JP2013208255A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者を飽きさせず、遊技に対する興趣を向上させる演出を効果的に行え、部品点数や製造コストも低く抑えることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤12に形成された遊技領域17に可動装飾装置27を設けた遊技機であって、可動装飾装置27は、ベース部材31と、一端部112と他端部114とがベース部材31に取付固定され、正面方向に光を照射する第1光源及び遊技領域12の中側に向けて光を照射する第2光源を少なくとも有する発光部34と、内部に第1光源と第2光源とを配置することができる中空の多角柱体に形成されており、該多角柱体を構成する各側面部が遊技機1の演出表示に用いる表示部として形成され、発光部34の一端部112と他端部114とを結ぶ軸を回動軸として発光部34の回りを回動可能に設けられた可動体32とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に可動装飾装置を設けた遊技機に関する。
従来、パチンコ機をはじめとする遊技機では、遊技盤に形成された遊技領域にセンター役物や装飾ランプが設けられている。近年は、センター役物には液晶表示装置が用いられることが多く、この液晶表示装置に数字等から構成される種々の図柄やアニメーションを表示して、遊技の状態に応じて遊技者の遊技に対する興趣を向上させるための種々の演出が行われる。また、装飾ランプは、立体的なカバーで覆われているものや、遊技機に関連するキャラクター等のモチーフを模した意匠の形をしているものが用いられる。この装飾ランプも、例えば液晶表示装置で表示される図柄やアニメーションの表示と連動して、又はこれらとは独立して、種々の発光態様で遊技者の遊技に対する興趣を向上させるための演出を行う。
近年は、遊技機での演出が多様化しており、上記した液晶表示装置や装飾ランプの他、可動装飾体を有するものも存在する。例えば、特許文献1に記載されている遊技機では、遊技盤の中央に開口部が形成されており、ミラーボール等の可動装飾体の一部がこの開口部から該遊技盤の前面に突出して設けられている。特許文献1に記載の遊技機における可動装飾体は、回転装置により回転され、遊技盤の下部に設けられた照射ランプにより光を照射されると光を反射するように構成されている。また、この可動装飾体は、内部に液晶表示装置を有しており、この液晶表示装置に表示された画像を該可動装飾体の透光面を介して表示するようにも構成されている。
特開2007−202983号公報
しかしながら、特許文献1に記載された遊技機は、可動装飾体が球体であり、その内部に液晶表示装置が設けられているため、該液晶表示装置にて行われる演出表示が正面に向けて行われるものに限定されるので、正面方向以外の他の方向に向けて異なる表示態様の演出を行うことができず、演出が単調なものになりがちであるという問題があった。このような問題を解決する方法としては、正面だけでなく、種々の表示態様で演出表示するための表示面を他の方向にも備えることが考えられる。しかし、特許文献1に記載の遊技機の場合には、液晶表示装置が正面に向けて画像を表示するのみであるから、該液晶表示装置から光が照射される正面の表示面のみが明るく照らされ、他の表示面は暗いままの状態となり、遊技機全体としての演出効果を向上させるには限界があった。一方、全ての表示面に対して光を照射させるように発光部材を設けた場合には、表示面の数に伴って発光部材の数も増加し、製造コストが増大するという別の問題も生じていた。また、このように表示面の数の増加に伴って発光部材の数を増加させると、可動装飾体が大型化し、遊技機におけるスペース効率を低下させてしまうという問題も生じる。
本発明は、上記した問題を解決するためになされたものであり、遊技者を飽きさせず、遊技に対する興趣を向上させる演出を効果的に行え、部品点数や製造コストも低く抑えることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)遊技盤に形成された遊技領域に可動装飾装置が配置された遊技機であって、前記可動装飾装置は、ベース部材と、一端部と他端部とが前記ベース部材に取付固定され、正面方向に光を照射する第1光源及び前記遊技領域の中側に向けて光を照射する第2光源を少なくとも有する発光部と、内部に前記第1光源と第2光源とを配置することができる中空の多角柱体に形成されており、該多角柱体を構成する各側面部が遊技機の演出表示に用いる表示部として形成され、前記発光部の一端部と他端部とを結ぶ軸を回動軸として前記発光部の周りを回動可能に設けられた可動体と、を備えたことを特徴とする遊技機;
(2)前記可動体を回動させる駆動手段を備え、前記可動体は、前記駆動手段の駆動力を伝達する伝達部と、前記ベース部材に形成された嵌合部と嵌合可能に形成され、前記ベース部に対して前記可動体の他端部が位置決めされる第1位置決め部と、前記発光部の他端部と嵌合可能に形成され、前記発光部の他端部を位置決めする第2位置決め部と、を有することを特徴とする上記(1)記載の遊技機;
を要旨とする。
本発明によれば、正面方向に光を照射する第1光源及び遊技領域の中側に光を照射する第2光源を少なくとも有する発光部を備えているので、発光部の周囲にて回動する可動体の複数の表示面のうち、遊技者が遊技中に視認可能な正面及び遊技領域の中側の表示面を明るく照らすことができる。したがって、遊技者が視認する表示面は全て明るく照らされているので、遊技機全体としての演出効果を向上させることが可能になる。
