JP2010264817A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハイブリッド車両の内燃機関における、吸入空気量学習を行う機会を拡大する。
【解決手段】 本発明は、車両の動力を発生する内燃機関と、電力を蓄える蓄電装置と、クラッチを介して上記内燃機関の出力軸に連結し、上記蓄電装置の電力によって車両の動力を発生するモータとを備えたハイブリッド車両の制御装置において、上記内燃機関の吸気通路に設けられた電動アクチュエータにより駆動され、吸入空気量を制御するスロットルバルブとを有している。また、無負荷アイドリング時に、機関回転速度を目標アイドル回転速度に近づけるようにスロットルバルブ開度をフィードバック制御しつつ、目標機関回転速度が得られるようにスロットルバルブの目標開度を学習補正する吸入空気量学習を、モータによる車両走行中に上記クラッチが開放状態かつ上記内燃機関がかかっている状態で行うことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハイブリッド車両の吸入空気量学習制御に関する。
従来より、内燃機関は、良好な運転状態を維持するために各種の運転制御が行われている。とりわけ、良好なアイドリング回転速度を得られるようにするために行われる、吸入空気量に関する学習制御についても、内燃機関の運転状態を次回の運転制御開始時にも維持するために、その運転制御のための補正値を学習値として記憶することが行われている。ハイブリッド車両に搭載された内燃機関においても同様であり、特に、ハイブリッド車両の特徴として、内燃機関のみならずモータによっても駆動力が得られるため、内燃機関の運転を必要としない運転条件においては、内燃機関の運転を停止することがある。よって、車両走行中及び停車アイドリング中に内燃機関が常に運転されているわけではないため、学習に際して無負荷アイドリング状態が必要な吸入空気量学習について、補正値を学習する機会が少なくなるといった課題がある。
そこで、下記特許文献1に記載する発明においては、上記課題を解決するために、上記吸入空気量の学習を完了するまでは、車両停車中のアイドリングストップを禁止することとしている。
特開平11−107834
しかしながら、特許文献1に示された発明では、吸入空気量学習は、車両が停車時の無負荷アイドリング状態でなくてはならず、依然として学習機会が少ないといった問題点がある。
そこで本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、ハイブリッド車両に搭載された内燃機関の補正値の学習、とりわけ好適なアイドリング回転速度を得られるように行われる吸入空気量に関する学習制御について、モータによる車両が走行中に上記学習を行うことにより、内燃機関の学習機会を広げることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明におけるハイブリッド車両の制御装置においては、車両の動力を発生する内燃機関と、電力を蓄える蓄電装置と、クラッチを介して上記内燃機関の出力軸に連結し、上記蓄電装置の電力によって車両の動力を発生するモータと、上記内燃機関の吸気通路に設けられた電動アクチュエータにより駆動され、吸入空気量を制御するスロットルバルブとを備えている。また、無負荷アイドリング時に、機関回転速度を目標アイドル回転速度に近づけるようにスロットルバルブ開度をフィードバック制御しつつ、目標機関回転速度が得られるようにスロットルバルブの目標開度を学習補正する吸入空気量学習であって、モータによる車両走行中に上記クラッチが開放状態かつ上記内燃機関がかかっている状態で上記学習が実行されることを特徴とする。
この発明によれば、車両の走行中にも吸入空気量学習を行うことが可能となるため、学習可能領域の拡大が図れるようになる。
実施例1におけるハイブリッド車両の装置概略図である。 内燃機関1の概略図である。 動力源切替マップの概略図を示す。 本実施例に係る制御フローチャートである。
以下、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実現するための好ましい形態について、実施例に基づいて説明する。
図1は、実施例1におけるハイブリッド車両の装置概略図である。ハリブリッド車両の制御装置は、以下に示す機能を有する、内燃機関1と、第1クラッチ2と、第2クラッチ3と、モータジェネレータ4と、バッテリ5と、変速機6と、を備える。
内燃機関1は、ガソリン等の燃料を基にハイブリッド車両の駆動力を発生する。内燃機関1の詳細については図2を参照して後述する。
第1クラッチ2は、内燃機関1のクランクシャフト11と、モータジェネレータ4の入力回転軸41とを断接する。第1クラッチ2を接続することで、内燃機関1の駆動力をモータジェネレータ4の入力回転軸41に伝達することができる。
