JP2013210087A - 変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速の際のトルク切れを防止し、変速時のショックやトルクが加わる第1、第2キーと第1、第2スリーブリングとの接続部の応力集中を回避し、成形製造性を向上し、耐久性・信頼性を向上させた変速機を提供する。
【解決手段】シャフト5に回転自在に装着された第1、第2ギヤ1c、2cと、ギヤ1c、2cの間のシャフト5に固定されたハブ10と、ハブ溝13に軸方向に移動自在に装着された第1、第2キー1k、2kと、ハブ外周面に軸方向に移動自在に装着されシフト操作に連動して移動される第1、第2スリーブリング1s、2sと、第1スリーブリング1sと第1キー1kを接続してキー1kをリング1sと一体的に軸方向に移動させる第1接続機構1xと、第2スリーブリング2sと第2キー2kを接続してキー2kをリング2sと一体的に軸方向に移動させる第2接続機構2xとを備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、変速の際のトルク切れを防止した変速機に関する。
変速の際のトルク切れを防止した自動車用の変速機として、変速機の出力シャフトに夫々回転自在に装着された第1ギヤ(低段ギヤ)及び第2ギヤ(高段ギヤ)と、第1ギヤと第2ギヤとの間のシャフトに固定されたハブと、ハブに夫々軸方向に移動自在且つ周方向に相対回転不能に装着された第1スリーブリング及び第2スリーブリングとを備えた変速機が知られている(特許文献1、2)。
かかる変速機においては、第1及び第2スリーブリングを共に第1ギヤ側に移動させると、第1スリーブリングに突設された第1キー(ドグ部)が第1ギヤの側面に設けられた第1ドグと係合し、第1スリーブリングのみで第1ギヤの回転をハブに伝達する状態となる。よって、トルクを伝達している第1スリーブリングをその位置から動かさずに、トルクが加わっていない第2スリーブリングのみを第2ギヤ側に移動させることができる。
第2スリーブリングを第2ギヤ側に移動させると、第2スリーブリングに突設された第2キー(ドグ部)が第2ギヤの側面に設けられた第2ドグと係合し、第2スリーブリングによって第2ギヤの回転をハブに伝達する状態となる。よって、これと同時に第1スリーブリングを第1ギヤから離間させることで、トルク切れなく第1ギヤから第2ギヤへの変速が完了する。
特表2010−510464号公報 特表2009−536713号公報
ところで、第1キーが突設された第1スリーブリング、第2キーが突設された第2スリーブリングは、トルクを伝達し、変速時の第1ドグ、第2ドグとの噛み合い衝撃に耐えなければならない。よって、高強度材料を使用し、熱処理や応力集中緩和の配慮が必要である。しかし、第1、第2スリーブリングは、リングの端面からキー(ドグ部)が突出した一体形状であるため、リングとキーとの接続部に応力が集中し易く、キーとリングとの形状差による熱歪やキーの成形製造性(切削加工等)が問題となる。
また、各スリーブリングのキーは、シャフトに固定されたハブに周方向に間隔を隔てて軸方向に沿って形成されたハブ溝に装着されており、夫々、ハブ溝に案内されて軸方向に移動するようになっている。このため、キーとスリーブリングが一体的に成形されていると、キーがハブ溝に沿って移動してギヤのドグと係合した際、ドグから受ける衝撃力やトルクによってキーとリングとを繋ぐ接続部(固定部)が変形するおそれがある。キーとリングとの接続部が変形すると、キーがハブ溝に対してこじられるように斜めに案内される状態となり、スムーズに摺動せず、耐久性・信頼性が低下してしまう。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、変速の際のトルク切れを防止した変速機において、変速時のショックやトルクが加わる第1、第2キーと第1、第2スリーブリングとの接続部の応力集中を回避し、それらを熱処理する際の熱歪の問題を解消し、成形製造性を向上し、耐久性・信頼性を向上させた変速機を提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本発明に係る変速機は、シャフトに回転自在に装着され、側面に第1ドグが突設された第1ギヤと、シャフトに回転自在に装着され、側面に第2ドグが突設された第2ギヤと、第2ギヤと第1ギヤとの間のシャフトに固定されたハブと、ハブにシャフトの軸方向に移動自在に装着され、一端が第1ドグのリーディング面と係合し、他端が第2ドグのトレーリング面と係合する第1キーと、ハブに軸方向に移動自在に装着され、一端が第1ドグのトレーリング面と係合し、他端が第2ドグのリーディング面と係合する第2キーと、ハブの外周面に軸方向に移動自在に装着され、シフト操作に連動して軸方向に移動される第1スリーブリングと、ハブの外周面に軸方向に移動自在に装着され、シフト操作に連動して軸方向に移動される第2スリーブリングと、第1スリーブリングと第1キーを接続し、第1キーを第1スリーブリングと一体的に軸方向に移動させる第1接続機構と、第2スリーブリングと第2キーを接続し、第2キーを第2スリーブリングと一体的に軸方向に移動させる第2接続機構とを備えたことを特徴とする変速機である。