また、本発明によれば、内部に第1光源と第2光源とを配置することができる中空の多角柱体に形成されており、該多角柱体を構成する各側面部が遊技機の演出表示に用いる表示部として形成され、発光部の一端部と他端部とを結ぶ軸を回動軸として前記発光部の回りを回動可能に設けられた可動体を備えているので、光源の数を減らすことができ、部品点数の減少し、遊技機の製造コストを低減することも可能になる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の正面図である。 遊技機を構成する裏ユニットの正面図である。 可動装飾装置の外観構成を表した外観斜視図である。 ベース部材の表面側からの構成を表した分解斜視図である。 ベース部材の裏面側からの構成を表した分解斜視図である。 可動体の構成を表した分解斜視図である。 装飾体の構成を表した分解斜視図である。 発光部材の外観構成を表した外観斜視図であり、(a)図は正面側からの外観構成を表した図、(b)図は左側面側からの外観構成を表した図である。 発光部材の構成を正面側から表した分解斜視図である。 発光部材の構成を裏面側から表した分解斜視図である。 発光部材を可動体に挿入する手順を説明するための説明図である。 発光部材の他端部を可動体に取り付ける手順を説明するための説明図であり、(a)図は発光部材の他端部を可動体に取り付ける前の状態を表した図、(b)図は発光部材の他端部を可動体に取り付けた状態を表した図である。 発光部材を挿入した可動体を組み立てる手順を説明するための説明図であり、(a)図は可動体に上蓋部を取り付ける前の状態を表した図、(b)図は可動体に上蓋部を取り付けた状態を表した図である。 発光部材の上部をベース部材に取付固定する手順を説明するための説明図であり、(a)図は発光部材の上部をベース部材に取付固定する前の状態を表した図、(b)図は発光部材の上部をベース部材に仮固定し、取付固定する状態を表した図である。 可動体をベース部材に取付固定する手順を説明するための説明図であり、(a)図は可動体をベース部材に取付固定する前の状態を表した図、(b)図は可動体をベース部材に取付固定した状態を表した図である。 可動体及び発光部材をベース部材に組み付けた状態を説明するための説明図である。 可動装飾装置を動作させた時の可動体の状態と発光部材の状態を説明するための説明図である。
本発明に係る遊技機の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施の形態では、本発明に係る遊技機の一例としてパチンコ機を用いて説明するが、本発明はパチンコ機以外の遊技機に適用してもよい。また、本明細書においては、パチンコ機及びパチンコ機を構成する各部材の「前側」、「後側」は、パチンコ機を正面から見た場合における表面側(前面側)、背面側(後面側)を示すものとする。また、本明細書においては、パチンコ機及びパチンコ機を構成する各部材に関して「上側」、「下側」、「左側」及び「右側」は、図1に示すようにパチンコ機を正面から見た場合における上側、下側、左側及び右側を示すものとする。
本実施の形態に係る遊技機の外観構成を図1に基づいて説明する。遊技機1は、機体の外郭を構成する縦長方形の外枠2を備えている。この外枠2の開口前面側には、縦長方形の中枠3が着脱自在に組み付けられている。中枠3は、全体的に合成樹脂材料を用いて成形されており、内部に遊技盤12等を取付固定することができるように構成されている。前枠4は、中枠3の前面側に、該前枠4の左側に設けられたヒンジを中心に中枠3に対して横開きをすることができるように開閉自在に組み付けられている。前枠4は、ガラス板5を備えており、遊技者が遊技盤12を視認することができ、かつ遊技盤12を保護することができるように構成されている。また、前枠4は、遊技に使用する遊技球を一時的に貯留する上受け皿6と、上受け皿6から溢れ出て流下した遊技球を貯留する下受け皿7とをガラス板5の下方に備えている。
また、遊技機1は、遊技盤12に向けて遊技球を弾発するための発射装置を内部に備えており、この発射装置の弾発強さを操作ハンドル8の回動量によって調節することができるように構成されている。また、上受け皿6には、遊技球を貯留する貯留スペースの前側に、遊技者が遊技中に押圧操作する各種ボタン9a,9b,9cが配置されている。なお、図1中の符号10,11は、音声を出力するためのスピーカである。
遊技盤12は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材料で成型された略正方形の平板状の部材である。この遊技盤12の後側には、図2に示す裏ユニット13がビス等によって取付固定されている。遊技盤12には、センター役物18を取り付けるための開口部14が略中央部に開口形成されている。また、遊技盤12の表面には、発射装置で弾発された遊技球を遊技盤12の上部へ案内する案内レール15が設けられている。また、遊技盤12には、案内レール15により遊技盤12の上部に案内された遊技球が該遊技盤12の下部に向けて流下する遊技領域17が形成されている。
遊技領域17には、センター役物18を取り付けるための開口部14が該遊技領域17の略中央部に開口形成されている。また、遊技領域17には、普通入賞装置20、始動入賞装置21、大入賞装置22等の各種入賞装置が設けられている。また、遊技領域17には、多数の誘導釘23が打たれている。遊技領域17を流下する遊技球は、誘導釘23に当たって流下方向を変化させながら遊技領域17の上部から下部に向かって流下する。遊技領域17を流下する遊技球の一部は各種入賞装置に設けられている各種入賞口(図示せず)に入賞し、それ以外の遊技球は、遊技領域17の最下部に設けられたアウト口24に流入する。
普通入賞装置20は、遊技領域17に複数個(本実施の形態では3個)設けられている。これら普通入賞装置20は、図示しない普通入賞口を有しており、遊技球が普通入賞口に入賞すると所定の数(例えば10個)の賞球を払い出すように構成されている。
始動入賞装置21は、センター役物18の下方に配置されている。始動入賞装置21は、図示しない始動入賞口を有しており、遊技球が始動入賞口に入賞すると遊技者に有利な大当り状態で遊技を行うか否かを抽選する大当り抽選が行われるように構成されている。
大入賞装置22は、始動入賞装置21の下方に配置された第1大入賞装置22aと、センター役物18の下方であって、遊技領域17の左右方向中央から右方に配置されている第2大入賞装置22bを備えている。これら第1大入賞装置22a及び第2大入賞装置22bは、図示しない大入賞口を備えている。第1大入賞装置22a及び第2大入賞装置22bは、通常は遊技球が入賞することがなく、大当り抽選に当選した時に、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒)が経過するまでの間、遊技球が入賞するように構成されている。遊技機1は、大入賞口に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球の数に対応した数の賞球を遊技者に払い出すように構成されている。なお、本実施の形態では、大入賞装置22を複数個有する遊技機1を用いて説明したが、大入賞装置22の数はこれに限定されるものではない。
