JP2011188160A - ボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラム - Google Patents

ボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電話端末を同一人に利用させる場合に、複数の電話端末に同一電話番号を付与可能とし、かつ、複数の電話端末を同時に使用することが可能なボタン電話装置を提供する。
【解決手段】ボタン電話装置100の電話端末のうち、一人のユーザAが利用する複数の電話端末例えば固定電話機A 201A、携帯端末A 202Aの2台の電話端末には同一の電話番号を付与し、通信制御部102は、複数の電話端末のいずれが発信しても、同一の電話番号の発信元電話番号を付した着信信号を着信先に送信し、また、他の電話端末から同一電話番号を付与した複数の電話端末に着信する際に、当該複数の電話端末のうち待機中の状態にある全電話端末に着信信号を送信する。さらに、同一電話番号を付与した複数の電話端末のいずれかが使用中の場合、残りの電話端末を用いた発着信動作を禁止する排他制御を行うか否かを情報記録装置103に任意に登録可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラムに関する。
近年、ボタン電話装置を使用している会社や事務所においては、各個人用の事務机上に配置した固定電話機と各人が携行する構内PHS(Personal Handy-phone System)端末等の携帯端末との双方を利用する人が増えてきている。
かかる場合、会社や事務所から同一個人に対して個人用の固定電話機、携帯端末の2台の電話端末を配布しているため、実際に使用する人が一人であるにも係らず、2つの電話番号(固定電話機の電話番号、構内PHS端末等の携帯端末の電話番号)を付与していることになっている。
例えば、従来からの技術として特許文献1の特開平6−276289号公報「構内自動交換機」のように、4線式の内線ポートを利用して、4線のうち、2線をデジタル式のボタン電話機に接続して、残りの2線は標準のアナログ電話機に接続して、それぞれを別の内線電話として扱うことができるような技術が提案されているし、また、着信の際に、異なる電話番号に着信させたり転送させたりすることにより、同一個人が使用する固定電話機と構内PHS端末等の携帯端末とのいずれにも鳴り分けて着信することができる仕組みも提案されている。
特開平6−276289号公報(第4−6頁)
しかしながら、前述のような技術においては、次のような問題がある。すなわち、2台の電話端末を有する個人が、同じ会社内や同じ事務所内の同僚等に対して内線発信した場合、当該内線発信が着信する相手側が、着信時に表示された発信者情報によって、誰からの電話かを判別することを可能にするためには、2つの電話番号を電話帳にあらかじめ登録しておくことが必要になる。
また、同一人が所有する2台の電話端末についてそれぞれに異なる電話番号が付与されているため、一方の電話端末にて通話中の状態であっても、他方の電話端末に対して着信してくることが可能であり、一方の電話端末を用いて通話中のユーザは着信してきた該着信呼に対して応答することができない。
かかる問題に対処するために、固定電話機と携帯端末との2台の電話端末に対して同一の電話番号を付与することも有効である。そのための技術として、親子電話機等の技術を利用することも考えられる。しかしながら、親子電話機の場合、親機から遠くまで離れることができないため、子機を携帯端末として持ち歩くことができないのみならず、親機と子機との双方を同時には使用することができないという問題がある。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の電話端末例えば固定電話機と携帯端末との2台の電話端末を同一人に利用させる場合には、複数の例えば2台の電話端末に同一電話番号を付与可能とし、かつ、複数の例えば2台の電話端末を同時に使用することを可能とするボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明によるボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)電話端末の接続を行うボタン電話装置であって、一人のユーザが複数の電話端末を利用する場合、当該複数の電話端末に対して共通に同一の電話番号を付与し、前記複数の電話端末のうち、いずれの電話端末が発信しても、着信先に着信する際に、前記同一の電話番号の発信元電話番号を付した着信信号を送信し、一方、他の電話端末から前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末に着信する際に、当該複数の電話端末のうち、待機中の状態にある全ての電話端末に対して着信信号を送信することを特徴とする。
(2)電話端末の接続を行うボタン電話装置において、一人のユーザが複数の電話端末を利用する場合、当該複数の電話端末に対して共通に同一の電話番号を付与する共有電話番号利用方法であって、前記複数の電話端末のうち、いずれの電話端末が発信しても、着信先に着信する際に、前記同一の電話番号の発信元電話番号を付した着信信号を送信し、一方、他の電話端末から前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末に着信する際に、当該複数の電話端末のうち、待機中の状態にある全ての電話端末に対して着信信号を送信することを特徴とする。