モータジェネレータ4は、内燃機関1によって駆動されて発電する発電機としての機能と、バッテリ5の電力を基にハイブリッド車両の駆動力を発生するモータとしての機能と、を有する。
バッテリ5は、モータジェネレータ4によって発電された電力を蓄電する一方で、モータジェネレータ4に電力を供給する。
第2クラッチ3は、モータジェネレータ4の出力回転軸42と、変速機6の入力軸61と、を断接する。第2クラッチ3を接続することで、内燃機関1及びモータジェネレータ4の駆動力を変速機6の入力軸61に伝達することができる。
変速機6は、内燃機関1及びモータジェネレータ4の駆動力を走行状態に応じた駆動力に減速して、プロペラシャフト62に出力する。プロペラシャフト62に出力された駆動力が、デファレンシャルギア63及びドライブシャフト64を介して左右の駆動輪65に伝達され、車両を駆動する。
コントローラ35は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発性メモリ、及び入出力インターフェイス(I/Oインターフェイス)を備えた、マイクロコンピュータで構成される。コントローラ35は、内燃機関1の始動、停止、第1クラッチ2及び第2クラッチ6を断接、モータジェネレータ4のトルク、そしてバッテリ5の残量等を制御している。該コントローラによる内燃機関1の制御概説については、図2を参照しながら後述する。
ハイブリッド車両は上記のように構成されていて、内燃機関1又はモータジェネレータ4のいずれか一方又は双方の動力を用いて走行することができる。すなわち、内燃機関のみによる走行、モータのみによる走行、ハイブリッド(内燃機関及びモータ)走行の3つの走行モードから最適な走行モードを運転状態に応じて選択し、走行することができる。そして、ハイブリッド車両は、バッテリ5の充電量が十分であるときなど、運転状態によっては内燃機関1を停止させることもできる。
図2は、内燃機関1の概略図である。内燃機関1は、内燃機関本体7と、吸気通路22、及び排気通路23とから構成される。
内燃機関本体7は、クランクケース10と、クランクケース10に連結されるシリンダブロック12と、シリンダブロック12の頂部を覆うシリンダヘッド20とを備える。
クランクケース10の内部には、クランクシャフト11が回転可能に支持される。
シリンダブロック12には、複数のシリンダ13が形成される。シリンダ13には、ピストン14が摺動自在に嵌合する。ピストン14は、コンロッド15によってクランクシャフト11に連結される。
シリンダヘッド20には、燃焼室21の頂壁に開口する吸気通路22と排気通路23とが形成され、燃料室21の頂壁中心に点火プラグ24が設けられ、吸気通路の22の下に燃料噴射弁29が設けられている。また、シリンダヘッド20には、吸気通路22の開口を開閉する一対の吸気弁25と、排気通路23の開口を開閉する一対の排気弁26とが設けられる。さらに、シリンダヘッド20には、吸気弁25を開閉駆動する吸気カムシャフト27と、排気弁26を開閉駆動する排気カムシャフト28とが設けられている。
吸気通路22には、上流から順にエアクリーナー30と、エアーフローセンサ31と、スロットルバルブ32とが設けられている。また、スロットルバルブ32には開度を判断するスロットルバルブセンサ33が設けられている。
エアクリーナ30は、空気中に含まれる異物を除去する。
エアフローセンサ31は、内燃機関1に吸入される空気の流量(吸入空気量)を検出する。
スロットルバルブ32は、電動アクチュエータ36によって駆動され、アクセル操作に対して独立にその開度を変更することができる。また、電動アクチュエータ36は、コントローラ35からの信号により制御され、上記スロットルバルブ32を制御することにより内燃機関の吸入空気量を調整するものである。
スロットルバルブセンサ33は、スロットルバルブの開き具合である開度を検出する。
排気通路23には、図示せぬ3元触媒が接続され、排気ガスを浄化した上で、大気中に放出する。また、排気通路23には、空燃比センサ34が設けられ、排気中の酸素濃度を検出する。
一方、図2におけるコントローラ35は、上述したセンサ信号のほかにも、クランク角に基づいて内燃機関の回転速度を検出する内燃機関回転速度センサ71、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルストロークセンサ72、車速を検出する車速センサ73、そしてイグニッション74の断接信号などの各種センサからの信号が入力される。
また、メータ75からは、コントローラ35から送られた車速の信号に基づき、内部のクロックとから、車両の走行距離計算結果が入力される。
コントローラ35は、検出されたアクセル操作量及び車速に基づいて要求駆動力を算出し、要求駆動力が実現されるように内燃機関1及びモータジェネレータ4のトルクを制御する。