センター役物18は、装飾枠25、図柄表示装置としての液晶表示装置26及び可動装飾装置27を備えている。装飾枠25は、各種の装飾が施されている枠状の部材であり、遊技盤12の開口部14に対して該遊技盤12の前側から挿入して取付固定されている。液晶表示装置26は、数字等から構成される種々の図柄やアニメーション等を表示したり、遊技の状態に応じた種々の演出表示を行うためのもので、図2に示す裏ユニット13に取付固定されている。裏ユニット13に遊技盤12を取付固定すると、裏ユニット13で液晶表示装置26が配置される位置には遊技盤12の開口部14が位置するようになっており、液晶表示装置26で表示される図柄等は、遊技盤12の開口部14を介して遊技者が視認できるように構成されている。なお、本実施の形態では、図柄表示装置の一例として液晶表示装置26を用いて説明しているが、上記した演出表示を行うことができるものであれば、液晶表示装置26以外のものを任意に選択して用いてもよい。
図2に示すように、可動装飾装置27は、裏ユニット13において液晶表示装置26の右側に位置するように配置されており、裏ユニット13に遊技盤12を取付固定した場合には遊技領域17に設置されるように配置されている。この可動装飾装置27は、遊技盤12に取付固定された装飾枠25の内部に位置するように配置されており、遊技盤12が裏ユニット13に取付固定された場合には、該装飾枠25の右端に位置するように配置される。なお、本実施の形態では、可動装飾装置27が液晶表示装置26の右側に位置するように配置した例を用いて説明するが、可動装飾装置27を設置する位置はこれに限定されるものではない。例えば、液晶表示装置26の左側、上側、又は下側に取付固定してもよいし、これら以外の場所に取付固定してもよい。
図3に示すように、可動装飾装置27は、ベース部材31、可動体32、駆動手段としての駆動モータ33及び発光部34(図11参照)を備えている。この可動装飾装置27は、ベース部材31に可動体32が設けられており、可動体32は、ベース部材31に設けられている駆動モータ33の駆動力を受けて回動するように構成されている。また、この可動装飾装置27は、発光部34が可動体32の内部に位置するようベース部材31に取付固定されている。以下において、各部材の構成を詳細に説明する。
ベース部材31は、可動装飾装置27を裏ユニット13に取付固定する際、該裏ユニット13にネジ止め等の従来から公知の方法で取付固定されるベースとなるものである。本実施の形態では、ベース部材31は、ポリカーボネート等の合成樹脂材料で成形されたものを用いているが、これに限定されず、合成樹脂材料以外の材料を任意に選択して適宜用いてもよい。
図4及び図5に示すように、ベース部材31は、ベース本体35、第1上固定体36、第2上固定体37、及び下固定体38とを備えている。ベース本体35は、裏ユニット13に可動装飾装置27を取り付ける際の取付基板となるものである。ベース本体35は、前面に畝状の装飾部39が形成されており、この装飾部39の右側には、該装飾部39と隣接するように配線収納部40が形成されている。配線収納部40は、左側壁部41に図示しない基板を取付固定することができるように構成されており、基板に設けられているコネクタを介して、可動装飾装置27の発光や駆動等に関する各種電気信号の通信及び電力の供給等が行えるようになっている。また、配線収納部40は、通信や電力の供給等に使用される各種配線を収納することができるように構成されている。また、ベース本体35には、第1上固定体36を取付固定するための孔35aが上部に3つ開口形成され、下固定体38を取付固定するための孔35bが下部に4つ開口形成されている。
第1上固定体36は、可動体32を回動させるための駆動モータ33を取付固定するとともに、第2上固定体37を取付固定するためのもので、ベース本体35の前側に取付固定されるように形成された略L字形の部材である。図4及び図5に示すように、第1上固定体36は、ベース本体35に取付固定するためのネジ孔36aが裏面側の3か所に設けられており、ネジS1によりベース部材35にネジ止め固定されるようになっている。また、第1上固定体36は、上面側に駆動モータ33を取付固定するための駆動モータ取付部42と、駆動モータ33の駆動軸が挿通可能な駆動軸挿通孔43とを有している。また、第1上固定体36には、第2上固定体37を取付固定するためのネジ孔36bが上面側の4ヵ所に設けられており、ネジS2によりネジ止め固定されるように構成されている。
第2上固定体37は、発光部34の一端部112を取付固定し、可動体32の上端部を回動可能に支持するためのものである。この第2上固定体37には、該第2上固定体37を第1上固定体36に取付固定するための孔37aが、ベースとなる固定基板44の4ヵ所に開口形成されており、第1上固定体36に対してネジS2により取付固定することができるように構成されている。また、第2上固定体37には、固定基板44の下側に第1嵌合凹部45が形成され、該固定基板44の上側に発光部用取付部46が形成されている。
第1嵌合凹部45は、可動体32を構成する後述する伝達部63の上部に形成されている第1嵌合凸部84と嵌合可能に形成されており、嵌合された可動体32を回動可能に支持するためのものである。本実施の形態では、平面視した時の形状が円形となる壁部47を固定基板44の下方に延出させることで、この壁部47の内部に第1嵌合凹部45を形成し、可動体32の第1嵌合凸部84が嵌合するように構成されている。
