JP2013210555A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源と、コリメートレンズと、アパーチャと、ハウジングとを備えた光走査装置において、コリメートレンズ52を保持し、ハウジングに接着固定される中間部材120を備える。この保持部材は、複数のハウジング接着部123a、123bを備え、そのうちのひとつをハウジングに接着固定するものである。この中間部材に アパーチャ部材130を一体的に設け、アパーチャ部材は複数のハウジング接着部の何れがハウジングに接着固定された場合でも、同一形状となる光出射口54aを配置する。
【選択図】図19
Description
上記光学系部品を保持し、上記ハウジングに接着固定される保持部材を備え、該保持部材は、複数のハウジング接着部を有し、該複数のハウジング接着部のうちのひとつを上記ハウジングに接着固定するものであって、上記アパーチャを形成する単一又は複数の構成要素のうち少なくとも一構成要素を該保持部材に一体的に設け、該保持部材の複数のハウジング接着部の何れが該ハウジングに接着固定された場合でも、該アパーチャを通過した光が同一形状に整形されるよう、該一体的に設けた構成要素の開口形状を設置したことを特徴とするものである。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、筐体1と、この筐体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。筐体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図1及び図1に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40[mm]のアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11Kを備えている。また、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kも感光体の周囲に備えている。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、画像情報に基づいて生成された書込光Lによって走査露光されて、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されて、Y,C,M,Kトナー像となる。感光体10Y,10C,10M,10K上のY,C,M,Kトナー像は、各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて1次転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
図3は、本実施形態に係るプリンタおける光書込ユニット4を、4つの感光体とともに示す概略構成図である。
図4は、走査装置の構成を示す概略上面図であり、図5は、第1筐体70の概略斜視図であり、図6は、図5のA−A断面図である。
図3に示すように、光書込ユニット4は、回転偏向器たるポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学系部品を備えている。ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラーや各種のレンズ等の光学系部品は、光学ハウジング131に収納される。光学ハウジング131の上方の開口部を覆う筐体カバー107には、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kが設けられている。
ハウジング131は、図4に示すように、光源から走査レンズ43Y、43C、43M、43Kまでの間の光路上に設けられた光学系部品を収納する樹脂からなる第1筐体70と、走査レンズ43Y、43C、43M、43Kから感光体までの間の光路上に設けられた光学素子を収納する樹脂からなる第2筐体60とで構成されている。
図6に示すように、K色のレーザダイオード46Kは、M色のレーザダイオード46Mの真上に取り付けられている。また、K色のコリメートレンズ52K、シリンドリカルレンズ53Kは、第1台座701の上面に取り付けられている。M色のコリメートレンズ52Mは、第1台座701の裏面のK色のコリメートレンズ52Kの真下に取り付けられている。また、M色のシリンドリカルレンズ53Mは、第1台座701の裏面のK色のコリメートレンズ52Kの真下に取り付けられている。また、図示しないが、C色のレーザダイオード46Cは、Y色のレーザダイオード46Yの真下に取り付けられている。また、Y色のコリメートレンズ52Y、シリンドリカルレンズ53Yは、第2台座702の上面に取り付けられている。また、図示してないが、C色のコリメートレンズ52Cは、第2台座702の裏面のY色のコリメートレンズ52Yの真下に取り付けられ、C色のシリンドリカルレンズ53Cは、第2台座702の裏面のY色のシリンドリカルレンズ53Yの真下に取り付けられている。
