JP2013207585A - 着信制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発信者に対し、着信に応答できない理由を適正に伝達可能とする技術を提供する。
【解決手段】着信制御装置は、個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、複数の電話端末の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶する記憶装置と、複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを判定する処理と、複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う制御装置とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、着信制御装置に関する。
近年、電話通信網を用いた通信サービスを提供する複数の通信事業者(キャリア)があり、個人が複数の通信サービスに加入し、個人に複数の回線契約が存在する。
各通信事業者の電話通信は、通信事業者毎にそれぞれ独立した回線制御が行われており、各通信事業者が管理する電話網(キャリア網)間における通話状態情報の連携は無い。このため、一人の個人に対して複数のキャリア網から同時に複数の着信が発生する可能性がある。この場合、一人の個人が複数の着信に対して同時に応答することは困難であり、応答できない着信が発生する状態が考えられる。
特開2010−273075号公報 特開2008−80949号公報 特開2008−193225号公報 特開2011−66824号公報
従来、移動電話網の加入者サービスの一つとして、着信に応答できなかった際、携帯電話の場合「現在電話に出ることが出来ない」旨の音声を発信者に対して通知する機能(留守番電話機能)が存在する。但し、このような留守番電話機能を使用するには、携帯電話端末のボタン操作、あるいは携帯電話端末または回線に対しメッセージを送出するまでの呼出し時間を予め設定することが要求される。
これに対し、携帯電話端末での通話中に固定電話網(PBX含む)に着信があった場合に
は、「現在電話に出ることが出来ない」旨の音声を固定電話網の発信者に通知する手段がない。
このため、固定電話網に対する着信に応答できなかった場合には、固定電話網の発信者は、応答できなかった理由(電話応対中であるのか不在であるのか)を知り得ない。このとき、発信者が不在と判断した場合には、後日再度電話をかけ直すことが起こり得る。この場合、情報伝達の遅延が発生する。
上記した固定電話網からの着信に係る問題は、事業者の異なる複数の携帯電話端末を1個人が占有し、いずれかの携帯電話端末を用いた通話中に、他の携帯電話端末への着信が発生した場合にも起こり得る。
本発明の一側面は、発信者に対し、着信に応答できない理由を適正に伝達可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、上記目的を達成するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明の一側面は、個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、前記複数の電話端末
の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶する記憶装置と、
前記複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、前記着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記通話状態情報の参照によって判定する処理と、前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う制御装置と
を含む着信制御装置である。
本発明の一側面によれば、発信者に対し、着信に応答できない理由を適正に伝達可能とする技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係るネットワークシステムの全体構成例を示す。 図2は、着信制御装置に実装されるソフトウェアの構成例を模式的に示す図である。 図3は、着信制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 図4は、図2に示したソフトウェアと図3に示したハードウェアとの協働関係の例を示す図である。 図5は、管理装置から着信制御装置へ着信制御情報(着信制御の設定情報)を登録する場合の着信制御装置の処理(着信制御情報登録処理)の例を示すフローチャートである。 図6は、在室・通話状態テーブルのデータ構造例を示す。 図7は、優先着信番号テーブルのデータ構造例を示す。 図8は、音源データテーブルのデータ構造例を示す。 図9は、着信制御装置の着信制御処理を示すフローチャートである。 図10は、図9に示したS001の処理の詳細を示す。 図11は、図9に示したS002の処理の詳細を示す。 図12は、図9に示したS003の処理の詳細を示す。 図13は、図9に示したS004の処理の詳細を示す。 図14は、図9に示したS005の処理の詳細を示す。 図15は、通話状態転送装置における処理例を示すフローチャートである。 図16は、契約情報テーブルのデータ構造例を示す。 図17は、着信制御装置に係る動作例1を説明するシーケンス図である。 図18は、着信制御装置に係る動作例2を説明するシーケンス図である。 図19は、着信制御装置に係る動作例3を説明するシーケンス図である。 図20は、着信制御装置に係る動作例4を説明するシーケンス図である。 図21は、着信制御装置に係る動作例5を説明するシーケンス図である。 図22は、着信制御装置に係る動作例6を説明するシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<全体構成>
図1は、実施形態に係るネットワークシステムの全体構成例を示す。図1において、ビルA及びビルBには、或る団体(例えば企業“V”とする)によって構築された構内電話網が構築されている。
構内電話網は、1以上の固定電話端末と、1以上の構内交換サーバ(PBX: Private Branch eXchange)と、ゲートウェイ装置とを含む。図1に示す構内電話網の例では、ビ
ルAには、1以上の固定電話端末(内線電話)1と、内線電話1を収容する構内交換サーバ(PBX: Private Branch eXchange)と、PBX2と通信事業者(キャリア)が提供
する事業者電話網(以下、“キャリア網”と称する)とを結ぶゲートウェイ装置(GW)3とが設置されている。
一方、ビルBには、構内交換サーバ(PBX)4と、PBX4に接続された1以上の固定電話端末(内線電話)1とが設置されている。PBX2は、ビルBにおけるPBX4と通信回線(電話回線)を通じて接続されている。このように、ビルA及びビルB内には、構内電話網が設置され、固定電話端末1間で、いわゆる内線通話を行うことができる。
構内電話網は、GW3を介して1以上のキャリア網と接続され、固定電話端末1は、キャリア網に接続された電話端末と通話を行うことができる。すなわち、GW3は、通信回線を介して、キャリア網としての移動電話網(以下、“移動網”と表記)及び固定電話網(以下、“固定網”と表記)が備えるゲートウェイ装置(GW)5と接続されている。
図1には、移動網及び固定網の例示として、移動通信事業者Xの移動網X1と、移動通信事業者Yの移動網Y1と、固定電話事業者Zの固定網Z1とが図示されている。各電話網X1,Y1,Z1は、図1に示すように、少なくとも1つのGW5を有している。
移動網X1,Y1及び固定網Z1は、複数の交換機(Switch(SW)又はExchange(EX),図
中では“SW”と表記)6を備えている。複数の交換機6の1つは、GW5と接続される。また、固定網Z1における複数の交換機6の少なくとも1つは、固定電話端末7と接続される。一方、各移動網X1,Y1における複数の交換機6の少なくとも1つは、アンテナを備える無線基地局(基地局)8と接続されている。無線基地局8は、移動電話端末9と無線通信を行う。移動電話端末9は、例えば、携帯電話(セルラーフォン)端末,PHS(Personal Handy phone System)端末,スマートフォンのような様々な移動電話端末
(無線端末)である。
上記した構成によって、通信事業者(キャリア)X,Y,Zが夫々提供する通話サービスに加入している加入者は、各キャリア網X1,Y1,Z1に対応する電話端末(固定電話端末7,移動電話端末9)を用いて、ビルA又はビルBに設置された固定電話端末1を呼び出す(企業Vに電話をかける)ことができる。
例えば、キャリアYの加入者端末(図1では、移動電話端末9(9B))が固定電話端末1を呼び出す発信を行うと、発信(着信要求)は、発信された着信番号(着信側電話端末の電話番号)に従って、移動網Y1の基地局8,交換機6,GW5を経て、ビルA内のGW3を通り、PBX2に到達する。
PBX2は、着信要求を受け取ると、複数の固定電話端末1のうち、呼び出し設定が行われている固定電話端末1に対する着信(リンギング)を行う。一方、着信要求に含まれる着信番号がダイヤルイン番号であれば、複数の固定電話端末1のうちの特定の固定電話端末1のみに対する着信(リンギング)を行う。このとき、ビルB内の固定電話端末1が呼び出される場合には、着信要求はPBX4に転送され、PBX2が所定の固定電話端末1を呼び出す。呼び出しを受けた固定電話端末1に関する応答操作(オフフック)が行われることで、固定電話端末1と移動電話端末9Bとの回線が確立され、両者間で通話(音声通信)が行われる。