発光部用取付部46は、発光部34の上部に形成されている一端部112を取付固定するためのもので、固定基板44の上面側から上方に向けて突出するように形成されている。図4及び図5に示すように、発光部用取付部46は、固定基板44に開口形成された発光部挿通用開口部48と、この発光部挿通用開口部48の周囲に形成された前壁部49、左壁部50、右壁部51及び上壁部52とから構成されている。また、発光部用取付部46は、これら前壁部49、左壁部50、右壁部51及び上壁部52によって囲まれている空間部53を有している。この空間部53は、発光部34が発光部用取付部46に取付固定される際、該発光部34の一端部112が配置される空間である。また、前壁部49には、空間部53の中に発光部34の一端部112が配置された時、該一端部112に形成されている取付孔113a,113bが位置する場所と同じ場所に、一端部112を第2上固定体37に取付固定するための孔部46a,46bが開口形成されている。
下固定体38は、可動体32の下端部を回動可能に支持するとともに、可動体32の回動位置を検出するためのセンサ部材54を取付固定するためのものである。この下固定体38には、該下固定体38をベース本体35の前側に取付固定するための孔38aが4ヵ所に開口形成されており、ベース本体35に対してネジS3により取付固定することができるように構成されている。また、下固定体38には、第2嵌合凹部55とセンサ部材取付部56とが形成されている。
第2嵌合凹部55は、可動体32を構成する後述する支持部65の下部に形成されている第3嵌合凸部93と嵌合可能に形成されており、可動体32を回動可能に支持するためのものである。本実施の形態では、平面視した時の形状が円形となる壁部57を形成し、この壁部57の内部に凹部を形成することで第2嵌合凹部55を形成し、可動体32の第3嵌合凸部93が嵌合するように構成されている。
センサ部材取付部56は、第2嵌合凹部55の右側に隣接して形成されており、取り付けられるセンサ部材54の位置決めをするための位置決め部56aが形成されている。またこのセンサ部材取付部56は、センサ部材54をネジ止め等の方法によって取付固定するための孔56bが開口形成されている。
次に、可動体32の構成を図6及び図7に基づいて説明する。図6に示すように、可動体32は、演出装飾部61、上蓋部62、伝達部63、下蓋部64及び支持部65を備えている。図7に示すように、演出装飾部61は、装飾本体66と複数の表示部67a〜67fとから構成されている。また、図6に示すように、可動体は、中空の多角柱体としての六角柱体に形成されており、この六角柱を構成する後述する各側面部が遊技機1の演出表示に用いる表示部として形成されている。また、可動体は、内部に発光部を配置することが出来るように構成されている。
装飾本体66は、第1演出装飾体68と第2演出装飾体69とから構成されており、これら第1演出装飾体68と第2演出装飾体69とを組み合わせると、中空の六角柱形状となるように形成されている。また、第1演出装飾体68及び第2演出装飾体69は、透光性を有する材料で形成されている。
第1演出装飾体68は、第1側面部68a、第2側面部68b、第3側面部68c、第1上面部68d及び第1下面部68eから構成されており、これらが一体的に成形されている。また、第2演出装飾体69は、第4側面部69a、第5側面部69b、第6側面部69c、第2上面部69d及び第2下面部69eから構成されており、これらが一体的に成形されている。なお、第1演出装飾体68は、第1〜第3側面部68a〜68c、第1上面部68d及び第1下面部68eを別体により形成し、これらを組み合わせてもよい。同様に、第2演出装飾体69は、第4〜第6側面部69a〜69c、第2上面部69d及び第2下面部69eを別体により形成し、これらを組み合わせてもよい。なお、上記した角度は、これに限定されるものではなく、任意に選択した角度としてもよい。
第1演出装飾体68における第1〜第3側面部68a〜68cは、第1演出装飾体68を平面視した時の第1側面部68aと第2側面部68bとのなす角、及び第2側面部68bと第3側面部68cとのなす角が鈍角となるように形成されている。また、第2演出装飾体69における第4〜第6側面部69a〜69cは、第2演出装飾体69を平面視した時の第4側面部69aと第5側面部69bとのなす角、及び第5側面部69b及び第6側面部69cとのなす角が鈍角となるように形成されている。これら第1〜第3側面部68a〜68c及び第4〜第6側面部69a〜69cには、可動体32の内部に配置される発光部34から照射された光を拡散することが可能な光拡散構造が形成されている。
第1上面部68dは、第1〜第3側面部68a〜68cの上部において該第1〜第3側面部68a〜68cと直交し、かつこれら第1〜第3側面部68a〜68cで部分的に囲まれる空間内の一部に形成されている。この第1上面部68dには、第1位置決め用突起部68fと第1上蓋体固定部68gとが形成されている。また、第2上面部69dは、第4〜第6側面部69a〜69cの上部において該第4〜第6側面部69a〜69cと直交し、かつこれら第4〜第6側面部69a〜69cで部分的に囲まれる空間内の一部に形成されている。この第2上面部69dには、第2位置決め用突起部69fと、第2上蓋体固定部69gとが形成されている。
第1位置決め用突起部68f及び第2位置決め用突起部69fは、上蓋部62を取り付ける際に該上蓋部62の位置決めを行うためのものであり、第1位置決め用突起部68fは第2側面部68bの上端部から上方に突出するように形成され、第2位置決め用突起部69fは第5側面部69bの上端部から上方に突出するように形成されている。第1上蓋体固定部68g及び第2上蓋体固定部69gは、上蓋部62を取付固定するためのものであり、本実施の形態では、第1上蓋体固定部68gは第1上面部68dの2ヶ所に形成され、第2上蓋体固定部69gは第2上面部69dの2ヶ所に形成されており、上蓋部62をネジ止め固定することができるように構成されている。
第1下面部68eは、第1〜第3側面部68a〜68cの下部において該第1〜第3側面部68a〜68cと直交し、かつこれら第1〜第3側面部68a〜68cで部分的に囲まれる空間内の一部に形成されている。この第1下面部68eには、第3位置決め用突起部68hと第1下蓋体固定部68iとが形成されている。また、第2下面部69eは、第4〜第6側面部69a〜69cの上部において該第4〜第6側面部69a〜69cと直交し、かつこれら第4〜第6側面部69a〜69cで部分的に囲まれる空間内の一部に形成されている。この第2下面部69eには、第4位置決め用突起部69hと、第2下蓋体固定部69iとが形成されている。第3位置決め用突起部68h及び第4位置決め用突起部69hは、下蓋部64を取り付ける際に該下蓋部64の位置決めを行うためのものであり、第3位置決め用突起部68hは第2側面部68bの下端部から下方に突出するように形成され、第4位置決め用突起部69hは第5側面部69bの下端部から下方に突出するように形成されている。第1下蓋体固定部68i及び第2下蓋体固定部69iは、下蓋部64を取付固定するためのものであり、本実施の形態では、第1下蓋体固定部68iは第1下面部68eの2ヶ所に形成され、第2下蓋体固定部69iは第2下面部69eの2ヶ所に形成されており、下蓋部64をネジ止め固定することができるように構成されている。
