JP2013209215A - カール矯正機構を備えた液体吐出装置及びカール矯正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェット記録装置1は、用紙Pにインクを吐出して画像を形成する液体吐出ヘッド4と、用紙Pに発生するカールを矯正するカール矯正機構2と、該カール矯正機構2によりカールが矯正された用紙Pが積み重なって収納される排出トレイ11と、該排出トレイ11に収納された用紙Pの積載方向の厚みを計測する計測手段と、カール矯正機構2を制御する制御手段8を備えている。制御手段8は、計測手段により計測された積載方向の厚みが閾値以上の場合に、積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された用紙Pのカール矯正度合を大きくさせるようにカール矯正機構2を制御する。
【選択図】 図6
Description
ここで、画像形成の開始から画像が記録された記録媒体の全てが排紙トレイに排出されるまでの時間であるスループットの短縮化を考慮すると、少量のカールが記録媒体に残存していても、記録媒体を排出してスループットを短縮するのが望ましい。しかし、これでは最上位に位置する記録媒体と記録媒体の排出口とが接近している場合に、該最上位の記録媒体と続いて排出される記録媒体とが衝突する可能性は解消されない。
本発明の目的は、記録媒体に画像を形成して排出トレイに排出する場合において、排出トレイに積載される最上位の記録媒体と続いて排出トレイに排出される記録媒体とが衝突することを抑制することにある。
前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された記録媒体のカール矯正度合を大きくさせるように前記カール矯正機構を制御する。
図1は、インクジェット記録装置の全体構成を示す図である。インクジェット記録装置1は直方体状の筐体10を有し、該筐体10の上部には、排出トレイ11が設けられている。該排出トレイ11は、筐体10に設けられた排出口14の下方に位置して、後記の如く、該排出トレイ11には、該排出口14から排出された印刷済みの用紙Pが積み重なって収納される。筐体10内には、上方から下方に向かって、液体吐出ヘッド4、搬送ユニット5、給紙ユニット6、タンク群7が配置されている。液体吐出ヘッド4は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各インクの液滴を用紙Pに吐出する。搬送ユニット5は、インクが吐出された用紙Pを水平に搬送し、そのまま水平に搬送するか、或いは排出トレイ11に送る。筐体10の側面であって、搬送ユニット5による水平移行路上には開口16が開設されている。筐体10の外側であって、開口16の下側にはファイスアップ排出トレイ15が設けられている。フェイスアップ排出トレイ15は筐体10の側面との接点Xを中心として回転自在に設けられ、用紙Pが載置される載置面15aを設けている。図1に示すように、載置面15aが上を向いた状態をフェイスアップ排出トレイ15の開き状態、フェイスアップ排出トレイ15が開き状態から接点Xを中心として反時計方向に回転し、載置面15aが筐体10の側面に対向した状態をフェイスアップ排出トレイ15の閉じ状態と呼ぶ。
これに対し、フェイスアップ排出トレイ15には、インクが吐出された面が上側になって用紙Pが排出される。即ち、フェイスアップ排出トレイ15はフェイスアップ印刷に対応している。
給紙ユニット6は、搬送ユニット5に用紙Pを供給する。タンク群7は、各色のインクを貯蔵した複数個のタンク70を水平に並べて構成される。搬送ユニット5の下流側であって、液体吐出ヘッド4の上流側には、インクの吐出に先立ち、処理液を用紙Pに吐出する処理液ヘッド4aが設けられている。ここで、処理液とは、インクが用紙Pに吐出される前に、用紙Pに塗布されて、インクの成分を凝集又は析出させるものであり、これにより高い印刷品質を維持し又は画質を向上させる。前記タンク群7には、処理液を貯蔵した処理液タンク70aも含まれる。
筐体10の上面には、コントローラ8に電気的に接続された操作パネル12が設けられている。使用者は該操作パネル12を操作して、上記の排出トレイ11又はフェイスアップ排出トレイ15の何れに用紙Pを排出するかを切り換えることができる。
搬送ユニット5は、図1中の用紙Pを左から右に搬送する機構である。以下の記載では、印刷領域において用紙Pを搬送する方向を副走査方向、水平面内において該副走査方向と直交する方向を主走査方向と呼ぶ。