また、図1において、通信事業者Xの加入者端末(図1に示す移動電話端末9(9C)
)から固定電話端末1への発信時には、移動網X1(基地局8,1以上の交換機6,GW5)を通じてGW3に着信要求が転送され、上記したような固定電話端末1と移動電話端末9Cとの回線確立、及び通話が行われる。また、通信事業者Zの加入者端末(図1に示す固定電話端末7)から固定電話端末1への発信時には、固定網Z1(1以上の交換機6,GW5)を通じてGW3に着信要求が転送され、上記したような固定電話端末1と固定電話端末7との回線確立、及び通話が行われる。
また、ビルA又はビルBの固定電話端末1から固定電話7、或いは移動電話端末9B又は9Cに対する発信が行われる場合には、上記した経路と逆の経路を辿って、着信要求が着信端末に相当する固定電話7,移動電話端末9B,又は移動電話端末9Cに到達し、応答動作によって、回線が確立され、通話が行われる。
さらに、図1に示す例では、ビルA内に外線電話としての固定電話端末1Aが配置されている。固定電話端末1Aは通信回線を介して固定網Z1の交換機6に接続されている。固定電話端末1Aは、固定網Z1を介して固定電話端末7と通話を行うことができる。或いは、固定電話端末1Aは、固定網Z1及び移動網を介して移動電話端末9と通話することもできる。
ところで、ビルAには、個人の入退場(在・不在)が制限及び管理される管理エリア10(例えば、企業Vの事業所)が設けられている。本実施形態における管理エリア10は、企業Vの事業所として使用されるビルA内の部屋又はフロアを想定している。このため、必要に応じて「在室」のような表記を用いる。個人の管理エリア10に対する入場(入室)及び退場(退室)の状態は、管理エリア10の入退場を管理する管理サーバ11によって管理される。
管理サーバ11による入退場管理は、例えば、以下のようにして行われる。すなわち、管理エリア10の入口には、個人が所有する個人識別情報(個人ID)を記憶した記録媒体の読み取り装置(図示せず)が配置されている。記録媒体は、例えば、個人IDを記憶したメモリチップを有するICカードや、バーコード、QRコード(登録商標)のような個人IDを示すコードを記憶したカード又はシートである。個人IDは、個人の管理エリア10への入場時、及び管理エリア10からの退場時に、読み取り装置によって読み取られる。
管理サーバ11は、管理エリア10への入場が許可された各個人に対する在室状態(在・不在)を管理する。例えば、管理サーバ11は、読み取り装置によって読み取られた個人IDを、入場又は退場の種別、時刻情報と関連づけて記憶する。これによって、管理エリア10への入場が許可された各個人に対する、入場時刻及び退場時刻が管理される。管理サーバ10は、個人の入場及び退場の記録を通じて、管理エリア10における個人の在室又は不在を管理する。例えば、管理サーバ11は、各個人について最後に記録された入場又は退場の記録に基づき、各個人の在室状態(在又は不在)を判定し、在室状態を記憶する。
管理エリア10には、複数の固定電話端末1の一部と、固定電話端末1Aとが設置されている。管理エリア10への入場が許可される個人は、1以上の移動電話端末9を所持し、管理エリア10内で、移動電話端末9を用いた通話を行うことが許されている。通話相手は、固定電話端末7,移動電話端末9,固定電話端末1,固定電話端末1Aの何れであっても良い。図1には、管理エリア10内において、移動網X1を通じて他の移動電話端末9との通話を行う移動電話端末9(9A)が例示されている。
上述したような通話のネットワークシステムにおいて、個人は、複数の電話端末を占有
することができる。“占有”は、個人が電話端末を通話のために使用できることを意味し、占有形態は、所有,貸与,所持の何れをも含む。例えば、或る個人が管理エリア10内の固定電話端末1を貸与される一方、個人自身が複数のキャリアの加入者端末(移動電話端末)を所持する場合、当該個人は、3つの電話端末を占有する。当該個人に固定電話端末1Aが貸与される場合には、固定電話端末1Aも、当該個人の占有する電話端末の1つとなる。
このように、個人は、キャリアの異なる複数の電話端末を占有することができる。個人に占有される複数の電話端末は、同一キャリアの複数の加入者端末も含み得る。個人が複数の電話端末を占有する場合、複数の電話端末の1つを用いた通話中に、残りの電話端末に対する呼び出し(着信)が発生することがある。
本実施形態に係るネットワークシステムは、上記した通話中の着信要求に対する制御を行う着信制御装置13を含む。図1において、着信制御装置13は、複数の通信事業者(キャリア)インタフェース(以下、インタフェースを「IF」と表記)14と、音源接続IF15と、構内交換サーバIF(図中では、“PBX-IF”と表記)16と、着信制御情報設定IF17(図中では、“設定IF”と表記)と、入退場管理IF18とを備えている。但し、ビルAは、着信制御装置13の設置場所の例示であり、設置場所は制限されない。
キャリアIF14は、複数のキャリア網(図1の例では移動網X1,移動網Y1、及び固定網Z1)に含まれる通話状態転送装置20と通信回線を通じて接続される。図1の例では、各キャリア網X1,Y1,Z1に対応するキャリアIF14A,14B及び14Cが図示されている。
キャリアIF14Aは、移動網X1の通話状態転送装置20(通話状態転送装置20A)と接続されている。キャリアIF14Bは、移動網Y1の通話状態転送装置20(通話状態転送装置20B)と接続されている。キャリアIF14Cは、固定網Z1の通話状態転送装置20(通話状態転送装置20C)と接続されている。
各通話状態転送装置20(20A,20B,20C)は、例えば、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)),記憶装置50(主記憶,補助記憶),通信イン
タフェースを備えたコンピュータを適用することができる。通話状態転送装置20のCPUは、プログラムの実行によって、着信制御装置13に登録された自キャリア網の加入者端末の通話状態(通話中、非通話)を示す通話状態情報をキャリア網内の交換機6から収集し、記憶装置50に格納する。また、通話状態転送装置20は、記憶装置50に格納された通話状態情報を、適宜のタイミングで、着信制御装置13へ送る。通話状態情報は、対応するキャリアIF14で受信される。
着信制御装置13の音源接続IF15は、各電話網(移動網X1及びY1、固定網Z1)の交換機6に接続されており、電話端末に供給すべき音声(信号音又は音声アナウンス)の音源データを、電話端末に対応する電話網に送るために使用される。
構内交換サーバIF16は、構内電話網の通話状態転送装置21に通信回線を介して接続されている。通話状態転送装置21は、通信回線を介してPBX2に接続されている。通話状態転送装置21は、例えば、プロセッサ(例えばCPU),記憶装置50(主記憶,補助記憶),通信インタフェースを備えたコンピュータを適用することができる。通話状態転送装置21は、CPUがプログラムを実行することによって、PBX2から各電話機1の通話状態情報を取得し、構内交換サーバIF16へ送る。
着信制御情報設定IF17は、着信制御情報の管理装置24と通信回線を介して接続されている。管理装置24は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)のような,プロセッサ(例えばCPU),記憶装置50(主記憶,補助記憶),通信インタフェース,入力装置,出力装置(表示装置)を備えたコンピュータである。管理装置24は、着信制御装置13に対して着信制御情報を入力及び設定するための操作端末として使用される。
入退場管理IF18は、在室状態の転送装置23と通信回線を介して接続されている。転送装置23は、管理サーバ11と通信回線を介して接続されている。転送装置23は、管理エリア10に対する各個人の在室状態を示す情報を管理サーバ11から取得して入退場管理IF18へ送る。
なお、図1では、ビルAに、着信制御装置13,通話状態転送装置21と、転送装置22とが設置された例が示されているが、着信制御装置13等の設置位置は、ビルA外の所定の位置を決定することができる。
<着信制御装置の構成>
図2は、着信制御装置13に実装されるソフトウェアの構成例を模式的に示す図であり、図3は、着信制御装置13のハードウェア構成例を示す図であり、図4は、図2に示したソフトウェアと図3に示したハードウェアとの協働関係の例を示す図である。
図2において、着信制御情報設定IF(設定IF)17は、テーブル設定処理部33に接続されている。テーブル設定処理部33は、着信制御情報設定IF17が管理装置24から受け取る着信制御用の設定情報を、在室・通話状態テーブル34(以下、「状態管理テーブル34」とも表記),優先着信番号テーブル35,音源データテーブル36に設定する。
音源接続IF15は、音源接続処理部32に接続されている。音源接続処理部32は、必要に応じて音源データテーブル36を参照し、音源データテーブル36に保持されている、音源データを読み出し、音源接続IF15に接続する。
キャリアIF14(図2では1つのみ例示),構内交換サーバIF(PBX-IF)16及び入退場管理IF18は、在室・通話状態処理部31と接続されている。在室・通話状態処理部31は、在室・通話状態テーブル34と、優先着信番号テーブル35とに接続されている。