第1演出装飾体68と第2演出装飾体69とを組み合わせて形成された装飾本体66は、第1上面部68d及び第2上面部69dとに囲まれて形成された第1空間部71と、第1下面部68e及び第2下面部69eとに囲まれて形成された第2空間部72とを有する。
表示部67a〜67fは、第1演出装飾体68及び第2演出装飾体69の外周面側に取付固定することができるように形成されている。この表示部67a〜67fは、上下方向の大きさが装飾本体66の上下方向の大きさよりも大きく、該装飾本体66に上蓋部62及び下蓋部64を取り付けた時に、該表示部67a〜67fの上端の位置と上蓋部62の上面との位置とが略面一となり、該表示部67a〜67fの下面の位置と下蓋部64の下面の位置とが略面一となる大きさに形成されている。これら表示部67a〜67fは、該表示部67a〜67fの外周面に「瞑想の陣」のような装飾を付した文字等の各種装飾が施されており、遊技の状態に応じて各種の演出を行うことができるように構成されている。なお、表示部67a〜67fに付されている各種装飾には、文字や図柄に限定するものではなく、それ以外の装飾を任意に選択して適宜用いることができる。
図6に示すように、装飾本体66の周囲に表示部67a〜67fと取り付けると、第1演出装飾体68の第1上面部68d及び第2演出装飾体69の第2上面部69dの高さ方向の位置と、表示部67a〜67fの上端部の高さ方向の位置との間に差が生じており、第1嵌合空間部73が形成されている。同様に、第1演出装飾体68の第1下面部68e及び第2演出装飾体69の第2下面部69eの高さ方向の位置と、表示部67a〜67fの下端部の高さ方向の位置との間にも差が生じており、第2嵌合空間部74(図16参照)が形成されている。第1嵌合空間部73は、上蓋部62を装飾本体66に取り付ける際、該上蓋部62を嵌合し、該上蓋部62を取付固定することができるように形成された空間である。第2嵌合空間部74は、下蓋部64を装飾本体66に取り付ける際、該下蓋部64を嵌合し、該下蓋部64を取付固定することができるように形成された空間である。
図6に示すように、上蓋部62は、装飾本体66の上部に取付固定されるものである。この上蓋部62は、基板76と、この基板76から上方に向けて凸状に形成された凸部77とを有している。基板76は、第1嵌合空間部73内に嵌合することができる大きさに形成されており、本実施の形態では、平面視した時の形状が略六角形となるように形成されている。また、この基板76には、第1上蓋体固定部68gにネジ止め固定する際にネジを通すための孔62aと、第2上蓋体固定部69gにネジ止め固定する際にネジを通すための孔62bが開口形成されている。また、この基板76には、第1位置決め用突起部68fと係合して位置決めされる第1位置決め用凹部78と、第2位置決め用突起部69fと係合して位置決めされる第2位置決め用凹部79とが形成されている。
凸部77は、基板76から上方に向けて凸状に形成されている。この内部は中空状になっており、貫通孔81を介して上蓋部62の外部と連通するようになっている。なお、この内部は、上蓋部62の下部においても該上蓋部62の外部と連通するように構成されている。凸部77は、基板76から上方に向けて延びる垂直部77aと、該垂直部77aの上端部において内径方向に向けて屈曲して該内径方向に延出する水平部77bとを有している。水平部77bには、上蓋部62において伝達部63を取付固定する際の位置決めを行うための位置決め用孔77cと、上蓋部62に伝達部63を取付固定するための取付固定孔77dとが設けられている。
伝達部63は、駆動モータ33から加えられる駆動力を可動体32に伝達するためのもので、上蓋部62の上方に取付固定されるように構成されている。この伝達部63は、内部が中空状に形成された円柱状の部材であり、下部には従動ギヤ82が形成されている。従動ギヤ82は、伝達部63の下部において円柱状に形成された側面の全周にわたって形成されており、駆動モータ33に取り付けられている駆動ギヤ33aと噛み合い、駆動ギヤ33aを介して駆動モータ33の駆動力が伝達されるように構成されている。また、伝達部63は、第1挿通孔83を有している。第1挿通孔83は、演出装飾部61の内部に配置される発光部34の一端部112を挿通することができるように形成されている。なお、図示していないが、伝達部63には、下面に、上蓋部62の凸部77に形成されている位置決め用孔77cに嵌合する突起部と、該凸部77に形成されている取付固定孔77dを介してネジ止め固定されるネジ孔が設けられている。なお、伝達部63における従動ギヤ82よりも上に位置する円柱形状の上端部は、第2上固定体37に形成された第1嵌合凹部45と嵌合するように形成された第1嵌合凸部84である。
図6に示すように、下蓋部64は、装飾本体66の下部に取付固定されるものである。下蓋部64は、第2嵌合空間部74内に嵌合することができる大きさに形成されており、本実施の形態では、平面視した時の形状が略六角形となるように形成されている。また、下蓋部64には、第1下蓋体固定部68iにネジ止め固定する際にネジを通すための孔と、第2下蓋体固定部69iにネジ止め固定する際にネジを通すための孔が開口形成されている。また、下蓋部64には、第3位置決め用突起部68hと係合して位置決めされる第3位置決め用凹部86と、第4位置決め用突起部69hと係合して位置決めされる第4位置決め用凹部87とが形成されている。
下蓋部64には第2挿通孔88が開口形成されている。第2挿通孔88は、支持部65の第2嵌合凸部92が挿通可能な大きさに形成されており、下蓋部64に支持部65を取付固定した場合には、第2挿通孔88よりも上方に第2嵌合凸部92の先端が位置し、下蓋部64の上面から突出させることができるように形成されている。
