JP2013208262A - モール糸型清掃用払拭体及びモール糸型清掃用具 - Google Patents

モール糸型清掃用払拭体及びモール糸型清掃用具 Download PDF

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【課題】花糸及び芯糸自体に油剤組成物を含浸させるモール糸を開発し、このモール糸をパイルに適用した清掃用払拭体及び清掃用具を提供する。
【解決手段】本発明に係るモール糸型清掃用払拭体1は、基体2に根元部12を固定した多数のパイル10に油剤組成物を含浸させてダストを取着させる清掃用払拭体であり、前記パイル10は芯糸18の周囲に花糸20を多数本突出して形成されたモール糸16からなり、前記芯糸18は根元部12から先端部14の方向へ撚成されており、前記花糸20は前記根元部12から前記先端部14の方向へ螺旋状に旋回していることを特徴とする。また、前記芯糸18の長さ10mm当たりに前記花糸20が相互に間隔を空けて3〜40本形成され、前記芯糸18から伸びる前記花糸20の長さは2〜30mmが好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は、床面や壁面を清掃するための清掃用具に関し、更に詳細には、ハウスダストを効率的に吸着除去する清掃用払拭体及び清掃用具に関する。
従来から、家庭や職場の清掃用具として清掃用払拭体(清掃用モップとも云う)が広く利用されてきた。この様な清掃用払拭体はハウスダスト、即ち砂塵、人毛及びペット毛等の繊維状屑、ダニ由来成分、並びに食品屑等の塵埃の除去に適しており、近年、レンタル清掃用具等の普及により、その需要は店舗や家庭で増大している。特に、払拭体が払拭体把持部から取り外せるタイプの清掃用払拭体がよく利用されている。この清掃用具は、床面等に直接接触する払拭体と保持具から構成され、保持具は清掃用払拭体を装着する払拭体把持部と人が把握するハンドルから構成されている。人が両手でハンドルを把持する大型タイプの床用清掃用具と、片手でハンドルを把持する小型タイプのハンディ清掃用具が知られている。
一般に、床用清掃用具やハンディ清掃用具の払拭体として、基体に綿やナイロン等の繊維から成形されたパイルを基体表面に固定した払拭体が知られている。図10は、特開平5−277054号公報(特許文献1)に開示された清掃用払拭体(所謂モップ)の断面図である。この清掃用払拭体は、基布102の周囲に多数のパイル104を縫目103により固定して形成されている。また、基布102は上下2枚の基布片の左右端縁をテープ状織布105で保護し、側方のパイル104はテープ状織布105に対して縫着して固定されている。パイル104は、綿やナイロン等の短繊維を紡績した単糸を複数本撚成し、端部をカットして得られたカットパイルと称されるもので、パイルに油剤組成物を含浸させて構成される。
この清掃用具の清掃メカニズムは、パイルが床面と接触状態で摩擦して、床面上のハウスダストをパイルに含浸された油剤組成物の中に吸着固定することである。また、短繊維から形成された紡績糸を使用する理由は、パイルの周面に無数の短繊維の繊維端部が突出し、この短繊維端部によりハウスダストが掻き取られる機能を狙ったものである。更に、カットパイルにしたのは、パイル端部のカット部から無数の繊維が突出し、ハウスダストの掻き取り効果を狙っている。しかし、短繊維端部が周面から突出すると云っても、短繊維は極めて細短く、大きなハウスダストに対しては掻き取り効果は低い。また、パイル端部のカット部と云っても一部だけであり、掻き取り効果が十分とは言えなかった。
そこで、特開2008−104600号公報(特許文献2)、特開2009−185407号公報(特許文献3)及び特開2012−24594号公報(特許文献4)に示される高吸水性高乾燥性払拭具が出現するに至った。これら3件の公開特許公報は、ほぼ同一の図面から構成されているので、特開2008−104600号公報(特許文献2)の図面を参照する。図11は前記高吸水性高乾燥性払拭具Aの正面図である。基布Sの上面には面ファスナー部材Bが配置され、図示されない払拭体把持部に係止される構成になっている。基布Sの下面には、多数のパイルPが固定されて払拭部Wが構成されている。パイルPの根元は前記基布Sの下面に固定され、パイルPは芯糸Cの周囲に放射状に無数のフィラメントFが密に突出し、しかも前記放射状フィラメントがパイルの長手方向に密に形成されている。また、パイルPの先端部PaはフィラメントFの先端が半球面を形成して構成されている。