在室・通話状態処理部31は、入退場管理IF18で取得される管理エリア10における各個人の在/不在情報(在室状態情報)と、構内交換サーバIF16及びキャリアIF14で取得される通話状態情報を、在室・通話状態テーブル34に設定(登録)する。一方、在室・通話状態処理部31は、在室・通話状態テーブル34や優先着信番号テーブル35に格納された情報を必要に応じて参照する。在室・通話状態処理部31の具体的な処理内容は後述する。
図3に示すように、着信制御装置13は、バス40を介して相互に接続された、CPU41,メモリ42,記憶装置43を備えている。バス40には、キャリアIF14,音源接続IF15,構内交換サーバIF16,着信制御情報設定IF17及び入退場管理IF18が接続されている。
CPU41は、DSP(Data Signal Processor)のようなプロセッサ(マイクロプロ
セッサ)の例示である。プロセッサは、制御装置の一例である。メモリ42は、ROM(
Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成されるメインメモリとして使用される記憶装置であり、CPU41によるプログラム実行時の作業領域として使用される。
記憶装置43は、例えば、ハードディスク,フラッシュメモリ,EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような、補助記憶として使用され
る記憶装置が適用される。記憶装置43は、図3に示した状態管理テーブル34,優先着信番号テーブル35,音源データテーブル36を記憶する管理メモリとして使用される。
記憶装置43は、着信制御装置13が着信制御を行うための1以上のプログラムを記憶している。CPU41は、記憶装置43に記憶されたプログラムをメモリ42にロードして実行する。これによって、CPU41は、在室・通話状態処理,音源接続処理,テーブル設定処理を実行する装置として機能する。換言すれば、図4に示すように、CPU41は、プログラムの実行によって、在室・通話状態処理部31,音源接続処理部32,テーブル設定処理部33として機能する。
上述したように、記憶装置43の記憶領域には、在室・通話状態テーブル34,優先着信番号テーブル35,音源データテーブル36が記憶される。CPU41によるプログラムの実行時には、各テーブル34〜36に記憶された情報がCPU41によって読み出され、参照される。なお、各テーブル34〜36に記憶される情報は、テーブル以外の記憶形式によって記憶することができる。なお、メモリ42及び記憶装置43は、一時的でない(non-transitory)コンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例である。
なお、図2〜図4に示す構成例では、在室・通話状態処理部31,音源接続処理部32及びテーブル設定処理部33が、プロセッサ(CPU41)及びメモリ42によって実現される例について説明した。このような構成に代えて、在室・通話状態処理部31,音源接続処理部32及びテーブル設定処理部33が、専用又は汎用のハードウェア(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなPLD(プログラマブルロジックデバイス)、LSI(Large Scale Integration)、及びこれらの組合せ)によって実現されるようにしても良い。また
、図1に示した各転送装置20,21,22のそれぞれも、上述した機能を実現する専用のハードウェア(電気・電子回路)によって実現されるようにしても良い。
<着信制御装置における処理>
以下、着信制御装置13における処理について説明する。
<<着信制御装置への情報登録>>
図5は、管理装置24から着信制御装置13へ着信制御情報(着信制御の設定情報)を登録する場合の着信制御装置13の処理(着信制御情報登録処理)の例を示すフローチャートである。図5に示す処理は、着信制御装置13のCPU41(CPU41のテーブル設定処理部33としての機能(テーブル設定処理))によって実行される。
図5におけるS01では、CPU41は、管理装置24からの着信制御情報を、着信制御情報設定IF17を介して受け取る。次のS02では、CPU41は、着信制御情報に含まれる、個人対応の電話番号を在室・通話状態テーブル34に設定(登録)する。
次のS03では、CPU41は、着信制御情報に含まれる、個人単位の優先着信電話番号を優先着信番号テーブル35に設定(登録)する。次のS04では、CPU41は、対象メンバ及び各対象メンバの電話番号を在室・通話状態テーブル34に設定(登録)する。
次のS05では、CPU41は、音源データを音源データテーブル36に設定(登録する)。その後、図5の処理が終了する。なお、図5に示すS02〜S05の処理は、順序が入れ替わっても良い。また、S02〜S05の処理は、一時に実施されなくても良い。すなわち、各テーブル34〜36に対する情報の設定処理は、独立に実行することができる。
図6は、在室・通話状態テーブル(状態管理テーブル)のデータ構造例を示す。図6に示すように、在室・通話状態テーブル34は、個人ID毎に、在室状態,内線番号及び通話状態,個人に係る移動電話端末情報,及び音源IDが登録される1以上のレコードからなる。
個人IDは、個人をユニークに識別可能な識別情報である。図6の例では、個人“a”,個人“b”,個人“c”のレコードが登録されている。在室状態として、管理エリア10に対する在・不在状態として、“在(在室)”又は“不在”が登録される。“内線”に係る情報として、個人に割り当てられた固定電話端末1の内線電話番号(内線電話の識別情報:ダイヤルイン番号)と、通話状態(通話なし、又は通話中)を示す情報(例えばフラグ)が登録される。
個人に係る移動電話端末情報として、個人が占有する移動電話端末の識別情報及び通話状態が状態管理テーブル34に格納される。図6に示す例では、“移動体事業者Xとの関係”及び“移動体事業者Yとの関係”を示す情報が格納される。“移動体事業者Xとの関係”として、個人IDを有する個人が占有するキャリアXの移動電話端末9の電話番号(移動電話端末の識別情報)と、通話状態とが格納される。
同様に、“移動体事業者Y”との関係として、個人IDを有する個人が占有する移動電話端末9の電話番号と、通話状態とが格納される。但し、個人ID“c”のように、キャリアYの移動電話端末9を占有しない場合には、例えば“契約なし”のような、対応する電話番号がないことを示す情報が登録される。音源IDは、通話者に対して提供される音声(信号音又は音声アナウンス)の音源データの識別情報である。
なお、在室・通話状態テーブル34に登録される「電話番号」は、着信電話番号(着ID)である。上記したS02の処理では、在室・通話状態テーブル34に対して、内線電話番号が登録される。一方、上記したS04の処理では、在室・通話状態テーブル34に対して、対象メンバの個人IDと、対象メンバの加入者端末(移動電話端末9の電話番号)と、音源IDとが登録される。但し、S02の処理内容と、S04の処理内容とは逆であっても良い。
また、CPU41は、在室・通話状態処理部31としての機能の実行により、以下のような在室・通話状態処理を行う。即ち、CPU41は、在室・通話状態テーブル34に登録された各個人に係る在室状態(在室又は不在)を示す情報を、入退場管理IF18を介して転送装置23から受け取り、在室・通話状態テーブル34の“在室状態”に登録する。
また、CPU41は、在室・通話状態テーブル34に登録された各内線番号に対する通話状態(通話なし(非通話)または通話中)を、構内交換サーバIF16を介して通話状態伝送装置21から受け取り、在室・通話状態テーブル34の“内線 通話状態”に登録する。
また、CPU41は、在室・通話状態テーブル34に登録された各個人の移動電話端末
9の電話番号に対する通話状態を示す情報を、キャリアIF14(14A,14B)を介して各移動網X1,Y1から受け取り、状態管理テーブル34の対応位置に登録する。
このような、在室状態及び通話状態の収集及び登録処理は、例えば、CPU41によって周期的又は定期的に実行されることができる。或いは、在室状態及び通話状態の収集及び登録処理は、管理端末24からの指示入力に応じて実行することもできる。在室状態と通話状態とは、個別に収集・登録されることもできる。
さらに、図6では省略しているが、図1に示した固定電話端末1Aは、内線電話(固定電話端末1)と同様に扱うことができる。すなわち、或る個人に固定電話端末1Aが割り当てられている場合には、固定電話端末1Aの電話番号及び通話状態が“内線”に係る情報として状態管理テーブル34に登録される一方で、個人が占有する移動電話端末9に係る情報が、同一のレコード中に登録される。後述する着信制御処理の説明における、固定電話端末1に係る説明は、状態管理テーブル34に電話番号が登録された固定電話端末1Aについての説明を兼ねる。
なお、図6に示す例では、内線番号と個人IDとが1対1で対応しているが、内線番号と個人IDとは1対多で対応することもできる。また、図6に示していないが、電話機1Aの電話番号と1以上の個人IDとを対応付け、さらに1以上の個人IDに対応する移動電話端末9の電話番号を関連づけたレコードを登録することもできる。また、在室・通話状態テーブル34のデータ構造は例示であり、在室・通話状態テーブル34に登録される情報は、2以上のテーブルによって記憶されるようにしても良い。