円弧形のガイド52aは、ガイド52及びガイド52bに対して着脱自在に設けられている。ガイド52aは図1に示す仮想点Yを中心として回転自在に設けられ、ガイド52aとフェイスアップ排出トレイ15は夫々専用のモータ(図示せず)によって独立して回転する。
搬送方向上流側の搬送ローラ対51によって搬送力を付与された用紙Pは、プラテン50の上面に支持されつつ搬送される。プラテン50を通過した用紙Pは、搬送方向下流側の搬送ローラ対51aによって搬送力を付与される。
フェイスダウン印刷又はフェイスアップ印刷の何れを実行するかにより、プラテン50を通過した後の用紙Pの搬送路は、以下の如く異なる。
図2(b)に示すように、フェイスアップ排出トレイ15の開き状態であって、フェイスアップ印刷された用紙Pをフェイスアップ排出トレイ15に送る際には、ガイド52aは、仮想点Yを中心として下向きに回転し、ガイド52b及びガイド52から外れた位置に配置される。搬送ローラ対51aによって搬送された用紙Pは、開口16を通ってフェイスアップ排出トレイ15の載置面15aに搬送される。即ち、ガイド52aは用紙Pがフェイスアップ排出トレイ15に搬送されることに対して障害とはならない。
液体吐出ヘッド4は、主走査方向に延びた直方体状のラインヘッドであって、その下面はインクを吐出する多数の液体吐出孔が形成されたノズル面40である。各液体吐出ヘッド4は、吐出すべきインクの色に対応したタンク70にチューブ(図示せず)を介して接続される。ノズル面40の液体吐出口からはインクが液滴状に吐出され、該吐出されるインクの液滴にはその径のサイズに応じて、大滴、中滴、小滴の3種類がある。
前記搬送ユニット5の一部と後記のヒータ20とで、カール矯正機構2が構成される。印刷済みの用紙Pのカール量が一定以上の大きさであると、排出された印刷済みの用紙Pが整然と積み重ならず、用紙Pが折れ又は曲がる等の不具合が発生する。このカール矯正機構2は、印刷済みの用紙Pのカール量を一定未満の大きさに矯正してから、排出トレイ11に排出するためのものである。
図3は、カール矯正機構2の詳細な構成を示す図である。前記送りローラ対53は、互いに接近する向きに付勢された2つの送りローラ53aから構成される。各送りローラ53aはガイド52に開設された孔(図示せず)を通って用紙Pの搬送路に侵入し、両送りローラ53aにて用紙Pを挟持して搬送する。各送りローラ53aはモータMに接続されて、該モータMによって回転される。
両送りローラ53aにて用紙Pを挟持して搬送途中に、モータMを回転停止させると、用紙Pは搬送路上で停止し、用紙Pを上下に真っ直ぐ伸ばした状態で、用紙Pの形状を保持しつつ待機した待機状態となる。この待機状態を所定時間だけ続けることにより、用紙P上のインクが乾燥して、用紙Pのカールが矯正される。該待機状態を続ける所定時間を待機時間と呼ぶ。
また、印刷済みの用紙Pを待機時間だけ待機させるのではなく、モータMを低速で回転させ、用紙Pを低速で搬送することによって、カールを矯正することもできる。低速搬送中に用紙P上のインクが乾燥するからである。
さらに、送りローラ53aの側方にはヒータ20が配置されている。該ヒータ20から温風が吹き出されると、各送りローラ53aによって搬送される用紙Pが温風にさらされて加熱される。用紙Pが待機状態を続けている間、または、低速で搬送されている間、ヒータ20から温風を吹き出すと、用紙Pの乾燥が促進される。つまり、用紙Pのカールの矯正が促進される。
なお、カール矯正機構2において、ヒータ20は必須のものではない。つまり、用紙Pを待機状態にすることのみによってカールを矯正するようにしてもよいし、低速で搬送することのみによってカールを矯正するようにしてもよい。
図4は、排出トレイ11の近傍構成を示す図である。尚、該構成はフェイスアップ排出トレイ15も同様に備えているが、説明の便宜上、排出トレイ11について説明する。
排出トレイ11は、上下に延びた垂直壁11aと該垂直壁11aの下端から斜め上向きに延びる底板11bを備える。垂直壁11aの上端は排出口14の下端に位置しており、該垂直壁11aの上端から底板11bの最下位の地点までの距離をLとする。筐体10の内側にて、底板11bの上側には振り子機構3が設けられている。