(3)共有電話番号利用プログラムであって、上記(2)に記載の共有電話番号利用方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする。
本発明のボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)一人のユーザが複数の電話端末を使用する場合、複数の電話端末に対して、共通の同一の電話番号が付与されているので、該ユーザが複数の電話端末のうち、いずれの電話端末を用いて発信しても、着信先の電話端末に対しては、発信元を示す発信元電話番号として、同一の電話番号を通知することになり、着信先のユーザは、発信元のユーザをより容易に認識することができる。また、着信先において電話帳を検索して発信元のユーザ名を発信者情報として表示させる場合には、同一ユーザが複数の電話端末を用いている場合であっても、該電話帳には一つの電話番号を登録するだけで良く、電話帳の登録・管理がより容易になる。
(2)一人のユーザが複数の電話端末を使用し、かつ、複数の電話端末に共通に同一の電話番号を付与している場合であっても、親子電話機の場合とは異なり、複数の電話端末を同時に利用することができ、電話端末の利便性を向上させることができる。つまり、或る電話端末が使用中の状態にあっても、当該ユーザが使用中の電話端末の使用状態を一旦保留して、当該ユーザ自身が、あるいは、当該ユーザの代理となる人が、他の電話端末を使用することができる。
(3)一つの電話番号を複数の電話端末で共有する場合において、いずれかの電話端末を使用中の場合には、他の電話端末の発着信動作を許可するか否かを示す発信時/着信時の排他制御に関する制御情報を任意に設定登録することができるので、ボタン電話装置における接続制御に関する管理を簡素化することも可能である。
(4)一つの電話番号を共有する複数の電話端末として、ボタン電話端末のみならず、事務机上等に設置する多機能電話機、家庭内でも使用するアナログ電話機、デジタル電話機、IP電話機等の各種の固定電話端末、構内用PHS端末や無線通信端末等の各種の携帯端末等、多様な電話端末の組合せで利用することが可能になるので、ボタン電話装置における通話距離に関する制限を大幅に緩和することができる。
本発明に係るボタン電話装置の構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明に係るボタン電話装置において発信元電話端末が図1とは異なる場合の接続構成例を示すシステム構成図である。 本発明に係るボタン電話装置において2台の電話端末を有するユーザが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザの他方の電話端末へ着信しようとする場合の一例を示すシステム構成図である。 本発明に係るボタン電話装置において2台の電話端末を有するユーザが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザの他方の電話端末へ着信しようとする場合の他の例を示すシステム構成図である。 本発明に係るボタン電話装置において2台の電話端末を有するユーザが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザが他方の電話端末を用いてさらに発信しようとする場合の一例を示すシステム構成図である。 本発明に係るボタン電話装置の情報記録装置内の共有電話番号設定テーブルに設定登録されている各電話端末の排他制御の実施の有無を指定する制御情報の設定状況の一例を示すテーブルである。 本発明に係るボタン電話装置の発信動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明に係るボタン電話装置の着信動作の一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明によるボタン電話装置、共有電話番号利用方法および共有電話番号利用プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるボタン電話装置および共有電話番号利用方法について説明するが、かかる共有電話番号利用方法をコンピュータにより実行可能な共有電話番号利用プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、共有電話番号利用プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
また、以下の実施形態においては、一人のユーザが使用する電話端末として、同一の電話番号を付与された電話端末の台数が、2台の場合について説明するが、本発明は、かかる場合に限るものではなく、任意の台数からなる複数の電話端末である場合についても全く同様に適用することができる。また、本発明においてボタン電話装置に内線接続する内線電話機の種類としては、ボタン電話端末のみならず、事務机上等に設置する多機能電話機、通常の家庭内でも使用するアナログ電話機、デジタル電話機、IP電話機等の各種の固定電話機であっても良いし、構内用PHS端末や無線通信端末等の各種の携帯端末であっても良い。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、一人で複数の電話端末例えば固定電話機と構内PHS端末等の携帯端末と2台の電話端末を併用するような環境下において、同一人が利用する該複数の例えば2台の電話端末に対して同一の電話番号を付与し、複数の例えば2台の電話端末の同時利用を可能とするとともに、複数の例えば2台の電話端末間の発信・着信・通話時における排他制御を行う仕組みを有していることを主要な特徴としている。