図7は、優先着信番号テーブルのデータ構造例を示す。図7に示すように、優先着信番号テーブル35は、個人IDに対応する優先着信番号リストを記憶する。すなわち、優先着信番号テーブル35は、個人IDに対応する、1以上の優先着信番号が登録される。さらに、優先着信番号に対応する音源IDが登録される。優先着信番号は、個人IDを有する個人が、他の電話を用いた通話中であっても、優先的に応答すべき電話番号(発ID:電話端末の識別情報)を示す。
図8は、音源データテーブルのデータ構造例を示す。図8に示すように、音源データテーブル36は、音源IDに対応する音源データを記憶する。図8の例における音源ID“001”に対応する音源データは、発信者用音源データであり、発信者に向けられた音声アナウンスの音源データである。図8の例では、発信者向けの音声アナウンスは、“おかけになった電話番号の方は、他の電話に出ているため電話に出ることができません。恐れ入りますが暫くたってからお掛け直し下さい”といった、他の電話での通話中であるので着信に応答できない旨を示す。
また、音源ID“002”に対応する音源データは、着信者用音源データであり、着信者に向けられた音声アナウンスの音源データである。図8の例では、着信者向けの音声アナウンスは、“優先着信電話番号<xxxxxxxxxxx>から着信しております”といった、優
先着信番号テーブル35に登録された優先着信番号からの着信である旨を示す。
<<着信制御装置の着信制御処理>>
次に、着信制御装置13の着信制御処理について説明する。図9は、着信制御装置13の着信制御処理を示すフローチャートである。図9に示す処理は、CPU41による在室・着信状態処理部31としての機能により実行される。
図9に示す処理は、例えば、CPU41が各キャリアIF14を通じて固定網Z1,移動網X1及び移動網Y1から着信番号(「発ID(発信番号)」及び「着ID(着信番号
)」)を受け取ることによって開始される。
最初のS001では、CPU41は、着信が管理エリア10への固定通話端末1への着信か否かを判定する。図10は、S001の処理の詳細を示す。図10に示すように、CPU41は、在室・通話状態テーブル34(図6)を参照し(S101)、着信番号(着ID)が、在室・通話状態テーブル34に登録された固定電話端末1の内線番号の1つか否かを判定する(S102)。
このとき、着信番号がテーブル34に登録された内線番号の1つに該当する場合には、CPU41は、着信が固定電話端末1への着信であると判定する(S103)。これに対し、着信番号がテーブル34に登録された内線番号の何れにも該当しない場合には、CPU41は、着信が固定電話端末1への着信でないと判定する(S104)。判定結果において、着信が電話機1への着信であれば(S001 Yes)、処理が図9のS002に進み、そうでなければ(S001 No)、処理がS005に進む。
S002では、CPU41は、管理エリア10に在室者(入場者)がいるか否かを判定する。図11は、S002の処理の詳細を示す。図11に示すように、CPU41は、在室・通話状態テーブル34(図6)における“在室状態”を参照し、管理エリア10に在室者がいるか否かを判定する(S201)。
このとき、在室状態が少なくとも1人の在室を示す場合には、CPU41は、“在室者あり(在室)”と判定する(S202)。これに対し、在室状態が在室者が零であること示す場合には、CPU41は、“在室者なし(不在)”と判定する(S203)。判定結果が“在室”であれば(S002 Yes)、処理が図9のS003に進み、そうでなければ(S002 No)、処理がS008に進む。
S008では、通常着信処理が行われる。すなわち、着信対象の固定電話端末1に対する呼び出しが発生する。このとき、管理エリア10の在室者は零であるので、呼び出しに対する応答者はいない。もっとも、発信者は、応答が行われないことで、個人が不在であることを知ることができる。
S003では、CPU41は、在室者は通話中か否かを判定する。図12は、S003の処理の詳細を示す。図12に示すように、CPU41は、在室・通話状態テーブル34(図6)を参照し、管理エリア10に在室中で、且つ通話中の個人の人数をカウント(計数)する(S301)。
次に、CPU41は、カウント結果が零か1以上かを判定する(S302)。カウント結果が1以上であれば、CPU41は、在室者が「通話中」であると判定する。これに対し、カウント結果が零であれば、CPU41は、在室者が「非通話」であると判定する。在室者が通話中であれば(S003 Yes)、処理が図9のS004に進み、そうでなければ(S003 No)、処理がS008に進む。
S008では、通常着信処理が実行される。すなわち、着IDを有する固定電話端末1への着信(呼び出し)が行われる。このとき、管理エリア10には、在室者が存在する一方で、在室者は通話中でない。このため、在室者が固定電話端末1の呼び出しに応答することができる。もし、在室者が所望の個人であれば、呼び出しに応答することで、発信者との通話を行うことができる。これに対し、在室者が所望の個人でない場合には、呼び出しに応答することで、所望の個人が不在であることを発信者に伝えることができる。
S004では、CPU41は、着信番号(発ID)が優先着信番号テーブル35に設定
(登録)されているか否かを判定する。図13は、S004の処理の詳細を示す。図13において、CPU41は、発IDで優先着信番号テーブル35(図7)を検索する(S401)。
次に、CPU41は、優先着信番号テーブル35に発IDが登録されているか否かを判
定する(S402)。発IDが登録されていれば、処理がS403に進み、発IDが登録されていなければ(発IDが優先着信番号でなければ)処理がS407に進む。
S403では、CPU41は、発IDに対応する個人(個人ID)を特定する(テーブル35から読み出す)。続いて、CPU41は、在室・通話状態テーブル34を参照し、特定した個人が通話中であるか否かを判定する(S404)。すなわち、優先着信番号テール35から特定した(読み出した)個人IDに対応する在室・通話状態テーブル34のレコードを参照し、個人IDに対応する固定電話端末1及び移動電話端末9の通話状態のいずれかが通話中であるか否かを判定する。
このとき、個人に対する全ての通話状態が“通話なし(非通話)”であれば(S404
No)、個人が着信(呼び出し)に応答することを期待して、固定電話端末1に対する通常着信処理(呼び出し:S008)を行うことをCPU41は決定する(S405)。これに対し、通話状態が通話中であれば、CPU41は、優先着信処理の実行を決定し(S406)、処理を図9のS006へ進める。
一方、S407に処理が進んだ場合(発IDが優先着信番号でない場合)には、CPU41は、在室・通話状態テーブル34を参照し、着信番号(着ID)に対応する個人の通話状態(固定電話端末1及び移動電話端末1の通話状態)を参照する。参照の結果、個人が通話中でない場合には、個人が躍進(呼び出し)に応答することを期待して、処理がS405へ進み、固定電話端末1に対する通常着信処理が実行される(S008)。これに対し、個人が通話中である場合には、当該個人が他の電話での通話中により応答できないことを示す情報の提供処理(“通話中”処理)を決定し、処理を図9のS007に進める。
S006では、CPU41は、“優先着信”処理として、以下の処理を行う。例えば、CPU41は、優先着信番号に対応する音源IDを優先着信番号テーブル35から読み出す。続いて、CPU41は、着IDに対応する電話網(キャリア網または構内交換網)に対し、着信種別“割り込み音源接続指示”と、音声IDとを返信する。
電話網では、着IDを有する電話端末(着信端末:移動電話端末9または固定電話端末1)に対して、優先着信番号からの着信であることを示す音声(信号音又は音声アナウンス)を割り込み接続するための処理(回線接続処理)を行う。信号音又は音声アナウンスの音源として、音源データテーブル36に格納された音源データ、又は電話網(例えば交換機)が有する音源データが使用される。これによって、優先着信番号からの発信を示す割り込み音声が、着信端末のスピーカから出力され、個人は、優先着信番号からの着信を知ることができる。割り込み音声に対して、個人は、現在の通話を切断し、着信(呼び出し)に応答することで、優先着信番号からの通話を行うことができる。
S007では、CPU41は、“通話中”処理として、以下の処理を行う。例えば、CPU41は、“通話中”に対応する音源データの音源IDと、着信種別“音源接続指示”とが、発IDを有する電話端末(発信端末:移動電話端末9または固定電話端末1)を収容する電話網(キャリア網または構内電話網)とが送信される。
電話網では、発IDを有する電話端末(発信端末:移動電話端末9,固定電話端末7ま
たは固定電話端末1)に対して、他の電話での通話中で応答できないことを示す音声(信号音又は音声アナウンス)を接続するための処理(回線接続処理)を行う。信号音又は音声アナウンスの音源として、音源データテーブル36に格納された音源データ、又は電話網(例えば交換機)が有する音源データが使用される。これによって、通話中により応答できないことを示す音声が、発信端末のスピーカから出力され、発信者は、通話中で応答できないことを知ることができる。従って、発信者は、着信に応答できない理由が、不在ではなく他の電話に応答中であることを知ることができる。
