JP2013210158A - 冷凍装置 - Google Patents

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哲也 岡本
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和宏 古庄
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育弘 岩田
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Abstract

【課題】多段圧縮冷凍サイクルを行う装置の運転効率を向上させる。
【解決手段】空気調和装置10では、インジェクション配管61aは、室外熱交換器40から膨張機構70に送られる冷媒を分岐し、第5室外電動弁61bにより中間圧となった冷媒を、四段圧縮機20の第3圧縮部23に吸い込まれる冷媒に合流させる。エコノマイザ熱交換器61は、室外熱交換器40から膨張機構70に送られる冷媒と、第5室外電動弁61bから第3圧縮部23に送られる冷媒とを熱交換させる。内部熱交換器62は、室外熱交換器40から膨張機構70に送られる冷媒と、室内熱交換器12aから四段圧縮機20の第1圧縮部21に送られる冷媒とを熱交換させる。室外熱交換器40から膨張機構70に送られる冷媒は、まずエコノマイザ熱交換器61を流れ、次に内部熱交換器52を流れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
従来から、多段圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置であって、内部熱交換器およびエコノマイザ熱交換器を備えるものが提案されている。例えば、特許文献1(特開2009−204243号公報)に記載の冷凍装置では、ガスクーラを出た高圧冷媒と、圧縮機に吸入される低圧のガス冷媒とを熱交換させる内部熱交換器を備え、また、高圧冷媒と、その高圧冷媒を分岐して減圧した中間圧冷媒とを熱交換させるエコノマイザ熱交換器を更に備えている。エコノマイザ熱交換器から、多段圧縮の圧縮途中の冷媒が流れる配管に、中間圧冷媒のインジェクション配管が延びており、中間圧インジェクションを行うことで吐出温度抑制や圧縮機の動力(消費電力)低減を図っている。また、内部熱交換器での熱交換によって、冷凍サイクルの効率を更に向上させている。
しかし、まず内部熱交換器に高圧冷媒が流れ、次にエコノマイザ熱交換器に高圧冷媒が流れるという構成を、3段以上の多段圧縮の冷凍装置に適用すると仮定した場合、運転条件によっては、圧縮機の吸入冷媒温度が高くなりすぎて圧縮機の動力が増大したり、膨張前の冷媒の温度を下げることが十分に出来なかったりすることが想定される。
本発明の課題は、3段以上の多段圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置において、運転効率を向上させることにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置は、複数段圧縮機構と、放熱器と、蒸発器と、第1膨張機構と、インジェクション配管と、エコノマイザ熱交換器と、内部熱交換器とを備えている。複数段圧縮機構は、1つの低段圧縮部と、複数の高段圧縮部とを有しており、圧縮機構それぞれが直列に接続されている。放熱器では、高圧の冷媒が放熱する。蒸発器では、低圧の冷媒が蒸発する。第1膨張機構は、放熱器から蒸発器に送られる冷媒を減圧する。インジェクション配管は、冷媒を減圧する第2膨張機構を有している。インジェクション配管は、放熱器から第1膨張機構に送られる冷媒を分岐し、第2膨張機構により中間圧となった冷媒を、高段圧縮部に吸い込まれる冷媒に合流させる。エコノマイザ熱交換器は、放熱器から第1膨張機構に送られる冷媒と、第2膨張機構から高段圧縮部に送られる冷媒(インジェクション配管を流れる冷媒)とを熱交換させる。内部熱交換器は、放熱器から第1膨張機構に送られる冷媒と、蒸発器から低段圧縮部に送られる冷媒とを熱交換させる。そして、放熱器から第1膨張機構に送られる冷媒が、まずエコノマイザ熱交換器を流れ、次に内部熱交換器を流れるように、エコノマイザ熱交換器および内部熱交換器が配置される。
この冷凍装置では、1つの低段圧縮部と少なくとも2つの高段圧縮部とを有する3段以上の複数段圧縮機構を備え、圧縮途中の中間圧の冷媒を冷却できるようにしているため、運転効率を上げることができる。そして、エコノマイザ熱交換器を介してインジェクション配管によって高段圧縮部に吸い込まれる冷媒を冷却して、運転効率を上げている。
また、従来は、高圧冷媒の流れの上流側に内部熱交換器が配置され下流側にエコノマイザ熱交換器が配置されていたので、膨張させる前の高圧冷媒の温度の低減度合いに制限があったが、本発明に係る冷凍装置では、先にエコノマイザ熱交換器に高圧冷媒が流れ、その後に内部熱交換器で高圧冷媒と低段圧縮部に送られる低圧冷媒との熱交換を行わせるという構成を採っている。このため、エコノマイザ熱交換器で高圧冷媒の温度を下げた後、さらに内部熱交換器で温度を下げることができ、膨張させる前の冷媒のエンタルピが従来よりも小さくなる。これにより、冷房運転の能力が増大し、運転効率が向上する。
本発明の第2観点に係る冷凍装置は、第1観点に係る冷凍装置であって、複数の高段圧縮部は、第2段圧縮部、第3段圧縮部および第4段圧縮部である。第2段圧縮部は、低段圧縮部から吐出された冷媒を吸入する。第3段圧縮部は、第2段圧縮部から吐出された冷媒を吸入する。第4段圧縮部は、第3段圧縮部から吐出された冷媒を吸入し、放熱器へと冷媒を吐出する。そして、この冷凍装置は、低段圧縮部から吐出され第2段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第1冷却手段と、第2段圧縮部から吐出され第3段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第2冷却手段と、第3段圧縮部から吐出され第4段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第3冷却手段と、をさらに備えている。また、インジェクション配管は、第2膨張機構により中間圧となった冷媒を、第3段圧縮機構に吸い込まれる冷媒に合流させる。