コントローラ35は、検出された内燃機関回転速度及び吸入空気量に基づいて内燃機関1の基本燃料噴射量を算出する。そして、空燃比センサ34の検出値が交互にリッチ状態(理論空燃比より燃料が多い状態)とリーン状態(理論空燃比より燃料が少ない状態)とに切り替わるように、基本燃料噴射量に対して補正を実施する。
コントローラ35は、例えば信号待ちによって車両が停止したときなどに、所定の内燃機関停止条件が成立していれば内燃機関1を自動停止させ、その後、所定の内燃機関再始動条件が成立すれば内燃機関1を再始動させる、アイドリングストップ制御を実施する。
アイドリングストップ、すなわち内燃機関1の停止条件としては、アクセル操作量が所定値より小さいこと、ブレーキペダルが踏み込まれていること、車速が所定値よりも小さいこと、さらには、アイドリングストップ許可水温より高いことなどである。冷機始動時においては、内燃機関を早期に暖機させるために、冷却水温が低い時にアイドリングストップを禁止する制御が行われる。この時の、アイドリングストップが禁止された状態から、アイドリングストップを許可する水温のことを、アイドリングストップ許可水温と呼び、例えば80度である。内燃機関の再始動条件としては、アクセル操作量が所定値より大きいこと、ブレーキペダルが踏み込まれていないことなどがある。
ところで、一般に内燃機関1の吸入空気量学習は、内燃機関の停車アイドリング運転時に行われる。エアコンコンプレッサ等の補機負荷が要求されていない、いわゆる内燃機関の無負荷アイドリング状態において、内燃機関の回転速度を目標アイドル回転速度に近づけるようにスロットルバルブ開度をフィードバック制御しつつ、目標機関回転速度が得られるようにスロットルバルブの目標開度を学習補正するものである。ただし、無負荷アイドリング時であっても、冷却水温がある程度上昇した状況において行われる。冷却水温が低い時には、エンジン油温も低いため余分なフリクションがかかり、正確な学習ができないからである。この時の冷却水温を吸入空気量学習許可水温と呼び、例えば70度である。
特許文献1においては、アイドリングストップを行う車両についても、吸入空気量学習が終了していない場合、無負荷アイドリングを実施するため、停車中のアイドリングストップの禁止を行っている。
それに対し、本実施例のような内燃機関1とモータジェネレータ4の間にクラッチを有するハイブリッド車両における無負荷アイドリングは、車両停車時のみならず、モータによる走行中においても実現が可能である。車両はモータにより駆動力を得つつ、第1クラッチ2を開放することで内燃機関1を独立して運転させることが可能になるからである。そこで、本実施形態では、以下に説明するハイブリッド車両の吸入空気量学習を実施する。
まず、コントローラー35のメモリー内に、吸入空気量学習経験履歴が無い場合において、モータジェネレータ4の駆動力のみで走行しているとき、すなわち第1クラッチ2が開放している状態で、内燃機関1の吸入空気量学習を実施する。学習経験履歴が無い場合、イグニッションスイッチをONの状態から内燃機関1を始動させ、学習を終了させるまで内燃機関を停止させない。また、モータによる走行時であっても吸入空気量学習をさせることが可能となるので、学習可能領域が拡大し、早期に、好適な内燃機関の運転状態を維持することが可能となる。
また、吸入空気量学習経験履歴がある場合であっても、所定のトリップ数、若しくは、所定の期間(所定の時間又は所定の走行距離)経過した場合には、上記と同様、走行中に吸入空気量学習を行うこととする。これにより、内燃機関の内部フリクションがトリップや期間の経過により変化した場合において、さらに好適な内燃機関の運転状態を維持することが可能となる。
図3に、本実施例の制御を行う際の、動力源切替マップの概略図を示す。図3の横軸は車速を、縦軸は車両負荷を表している。図3のA領域は、車両が高速若しくは高負荷の領域である。この領域においては、モータのみによる走行では動力が足りないので、内燃機関及びモータ双方を用いて運転(図中には、「ハイブリッド走行」と記載)を行う。一方、図3のC領域は、車両が低速かつ低負荷の領域である。この領域においては、通常、燃費を好適にするためにモータのみによる運転を行い、内燃機関はアイドリングストップさせる。そして、これらの領域に挟まれたB領域は、吸入空気量学習が終了している時には、第1クラッチ2を連結した上で内燃機関及びモータ双方を用いて運転を行い、吸入空気量学習が終了していない時には、第1クラッチ2を開放した上でモータによる走行を行う。車両の負荷からすれば、図Bの領域は、モータのみによる走行が可能な領域ではあるが、領域Cから領域Aに加速するような運転状況において、モータはその途中で内燃機関をクランキングする必要がある。その際に必要となる、モータ出力がクランキングトルクに取られて運転者の要求する出力が得られなくなるのを防ぐために、モータが最大負荷に達する前に内燃機関をクランキングさせ、内燃機関及びモータ双方を用いた走行をさせることとしている。