ところで、S005に処理が進んだ場合には、CPU41は、個人占有の電話端末のいずれかが通話中か否かを判定する。図14は、S005の処理の詳細を例示する。図14におけるS501では、CPU41は、着IDから対応する個人が通話中か否かを判定する。すなわち、CPU41は、状態管理テーブル34を参照して、着IDに対応する個人を特定する。続いて、CPU41は、特定した個人に対応するレコードを参照して、レコード中の通話状態が通話中か否かを判定する。
このとき、通話状態が通話中であれば、CPU41は、通話中である、と判定し、処理を図9のS004に進める。これに対し、通話状態が通話中でなければ、CPU41は、通話中でない、と判定して、処理をS008へ進める。
S008では、上述したように、“通常着信処理”が行われる。すなわち、着信対象の移動電話端末9に対する着信(呼び出し)処理が行われる。呼び出しに対して応答操作が行われることで、電話端末間の回線が確立され、通話が行われる。
<通話状態転送装置の処理例>
図15は、通話状態転送装置20(20A,20B,20C)における処理例を示すフローチャートである。図15に示す処理は、通話状態転送装置20が設置されたキャリア網(移動網X1,移動網Y1,固定網Z1)が、対応する電話端末(移動電話端末9又は固定電話端末7)からの発信(着信要求)を受信した場合に、通話状態転送装置20が備えるプロセッサ(例えばCPU)によって実行される。
図15におけるS1では、CPUは、発信に含まれる着信電話番号(着ID)が、着信制御装置13へ着信を通知すべき対象か否かを判定する。通話状態転送装置20は、記憶装置(ストレージ)30を備え、記憶装置30は、契約情報テーブル31を格納している。
図16は、契約情報テーブル31のデータ構造例を示す。図16に示すように、契約情報テーブル31は、着信制御装置13に着信を通知すべき着信電話番号(着ID)と、着信電話番号に対応する着信制御装置13の識別子とを格納する。このように、本実施形態では、図1に示したビルAに設置された着信制御装置13のみを図示しているが、複数の着信制御装置13を適宜の位置に設置することができる。
S1において、CPUは、契約情報テーブル31を参照し、着信電話番号が契約情報テーブル31に登録されているかを判断することによって、着信電話番号が通知対象か否かを判定する。このとき、着信電話番号が通知対象でない場合(S1 No)には、図13に示す処理が終了する。この場合、対応するキャリア網では、通常の着信処理が実行される。
これに対し、着信電話番号が通知対象である場合(S1 Yes)には、CPUは、着信電話番号に対応する着信制御装置識別子(着信制御装置ID)を契約情報テーブル31から引き出すことによって、通知対象の着信制御装置13を特定する。続いて、CPUは
、着信制御装置識別子を有する着信制御装置13へ、発信電話番号(発ID)と、着信電話番号(着ID)と、着信制御装置識別子(着信制御装置ID)とを送信する(S2)。
その後、CPUは、着信制御装置13からの応答である、着信判定結果及び音源IDを待つ(S3)。着信判定結果は、図9に示した処理フローに従って決定される着信パターンを示す。着信パターンは、“優先着信番号からの着信(優先着信と称する)”と、 “
他の電話で通話中(通話中と称する)”と、図11のS203,図12のS304,図13のS405,図14のS503にて決定される“通常着信”との少なくとも3つのパターンを含む。
着信パターン“優先着信”(第1の(着信)パターン)は、通話中の移動電話端末9に対し、優先着信番号からの着信であることを示す割込み音声を提供する場合の着信パターンである。第1のパターンは、図9〜図14に示した処理中のうち、図13に示したS406の処理にて決定される。
着信パターン“通話中”(第2の(着信)パターン)は、発信端末に対し、着信電話番号の端末を占有する個人が他の電話で通話中であることを示す音声を提供する場合の着信パターンである。第2のパターンは、図9〜図14に示した処理のうち、図13に示したS408の処理で決定される。
着信パターン“通常着信”(第3の(着信)パターン)は、着信電話番号を有する端末(電話機)に対する通常の着信処理を行う場合の着信パターンである。第3のパターンは、図9〜図14に示した処理のうち、図11のS203,図12のS304,図13のS405,図14のS503にて決定される。
着信判定結果が第1又は第2のパターンである場合には、着信判定結果に対応する音源IDが受信される。第1のパターンは、図9〜図14の処理フローにおいて、発IDが優先着信番号である場合に選択(決定)される。第2のパターンは、処理フローにおいて、発IDが非優先着信番号であり、且つ個人が他の電話で通話中であると判定された場合に選択(決定)される。第3のパターンは、個人が「非通話(通話なし)」であると判定された場合に選択(決定)される。
CPUは、着信判定結果を受け取ると、着信判定結果が第1〜第3のパターンの何れであるかを判定する。このとき、着信判定結果が第3パターン(通常着信)であれば、CPUは、着信先の端末に対する着信許可を自網内の交換機6に対して発行する(S5)。また、該当の着信制御装置13に対して、“通話中”のステータスと電話番号とを通知する(S6)。
また、着信判定結果が第2パターン(通話中)であれば、CPUは、発信端末に対する音源接続制御を行う(S7)。即ち、CPUは、他の電話を用いた通話中であることを示す音声を発信端末に接続するための処理を行う。音源は、着信制御装置13の音源データテーブル36に記憶された音源データと、キャリア網(例えば交換機6)が有する音源との一方を使用することができる。音源は、音源IDで特定される。
また、着信判定結果が第1パターン(優先着信)であれば、CPUは、着信先の端末に対して優先着信番号からの着信であることを示す音声を接続する一方で、通常着信を行うための優先処理を実行する(S8)。音源は、着信制御装置13の音源データテーブル36に記憶された音源データと、キャリア網(例えば交換機6)が有する音源との一方を使用することができる。音源は、音源IDで特定される。
<動作例1>
次に、着信制御装置13を用いた動作例について説明する。動作例1として、個人“a”が占有するキャリアXの移動電話端末9(図15中の移動電話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb))を用いた通話中に、キャリアZの固定電話端末7a(電話番号: 098-765-4321)から個人“a”が占有する固定電話端末1(固定電話端末1a(電話番号: 012-345-6789(内線1111)))への発信が生じた場合の動作例を説明する。動作例1において、管
理エリア10の在室者は個人“a”1名のみであり、発信番号(発ID:固定電話7aの電話番号)は、非優先着信番号であると仮定する。
図17は、動作例1を説明するシーケンス図である。図17において、固定電話端末7aから固定電話端末1aへの発信は、固定網Z1における所定の交換機6(交換機6z:SW6z)に受信される(図17<1>)。交換機6zは、発信(着信要求)に含まれる着ID(固定電話1aの電話番号)が、着信制御装置13の使用対象(着信制御装置13に登録された着ID)か否かを判定する(図17<2>)。
ここで、着IDが着信制御装置13に登録されている場合には、交換機6zは、着ID,発ID及び着信制御装置番号(ビルAに設置された着信制御装置13の識別情報(着信制御装置ID:#001)を含むメッセージを通話状態転送装置20Cへ送信する(図17<3>)。
通話状態転送装置20Cは、メッセージ中の着信制御装置番号“#001”から、ビルAに設置された着信制御装置13を、着ID及び発IDの送信先と判定し、着信制御装置13へ着ID及び発IDを含むメッセージ(着信要求)を送信する(図17<4>)。
着信要求は、キャリアIF14Cで受信され、CPU41に到達する。すると、CPU41は、図9に示した処理を行い、着IDに関連する状態(在室状態,通話状態,優先着信番号登録状態)に基づき、着信要求に対する着信パターンを決定する(図17<5>)。動作例1では、CPU41は、上述した処理フローに従って、“通話中(非優先着信の音源接続)”を着信パターンとして決定する。
この場合、固定網Z1に対応するキャリアIF14Cから、着信種別“音源接続指示”と、対応する音源IDとを含むメッセージが固定網Z1の通話状態転送装置20Cに送信される(図17<6>)。通話状態転送装置20Cは、着信種別“音源接続指示”,音源ID,及び“着信制御装置番号“#001”を含むメッセージを固定網Z1内の交換機6zに送信する(図17<7>)。
交換機6zはメッセージを受信すると、着信制御装置13の音源接続処理を実行する(図17<8>)。すなわち、交換機6zは、着信制御装置13の音源接続IF15に対して音源IDを送信する一方で、音源データを発信端末(固定電話端末7a)に接続するための処理を行う(図17<9>)。CPU41は、音源接続IF15を介して音源IDを受け取ると、音源データテーブル36から音源IDに対応する音源データ(信号音又は音声アナウンス)を音源接続IF15から出力する(図17<10>)。一方で、音源接続結果“OK”を示すメッセージを音源接続IF15から交換機6zへ送信する(図17<11>)。
音源データは、音源接続処理によって、固定網Z1の交換機6zを通じて固定電話端末7aに到達し(図17<11>)、音源データに基づく音声が固定電話端末7aのスピーカから出力される(図17<12>)。音声は、他の電話で通話中であるため着信に応答できないことを示す信号音又は音声アナウンスである。