この冷凍装置では、高圧冷媒の流れの上流側にエコノマイザ熱交換器、下流側に内部熱交換器を配し、膨張させる前の高圧冷媒の温度を内部熱交換器で下げて冷房能力を向上させているが、内部熱交換器での熱交換を促進させると、低段圧縮部に吸入される低圧冷媒の温度上昇およびそれに伴う圧縮動力の増大を招くことにもなる。しかし、第2観点に係る冷凍装置では、低段圧縮部〜第4段圧縮部の4つの圧縮部を有する4段圧縮機構を採用し、各圧縮部の間を流れる中間圧冷媒を各冷却手段で冷やすという構成を採っているため、圧縮動力の増大を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置は、第1観点または第2観点に係る冷凍装置であって、気液分離器と、低圧戻し配管と、過冷却熱交換器とをさらに備えている。気液分離器は、第1膨張機構から蒸発器に送られる冷媒を、気相の冷媒と液相の冷媒とに分離する。低圧戻し配管は、冷媒を減圧する第3膨張機構を有している。低圧戻し配管は、気液分離器の中の液相の冷媒を、第3膨張機構により低圧にして、蒸発器から低段圧縮部に送られる冷媒に合流させる。過冷却熱交換器は、気液分離器から蒸発器に送られる液相の冷媒と、第3膨張機構で減圧されて低圧戻し配管を流れる冷媒とを熱交換させて、気液分離器から蒸発器に送られる冷媒を冷却する。
この冷凍装置では、運転状態によって冷媒循環量が異なる場合にも気液分離器で余剰冷媒の調整を行うことができる。また、低圧戻し配管を流れる冷媒によって蒸発器に送られる冷媒を冷やし、過冷却をつけることができるため、蒸発器の直前において更に第4の膨張機構を用いて冷媒を膨張させる場合に、その膨張制御が容易となる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置は、第1観点〜第3観点のいずれかに係る冷凍装置であって、第1膨張機構は、冷媒の減圧時に生じる膨張エネルギーを回収する膨張機を少なくとも有する。
この冷凍装置では、電動弁といったエネルギー回収機能を持たない膨張手段だけによって膨張機構を構成するのではなく、エネルギー回収機能を持った膨張機を有する第1膨張機構を配備しているため、更なる運転効率の向上を図ることができる。膨張機で回収したエネルギーは、たとえば圧縮機構の動力の一部として用いられる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置では、高圧冷媒の流れの上流側にエコノマイザ熱交換器、下流側に内部熱交換器を配し、膨張させる前の高圧冷媒の温度を十分に下げることができるため、運転効率が向上する。
本発明の第2観点に係る冷凍装置では、4段圧縮機構を採用し、圧縮部とその次段の圧縮部との間を流れる中間圧冷媒を冷やす冷却手段を設けているため、圧縮動力の増大が抑制される。
本発明の第3観点に係る冷凍装置では、気液分離器で余剰冷媒の調整が可能で、また気液分離器を出た気相の冷媒に過冷却をつけることができるため、膨張制御が容易になる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置では、エネルギー回収機能を持った膨張機によって、更なる運転効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷房運転時の概略構成図である。 図1の冷房運転時の冷凍サイクルの圧力−エンタルピ線図である。 空気調和装置の暖房運転時の概略構成図である。 図3の暖房運転時の冷凍サイクルの圧力−エンタルピ線図である。 変形例Aに係る空気調和装置の冷房運転時の概略構成図である。 変形例Bに係る空気調和装置の冷房運転時の概略構成図である。 図6の冷房運転時の冷凍サイクルの圧力−エンタルピ線図である。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置である空気調和装置10について、以下、図面を参照しながら説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1および図3は、空気調和装置10の概略構成図である。空気調和装置10は、超臨界状態の二酸化炭素冷媒を使用して四段圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置である。空気調和装置10は、熱源ユニットである室外ユニット11と、利用ユニットである複数の室内ユニット12とが、連絡冷媒配管13,14によって結ばれた装置であり、冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとが切り替わる冷媒回路を有する。図1は、冷房運転時において冷媒回路を循環する冷媒の流れを表している。図3は、暖房運転時において冷媒回路を循環する冷媒の流れを表している。図1および図3において、冷媒回路の配管に沿って示す矢印が、冷媒の流れを表している。
空気調和装置10の冷媒回路は、主として、四段圧縮機20、第1〜第4切換機構31〜34、室外熱交換器40、第1〜第4室外電動弁51〜54、ブリッジ回路55、エコノマイザ熱交換器61、内部熱交換器62、膨張機構70、レシーバ80、過冷却熱交換器90、室内熱交換器12a、室内電動弁12bおよび制御部(図示せず)から成る。室外熱交換器40は、並列に配置された、第1熱交換器41、第2熱交換器42、第3熱交換器43および第4熱交換器44から成る。
以下、冷媒回路の各構成要素を詳細に説明する。
(1−1)四段圧縮機
四段圧縮機20は、密閉容器内に、第1圧縮部21、第2圧縮部22、第3圧縮部23、第4圧縮部24および圧縮機駆動モータ(図示せず)が収容された、密閉式の圧縮機である。圧縮機駆動モータは、駆動軸を介して、4つの圧縮部21〜24を駆動する。すなわち、四段圧縮機20は、4つの圧縮部21〜24が単一の駆動軸に連結された一軸四段の圧縮構造を有している。四段圧縮機20では、第1圧縮部21、第2圧縮部22、第3圧縮部23および第4圧縮部24が、この順番で直列に配管接続される。第1圧縮部21は、第1吸入管21aから冷媒を吸い込み、第1吐出管21bへと冷媒を吐出する。第2圧縮部22は、第2吸入管22aから冷媒を吸い込み、第2吐出管22bへと冷媒を吐出する。第3圧縮部23は、第3吸入管23aから冷媒を吸い込み、第3吐出管23bへと冷媒を吐出する。第4圧縮部24は、第4吸入管24aから冷媒を吸い込み、第4吐出管24bへと冷媒を吐出する。
第1圧縮部21は、最下段の圧縮機構であり、冷媒回路を流れる最も低圧の冷媒を圧縮する。第2圧縮部22は、第1圧縮部21によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第3圧縮部23は、第2圧縮部22によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第4圧縮部24は、最上段の圧縮機構であり、第3圧縮部23によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第4圧縮部24によって圧縮され第4吐出管24bへと吐出された冷媒は、冷媒回路を流れる最も高圧の冷媒となる。