上記のように、図3のB領域にて吸入空気量学習を行っていない場合にはモータによる走行を行う一方、内燃機関は稼動かつ学習のために無負荷アイドリング状態にする。それにより領域Bでも学習が可能となる。なお、領域Bにおいて内燃機関1は既に始動されており、クランキングトルク分のモータ動力を残す必要は無いため、モータによる走行領域を拡大させることができる。
図4は、本実施例に係る制御フローチャートである。コントローラ35は、このルーチンを所定の演算周期(例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS1(図中においては、「S1」とする。以下同じ。)において、コントローラ35は、過去に吸入空気量学習が行われているか否かを判定する。具体的には、コントローラ35のメモリ内に、学習経験フラグが有るか否かを判定する。学習経験フラグがメモリ内に有ればステップS2に処理を移行し、なければステップS3に処理を移行する。
ステップS2において、コントローラ35は、過去に行われた時から、あらかじめ決められた所定のトリップ数や所定の期間(時間又は走行距離)を経過したか否かを判定する。経過した場合には、ステップS3に処理を移行し、まだ経過していない場合には今回の処理を終了する。
ステップS3において、コントローラ35は、バッテリ5の充電レベル(図中には「SOC」と記載)が所定の充電レベルに達しているかどうか判定する。充電レベルが所定値を下回ると、そもそもモータ単独による走行ができないからである。所定値以上の場合にのみ、ステップS4に処理を移行させ、所定値より小さい場合には今回の処理を終了する。
ステップS4において、コントローラ35は、内燃機関1の冷却水温が吸入空気量学習許可水温(図中には「学習許可水温」と記載)より高いか否かを判定する。水温が吸入空気量学習許可水温以上であればステップS5へ処理を移行し、水温が達していなければ今回の処理を終了する。
ステップS5において、コントローラ35は、車両がハイブリッド(図中には「HEV」と記載)走行、すなわち、内燃機関及びモータで走行しているか否かを判定する。ハイブリッド走行している場合には、今回の処理を終了し、ハイブリッド走行していない場合には、ステップS6へ処理を移行する。
ステップS6において、コントローラ35は、車両がハイブリッド走行要求があるか否かを判定する。要求がある場合には、モータ走行ができないと判定し、今回の処理を終了し、要求が無い場合には、ステップS7へ処理を移行する。
ステップ7において、コントローラ35は、アイドリングストップが可能な条件が全て成立していても、そもそもアイドリングストップ自体を行わないように処理する。又は、アイドリングストップ許可条件のうち、アイドリングストップ許可水温を所定値に変更することによりアイドリングストップが可能な条件を成立させないようにしてもよい。この場合の所定値には、吸入空気量学習許可水温より相対的に高い温度でも良いし、絶対的に高水温、例えば200度のようにしても良い。
ステップS8において、コントローラ35は、内燃機関1が停止しているか否かを判定する。停止していればステップS9へ処理を移行し、運転中であればステップS10へ処理を移行する。
ステップS9及びステップS10において、コントローラ35は、第1クラッチ2を開放させる。
ステップS11において、コントローラ35は、内燃機関1を始動させる。
ステップS12において、コントローラ35は、モーターのみによる走行中か否かを判定する。モーターのみで走行している場合にはステップS13へ処理を移行し、そうでない場合には、ステップS16へ処理を移行する。
ステップS13において、コントローラ35は、吸入空気量学習(図中には「学習」と記載)を実行する。
ステップS14において、コントローラ35は、吸入空気量学習が終了したか否かを判定する。終了していなければステップS12へ処理を移行し、終了していればステップS15へ処理を移行する。
ステップS15において、コントローラ35は、コントローラ35のメモリ内に吸入空気量学習の学習終了済みフラグを記憶させる。
ステップS16において、コントローラ35は、ステップS7で禁止したアイドリングストップを解除させる。また、アイドリングストップ許可水温を変更した場合には、元の値に戻す。
ステップS17において、コントローラ35は、ステップS16で戻した以外のものについても通常制御に戻した上で、今回の処理を終了する。
以上説明した、本実施形態によれば、コントローラ35のメモリ内に、吸入空気量学習経験履歴が無い場合において、モータジェネレータ4の駆動力のみで走行しているとき、すなわち第1クラッチ2が開放している状態で、内燃機関1の吸入空気量学習を実施する。また、学習経験履歴が無い場合、イグニッションスイッチをOFFからONの状態にした際に、直ちに内燃機関1を始動させ学習を終了させるまで内燃機関を停止させない。車両の停車時以外の、モータによる走行時であっても吸入空気量学習をさせることが可能となるので、学習可能領域が従来技術よりも拡大し、早期に、好適な内燃機関の運転状態を維持することが可能となる。