これによって、固定電話端末7aのユーザ(発信者)は、通話相手(個人“a”)が他の電話に応対中であるため着信に応答できないことを把握し、切断操作を行う(図17<13>)。発信者は、通話先が他の電話によって応答できないことが把握できるので、少なくとも不在ではないことを把握することができる。
<動作例2>
次に、動作例2として、個人“a”が占有するキャリアXの移動通話端末9(図18中の移動電話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb))を用いた通話中に、キャリアZの固
定電話端末7b(電話番号: 03-3210-0000)から個人“a”が占有する固定電話端末1(
固定電話端末1a: 012-345-6789(内線1111)))への発信が生じた場合の動作例を説明す
る。動作例2において、管理エリア10の在室者は個人“a”1名のみであり、発信番号(発ID:固定電話端末7bの電話番号)は、優先着信番号であると仮定する。動作例2では、キャリア網(例えば交換機6)が有する音源が使用される。
図18は、動作例2を説明するシーケンス図である。図18において、固定電話端末7bから固定電話端末1aへの発信は、固定網Z1における所定の交換機6(交換機6z)に受信される(図18<1>)。交換機6zは、発信された着IDが、着信制御装置13の使用対象(着信制御装置13に登録された着ID)か否かを判定する(図18<2>)。
ここで、着IDが着信制御装置13に登録されている場合には、交換機6zは、着ID,発ID及び着信制御装置番号“#001”を含むメッセージを通話状態転送装置20Cへ送信する(図18<3>)。
通話状態転送装置20Cは、メッセージ中の着信制御装置番号“#001”から、ビルAに配置された着信制御装置13を着ID及び発IDの送信先と判定し、着信制御装置13へ着ID及び発IDを含むメッセージ(着信要求)を送信する(図18<4>)。
着信要求は、キャリアIF14Cで受信され、CPU41に到達する。すると、CPU41は、着IDの関連する状態(在室状態,通話状態,優先着信番号登録状態)に基づき、着信要求に対する着信パターンを決定する(図18<5>)。動作例2では、CPU41は、上述した処理フローに従って、“優先着信(優先着信の音源接続)”を着信パターンとして決定する。
この場合、移動電話端末9xの通話に対する音声割込みを実行するため、移動網X1に対応するキャリアIF14Aから、着信種別“割込み音源接続指示”と、対応する音源IDとが移動網X1の通話状態転送装置20Aに送信される(図18<6>)。通話状態転送装置20Aは、着信種別“割込み音源接続指示”のメッセージを移動網X1内の所定の交換機6(交換機6x)に送る(図18<7>)。
交換機6xは、メッセージを受信すると、割込み音源接続処理を実行する(図18<8>)。すなわち、交換機6xは、移動電話端末9xに対して、音源IDに対応する音声(信号音、又は音声アナウンス)を割り込ませるための処理(音声を移動電話端末9xに接続する処理)を実行する。これによって、移動電話端末9xから割込み音声が出力され、個人“a”は、割込み音声を聞くことによって、優先着信番号からの発信を知ることができる(図18<9>)。
割込み音源接続処理が実行された後、割込み音源接続が正常に実行されたことを示す割込み音源接続“OK”通知のメッセージが交換機6xから通話状態転送装置20Aに送信される(図18<10>)。
通話状態転送装置20Aは、割込み音源接続OK通知を着信制御装置13のキャリアIF14Aに送る(図18<11>)。CPU14は、キャリアIF14Aを通じて割込み音源接続OK通知を受け取ると、着信パターン“優先着信の音源接続”に基づき、通常着信の指示を送る。通常着信の指示は、キャリアIF14Cから固定網Z1の通話状態転送装置20Cへ送信される(図18<12>)。通話状態転送装置20Cは、通常着信の指示を、交換機6zへ送る(図18<13>)。
通常着信指示を受信した交換機6zは、固定電話端末1aへの着信処理(リンギング)を行う(図18<14>)。これによって、個人“a”が占有する固定電話端末1aから呼び出し音が出力される(図18<15>)。
個人“a”は、固定電話端末1aの呼び出し(リンギング)を契機に、又は呼び出しの前に、移動電話端末9xを用いた通話を終了するための切断操作を行う。これによって、切断を示すメッセージが移動電話端末9xから交換機6xへ伝達される(図18<16>)。また、移動電話端末9xにて終話処理が行われる(図18<17>)。
個人“a”が呼び出しに対する応答操作を行うと(図18<18>)、着信応答を示すメッセージが固定網Z1の交換機6zへ送信される(図18<19>)。交換機6zは、着信応答のメッセージを固定電話7bへ送る(図18<20>)。
着信応答が固定電話7bに到達すると、固定電話7bから着信応答“OK”を示すメッセージが送信される(図18<21>)。着信応答“OK”メッセージは、交換機6zを介して固定電話端末1aに到達する(図18<22>)。これにより、固定電話7bと固定電話端末1aとの通話が行われる(図18<23>)。
動作例2によれば、個人“a”は、移動電話端末9xでの通話中に、他のキャリアに係る優先着信番号からの発信を示す割込み音声を移動電話端末9xで受け取ることができ、通話を終了して、優先着信番号からの発信に応答することができる。
<動作例3>
次に、動作例3として、個人“a”が所持するキャリアXの移動電話端末9(図19中の通話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb))を用いた通話中に、キャリアZの固定電
話端末7b(電話番号: 03-3210-0000)から固定電話端末1(固定電話端末1a(電話番
号: 012-345-6789(内線1111)))への発信が生じた場合の動作例を説明する。
動作例3において、管理エリア10の在室者は個人“a”1名のみであり、発信番号は、優先着信番号であると仮定する。動作例3では、着信制御装置13に設けられた音源データテーブル36内の音源が使用される。
図19は、動作例3を説明するシーケンス図である。図19に示された<1>〜<8>の動作は、動作例2(図18)における<1>〜<8>の動作と同じである。このため、説明を省略する。但し、図19<8>に示す割込み音源接続処理の実行によって、交換機6xは、着信制御装置13へ音源IDを通知するとともに、音源接続IF15を移動電話端末9xに接続する(図19<9>)。
これによって、着信制御装置13のCPU41は、音源接続処理を実行する(図19<10>)。すなわち、着信制御装置13のCPU41は、音源IDに対応する音源データを音源データテーブル36から読み出して音源接続IF15から出力する。また、CPU41は、音源接続“OK”を示すメッセージを交換機6xに送信する(図19<11>)
。これによって、音源データに基づく音声(信号音、又は音声アナウンス)が、割込み音声として移動電話端末9xのスピーカから出力される。個人“a”は優先着信番号からの発信を知ることができる。
交換機6xは、音源接続“OK”メッセージを受け取った後、割込み音源接続“OK”を示すメッセージを通話状態転送装置20Aに送信する(図19<13>)。以降の図19に示す<14>〜<26>の動作は、図18に示した動作例2における<11>〜<23>の動作と同じであるので、説明を省略する。
動作例3によれば、個人“a”は、優先着信番号からの着信を割り込み音声により知ることができ、移動電話端末9xでの通話を終了して、固定電話端末1aの呼び出しに応答することができる。
<動作例4>
次に、動作例4として、個人“a”が所持するキャリアXの移動電話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb)を用いた通話中に、個人“a”が所持するキャリアYの移動電話端
末9y(電話番号: 070-gggg-hhhh)に対し、或る移動電話端末9(電話番号:098-765-4321)から発信が生じた場合の動作例を説明する。動作例4において、個人“a”は外出
中(ビルAの外)であり、発信番号(発ID)は、優先着信番号であると仮定する。動作例4では、着信制御装置13が有する音源データテーブル36中の音源データが使用される。
図20は、動作例4を説明するシーケンス図である。図20において、移動電話端末9から移動電話端末9yへの発信は、移動網Y1における所定の交換機6の1つ(交換機6yと表記)に受信される(図20<1>)。交換機6yは、発信に含まれる着IDが、着信制御装置13の使用対象(着信制御装置13に登録された着ID)か否かを判定する(図20<2>)。
ここでは、着IDが着信制御装置13に登録されていると判定され、交換機6yは、着ID,発ID及び着信制御装置番号(ビルAに設置された着信制御装置13の識別情報(#001))を含むメッセージを通話状態転送装置20Bへ送信する(図20<3>)。
通話状態転送装置20Bは、メッセージ中の着信制御装置番号(#001)から、ビルAに設置された着信制御装置13を、着ID及び発IDの送信先と判定し、ビルAに配置された着信制御装置13へ着ID及び発IDを含むメッセージ(着信要求)を送信する(図20<4>)。
着信要求は、キャリアIF14Bで受信され、CPU41に到達する。すると、CPU41は、着IDの関連する状態(在室状態,通話状態,優先着信番号登録状態)に基づき、着信要求に対する着信パターンを決定する(図20<5>)。ここでは、CPU41は、上述した処理フローに従って、“通話中(非優先着信の音源接続)”を着信パターンとして決定する。