なお、本実施形態において、各圧縮部21〜24は、ロータリー式やスクロール式などの容積式の圧縮機構である。また、圧縮機駆動モータは、制御部によってインバータ制御される。
第1吐出管21b、第2吐出管22b、第3吐出管23bおよび第4吐出管24bには、それぞれ油分離器が設けられている。油分離器は、冷媒回路を循環する冷媒に含まれる潤滑油を分離する小容器である。図1では図示を省略しているが、各油分離器の下部からはキャピラリーチューブを含む油戻し管が各吸入管21a〜24aに向かって延びており、冷媒から分離した油を四段圧縮機20へと戻す。
(1−2)第1〜第4切換機構
第1切換機構31、第2切換機構32、第3切換機構33および第4切換機構34は、冷媒回路内における冷媒の流れの方向を切り換えて、冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとを切り換えるために設けられている機構で、それぞれ四路切換弁である。
第1切換機構31は、第1吐出管21b、第2吸入管22a、第1熱交換器41のガス側配管および低圧冷媒配管19と接続されている。低圧冷媒配管19は、室外ユニット11内の低圧のガス冷媒が流れる冷媒配管であり、内部熱交換器62を介して第1吸入管21aに冷媒を送る。
第2切換機構32は、第2吐出管22b、第3吸入管23a、第2熱交換器42のガス側配管および低圧冷媒配管19と接続されている。
第3切換機構33は、第3吐出管23b、第4吸入管24a、第3熱交換器43のガス側配管および低圧冷媒配管19と接続されている。
第4切換機構34は、第4吐出管24b、連絡冷媒配管14、第4熱交換器44のガス側配管および低圧冷媒配管19と接続されている。
切換機構31〜34は、冷房運転時において、四段圧縮機20によって圧縮された冷媒の冷却器として熱交換器41〜44を機能させ、かつ、膨張機構70および室内電動弁12bを通過して膨張した冷媒の蒸発器(加熱器)として室内熱交換器12aを機能させるように、図1に示す状態になる。また、切換機構31〜34は、暖房運転時において、四段圧縮機20によって圧縮された冷媒の冷却器(放熱器)として室内熱交換器12aを機能させ、かつ、膨張機構70および室外電動弁51〜54を通過して膨張した冷媒の蒸発器として室外熱交換器40を機能させるように、図3に示す状態になる。
すなわち、切換機構31〜34は、冷媒回路の構成要素として四段圧縮機20、室外熱交換器40、膨張機構70および室内熱交換器12aのみに着目すると、四段圧縮機20、室外熱交換器40、膨張機構70、室内熱交換器12aの順に冷媒を循環させる冷房運転サイクルと、四段圧縮機20、室内熱交換器12a、膨張機構70、室外熱交換器40の順に冷媒を循環させる暖房運転サイクルとを切り換える役割を果たす。
(1−3)室外熱交換器
室外熱交換器40は、上述のように、第1熱交換器41、第2熱交換器42、第3熱交換器43および第4熱交換器44から成る。冷房運転時には、第1〜第3熱交換器41〜43が、圧縮途中の冷媒(中間圧冷媒)を冷やすインタークーラとして機能し、第4熱交換器44が、最も高圧の冷媒を冷やすガスクーラとして機能する。第4熱交換器44は、第1〜第3熱交換器41〜43よりも容量が大きい。また、暖房運転時には、第1〜第4熱交換器41〜44の全てが、低圧の冷媒の蒸発器(加熱器)として機能する。
第1〜第4熱交換器41〜44は、並列に配置され、1つの室外熱交換器40として一体化されている。この室外熱交換器40には、内部を流れる冷媒と熱交換を行う冷却源あるいは加熱源として、水や空気が供給される。ここでは、室外熱交換器40に、図示しない送風ファンから空気(外気)が供給される。
また、第1熱交換器41、第2熱交換器42および第3熱交換器43の室外電動弁側の配管からは、第2吸入管22a、第3吸入管23aおよび第4吸入管24aに向かって、分岐管である第1インタークーラ管41a、第2インタークーラ管42aおよび第3インタークーラ管43aがそれぞれ延びている。第1インタークーラ管41a、第2インタークーラ管42aおよび第3インタークーラ管43aには、図1に示すように、それぞれ逆止弁が設けられている。
(1−4)第1〜第4室外電動弁
第1〜第4室外電動弁51〜54は、第1〜第4熱交換器41〜44とブリッジ回路55との間に配備されている。上述の第1インタークーラ管41a、第2インタークーラ管42aおよび第3インタークーラ管43aは、それぞれ、第1熱交換器41と第1室外電動弁51との間、第2熱交換器42と第2室外電動弁52との間および第3熱交換器43と第3室外電動弁53との間から分岐している。
冷房運転時、第1〜第3室外電動弁51〜53は閉じられ、第4室外電動弁は全開状態にされる。暖房運転時、第1〜第4室外電動弁51〜54は、ブリッジ回路55から第1〜第4熱交換器41〜44への冷媒の流れが偏流しないように開度調整が為され、それぞれ膨張機構としての役割も果たす。
(1−5)ブリッジ回路
ブリッジ回路55は、室外熱交換器40と室内熱交換器12aとの間に設けられており、エコノマイザ熱交換器61、内部熱交換器62および膨張機構70を介してレシーバ80の入口管81に接続されるとともに、過冷却熱交換器90を介してレシーバ80の出口管82に接続されている。
ブリッジ回路55は、4つの逆止弁55a、55b、55c、55dを有している。入口逆止弁55aは、室外熱交換器40からレシーバ80の入口管81へ向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁である。入口逆止弁55bは、室内熱交換器12aからレシーバ80の入口管81へ向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁である。出口逆止弁55cは、レシーバ80の出口管82から室外熱交換器40へ向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁である。出口逆止弁55dは、レシーバ80の出口管82から室内熱交換器12aへ向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁である。すなわち、入口逆止弁55a,55bは、室外熱交換器40および室内熱交換器12aの一方からレシーバ80の入口管81に冷媒を流す機能を果たし、出口逆止弁55c、55dは、レシーバ80の出口管82から室外熱交換器40および室内熱交換器12aの他方に冷媒を流す機能を果たす。
(1−6)エコノマイザ熱交換器