本発明の変速機においては、第1接続機構は、第1スリーブリングの内周面に設けられた第1係合部と、第1キーに設けられ第1係合部が係合される第1被係合部とを有し、第2接続機構は、第2スリーブリングの内周面に設けられた第2係合部と、第2キーに設けられ第2係合部が係合される第2被係合部とを有していてもよい。
本発明の変速機においては、第1係合部は、第1スリーブリングの内周面に凸設された第1爪部から成り、第1被係合部は、第1キーに凹設され第1爪部が係合される第1溝部から成り、第2係合部は、第2スリーブリングの内周面に凸設された第2爪部から成り、第2被係合部は、第2キーに凹設され第2爪部が係合される第2溝部から成っていてもよい。
本発明の変速機においては、ハブの外周面に、周方向に間隔を隔てて軸方向に沿ったハブ溝が複数形成され、各ハブ溝に、第1キー、第2キーが周方向に交互に夫々軸方向に移動自在に装着され、第1爪部は、第1キーの第1溝部に係合されると共にハブ溝に係合され、第2爪部は、第2キーの第2溝部に係合されると共にハブ溝に係合されてもよい。
本発明の変速機においては、第1キーとハブ溝との装着クリアランスよりも、第1爪部と第1溝部との係合クリアランスの方が大きく、第2キーとハブ溝との装着クリアランスよりも、第2爪部と第2溝部との係合クリアランスの方が大きくてもよい。
本発明に係る変速機においては、シフト動作に連動して軸方向に移動される第1スリーブリングと、ハブに軸方向に移動自在に装着された第1キーとが別部品となっており、同様に、第2スリーブリングと第2キーとが別部品となっている。よって、第1、第2キーと第1、第2スリーブリングとが一体である場合に問題となる、第1、第2キーと第1、第2スリーブリングとの接続部における応力集中を回避できる。また、第1、第2キーと、第1、第2スリーブリングとを別々に成形し、熱処理できるため、成形製造性が向上すると共に、それらが一体である場合の熱歪の問題を解消できる。
また、変速時のショックやトルクが加わる第1、第2キーが、第1、第2スリーブリングから切り離されていて、第1、第2接続機構を介して第1、第2スリーブリングに接続されている。このため、第1、第2キーに加わる変速ショックやトルクは、それら第1、第2接続機構の接続ガタ(隙間)によって吸収され、第1、第2スリーブリングに伝わらない。よって、第1、第2キーに加わる変速ショックやトルクに起因する、第1、第2キーと第1、第2スリーブリングとの接続部における応力の集中が回避され、耐久性・信頼性が向上する。
本発明の一実施形態に係る変速機の概略を示す全体図である。 上記変速機の要部を示す分解斜視図である。 上記変速機の要部を示す組立斜視図である。 上記変速機の要部の一部(ハブ、第1キー、第2キー、第1スリーブリング、第2スリーブリング)の分解斜視図である。 上記変速機の一部の組立途中の斜視図である。 上記変速機の一部の組立斜視図である。 上記変速機の一部の正面断面図(輪切断面図)である。 (a)は上記変速機の要部を示す側断面図(ニュートラル状態)、(b)はニュートラル状態における第1ギヤの第1ドグ、第2ギヤの第2ドグ、第1キー、第2キーの位置関係を模式的に示す概略図である。 上記変速機による加速時シフトアップの様子を示す説明図である。(a)は第1ギヤ(1速カウンタギヤ)にシフトされている側断面図、(a1)は(a)の状態における概略図である。(b)は第1ギヤ(1速カウンタギヤ)から第2ギヤ(2速カウンタギヤ)へのシフトアップが完了する途中の側断面図、(b1)は(b)の状態における概略図である。(c)は第2ギヤ(2速カウンタギヤ)へのシフトが完了した側断面図、(c1)は(c)の状態における概略図である。 上記変速機による減速時シフトダウンの様子を示す説明図である。(a)は第2ギヤ(2速カウンタギヤ)にシフトされている側断面図、(a1)は(a)の状態における概略図である。(b)は第2ギヤ(2速カウンタギヤ)から第1ギヤ(1速カウンタギヤ)へのシフトダウンが完了する途中の側断面図、(b1)は(b)の状態における概略図である。(c)は第1ギヤ(1速カウンタギヤ)へのシフトが完了した側断面図、(c1)は(c)の状態における概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(変速機1の概要)
