JP2013209043A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】比較的短時間の停車が予測されるセレクトレバー29のD,Nレンジでは(S4)、空燃比センサ33の学習処理を実行せずに、通常通り停止条件の成立に応じてエンジン1の自動停止を実行する(S2,6)。そして、比較的停車時間が長くなると予測されるPレンジでの停車時に限って(S4)、エンジン1の自動停止を禁止して空燃比センサ33の学習処理を実行する。
【選択図】図2
Description
空燃比センサの出力は経年劣化などに起因してドリフトなどの検出誤差を生じることから、定期的に学習処理を実行して学習値を逐次更新し、その学習値に基づきセンサ出力を補正している。空燃比センサの学習処理は、例えば車両の減速によりエンジンが燃料カット中で排気空燃比を特定可能なときに実行され、このときの排気空燃比とセンサ出力との比較に基づき学習値を求めている。
一方、近年では燃費や排ガスへの配慮から、信号待ちなどでエンジンを自動停止及び自動始動するアイドルストップスタート機能を備えた車両が普及している。例えば特許文献1に記載された技術では、エンジンの自動停止条件の1つにセレクトレバーのN(ニュートラル)レンジを設定すると共に、当該自動停止条件からD(ドライブ)レンジを除外している。これはエンジンの自動停止を運転者の意志でキャンセルするための対策であり、例えば車両の停車直後に発進することが判っている場合、運転者はセレクトレバーをDレンジのまま操作しないことでエンジンの自動停止をキャンセル可能としている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両の停車時においてアイドルストップスタート制御によるエンジンの自動停止と空燃比センサの学習処理とを共に適切に実行することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
請求項3の発明は、請求項1または2において、電動機を駆動輪側から切り離して電動機により前記エンジンを駆動するモータリング制御手段と、電動機によるエンジンの駆動中にエンジンを燃料カットする燃料カット手段とを備え、学習制御手段が、モータリング制御手段にエンジンを駆動させると共に、燃料カット手段にエンジンを燃料カットさせた上で、学習処理を実行するものである。
請求項4の発明は、請求項3において、車両が、エンジンの出力側にクラッチを介して電動機を接続し、電動機の出力側を変速機を介して駆動輪と接続して構成され、モータリング制御手段が、変速機をニュートラルに切り換えることにより電動機を駆動輪側から切り離すと共に、クラッチを接続することにより電動機でエンジンを駆動するものである。
パーキングレンジでの停車は比較的長引く場合が多いため、学習処理を中断することなく必要に応じて適切且つ確実に実行でき、一方でパーキングレンジ以外のレンジでは停止条件に基づくエンジンの自動停止を通常通り実行できる。このためアイドルストップスタート制御によるエンジンの自動停止と空燃比センサの学習処理とを共に適切に実行でき、これらの制御により燃費向上や排ガス特性の改善などの種々の効果を得ることができる。
請求項3の発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、請求項1または2に加えて、モータリング制御手段により電動機を駆動輪側から切り離して電動機によりエンジンを駆動する共に、燃料カット手段によりエンジンを燃料カットして学習処理を実行するようにした。このように構成すれば、車両の停車時においてもエンジンを駆動して燃料カットすることにより学習処理を実行することができる。そして、ハイブリッド車両に搭載されている既存の電動機をエンジン駆動に利用するため、新たな駆動源を追加することなく低コストで実施することができる。
請求項4の発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、請求項3に加えて、エンジンの出力側にクラッチを介して電動機を接続し、電動機の出力側を変速機を介して駆動輪と接続してハイブリッド車両を構成し、学習処理を開始する際に、変速機をニュートラルに切り換えることにより電動機を駆動輪側から切り離すと共に、クラッチを接続することにより電動機でエンジンを駆動するようにした。従って、このような形式のハイブリッド車両においても、本発明を適用することができる。
