべて構成が複雑であるため、分岐カプラよりも高価である。よって、光増幅器400は、WDMカプラを分岐カプラに置き換えることにより、より安価に製造することが可能である。
実施の形態5
次に、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、実施の形態1で用いられる断線検出器10の具体例について説明する。図7は、実施の形態5にかかる断線検出器10の構成例を模式的に示すブロック図である。断線検出器10は、コンパレータCOM1及びCOM2、OR回路OR1、参照電圧生成回路11及び12を有する。
以下、励起LD5は、制御信号CON1がローの場合に励起光EXを出力し、制御信号CON1がハイの場合に励起光EXの出力を停止するものとする。
参照電圧生成回路11は、抵抗R11及びR12を有する。抵抗R11及びR12は、電源電圧VDDを出力する電源(以下、電源VDDとも称する)と、グランド電圧GNDを出力する電源(以下、電源GNDとも称する)と、の間に、この順で直列に接続される。抵抗R11と抵抗R12との間の接続点からは、参照電圧REF1が出力される。
参照電圧生成回路12は、抵抗R21及びR22を有する。抵抗R21及びR22は、電源VDDと電源GNDとの間に、この順で直列に接続される。抵抗R21と抵抗R22との間の接続点からは、参照電圧REF2が出力される。
コンパレータCOM1の反転入力端子には、検出信号S1が入力される。コンパレータCOM1の非反転入力端子には、参照電圧REF1が入力される。つまり、コンパレータCOM1は、検出信号S1のレベルと参照電圧REF1とのレベルと比較することにより、光強度検出器1で検出される信号光INの光強度L1と信号光INの光強度規格値Lth1とを比較する動作を行う。コンパレータCOM1は、比較結果を、比較信号S3として出力する。その結果、L1>Lth1であれば比較信号S3はローとなり、L1≦Lth1であれば比較信号S3はハイとなる。
コンパレータCOM2の反転入力端子には、検出信号S2が入力される。コンパレータCOM2の非反転入力端子には、参照電圧REF2が入力される。つまり、コンパレータCOM2は、検出信号S2のレベルと参照電圧REF2とのレベルと比較することにより、光強度検出器4で検出される信号光の光強度L2と信号光の光強度規格値Lth2とを比較する動作を行う。コンパレータCOM2は、比較結果を、比較信号S4として出力する。その結果、L2>Lth2であれば比較信号S4はローとなり、L2≦Lth2であれば比較信号S4はハイとなる。
なお、コンパレータCOM2は、光増幅器100にあっては、光強度検出器4で検出される信号光INaの光強度L2と信号光INaの光強度規格値Lth2とを比較する動作を行う。
OR回路OR1の一方の入力端子には比較信号S3が入力され、他方の入力端子には比較信号S4が入力される。OR回路OR1は、比較信号S3のレベルと比較信号S4とのレベルと比較することにより、図2のステップS11、S12に対応する動作を行う。
比較信号S3がローで断線非検出状態である場合(L1>Lth1)、かつ、比較信号S4がローで断線非検出状態である場合(L2>Lth2)には、OR回路OR1は、制御信号CON1としてローを出力する。つまり、この場合のOR回路OR1の動作は、図2のステップS12の比較結果「YES」の場合に対応する。
比較信号S3がハイで断線検出状態である場合(L1≦Lth1)には、比較信号S4もハイで断線検出状態(L2≦Lth2)となる。このとき、OR回路OR1は、制御信号CON1としてハイを出力する(図2のステップS14に対応)。つまり、この場合のOR回路OR1の動作は、図2のステップS11の比較結果「NO」の場合に対応する。制御信号CON1がハイとなることにより、励起LD5はオフとなる(図2のステップS15に対応)。
比較信号S3がローで断線非検出状態である場合(L1>Lth1)、かつ、比較信号S4がハイで断線検出状態(L2≦Lth2)である場合には、OR回路OR1は、制御信号CON1としてハイを出力する(図2のステップS16に対応)。つまり、この場合のOR回路OR1の動作は、図2のステップS12の比較結果「NO」の場合に対応する。制御信号CON1がハイとなることにより、励起LD5はオフとなる(図2のステップS17に対応)。
以上説明したように、本実施の形態にかかる断線検出器10を用いることにより、実施の形態1にかかる光増幅器100を具体的に構成することが可能となる。