本実施形態においては、Y用のコリメートレンズ52Yは保持部材としての中間部材120Yに保持され、中間部材120Yを介してコリメートレンズ52が第1筐体70の第1台座701に接着固定されるよう構成している。さらに、中間部材120Yに、コリメートレンズ52Yから出射した光を通過させて所定形状に整形するアパーチャを形成する単一又は複数の構成要素のうち少なくとも一構成要素を一体的に設けている。また、C,M,K用のコリメートレンズ52C,52M,52Kも同様にして中間部材に保持され、中間部材を介してコリメートレンズが筐体の台座に接着固定されるとともに、中間部材にアパーチャを形成する単一又は複数の構成要素のうち少なくとも一構成要素を一体的に設けている。以下、符号Y,M,C,Kを省略し、筺体70の台座701に接着固定するものとして説明を行う。
図7は、コリメートレンズ52を搭載した中間部材120を光軸方向入射面側から見た図である。また、図8、図9は、中間部材120のコリメートレンズ搭載部の斜視図であり、図8はコリメートレンズ52を搭載した状態、図9はコリメートレンズ52を搭載しない状態である。
図7〜9に示すように、中間部材120は、リング状であり、一箇所が切断されたような形状をしている。中間部材120の外周面には、等間隔で3箇所、外周から突出したハウジング接着部121a、121b、121cが設けられている。中間部材120の内周面には、コリメートレンズ52と当接してコリメートレンズ52を中間部材120に挟持固定するための当接部としての突起部124が円周方向等間隔で3箇所設けられている。図7に示すように、コリメートレンズ52の光軸(図8のX軸)方向に平行な面であるコバ面に突起部124が当接して、突起部124により中間部材120にコリメートレンズ52が挟持固定されている。中間部材120は、透明部材など紫外線を透過する部材で構成されている。
図7(a)は、1回目の取り付け時である。まず、中間部材120を、光軸方向、副走査方向(図8のZ軸方向)、主走査方向(図8のY軸方向)に調整可能な不図示のチャック部材に保持する。このとき、中間部材120のいずれか、例えばハウジング接着部121aを、ハウジングの台座(接着座面)701と対向させる。次に、光学特性をモニタリングしながら、走査光が感光体上で所定の光学特性が得られるようにチャック部材を移動させ、位置調整を行う。次に、所定の光学特性が得られたら、ハウジング接着部121aと台座(接着座面)701との間に紫外線硬化型の接着剤123を充填した後、紫外線を照射し、中間部材120を台座(接着座面)701に接着固定する。上記では、位置調整を行った後に接着剤123を充填しているが、接着剤123を充填した後に位置調整を行ってもよい。中間部材120は、紫外線を透過する部材で構成されているので、中間部材120を介して接着剤123に紫外線を照射することができ、容易に中間部材120を台座(接着座面)701に接着固定することができる。中間部材120を接着固定したら、チャック部材を取り外す。
図12は、他の例の中間部材120とコリメートレンズ52との斜視図であり、図13は、中間部材120とコリメートレンズ52とを光軸方向から見た図である。図12、図13に示すように中間部材120は、コリメートレンズ52を位置決めするための位置決め突起126を設けたものである。
図12、13に示すように、位置決め突起126は、中間部材120の光軸方向に対して垂直な側面から中間部材120の径の中心に向かって延設されており、円周方向3箇所に等間隔で配置されている。そして、コリメートレンズ52の光軸方向に対して垂直面である出射面または入射面をこの位置決め突起126に当接させて、コリメートレンズ52を中間部材120に保持させる。これにより、コリメートレンズ52が、主走査方向(Y軸方向)回り、副走査方向(Z軸方向)回りに位置決めされる。
図14〜図17に示すように、この中間部材120は、端部125を押し広げる(中間部材を弾性変形させる)ための治具を取り付ける一対の治具取り付け部128を設けたものである。
図14は、中間部材120の外周面から突出し、治具と係合する係合凸部としての鉤状の治具取り付け部128を設けた構成であり、図15は、中間部材120の側面から突出し、治具と係合する係合凸部としての鉤状の治具取り付け部128を設けた構成である。また、図16は、中間部材120の外周面に治具が挿入される穴状の治具取り付け部128を設けた構成であり、図17は、中間部材120の側面に穴状の治具取り付け部128を設けた構成である。治具取り付け部128は、端部125の近傍に設けられている。
図18は、実施例1のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120の全体斜視図である。図19は、実施例1のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120を光軸方向出射面側から見た図である。なお、図19は、中間部材120は台座701を構成する側壁部を接着座面と用いるものとして示している。実施例1の中間部材120では、コリメート搭載部はリング状であり、外周面に等間隔で2箇所、外周から突出したハウジング接着部121a、121bが設けられた構成である。アパーチャ部材130は、円板形状であり、その中心軸に対して点対称となる長方形状の光出射口54aを有している。このアパーチャ部材130は、コリメートレンズ52から出射された平行光束を長方形状の光出射口54aに通過させることで所定形状である長方形状の光ビームに整形するアパーチャの機能を単一の構成要素で担うものである。さらに、中間部材120を台座(接着座面)701に接着する2つのハウジング接着部121a、121bは、長方形状の光出射口54aの中心軸に対して点対称となるよう配置されている。