図1に本発明の一実施形態に係る自動車用の変速機1を模式的に示す。本実施形態に係る変速機1は、ミッションケース2に夫々ベアリング3で平行に軸支されたメインシャフト(入力軸)4とカウンタシャフト(出力軸)5とを有する。メインシャフト4は、クラッチ6を介してエンジン7のクランクシャフトに接続されており、カウンタシャフト5の端部には、デファレンシャル機構8に繋がる傘歯車9が設けられている。
メインシャフト4には、1速メインギヤ1m、2速メインギヤ2mが固設されており、カウンタシャフト5には、1速メインギヤ1mに噛合する1速カウンタギヤ1c、2速メインギヤ2mに噛合する2速カウンタギヤ2cが回転自在に装着されている。なお、実際の変速機1には、上述したギヤ1m、2m、1c、2cのみではなく、変速の段数に応じて複数のギヤが配設されている。
(変速機1の要部)
本実施形態においては、カウンタシャフト5が特許請求の範囲のシャフトに相当し、1速カウンタギヤ1cが第1ギヤに相当し、2速カウンタギヤ2cが第2ギヤに相当する。図2に変速機1の要部の分解斜視図、図3に要部の組立斜視図、図4に要部の一部の分解斜視図、図5に一部の組立途中の斜視図、図6に一部の組立斜視図、図7に一部の輪切断面図、図8(a)に要部の側断面図、図8(b)に要部の模式概略図を夫々示す。
図1、図2に示すように、第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1cの側面には第1ドグ1dが突設され、第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2cの側面には第2ドグ2dが突設されている。これら第1ギヤ1cと第2ギヤ2cとの間のシャフト(図1に示すカウンタシャフト)5には、ハブ10が固設されている。ハブ10には、第1キー1k、第2キー2kが、夫々、カウンタシャフト5の軸方向に移動自在に、且つハブ10と一体的に回転するように装着されている。また、ハブ10の外周面には、第1スリーブリング1s、第2スリーブリング2sが、夫々、カウンタシャフト5の軸方向に移動自在に、且つハブ10と一体的に回転するように装着されている。第1スリーブリング1s、第2スリーブリング2sは、シフト操作に連動して軸方向に移動される。
図2に示すように、第1スリーブリング1sと第1キー1kとは、第1接続機構1xによって接続され、第1キー1kが第1スリーブリング1sと一体的に軸方向に移動されるようになっている。同様に、第2スリーブリング2sと第2キー2kとは、第2接続機構2xによって接続され、第2キー2kが第2スリーブリング2sと一体的に軸方向に移動されるようになっている。図3に示すように、第1スリーブリング1sには、第1シフトフォーク1fが係合され、第2スリーブリング2sには、第2シフトフォーク2fが係合されている。第1シフトフォーク1fには、第1シフトロッド1rが接続され、第2シフトフォーク2fには、第2シフトロッド2rが接続されている。第1シフトロッド1r、第2シフトロッド2rは、シフト動作に連動して軸方向に移動され、夫々、第1スリーブリング1s、第2スリーブリング2sを軸方向に移動させる。なお、実際の変速機1では、変速の段数に応じて複数のギヤが配設されているため、それに応じてこれらの構成要素が複数セット配設されている。以下、これらの構成要素について説明する。
(第1ドグ1d、第2ドグ2d)
図1、図2、図8(a)に示すように、第1ギヤ1cには、第2ギヤ2cと対向する側の側面に、第1ドグ1dが突設され、第2ギヤ2cには、第1ギヤ1cと対向する側の側面に、第2ドグ2dが突設されている。第1ドグ1d、第2ドグ2dは、夫々、第1ギヤ1c、第2ギヤ2cの周方向に等間隔を隔てて、複数配設されている。本実施形態では、第1ドグ1d、第2ドグ2dは、夫々、第1ギヤ1c、第2ギヤ2cの側面に60度間隔で6個配設されているが、180度間隔で2個、120度間隔で3個、90度間隔で4個、72度間隔で5個、或いは7個以上の個数でも構わない。
図2、図8(b)に示すように、第1ドグ1dは、第1ギヤ1cの回転方向の前方面となるリーディング面(駆動歯面)1dfと、回転方向の後方面となるトレーリング面(被駆動歯面)1drとを有し、これらリーディング面1dfとトレーリング面1drとは根元から先端に向けて末広がりとなるように逆テーパー状に形成されている。同様に、第2ドグ2dは、第2ギヤ2cの回転方向の前方面となるリーディング面2dfと、回転方向の後方面となるトレーリング面2drとを有し、これらリーディング面2dfとトレーリング面2drとは根元から先端に向けて末広がりとなるように逆テーパー状に形成されている。