図1は本実施形態の制御装置が適用されたハイブリッド車両を示す全体構成図である。ハイブリッド車両はトラックとして構成されており、走行用動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)1が搭載されている。エンジン1の出力軸1aは車両後方(図の右方)に突出し、自動変速機(以下、単に変速機という)2の入力軸2aに接続されている。変速機2は前進6段(1速段〜6速段)及び後退1段を備えており、エンジン1の動力は入力軸2aを介して変速機2に入力された後に、変速段に応じて変速されて出力軸2bから差動装置12及び駆動軸13を介して左右の駆動輪14に伝達されるようになっている。
周知のようにデュアルクラッチ式変速機は、奇数変速段と偶数変速段とを相互に独立した動力伝達系として設け、何れか一方で動力伝達しているときに他方を次に予測される次変速段に予め切り換えておくことにより、動力伝達を中断することなく次変速段への切換を完了するシステムである。
なお、図1では両クラッチC1,C2を並列的に示しているが、実際には変速機2内のスペース効率化のために、クラッチC1を内周側としクラッチC2を外周側とした内外2重に配設されている。また、図1では説明の便宜上、後退変速段を省略している。
一方、電磁弁7が閉弁すると、作動油の供給中止により油圧シリンダ6が作動しなくなることから、クラッチC1,C2は図示しないプレッシャスプリングにより接続状態から切断状態に切り換えられる。なお、クラッチC1,C2の駆動方式はこれに限ることはなく、例えば油圧駆動に代えてエア駆動を採用してもよい。
電動機3の力行制御では、走行用バッテリ5に蓄えられた直流電力がインバータ4により交流電力に変換されて電動機3に供給され、電動機3がモータ作動して駆動力を偶数歯車機構G2に入力する。また、車両減速時に行われる電動機3の回生制御では、駆動輪側からの逆駆動により電動機3がジェネレータ作動して回生制動力を発生すると共に、発電した交流電力をインバータ4により直流電力に変換して走行用バッテリ5に充電する。
車両ECU16の入力側には、クラッチC1の出力側の回転速度Nc1を検出するクラッチ回転速度センサ23、クラッチC2の出力側の回転速度Nc2(=電動機3の回転速度)を検出するクラッチ回転速度センサ24、歯車機構G1,G2の変速段を検出するギヤ位置センサ25、及び変速機2の出力軸2bに設けられて車速Vを検出する車速センサ28、セレクトレバー29の位置を検出するレバー位置センサ30、ブレーキペダル34に対する踏力に応じて発生するブレーキ液圧Pbを検出するブレーキ液圧センサ35などのセンサ類が接続されている。また、車両ECU16の出力側には、上記したクラッチC1,C2の電磁弁7、ギヤシフトユニット10の各電磁弁などのデバイス類が接続されている。
エンジンECU17は、車両ECU16によって設定された走行モード及びエンジントルクを達成するように、エンジン1を制御して運転させる。エンジンECU17の入力側には、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ22、アクセルペダル26の開度θaccを検出するアクセルセンサ27が接続されている。また、このようなエンジン制御として、本実施形態では排ガスの空気過剰率を指標としたλ制御を実行している。そのためにエンジン1の排気通路31に設けられた排気浄化装置32の下流位置には空燃比センサ33が設置され、排気空燃比に略比例する空燃比センサ33の出力がエンジンECU17に入力されるようになっている。
また、インバータECU18は、車両ECU16によって設定された走行モード及び電動機3のトルクを達成するように、インバータ4を駆動制御して電動機3を作動させる。
一方、車両ECU16は、エンジン走行中或いはエンジン・モータ走行中において、信号待ちなどで所定の停止条件が成立したときにエンジン1を自動停止させ、その後に所定の始動条件が成立したときにエンジン1を自動始動するアイドルストップスタート制御を実行する(アイドルストップスタート制御手段)。