また、吸入空気量学習経験履歴がある場合であっても、所定のトリップ数、若しくは、所定の期間(所定の時間又は所定の走行距離)経過した場合には、上記と同様、走行中に吸入空気量学習を行うこととする。これにより、内燃機関の内部フリクションがトリップや期間の経過により変化した場合において、さらに好適な内燃機関の運転状態を維持することが可能となる。
さらに、図3に、Bの領域においては、吸入空気量学習を行う場合に、モーターのみの走行が可能となる。なぜなら、すでに内燃機関1は始動されており、内燃機関1をクランキングするための、クランキングトルク発生分の余裕代を持つ必要は無いからである。よって、モータによる走行可能領域が増えるため、さらに学習可能領域拡大に繋がることとなる。
なお、アイドリングストップ許可水温を吸入空気量学習許可水温より高い値に変更することでアイドリングストップを制限し、吸入空気量学習を行うことは、ハイブリッド車両に限定されず、アイドリングストップを行う内燃機関へ適用が可能である。
さらに、本発明は上記の実施形態に限定させずに、その技術的思想の範囲内において、種々の変更がなしうることは明白である。
1 内燃機関
2 第1クラッチ
3 第2クラッチ
4 モータジェネレータ
5 バッテリ
6 変速機
7 内燃機関本体
22 吸気通路
23 排気通路
35 コントローラ
41 入力回転軸
42 出力回転軸
61 入力軸
62 プロペラシャフト
63 デファレンシャルギア
64 ドライブシャフト
65 駆動輪

Claims (7)

  1. 車両の動力を発生する内燃機関と、電力を蓄える蓄電装置と、クラッチを介して上記内燃機関の出力軸に連結し、上記蓄電装置の電力によって車両の動力を発生するモータと、上記内燃機関の吸気通路に設けられた電動アクチュエータにより駆動され、吸入空気量を制御するスロットルバルブとを備えたハイブリッド車両の制御装置において、無負荷アイドリング時に機関回転速度を目標アイドル回転速度に近づけるようにスロットルバルブ開度をフィードバック制御しつつ、目標機関回転速度が得られるようにスロットルバルブの目標開度を学習補正する吸入空気量学習であって、モータによる車両走行中に上記クラッチが開放状態かつ上記内燃機関がかかっている状態で上記学習が実行されることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 上記学習は、上記内燃機関のアイドリングストップを禁止して実行されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 上記学習は、アイドリングストップ許可水温を高い値に変更してアイドリングストップを制限することにより実行されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 上記学習は、アイドリングストップ許可水温を吸入空気量学習許可水温より高い値に変更してアイドリングストップを制限することにより実行されることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 上記学習は、前回の学習時から所定のトリップ又は期間毎に実行されることを特徴とする請求項1〜4に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 上記制御装置は、車両が高速の領域若しくは高負荷領域では上記内燃機関及びモータにより走行を行い、車両が低速かつ低負荷領域ではモータにより走行を行い、これらに挟まれた領域では、上記学習が終了している時には上記クラッチを連結させた上で内燃機関及びモータによる走行を行い、上記学習が終了していない時には上記クラッチを開放させた上でモーターによる走行を行って、上記学習を行うことを特徴とする請求項1〜5に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. アイドリングストップを行う内燃機関と、上記内燃機関の吸気通路に設けられ、吸入空気量を電動アクチュエータにより制御する電制スロットルシステムとを備えた内燃機関の制御装置において、無負荷アイドリング時に機関回転速度を目標アイドル回転速度に近づけるようにスロットルバルブ開度をフィードバック制御しつつ、目標機関回転速度が得られるようにスロットルバルブの目標開度を学習補正する吸入空気量学習であって、アイドリングストップ許可水温を吸入空気量学習許可水温より高い値に変更してアイドリングストップを制限することにより上記学習が実行されることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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