さらに、中間部材120に一体的に形成されるアパーチャ部材130は、複数のハウジング接着部121a、121bの何れがハウジングに接着固定された場合でも、コリメートレンズ52から出射された光に対して同一形状となるよう光出射口54aが配置されている。このため、コリメートレンズ52を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、光出射口54aを通過した光を常に所望の同一形状に整形し得ることができる。すなわち、実施例1の構成では、中間部材120に、コリメートレンズ52から出射された光を通過させて所定の形状に整形するアパーチャの機能を有するアパーチャ部材130を一体化することが可能となる。このような中間部材120を用いることで、コリメートレンズ52を容易に再利用可能にでき、かつ、光書込ユニット4としてもコストダウンができる。
図20は、実施例2のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120の全体斜視図である。実施例2の中間部材120では、コリメート搭載部はリング状であり、外周面に等間隔で3箇所、外周から突出したハウジング接着部121a、121b、121cが設けられた構成である。アパーチャ部材130は、円板形状であり、その中心に整形する所定形状の長手寸法(主走査方向)を直径とした円形状の光出射口54bを有している。また、図21に示すように、中間部材120が接着固定される位置よりも光軸方向でシリンドリカルレンズ53側となるハウジングに、光出射口54aから出射された光を通過させて、整形する所定形状の短手寸法(副走査方向)のスリットを形成するハウジングリブ703が設けられている。この構成では、台座(接着座面)701に中間部材120の何れのハウジング接着部121a、121b、121cを接着した場合でも、コリメートレンズ52から出射され、アパーチャ部材130の光出射口54bを通過した光はアパーチャで必要な長手寸法で形成された円状となって出射される。さらに、ハウジングリブ703で形成されたスリットにより、アパーチャで必要な短手寸法で形成された、所定形状の光ビームとなる。すなわち、アパーチャを通過させることにより同一形状に整形される光ビーム形状のうち、実施例2の中間部材120に一体的に設けられたアパーチャ部材130は、主走査方向の形状の整形を担うものである。
実施例3では、台座701を構成する側壁部を中間部材120を接着する接着座面とする。図22は、実施例3のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120の全体斜視図である。図23は、実施例3のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120を光軸方向出射面側から見た図である。
実施例3の中間部材120では、コリメート搭載部はリング状であり、外周面に等間隔で3箇所、外周から突出したハウジング接着部121a、121b、121cが設けられた構成である。アパーチャ部材130は、円板形状であり、外周の備えられたハウジング接着部121a、121b、121cに対応する位置から中心へ向かう方向に、アパーチャで必要な長手寸法(主走査方向)の長方形を形成するよう光出射口54cを形成している。このアパーチャ部材130は、3箇所のハウジング接着部121a、121b、121cに対応する位置のそれぞれから中心へ向かう方向に長方形131a、131b、131cを形成する。このため、3つの長方形131a、131b、131cが中心近傍で重なり合って、光出射口54cは放射形状となる。さらに、実施例2と同様、中間部材120が接着固定される位置よりも光軸方向でシリンドリカルレンズ53側となるハウジングに、光出射口54aから出射された光を通過させて、整形する所定形状の短手寸法(副走査方向)のスリットを形成するハウジングリブ703が設けられている。
実施例3は側壁を接着座面とした構成であったが、実施例4では底面を接着座面701とした構成である。図24は、実施例4のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120の全体斜視図である。図25は、実施例3のアパーチャ部材130を一体的に形成した中間部材120を光軸方向出射面側から見た図である。
実施例4の中間部材120では、コリメート搭載部は実施例3と同様の構成である。実施例4のアパーチャ部材130は、円板形状であり、外周の備えられたハウジング接着部121a、121b、121cに対応する位置から中心へ向かう方向と円板状で直角となる方向に、アパーチャで必要な長手寸法(主走査方向)の長方形を形成するよう光出射口54dを形成している。このアパーチャ部材130では、3箇所のハウジング接着部121a、121b、121cに対応する位置のそれぞれに対して、上記方向に長方形131a、131b、131cを形成する。このため、3つの長方形131a、131b、131cが中心近傍で重なり合って、光出射口54cは放射形状となる。さらに、実施例2と同様、中間部材120が接着固定される位置よりも光軸方向でシリンドリカルレンズ53側となるハウジングに、光出射口54aから出射された光を通過させて、整形する所定形状の短手寸法(副走査方向)のスリットを形成するハウジングリブ703が設けられている。