(ハブ10)
図1、図8(a)に示すように、第1ギヤ1cと第2ギヤ2cとの間のカウンタシャフト5には、ハブ10がカウンタシャフト5と一体回転するように、周方向に相対回転不能に装着されている。図2に示すように、ハブ10の外周面には、カウンタシャフト5の軸方向に沿って形成されたハブ溝13が、周方向に等間隔を隔てて、複数設けられている。本実施形態では、ハブ溝13の数は12本であるが、12本に限定されるものではなく、2本以上であればよい。
図4、図5、図8(a)に示すように、各ハブ溝13には、第1キー1kと第2キー2kとが、周方向に交互に係合されており、夫々、カウンタシャフト5の軸方向に移動自在となっている。各ハブ溝13は、底よりも開口が狭くなるように形成されており、カウンタシャフト5の回転によってハブ10が回転された際、遠心力を受ける第1キー1k及び第2キー2kがハブ溝13の開口から径方向外方に飛び出さないようになっている。
(第1キー1k、第2キー2k)
図4、図5に示すように、第1キー1kは、ハブ溝13に軸方向に移動自在に収容されており、図8(b)に示すように、一端に第1ドグ1dのリーディング面(駆動歯面)1dfと係合するリーディング爪(駆動歯面爪)1kfが形成され、他端に第2ドグ2dのトレーリング面(被駆動歯面)2drと係合するトレーリング爪(被駆動歯面爪)1krが形成されている。これらリーディング爪1kf、トレーリング爪1krは、夫々、リーディング面1df、トレーリング面2drと係合するように、逆テーパー状に形成されている。
同様に、第2キー2kは、ハブ溝13に軸方向に移動自在に収容されており、一端に第1ドグ1dのトレーリング面1drと係合するトレーリング爪2krが形成され、他端に第2ドグ2dのリーディング面2dfと係合するリーディング爪2kfが形成されている。これらリーディング爪2kf、トレーリング爪2krは、夫々、リーディング面2df、トレーリング面1drと係合するように、逆テーパー状に形成されている。
(第1スリーブリング1s、第2スリーブリング2s)
図4〜図6に示すように、ハブ10の外周面には、第1スリーブリング1s、第2スリーブリング2sが、ハブ10の軸方向に移動自在に且つハブ10と一体的に回転するようにハブ10の周方向に相対回転不能に、装着されている。図2、図3に示すように、第1スリーブリング1sは、第1シフトフォーク1fおよび第1シフトロッド1rにより、シフト操作に連動して軸方向に移動され、第2スリーブリング2sは、第2シフトフォーク2fおよび第2シフトロッド2rにより、シフト操作に連動して軸方向に移動される。
第1シフトロッド1r、第2シフトロッド2rは、シフト操作に連動してカウンタシャフト5と平行に移動される。第1シフトロッド1r、第2シフトロッド2rは、図示しないアクチュエータによって、或いは、運転者によるシフトレバーのシフト操作に連動するリンク機構(シフトリンケージ:図示せず)によって、カウンタシャフト5と平行に移動される。アクチュエータは、車両の走行状況に応じたコンピュータ制御により、或いは運転者によるシフトレバーのシフト操作に応じて、第1シフトロッド1r、第2シフトロッド2rを連係して移動させる。
(第1接続機構1x、第2接続機構2x)
図4〜図6に示すように、第1スリーブリング1sと第1キー1kとは、第1接続機構1xによって接続され、第2スリーブリング2sと第2キー2kとは、第2接続機構2xによって接続されている。第1接続機構1xは、第1キー1kを第1スリーブリング1sと一体的に軸方向に移動させるものであり、第2接続機構2xは、第2キー2kを第2スリーブリング2sと一体的に軸方向に移動させるものである。
第1接続機構1xは、第1スリーブリング1sの内周面に設けられた第1係合部1xaと、第1キー1kに設けられ、第1係合部1xaが係合される第1被係合部1xbとから構成されている。第1係合部1xaは、第1スリーブリング1sの内周面に、周方向に等間隔を隔てて凸設された第1爪部1xAから成る。第1爪部1xAは、第1キー1kの数(6本)に合わせて、第1スリーブリング1sの内周面に60度間隔で6個凸設されている。なお、第1キー1kの数が変動した場合、それに合わせて第1爪部1xAの数も変動する。第1被係合部1xbは、第1キー1kに凹設された第1溝部1xBから成る。第1溝部1xBは、第1キー1kに、第1スリーブリング1sの内周面が対向する部分に位置して、軸方向と直交する方向に沿って形成されている。この第1溝部1xBに、第1爪部1xAが係合される。