芯糸Cとその周囲に突出した無数のフィラメントFからなる糸とは一般にモール糸と称されており、フィラメントFは花糸と呼ばれ、飾り糸の一種である。この従来例では、花糸として極めて細い0.05〜0.8d(デニール)の非吸水性フィラメントを密に且つ大量に使用してモール糸を構成し、このモール糸をループパイルに成形してパイルPを構成している。従って、パイル先端部Paが半球面に形成されることになる。この払拭具の花糸は非吸水性のフィラメントであるから水は吸収せず、パイルPの周囲及び先端に存在する無数のフィラメントFの間隙が毛管現象による高吸水性を示す。被清掃面を水洗いした後、この払拭具で非清掃面を拭き取ると、被清掃面から水を吸収して被清掃面を急速に乾燥させることができる。その後、払拭具の水を振り切って水を飛ばし、乾燥させると、繊維表面積が大きいから高速に乾き、高乾燥性を示す。
特開平5−277054号公報 特開2008−104600号公報 特開2009−185407号公報 特開2012−24594号公報
特許文献2に示される清掃用払拭体は、初めてモール糸をパイルに利用した点では、賞賛に値する。しかし、それは高吸水性高乾燥性払拭具、即ち吸水モップへの応用であり、吸水力を上げるために0.05〜0.8d(デニール)という極細繊維を花糸として使用したものである。吸水力を増大させるためには、芯糸の周囲に極細繊維を高密度に林設することが重要であり、芯糸の径方向には放射状に密に花糸を突出させ、しかも芯糸の繊維方向にも前記放射状花糸を密に配置するから、花糸先端の形状は棒状になり、しかも折り返した後撚成してパイルを形成するから、パイルの先端では花糸先端形状が半球形になる。確かに、木の根が多量の水を吸うように、無数の花糸の間隙には毛管現象により多量の水が貯留されるため高吸水性を示し、吸水後に水を振り切ると、花糸繊維が極細のため残留水が蒸発し易く高乾燥性を示す効果がある。
しかしながら、特許文献2の清掃用払拭体では、油剤組成物を含浸させることは困難である。特許文献2〜特許文献4には芯糸の平均太さは記載されていないが、花糸の平均太さは0.05〜0.8d(デニール)から選択されることが強く主張され、しかも花糸は非吸水性フィラメントであり、水だけでなく油剤組成物も含浸することはない。従って、油剤組成物を処理した場合を考えると、油剤組成物は水と同様に、花糸間の間隙に貯留されることになり、油剤が花糸内部に保持されることはないから、清掃時に油剤が被清掃面に転移する可能性がある。また、特許文献2〜4には芯糸の材質は明記されていないから、芯糸に油剤を含浸させることは不可能である。従って、特許文献2〜4のモール糸を利用した払拭具では、油剤組成物を含浸させることは不可能であり、油剤組成物を含浸させる場合には新たな発明が必要になることが明白である。
従って、本発明は、モール糸をパイルに利用する場合に、花糸間に油剤組成物を貯留するのではなく、花糸及び芯糸自体に油剤組成物を含浸させるモール糸を開発し、このモール糸をパイルに適用した清掃用払拭体を提供することを目的とする。同時に、この清掃用払拭体を利用した清掃用具を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、基体に根元部を固定した多数のパイルに油剤組成物を含浸させてダストを取着させる清掃用払拭体において、前記パイルは芯糸の周囲に花糸を多数本突出して形成されたモール糸からなり、前記芯糸は根元部から先端部の方向へ撚成されており、前記花糸は前記根元部から前記先端部の方向へ螺旋状に旋回しているモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第2の形態は、前記芯糸は前記基体に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える芯糸平均太さを有し、前記花糸は前記芯糸に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える花糸平均太さを有し、前記芯糸の長さ10mm当たりに前記花糸が相互に間隔を空けて3〜40本形成され、前記芯糸から伸びる前記花糸の長さは2〜30mmであるモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第3の形態は、前記パイルは一本の前記モール糸から形成されるモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第4の形態は、前記パイルは二本以上の前記モール糸を組み合わせて構成されるモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第5の形態は、前記モール糸はダブルモール糸を含むモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第6の形態は、前記芯糸平均太さは500d〜4000d(デニール)、前記花糸平均太さは100d〜1200d(デニール)であるモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第7の形態は、前記芯糸及び前記花糸の夫々は繊度が1d以上の短繊維を紡績して得られた紡績糸であるモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第8の形態は、前記油剤組成物に、抗アレルゲン剤、抗カビ剤、抗菌剤、香料の一種以上を添加したモール糸型清掃用払拭体である。