而して、複数の例えば2台の電話端末を併用するユーザがいずれの電話端末を使用して発信しても、同一電話番号を用いた発信動作になるので、発信先の相手側においては、1つの電話番号のみを通話相手として電話帳に登録しておくだけで、発信先を容易に判別することができる。また、複数の例えば2台の電話端末間の発信・着信・通話時における排他制御を実施するか否かを制御することにより、或る電話端末を用いて通話中の状態にある際には、残りの電話端末に対する発着信の可否を制御することが可能であり、操作性を向上させることができる。
(実施形態の構成例および動作例)
次に、本発明に係るボタン電話装置の一構成例とその動作例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るボタン電話装置の構成の一例を示すシステム構成図であり、電話番号'200番'を割り当てられているユーザAが使用する固定電話機A 201Aが、電話番号'201番'が割り当てられているユーザBが使用する固定電話機B 201Bに対して発信して、通信中の状態になっている場合を示している。なお、図1に示すボタン電話装置100は、ユーザが使用する電話端末を接続するための回線接続路を形成する通話回路101、該通話回路101の接続状態を制御する通信制御部102、各種の情報を蓄積する情報記録装置103を少なくとも備えており、当該ボタン電話装置100の通話回路101は、ボタン電話端末、多機能電話端末、アナログ電話端末、デジタル電話端末、IP電話端末等の各種の固定電話機や、PHS端末や無線通信端末等の各種の携帯端末を接続することができる。
また、同一ユーザに対して複数の電話端末例えば固定電話機と構内PHS端末等の携帯端末との2台の電話端末を共有させることが可能であり、同一ユーザが利用する複数の例えば2台の電話端末に対しては、同一の電話番号が付与される。例えば、図1に示すように、ユーザAは、固定電話機A 201Aと構内PHS端末等の携帯端末A 202Aとの2台の電話端末を有しているが、ユーザAが利用する固定電話機A 201Aと携帯端末A 202Aとの2台の電話端末に対しては、それぞれで異なる電話番号ではなく、同一の電話番号'200番'が付与されている。
図1に示すように、ユーザAが電話番号'200番'の固定電話機A 201Aを用いて、電話番号'201番'のユーザBの固定電話機B 201Bに対して発信すると、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103の情報を参照しつつ、固定電話機A 201Aからのダイヤル情報を分析して、固定電話機B 201Bへの発信であることを確認する。而して、通信制御部102は、情報記録装置103に登録されている固定電話機B 201Bへの方路情報を選択して、通話回路101の接続経路を設定することにより、固定電話機B 201Bに対して、'200番'の発信元電話番号を付した着信信号(呼び出し信号)を送信するとともに、発信元の固定電話機A 201Aに対して発信相手を呼び出し中であることを示す呼び出し中情報(リングバックトーン)を返送する。
電話番号'200番'の固定電話機A 201Aからの着信を受け取ったユーザBの固定電話機B 201Bには、発信者情報として、発信元電話番号'200番'が示すユーザAからの着信である旨が表示される。該発信者情報を確認したユーザBが固定電話機B 201Bにより応答操作を行うと、応答信号が、ボタン電話装置100に送信される。ボタン電話装置100は、該応答信号を受け取ると、通信制御部102にて、当該固定電話機B 201Bに対する着信信号、および、発信元の固定電話機A 201Aに対する呼び出し中情報の送信動作を停止し、しかる後、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の固定電話機A 201Aと着信先の固定電話機B 201Bとの間を接続することによって、ユーザAとユーザBとの通話状態に移行する。
また、図2は、本発明に係るボタン電話装置100において発信元電話端末が図1とは異なる場合の接続構成例を示しており、電話番号'200番'のユーザAが使用する携帯端末A 202Aが、電話番号'201番'のユーザBが使用する固定電話機B 201Bに対して発信して、通信中の状態になっている場合を示している。
つまり、図1においては、ユーザAが固定電話機A 201Aを用いて、ユーザBの固定電話機B 201Bに対して発信した場合であったが、図2においては、固定電話機A 201Aと同じ電話番号'200番'が付与されている携帯端末A 202Aを用いて、ユーザBの固定電話機B 201Bに対して発信している場合を示している。なお、図2には示していないが、携帯端末A 202Aとの間の無線回線を形成するための無線回線制御部が、ボタン電話装置100の通話回路101内に備えられていることは言うまでもない。
図2において、ユーザAが電話番号'200番'の携帯端末A 202Aを用いて、電話番号'201番'のユーザBの固定電話機B 201Bに対して発信すると、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、図1の場合と同様、'200番'の発信元電話番号を付した着信信号を着信先のユーザBの固定電話機B 201Bに対して送信する。しかる後、着信先の固定電話機B 201Bが応答すると、通信制御部102にて、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の携帯端末A 202Aと着信先の固定電話機B 201Bとの間を接続することによって、ユーザAとユーザBとの通話状態に移行する。