詳しくは、図5に示すように、ハブ溝13に周方向に一つおきに第1キー1kを中程まで装着し、ハブ10の端面から突出した各第1キー1kに第1スリーブリング1sを第1爪部1xAが第1キー1kと干渉しないように位相をずらして被せる。この状態から、第1スリーブリング1sを回動させることで各第1爪部1xAを各第1溝部1xBに係合させ、その後、第1スリーブリング1sを軸方向にハブ10の外周面まで移動させることで、図6に示すように各第1キー1kをハブ溝13内に収容する。これにより、治具を用いずに、第1キー1kおよび第1スリーブリング1sをハブ10に、容易に組み付けることができる。また、図6の状態において、第1爪部1xAは、第1キー1kの第1溝部1xBに係合されるのみならず、図7に示すように、根元の部分がハブ溝13にも係合される。これにより、第1スリーブリング1sは、ハブ10に対して相対回転不能となり、ハブ10と一対的に回転することになる。なお、ハブ10の外周面に軸方向に沿って凸部または凹部を形成すると共に、第1スリーブリング1sの内周面に凹部又は凸部を形成し、それらを係合することで、第1スリーブリング1sをハブ10と一体的に回転させ且つ軸方向に移動自在としてもよい。
同様に、図4に示す第2接続機構2xは、第2スリーブリング2sの内周面に設けられた第2係合部2xaと、第2キー2kに設けられ、第2係合部2xaが係合される第2被係合部2xbとから構成されている。第2係合部2xaは、第2スリーブリング2sの内周面に、周方向に等間隔を隔てて凸設された第2爪部2xAから成る。第2爪部2xAは、第2キー2kの数(6本)に合わせて、第2スリーブリング2sの内周面に60度間隔で6個凸設されている。なお、第2キー2kの数が変動した場合、それに合わせて第2爪部2xAの数も変動する。第2被係合部2xbは、第2キー2kに凹設された第2溝部2xBから成る。第2溝部2xBは、第2キー2kに、第2スリーブリング2sの内周面が対向する部分に位置して、軸方向と直交する方向に沿って形成されている。この第2溝部2xBに、第2爪部2xAが係合される。
詳しくは、図5に示すように、ハブ溝13に周方向に一つおきに第2キー2kを中程まで装着し、ハブ10の端面から突出した各第2キー2kに第2スリーブリング2sを第2爪部2xAが第2キー2kと干渉しないように位相をずらして被せる。この状態で、第2スリーブリング2sを回動させることで各第2爪部2xAを各第2溝部2xBに係合させ、その後、第2スリーブリング2sを軸方向にハブ10の外周面まで移動させることで、図6に示すように各第2キー2kをハブ溝13内に収容する。これにより、治具を用いずに、第2キー2kおよび第2スリーブリング2sをハブ10に、容易に組み付けることができる。また、図6の状態において、第2爪部2xAは、第2キー2kの第2溝部2xBに係合されるのみならず、根元の部分がハブ溝13にも係合される。これにより、第2スリーブリング2sは、ハブ10に対して相対回転不能となり、ハブ10と一対的に回転することになる。なお、ハブ10の外周面に軸方向に沿って凸部または凹部を形成すると共に、第2スリーブリング2sの内周面に凹部又は凸部を形成し、それらを係合することで、第2スリーブリング2sをハブ10と一体的に回転させ且つ軸方向に移動自在としてもよい。
(加速時シフトアップ)
図8、図9を用いて、上述した変速機1の加速時シフトアップについて説明する。図8(a)は変速機1の要部を示す側断面図(ニュートラル状態)、図8(b)はニュートラル状態における第1ギヤ1cの第1ドグ1d、第2ギヤ2cの第2ドグ2d、第1キー1k、第2キー2kの位置関係を模式的に示す概略図である。図9(a)は第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1cにシフトされている側断面図、図9(a1)は図9(a)の状態における第1ギヤ1cの第1ドグ1d、第2ギヤ2cの第2ドグ2d、第1キー1k、第2キー2kの位置関係を模式的に示す概略図である。図9(b)は第1ギヤ1cから第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2cへのシフトアップが完了する途中の側断面図、図9(b1)は図9(b)の状態における概略図である。図9(c)は第2ギヤ2cへのシフトが完了した側断面図、図9(c1)は図9(c)の状態における概略図である。
図8のニュートラル状態の第1シフトロッド1r、第2シフトロッド2rを共に第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1c側に移動(シフト)すると、図9(a)に示すように、第1シフトフォーク1fに係合された第1スリーブリング1sに第1接続機構1xを介して接続された第1キー1kが第1ギヤ1c側に移動し、第2シフトフォーク2fに係合された第2スリーブリング2sに第2接続機構2xを介して接続された第2キー2kが第1ギヤ1c側に移動する。そして、図9(a1)に示すように、第1キー1kのリーディング爪1kfが、第1ギヤ1cの第1ドグ1dのリーディング面1dfと係合する。これにより、1速の状態となり、エンジン加速時にトルクが第1キー1kによって伝達され、第2キー2kにはトルクが加わっていない(トルクフリー)。