本発明の第9の形態は、第1〜第8形態のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体をハンドルを取着した払拭体把持部に装着させたモール糸型清掃用具である。
本発明の第10の形態は、前記ハンドルが主として両手で操作するハンドルであり、前記清掃用具が主として床用清掃用具であるモール糸型清掃用具である。
本発明の第11の形態は、前記ハンドルが主として片手操作できるハンドルであり、前記清掃用具が主としてハンディ清掃用具であるモール糸型清掃用具である。
本発明の第1の形態によれば、基体に根元部を固定した多数のパイルに油剤組成物を含浸させてダストを取着させる清掃用払拭体において、前記パイルは芯糸の周囲に花糸を多数本突出して形成されたモール糸からなるモール糸型清掃用払拭体であるから、芯糸と花糸の両方に油剤組成物を含浸でき、しかも清掃時に多数本の花糸が被清掃面を摩擦しながらハウスダストを掻き出して花糸の間にある間隙でハウスダストを保持し、しかも含浸された油剤組成物でハウスダストを確実に吸着保持できるから、ハウスダストの掻き出しと保持を確実に行え、清掃効率の向上を図ることができる。
また、前記芯糸は根元部から先端部の方向へ撚成されており、前記花糸は前記根元部から前記先端部の方向へ螺旋状に旋回しているから、花糸は芯糸の全周に旋回しながら存在し、清掃時に床面に当接する芯糸の方向に拘わらず、花糸が床面に摩擦接触することができ、どの清掃方向に対しても効率的な清掃を行うことができる。
本発明の第2の形態によれば、前記芯糸は前記基体に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える芯糸平均太さを有しているから、清掃時に芯糸が被清掃面に弾力性を持って接触でき、また前記花糸は前記芯糸に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える花糸平均太さを有しているから、清掃時に花糸が被清掃面に弾力性を持って接触することができる。弾力性を有しているために、芯糸と花糸が被清掃面に摩擦接触でき、花糸のハウスダスト掻き出し効果が効果的に作用し、清掃効率の向上に寄与できる。
また、前記芯糸の長さ10mm当たりに前記花糸が相互に間隔を空けて3〜40本形成されているから、隣り合う花糸間の間隔が3.3〜0.25mmであり、ハウスダストの掻き出しには有効な本数であり、しかも芯糸から伸びる前記花糸の長さは2〜30mmであるから、被清掃面のハウスダストの掻き出しには効果的な長さであり、被清掃面の種類に応じた花糸長を選択することができる。
本発明の第3の形態によれば、前記パイルは一本の前記モール糸から形成されるモール糸型清掃用払拭体であるから、一本のモール糸が所定長さにカットされてパイルを構成している。モール糸は芯糸の周りに花糸を有しているから、芯糸と花糸の太さを選択して、カットパイルのモール糸型清掃用払拭体を提供することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記パイルは二本以上の前記モール糸を組み合わせて構成されるモール糸型清掃用払拭体であるから、モール糸を折り畳んで撚成することによりループパイルにしたり、その先端をカットして二本を引き揃えたカットパイルを形成することができる。また、2本のモール糸を熱融着糸で結合してパイルを太くしたり、周囲を取り巻く花糸を適宜形状に変形することが可能になる。
本発明の第5の形態によれば、前記モール糸はダブルモール糸を含むモール糸型清掃用払拭体が提供できる。芯糸に組み込まれる花糸をモール糸にすると、ダブルモール糸が形成される。ダブルモール糸は花糸がモール糸であるから、通常の花糸よりもより複雑な形状の花糸になり、清掃時に前記複雑な形状の花糸がハウスダストを効果的に掻き出し、また花糸間の間隙形状も複雑化してハウスダストを確実に捕捉でき、油剤組成物でハウスダストを確実に吸着保持することが可能になる。