かくのごとく、電話番号'200番'が2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)に共通に割り当てられているユーザAが、図1、図2に示したように、2台のいずれの電話端末を用いて、ユーザBの固定電話機B 201Bに対して発信した場合であっても、着信先に発信者情報として表示される発信元電話番号は'200番'であり、発信元電話番号'200番'を視認した着信先のユーザBは、いずれも、ユーザAからの電話であることをより容易に認識することができる。なお、電話帳に該'200番'の電話番号が通話相手として登録されている場合は、該電話帳に登録されている通信相手のユーザ名を、発信者情報として表示させることもできる。
また、電話番号'200番'が2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)に共通に割り当てられているユーザAに対して、電話番号'201番'のユーザBが固定電話機B 201Bを用いて発信してきた場合については、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103を検索して、着信先の電話番号'200番'のユーザAが、2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)を有していることを認識すると、着信先の電話番号'200番'のユーザAが有する全ての電話端末(本実施形態においては、固定電話機A 201A、携帯端末A 202Aの2台の電話端末)に対して、'201番'の発信元電話番号を付した着信信号を送信する。
しかる後、着信先のユーザAが、着信信号を受信した全ての電話端末のうち、例えば固定電話機A 201Aを用いて応答すると、ボタン電話装置100は、図1に示したように、通信制御部102にて、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の固定電話機B 201Bと着信先の固定電話機A 201Aとの間を接続することによって、ユーザBとユーザAとの通話状態に移行する。
一方、着信先のユーザAが、着信信号を受信した全ての電話端末のうち、携帯端末A 202Aを用いて応答すると、ボタン電話装置100は、図2に示したように、通信制御部102にて、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の固定電話機B 201Bと着信先の携帯端末A 202Aとの間を接続することによって、ユーザBとユーザAとの通話状態に移行する。
(第2の実施形態)
次に、電話番号'200番'が割り当てられているユーザAが2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)のいずれかを用いて通信中の状態にある場合に、通信中の相手とは異なる相手が新たに着信しようとする場合の動作について、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係るボタン電話装置100において2台の電話端末を有するユーザAが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザAの他方の電話端末へ着信しようとする場合の一例を示すシステム構成図である。つまり、図3においては、電話番号'200番'のユーザAが固定電話機A 201Aを用いて、電話番号'201番'のユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあるときに、電話番号'203番'のユーザCの固定電話機C 201Cから、通話中のユーザAのもう一方の電話端末である携帯端末A 202Aに対して着信しようとしている場合を示している。
図3において、まず、電話番号'201番'のユーザBが、固定電話機B 201Bを用いて、電話番号'200番'のユーザAに対して発信する操作を行うと、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103を検索して、着信先として指定された電話番号'200番'のユーザAが固定電話機A 201A、携帯端末A 202Aの2台の電話端末を有していることを認識することにより、発信元電話番号'201番'を付した着信信号を、電話番号'200番'を割り当てているユーザAの全ての電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202Aの2台の電話端末)に対して送信する。
しかる後、発信元電話番号'201番'を付した着信信号を受け取ったユーザAが、例えば固定電話機A 201Aを用いて応答する操作を行うと、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の固定電話機B 201Bと着信先の固定電話機A 201Aとの間を接続することによって、ユーザBとユーザAとの通話状態に移行する(図3のシーケンス番号(1))。
ユーザAがユーザBとの通話中の状態にある時点で、電話番号'202番'のユーザCが、固定電話機C 201Cを用いて、電話番号'200番'のユーザAに対する発信操作を行うと(図3のシーケンス番号(2))、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103を参照して、電話番号'200番'のユーザAに対する着信(呼び出し)の可否を判断する(図3のシーケンス番号(3))。ボタン電話装置100は、情報記録装置103を参照した通信制御部102にて、電話番号'200番'のユーザAは、2台の電話端末のうち、固定電話機A 201Aを用いて、ユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあるものの、携帯端末A 202Aが待機中(idle)の状態にあることを認識する。