加速時に、図9(a)の1速の状態から2速に変速する際には、図9(b)に示すように、第1シフトロッド1rを移動させることなく、第2シフトロッド2rのみを第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2c側に移動(シフト)する。これにより、トルクが掛かっている第1キー1kは移動せず第1ドグ1dに係合した状態のまま、図9(b1)に示すように、トルクフリーの第2キー2kのみが第2ギヤ2c側に移動される。すると、第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2cが第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1cよりも速く回っているため、第2ギヤ2c側に移動された第2キー2kのリーディング爪2kfに、第2ギヤ2cの第2ドグ2dのリーディング面2dfが係合する。すなわち、ギヤ比の関係で第1キー1kおよび第2キー2kから見た第2ギヤ2cの相対回転方向は図9(b1)の矢印A方向となるため、第2ドグ2dのリーディング面2dfが第2キー2kのリーディング爪2kfに係合する。この係合により、2速の状態となり、トルクが第2キー2kによって伝達される。
ここで、図9(b1)に示すように、第2ドグ2dのリーディング面2dfが第2キー2kのリーディング爪2kfに係合した瞬間、即ち、1速から2速にシフトアップした瞬間、1速と2速のギヤ比に応じてエンジン回転数(rpm)が落ちる。このため、第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1cの回転数が低下し、第1キー1kおよび第2キー2kから見た第1ギヤ1cの相対回転方向が図9(c1)の矢印B方向となり、第1ドグ1dのリーディング面1dfが第1キー1kのリーディング爪1kfから離間する。これにより、第1キー1kによる1速状態でのトルクの伝達が終了する。第1ギヤ1cの回転により第1ドグ1dが第1キー1kから離間したのと同時に、図9(c)に示すように、第1シフトロッド1rを第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2c側に移動(シフト)する。これにより、図9(c1)に示すように、第1キー1kが第2ギヤ2c側に移動され、第1キー1kと第1ドグ1dとの干渉が回避され、1速から2速へのトルク切れのないシフトアップが完了する。
(減速時シフトダウン)
図10を用いて、上述した変速機1の減速時シフトダウンについて説明する。図10(a)は第2ギヤ2cにシフトされている側断面図、図10(a1)は図10(a)の状態における第1ギヤ1cの第1ドグ1d、第2ギヤ2cの第2ドグ2d、第1キー1k、第2キー2kの位置関係を模式的に示す概略図である。図10(b)は第2ギヤ2cから第1ギヤ1cへのシフトダウンが完了する途中の側断面図、図10(b1)は図10(b)の状態における概略図である。図10(c)は第1ギヤ1cへのシフトが完了した側断面図、図10(c1)は図10(c)の状態における概略図である。
図10(a)、図10(a1)は、図9(c)、図9(c1)に示す2速でエンジン加速状態から、エンジン減速状態となった場合を示す。減速状態となると、車両の車輪によってエンジンが回されるエンジンブレーキ状態となるため、図9(c1)に示すようにそれまで第2ドグ2dのリーディング面2dfが第2キー2kのリーディング爪2kfに係合していた状態から、図10(a1)に示すように第2ドグ2dのトレーリング面2drが第1キー1kのトレーリング爪1krと係合する状態となる。従って、第1キー1kによってトルクが伝達され、第2キー2kがトルクフリーの状態となる。