支持部65は、取付固定部91と、第1位置決め部としての第2嵌合凸部92と、第2位置決め部としての第3嵌合凸部93とを備えている。取付固定部91は、支持部65を下蓋部64の下部に取付固定するためのものであり、略円板状に形成されている。取付固定部91には、下蓋部64にネジ止め固定する際に使用される孔91aが開口形成されているほか、下蓋部64に取付固定する際の位置決め用孔91bが開口形成されており、支持部65を下蓋部64に取付固定する際は、下蓋部64に形成された位置決めピン(図示せず)を位置決め用孔94に挿し込んで位置決めを行い、ネジ止め固定するように構成されている。また、取付固定部91には検出片95が突出形成されている。
第2嵌合凸部92は、取付固定部91から上方に向けて延出するように形成されている。この第2嵌合凸部92は、発光部34の他端部114を回動自在に支持するためのもので、先端部97と、この先端部97よりも取付固定部91側に形成され、外径が該先端部97よりも大径となるように形成された基端部98とが形成されている。先端部97は、発光部34の他端部114に形成された第3嵌合凹部115に嵌合することが可能な外径を有するように形成されており、支持部65が下蓋部64に取付固定されると、第2挿通孔88を挿通して下蓋部64の基端面から突出するように配置される(図12(a)参照)。
基端部98は、外径が先端部97よりも大径となるように形成されており、支持部65が下蓋部64に取付固定された時に、第2挿通孔88と嵌合可能な大きさに形成されている。なお、本実施の形態では、基端部98と先端部97とでは外径が異なるように形成されているが、第2挿通孔88の孔径が先端部97の外径と同一であれば、基端部98の外径と先端部97の外径とが同じであってもよい。この検出片95は、センサ部材54が可動体32の回動位置を検出する際に使用されるもので、本実施の形態では取付固定部91に一体成型されている。
第3嵌合凸部93は、下固定体38に形成されている第2嵌合凹部55と嵌合させて、可動体32をベース部材31に回動自在に支持させるためのもので取付固定部91から下方に向けて延出するように形成されている。この第3嵌合凸部93は、平面視した時の形状が円形状となるように形成されており、その外径の大きさが第2嵌合凹部の内径と略同じか、若干小さくなるように形成されており、第2嵌合凹部55に対して容易に嵌合させることができるように構成されている。
次に、発光部34の構成を図8〜図10に基づいて説明する。発光部34は、可動体32の内部に配置され、該可動体32の内部から光を照射するためのものである。発光部34は、発光部本体101、第1発光基板102、第1レンズ部材103、第2発光基板104及び第2レンズ部材105を備えている。発光部本体101は、発光部34を構成する第1発光基板102、第1レンズ部材103、第2発光基板104及び第2レンズ部材105が取付固定されるように構成されたベース状の部材である。発光部本体101は、左側壁部106と右側壁部107とを有し、これら左側壁部106と右側壁部107との間に、第1発光基板102及び第1レンズ部材103を取付固定するための第1発光基板取付部108が形成されている。また、右側壁部107が設けられている箇所には、この右側壁部107を一部切り欠いて、第1レンズ部材103をネジによりネジ止め固定するための固定孔107aが設けられている。また、発光部34は、前側壁部109を有し、この前側壁部109の後側に第2発光基板104及び第2レンズ部材105を取付固定するための第2発光基板取付部110が形成されている。この第2発光基板取付部110には、第2発光基板104をネジにより取付固定する取付孔110aが2ヶ所に形成されており、第2レンズ部材105をネジにより取付固定する取付孔110bが2ヶ所に形成されている。
これら第1発光基板取付部108と第2発光基板取付部110は、第1発光基板102に取り付けられている第1光源としてのLED111aが光を照射する方向と、第2発光基板104に取り付けられている第2光源としてのLED111bが光を照射する方向とが、互いに直交する方向となるように形成されている。すなわち、発光部34は、可動装飾装置27が裏ユニット13に取付固定された場合には、第1発光基板取付部108に取り付けられている第1発光基板102のLED111aが正面方向に光を照射し、第2発光基板取付部110に取り付けられている第2発光基板104のLED111bが正面方向とは直交する遊技領域17の中側方向(本実施の形態では左方向)に光を照射する。
また、発光部本体101には、上側の端部である一端部112に取付孔113a,113bが設けられている。この取付孔113a,113bは、発光部34をベース部材31に取付固定するためのものである。また、発光部本体101には、下側の端部である他端部114に第3嵌合凹部115が形成されている。この第3嵌合凹部115は、発光部34が可動体32の内部に配置された時に、可動体32を構成する支持部65の先端部97と嵌合するように形成されている。第3嵌合凹部115は、支持部65の先端部97の外径と略同一か、該先端部97の外径よりも若干大径となるように形成されている。ここで、可動体32は、回動軸を中心として回動するように構成されているが、この回動軸は、発光部本体101の一端部112と他端部114とを結ぶ軸が可動体32の回動軸と同じ位置となるように配置されている。
第1発光基板102は、第1発光基板取付部108に取付固定されるように形成されており、基板上に12個のLED111aが設けられている。また、第1発光基板102は、第1レンズ部材103に形成された第1レンズ部材固定孔103aとの干渉を防ぐための逃げ部102aが2ヶ所に形成されている。なお、第1発光基板102は、ネジによって第1発光基板取付部108に取付固定されるようになっている。第2発光基板104は、第2発光基板取付部110に取付固定されるように形成されており、基板上に6個のLED111bが設けられている。また、第2発光基板104は、第2レンズ部材105に形成された第2レンズ部材固定孔105aとの干渉を防ぐための逃げ部104aが形成されている。なお、第2発光基板104も、第1発光基板102と同様に、ネジによって第2発光基板取付部110に取付固定されるようになっている。