本発明の第6の形態によれば、前記芯糸平均太さは500d〜4000d(デニール)であるから、清掃用払拭体のパイルの太さは500d〜4000dになる。これ位の太さになるとパイルに腰があり、強靭な柔軟性によって、清掃時に被清掃面からハウスダストを強力に掻き出すことができる。また、前記花糸平均太さは100d〜1200d(デニール)であるから、花糸も腰があり、その柔軟性によって花糸は被清掃面からハウスダストを効率的に掻き出し、繊維中の油剤組成物によってハウスダストを確実に吸着保持することが可能になる。
本発明の第7の形態によれば、前記芯糸及び前記花糸の夫々は繊度が1d以上の短繊維を紡績して得られた紡績糸であるモール糸型清掃用払拭体を提供できる。前記芯糸及び前記花糸の夫々は紡績糸であるから、油剤組成物を繊維内部に吸収しながら含浸する特性を有する。また、芯糸と花糸の周面には無数の短繊維の端部が露出しており、芯糸や花糸によって掻き出されたハウスダストが前記の短繊維端部に引っ掛かり、ハウスダストを保持固定する作用をなす。ハウスダストの保持固定後は、繊維中の油剤組成物によって前記ハウスダストは確実に吸着保持されることになる。
本発明の第8の形態によれば、前記油剤組成物に、抗アレルゲン剤、抗カビ剤、抗菌剤、香料の一種以上を添加したから、ハウスダストを油剤組成物に吸着したとき、ハウスダスト中にあるアレルゲン、カビ、菌等を不活化し、また芳香を発することができる。
本発明の第9の形態によれば、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体をハンドルを取着した払拭体把持部に装着させたモール糸型清掃用具を提供できる。従って、売り切り用清掃用具やレンタル用清掃用具として、家庭用・業務用に活用できる。
本発明の第10の形態によれば、前記ハンドルが主として両手で操作するハンドルであり、前記清掃用具が主として床用清掃用具であるモール糸型清掃用具を提供できる。従って、売り切り用清掃用具やレンタル用清掃用具として、家庭用・業務用に活用できる。
本発明の第11の形態によれば、前記ハンドルが主として片手操作できるハンドルであり、前記清掃用具が主としてハンディ清掃用具であるモール糸型清掃用具を提供できる。従って、売り切り用清掃用具やレンタル用清掃用具として、家庭用・業務用に活用できる。
図1は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体の実施形態の概略構成図である。 図2は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される1本のモール糸からなるパイルの概略説明図である。 図3は、図2に示されたモール糸を構成する花糸の螺旋状旋回を説明する螺旋状旋回図である。 図4は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用されるモール糸からなるパイルの寸法形態説明図である。 図5は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される2本以上のモール糸を揃えて熱融着糸接合して構成されるパイルの概略説明図である。 図6は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される2本以上のモール糸を撚成して構成されるパイルの概略説明図である。 図7は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用されるダブルモール糸からなるパイルの概略構成図である。 図8は、本発明に係るモール糸型清掃用具の実施形態の一例であり、主として両手操作のハンドルを備えた床用清掃用具の概略正面図である。 図9は、本発明に係るモール糸型清掃用具の実施形態の他例であり、主として片手操作のハンドルを備えたハンディ清掃用具の概略斜視図である。 図10は、従来例である特許文献1に示されたモップ(清掃用払拭体)の断面図である。 図11は、従来例である特許文献2に示された高吸水性高乾燥性払拭具(清掃用払拭体)の正面図である。
以下に、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体及びモール糸型清掃用具の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体の実施形態の概略構成図である。モール糸型清掃用払拭体1は、基体2と、基体下面4に固定された多数のパイル10から構成されている。パイル10の根元部12は基体下面4に固定され、その先端部14はカットパイルになっており、先端部14を連ねた面が前記払拭体1の清掃用パイル面に相当する。パイル10は、芯糸18の周りに花糸20を有した1本のモール糸16から形成されている。芯糸18は撚成されており、芯糸18、18の間に挿通された多数の花糸20は、根元部12から先端部14に至るまで螺旋状に旋回して構成されている。