このため、減速時に、図10(a)の2速の状態から1速に変速する際には、図10(b)に示すように、第1シフトロッド1rを移動させることなく、第2シフトロッド2rのみを第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1c側に移動(シフト)する。これにより、トルクが掛かっている第1キー1kは移動せず第2ドグ2dに係合した状態のまま、図10(b)に示すように、第2シフトフォーク2fに係合された第2スリーブリング2sに第2接続機構2xを介して接続された第2キー2k(トルクフリー状態)のみが第1ギヤ1c側に移動される。すると、第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1cが第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2cよりも遅く回っているため、第1ギヤ1c側に移動された第2キー2kのトレーリング爪2krに、第1ギヤ1cの第1ドグ1dのトレーリング面1drが係合する。すなわち、ギヤ比の関係で第1キー1kおよび第2キー2kから見た第1ギヤ1cの相対回転方向は図10(b1)の矢印C方向となるため、第1ドグ1dのトレーリング面1drが第2キー2kのトレーリング爪2krに係合する。この係合により、1速の状態となり、トルクが第2キー2kによって伝達される。
ここで、図10(b1)に示すように、第1ドグ1dのトレーリング面1drが第2キー2kのトレーリング爪2krに係合した瞬間、即ち、2速から1速にシフトダウンした瞬間、1速と2速のギヤ比に応じてエンジン回転数(rpm)が上がる。このため、第2ギヤ(2速カウンタギヤ)2cの回転数が上昇し、第1キー1kおよび第2キー2kから見た第2ギヤ2cの相対回転方向が図10(c1)の矢印D方向となり、第2ドグ2dのトレーリング面2drが第1キー1kのトレーリング爪1krから離間する。これにより、第1キー1kによる2速状態でのトルクの伝達が終了する。第2ギヤ2cの回転により第2ドグ2dが第1キー1kから離間したのと同時に、図10(c)に示すように、第1シフトロッド1rを第1ギヤ(1速カウンタギヤ)1c側に移動(シフト)する。これにより、図10(c1)に示すように、第1キー1kが第1ギヤ1c側に移動され、第1キー1kと第2ドグ2dとの干渉が回避され、2速から1速へのトルク切れのないシフトダウンが完了する。
(作用・効果)
本実施形態に係る変速機1においては、図2に示すように、シフト操作に連動して軸方向に移動される第1スリーブリング1sと、ハブ10のハブ溝13に軸方向に移動自在に装着された第1キー1kとが別部品となっており、同様に、第2スリーブリング2sと第2キー2kとが別部品となっている。よって、第1、第2キー1k、2kと第1、第2スリーブリング1s、2sとが一体である場合に問題となる、第1、第2キー1k、2kと第1、第2スリーブリング1s、2sとの接続部における応力集中を回避できる。また、第1、第2キー1k、2kと、第1、第2スリーブリング1s、2sとを別々に成形し、熱処理することで、成形製造性が向上すると共に、従来問題となっていたリングからキーが突出した形状に起因する熱歪の問題を解消できる。
また、変速時に第1、第2ドグ1d、2dと噛み合うことで変速ショックやトルクが加わる第1、第2キー1k、2kは、第1、第2スリーブリング1s、2sから切り離されていて、第1、第2接続機構1x、2xを介して第1、第2スリーブリング1s、2sに接続されている。このため、第1、第2キー1k、2kに加わる変速ショックやトルクは、それら第1、第2接続機構1x、2xの接続ガタ(隙間)によって吸収され、第1、第2スリーブリング1s、2sに伝わらない。この結果、耐久性・信頼性が向上する。すなわち、第1、第2キー1k、2kに加わる変速ショックやトルクは、第1、第2接続機構1x、2xの接続ガタ(第1爪部1xAと第1溝部1xBとの係合隙間、第2爪部2xAと第2溝部2xBとの係合隙間)によって吸収され、第1、第2スリーブリング1s、2sに伝わらない。
詳述すると、変速ショックやトルクが入力される第1キー1kと、その第1キー1kが軸方向に移動自在に装着されるハブ溝13の溝面との間には、装着クリアランス(第1キー1kがハブ溝13内を軸方向に摺動するために必要なクリアランス)が設定されている。そして、この装着クリアランスよりも、第1スリーブリング1sの第1爪部1xAと第1キー1kの第1溝部1xBの溝面との間の係合クリアランスの方が大きく設定されている。これにより、第1キー1kが変速ショック等によってハブ溝13内を上記装着クリアランスの範囲で移動しても(暴れても)、第1爪部1xAと第1溝部1xBとが強く当たって双方または一方が損傷することはない。同様に、第2キー2kとハブ溝13との装着クリアランスよりも、第2爪部2xAと第2溝部2xBとの係合クリアランスの方が大きく設定されており、第2キー2kが上記装着クリアランスの範囲でハブ溝13内で暴れても、第2爪部2xAと第2溝部2xBとが強く当たって双方または一方が損傷しないようになっている。