該振り子機構3は、垂直壁11aの上方にて筐体10に取り付けられた回転中心軸31と、排出口14から底板11bに排出された用紙Pの上に接する当接子30と、回転中心軸31と当接子30を連結する連結棒32とによって構成されている。当接子30と連結棒32は回転中心軸31を中心として回転自在であり、連結棒32は排出口14から排出される用紙Pの底板11bへの落下を妨害しないように、排出口14に対し、常に用紙Pの排出側に位置する。排出口14から排出された用紙Pは、底板11b又は先に排出された用紙Pの上を底板11bに沿って斜め上向きに滑った後に、当接子30に接して該当接子30を用紙Pの厚み分だけ持ち上げる。回転中心軸31には角度センサ(図示せず)が設けられ、該角度センサはカウンタ33に接続される。連結棒32と水平線の成す角度をθとする。用紙Pが底板11bに積載されると、当接子30が上昇して、回転中心軸31が回転する。これにより、角度θの値が変化するから、カウンタ33は該角度の変化量から用紙Pの積載方向(鉛直方向、又は排出トレイ11に積み重なって積載された紙の厚み方向)に沿う積載厚みを求めることができる。即ち、振り子機構3とカウンタ33とによって、本発明における「計測手段」を構成する。なお、カウンタ33については、後述する制御手段80に含められていてもよい。
また、画像データには、印刷すべき画像がモノクロ印刷かカラー印刷かを示すフラグ、用紙P上の画素領域に吐出するインクの液滴の大きさ及び量を演算する基準となるベクタイメージデータ等が含まれる。また、パラメータ判別手段81には、複数個の印刷ジョブが連続して入力されることもある。
図6は、コントローラ8の内部構成を示すブロック図である。コントローラ8は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、不揮発性メモリとを含んでいる(いずれも不図示)。コントローラ8は各機能部として、前記印刷ジョブ及び使用者から操作パネル12を介して入力されたデータが一旦入力される記憶部83と、該記憶部83に接続されたパラメータ判別手段81と、該パラメータ判別手段81に接続された制御手段80と、該制御手段80に接続されて、排出トレイ11又はフェイスアップ排出トレイ15に排出される用紙Pの積載厚みに対する閾値を格納した積載厚み閾値格納手段84とを備える。
前記制御手段80は、モータMに待機時間を設定する待機時間設定手段82を有している。即ち、図6に示すコントローラ8では、カール矯正量の一例として待機時間を用いる。
パラメータ判別手段81は、印刷ジョブ又は使用者からのデータに含まれるパラメータを読み取って該パラメータの内容を判別する。制御手段80は液体吐出ヘッド4の吐出動作を司り、またパラメータ判別手段81が判別したパラメータの内容に基づいて、待機時間設定手段82に待機時間を設定させる。
排出トレイ11に積載された印刷済みの用紙Pの積載厚みの値が小さい場合は、最上位の用紙Pと排出口14との上下距離(図1のL1)が長い。従って、排出口14から排出される用紙Pに多少のカール量が残存していても、該用紙Pが排出トレイ11上の最上位の用紙Pと衝突する可能性は少ない。故に、排出トレイ11に排出される用紙Pのカール矯正度合は小さくてもよい。
これに対し、排出トレイ11に用紙Pが多数積み重なり、用紙Pの積載厚みが厚い状態では、最上位に位置する用紙Pと排出口14とが接近する。従って、最上位の用紙Pのカール量が少量であっても、該最上位の用紙Pは続いて排出される用紙Pと衝突し、該用紙Pが折れ又は曲がる等の可能性が大きい。これを防ぐべく、排出トレイ11上に排出された用紙Pの積載厚みが所定の厚み以上となれば、用紙Pへの待機時間を長くして、カール矯正度合を大きくしている。
該テーブルT0内では、積載厚みが、積載厚み閾値格納手段84内の閾値である5cm未満では、待機時間の値は一定時間T、具体的には0.5secに設定されている。この一定時間Tの値は、用紙Pの積載厚みが閾値である5cmにおける待機時間の値よりも短い値である。尚、図7における待機時間、及び積載厚みの値は説明の便宜上のものであって、これらに限定されない。
以下に、コントローラ8の具体的な動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。
記憶部83を介して、パラメータ判別手段81に印刷ジョブが入力されると、制御手段80は排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みを計測し始める。