したがって、ボタン電話装置100は、携帯端末A 202Aが待機中(idle)の状態にあることを認識すると、待機中(idle)の状態にある携帯端末A 202Aに対して、発信元電話番号'202番'を付した着信信号(呼び出し信号)を送信し、着信音を鳴動させる(図3のシーケンス番号(4))。
ユーザAの携帯端末A 202Aの着信音の鳴動に応じて、該ユーザAの代理として応答することができる人が携帯端末A 202Aの近傍に所在していて携帯端末A 202Aを操作して応答するか、あるいは、ユーザBと通話中の当該ユーザAが、ユーザBとの通話を一旦保留して、携帯端末A 202Aを用いて応答する操作を行うと、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、通話回路101の接続経路を設定して、発信元の携帯端末C 201Cと着信先の携帯端末A 202Aとの間を接続することによって、ユーザCとユーザAとの通話状態に移行する。
(第3の実施形態)
次に、電話番号'200番'が割り当てられているユーザAが2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)のいずれかを用いて通信中の状態にある場合に、通信中の相手とは異なる相手が新たに着信しようとする場合の動作について、図3の場合とは異なる動作例を、図4を用いて説明する。図4は、本発明に係るボタン電話装置100において2台の電話端末を有するユーザAが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザAの他方の電話端末へ着信しようとする場合の他の例を示すシステム構成図である。
図4においても、図3の場合の同様、電話番号'200番'のユーザAが固定電話機A 201Aを用いて、電話番号'201番'のユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあるときに、電話番号'203番'のユーザCの固定電話機C 201Cから、通話中のユーザAのもう一方の電話端末である携帯端末A 202Aに対して着信しようとしている場合を示している。しかし、図4においては、図3の場合とは異なり、着信しようとする携帯端末A 202Aの近傍には代理で応答することができる人がいないか、あるいは、ユーザAがユーザBとの通話を一旦保留することができず、携帯端末A 202Aの応答操作を行うことができない場合について示している。
つまり、図4においては、通話中のユーザに対する新たな着信が発生した場合には、親子電話機における機能と同様、ボタン電話装置100は通話状態の管理に支障を及ぼす可能性が高いものと判断して、ボタン電話装置100において排他制御を行うことにより、新たな着信を受け付けないように制御する機能を実現している例を示している。
図4において、ユーザAが固定電話機A 201を用いてユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあった場合に(図4のシーケンス番号(1))、電話番号'202番'のユーザCが、固定電話機C 201Cを用いて、電話番号'200番'のユーザAに対する発信操作を行うと(図4のシーケンス番号(2))、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103を参照して、電話番号'200番'のユーザAに対する着信(呼び出し)の可否を判断する(図4のシーケンス番号(3))。ボタン電話装置100は、情報記録装置103を参照した通信制御部102にて、電話番号'200番'のユーザAは、2台の電話端末のうち、固定電話機A 201Aを用いて、ユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあるものの、携帯端末A 202Aが待機中(idle)の状態にあることを認識する。
しかし、ボタン電話装置100は、図3の場合とは異なり、携帯端末A 202Aの電話端末には、電話番号'200番'という通話中の状態にある固定電話機A 201Aの電話番号と同一の電話番号が付与されているので、ユーザAは話中状態(Busy状態)にあるものとして、通話中の状態にあるユーザAに対しては、新たな着信は受け付けないことにするという排他制御を行う。
したがって、ボタン電話装置100は、待機中(idle)の状態にある携帯端末A 202Aに対する着信動作を行うことなく、発信元のユーザCの固定電話機C 201Cに対して、着信(呼び出し)動作の失敗を示す話中(Busy)信号を送信して、ユーザAに対する発信を拒否する(図4のシーケンス番号(4))。
(第4の実施形態)
次に、電話番号'200番'が割り当てられているユーザAが2台の電話端末(固定電話機A 201A、携帯端末A 202A)のいずれかを用いて通信中の状態にある場合に、通信中の電話端末とは異なる電話端末を用いてさらに発信しようとする場合の動作について、図5を用いて説明する。図5は、本発明に係るボタン電話装置100において2台の電話端末を有するユーザAが一方の電話端末を用いて通信中の状態にある場合に、当該ユーザAが他方の電話端末を用いてさらに発信しようとする場合の一例を示すシステム構成図である。