エコノマイザ熱交換器61は、ブリッジ回路55から膨張機構70およびレシーバ80へと向かう高圧の冷媒と、その高圧の冷媒の一部を分岐させ膨張させた中間圧の冷媒との間で熱交換を行わせる。ブリッジ回路55から膨張機構70へ冷媒を流す主冷媒配管から分岐した配管(インジェクション配管61a)には、第5室外電動弁61bが配備されている。この第5室外電動弁61bを通って膨張し、エコノマイザ熱交換器61で蒸発した冷媒は、第2インタークーラ管42aに向かって延びるインジェクション配管61aを通って、第2インタークーラ管42aの逆止弁よりも第3吸入管23aに近い部分に流れ込み、第3吸入管23aから第3圧縮部23へ吸い込まれる冷媒を冷やす。
(1−7)内部熱交換器
内部熱交換器62は、ブリッジ回路55から膨張機構70およびレシーバ80へと向かう高圧の冷媒と、膨張機構70等を通過し室内熱交換器12aあるいは室外熱交換器40で蒸発して低圧冷媒配管19を流れる低圧のガス冷媒と、の間で熱交換を行わせる。内部熱交換器62は、液ガス熱交換器と呼ばれることもある。ブリッジ回路55を出た高圧の冷媒は、まずエコノマイザ熱交換器61を通過し、次に内部熱交換器62を通過して、膨張機構70およびレシーバ80へと向かう。
(1−8)膨張機構
膨張機構70は、ブリッジ回路55から流れてきた高圧の冷媒を減圧・膨張させ、気液二相状態の中間圧の冷媒をレシーバ80へと流す。すなわち、膨張機構70は、冷房運転時には、高圧冷媒のガスクーラ(放熱器)として機能する室外の第4熱交換器44から、低圧冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器12aに送られる冷媒を減圧し、暖房運転時には、高圧冷媒のガスクーラ(放熱器)として機能する室内熱交換器12aから、低圧冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器40に送られる冷媒を減圧する。膨張機構70は、膨張機71および第6室外電動弁72から構成される。膨張機71は、冷媒の減圧過程の絞り損失を有効な仕事(エネルギー)として回収する役割を果たす。
(1−9)レシーバ
レシーバ80は、膨張機構70を出て入口管81から内部空間に入ってきた気液二相状態の中間圧の冷媒を、液冷媒とガス冷媒とに分離する。分離されたガス冷媒は、低圧戻し配管91aに設けられた第7室外電動弁91を通過して低圧のガスリッチな冷媒となり、過冷却熱交換器90に送られる。分離された液冷媒は、出口管82によって過冷却熱交換器90に送られる。
(1−10)過冷却熱交換器
過冷却熱交換器90は、低圧のガス冷媒と、レシーバ80の出口管82から出た中間圧の液冷媒との間で熱交換を行わせる。レシーバ80の出口管82から出た中間圧の液冷媒の一部は、冷房運転時には、レシーバ80と過冷却熱交換器90との間から分岐する分岐管92aを流れ、第8室外電動弁92を通過して、気液二相状態の低圧の冷媒となる。冷房運転時に第8室外電動弁92で減圧された低圧冷媒は、第7室外電動弁91で減圧された低圧冷媒と合流し、過冷却熱交換器90において、レシーバ80の出口管82からブリッジ回路55に向かう中間圧の液冷媒と熱交換され、過熱がついた状態で過冷却熱交換器90から低圧戻し配管91aを通って低圧冷媒配管19へと流れていく。一方、レシーバ80の出口管82からブリッジ回路55に向かう中間圧の液冷媒は、過冷却熱交換器90において熱を奪われ、過冷却がついた状態でブリッジ回路55へ流れていく。
なお、暖房運転時には、第8室外電動弁92が閉まり、分岐管92aには冷媒が流れないが、レシーバ80の出口管82から出た中間圧の液冷媒と、第7室外電動弁91で減圧された低圧冷媒とが、過冷却熱交換器90において熱交換を行うことになる。
(1−11)室内熱交換器
室内熱交換器12aは、複数の室内ユニット12それぞれに設けられており、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の冷却器として機能する。これらの室内熱交換器12aには、内部を流れる冷媒と熱交換を行う冷房対象あるいは暖房対象として、水や空気が流される。ここでは、室内熱交換器12aに、図示しない室内送風ファンからの室内空気が流れ、冷却あるいは加熱された空調空気が室内へと供給される。
室内熱交換器12aの一端は室内電動弁12bに、室内熱交換器12aの他端は連絡冷媒配管14に接続されている。
(1−12)室内電動弁
室内電動弁12bは、複数の室内ユニット12それぞれに設けられており、室内熱交換器12aに流す冷媒の量を調整したり冷媒の減圧・膨張を行ったりする。室内電動弁12bは、連絡冷媒配管13と室内熱交換器12aとの間に配置されている。
(1−13)制御部
制御部は、四段圧縮機20の圧縮機駆動モータや第1〜第4切換機構31〜34、各電動弁12b,51〜54,61b,72,91,92と接続されるマイクロコンピュータである。この制御部は、外部から入力された室内設定温度などの情報に基づいて、圧縮機駆動モータの回転数制御や冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとの切り換え、電動弁開度の調節などを行う。
(2)空気調和装置の動作
空気調和装置10の動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。図2は、冷房運転時における冷凍サイクルの圧力−エンタルピ線図(p−h線図)である。図4は、暖房運転時における冷凍サイクルの圧力−エンタルピ線図(p−h線図)である。図2および図4において、上に凸の一点鎖線で示す曲線は、冷媒の飽和液線および乾き飽和蒸気線である。図2および図4において、冷凍サイクル上の英文字が付された点は、それぞれ、図1および図3において同じ英文字で表される点における冷媒の圧力およびエンタルピを表している。例えば、図1の点Bにおける冷媒は、図2の点Bにおける圧力およびエンタルピの状態になっている。なお、空気調和装置10の冷房運転時および暖房運転時における各運転制御は、制御部によって行われる。
(2−1)冷房運転時の動作
冷房運転時は、図1に示す冷媒配管に沿った矢印の方向に、冷媒が、四段圧縮機20、室外熱交換器40、膨張機構70、室内熱交換器12aの順に冷媒回路内を循環する。以下、冷房運転時における空気調和装置10の動作について、図1および図2を参照しながら説明する。
第1吸入管21aから四段圧縮機20に吸い込まれる低圧のガス冷媒(点A)は、第1圧縮部21で圧縮されて、第1吐出管21bへと吐出される(点B)。吐出された冷媒は、第1切換機構31を通過し、インタークーラとして機能する第1熱交換器41で冷却された後、第1インタークーラ管41aを介して第2吸入管22aに流れ込む(点C)。