第1レンズ部材103は、第1発光基板102に設けられているLED111aから照射される光を拡散させるためのもので、第1発光基板取付部108に対して第1発光基板102を覆うように(本実施の形態では、第1発光基板102の前側に)取付固定されている。第1レンズ部材103は、右側に第1発光基板取付部108にネジによって取付固定するための第1レンズ部材固定孔103aが形成されている。また、第1レンズ部材103には、LED111aから照射された光を拡散するためのレンズが形成されている。このレンズは、LED111aと同数の12個が形成されており、第1レンズ部材103が第1発光基板取付部108に取付固定された時に、各レンズが各LED111aの前側に位置するように形成されている。第2レンズ部材105は、第2発光基板104に設けられているLED111bから照射される光を拡散させるためのもので、第2発光基板取付部110に対して第2発光基板104を覆うように(本実施の形態では第2発光基板104の左側に)取付固定されている。第2レンズ部材105は、第2発光基板取付部110にネジによって取付固定するための第2レンズ部材固定孔105aが形成されている。また、第2レンズ部材105には、LED111bから照射された光を拡散するためのレンズが形成されている。このレンズは、LED111bと同数の6個が形成されており、第2レンズ部材105が第2発光基板取付部110に取付固定された時に、各LED111bが光を照射する方向に各レンズが位置するように形成されている。
なお、本実施の形態では、発光素子としてLED111a,111bを使用した例を用いて説明しているが、発光素子としてはLED111a,111b以外の他の素子を使用してもよい。また、本実施の形態では、第1発光基板102が正面側へ光を照射し、第2発光基板104が正面視左側へ光を照射するように形成しているが、これは、第2発光基板104が遊技領域17の中に向けて光を照射するように構成されているものであればよい。例えば、可動装飾装置27がセンター役物18の上部又は上方に設けられている場合には、第1発光基板102が正面側へ光を照射し、第2発光基板104が正面視下側へ光を照射するようにしてもよい。同様に、可動装飾装置27がセンター役物18の左側に設けられている場合には、第1発光基板102が正面側へ光を照射し、第2発光基板104が正面視右側へ光を照射するようにしてもよい。さらに、可動装飾装置27がセンター役物18の下側に設けられている場合には、第1発光基板102が正面側へ光を照射し、第2発光基板104が正面視上側へ光を照射するようにしてもよい。
このように構成された可動装飾装置27は、以下に説明する手順で組み立てられる。まず、図11に示すように、第1演出装飾体68及び第2演出装飾体69を組み付けて装飾本体66を組み上げ、この装飾本体66の第1〜第6表示部に表示部67a〜67fを取り付ける。そして、第2嵌合空間部74に下蓋部64を挿入配置し、その後第1演出装飾体68の第1下蓋体固定部68i及び第2下蓋体固定部69iに下蓋部64をネジ止め固定する。次に、このように組み上げた装飾本体66の内部に発光部34を挿入する。発光部34は、該発光部34を図11中A方向へ移動させて挿入する。そして、図12に示すように、発光部34の他端部114を該他端部114に形成された第3嵌合凹部115を下蓋部64に取付固定された支持体65の第2嵌合凸部92の先端部97と嵌合させて、発光部34の他端部114を支持させる。なお、図12(a)は、第3嵌合凹部115を第2嵌合凸部92の先端部97に嵌合させる前の状態を表しており、図12(b)は、第3嵌合凹部115を第2嵌合凸部92の先端部97に嵌合させた状態を表している。
次に、演出装飾部61に、伝達部63を取付固定した上蓋部62を取り付ける。この場合は、図13(a)に示すように、上蓋部62を装飾本体66の上方からB方向に移動させる。そして、上蓋部62の貫通孔81及び伝達部63の第1挿通孔83に発光部34の一端部112を挿通させながらB方向へ移動させ、第1嵌合空間部73に上蓋部62を挿入配置した後、第1演出装飾体68の第1上蓋体固定部68g及び第2演出装飾体69の第2上蓋体固定部69gに上蓋部62をネジ止め固定する。図13(b)は、上蓋部62を演出装飾部61にネジ止め固定した状態を表した図である。図13(b)に示すように、上蓋部62を装飾本体66にネジ止め固定すると、発光部34の一端部112のうち、少なくとも取付孔113a,113bが形成されている箇所よりも先端側の部分が伝達部63の第1挿通孔83から飛び出た状態となる。
次に、発光部34を組み込んだ可動体32をベース部材31に取付固定する。図14に示すのは、ベース部材31を構成する第2上固定体37に発光部34の一端部112をネジ止め固定する様子を表したものである。図14(a)に示すように、まずは発光部34の一端部112を図中のC方向へ移動させる。そして、一端部112の先端を第2上固定体37に開口形成した発光部挿通用開口部48に挿通させ、前壁部49、左壁部50、右壁部51及び上壁部52によって囲まれて形成された空間部53の中に該一端部112の先端を配置する。そして、図14(b)に示すように、発光部用取付具46を介してネジ46a,46bによりネジ止め固定される。また、このようにして発光部34の一端部112を第2上固定体37に取付固定すると、第2上固定体37の固定基板44の下側に形成された第1嵌合凹部45に伝達部63の上端部が嵌合する。
次に、可動体32の下端部を下固定体38に取り付ける。この場合は、図15(a)に示すように、可動体32を図中のD方向へ移動させる。そして、下固定体38の第3嵌合凹部115に支持部65の第3嵌合凸部93を嵌合させて、可動体32の下部を支持させる。このように可動体32の下端部を下固定体38により支持すると、支持部65に形成された検出片95の通過を下ベース部材31に取り付けられたセンサ部材54により検出できるようになる。以上の通り、発光部34を組み込んだ可動体32を取付固定した第2上固定体37及び下固定体38をベース本体35にネジ止め固定して、本実施の形態に係る可動装飾装置27が構成される。