カウンタ33から排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みNの値が入力されると(ステップS1)、制御手段80は積載厚み閾値格納手段84から閾値を読み出す。次に、制御手段80は該用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上か否かを判別する(ステップS2)。用紙Pの積載厚みの値が閾値未満であれば、制御手段80は待機時間設定手段82にその旨の情報を伝え、該待機時間設定手段82は待機時間を一定時間Tに設定する(ステップS3)。該待機時間設定手段82は、カール矯正機構2を一定時間Tだけ待機させる(ステップS5)。具体的には、制御手段80が印刷データに係る用紙Pに対し液体吐出ヘッド4からのインク吐出が完了したことを検出すれば、待機時間設定手段82はインク等が吐出された用紙Pがガイド52の所定位置に停止するように、一定時間TだけモータMの回転を停止させる。
ステップS2にて、用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上であれば、制御手段80は待機時間設定手段82にその旨の情報を伝え、該待機時間設定手段82は待機時間を用紙Pの積載厚みNの値に応じた時間に設定する(ステップS4)。待機時間設定手段82は自らのテーブルT0から、用紙Pの積載厚みNの値に応じた待機時間を読み出し、カール矯正機構2を待機時間だけ待機させる(ステップS5)。この場合、設定される待機時間は用紙Pの積載厚みNの値が大きくなるにつれ、段階的に長くなる。
待機時間経過後は、待機時間設定手段82は再びモータMを回転させ、カールが矯正された印刷済みの用紙Pを排出トレイ11に排出する(ステップS6)。
前記の実施形態に係るインクジェット記録装置1では、排出トレイ11に積載される用紙Pの、積載厚みの値が閾値以上となるか否かで待機時間を変更していた。しかし、これに代えて、排出口14と排出トレイ11に積載された最上位の用紙Pとの間の距離L1(図1参照)に基づいて待機時間を変更することもできる。即ち、距離L1が長いときは、排出トレイ11に積載された用紙Pの枚数が少ないから、排出される用紙Pのカール量は大きくても、積載された用紙Pに衝突する可能性は小さい。即ち、待機時間は短くてもよい。
逆に、距離L1が短いときは、排出トレイ11に積載された用紙Pの枚数が多いから、待機時間は長くする必要がある。この距離L1は、前記の垂直壁11aの上端から底板11bの最下位の地点までの距離Lから、積載厚みNの値を減ずることにより求められる。前記距離Lの値は例えば制御手段80内に格納され、該制御手段80が距離Lと積載厚みNの値とに基づいて距離L1を求めることにより、上記と同様の動作を実行することができる。
排出口14から排出される印刷済みの用紙Pは、排出口14から排出されてから、排出トレイ11内に落下完了するまでに落下時間が掛かる。この落下時間分、用紙Pは乾燥するが、排出口14から最上位の用紙Pまでの距離L1が短ければ乾燥する時間も短い。従って、制御手段8は該落下時間も考慮して用紙Pの待機時間を変更して、カールを十分に矯正している。
前記の如く、使用者の操作パネル12への入力により、フェイスアップ印刷とフェイスダウン印刷とを選択的に切り換えることができる。フェイスアップ印刷の場合は、用紙Pは膨らみが上を向きようにカールするから、用紙Pはカールした後に、自重でカール矯正される。これに対し、フェイスダウン印刷の場合は、用紙Pは膨らみが下を向くようにカールするから、用紙Pの自重によるカール矯正がされ難い。従って、フェイスダウン印刷時はフェイスアップ印刷よりも、カール矯正度合を大きくする、即ち用紙Pの待機時間を長くする。
ステップS20にて、フェイスアップ印刷を行うと判断されれば、制御手段80は待機時間設定手段82にその旨の情報を伝える。該待機時間設定手段82は、フェイスアップ印刷に対応した待機時間をカール矯正機構2に設定する。待機時間設定手段82は、第1のテーブルから待機時間を読み出して、フェイスダウン印刷に比して短い待機時間をモータMに設定する(ステップS21)。
この後に、制御手段80及び待機時間設定手段82は、前記のステップS1からステップS6までの工程を実行する(ステップS23)。即ち、用紙Pの積載厚みに応じて第1のテーブル又は第2のテーブルから待機時間を読み出して、カール矯正機構2を該待機時間だけ待機させる。
フェイスダウン印刷の場合はフェイスアップ印刷に比して、用紙Pのカールを矯正するのに時間が掛かる。従って、この場合は待機時間を長く設定して、カール矯正度合を大きくしている。