(態様A)
レーザダイオード46などの光源と、光源から照射対象物までの間の光路上に配置されたコリメートレンズ52などの光学系部品と、光学形部品から出射された光を通過させることで光を整形するアパーチャを形成するアパーチャ部材130と、光源、光学系部品、アパーチャ部材を収納するハウジングとを備えた光走査装置である。この光走査装置において、上記光学系部品を保持し、ハウジングに接着固定される中間部材120などの保持部材を備え、保持部材は、複数のハウジング接着部121を有し、複数のハウジング接着部のうちのひとつをハウジングに接着固定するものであって、アパーチャを形成する単一又は複数の構成要素のうち少なくとも一構成要素であるアパーチャ部材130を保持部材に一体的に設け、保持部材の複数のハウジング接着部の何れがハウジングに接着固定された場合でも、アパーチャを通過した光が同一形状に整形されるよう、一体的に設けたアパーチャ部材の開口形状を設置する。
かかる構成によれば、上記実施形態について説明したように、光学系部品を容易に再利用可能にでき、かつ、コストダウンができる。
(態様A)において、上記光学系部品が光軸を中心に回転させても光学特性が変化しないコリメートレンズ52などの光学素子であり、上記保持部材の少なくとも一部はリング形状で、リング形状の外周部に上記複数のハウジング接着部を有し、上記アパーチャ部材は中心軸に対して点対称となる長方形状の光出射口54aなどのアパーチャを有し、上記複数のハウジング接着部は光出射口の中心軸に対して点対称となるよう配置される。
かかる構成によれば、上記実施例1について説明したように、保持部材に一体的に形成するアパーチャ部材では、複数のハウジング接着部の何れがハウジングに接着固定された場合でも、光出射口54aを通過した光は同一形状に整形される。このため、光学系部品を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、アパーチャを通過した光を常に所定形状に整形することができる。
(態様A)において、上記光学系部品が光軸を中心に回転させても光学特性が変化しないコリメートレンズ52などの光学素子であり、上記保持部材の少なくとも一部はリング形状で、リング形状の外周部に上記複数のハウジング接着部を有し、上記アパーチャ部材は所定形状の長手方向長さを有する光出射口を備え、保持部材が接着固定される位置よりも光軸方向下流側のハウジングに所定形状の短手方向長さとなるスリットを設ける。
かかる構成によれば、上記実施例2、3または4について説明したように、アパーチャ部材の光出射口とハウジングのスリットとによりアパーチャを形成する。そして、複数のハウジング接着部の何れがハウジングに接着固定された場合でも、アパーチャ部材の光出射口と通過した光は長手方向に関して同一形状に整形され、ハウジングに設けられたスリットにより短手方向に関して同一形状に整形される。このため、光学系部品を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、出射光を常に所定形状に整形することができる。
(態様C)において、上記アパーチャ部材は、中心に上記所定形状の長手方向長さを直径とする円形状の光出射口54aを設ける。
かかる構成によれば、上記実施例2について説明したように、光学系部品を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、出射光を常に所定形状に整形することができる。
(態様C)において、上記アパーチャ部材は、上記複数のハウジング接着部のそれぞれに対して垂直となる方向に、上記所定形状の長手方向長さを有し、且つ、中心軸に対して点対称となる形状の穴を形成するように光出射口54cを設ける。
かかる構成によれば、上記実施例3について説明したように、光学系部品を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、出射光を常に所定形状に整形することができる。
(態様C)において、上記アパーチャ部材の光出射口54cは、上記複数のハウジング接着部に対して水平となる方向に、上記所定形状の長手方向長さを有し、且つ、中心軸に対して点対称となる形状の穴を形成するように光出射口54cを設ける。
かかる構成によれば、上記実施例3について説明したように、光学系部品を再利用するときに、前回とは異なるハウジング接着部を用いても、出射光を常に所定形状に整形することができる。
(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の何れかにおいて、上記保持部材は、光学系部品の外周面を囲うようにして光学系部品を挟持するものであり、保持部材を、所定距離を隔てて対向する2つの端部125を有するようにリング形状の一箇所が光軸方向に切断されたような形状にした。
かかる構成によれば、上記実施形態について説明したように、上記保持部材の端部125を押し広げることで上記保持部材が弾性変形して上記光学系部品を挟持することができる。このため、保持部材に対する光学系部品の脱着が容易であり、また、光学系部品のサイズがある程度異なっても挾持することができる。
(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)の何れかにおいて、上記保持部材は上記リング形状に内周部に複数の突起部124を有し、複数の突起部を光学系部品の外周面に当接させることで該光学系部品を挟持する。