図5においては、電話番号'200番'のユーザAが固定電話機A 201Aを用いて、電話番号'201番'のユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあるときに、通話中のユーザAが、もう一方の電話端末である携帯端末A 202Aを用いて、電話番号'203番'のユーザCの固定電話機C 201Cに対して発信しようとしている場合を示している。しかし、図5においては、発信しようとする携帯端末A 202Aには、現在通話中の状態にある固定電話機A 201Aと同一の電話番号が付与されているので、ボタン電話装置100は、通話中の固定電話機A 201Aと同一の電話番号の携帯端末A 202Aからの発信操作を受け付けることを拒否するという排他制御を行う場合について示している。
つまり、図5においては、通話中のユーザが、通話中の電話端末とは異なる電話端末を用いてさらに新たな発信操作を行った場合には、親子電話機における機能と同様、ボタン電話装置100は通話状態の管理に支障を及ぼす可能性が高いものと判断して、ボタン電話装置100において排他制御を行うことにより、新たな発信を受け付けないように制御する機能を実現している例を示している。
図5において、ユーザAが固定電話機A 201を用いてユーザBの固定電話機B 201Bと通話中の状態にあった場合に(図5のシーケンス番号(1))、当該ユーザAが、携帯端末A 202Aを用いて、電話番号'202番'のユーザCの固定電話機C 201Cに対する発信操作を行うと(図5のシーケンス番号(2))、ボタン電話装置100は、通信制御部102にて、情報記録装置103を参照して、電話番号'200番'のユーザAのユーザCへの発信の可否を判断する(図5のシーケンス番号(3))。ボタン電話装置100は、情報記録装置103を参照した通信制御部102にて、電話番号'200番'のユーザAは、2台の電話端末を有しているものの、発信操作を行った携帯端末A 202Aと同一の電話番号'200番'を付与された固定電話機A 201Aが、ユーザBの固定電話機B 201Bとの通話中の状態にあることを認識する。
このため、携帯端末A 202Aが、待機中(idle)状態にあって発信操作が可能な状態にあったとしても、電話番号'200番'という通話中の状態にある固定電話機A 201Aの電話番号と同一の電話番号が付与されているので、ユーザAは話中状態(Busy状態)にあるものとして、通話中の状態にあるユーザAからの新たな発信は受け付けないことにするという排他制御を行う。
したがって、ボタン電話装置100は、待機中(idle)の状態にある携帯端末A 202AからのユーザCに対するさらなる発信操作を受け付けることなく、発信元のユーザAの携帯端末A 202Aに対して、発信動作の失敗を示す話中(Busy)信号を送信して、ユーザAの発信を拒否する(図5のシーケンス番号(4))。
(共有電話番号設定例)
図6は、本発明に係るボタン電話装置100の情報記録装置103内の共有電話番号設定テーブルに設定登録されている各電話端末の排他制御の実施の有無を指定する制御情報の設定状況の一例を示すテーブルであり、共有電話番号設定テーブルは、電話端末301、内線番号302、発信時の排他制御303、着信時の排他制御304に関する情報が少なくとも登録されており、各ユーザが有する各電話端末ごとに、発着信時における排他制御の実施の有無を示す制御情報が設定登録されている。なお、共有電話番号設定テーブルへの登録内容は、ユーザが任意に設定登録することができる。
図6の共有電話番号設定テーブルにおいては、内線番号302に示すように、ユーザAに割り当てた電話番号'200番'、ユーザBに割り当てた電話番号'201番'、ユーザCに割り当てた電話番号'202番'に対応して、それぞれ、電話端末301に示すように、固定電話機Aおよび携帯端末A、固定電話機Bおよび携帯端末B、固定電話機Cおよび携帯端末Cと、2台の電話端末が割り当てられていて、一人のユーザが有する2台の電話端末に1つの電話番号が共有されている状況を示している。
さらに、図6の共有電話番号設定テーブルにおいては、発信時の排他制御303の'有'、'無'、着信時の排他制御304の'有'、'無'に示すように、各ユーザに割り当てた1つの電話番号を共有している2台ずつの電話端末について、排他制御として、発着信動作時に、いずれか一方の電話端末が使用されているか否かを応じて、他方の電話端末を用いた発着信を許可するか否かを設定登録している。
例えば、電話番号'200番'のユーザAが使用する固定電話機A 201Aおよび携帯端末A 202Aの場合は、発信時の排他制御303、着信時の排他制御304に示すように、いずれも、'有'として設定登録しており、固定電話機Aおよび携帯端末Aは、排他制御により、いずれか一方の電話端末が使用中の場合には、他方の電話端末がたとえ待機中(idle)の状態であっても使用することができない旨が設定登録されている。また、電話番号'201番'、'202番'のユーザB,Cそれぞれが使用する固定電話機B 201B,C 201Cおよび携帯端末B 202B,C 202Cの場合は、発信時の排他制御303、着信時の排他制御304に示すように、いずれも、'無'として設定登録しており、固定電話機B 201B,C 201Cおよび携帯端末B 202B,C 202Cは、排他制御により、いずれか一方の電話端末(例えば固定電話機B 201B,C 201C)が使用中の場合であっても、他方の電話端末(例えば携帯端末B 202B,C 202C)が待機中(idle)の状態にあれば使用することができる旨が設定登録されている。