前記の如く、印刷ジョブ内の画像データ内には、用紙P上の画素領域に吐出するインクの液滴の大きさ及び量を演算する基準となるベクタイメージデータが含まれる。該ベクタイメージデータをラスタイメージデータに変換することにより、インク吐出データを作成することができる。図11(a)〜(d)は、インク吐出データを示す図である。該インク吐出データは、用紙P上に仮想的に定められたブロック毎又は画素領域毎に吐出するインクの液滴の大きさ及び量を示す。図11(a)〜(d)ではインクの液滴の大きさである前記の大滴をL、中滴をM、小滴をSで示す。インク吐出データは前記の如く、インクの色であるブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応して作成され、図11(a)はブラック、(b)はシアン、(c)はマゼンタ、(d)はイエローに対応したインク吐出データを示す。
図11(a)〜(d)に示すブロック毎又は画素領域毎に吐出する各色のインク液滴の大きさ及び量を加算し、全てのブロック又は画素領域のインク液滴の大きさ及び量を総和すれば、用紙P全体に吐出するインクの量が判る。インクの吐出量が多ければ、インクを十分に乾燥させてカール量を抑える必要がある。逆に、インクの吐出量が少なければ、インクは早く乾燥する。
そこで、本実施形態のインクジェット記録装置では、先ず印刷ジョブ内の画像データに含まれる用紙Pへのインクの吐出量が多いか少ないかを判別する。即ち、本実施形態では、パラメータ判別手段81が判別するパラメータは、用紙Pへのインクの吐出量である。
用紙Pへのインクの吐出量が多い場合は、インクを十分に乾燥させてカール量を抑える必要があるから、用紙Pへのインクの吐出量が少ない場合に比して、待機時間を長くする必要がある。従って、同じ積載厚みの場合は、第4のテーブル内の待機時間の値は、第3のテーブル内の待機時間の値よりも大きい。以下、本実施形態におけるコントローラ8の動作を図12のフローチャートを用いて説明する。
パラメータ判別手段81には、このラスタイメージデータが入力され、該パラメータ判別手段81は該ラスタイメージデータから用紙Pへのインク吐出量を判別する(ステップS30)。インクの吐出量は、ブロック毎に吐出されるインク量、即ちインク液滴のサイズに液滴の数を乗じた値を求め、この値を全てのブロックについて総計することにより求められる。このインク吐出量のデータは制御手段80に送信される。制御手段80内には、インク吐出量の閾値が格納されており、該制御手段80は用紙Pへのインク吐出量が該閾値以上であるか否かを判別する(ステップS31)。即ち、本実施形態では、制御手段80が、本発明の「液体吐出量判断手段」を構成する。
ステップS31にて、用紙Pへのインク吐出量が該閾値未満と判断されれば、制御手段80はその旨を待機時間設定手段82に伝え、該待機時間設定手段82はインク吐出量が少ない場合の待機時間をカール矯正機構2に設定する(ステップS33)。つまり、待機時間設定手段82は第3のテーブルから待機時間の値を読み出してカール矯正機構2に設定する。この後に、前記のステップS1からステップS6までの工程を実行する(ステップS34)。即ち、積載厚みの値に応じて第3のテーブル又は第4のテーブルから待機時間を読み出して、カール矯正機構2を該待機時間だけ待機させる。
用紙Pへのインク吐出量が多ければ、用紙Pのカールを矯正するのに時間が掛かる。従って、この場合は待機時間を長く設定して、カールを十分に矯正している。
また、用紙P全体へのインク吐出量が同じであっても、用紙Pの縁へのインク吐出量が多く且つ用紙Pの中央部へのインク吐出量が少ない場合と、用紙Pの縁へのインク吐出量が少なく且つ用紙Pの中央部へのインク吐出量が多い場合とでは、用紙Pのカール量が異なる。一般に用紙Pの縁にインクが多く吐出すると、カール量は大きくなるから、待機時間を長く設定する必要がある。そこで、待機時間設定手段82は用紙P全体へのインク吐出量に基づいて待機時間の概略値を設定し、加えて用紙P上のブロック又は画素領域の位置に応じたインク吐出量に基づいて、待機時間を最終的に設定してもよい。
前記の如く、用紙Pへのインクの吐出量が多ければ、用紙Pのカール量は大きくなり、インクを乾燥させつつカールを矯正するのに時間が掛かる。逆に、用紙Pへのインク吐出量が少なければ、用紙Pのカール量は比較的小さいから、インクを乾燥させつつカールを矯正する時間が短くなる。また、用紙P全体へのインク吐出量が同じであっても、用紙Pの縁にインクが多く吐出すると、用紙Pの中央部にインクが多く吐出する場合に比して、カール量は大きくなる。