この場合、キャリアIF14Bから、着信種別:音源接続指示と、対応する音源IDとが移動網Y1の通話状態転送装置20Bへ送信される(図20<6>)。以降の図20に示す<7>〜<13>で示した通話状態転送装置20B,交換機6y,移動電話端末9に係る動作は、図15において<7>〜<13>で示した通話状態転送装置20C,交換機6z,及び固定電話7aの動作と同様であるので説明を省略する。動作例4においても、移動電話端末9のユーザ(発信者)は、個人“a”が他の電話での通話中により着信に応答できないことを示す音声を聞くことができる。
<動作例5>
次に、動作例5として、個人“a”が所持するキャリアXの移動電話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb))を用いた通話中に、個人“a”が所持するキャリアYの移動電話
端末9y(電話番号: 070-gggg-hhhh)に対し、固定電話端末7b(電話番号:03-3210-0000)から発信が生じた場合の動作例を説明する。
動作例5において、管理エリア10の在室者は零であり、また、発信番号(発ID)は、非優先着信番号であると仮定する。さらに、動作例5では、移動網X1の交換機6xが有する音源(音源データテーブル)が使用される。
図21は、動作例5を説明するシーケンス図である。図21において、固定電話端末7bから移動電話端末9yへの発信は、移動網Y1における交換機6の1つ(交換機6y)に受信される(図21<1>)。交換機6yは、発信に含まれる着IDが、着信制御装置13の使用対象(着信制御装置13に登録された着ID)か否かを判定する(図21<2>)。
ここで、着IDが着信制御装置13に登録されている場合には、交換機6yは、着ID,発ID及び着信制御装置番号(#001)を含むメッセージを通話状態転送装置20Bへ送信する(図21<3>)。
通話状態転送装置20Bは、メッセージ中の着信制御装置番号(#001)から、ビルAに配置された着信制御装置13を、着ID及び発IDの送信先と判定し、ビルAに配置された着信制御装置13へ着ID及び発IDを含むメッセージ(着信要求)を送信する(図21<4>)。
着信要求は、キャリアIF14Bで受信され、CPU41に到達する。すると、CPU41は、着IDの関連する状態(在室状態,通話状態,優先着信番号登録状態)に基づき、着信要求に対する着信パターンを決定する(図21<5>)。ここでは、CPU41は、上述した処理フローに従って、“優先着信の音源接続”を着信パターンとして決定する。
その後、動作例2において示した動作(図18<6>〜<23>の動作)と同様の動作が行われる(図21<6>〜<23>)。但し、動作例5では、移動電話端末9y,通話状態転送装置20B,交換機6yが、動作例2における固定電話端末1a,通話状態転送装置20C,交換機6zと同様の動作を行う。
動作例5によれば、個人“a”は、外出先で、優先着信番号からの発信を示す割込み音声を移動電話端末9xによって受け取ることができ、移動電話端末9yに対する優先着信番号の着信に応答することができる。
<動作例6>
次に、動作例6として、個人“a”が所持するキャリアXの移動電話端末9x(電話番号:090-aaaa-bbbb))を用いた通話中に、個人“a”が所持する事業者Yの移動電話端
末9y(電話番号: 070-gggg-hhhh)に対し、固定電話端末7b(電話番号:03-3210-0000)から発信が生じた場合の動作例を説明する。
動作例6において、管理エリア10の在室者は零であり、また、発信番号(発ID)は、優先着信番号であると仮定する。さらに、動作例6では、着信制御装置13が有する音源(音源データテーブル36に格納された音源データ)が使用される。
図22は、動作例6を説明するシーケンス図である。図22に示される、<1>〜<8>の動作、及び<13>〜<26>の動作は、図21<1>〜<23>で示した動作例5における動作と同じであるため説明を省略する。
動作例6では、図22の<8>において実行される割込み音源接続処理によって、交換機6xが、着信制御装置番号“#001”を有するビルA内の着信制御装置13へ音源IDを送るとともに、着信制御装置13の音源接続IF15を移動電話端末9xに接続する処理を行う(図22<10>)。
すなわち、着信制御装置13のCPU41は、音源IDに対応する音源データを音源データテーブル36から読み出して音源接続IF15から出力する。また、CPU41は、音源接続OK通知を交換機6xに送信する(図22<11>)。これによって、音源データに基づく音声(信号音、又は音声アナウンス)が、割込み音声として移動電話端末9xのスピーカから出力される。個人“a”は優先着信番号からの発信を知ることができる。
動作例6によれば、二つの移動電話端末9x,9yを占有する個人“a”は、一方の移動電話端末を用いた通話中に他方の移動電話端末への優先着信番号の発信が生じた場合に、通話中の移動電話端末から割込み音声を聞くことができ、他方の移動電話端末への着信(呼び出し)に応答することができる。
<実施形態の作用効果>
上述した実施形態によれば、個人“a”のような、複数の電話端末を占有する個人が複数の電話端末のいずれかを用いた通話中に、残りの電話端末の1つに対する着信が発生したとき、着信の発IDが非優先着信番号であれば、他の電話で通話中を示す音声が発信端末に接続される。従って、発信端末のユーザは、個人が他の電話で通話中であるために着信に応答できないことを知ることができる。発信者は、着信に応答できない理由が不在でないことを知ることができるので、長い間隔を空けることなく再度の着信を試み、個人と通話を行うことができる。すなわち、情報伝達の円滑化が図られる。
特に、個人が占有する移動電話端末を用いた通話中に、他の移動電話端末に対する非優先着信番号からの着信が発生した場合には、上記した音声案内が行われるため、着信に対して無応答となる事態を回避できる。
また、本実施形態では、着信制御装置13が、構内電話網との連携を行い、個人が占有する複数の電話端末には、構内交換網に収容された内線電話(固定電話端末1)、或いは固定電話1Aが含まれる。これによって、固定電話端末1又は1Aに対する着信が発生した場合にも、必要に応じて、上記した“他の電話で通話中”であることを示す音声を発信端末に対して伝達することができる。すなわち、構内交換回線の通話状態を取得、管理することによって、各事業者の通話状態と連動して、構内交換回線の着信可否を制御できる。なお、着信制御装置13が構内交換サーバIF(PBX-IF)16を有し、内線電話(固定電話端末1)の通話状態を管理することは必須の構成要素ではない。
また、本実施形態における着信制御装置は、管理エリア10に対する入退場管理システムと連携し、管理エリア10に設置された内線電話(固定電話端末1)、外線電話(固定電話端末1A)に対する着信制御(着信パターン)が、管理エリア10の在室状態を用いて決定される。
これによって、本実施形態によれば、管理エリア10に非通話状態の在室者がいれば、通常着信処理が行われることによって、在室者が固定電話端末1への着信(呼び出し)に
応答することによって、所望の個人が管理エリア10に不在であることを発信者に伝えることができる。一方、管理エリア10で個人が他の電話で応対中であれば、その旨の音声が発信者に伝達されることによって、発信者は、個人が管理エリア10に在室であるが、他の電話により応答できないことを知ることができる。換言すれば、在室状態の個人の在・不在を取得、管理することによって、各事業者の通話状態、構内交換回線の通話状態と連動した、着信可否を制御できる。
なお、着信制御装置13が入退場管理IF18を有し、管理エリア10(入退場が管理される場所)に対する個人の在/不在状態を用いて着信パターンを決定することは必須の構成要件ではない。
さらに、本実施形態によれば、各個人に対する優先着信番号が優先着信番号テーブル36に登録され、優先着信番号からの着信に対しては、通話中の着信端末に対して、優先着信番号からの着信を示す音声(信号音又は音声アナウンス)が伝達される。これによって、重要な発信者から着信があった旨が他の電話通信回線で通話中の個人に伝わらず、当該着信に応答できないことを回避することができる。但し、優先着信番号に係る構成は、必須の構成要件ではない。
<変形例>
上記した実施形態では、着信制御装置又はキャリア網が提供する音源に接続する動作を採用している。これに対し、各キャリア網にて用意されている音源の「ビジー・トーン」を接続しても良い。ビジー・トーンは、通話中時に流れる音源である。
また、上記した実施形態における優先着信について、優先着信中に、他の優先着信があった場合は、各キャリア網にて優先着信番号の通話中状態を管理し、着信制御装置に通知する制御を行っても良い。これにより、着信制御装置が優先着信電話に対応中の場合に他の優先着信があった場合に、優先番号着信があった旨の通知を着信者が受けるパターン(実施形態にて説明した動作)と、通話中なので電話に出ることが出来ないと発信者が通知を受けるなど、細かい制御が可能となる方式としても良い。
<その他>
上記した実施形態は、以下の付記を開示する。各付記に記載された構成は、適宜組み合わせることができる。
(付記1)
個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、前記複数の電話端末の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶する記憶装置と、