第2吸入管22aから第2圧縮部22に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第2吐出管22bに吐出される(点D)。吐出された冷媒は、第2切換機構32を通過し、インタークーラとして機能する第2熱交換器42で冷却された後、第2インタークーラ管42aに流れる(点E)。第2インタークーラ管42aを流れる冷媒は、エコノマイザ熱交換器61において熱交換されてインジェクション配管61aを流れてくる中間圧の冷媒(点L)と合流した後、第3吸入管23aに流れ込む(点F)。
第3吸入管23aから第3圧縮部23に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第3吐出管23bに吐出される(点G)。吐出された冷媒は、第3切換機構33を通過し、インタークーラとして機能する第3熱交換器43で冷却された後、第3インタークーラ管43aを介して第4吸入管24aに流れ込む(点H)。
第4吸入管24aから第4圧縮部24に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第4吐出管24bに吐出される(点I)。吐出された高圧の冷媒は、第4切換機構34を通過し、ガスクーラとして機能する第4熱交換器44で冷却され、ブリッジ回路55の入口逆止弁55aを通ってエコノマイザ熱交換器61へと流れていく(点J)。
ブリッジ回路55の入口逆止弁55aを通過した高圧冷媒は、エコノマイザ熱交換器61に流れ込むとともに、その一部が分岐して第5室外電動弁61bへと流れる。第5室外電動弁61bで減圧・膨張して気液二相状態となった中間圧冷媒(点K)は、エコノマイザ熱交換器61において、ブリッジ回路55から内部熱交換器62に向かう高圧冷媒(点J)と熱交換し、中間圧のガス冷媒(点L)となって上述のようにインジェクション配管61aから第2インタークーラ管42aへと流れ込む。
第5室外電動弁61bを出た中間圧冷媒と熱交換をし、更に温度が下がった状態でエコノマイザ熱交換器61を出た高圧冷媒(点M)は、次に内部熱交換器62を流れ、膨張機構70へと流れていく(点N)。内部熱交換器62では、後述する低圧冷媒配管19から四段圧縮機20の第1吸入管21aへと流れる低圧冷媒と熱交換を行い、点Mの状態の高圧冷媒が、温度が下がって点Nの状態の高圧冷媒となる。
内部熱交換器62を出た高圧冷媒(点N)は、2つに分岐され、それぞれ膨張機構70の膨張機71、膨張機構70の第6室外電動弁72に流れる。膨張機71で減圧・膨張した中間圧冷媒(点P)と、第6室外電動弁72で減圧・膨張した中間圧冷媒(点O)とは、合流した後に入口管81からレシーバ80の内部空間へと流れ込む(点Q)。このレシーバ80に流れ込んだ気液二相状態の中間圧冷媒は、レシーバ80の内部空間において液冷媒とガス冷媒とに分離される。
レシーバ80で分離された液冷媒(点R)は、出口管82を通ってそのまま過冷却熱交換器90へと流れ、レシーバ80で分離されたガス冷媒(点U)は、第7室外電動弁91で減圧され低圧冷媒(点W)となって過冷却熱交換器90へと流れていく。レシーバ80の出口管82から過冷却熱交換器90に向かう中間圧冷媒は、過冷却熱交換器90の手前で分岐し、一方が過冷却熱交換器90を通ってブリッジ回路55に向かい、他方が分岐管92aの第8室外電動弁92へと流れる。第8室外電動弁92を通過して減圧された気液二相状態の低圧冷媒(点S)は、第7室外電動弁91を通過した低圧冷媒(点W)と合流し(点X)、過冷却熱交換器90を経て低圧冷媒配管19へと流れる。過冷却熱交換器90での熱交換によって、低圧冷媒配管19に向かって流れる低圧冷媒(点X)は、蒸発して過熱のついた低圧冷媒(点Y)となり、ブリッジ回路55に向かって流れる中間圧冷媒(点R)は、熱を奪われて過冷却のついた中間圧冷媒(点T)となる。
過冷却熱交換器90で過冷却のついた中間圧冷媒(点T)は、ブリッジ回路55の出口逆止弁55dを通って、連絡冷媒配管13へと流れていく。連絡冷媒配管13から室内ユニット12に入った冷媒は、室内電動弁12bを通過するときに膨張し、気液二相の低圧冷媒(点V)となって室内熱交換器12aに流れ込む。この低圧冷媒は、室内熱交換器12aで室内空気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒(点Z)になる。室内ユニット12を出た低圧冷媒は、連絡冷媒配管14および第4切換機構34を経て低圧冷媒配管19へと流れていく。
室内ユニット12から戻ってきた低圧冷媒(点Z)と、過冷却熱交換器90から流れてくる低圧冷媒(点Y)とは、低圧冷媒配管19で合流し(点AB)、内部熱交換器62を通って第1吸入管21aから四段圧縮機20へと戻っていく。上述のように、内部熱交換器62では、四段圧縮機20に向かう低圧冷媒(点AB)と、ブリッジ回路55からレシーバ80へと向かう高圧冷媒(点M)とが熱交換を行う。
以上のように冷媒が冷媒回路内を循環することにより、空気調和装置10は冷房運転サイクルを行う。
(2−2)暖房運転時の動作
暖房運転時は、図3に示す冷媒配管に沿った矢印の方向に、冷媒が、四段圧縮機20、室内熱交換器12a、膨張機構70、室外熱交換器40の順に冷媒回路内を循環する。以下、暖房運転時における空気調和装置10の動作について、図3および図4を参照しながら説明する。
第1吸入管21aから四段圧縮機20に吸い込まれる低圧のガス冷媒(点A)は、第1圧縮部21で圧縮されて、第1吐出管21bに吐出される(点B)。吐出された冷媒は、第1切換機構31を通過し、第2吸入管22aを流れる(点C)。
第2吸入管22aから第2圧縮部22に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第2吐出管22bに吐出される(点D)。吐出された冷媒は、第2切換機構32を通過し、第3吸入管23aを流れる。なお、第3吸入管23aには、エコノマイザ熱交換器61において熱交換されてインジェクション配管61aを流れてくる中間圧の冷媒(点L)も流れ込んでくるため、冷媒の温度が下がる(点F)。
第3吸入管23aから第3圧縮部23に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第3吐出管23bに吐出される(点G)。吐出された冷媒は、第3切換機構33を通過し、第4吸入管24aを流れる(点H)。
第4吸入管24aから第4圧縮部24に吸い込まれた冷媒は、圧縮されて第4吐出管24bに吐出される(点I)。吐出された高圧の冷媒は、第4切換機構34を通過し、連絡冷媒配管14を介して室内ユニット12に流入する(点Z)。