図16は、上記した手順で組み上げた可動装飾装置27の断面図である。この断面図は、可動装飾装置27を正面視した状態を表している。したがって、本実施の形態では、図16に示す可動装飾装置27の左側に液晶表示装置26が配置される。図16中の点線で示したのは、液晶表示装置26が配置される場所である。
図16に示すように、本実施の形態に係る可動装飾装置27は、裏ユニット13に取り付けると、発光部34のうち、第1発光基板102が正面方向に光を照射するように配置され、第2発光基板104が左方向、即ち、遊技領域17の中央に向く方向(本実施の形態では液晶表示装置26が設置されている方向)に光を照射するように配置されている。このとき、発光部34は、一端部112が第2上固定体37の発光部用取付部46にネジ止め固定されており、第2上固定体37は第1上固定体36を介してベース本体35にネジ止め固定されているので、正面方向及び左方向に光を照射する位置に固定される。また、下固定体38もベース本体35にネジ止め固定されているので、発光部34は、この取付固定された位置に固定される。
しかし、可動体32は、上部に位置する伝達部63の第1嵌合凸部93が第2上固定体37の第1嵌合凹部45との間において回動自在に嵌合されているのみであり、下部に位置する支持部65の第2嵌合凸部92の先端部97が発光部34の他端部114に形成された第3嵌合凹部115と回動自在に嵌合し、支持部65の第3嵌合凸部93が下固定体38の第2嵌合凹部55に回動自在に嵌合されているのみである。また、伝達部63の従動ギヤ82は、駆動モータ33に取り付けられた駆動ギヤ33aと噛み合っているから、駆動モータ33が回転駆動を開始すると、その駆動力が駆動ギヤ33a及び従動ギヤ82を介して可動体32に伝達され、可動体32が回動を開始する。このとき、可動体32は、発光部34の一端部112と他端部114とを結ぶ軸を回動軸として発光部34の周りを回動することができる。すなわち、図17に示すように、本実施の形態に係る可動装飾装置27は、発光部34は固定されているため回動せず、この発光部34の回りを可動体32がR方向に回動する。
そのため、本実施の形態によれば、一つの発光部34を可動体32の内部に設けておくことのみによって、複数の表示部67a〜67fを使用した多様な演出を行うことが可能になる。また、本実施の形態によれば、正面方向のみならず、遊技領域17に向かう方向についても光を照射する発光装置を有しているので、遊技機1内における遊技領域17をより明るく見せることができ、遊技者に明るい印象を持たせ、より積極的に遊技に取り組ませることが可能になる。また、本実施の形態によれば、一つの発光装置を用いて同時に複数の表示部67a〜67fに対して光を照射することが可能になるので、光を用いた演出のバリエーションを増加させることができる。したがって、本実施の形態によれば、遊技者の遊技に対する興趣をより向上させるような演出を行うことが可能になる。また、本実施の形態によれば、発光装置の数を増加させずに上記した多様な光を用いる演出を行うことができるので、製造時のコストを低く抑えることが可能であり、また部品点数を減らして可動装飾装置の大型化を防ぐことも可能になる。
なお、本実施の形態では、可動体を構成する装飾本体は、平面視形状が六角形状となるように形成されているが、本発明は六角形状に限定されるものではなく、少なくとも三角形状であればよい。
以上、本発明の実施の形態に係る遊技機について詳細に説明したが、本実施の形態に係る遊技機は一例であり、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更してよいのは勿論である。
1 遊技機
12 遊技盤
13 裏ユニット
14 開口部
17 遊技領域
18 センター役物
26 液晶表示装置
27 可動装飾装置
31 ベース部材
32 可動体
33 駆動モータ
34 発光部
35 ベース本体
36 第1上固定体
37 第2上固定体
38 下固定体
44 固定基板
45 第1嵌合凹部
46 発光部用取付部
48 発光部挿通用開口部
49 前壁部
50 左壁部
51 右壁部
52 上壁部
53 空間部
55 第2嵌合凹部
61 演出装飾部
62 上蓋部
63 伝達部
64 下蓋部
65 支持部
66 装飾本体
67 表示体
68 第1演出装飾体
69 第2演出装飾体
71 第1空間部
72 第2空間部
73 第1嵌合空間部
74 第2嵌合空間部
81 貫通孔
82 従動ギヤ
83 第1挿通孔
84 第1嵌合凸部
88 第2挿通孔
91 取付固定部
92 第2嵌合凸部
93 第3嵌合凸部
101 発光部本体
102 第1発光基板
103 第1レンズ部材
104 第2発光基板
105 第2レンズ部材
108 第1発光基板取付部
110 第2発光基板取付部
111 LED
112 一端部
114 他端部
115 第3嵌合凹部

Claims (2)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に可動装飾装置が配置された遊技機であって、
    前記可動装飾装置は、
    ベース部材と、
    一端部と他端部とが前記ベース部材に取付固定され、正面方向に光を照射する第1光源及び前記遊技領域の中側に向けて光を照射する第2光源を少なくとも有する発光部と、
    内部に前記第1光源と第2光源とを配置することができる中空の多角柱体に形成されており、該多角柱体を構成する各側面部が遊技機の演出表示に用いる表示部として形成され、前記発光部の一端部と他端部とを結ぶ軸を回動軸として前記発光部の周りを回動可能に設けられた可動体と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動体を回動させる駆動手段を備え、
    前記可動体は、
    前記駆動手段の駆動力を伝達する伝達部と、
    前記ベース部材に形成された嵌合部と嵌合可能に形成され、前記ベース部に対して前記可動体の他端部が位置決めされる第1位置決め部と、
    前記発光部の他端部と嵌合可能に形成され、前記発光部の他端部を位置決めする第2位置決め部と、を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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