かかる構成によれば、上記実施形態について説明したように、保持部材の復元力による光学系部品への押圧力が突起部に集中するため、強固に光学系部品を保持部材に保持できる。
(態様H)において、上記突起部124を3つ以上有する。
かかる構成によれば、上記実施形態について説明したように、光学系部品を良好に保持部材で挟持固定することができる。
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)または(態様I)の何れかにおいて、上記保持部材は、上記光学系部品の光軸に対して垂直な面(入射面または出射面)と当接して、上記光学系部品の光軸方向の位置決めを行うための位置決め突起126などの位置決め部を備えた。
かかる構成によれば、上記実施形態について説明したように、光学系部品が、副走査方向(Z軸方向)回りおよび主走査方向(Y軸方向)回りに位置決めされ、保持部材を筐体に取り付ける際のY軸方向回り、Z軸方向回りの調整範囲を狭めることができる。これにより、保持部材に保持された光学系部品の調整を容易に行うことができる。
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)、(態様I)または(態様J)の何れかにおいて、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、作業者が上記保持部材を弾性変形させるための取っ手部129を備えた。
かかる構成を備えることで、作業者は、取って部129を持って、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように保持部材を弾性変形させることができ、上記光学系部品を保持部材に容易に取り付けることができる。
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)、(態様I)または(態様J)の何れかにおいて、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、上記保持部材を弾性変形させるための治具が取り付けられる治具取り付け部128を備えた。
かかる構成を備えることで、治具取り付け部128に治具を取り付けて、治具により他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように保持部材を弾性変形させることができ、容易に保持部材を弾性変形させることができる。また、取っ手部129を設けた場合に比べて、保持部材をコンパクト化させることができる。
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)、(態様I)、(態様J)、(態様K)または(態様L)の何れかにおいて、上記保持部材の上記ハウジング接着部の表面積を、上記ハウジングの保持部材が接着される接着座面701等の箇所の表面積よりも大きくした。
かかる構成によれば、上記実施形態に説明したように、保持部材をハウジングから剥離させたとき、保持部材のハウジング接着部121に接着剤を付着させることができる。よって、レーザダイオードやポリゴンスキャナなどを交換した後、ハウジングから保持部材を剥離して、コリメートレンズ52などの光学系部品の位置を再調整した後、保持部材の前回とは異なる接着剤が付着していないハウジング接着部121をハウジングに接着固定するとき、ハウジングの保持部材が接着固定される接着座面701等の箇所には、前回の接着剤が付着していない。これにより、良好に、保持部材をハウジングに接着固定することができ、光書込ユニット4などの光走査装置の再利用を容易に行うことができる。
潜像を担持する感光体10などの潜像担持体と、光走査によって潜像担持体の表面に潜像を形成する光書込ユニット4などの光走査手段と、潜像担持体に担持された潜像を現像する現像装置12などの現像手段とを備える画像形成装置において、上記光走査手段として、上記(態様A)乃至(態様M)いずれかに記載の態様の光走査装置を用いた。
かかる構成を備えることで、リサイクル・リユース性の高い画像形成装置を提供することができる。
10:感光体
41:ポリゴンミラー
42:防音ガラス
43:走査レンズ
44,45:反射ミラー
46:レーザダイオード
50:ポリゴンスキャナ
52:コリメートレンズ
53:シリンドリカルレンズ
54a:光出射口(実施例1)
54b:光出射口(実施例2)
54c:光出射口(実施例3)
54d:光出射口(実施例4)
70:筐体
120:中間部材
121a、b、c:ハウジング接着部
123:接着剤
124:突起部
125:端部
126:位置決め突起
128:治具取り付け部
129:取手部
130:アパーチャ部材
131:光学ハウジング
200:LDユニット
701:台座(接着座面)
703:ハウジングリブ
Claims (14)
- 光源と、該光源から照射対象物までの間の光路上に配置された光学系部品と、該光学形部品から出射された光を通過させることで光を整形するアパーチャと、該光源、該光学系部品、該アパーチャを収納するハウジングとを備えた光走査装置において、
上記光学系部品を保持し、上記ハウジングに接着固定される保持部材を備え、該保持部材は、複数のハウジング接着部を有し、該複数のハウジング接着部のうちのひとつを上記ハウジングに接着固定するものであって、