連絡冷媒配管14から室内ユニット12に入った高圧冷媒は、冷媒の冷却器として機能する室内熱交換器12aで室内空気に放熱し、室内空気を暖める。室内熱交換器12aでの熱交換によって温度が下がった高圧冷媒(点V)は、室内電動弁12bを通過する際にわずかに減圧され、連絡冷媒配管13を通って室外ユニット11のブリッジ回路55へと流れ、入口逆止弁55bからエコノマイザ熱交換器61へ向かう(点J)。
ブリッジ回路55を出た高圧冷媒(点J)は、エコノマイザ熱交換器61に流れ込むとともに、その一部が分岐して第5室外電動弁61bへと流れる。第5室外電動弁61bで減圧・膨張して気液二相状態となった中間圧冷媒(点K)は、エコノマイザ熱交換器6において、ブリッジ回路55から内部熱交換器62に向かう高圧冷媒(点J)と熱交換し、中間圧のガス冷媒(点L)となってインジェクション配管61aから第2インタークーラ管42aへと流れ込む。
第5室外電動弁61bを出た中間圧冷媒と熱交換をし、更に温度が下がった状態でエコノマイザ熱交換器61を出た高圧冷媒(点M)は、次に内部熱交換器62を流れ、膨張機構70へと流れていく(点N)。内部熱交換器62では、後述する低圧冷媒配管19から四段圧縮機20の第1吸入管21aへと流れる低圧冷媒と熱交換を行い、点Mの状態の高圧冷媒が、温度が下がって点Nの状態の高圧冷媒となる。
内部熱交換器62を出た高圧冷媒(点N)は、2つに分岐され、それぞれ膨張機構70の膨張機71、膨張機構70の第6室外電動弁72に流れる。膨張機71で減圧・膨張した中間圧冷媒(点P)と、第6室外電動弁72で減圧・膨張した中間圧冷媒(点O)とは、合流した後に入口管81からレシーバ80の内部空間へと流れ込む(点Q)。このレシーバ80に流れ込んだ気液二相状態の中間圧冷媒は、レシーバ80の内部空間において液冷媒とガス冷媒とに分離される。
レシーバ80で分離された液冷媒(点R)は、出口管82を通ってそのまま過冷却熱交換器90へと流れ、レシーバ80で分離されたガス冷媒(点U)は、第7室外電動弁91で減圧され低圧冷媒(点W)となって過冷却熱交換器90へと流れていく。レシーバ80の出口管82から過冷却熱交換器90に向かう中間圧冷媒は、第8室外電動弁92が閉められているため分岐管92aには流れず、全量が過冷却熱交換器90に流れ込む。過冷却熱交換器90では、レシーバ80の出口管82から流れてくる中間圧冷媒(点R)と、第7室外電動弁91で減圧された低圧冷媒(点W,X)との間で熱交換が行われる。この熱交換によって、低圧冷媒配管19に向かって流れる低圧冷媒(点X)は、蒸発して過熱のついた低圧冷媒(点Y)となり、レシーバ80からブリッジ回路55に向かう中間圧冷媒(点R)は、熱を奪われて過冷却のついた中間圧冷媒(点T)となる。
過冷却熱交換器90を出てブリッジ回路55の出口逆止弁55dを通過した中間圧冷媒は、4路に分流し、第1〜第4室外電動弁51〜54でそれぞれ減圧・膨張され気液二相の低圧冷媒となる(点AC)。このとき、第1〜第4室外電動弁51〜54の開度は、第1〜第4熱交換器41〜44それぞれの容量や圧力損失量に応じて調節されており、いずれかの熱交換器に冷媒が偏流してしまうことが抑制されている。
室外熱交換器40の、第1熱交換器41、第2熱交換器42、第3熱交換器43および第4熱交換器44に流入した各路の低圧冷媒は、外気から熱を奪って蒸発し、過熱のついた低圧のガス冷媒となって第1〜第4切換機構31〜34を通過した後に合流する(点AD)。
第1〜第4切換機構31〜34の下流側で合流した低圧冷媒(点AD)は、低圧冷媒配管19で、過冷却熱交換器90から流れてくる低圧冷媒(点Y)と合流し(点AB)、内部熱交換器62を通って第1吸入管21aから四段圧縮機20へと戻っていく。上述のように、内部熱交換器62では、四段圧縮機20に向かう低圧冷媒(点AB)と、ブリッジ回路55からレシーバ80へと向かう高圧冷媒(点M)とが熱交換を行う。
以上のように冷媒が冷媒回路内を循環することにより、空気調和装置10は暖房運転サイクルを行う。
(3)空気調和装置の特徴
(3−1)
本実施形態に係る空気調和装置10では、エコノマイザ熱交換器61は、冷房運転時に、高圧冷媒のガスクーラとして機能する室外の第4熱交換器44から膨張機構70に送られる高圧冷媒と、第5室外電動弁61bを通って膨張し第3圧縮部23の第3吸入管23aへと向かうインジェクション配管61aを流れる中間圧冷媒との間で熱交換をさせる。また、エコノマイザ熱交換器61は、暖房運転時には、高圧冷媒のガスクーラ(放熱器)として機能する室内熱交換器12aから膨張機構70に送られる高圧冷媒と、インジェクション配管61aを流れる中間圧冷媒との間で熱交換をさせる。すなわち、この空気調和装置10では、1つの低段圧縮部である第1圧縮部21と3つの高段圧縮部である第2〜第4圧縮部22〜24とを有する四段圧縮機における圧縮途中の中間圧の冷媒(第3圧縮部23の第3吸入管23aを流れる冷媒)をエコノマイザ熱交換器61によって冷却し、運転効率を上げている。
一方、内部熱交換器62は、冷房運転時に、高圧冷媒のガスクーラとして機能する室外の第4熱交換器44から膨張機構70に送られる高圧冷媒と、蒸発器として機能する室内熱交換器12aから第1圧縮部21に送られる低圧冷媒との間で熱交換をさせる。また、内部熱交換器62は、暖房運転時に、高圧冷媒のガスクーラとして機能する室内熱交換器12aから膨張機構70に送られる高圧冷媒と、蒸発器として機能する室外熱交換器40の各熱交換器41〜44から第1圧縮部21に送られる低圧冷媒との間で熱交換をさせる。
そして、高圧冷媒のガスクーラとして機能する室外の第4熱交換器44あるいは室内熱交換器12aから膨張機構70に送られる高圧冷媒が、まずエコノマイザ熱交換器61に流れ、エコノマイザ熱交換器61を出た後に内部熱交換器62へと流れるように、図1および図3に示すエコノマイザ熱交換器61および内部熱交換器62の配置を採用している。従来は、高圧冷媒の流れの上流側に内部熱交換器が配置され下流側にエコノマイザ熱交換器が配置されていたので、膨張させる前の高圧冷媒の温度の低減度合いに制限があったが、本実施形態に係る空気調和装置10では、先にエコノマイザ熱交換器61に高圧冷媒が流れ、その後に内部熱交換器62で高圧冷媒と低圧冷媒との熱交換を行わせるという構成を採っている。このため、ガスクーラとして機能する室外の第4熱交換器44を出た高圧冷媒の温度(図2の点Jを参照)をエコノマイザ熱交換器61で下げた後(図2の点Mを参照)、さらに内部熱交換器62で温度を下げることができ、膨張させる前の冷媒のエンタルピ(図2の点Nを参照)が従来よりも小さくなる。これにより、この空気調和装置10では、冷房運転の能力が増大し、運転効率が向上している。
(3−2)