前記の如く、印刷ジョブ内の画像データ内のベクタイメージデータに基づいて作成されるインク吐出データから、用紙Pの各ブロックに吐出するインクの量が判る。各ブロックの位置及びインク吐出量から用紙Pのカール量が経験則的に求められる。従って、インクが吐出された際の用紙Pのカール量を演算し、このカール量に応じた待機時間等のカール矯正量をカール矯正機構2に設定することによって、用紙Pの積載厚みだけに基づいてカールを矯正するよりも、カール量を更に効果的に小さくすることができる。
本実施形態では、用紙Pの積載厚みが所定の厚み以上であり、且つカール量が所定の閾値以上であれば、カール矯正度合を更に大きくしている。
前記制御手段80は、モータM及びヒータ20にカール矯正量を設定するカール矯正量設定手段88を有している。図13に示すコントローラ8では、カール矯正量の一例として待機時間を用いる。
図14に示すように、カール矯正量設定手段88には、排出トレイ11上の用紙Pの積載厚みと該積載厚みに応じた第1及び第2の待機時間の値が格納されたテーブルT3が備えられている。用紙Pの積載厚みと第1の待機時間との関係は、図7に示したテーブルT0とほぼ等しく、積載厚みが閾値の5cm未満では、待機時間の値は一定時間T、具体的には0.5secに設定されている。また、同じ積載厚みについて、第2の待機時間は第1の待機時間よりも長く設けられ、該第2の待機時間は、用紙Pのカール量を前記カール量閾値格納手段87内の閾値以下に抑えるのに十分な時間である。該テーブルT3内では、積載厚み閾値格納手段84内の閾値である5cm以上では、積載厚みが大きくなるほど、第1及び第2の待機時間の値が長く設定されている。尚、図14における第1及び第2の待機時間、及び積載厚みの値は説明の便宜上のものであって、これらに限定されない。
記憶部83を介して、カール量演算手段86に印刷ジョブが入力されると、制御手段80は排出トレイ11に用紙Pが積載され始めることを判別する。これとともに、カール量演算手段86は、印刷ジョブ内の画像データから、インクが吐出された際の用紙Pのカール量を演算し、この演算結果を制御手段80に出力する。
カウンタ33から排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みNの値が制御手段80に入力されると(ステップS40)、該制御手段80は積載厚み閾値格納手段84から閾値を読み出す。次に、制御手段80は該用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上か否かを判別する(ステップS41)。用紙Pの積載厚みの値が閾値未満であれば、制御手段80はカール矯正量設定手段88にその旨の情報を伝え、該カール矯正量設定手段88は待機時間を第1の待機時間のうちの一定時間Tに設定する(ステップS42)。
ステップS41にて、用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上であれば、制御手段80はカール矯正量設定手段88にその旨の情報を伝え、該カール矯正量設定手段88は待機時間を、第1の待機時間であって用紙Pの積載厚みNの値に応じた時間に一旦設定する(ステップS43)。例えば、積載厚みが6cmであったならば、待機時間は図14のテーブルT3に示すように、0.8secに一旦設定される。この待機時間は用紙Pの積載厚みNの値が大きくなるにつれ、段階的に長くなる。
ステップS44にて、カール量の演算結果が該閾値以上であれば、制御手段80はカール矯正量設定手段88にその旨の情報を伝える。該カール矯正量設定手段88は待機時間を、第2の待機時間であって用紙Pの積載厚みNの値に応じた時間に設定し直す(ステップS46)。例えば、積載厚みが6cmであったならば、待機時間は図14のテーブルT3に示すように、1.0secに設定し直される。
待機時間経過後は、該カール矯正量設定手段88は再びモータMを回転させ、カールが矯正された印刷済みの用紙Pを排出トレイ11に排出する(ステップS48)。
本実施形態にあっては、用紙Pの積載厚みNの値に加えて、用紙Pのカール量をも考慮して、カールを矯正することにより、積載した最上位の用紙Pと排出される用紙Pとが衝突する可能性を更に低減している。
尚、カール量演算手段86が演算した用紙Pのカール量が、第2のカール量に比して非常に小さな場合は、カール量を0として、上記のステップS44、S45、S46の工程を省略してもよい。