しかしながら、本実施形態のようなハイブリッド車両では車両の減速エネルギを電力として回収するために、減速時にはインバータECU18により電動機3を回生制御して駆動輪14側からの逆駆動により発電させている。エンジンブレーキが駆動輪14に作用すると電動機3の発電量が減少するため、このときのエンジン1はクラッチC2の切断により駆動輪14側から切り離されてアイドル運転しており、結果として空燃比センサ33の学習処理を実行できないという問題があった。
ここで本発明者は、車両の停車状態に応じて運転者の操作によるセレクトレバー29の位置が相違することに着目した。
即ち、信号待ちなどのように比較的短時間の停車が予測される場合、運転者はセレクトレバー29を走行レンジ(以下、Dレンジともいう)のままか、或いは中立レンジ(以下Nレンジともいう)に切り換える。これは間もなく車両を発進させることになるため、パーキングレンジ(以下、Pレンジともいう)のような駆動輪14のロックは必要なしという観点に基づくものと考えられる。これに対して渋滞などのように停車時間の予測がつかない場合、運転者はセレクトレバー29をPレンジに切り換える。これは停車が長引くかもしれないため、長時間の停車に備えて駆動輪14をロックした方が安心なためと考えられる。
そこで、本実施形態では、比較的停車時間が長くなるPレンジでの停車時に限ってアイドルストップスタート制御によるエンジン1の自動停止を禁止した上で、空燃比センサ33の学習処理を実行するようにしており、以下、当該対策のために車両ECU16が実行する制御について述べる。
車両ECU16は、車両のイグニションスイッチがオンされているときに図2に示すエンジン自動停止ルーチンを所定の制御インターバルで実行している。当該フローチャートはエンジン1を自動停止させるための処理であり、図示はしないが、この処理とは別に車両ECU16は、停止後のエンジン1を自動始動するエンジン自動始動ルーチンも実行している。
車両ECU16はルーチンを開始すると、ステップS2で予め設定されたエンジン1の停止条件が成立しているか否かを判定する。
本実施形態では、以下に列挙する全ての要件が満たされたときに停止条件が成立したと判断する。但し、この停止条件は一例であり、任意に変更してもよい。
1)アクセル操作が中止(θacc=0)されていること。
2)車両が停止(V=0km/h)していること。
3)ブレーキが操作(Pb>所定値)されていること。
また、エンジン停止条件が成立しているとしてYes(肯定)の判定を下したときには、ステップS4に移行してレバー位置センサ30により検出されたセレクトレバー29の位置を判定する。レバー位置がDレンジまたはNレンジのときにはステップS6に移行し、エンジン自動停止の指令をエンジンECU17に出力した後にルーチンを終了する。従って、このときのエンジンECU17は、車両ECU16からの自動停止指令に基づきエンジン1の燃料噴射を中止してエンジン1を停止させる。
従って、停止条件が成立していることを前提として、レバー位置がDレンジまたはNレンジの場合、及びレバー位置がPレンジであっても学習終了フラグFがセットされている場合には、エンジン1の自動停止が許可される。これに対して停止条件が成立していない場合、及び停止条件が成立していてもレバー位置がPレンジであり且つ学習終了フラグFがリセットされている場合には、エンジン1の自動停止が禁止される。
車両ECU16は上記エンジン自動停止ルーチンと並行して、図3に示す学習処理ルーチンを所定の制御インターバルで実行している。まず、ステップS22で上記学習終了フラグFをリセット(フラグF=0)し、ステップS24でエンジンECU17から空燃比センサ33の学習処理の実行要求が入力されたか否かを判定する。エンジンECU17側ではエンジン運転中に常に空燃比センサ33の学習処理の要否を判定しており(学習処理要求手段)、学習処理の実行が必要と判定したときには車両ECU16側に実行要求を出力している。
上記のように基本的にハイブリッド車両は、車両減速時には電動機3の回生制御のために空燃比センサ33の学習処理を実行しない。しかし、例えば車両の減速に際してエンジン1の排気ブレーキを作動させる場合は、必然的にエンジンブレーキを駆動輪14側に作用させるべくクラッチC1,C2が接続されて、エンジン1が駆動輪14側から逆駆動されるため、エンジンECU17により学習処理が実行される。
また、ステップS26でレバー位置がPレンジであると判定した場合にはステップS29に移行し、予め設定された学習許可条件が成立しているか否かを判定する。例えば学習許可条件としては、エンジン運転中、アクセル操作の中止、バッテリSOCが所定値以上などの各要件が設定されている。