この結果、第1、第2キー1k、2kに加わる変速ショックやトルクは、全てハブ溝13の溝面に受け止められハブ10を介してカウンタシャフト5に伝わることになり、第1、第2スリーブリング1s、2sに伝わらない。このため、第1、第2キー1k、2kに加わる変速ショックやトルクに起因する、第1、第2キー1k、2kと第1、第2スリーブリング1s、2sとの接続部における応力の集中が回避される。また、第1、第2キー1k、2kに加わる変速ショックやトルクによって、第1爪部1xAと第1溝部1xBの係合部分、第2爪部2xAと第2溝部2xBの係合部分が損傷することはなく、耐久性・信頼性が向上する。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。例えば、第1ギヤ、第2ギヤは、変速機のカウンタシャフト(出力軸)ではなく、メインシャフト(入力軸)に装着されていてもよい。また、第1、第2接続機構を構成する第1、第2係合部と、第1、第2被係合部との凸凹形状は逆でもよい。
本発明は、変速の際のトルク切れを防止した変速機に利用できる。
1 変速機
5 シャフト(カウンタシャフト)
1c 第1ギヤ(1速カウンタギヤ)
2c 第2ギヤ(2速カウンタギヤ)
10 ハブ
13 ハブ溝
1d 第1ドグ
1df リーディング面
1dr トレーリング面
2d 第2ドグ
2df リーディング面
2dr トレーリング面
1k 第1キー
1kf リーディング爪
1kr トレーリング爪
2k 第2キー
2kf リーディング爪
2kr トレーリング爪
1s 第1スリーブリング
2s 第2スリーブリング
1x 第1接続機構
1xa 第1係合部
1xA 第1爪部
1xb 第1被係合部
1xB 第1溝部
2x 第2接続機構
2xa 第2係合部
2xA 第2爪部
2xb 第2被係合部
2xB 第2溝部

Claims (5)

  1. シャフトに回転自在に装着され、側面に第1ドグが突設された第1ギヤと、
    前記シャフトに回転自在に装着され、側面に第2ドグが突設された第2ギヤと、
    該第2ギヤと前記第1ギヤとの間の前記シャフトに固定されたハブと、
    該ハブに前記シャフトの軸方向に移動自在に装着され、一端が前記第1ドグのリーディング面と係合し、他端が前記第2ドグのトレーリング面と係合する第1キーと、
    前記ハブに軸方向に移動自在に装着され、一端が前記第1ドグのトレーリング面と係合し、他端が前記第2ドグのリーディング面と係合する第2キーと、
    前記ハブの外周面に軸方向に移動自在に装着され、シフト操作に連動して軸方向に移動される第1スリーブリングと、
    前記ハブの外周面に軸方向に移動自在に装着され、シフト操作に連動して軸方向に移動される第2スリーブリングと、
    前記第1スリーブリングと前記第1キーを接続し、前記第1キーを前記第1スリーブリングと一体的に軸方向に移動させる第1接続機構と、
    前記第2スリーブリングと前記第2キーを接続し、前記第2キーを前記第2スリーブリングと一体的に軸方向に移動させる第2接続機構とを備えたことを特徴とする変速機。
  2. 前記第1接続機構は、前記第1スリーブリングの内周面に設けられた第1係合部と、前記第1キーに設けられ前記第1係合部が係合される第1被係合部とを有し、
    前記第2接続機構は、前記第2スリーブリングの内周面に設けられた第2係合部と、前記第2キーに設けられ前記第2係合部が係合される第2被係合部とを有することを特徴とする請求項1に記載の変速機。
  3. 前記第1係合部は、前記第1スリーブリングの内周面に凸設された第1爪部から成り、
    前記第1被係合部は、前記第1キーに凹設され前記第1爪部が係合される第1溝部から成り、
    前記第2係合部は、前記第2スリーブリングの内周面に凸設された第2爪部から成り、
    前記第2被係合部は、前記第2キーに凹設され前記第2爪部が係合される第2溝部から成ることを特徴とする請求項2に記載の変速機。
  4. 前記ハブの外周面に、周方向に間隔を隔てて軸方向に沿ったハブ溝が複数形成され、
    各ハブ溝に、前記第1キー、第2キーが周方向に交互に夫々軸方向に移動自在に装着され、
    前記第1爪部は、前記第1キーの第1溝部に係合されると共に前記ハブ溝に係合され、
    前記第2爪部は、前記第2キーの第2溝部に係合されると共に前記ハブ溝に係合されたことを特徴とする請求項3に記載の変速機。
  5. 前記第1キーと前記ハブ溝との装着クリアランスよりも、前記第1爪部と前記第1溝部との係合クリアランスの方が大きく、
    前記第2キーと前記ハブ溝との装着クリアランスよりも、前記第2爪部と前記第2溝部との係合クリアランスの方が大きいことを特徴とする請求項4に記載の変速機。
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