更に、「計測手段」の別の構成として、図1及び図16(b)に示すように、液体吐出ヘッド4の上流側に用紙通過センサSE2を設け、該用紙通過センサSE2をカウンタ33に接続する構成も考えられる。該用紙通過センサSE2にて用紙Pが1枚通過する度にカウンタ33に信号を出力すれば、排出トレイ11に排出される用紙Pの枚数を数えることができる。用紙Pの厚みに用紙Pの枚数を乗じれば、用紙Pの積載厚みを求めることができる。
更に、「計測手段」の別の構成として、図17(b)に示すように、排出トレイ11の底板11bに受け板18の一端部を回動可能に取り付け、該受け板18の他端部をバネ19にて上向きに付勢する。該受け板18に受け板18の上下変位量を検出する変位検出センサSE4を設け、該変位検出センサSE4をカウンタ33に接続する構成も考えられる。印刷済みの用紙Pが底板11bに蓄積されると、用紙Pの重みで受け板18が下降する。変位検出センサSE4にて受け板18の下降量を求めて、カウンタ33に出力する。カウンタ33には用紙Pの積載厚みと、受け板18の下降量の関係を示すテーブルが格納されており、カウンタ33は変位検出センサSE4が求めた受け板18の下降量から、受け板18上の用紙Pの積載厚みを求めることができる。
また、上記実施形態では制御手段80は、待機時間設定手段82(図6参照)又はカール矯正量設定手段88(図13参照)を備えているとしたが、これに代えて、制御手段80と待機時間設定手段82又はカール矯正量設定手段88とが別個であって、互いに接続されていてもよい。
図13に示すコントローラ8では、カール矯正量の一例として待機時間を用いた。しかし、カール矯正量として、これに代えて、ヒータ20の加熱時間及び加熱温度を用いてもよい。この場合は、待機時間を一定としておいてヒータの温度を上昇(カール矯正量が多い場合)させたり、ヒータから用紙Pに送風する風量を大きくしてもよい。また待機時間とヒータの温度の組み合わせでカール矯正量を設定してもよい。
なお、積載厚みNの値が閾値未満の場合、排紙トレイ11等において積載された用紙Pのカールは、時間の経過とともに減少、又は、さらにその上に積載される用紙Pの自重により減少される。したがって、積載厚みNの値が閾値未満の場合にカール矯正度合いを適宜小さく(カールがある程度発生するように)設定したとしても、用紙Pの排出トレイ11への排出動作に支障は出にくい。そして、そのように積載厚みNの値が閾値未満の場合にカール矯正度合いを適宜小さく設定することにより、印刷のスループットを向上することが可能となる。
また、上述の実施形態において、CPUが単一のCPUによりコントローラ8を構成してもよいし、複数のCPU、あるいは特定のASIC(application specific integrated circuit)、CPUと特定のASICの組み合わせによりコントローラ8を構成していてもよい。
2 カール矯正機構
4 液体吐出ヘッド
5 搬送ユニット
6 給紙ユニット
8 コントローラ
11 排出トレイ
80 制御手段
81 パラメータ判別手段
82 待機時間設定手段
Claims (10)
- 記録媒体に液体を吐出して画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体に発生するカールを矯正するためのカール矯正機構と、
前記カール矯正機構によりカールが矯正された記録媒体が積み重なって収納される排出トレイと、
該排出トレイに積載された記録媒体の積載方向の厚みを計測する計測手段と、
前記カール矯正機構を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された記録媒体のカール矯正度合を大きくさせるように前記カール矯正機構を制御する、液体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記カール矯正機構において前記複数の記録媒体を待機させる待機時間を設定する待機時間設定手段を有しており、
前記待機時間設定手段は、前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された記録媒体の前記待機時間が長くなるように前記待機時間を設定し、