なお、本実施の形態にかかる断線検出器10によれば、抵抗R11及びR12の抵抗値を適宜設定することにより、光強度規格値Lth1を調整することが可能である。また、抵抗R21及びR22の抵抗値を適宜設定することにより、光強度規格値Lth2を調整することが可能である。
実施の形態6
次に、本発明の実施の形態6について説明する。実施の形態6では、実施の形態2〜4で用いられる断線検出器20の具体例について説明する。図8は、実施の形態6にかかる断線検出器20の構成例を模式的に示すブロック図である。断線検出器20は、図7に示す断線検出器10のOR回路OR1を削除し、AND回路AND1及びインバータINV1を追加した構成を有する。
AND回路AND1の一方の入力には、インバータINV1を介して、比較信号S3の反転信号が入力する。AND回路AND1の他方の入力には、比較信号S4が入力する。そして、AND回路AND1は、比較信号S3の反転信号と比較信号S4との論理積を制御信号CON1bとして出力する。
比較信号S3は、そのまま制御信号CON1aとして出力される。断線検出器20のその他の構成は、断線検出器10と同様であるので、説明を省略する。
続いて、断線検出器20の動作について説明する。以下、励起LD5は、制御信号CON1a及びCON1bがいずれもローの場合に励起光EXを出力し、制御信号CON1a又はCON1bがハイの場合に励起光EXの出力を停止するものとする。
断線検出器20では、断線検出器10と同様に、L1>Lth1であれば比較信号S3はローとなり、L1≦Lth1であれば比較信号S3はハイとなる。また、L2>Lth2であれば比較信号S4はローとなり、L2≦Lth2であれば比較信号S4はハイとなる。
コンパレータCOM1は、制御信号CON1aとして、比較信号S3を出力する。よって、コンパレータCOM1は、図4のステップS21に対応する動作を行う。
比較信号S3がローで断線非検出状態である場合(L1>Lth1)には、制御信号CON1aもローを出力する。つまり、この場合の動作は、図4のステップS21の比較結果「YES」の場合に対応する。
比較信号S3がハイで断線検出状態である場合(L1≦Lth1)には、比較信号S4もハイで断線検出状態(L2≦Lth2)となる。よって、制御信号CON1a(すなわち、比較信号S3)はハイとなり(図4のステップS24に対応)、励起LDはオフとなる(図4のステップS25に対応)。また、AND回路AND1は、制御信号CON1bとしてローを出力する。よって、タイマ21は、オフのままで維持される。この場合の動作は、図4のステップS21の比較結果「NO」の場合に対応する。
比較信号S3がローで断線非検出状態である場合(L1>Lth1)、かつ、比較信号S4がハイで断線検出状態(L2≦Lth2)である場合には、AND回路AND1は、制御信号CON1bとしてハイを出力する(図4のステップS26に対応)。つまり、この場合の動作は、図4のステップS22の比較結果「NO」の場合でに対応する。
これにより、タイマ21が作動し、制御信号CON2をローからハイに切り替えて、励起LD5をオフにする(図4のステップS27に対応)。そして、励起LD5をオフにしてから設定時間t0を経過した時に、制御信号CON2をハイからローに切り替えて、励起LD5をオンにする(図4のステップS28及びS29に対応)。
以上説明したように、本実施の形態にかかる断線検出器20を用いることにより、実施の形態2〜4にかかる光増幅器200、300及び400を具体的に構成することが可能となる。
なお、本実施の形態にかかる断線検出器20によれば、抵抗R11及びR12の抵抗値を適宜設定することにより、光強度規格値Lth1を調整することが可能である。また、抵抗R21及びR22の抵抗値を適宜設定することにより、光強度規格値Lth2を調整することが可能である。
実施の形態7
次に、本発明の実施の形態7について説明する。実施の形態7では、実施の形態1〜4で用いられる光強度検出器1及び4の具体例について説明する。光強度検出器1及び4は、同様の構成を有するので、以下では、光強度検出器1について説明する。図9は、実施の形態7にかかる光強度検出器1の構成例を模式的に示すブロック図である。光強度検出器1は、分岐カプラ71及びフォトダイオード(PD)72を有する。分岐カプラ71には、例えば、光カプラ(スプリッタ)などの光分岐ユニットを用いることができる。
分岐カプラ71は、光ファイバOF1に挿入され、光ファイバOF1を伝搬する光の一部を分岐してPD72に入力させる。PD72は、入力された光を光電変換した信号を、検出信号S1として出力する。