前記複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、前記着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記通話状態情報の参照によって判定する処理と、前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う制御装置と
を含む着信制御装置。(1)
(付記2)
前記複数の電話端末の識別情報は、構内電話網内の内線電話の識別情報を含む
付記1に記載の着信制御装置。(2)
(付記3)
前記複数の電話端末の少なくとも1つは、入退場が管理される管理エリアに固定配置さ
れた固定電話端末を含み、
前記記憶装置は、前記個人が前記管理エリアにいるか否かを示す在/不在情報をさらに記憶し、
前記制御装置は、前記在/不在情報に基づいて、前記個人が前記管理エリアにいると判定されることを条件に、前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記状態情報の参照によって判定する処理を実行する
付記1又は2に記載の着信制御装置。(3)
(付記4)
前記記憶装置は、前記個人に対して優先的な着信を実施すべき優先着信電話端末の情報をさらに記憶し、
前記制御装置は、前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記着信要求の発信側の電話端末が前記優先着信電話端末か否かを前記優先着信電話端末の情報に基づき判定する処理と、前記発信側の電話端末が前記優先着信電話端末であるときに、前記複数の電話端末の少なくとも1つに前記優先着信電話端末からの着信を知らせる情報を接続するための処理を行う
付記1から3のいずれか1項に記載の着信制御装置。(4)
(付記5)
前記複数の電話端末に対する前記通話状態情報を前記複数の電話端末の通話状態を管理する複数の網から受信するインタフェースをさらに含み、
前記制御装置は、前記インタフェースによって受信された前記通話状態情報を前記記憶装置に記憶する
付記1に記載の着信制御装置。
(付記6)
構内交換網で管理されている前記内線電話に対する前記通話状態情報を受信するインタフェースをさらに含み、
前記制御装置は、前記インタフェースによって受信された前記通話状態情報を前記記憶装置に記憶する
付記2に記載の着信制御装置。
(付記7)
前記管理エリアに対する入退場管理システムで管理されている前記個人に対する前記在/不在情報を受信するインタフェースをさらに含み、
前記制御装置は、前記インタフェースによって受信された前記在/不在情報を前記記憶装置に記憶する
付記3に記載の着信制御装置。
(付記8)
前記個人が他の電話での通話中であることを示す信号音又は音声アナウンスの音源データを前記発信端末が接続された網に接続するインタフェースをさらに含む
付記1に記載の着信制御装置。
(付記9)
前記前記優先着信電話端末からの着信を知らせる信号音又は音声アナウンスの音源データを前記着信要求に対応する電話端末が接続された網に接続するインタフェースをさらに含む
付記4に記載の着信制御装置。
(付記10)
コンピュータが、
個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、前記複数の電話端末の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶装置に記憶し、
前記複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、前記着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記通話状態情報の参照によって判定し、
前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う
を含む着信制御方法。(5)
(付記11)
前記複数の電話端末の識別情報は、構内電話網内の内線電話の識別情報を含む
付記10に記載の着信制御方法。
(付記12)
前記複数の電話端末の少なくとも1つは、入退場が管理される管理エリアに固定配置された固定電話端末を含み、
前記個人が前記管理エリアにいるか否かを示す在/不在情報をさらに記憶し、
前記在/不在情報に基づいて、前記個人が前記管理エリアにいると判定されることを条件に、前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記状態情報の参照によって判定する
ことをさらに含む付記10又は11に記載の着信制御方法。
(付記13)
前記個人に対して優先的な着信を実施すべき優先着信電話端末の情報をさらに記憶し、
前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記着信要求の発信側の電話端末が前記優先着信電話端末か否かを前記優先着信電話端末の情報に基づき判定し、
前記発信側の電話端末が前記優先着信電話端末であるときに、前記複数の電話端末の少なくとも1つに前記優先着信電話端末からの着信を知らせる情報を接続するための処理を行う
ことをさらに含む付記10から12のいずれか1項に記載の着信制御方法。
X1,Y1・・・移動電話網(移動網)
Z1・・・固定電話網(固定網)
1,1a・・・電話端末(固定電話端末,内線電話)
1A,7(7a,7b)・・・固定電話端末
2,4・・・構内交換サーバ(PBX)
3,5・・・ゲートウェイ
6,6x,6y,6z・・・交換機(SW又はEX)
8・・・アンテナ(基地局)
9,9x・・・移動電話端末
10・・・管理エリア
11・・・入退場管理サーバ
13・・・着信制御装置
14(14A,14B,14C)・・・通信事業者インタフェース(キャリアIF)
15・・・音源接続インタフェース(音源IF)
16・・・構内交換サーバインタフェース(PBX−IF)
17・・・着信制御情報設定インタフェース(設定IF)
18・・・入退場管理インタフェース(入退場管理IF)
20(20A,20B,20C)・・・通話状態転送装置
21・・・記憶装置
22・・・契約情報テーブル
31・・・在室・通話状態処理部
32・・・音源接続処理部
33・・・テーブル設定処理部
41・・・CPU(制御装置,プロセッサ)
42・・・メモリ
43・・・記憶装置(補助記憶)

Claims (5)

  1. 個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、前記複数の電話端末の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶する記憶装置と、
    前記複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、前記着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記通話状態情報の参照によって判定する処理と、前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う制御装置と
    を含む着信制御装置。
  2. 前記複数の電話端末の識別情報は、構内電話網内の内線電話の識別情報を含む
    請求項1に記載の着信制御装置。
  3. 前記複数の電話端末の少なくとも1つは、入退場が管理される管理エリアに固定配置された固定電話端末を含み、
    前記記憶装置は、前記個人が前記管理エリアにいるか否かを示す在/不在情報をさらに記憶し、
    前記制御装置は、前記在/不在情報に基づいて、前記個人が前記管理エリアにいると判定されることを条件に、前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記状態情報の参照によって判定する処理を実行する
    請求項1又は2に記載の着信制御装置。
  4. 前記記憶装置は、前記個人に対して優先的な着信を実施すべき優先着信電話端末の情報をさらに記憶し、
    前記制御装置は、前記着信対象の電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記着信要求の発信側の電話端末が前記優先着信電話端末か否かを前記優先着信電話端末の情報に基づき判定する処理と、前記発信側の電話端末が前記優先着信電話端末であるときに、前記複数の電話端末の少なくとも1つに前記優先着信電話端末からの着信を知らせる情報を接続するための処理を行う
    請求項1から3のいずれか1項に記載の着信制御装置。
  5. コンピュータが、
    個人に割り当てられた複数の電話端末の識別情報と、前記複数の電話端末の夫々が通話中か否かを示す通話状態情報とを記憶し、
    前記複数の電話端末の1つに対する着信要求の発生時に、前記着信要求に対応する電話端末と異なる前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中か否かを前記通話状態情報の参照によって判定し、
    前記複数の電話端末の少なくとも1つが通話中であるときに、前記個人が他の電話での通話中であることを示す情報を前記着信要求の発信端末に接続するための処理を行う
    を含む着信制御方法。
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