空気調和装置10では、上述のように、高圧冷媒の流れの上流側にエコノマイザ熱交換器61を、下流側に内部熱交換器62を配し、膨張させる前の高圧冷媒(図2の点J)の温度を内部熱交換器62で下げて冷房能力を向上させているが、内部熱交換器62での熱交換を促進させると、低段圧縮部である四段圧縮機20の第1圧縮部21に吸入される低圧冷媒の温度上昇およびそれに伴う圧縮動力の増大を招くことにもなる。しかし、この空気調和装置10では、第1圧縮部〜第4圧縮部21〜24を有する四段圧縮機20を採用し、各圧縮部の間を流れる中間圧冷媒をインタークーラとして機能する第1〜第3熱交換器41〜43で冷やすという構成を採っているため、圧縮動力の増大を抑制することができている。
(3−3)
空気調和装置10では、運転状態によって冷媒循環量が異なる場合にもレシーバ80で余剰冷媒の調整を行うことができる。また、低圧戻し配管91aを流れる冷媒によって、レシーバ80から蒸発器として機能する室内熱交換器12aあるいは室外熱交換器40に送られる冷媒を冷やし、過冷却をつけることができているため、室内熱交換器12aの直前における室内電動弁12bでの膨張(図2の点Tから点Vへの減圧)や室外熱交換器40の直前における第1〜第4室外電動弁51〜54での膨張(図4の点Tから点ACへの減圧)を、各電動弁の開度調整によって容易に制御できる。
(3−4)
空気調和装置10では、膨張機構70を膨張機71および第6室外電動弁72から構成し、膨張機71で冷媒の減圧過程の絞り損失を有効な仕事(エネルギー)として回収している。そして、ここでは、膨張機71で回収したエネルギーを、四段圧縮機20の動力の一部に当てている。これにより、上述の運転効率の向上に加え、更なる運転効率の向上が達成されている。
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態では、本発明の前提となる冷凍装置の複数段圧縮機構として、4つの圧縮部21〜24が単一の駆動軸に連結された一軸四段の圧縮構造を持つ四段圧縮機20を採用しているが、これに代えて、複数の二段圧縮機から成るものを採用することも可能である。
例えば、図5に示すように、2つの二段圧縮機120a,120bから成る複数段圧縮機構120を採用して空気調和装置110を構成することができる。空気調和装置110では、上記実施形態の室外ユニット11に代えて室外ユニット111を室内ユニット12に接続している。室外ユニット11と室外ユニット111との違いは、前者が四段圧縮機20を採用しているのに対し、後者が複数段圧縮機構120を採用している点のみである。
複数段圧縮機構120は、低段側の二段圧縮機120aと、高段側の二段圧縮機120bとが直列に接続された圧縮機構である。低段側の二段圧縮機120aは、密閉容器内に、第1圧縮部121、第2圧縮部122および圧縮機駆動モータ(図示せず)が収容された、密閉式の圧縮機である。圧縮機駆動モータは、駆動軸を介して、2つの圧縮部121,122を駆動する。すなわち、二段圧縮機120aは、2つの圧縮部121,122が単一の駆動軸に連結された一軸二段の圧縮構造を有している。二段圧縮機120aでは、第1圧縮部121および第2圧縮部122が、直列に配管接続される。第1圧縮部121は、第1吸入管21aから冷媒を吸い込み、第1吐出管21bへと冷媒を吐出する。第2圧縮部122は、第2吸入管22aから冷媒を吸い込み、第2吐出管22bへと冷媒を吐出する。高段側の二段圧縮機120bは、密閉容器内に、第3圧縮部123、第4圧縮部124および圧縮機駆動モータ(図示せず)が収容された、密閉式の圧縮機である。圧縮機駆動モータは、駆動軸を介して、2つの圧縮部123,124を駆動する。すなわち、二段圧縮機120bは、2つの圧縮部123,124が単一の駆動軸に連結された一軸二段の圧縮構造を有している。二段圧縮機120bでは、第3圧縮部123および第4圧縮部124が、直列に配管接続される。第3圧縮部123は、第3吸入管23aから冷媒を吸い込み、第3吐出管23bへと冷媒を吐出する。第4圧縮部124は、第4吸入管24aから冷媒を吸い込み、第4吐出管24bへと冷媒を吐出する。
複数段圧縮機構120において、第1圧縮部121は、最下段の圧縮機構であり、冷媒回路を流れる最も低圧の冷媒を圧縮する。第2圧縮部122は、第1圧縮部121によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第3圧縮部123は、第2圧縮部122によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第4圧縮部124は、最上段の圧縮機構であり、第3圧縮部123によって圧縮された冷媒を吸い込んで圧縮する。第4圧縮部124によって圧縮され第4吐出管24bへと吐出された冷媒は、冷媒回路を流れる最も高圧の冷媒となる。
このような複数段圧縮機構120を採用した空気調和装置110においても、上記実施形態と同様に、高圧冷媒の温度(図2の点Jを参照)をエコノマイザ熱交換器61で下げた後(図2の点Mを参照)、さらに内部熱交換器62で温度を下げることができ、冷房運転の能力が増大し、運転効率が向上する。また、各圧縮部121〜124の間を流れる中間圧冷媒をインタークーラとして機能する第1〜第3熱交換器41〜43で冷やすため、圧縮動力の増大を抑制することができる。
(4−2)変形例B
上記実施形態では、室外ユニット11において1つのエコノマイザ熱交換器61およびインジェクション配管61aを配備し、エコノマイザ熱交換器61で蒸発させた冷媒をインジェクション配管61aで第3吸入管23aに送り、第3圧縮部23へ吸い込まれる冷媒を冷やしているが、室外ユニット11に複数のエコノマイザ熱交換器を配備することも可能である。
図6に示す室外ユニット211では、ブリッジ回路55と内部熱交換器62との間に、第1エコノマイザ熱交換器161、第2エコノマイザ熱交換器261および第3エコノマイザ熱交換器361を、この順序で直列に並べている。
ブリッジ回路55から膨張機構70へ冷媒を流す主冷媒配管から、第1エコノマイザ熱交換器161の上流側で分岐した第1インジェクション配管161aには、第9室外電動弁161bが配備されている。この第9室外電動弁161bを通って膨張し(図7の点K1参照)、第1エコノマイザ熱交換器161で熱交換した冷媒(図7の点L1参照)は、第3インタークーラ管43aに向かって延びる第1インジェクション配管161aを通って、第3インタークーラ管43aの逆止弁よりも第4吸入管24aに近い部分に流れ込み、第4吸入管24aから第4圧縮部24へ吸い込まれる冷媒を冷やす(図7の点H参照)。