前記制御手段は、前記カール矯正機構において前記複数の記録媒体を前記待機時間設定手段によって設定された待機時間だけ待機させて、該記録媒体のカールを矯正させるように前記カール矯正機構を制御する、請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記待機時間設定手段は、前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記積載方向の厚みが厚いほど前記待機時間が長くなるように前記待機時間を設定する、請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記待機時間設定手段が設定する、前記記録媒体の厚みと前記待機時間との関係は、前記記録媒体の厚みが厚くなるにつれ、前記待機時間が段階的に長くなるような関係である、請求項3に記載の液体吐出装置。
- 更に、ユーザが記録媒体にフェイスダウン印刷を行うか、フェイスアップ印刷を行うかを選択的に入力する操作パネルを備え、
前記待機時間設定手段は前記操作パネルからフェイスダウン印刷を行うとの情報が入力されると、フェイスアップ印刷を行う場合に比して長い待機時間を設定する、請求項2乃至4の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記液体吐出ヘッドにより記録媒体に吐出される液体吐出量を判断する液体吐出量判断手段をさらに備えており、
前記待機時間設定手段は、前記液体吐出量判断手段が記録媒体への液体吐出量が所定の量以上であることを判断した場合は、前記待機時間を、記録媒体への液体吐出量が前記所定の量未満の場合に比して長くなるように前記待機時間を設定する、請求項2乃至5の何れかに記載の液体吐出装置。 - 記録媒体に形成される画像に係る画像データを記憶する記憶手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記画像データに基づいて、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体のカール矯正量を設定するカール矯正量設定手段を有しており、
前記カール矯正量設定手段は、
前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値未満の場合に、前記カール矯正機構によりカールが矯正された記録媒体のカール量が第1のカール量以下となるよう、且つ、前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記カール矯正機構によりカールが矯正された記録媒体のカール量が前記第1のカール量よりも小さい第2のカール量以下となるように前記カール矯正量を設定し、
前記制御手段は、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体に発生するカール量を前記カール矯正量設定手段が設定した前記カール矯正量とさせるように前記カール矯正機構を制御する、請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記カール矯正機構は、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の形状を保持しつつ前記排出トレイに搬送する搬送機構である、請求項1乃至7の何れか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記カール矯正機構は、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の形状を保持しつつ乾燥させる乾燥機構である、請求項1乃至8の何れか1項に記載の液体吐出装置。
- 記録媒体に液体を吐出して画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体に発生するカールを矯正するためのカール矯正機構と、
前記カール矯正機構によりカールが矯正された記録媒体が積み重なって収納される排出トレイと、
該排出トレイに収納された記録媒体の積載方向の厚みを計測する計測手段と、
前記カール矯正機構を制御する制御手段を備えた流体吐出装置を用いたカール矯正方法であって、
前記制御手段が、前記計測手段により計測された前記積載方向の厚みが閾値以上か否かを判別する工程と、
前記積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された記録媒体のカール矯正度合を大きくさせるように前記カール矯正機構を制御する工程を有する、カール矯正方法。
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