JP6391781B2 - 緊急通報システム - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る緊急通報システムを示す構成図である。実施の形態1に係る緊急通報システムは、緊急通報装置1、PBX(構内交換機)2、オペレータ電話機3、サーバ4およびオペレータ端末5を備える。なお、緊急通報装置1は利用者が所持するものであり、PBX2、オペレータ電話機3、サーバ4およびオペレータ端末5は通報先である緊急通報事業者のコールセンターに設置されるものである。
具体的には、電話回線網6を管理する電話会社が提供する転送電話機能を用いる。転送電話機能は、電話回線網6を構成する所定の交換機またはデータ通信網7に接続された電話会社の所定のサーバ(いずれも図示せず、以下「電話転送装置」と記載)に予め登録した電話番号からの発信は任意の端末または交換機(PBX2)に着信させ、かつ予め登録した電話番号以外の電話番号からの発信はPBX2とは別の任意の端末または交換機(図示せず)に転送するものである。
すなわち、着信設定手段43は、データ通信網7を介して、電話転送装置に対してすべての電話番号の登録を抹消することを示す初期化信号を予め送信しておく処理と、特定の緊急通報装置1の電話番号のみを登録することを示す着信許可信号を送信する処理と、当該緊急通報装置1の電話番号の登録を抹消することを示す着信拒否信号を送信する処理とを実行するものである。また、データ通信網7を介して、特定の緊急通報装置1に対してコールセンターへの音声通話の発信を許可することを示す発信許可信号を送信する処理を実行するものである。
まず、ステップST11において、緊急通報手段12のボタンが押下されたか否かを判定する。緊急通報手段12のボタンが押下された場合(YES)、ステップST12に進む。一方、緊急通報手段12のボタンが押下されていない場合(NO)、緊急通報装置1は待機状態を継続する。
なお、着信設定手段43が、データ通信網7を介して、PBX2に対するすべての音声通話の着信を拒否するように電話回線網6を予め設定しているものとする。すなわち、電話転送装置に対して、すべての電話番号の登録を抹消することを示す初期化信号を予め送信しているものとする。
具体的には、利用者が所持する緊急通報装置1の動作と、電話会社が管理する電話回線網6を構成する交換機および電話転送装置の動作と、通報先である緊急通報事業者のコールセンターに設けたPBX2およびサーバ4の動作とを示すものである。図中、点線の矢印はデータ通信網7を介した各装置間のデータ通信を表し、実線の矢印は電話回線網6を介した音声通話および電話回線の接続・切断を表している。
なお、図中、利用者が所持する緊急通報装置1の動作については、図4と同一の工程番号(ST11〜16)を付し、説明を省略する。また、緊急通報事業者のコールセンターに設けたサーバ4の動作については、図5と同一の工程番号(ST21〜27)を付し、説明を省略する。以下、電話回線網6を構成する交換機および電話転送装置の動作を中心に説明する。
また、電話転送装置はサーバ4から予め初期化信号を受信しており、電話回線網6に対して、すべての電話番号からPBX2への音声通話の着信を、PBX2とは別の任意の端末または交換機に転送するように設定しているものとする。
そのため、電話回線網6に対して着信拒否の設定を行うことで、未登録の利用者からの音声通話の着信自体を防ぎ、登録した利用者からの音声通話をより確実に着信させることができる。
そのため、コールセンター側で音声通話を着信する体制が整ったことを利用者に伝えることになり、利便性が向上する。また、音声通話を適切に利用することができない状況下において、利用者からの音声通話の発信自体を防ぐことで、回線使用率をさらに低減することができる。
この場合、IP−PBXはデータ通信網7に含まれる所定のIP電話サーバと通信を行い、また当該IP電話サーバが電話転送装置となる。また、着信設定手段43は、IP−PBXに対するすべてのリアルタイム音声データの受信を拒否するようにIP電話サーバを予め設定しておくとともに、識別情報が一致することを確認した場合のみ緊急通報装置1からのリアルタイム音声データをIP−PBXに受信させるようにIP電話サーバを設定し、識別情報が一致することを確認してから所定時間が経過するか、または緊急通報装置1とオペレータ電話機3との音声通話が終了した場合に、IP−PBXに対する緊急通報装置1からのリアルタイム音声データの受信を拒否するようにIP電話サーバを再度設定する処理を実行する。
IP電話を利用した場合、利用者はより安価に緊急通報システムを使用することができる。
なお、電話回線網6を介した音声通話とデータ通信網7を介した音声通話とを組み合わせ、前者を主系統、後者を従系統として用いても良い。
また、プッシュ型通信ではなく、HTTPなどのプロトコルを用いて緊急通報装置1がサーバ4にアクセスし、発信が許可されたか否かを示すデータを能動的に取得するプル型通信の構成としても良い。
また、着信可否設定については、転送電話機能に限るものではない。電話回線網6とPBX2との電話回線の接続を制御し、任意の電話番号からPBX2への音声通話の着信自体を拒否できるものであれば、任意の機器および機能を用いて構わない。
2 PBX
3 オペレータ電話機
4 サーバ
5 オペレータ端末
6 電話回線網
7 データ通信網
11 通報先登録手段
12 緊急通報手段
13 識別情報送信手段
14 表示手段
15 操作手段
16 音声通話手段
41 利用者登録手段
42 発信者確認手段
43 着信設定手段
44 通信制御手段
45 電話網制御手段
Claims (2)
- 緊急通報装置と音声応答手段とを電話回線網を介して接続し、かつ前記緊急通報装置とサーバとをデータ通信網を介して接続してなる緊急通報システムであって、
前記緊急通報装置は、
緊急通報手段の操作に応じて、該緊急通報装置固有の識別情報を前記データ通信網を介して送信する識別情報送信手段を備え、
前記サーバは、
前記データ通信網を介して受信した前記識別情報が、予め記憶した前記識別情報と一致するか否かを確認する発信者確認手段と、
前記識別情報が一致することを確認した場合のみ、前記識別情報を送信した前記緊急通報装置が電話回線網を介して音声応答手段へ発信することを許可する許可信号を、前記データ通信網を介して送信する許可信号送信手段と、
を備えたことを特徴とする緊急通報システム。 - 前記許可信号送信手段は、
前記識別情報が一致することを確認した場合のみ、前記識別情報を送信した前記緊急通報装置からの音声通話を前記音声応答手段に着信させることを許可する許可信号を、前記データ通信網を介して送信することを特徴とする請求項1記載の緊急通報システム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2017138974A JP6391781B2 (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 緊急通報システム |
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JP2017138974A Active JP6391781B2 (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 緊急通報システム |
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