ブリッジ回路55から膨張機構70へ冷媒を流す主冷媒配管から、第1エコノマイザ熱交換器161と第2エコノマイザ熱交換器261との間で分岐した第2インジェクション配管261aには、第10室外電動弁261bが配備されている。この第10室外電動弁261bを通って膨張し(図7の点K2参照)、第2エコノマイザ熱交換器261で蒸発した冷媒(図7の点L2参照)は、第2インタークーラ管42aに向かって延びる第2インジェクション配管261aを通って、第2インタークーラ管42aの逆止弁よりも第3吸入管23aに近い部分に流れ込み、第3吸入管23aから第3圧縮部23へ吸い込まれる冷媒を冷やす(図7の点F参照)。
ブリッジ回路55から膨張機構70へ冷媒を流す主冷媒配管から、第2エコノマイザ熱交換器261と第3エコノマイザ熱交換器361との間で分岐した第3インジェクション配管361aには、第11室外電動弁361bが配備されている。この第11室外電動弁361bを通って膨張し(図7の点K3参照)、第3エコノマイザ熱交換器361で蒸発した冷媒(図7の点L3参照)は、第1インタークーラ管41aに向かって延びる第3インジェクション配管361aを通って、第1インタークーラ管41aの逆止弁よりも第2吸入管22aに近い部分に流れ込み、第2吸入管22aから第2圧縮部22へ吸い込まれる冷媒を冷やす(図7の点C参照)。
このように、図6に示す室外ユニット211では、第1インジェクション配管161a、第2インジェクション配管261aおよび第3インジェクション配管361aによる中間圧インジェクションによって、第4圧縮部24、第3圧縮部23および第2圧縮部22へ吸い込まれる冷媒が冷やされるため、内部熱交換器62による内部熱交換が促進されることにより生じる四段圧縮機20の最低段の第1圧縮部21への吸入冷媒温度の上昇の影響が抑制され、冷暖房能力の向上と運転効率の向上とが高いレベルで達成される。
10 空気調和装置(冷凍装置)
12a 室内熱交換器(蒸発器;放熱器)
20 四段圧縮機(複数段圧縮機構)
21 第1圧縮部(低段圧縮部)
22 第2圧縮部(高段圧縮部;第2段圧縮部)
23 第3圧縮部(高段圧縮部;第3段圧縮部)
24 第4圧縮部(高段圧縮部;第4段圧縮部)
40 室外熱交換器
41 第1熱交換器(第1冷却手段)
42 第2熱交換器(第2冷却手段)
43 第3熱交換器(第3冷却手段)
44 第4熱交換器(放熱器;蒸発器)
61 エコノマイザ熱交換器
61a インジェクション配管
61b 第5室外電動弁(第2膨張機構)
62 内部熱交換器
70 膨張機構(第1膨張機構)
71 膨張機
80 レシーバ(気液分離器)
90 過冷却熱交換器
91 第7室外電動弁(第3膨張機構)
91a 低圧戻し配管
110 空気調和装置(冷凍装置)
120 複数段圧縮機構
120a,120b 二段圧縮機
121 第1圧縮部(低段圧縮部)
122 第2圧縮部(高段圧縮部;第2段圧縮部)
123 第3圧縮部(高段圧縮部;第3段圧縮部)
124 第4圧縮部(高段圧縮部;第4段圧縮部)
161 第1エコノマイザ熱交換器
161a 第1インジェクション配管
161b 第9室外電動弁(第2膨張機構)
261 第2エコノマイザ熱交換器
261a 第2インジェクション配管
261b 第10室外電動弁(第2膨張機構)
361 第3エコノマイザ熱交換器
361a 第3インジェクション配管
361b 第11室外電動弁(第2膨張機構)
特開2009−257704号公報

Claims (4)

  1. 1つの低段圧縮部(21)と、複数の高段圧縮部(22,23,24)のそれぞれとが、直列に接続された、複数段圧縮機構(20)と、
    高圧の冷媒が放熱する、放熱器(44,12a)と、
    低圧の冷媒が蒸発する、蒸発器(12a,44)と、
    前記放熱器から前記蒸発器に送られる冷媒を減圧する、第1膨張機構(70)と、
    冷媒を減圧する第2膨張機構(61b)を有し、前記放熱器から前記第1膨張機構に送られる冷媒を分岐し、前記第2膨張機構により中間圧となった冷媒を、前記高段圧縮部に吸い込まれる冷媒に合流させる、インジェクション配管(61a)と、
    前記放熱器から前記第1膨張機構に送られる冷媒と、前記第2膨張機構から前記高段圧縮部に送られる前記インジェクション配管を流れる冷媒とを熱交換させる、エコノマイザ熱交換器(61)と、
    前記放熱器から前記第1膨張機構に送られる冷媒と、前記蒸発器から前記低段圧縮部に送られる冷媒とを熱交換させる、内部熱交換器(62)と、
    を備え、
    前記放熱器から前記第1膨張機構に送られる冷媒が、まず前記エコノマイザ熱交換器(61)を流れ、次に前記内部熱交換器(62)を流れるように、前記エコノマイザ熱交換器および前記内部熱交換器が配置される、
    冷凍装置(10)。
  2. 複数の前記高段圧縮部は、前記低段圧縮部から吐出された冷媒を吸入する第2段圧縮部(22)と、前記第2段圧縮部から吐出された冷媒を吸入する第3段圧縮部(23)と、前記第3段圧縮部から吐出された冷媒を吸入し前記放熱器へと冷媒を吐出する第4段圧縮部(24)とであり、
    前記低段圧縮部から吐出され前記第2段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第1冷却手段(41)と、
    前記第2段圧縮部から吐出され前記第3段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第2冷却手段(42)と、
    前記第3段圧縮部から吐出され前記第4段圧縮部に吸入される冷媒を冷やす第3冷却手段(43)と、
    をさらに備え、
    前記インジェクション配管は、前記第2膨張機構により中間圧となった冷媒を、前記第3段圧縮部に吸い込まれる冷媒に合流させる、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記第1膨張機構から前記蒸発器に送られる冷媒を、気相の冷媒と液相の冷媒とに分離する、気液分離器(80)と、
    冷媒を減圧する第3膨張機構(91)を有し、前記気液分離器の中の気相の冷媒を、前記第3膨張機構により低圧にして、前記蒸発器から前記低段圧縮部に送られる冷媒に合流させる、低圧戻し配管(91a)と、
    前記気液分離器から前記蒸発器に送られる液相の冷媒と、前記第3膨張機構で減圧されて前記低圧戻し配管を流れる冷媒とを熱交換させ、前記気液分離器から前記蒸発器に送られる冷媒を冷却する、過冷却熱交換器(90)と、
    をさらに備えた、請求項1又は2に記載の冷凍装置。
  4. 前記第1膨張機構は、冷媒の減圧時に生じる膨張エネルギーを回収する膨張機(71)を少なくとも有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置。
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