図2は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される1本のモール糸からなるパイルの概略説明図である。(2A)は、2本の芯糸の間に多数の花糸を挟んだ状態の固定前のモール糸の概略図である。(2B)は、2本の芯糸を熱融着糸と一緒に撚成して加熱し、花糸を螺旋状旋回させた状態の概略図である。まず、(2A)に示されるように、モール糸16は、根元部12から先端部14に至る2本の芯糸18、18の間に、直交状に多数の花糸20が挟まれて形成されており、同時に芯糸18、18間には平行に熱融着糸が配置されている。この状態で、芯糸18、18を矢印a方向に撚成してゆき、所定温度で熱融着糸を融着固定すると、(2B)に示されたモール糸16が形成される。(2B)では、モール糸16がそのままパイル10として使用されている。このパイル10は、芯糸18の周囲に花糸20が配置されているが、花糸20は根元部12から先端部14に至るまで螺旋状に旋回し、螺旋状旋回部22が形成されている。1本の花糸20は芯糸18の左右に同長だけ突出しているが、この花糸が次第に旋回しながら芯糸方向に旋回配置されている。それを横から見ると、図示するような正弦曲線に見える訳である。
図3は、図2に示されたモール糸を構成する花糸の螺旋状旋回を説明する螺旋状旋回図である。芯糸18に直交するように多数の花糸20・・が所定間隔に並んでいると仮定する。花糸20を図のように矢印で表記したとき、その先端を花糸先端20cとし、その後端を花糸後端20dとする。芯糸18を矢印a方向に撚成すると、下方向に花糸20は次第に捩れる。花糸1本に対し1個の楕円を描くと、花糸先端20cは図示の如く次第に回転する。花糸先端20cを連ねた実線32及び花糸後端20dを連ねた破線34はいずれも螺旋状に旋回していることが分かる。この螺旋状旋回の実線32と破線34を横から見ると、図2の(2B)に示す正弦曲線になる訳である。
図4は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用されるモール糸からなるパイルの寸法形態説明図である。芯糸18の周囲には螺旋状旋回した花糸20が根元部12から先端部14に至るまで形成されている。正弦曲線に見える領域が螺旋状旋回部22である。正弦曲線の最長部が花糸長hを与え、芯糸の部分長Hは10mm長である花糸平均太さδ及び芯糸平均太さDが夫々図示されている。本発明で好適な範囲は、h=5〜30mm、δ=100d〜1200d(デニール)、D=500d〜4000d(デニール)である。花糸密度nは10mm長H当たりの花糸本数で示され、好適な範囲はn=3〜40本である。図では、n=15(本/10mm)である。
図5は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される2本以上のモール糸を揃えて熱融着糸接合して構成されるパイルの概略説明図である。図に示されるパイル10は、2本のモール糸16a、16bが熱融着糸により一体化されたものである。モール糸16aでは、芯糸18aの周囲に花糸20aが螺旋状旋回部22aを形成しており、同様にモール糸16bでは、芯糸18bの周囲に花糸20bが螺旋状旋回部22bを形成している。2本のモール糸16a、16bを一体化する場合には、螺旋状旋回部22aと螺旋状旋回部22bが相互に打ち消し合わない位置関係で接合すれば、パイル10の周面にある花糸の本数は略2倍にまで増大させることが可能になる。従って、清掃時における花糸によるハウスダストの吸着効率を格段に向上させることが可能になった。
図6は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用される2本以上のモール糸を撚成して構成されるパイルの概略説明図である。図6は図5の変形例を示しているものである。図に示されるパイル10は、2本のモール糸16a、16bを撚成して一体化されたものである。一本のモール糸自体は撚成されているから、2本のモール糸を揃えるだけで図6のように自撚する傾向にあることは云うまでもない。モール糸16aでは、芯糸18aの周囲に花糸20aが螺旋状旋回部22aを形成しており、同様にモール糸16bでは、芯糸18bの周囲に花糸20bが螺旋状旋回部22bを形成している。2本のモール糸16a、16bを撚成一体化する場合には、螺旋状旋回部22aと螺旋状旋回部22bが相互に打ち消し合わない位置関係で一体化すれば、パイル10の周面にある花糸の本数は略2倍にまで増大させることが可能になる。従って、清掃時における花糸によるハウスダストの吸着効率を格段に向上させることが可能になる。