学習許可条件が成立していないとしてステップS29でNoの判定を下したときには上記ステップS28に移行し、未だ学習処理を開始していない場合にはステップS28でNoの判定を下してルーチンを終了する。
車両の停車時において、車両ECU16はクラッチC1,C2の切断と共に歯車機構G1,G2をニュートラルに切り換えている(モータリング制御手段)。このため、電動機3は駆動輪14側から切り離されており、停車状態を維持したまま電動機3によるエンジン1の駆動が可能となる。
但し、以上は本実施形態の車両の制御システム上の理由に基づく対処であり、これに限定されるものではない。例えば、上記のように学習処理に関わる諸条件をエンジンECU17に認識させて自己の判断で燃料カットを行わせるようにしてもよい。なお、この場合には、電動機3の目標回転速度をエンジン1のアイドル回転速度よりも高回転側に設定する必要はない。
続くステップS36ではエンジンECU17から学習処理の成功が入力されたか否かを判定し、Yesのときには学習処理が問題なく終了したと見なし、ステップS38で学習終了フラグFをセット(フラグF=1)した後にステップS40に移行する。ステップS40ではクラッチC2を切断し、ステップS42でインバータECU18に電動機3の力行制御の中止を指令した後にルーチンを終了する。従って、インバータECU18により電動機3の駆動が中止されてエンジン1がアイドル運転を開始し、車両は通常の停車状態に復帰する。
ステップS36,44,46の何れの処理でもNoの判定を下したときには上記ステップS26に戻り、ステップS26,29〜36,44,46の処理を繰り返す。エンジンECU17側では学習処理を継続し、この学習処理の実行中にステップS26でPレンジからD,Nレンジへの切換が判定された場合、学習許可条件の非成立に基づきステップS29の判定がNoになった場合、学習処理の失敗に基づきステップS44の判定がYesになった場合、所定時間の経過によりステップS46の判定がYesになった場合には、上記ステップS28に移行する。
このときには既に学習処理が開始されているため、ステップS28でYesの判定を下してステップS48に移行する。ステップS48では学習終了フラグFをセット(フラグF=1)し、続くステップS50で学習処理の中止をエンジンECU17に出力し、その後にステップS40,42を経てルーチンを終了する。従って、エンジンECU17側では学習処理が終了され、車両は通常の停車状態に復帰する。
例えば、車両が停車してセレクトレバー29の位置がDレンジまたはNレンジにある場合、車両ECU16は図2のステップS2でエンジン停止条件が成立すると、ステップS4からステップS6に移行してエンジン1の自動停止を許可する。従って、通常通りのエンジン1のアイドルストップスタートが実行される。このときには、図3のステップS26でD,Nレンジが判定されることから、たとえステップS24でエンジンECU17側から空燃比センサ33の学習処理の実行要求が入力されたとしても、学習処理は実行されない。
また、停車当初はレバー位置がD,Nレンジであったが、エンジン1を自動停止させる処理が開始される以前にPレンジに切り換えられた場合には、車両ECU16は図2のステップS4からステップS8に移行する。このとき図3のステップS22で学習終了フラグFがリセット(フラグF=0)されているため、ステップS8ではNoの判定が下されてそのままルーチンが終了される。
停車当初からレバー位置がPレンジの場合も同様であり、エンジン1の自動停止が禁止されてアイドルストップスタートが実行されず、エンジンECU17側からの学習処理の実行要求に応じて学習処理が実行される。
即ち、学習処理の終了により学習終了フラグFがセット(フラグF=1)された時点でもステップS2でエンジン1の停止条件が成立している場合には、セレクトレバー29の位置がPレンジのままであってもエンジン1の自動停止が許可される。
結果として、アイドルストップスタート制御によるエンジン1の自動停止と空燃比センサ33の学習処理とを共に適切に実行できる。このため、停車時のエンジン1の自動停止により燃費向上や排ガス特性の改善などを実現できると共に、学習値を反映した正確な空燃比センサ33の出力に基づきエンジン1のλ制御などを適切に実行できることから、より一層の燃費向上や排ガス特性の改善を実現することができる。