なお、光強度検出器4は、検出信号S2を出力する他は、光強度検出器1と同様の構成を有する。
以上説明したように、本実施の形態にかかる光強度検出器1及び4を用いることにより、実施の形態1〜4にかかる光増幅器100、200、300及び400を具体的に構成することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態にかかる光ファイバOF1は、例えば平面光導波路(PLC:Planar Lightwave Circuit)などの、別の光伝送路に置き換えることが可能である。
実施の形態3及び4にかかる光増幅器300及び400では、例えばコネクタC3と光強度検出器4との間に、例えばVOA(Variable Optical Attenuator)を挿入してもよい。
上述の実施の形態では、光増幅器の外付け光学部品として分散補償器を例示したが、分散補償器以外の他の光学部品を光増幅器の外付け光学部品として用いることが可能である。
実施の形態3及び4にかかる光増幅器300及び400は、タイマ21を有する構成としたが、実施の形態1と同様に、タイマ21を有しない構成とすることも可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)入力する第1の信号光の光強度を検出し、検出結果を第1の検出信号として出力する第1の光強度検出器と、前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を増幅し、第2の信号光として出力する第1の光増幅部と、前記第2の光信号の光強度を検出し、検出結果を第2の検出信号として出力する第2の光強度検出器と、前記第1及び第2の検出信号が入力され、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の断線を検出する断線検出器と、を備える、光増幅器。
(付記2)希土類添加媒質からなる光ファイバである前記第1の光増幅部に、励起光を供給する励起光源を更に備える、付記1に記載の光増幅器。
(付記3)前記断線検出器は、前記第1の検出信号に応じて、前記第1の断線を検出した場合に前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させる第1の制御信号を、前記励起光源に出力する、付記2に記載の光増幅器。
(付記4)前記断線検出器は、前記第2の検出信号に応じて前記第2の断線を検出した場合、前記第1の制御信号により、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させる、付記に記載の光増幅器。
(付記5)前記断線検出器は、前記第1の検出信号と前記第1の値に対応する第1の参照電圧とを比較し、比較結果を第1の比較信号として出力する第1の比較器と、前記第2の検出信号と前記第2の値に対応する第2の参照電圧とを比較し、比較結果を第2の比較信号として出力する第2の比較器と、前記第1の比較信号と前記第2の比較信号との論理和を、前記第1の制御信号として出力するOR論理回路と、を備える、付記4に記載の光増幅器。
(付記6)前記断線検出器は、前記第1の検出信号と前記第1の値に対応する第1の参照電圧とを比較し、比較結果である第1の比較信号を前記第1の制御信号として出力する第1の比較器と、前記第2の検出信号と前記第2の値に対応する第2の参照電圧とを比較し、比較結果を第2の比較信号として出力する第2の比較器と、前記第1の比較信号の反転信号と前記第2の比較信号との論理積を、第2の制御信号として出力するAND論理回路と、を備える、付記3に記載の光増幅器。
(付記7)前記断線検出器が前記第2の断線を検出した場合、前記第2の制御信号に応じた第3の制御信号を出力することにより、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させるタイマを更に備え、前記タイマは、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させてから所定時間経過後、前記第3の制御信号により、前記励起光源からの前記励起光の出力を再開させる、付記6に記載の光増幅器。
(付記8)前記第1の比較器の反転入力端子には、前記第1の検出信号が入力され、前記第1の比較器の非反転入力端子には、前記第1の参照電圧が入力され、前記第2の比較器の反転入力端子には、前記第2の検出信号が入力され、前記第2の比較器の非反転入力端子には、前記第2の参照電圧が入力される、付記5乃至7のいずれかに記載の光増幅器。