図7は、本発明に係るモール糸型清掃用払拭体に使用されるダブルモール糸からなるパイルの概略構成図である。パイル10はダブルモール糸36から形成されている。ダブルモール糸36では、芯糸38の周囲に配置される花糸40としてモール糸16が使用される。モール糸16は、図示するように、芯糸18の周りに花糸20を配置したものである。基体2には、パイル10の根元部12が固定され、先端部14が自由端となっている。このようなダブルモール糸をパイル10として使用した場合には、花糸40が極めて複雑化し、芯糸38の周りに多数の繊維片が突出し、清掃時に被清掃面からハウスダストを掻き出し、効率的に清掃を行うことができる。
図8は、本発明に係るモール糸型清掃用具の実施形態の一例であり、主として両手操作のハンドルを備えた床用清掃用具の概略正面図である。このモール糸型清掃用具54は、両手操作のハンドル50をジョイント部53を介して払拭体把持部52に連結して構成されている。他方、モール糸型清掃用払拭体1は、両端に袋状部3、3を形成した基体2の下面に本発明に係る多数のパイル10を固定したものである。払拭体把持部52の左右端を前記袋状部3、3に挿入固定すれば、モール糸型清掃用具54が完成される。パイル10には多数の花糸が存在しているから、ハウスダストの掻き出し効果や油剤組成物による吸着効果が極めて優れている。
図9は、本発明に係るモール糸型清掃用具の実施形態の他例であり、主として片手操作のハンドルを備えたハンディ清掃用具の概略斜視図である。このモール糸型清掃用具54は、片手操作のハンドル50をロック部51を介して単なる板状部である払拭体把持部(図示せず)に連接して構成されている。他方、モール糸型清掃用払拭体1は、上面に袋状部3を形成した基体2の下面に本発明に係る多数のパイル10を固定したものである。払拭体把持部を前記袋状部3に挿入してロック部51で固定すれば、モール糸型清掃用具54が完成される。パイル10には多数の花糸が存在しているから、ハウスダストの掻き出し効果や油剤組成物による吸着効果が極めて優れている。
[実施例1〜64:芯糸・花糸パラメータの検証]
以下では、各種の芯糸18と花糸20を用いて、図1に示すモール糸型清掃用払拭体1を作成し、芯糸平均太さD(デニール)、花糸平均太さδ(デニール)、花糸密度n(本/10mm)及び花糸長h(mm)からなる4種の芯糸・花糸パラメータを実験的に決定した。4種の芯糸・花糸パラメータを同時的に決定するのは困難があるから、2段階に分ける。第1段階では、花糸密度n=15(本/10mm)と花糸長h=10mmを固定して、芯糸平均太さD(デニール)と花糸平均太さδ(デニール)の有効範囲を決定した。第2段階では、Dとδの前記有効範囲から選択された芯糸平均太さD=2000d(デニール)と花糸平均太さδ=300d(デニール)を固定して、花糸密度nと花糸長hの有効範囲を決定した。以下に詳細を説明する。
[第1段階:芯糸平均太さDと花糸平均太さδの有効範囲決定]
第1段階では、表1に示される実施例1〜30の試作実験を行った。ここでは、花糸密度n=15(本/10mm)と花糸長h=10mmを固定して、芯糸平均太さD(デニール)と花糸平均太さδ(デニール)の有効範囲を決定した。芯糸平均太さDは500〜4000d(デニール)の5ランクに分け、各ランク毎に花糸平均太さδを表1のように分配して試作を行った。基本的には、花糸平均太さδは芯糸平均太さDより小さく設定している。試作したモール糸型清掃用払拭体1の判断基準として、芯糸の自立性、花糸の形態性、パイル製造の容易性を選んだ。花糸の形態性は、払拭体全体としての美観のみならず、機能的形態であるかどうかを重視した。結果は◎(優)、○(良)、△(可)、×(不可)の4段階で示す。そして、3基準の総合判断を示した。その結果、総合特性として、500≦D≦4000、100≦δ≦1200という結果が得られた。
Figure 2013208262
[第2段階:花糸密度nと花糸長hの有効範囲決定]
第2段階では、表2に示される実施例31〜66の試作実験を行った。第1段階で得られたDとδの範囲から、平均的なD=2000d(デニール)及びδ=300d(デニール)を選んで固定し、花糸密度nと花糸長hを種々に変えて試作実験を行った。花糸密度n=1、3、10、20、30、40の6ランク、花糸長h(mm)=1、5、10、20、30、40の6段階に分けて試作実験をした。試作したモール糸型清掃用払拭体1の判断基準として、モップ(払拭体)の形態性とダスト捕集性を選んだ。モップの形態性は、払拭体全体としての美観のみならず、機能的形態であるかどうかを重視した。結果は◎(優)、○(良)、△(可)、×(不可)の4段階で示す。そして、2基準の総合判断を示した。その結果、総合特性として、3≦n≦40、5≦h≦30という結果が得られた。また、表2の中でダスト捕集性を基準として導入したから、結果として得られた4種の範囲、即ち、500≦D≦4000、100≦δ≦1200及び3≦n≦40、5≦h≦30が有効であることが実証された。