一方、車両の停車時には、減速時のように駆動輪14側からエンジン1を逆駆動できないため、学習処理を実行するために何らかの駆動源でエンジン1を駆動する必要がある。本実施形態では既存の電動機3を利用してエンジン1を駆動しているため、新たな駆動源を追加することなく低コストで実施できるという利点もある。
また、上記実施形態では、エンジン1の排気空燃比に対して略比例して出力を変化させる空燃比センサ33の学習装置として具体化したが、学習対象となるセンサはこれに限るものではない。例えば、理論空燃比近傍で出力を反転させるO2センサを対象としてもよい。本発明の空燃比センサは、このようなO2センサなども含むものとする。
また、上記実施形態では、エンジン1と電動機3との間にクラッチC2を介装したが、ハイブリッド車両の形式はこれに限るものではない。例えばエンジン1の出力側に電動機3を直結し、電動機3の出力側と変速機2の入力側との間にクラッチC2を介装してもよい。
また、上記実施形態では、Dレンジ及びNレンジでの停車時にエンジンを自動停止したが、これに限ることはない。例えばDレンジのみ、或いはNレンジのみでエンジン1を自動停止してもよいし、D,Nレンジに加えて他のレンジでもエンジン1を自動停止してもよい。
2 変速機
3 電動機
14 駆動輪
16 車両ECU(モータリング制御手段、燃料カット手段、
アイドルストップスタート制御手段、学習制御手段)
17 エンジンECU(学習処理要求手段、燃料カット手段、学習制御手段)
18 インバータECU(モータリング制御手段)
29 セレクトレバー
30 レバー位置センサ(レバー位置検出手段)
33 空燃比センサ
C1,C2 クラッチ
Claims (4)
- エンジン及び電動機の駆動力を任意に駆動輪に伝達して走行し、車両の停車時において所定の停止条件の成立に基づき前記エンジンを自動停止させ、その後の所定の始動条件の成立に基づき該エンジンを自動始動するアイドルストップスタート制御手段を備えると共に、学習処理要求手段からの学習要求に応じて前記エンジンの排気系に設けられた空燃比センサの学習処理を実行する学習制御手段を備えたハイブリッド車両の制御装置において、
前記車両のセレクトレバーの位置を検出するレバー位置検出手段を備え、
前記アイドルストップスタート制御手段は、前記レバー位置検出手段により検出されたセレクトレバーの位置がパーキングレンジである場合に、前記停止条件が成立していても前記エンジン自動停止の実行を中止し、
前記学習制御手段は、前記アイドルストップスタート制御手段により前記パーキングレンジに基づきエンジン自動停止の実行を中止しているとき、前記学習要求に応じて学習処理を実行することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 前記アイドルストップスタート制御手段は、前記学習制御手段による学習処理が終了した時点で前記停止条件が成立している場合には、該セレクトレバーの位置がパーキングレンジであっても前記エンジンの自動停止を実行することを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置。
- 前記電動機を駆動輪側から切り離して該電動機により前記エンジンを駆動するモータリング制御手段と、
前記電動機によるエンジンの駆動中に該エンジンを燃料カットする燃料カット手段とを備え、
前記学習制御手段は、前記モータリング制御手段にエンジンを駆動させると共に、前記燃料カット手段にエンジンを燃料カットさせた上で、前記学習処理を実行することを特徴とする請求項1または2記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記車両は、前記エンジンの出力側にクラッチを介して前記電動機を接続し、該電動機の出力側を変速機を介して前記駆動輪と接続して構成され、
前記モータリング制御手段は、前記変速機をニュートラルに切り換えることにより前記電動機を駆動輪側から切り離すと共に、前記クラッチを接続することにより前記電動機でエンジンを駆動することを特徴とする請求項3記載のハイブリッド車両の制御装置。
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