(発着信動作シーケンス例)
次に、図1ないし図5に示したボタン電話装置100における共有電話番号利用方法(複数の電話端末に共通の同一番号を付与した場合の動作方法)について、発着信動作の一例を示すフローチャートを用いてさらに説明する。図7は、本発明に係るボタン電話装置の発信動作の一例を説明するフローチャートであり、図8は、本発明に係るボタン電話装置の着信動作の一例を説明するフローチャートである。
まず、図7のフローチャートを用いて、共有電話番号(つまり共通の同一の電話番号)が付与されている2台の電話端末の発信動作について説明する。図7のフローチャートにおいて、或るユーザの電話端末がオフフック操作をしたことを示す発信信号を受信すると、ボタン電話装置100の通信制御部102は、情報記録装置103の共有電話番号設定テーブルを参照して、内線番号302と発信時の排他制御303とから、発信元の電話端末が、発信時において、同一電話番号を有する他方の電話端末が使用中であれば、発信が許可されないという排他制御の実施を求めている電話端末であるか否かを確認する(ステップS1)。
発信元の電話端末が、排他制御を行わない電話端末であった場合は(ステップS1の'無'の場合)、当該発信元の電話端末からの発信動作を直ちに許可して、ステップS3に移行する。一方、発信元の電話端末が、排他制御を実施すべき電話端末であった場合は(ステップS1の'有'の場合)、同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態にあるか否かを確認する(ステップS2)。
同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態にはなく、使用中の状態にあった場合は(ステップS2の'いずれかが使用中'の場合)、排他制御を適用して、当該発信元の電話端末からの発信動作を拒否するために、その旨を示す話中音(Busy Tone)を、発信元の電話端末に対して送信して、発信元の電話端末の切断を促す(ステップS7)。
一方、同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態であった場合には(ステップS2の'それ以外'の場合)、該発信元の電話端末からの発信動作を許可して、ステップS3に移行する。ステップS3においては、発信元の電話端末に対して、発信先を示すダイヤル操作を促すダイヤルトーンを送信する(ステップS3)。発信元の電話端末から、発信先の電話番号に関するダイヤル情報を受信すると(ステップS4)、情報記録装置103を参照してダイヤル情報が示す発信先の電話端末に関する接続経路を選択するとともに、着信先に対して送信すべきダイヤル情報を選択する(ステップS5)。しかる後、発信先の電話端末に対して、発信元の電話端末の電話番号を発信元電話番号として付した着信信号(呼び出し信号)を送信することによって呼び出しを行う(ステップS6)。着信先の電話端末が応答すると、通話状態に移行する。
次に、図8のフローチャートを用いて、共有電話番号(つまり共通の同一の電話番号)が付与されている2台の電話端末の着信動作について説明する。図8のフローチャートにおいて、或るユーザの電話端末から共有電話番号が付与されている2台の電話端末に対する発信信号(呼び出し要求信号)を受信すると、ボタン電話装置100の通信制御部102は、情報記録装置103の共有電話番号設定テーブルを参照して、内線番号302と着信時の排他制御304とから、着信先の電話端末が、着信時において、同一電話番号を有する他方の電話端末が使用中であれば、着信が許可されないという排他制御の実施を求めている電話端末であるか否かを確認する(ステップS11)。
着信先の電話端末が、排他制御を行わない電話端末であった場合は(ステップS11の'無'の場合)、当該着信先の電話端末に対する着信動作を直ちに許可して、ステップS13に移行する。一方、着信先の電話端末が、排他制御を実施すべき電話端末であった場合(ステップS11の'有'の場合)、同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態にあるか否かを確認する(ステップS12)。
同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態にはなく、使用中の状態にあった場合は(ステップS12の'いずれかが使用中'の場合)、排他制御を適用して、当該着信先の電話端末に対する着信動作を拒否するために、その旨を示す話中音(Busy Tone)を、発信元の電話端末に対して送信して、発信元の電話端末の切断を促す(ステップS15)。
一方、同一電話番号を有する他方の電話端末が待機中(idle)の状態であった場合には(ステップS12の'それ以外'の場合)、該着信先の電話端末に対する着信動作を許可して、ステップS13に移行する。ステップS13においては、情報記録装置103を参照して、発信信号にて指定された着信先の電話番号が付与されている全ての電話端末のうち、待機中(idle)の状態にある電話端末を、着信信号(呼び出し信号)を送信すべき着信先の電話端末として検索する(ステップS13)。しかる後、着信信号(呼び出し信号)を送信すべき着信先の電話端末として検索した待機中(idle)の状態にある全ての電話端末に対して、発信先電話番号を付した着信信号(呼び出し信号)を送信する(ステップS14)。着信先のいずれかの電話端末が応答すると、通話状態に移行する。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本発明に係る各実施形態においては、次のような効果が得られる。