Figure 2013208262
以上説明したように、油剤組成物を含浸させるモップ用のパイルとしてモール糸を利用するのは、本発明者等が初めてである。しかも、モップとしての4条件、即ち、芯糸平均太さD(デニール)、花糸平均太さδ(デニール)、花糸密度n(本/10mm)及び花糸長h(mm)からなる4種の芯糸・花糸パラメータに対し、500≦D≦4000、100≦δ≦1200及び3≦n≦40、5≦h≦30がパイルとして有効であることを発見するに至った。この4条件が明確になったので、今後のモップ製作が極めて円滑に進むことができる。
本発明は、モール糸をパイルに利用する場合に、花糸及び芯糸自体に油剤組成物を含浸させるモール糸を開発し、このモール糸をパイルに適用した清掃用払拭体を提供することに成功した。また、この清掃用払拭体を利用した清掃用具を提供することに成功したものである。従って、本発明によるモール糸型清掃用払拭体及びモール糸型清掃用具は、家庭用に利用されるだけでなく、広く産業一般に利用することができる。
1 モール糸型清掃用払拭体
2 基体
3 袋状部
4 基体下面
5 ロック部
10 パイル
12 根元部
14 先端部
16 モール糸
16a モール糸
16b モール糸
18 芯糸
18a 芯糸
18b 芯糸
20 花糸
20a 花糸
20b 花糸
20c 花糸先端
20d 花糸後端
22 螺旋状旋回部
22a 螺旋状旋回部
22b 螺旋状旋回部
30 楕円
32 実線
34 破線
36 ダブルモール糸
38 芯糸
40 花糸
52 払拭体把持部
53 ジョイント部
54 モール糸型清掃用具
102 基布
103 縫目
104 パイル
105 テープ状織布
106 袋状空間
A 高吸水性高乾燥性払拭具
B 面ファスナー部材
C 芯糸
F フィラメント
P パイル
Pa 先端部
S 基布
W 払拭部

Claims (11)

  1. 基体に根元部を固定した多数のパイルに油剤組成物を含浸させてダストを取着させる清掃用払拭体において、前記パイルは芯糸の周囲に花糸を多数本突出して形成されたモール糸からなり、前記芯糸は根元部から先端部の方向へ撚成されており、前記花糸は前記根元部から前記先端部の方向へ螺旋状に旋回していることを特徴とするモール糸型清掃用払拭体。
  2. 前記芯糸は前記基体に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える芯糸平均太さを有し、前記花糸は前記芯糸に接触する状態から自立する状態までの範囲の柔軟性を与える花糸平均太さを有し、前記芯糸の長さ10mm当たりに前記花糸が相互に間隔を空けて3〜40本形成され、前記芯糸から伸びる前記花糸の長さは2〜30mmである請求項1に記載のモール糸型清掃用払拭体。
  3. 前記パイルは一本の前記モール糸から形成される請求項1又は2に記載のモール糸型清掃用払拭体。
  4. 前記パイルは二本以上の前記モール糸を組み合わせて構成される請求項1、2又は3に記載のモール糸型清掃用払拭体。
  5. 前記モール糸はダブルモール糸を含む請求項1〜4のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体。
  6. 前記芯糸平均太さは500d〜4000d(デニール)、前記花糸平均太さは100d〜1200d(デニール)である請求項1〜5のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体。
  7. 前記芯糸及び前記花糸の夫々は繊度が1d以上の短繊維を紡績して得られた紡績糸である請求項1〜6のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体。
  8. 前記油剤組成物に、抗アレルゲン剤、抗カビ剤、抗菌剤、香料の一種以上を添加した請求項1〜7のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のモール糸型清掃用払拭体をハンドルを取着した払拭体把持部に装着させたことを特徴とするモール糸型清掃用具。
  10. 前記ハンドルが主として両手で操作するハンドルであり、前記清掃用具が主として床用清掃用具である請求項9に記載のモール糸型清掃用具。
  11. 前記ハンドルが主として片手操作できるハンドルであり、前記清掃用具が主としてハンディ清掃用具である請求項9に記載のモール糸型清掃用具。
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