上記光学系部品を保持し、上記ハウジングに接着固定される保持部材を備え、該保持部材は、複数のハウジング接着部を有し、該複数のハウジング接着部のうちのひとつを上記ハウジングに接着固定するものであって、上記アパーチャを形成する単一又は複数の構成要素のうち少なくとも一構成要素を該保持部材に一体的に設け、該保持部材の複数のハウジング接着部の何れが該ハウジングに接着固定された場合でも、該アパーチャを通過した光が同一形状に整形されるよう、該一体的に設けた構成要素の開口形状を設置したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1の光走査装置において、上記光学系部品が光軸を中心に回転させても光学特性が変化しない光学素子であり、上記保持部材の少なくとも一部はリング形状で、該リング形状の外周部で、上記光軸中心に対して点対称となる位置に複数のハウジング接着部を有し、該保持部材に一体的に設けた構成要素は、上記アパーチャにより整形される所定形状に整形するために光軸中心に対して点対称となる開口形状を設置したものであることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1の光走査装置において、上記光学系部品が光軸を中心に回転させても光学特性が変化しない光学素子であり、上記保持部材の少なくとも一部はリング形状で、該リング形状の外周部に上記複数のハウジング接着部を有し、該保持部材に上記アパーチャの主走査方向に関して整形を担う開口形状を設置した構成要素を一体的に成形し、該保持部材が接着固定される位置よりも光軸方向下流側のハウジングに該アパーチャの副走査方向に関して整形を担うスリットを設置したことを特徴とする光走査装置。
- 請求項3の光走査装置において、上記構成要素に設置された開口形状は上記アパーチャの主走査方向長さを直径とする円形状であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項3の光走査装置において、上記構成要素に設置された開口形状は、光軸中心から上記複数のハウジング接着部のそれぞれに垂直となる方向に、上記アパーチャの主走査方向長さを有する放射形状であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項3の光走査装置において、上記構成要素に設置された開口形状は、光軸中心から上記複数のハウジング接着部のそれぞれに水平となる方向に、上記アパーチャの主走査方向長さを有する放射形状であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項2、3、4、5または6の何れかの光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、該保持部材を、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように上記リング形状の一箇所が光軸方向に切断されたような形状にしたことを特徴とする光走査装置。
- 請求項2、3、4、5、6または7の何れかの光走査装置において、上記保持部材は上記リング形状に内周部に複数の突起部を有し、該複数の突起部を上記光学系部品の外周面に当接させることで該光学系部品を挟持することを特徴とする光走査装置。
- 請求項8の光走査装置において、上記突起部を3つ以上有することを特徴とする光走査装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の何れかの光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品の光軸に対して垂直な面と当接して、上記光学系部品の光軸方向の位置決めを行うための位置決め部を備えたことを特徴とする光走査装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の何れかの光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、作業者が上記保持部材を弾性変形させるための取っ手部を備えたことを特徴とする光走査装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の何れかの光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、上記保持部材を弾性変形させるための治具が取り付けられる治具取り付け部を備えたことを特徴とする光走査装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の何れかの光走査装置において、上記保持部材の上記ハウジング接着部の表面積を、該ハウジング接着部が接着されるハウジング側の接着面の表面積よりも大きくしたことを特徴とする光走査装置。
- 潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
上記光走査手段として、請求項1乃至13いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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