(1)一人のユーザが複数の電話端末を使用する場合、複数の電話端末に対して、共通の同一の電話番号が付与されているので、該ユーザが複数の電話端末のうち、いずれの電話端末を用いて発信しても、着信先の電話端末に対しては、発信元を示す発信元電話番号として、同一の電話番号を通知することになり、着信先のユーザは、発信元のユーザをより容易に認識することができる。また、着信先において電話帳を検索して発信元のユーザ名を発信者情報として表示させる場合には、同一ユーザが複数の電話端末を用いている場合であっても、該電話帳には一つの電話番号を登録するだけで良く、電話帳の登録・管理がより容易になる。
(2)一人のユーザが複数の電話端末を使用し、かつ、複数の電話端末に共通に同一の電話番号を付与している場合であっても、親子電話機の場合とは異なり、複数の電話端末を同時に利用することができ、電話端末の利便性を向上させることができる。つまり、或る電話端末が使用中の状態にあっても、当該ユーザが使用中の電話端末の使用状態を一旦保留して、当該ユーザ自身が、あるいは、当該ユーザの代理となる人が、他の電話端末を使用することができる。
(3)一つの電話番号を複数の電話端末で共有する場合において、いずれかの電話端末を使用中の場合には、他の電話端末の発着信動作を許可するか否かを示す発信時/着信時の排他制御に関する制御情報を任意に設定登録することができるので、ボタン電話装置における接続制御に関する管理を簡素化することも可能である。
(4)一つの電話番号を共有する複数の電話端末として、ボタン電話端末のみならず、事務机上等に設置する多機能電話機、家庭内でも使用するアナログ電話機、デジタル電話機、IP電話機等の各種の固定電話端末、構内用PHS端末や無線通信端末等の各種の携帯端末等、多様な電話端末の組合せで利用することが可能になるので、ボタン電話装置における通話距離に関する制限を大幅に緩和することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
100 ボタン電話装置
101 通話回路
102 通信制御部
103 情報記録装置
201A 固定電話機A
201B 固定電話機B
201C 固定電話機C
202A 携帯端末A
301 電話端末
302 内線番号
303 発信時の排他制御
304 着信時の排他制御

Claims (7)

  1. 電話端末の接続を行うボタン電話装置であって、一人のユーザが複数の電話端末を利用する場合、当該複数の電話端末に対して共通に同一の電話番号を付与し、前記複数の電話端末のうち、いずれの電話端末が発信しても、着信先に着信する際に、前記同一の電話番号の発信元電話番号を付した着信信号を送信し、一方、他の電話端末から前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末に着信する際に、当該複数の電話端末のうち、待機中の状態にある全ての電話端末に対して着信信号を送信することを特徴とするボタン電話装置。
  2. 前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末のうち、いずれかの電話端末が使用中の状態にある場合に、残りの電話端末を用いた発信動作を禁止する発信時の排他制御、および、残りの電話端末に対する着信動作を禁止する着信時の排他制御、を実施するか否かを指定する制御情報を任意に設定登録することができることを特徴とする請求項1に記載のボタン電話装置。
  3. 前記複数の電話端末として、ボタン電話端末、多機能電話機、または、アナログ電話機、デジタル電話機、IP電話機のいずれかを少なくとも含む固定電話機を組み合わせた電話端末、あるいは、構内用PHS端末、無線通信端末のいずれかを少なくとも含む携帯端末を組み合わせた電話端末、あるいは、前記固定電話機と前記携帯端末とを組み合せた電話端末から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボタン電話装置。
  4. 電話端末の接続を行うボタン電話装置において、一人のユーザが複数の電話端末を利用する場合、当該複数の電話端末に対して共通に同一の電話番号を付与する共有電話番号利用方法であって、前記複数の電話端末のうち、いずれの電話端末が発信しても、着信先に着信する際に、前記同一の電話番号の発信元電話番号を付した着信信号を送信し、一方、他の電話端末から前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末に着信する際に、当該複数の電話端末のうち、待機中の状態にある全ての電話端末に対して着信信号を送信することを特徴とする共有電話番号利用方法。
  5. 前記同一の電話番号が付与された前記複数の電話端末のうち、いずれかの電話端末が使用中の状態にある場合に、残りの電話端末を用いた発信動作を禁止する発信時の排他制御、および、残りの電話端末に対する着信動作を禁止する着信時の排他制御、を実施するか否かを指定する制御情報を任意に設定登録することができることを特徴とする請求項4に記載の共有電話番号利用方法。
  6. 請求項4または5に記載の共有電話番号利用方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする共有電話番号利用プログラム。
  7. 請求項6に記載の共有電話番号利用プログラムを、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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