(付記9)前記第1の光増幅部は、エルビウム又はツリウムを添加した前記希土類添加媒質からなる光ファイバである、付記2乃至8のいずれかに記載の光増幅器。
(付記10)前記第1及び第2の光強度検出器、前記第1の光増幅部を接続する光伝送路と、前記第1の光増幅部と前記第2の光強度検出器との間の前記光伝送路上に挿入される第1及び第2のコネクタと、を更に備え、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの間には、外付け光学部品が挿入される、付記2乃至9のいずれかに記載の光増幅器。
(付記11)前記外付け光学部品は、分散補償器である、付記10に記載の光増幅器。
(付記13)前記第1の光増幅部と前記第2の光強度検出器との間に挿入され、前記第2の信号光を増幅して第3の信号光として出力する第2の光増幅部を更に備える、付記1乃至11のいずれかに記載の光増幅器。
(付記14)前記第2の光増幅部は、希土類添加媒質からなる光ファイバである、付記13に記載の光増幅器。
(付記15)前記第2の光増幅部は、エルビウム又はツリウムを添加した前記希土類添加媒質からなる光ファイバである、付記14に記載の光増幅器。
(付記16)前記第1の光強度検出器と前記第1の光増幅部との間に挿入され、前記励起光を前記第1の信号光に合波する第1の合波器と、前記第1の光増幅器と前記第2の光増幅部との間に挿入され、前記第1の光増幅部を通過した前記励起光と前記第2の信号光とを分波する分波器と、前記分波器と前記第2の光増幅部との間に挿入され、前記分波器で分波された前記励起光と前記第2の信号光とを合波する第2の合波器と、を更に備える、付記14又は15に記載の光増幅器。
(付記17)前記励起光源から出力される前記励起光を第1及び第2の分岐励起光に分岐する分岐器と、前記第1の光強度検出器と前記第1の光増幅部との間に挿入され、前記第1の分岐励起光を前記第1の信号光に合波する第1の合波器と、前記第1の光増幅部と前記第2の光増幅部との間に挿入され、前記第2の分岐励起光と前記第2の信号光とを合波する第2の合波器と、を更に備える、付記14又は15に記載の光増幅器。
(付記18)第1の光強度検出器に、入力する第1の信号光の光強度を検出させて、検出結果を第1の検出信号として出力させ、前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を第1の光増幅部に増幅させて、第2の信号光として出力させ、第2の光強度検出器に、前記第2の光信号の光強度を検出させ、検出結果を第2の検出信号として出力させ、前記第1及び第2の検出信号に応じて、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の断線を検出する、光増幅器の断線検出方法。
1、4 光強度検出器
2、6、7 WDMカプラ
3、8 EDFA
5 励起LD
9 分岐カプラ
10、20 断線検出器
11、12 参照電圧生成回路
21 タイマ
71 分岐カプラ
72 PD
100、200、300、400 光増幅器
101 分散補償器
800 一般的な光増幅器
801 分岐部
802 合波部
803 第1のEDF
804 分波器
805 VOA
806 合波器
807 第2のEDF
808 分岐部
809 利得目標値算出部
810 利得誤差検出部
811 パワー制御部
812 波長固定励起LD
813 制御部
C1〜C4 コネクタ
COM1、COM2 コンパレータ
CON1、CON2 制御信号
EX 励起光
OF1、OF2 光ファイバ
OR1 OR回路
R11、R12、R21、R22 抵抗
REF1、REF2 参照電圧
S1、S2 検出信号
S3、S4 比較信号

Claims (10)

  1. 入力する第1の信号光の光強度を検出し、検出結果を第1の検出信号として出力する第1の光強度検出器と、
    前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を増幅し、第2の信号光として出力する第1の光増幅部と、
    前記第2の光信号の光強度を検出し、検出結果を第2の検出信号として出力する第2の光強度検出器と、
