JPS5927253Y2 - 掃く機能を備えたモツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、掃く機能金偏えたモツプに関し、より詳細に
は１合成樹脂の大手のフィラメントから戊る芯と前記芯
の周囲金被覆する細手繊維の組紐とから成るモツプコー
ドの多数音平行に揃え、その付は根部公金固定して成る
掃く機能金偏えたモツプに関する。

従来、床面等のダスト’に除去するための清掃具として
は、古来より箒やモツプ等が使用されているが、これら
はダスト除去及び作業性の点で未だ完全に満足し得ろも
のではない。

例えば、箒は床上のダス）ｋバネ飛ばす所謂バネ掃きに
よって清掃するものであるが、大きいダストの除去は容
易であるとしても、微細なダストが空気中に再飛散して
その捕集金完全に行なうことが困難である。

一方、モツプはモツプコード金清掃すべき床面に沿って
移動させる所謂、押し掃き、引き掃き等によって、その
繊維表面に床面上のダスト金吸着保持せしめて清掃金属
なうものであり、微細なダストの除去は容易であるとし
ても、モツプコードの表面に吸着し得ないような粗大な
ゴミ等の除去には、作業性の点で不適当である。

従って１本考案の目的は、個々のモツプコードが前述し
たバネ掃きに適した腰の強さ１弾力性。

屈曲性等金有すると共に、微細なダストの捕集・保持に
適した大表面積の表面繊維部分金有し、しかもモツプコ
ードが反省する洗浄にも耐える堅ロウ性合有するモツプ
金提供するにある。

本考案金添付図面に示す具体例に基づき詳細に説明する
。

本考案に用いるモツプコード１は１合成樹脂の大手のフ
ィラメントの１本或いは複数本から取る芯２と、この芯
２の周囲金被覆する細手繊維の組紐３とから横取されて
いる。

この芯２は、例えばナイロン、ポリエステルポリプロピ
レン等の合成樹脂のモノフィラメントかう戊り、モツプ
コード１にバネ掃きに適した腰の強さ１弾力性、屈曲性
４与えるように、フィラメント径と本数とが決められる
。

一般に、フィラメント径は０．１乃至ＬＯｍｍ、本数は
フィラメント径によっても相違するが、１本乃至数十本
の範囲内で変化させるのがよい。

本考案において、複数本のナイロン・フィラメント合芯
として使用すると、粗大ゴミの・・ネ掃きに適した適度
の腰の強さと、微細ゴミの吸着に適したコード先端の柔
軟性との組合せが得られる。

本考案において、芯２の周囲を被覆する細手の繊維は所
謂組紐３の形で存在することも極めて重要である。

従来、太いフィラメント芯の周囲に細いマルチフィラメ
ント金螺旋状に纏巻し、熱セットに施したもの４箒とし
て使用することは公知に属する（実公昭４９−１５８４
６号公報）。

このような構造の繊維コードは、洗濯金必要としない箒
の場合には満足し得る結果４与えるとしても。

微細なダスト４吸着させ、且つ吸着されたダスト金洗濯
により除去して再使用する所謂モツプの用途に供した場
合には、洗濯に際して細いマルチフィラメントが芯の周
囲から容易に解れて、腰の強い芯と腰のないマルチフィ
ラメントとが別個のものとなるという欠点金魚れない。

かくして、上述した構造の繊維コードは、モツプに必要
な耐久性に欠けるばかりではなく、長期使用中に清掃作
業性の著しい低下が生じることが明白である。

これに対して、本考案においては、芯の周囲金被覆する
細手繊維金組紐の形で設けたことにより。

苛酷な洗濯金反復した場合にも被覆繊維の解繊が防止さ
れ、しかも微細なゴミに対する優れた吸着保持性と優れ
た清掃作業性とが永続的に保持されるのである。

組紐３金構成する細手繊維としては、木綿、レーヨン等
のセルロース繊維が好適であるが、所謂ナイロン繊維、
アクリル繊維、ポリエステル繊維等の合戊繊維金も用い
ることができ、これらは所謂紡績糸やマルチフィラメン
ト糸の形で組紐の編成に使用される。

組紐の編成方式には、特に制限はなく、それ自体公知の
任意の編成方式が採用される。

例えば第１図に示す如く、多数の糸金斜め方向に交叉さ
せて織成した所謂丸編みの組紐音用いることができる。

しかしながら、本考案においては１個々のモツプコード
の外表面に柔軟性金賦与すると共に、微細なダストの吸
着保持に適した大表面積４与えるために、外方向に突出
した多数の繊維ループ４有する組紐音用いることが特に
望オしい。

このような組紐金偏えたモツプコードの例金示す第２図
において、芯２の周囲を被覆する組紐３には、外方向に
突出した多数の繊維ループ４０列金有しており、これら
の繊維ループ４の列は、組紐３の周囲に２列以上、特に
３列以上設けられている。

本考案に用いるモツプコード金製造するに際して、前述
した大手フィラメント２金芯として組紐金編成してもよ
く、或いは組紐金それ自体公知の手段で編成した後、こ
の組紐３の中空部（中心部）にフィラメント金挿入して
もよい。

また、大手フィラメントの芯２と組紐３とは。

少なくとも１つの部分乃至は位置で、熱融着或いは接着
等の手段で固定することができる。

前述したモツプコード１合モツプに成形するためには、
このモツプコードの多数音平行に揃え、その付は根部公
金、第３図に示す通り、カンバスのような基布５に縫目
６，７で固定する。

好適には所定の長さに裁断したモツプコードの列の中央
部分に帯状の基布５乞位置させ、基布５とモツプコード
１と金縫目６により固定する。

次いでこの縫製品ａ基布５の中心線の部分で折り曲げ、
この折り曲げたもの金、基布５の端縁に近い部分で更に
縫目７により固定する。

このような縫製手段音用いると、大手フィラメントの芯
２も組紐３も基布５から抜けないように強固に固定する
ことができる。

かくして製造されたモツプは、モツプ把持具８のモツプ
取付部分９に着脱自在に取付けられ、床面等の清掃に使
用される。

本考案において１組紐３に、それ自体公知のダスト吸着
性油剤金含浸させ、これによりモツプ４水で湿らすこと
なく使用する場合にも、優れたダスト吸着性とダスト保
持性と金賦与することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のモツプに使用するモツプコードの拡
大正面図であり、第２図は、本考案のモツプに特に好適
に使用でれる他のモツプコードの拡大正面図であり、第
３図は、本考案のモツプ乞把持具と共に示す正面図であ
って、 １はモツプコード、２はフィラメントの芯、３は組紐、
４は繊維ループ、５は基布、６及び７は縫目金夫々示す
。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）合成樹脂の大手のフィラメントから取る芯と前記
   芯の周囲金被覆する細手繊維の組紐とから成るモツプコ
   ードの多数４平行に揃え、その付は根部分合固定して成
   る掃く繊能倉備えたモツプ。 （２）前記組紐は外方向に突出した多数の繊維ループ４
   有していること金特徴とする実用新案登録請求の範囲第
   １項記載のモツプ。 （′３）前記芯は複数本のナイロン製フィラメントから
   戊ろこと金特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
   載のモツプ。 （４）前記組紐はダスト吸着性油剤が含浸されているこ
   と４特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のモ
   ツプ。 （５）前記モツプコードの付は根端部は基布に縫製によ
   り固定されていること金特徹とする実用新案登録請求の
   範囲第１項記載のモツプ。 （６）前記モツプコードは、前記芯と前記組紐とが熱融
   着或いは接着により固定された部分４有していることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のモツプ
   。