    前記第1及び第2の検出信号が入力され、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での第1の断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の第2の断線を検出する断線検出器と、を備える、
    光増幅器。
  2. 希土類添加媒質からなる光ファイバである前記第1の光増幅部に、励起光を供給する励起光源を更に備える、
    請求項1に記載の光増幅器。
  3. 前記断線検出器は、前記第1の検出信号に応じて、前記第1の断線を検出した場合に前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させる第1の制御信号を、前記励起光源に出力する、
    請求項2に記載の光増幅器。
  4. 前記断線検出器は、前記第2の検出信号に応じて前記第2の断線を検出した場合、前記第1の制御信号により、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させる、
    請求項3に記載の光増幅器。
  5. 前記断線検出器は、
    前記第1の検出信号と前記第1の値に対応する第1の参照電圧とを比較し、比較結果を第1の比較信号として出力する第1の比較器と、
    前記第2の検出信号と前記第2の値に対応する第2の参照電圧とを比較し、比較結果を第2の比較信号として出力する第2の比較器と、
    前記第1の比較信号と前記第2の比較信号との論理和を、前記第1の制御信号として出力するOR論理回路と、を備える、
    請求項4に記載の光増幅器。
  6. 前記断線検出器は、
    前記第1の検出信号と前記第1の値に対応する第1の参照電圧とを比較し、比較結果である第1の比較信号を前記第1の制御信号として出力する第1の比較器と、
    前記第2の検出信号と前記第2の値に対応する第2の参照電圧とを比較し、比較結果を第2の比較信号として出力する第2の比較器と、
    前記第1の比較信号の反転信号と前記第2の比較信号との論理積を、第2の制御信号として出力するAND論理回路と、を備える、
    請求項3に記載の光増幅器。
  7. 前記断線検出器が前記第2の断線を検出した場合、前記第2の制御信号に応じた第3の制御信号を出力することにより、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させるタイマを更に備え、
    前記タイマは、前記励起光源からの前記励起光の出力を停止させてから所定時間経過後、前記第3の制御信号により、前記励起光源からの前記励起光の出力を再開させる、
    請求項6に記載の光増幅器。
  8. 前記第1の比較器の反転入力端子には、前記第1の検出信号が入力され、
    前記第1の比較器の非反転入力端子には、前記第1の参照電圧が入力され、
    前記第2の比較器の反転入力端子には、前記第2の検出信号が入力され、
    前記第2の比較器の非反転入力端子には、前記第2の参照電圧が入力される、
    請求項5乃至7のいずれか一項に記載の光増幅器。
  9. 前記第1及び第2の光強度検出器、前記第1の光増幅部を接続する光伝送路と、
    前記第1の光増幅部と前記第2の光強度検出器との間の前記光伝送路上に挿入される第1及び第2のコネクタと、を更に備え、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの間には、外付け光学部品が挿入される、
    請求項2乃至8のいずれか一項に記載の光増幅器。
  10. 第1の光強度検出器に、入力する第1の信号光の光強度を検出させて、検出結果を第1の検出信号として出力させ、
    前記第1の光強度検出器を通過した前記第1の信号光を第1の光増幅部に増幅させて、第2の信号光として出力させ、
    第2の光強度検出器に、前記第2の光信号の光強度を検出させ、検出結果を第2の検出信号として出力させ、
    前記第1及び第2の検出信号に応じて、前記第1の信号光の光強度が第1の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器よりも前段での断線を検出し、前記第1の信号光の光強度が前記第1の値よりも大きく、かつ、前記第2の信号光の光強度が第2の値よりも小さい場合には前記第1の光強度検出器と前記第2の光強度検出器との間の断線を検出する、
    光増幅器の断線検出方法。
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