JP2013205906A - カード収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸機構を用いないで蓋部材が装着されて開閉部品点数が少なく、構造が簡単で製造が容易なカード収納装置を提供する。
【解決手段】蓋部材24は、カード挿入口20を解放する位置ではその基端部40が切欠き穴30に掛止していているため、軸機構を用いないで開閉可能であり、自重では外れない。蓋部材24は、カード挿入口20を覆う位置ではその先端部44を通したねじ22がねじ穴28に螺合されることにより本体パネル16に固定される。これにより、軸機構を用いないで蓋部材24が開閉可能に装着されて開閉部品の点数が少なく、構造が簡単で製造が容易且つ安価なカード収納装置10が得られる。
【選択図】図4

Description

本発明は、カードを差し入れる長手状のカード挿入口とそれを覆う蓋部材とを有するカード収納装置に関するものである。
たとえばカード型メモリ、ICカードなどの電子カードを本体内のプリント基板などに配置された電子カードとプリント基板とを電気的に接続するコネクタに差し入れるための長手穴状のカード挿入口すなわちカードスロットが本体に形成された機器が知られている。このような機器では、一般に、カードスロット内に収容された電子カードの抜け防止、セキュリティを高めるなどのために、そのカードスロットを塞ぐ蓋部材が固定される。たとえば、特許文献1に記載されたカード収納装置がそれである。
上記カード収納装置は、カード挿入口の横に退避するロック解除位置とカード挿入口に対向し且つロック解除位置寄りの端部に設定したロック位置との間で移動可能に設けられたロック部材と、それらカード挿入口およびロック部材を覆うように本体にヒンジを介して開閉回動可能に設けられた蓋部材とを備えて構成されている。これにより、ロック部材は、そのスライドストロークが短縮されて小型化され、カード挿入口の横方向部位のスペースが小さくされる。また、蓋部材がヒンジを介して本体に回動可能に設けられた蓋部材によりカード挿入口およびロック部材が覆われるとともに、蓋部材がカード挿入口の横方向部位のスペースを占有することがなく、小型化を図ることができる。
特開2010−218378
ところで、上記従来のカード収納装置は、ロック部材およびその移動案内装置、蓋部材およびそのヒンジ機構など多くの部品点数を必要とし、構造が複雑であった。ロック部材或いは蓋部材にがたつきが生じないように寸法精度を高めると、製造工程が煩雑となり部品が高価となる可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするところは、軸機構を用いないで蓋部材が装着されて開閉部品点数が少なく、構造が簡単で製造が容易で安全なカード収納装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、(a)本体に形成された長手状のカード挿入口と、該本体に固定された状態で該カード挿入口を覆う蓋部材とを備え、該カード挿入口内に挿入された電子カードを収納するカード収納装置であって、(b)前記蓋部材の先端部を前記本体の前記カード挿入穴から上側の位置に着脱可能に固定する先端部固定装置と、(c)前記本体の前記カード挿入穴から下側の位置に貫通して形成され、前記蓋部材の基端部を掛け止める切欠き穴とを含み、(d)該切欠き穴は、前記カード挿入口の長手寸法よりも短く、前記カード挿入口を解放する位置にあるときは前記蓋部材の基端部の通過を許容するとともに自重による掛止を可能とし、該カード挿入口を覆う位置までその掛止を持続して該蓋部材の回動を許容する曲線状長穴であることを特徴とする。
本発明のカード収納装置によれば、蓋部材は、カード挿入口を解放する位置ではその基端部が切欠き穴に掛止しているため、軸機構を用いないで開閉可能であり、自重では外れない。蓋部材は、カード挿入口を覆う位置ではその先端部を通したねじが前記ねじ穴に螺合されることにより本体に固定される。また、切欠き穴の長手寸法は、電子カードの長手寸法よりも短いため、本体製造時に作業者が動作確認のために、カードスロットの向こう側に配置されたコネクタに対して電子カードを間違えて挿入することもない。このため、軸機構を用いないで蓋部材が開閉可能に装着されて開閉部品の点数が少なく、構造が簡単で製造が容易、且つ製造に誤りがない、安心できるカード収納装置が得られる。
ここで、好適には、前記切欠き穴には、重力の方向に対して反対向きに凸形状の掛止突起が設けられており、前記蓋部材の基端部は、その凸形状の掛止突起に掛け止められる掛止穴が貫通して形成されている。このようにすれば、軸機構を用いないで、蓋部材を開閉可能すなわち回動可能に切欠き穴に装着できる。
また、好適には、前記蓋部材は、前記カード挿入口を覆うために該カード挿入口に対向する凹みを有する箱状の覆蓋部を前記基端部と先端部との間に有し、該覆蓋部の側壁の少なくとも一つには、前記本体に向かって突き出し、該先端部が接触する前に該本体に接触する当接突起が形成されている。このようにすれば、蓋自体がばね座金の機能を有し、締着状態ではがたつきの発生がなく、ねじの緩みが防止される。また、蓋を開くときに前記先端部固定装置による固定を解くと、上記当接突起の作用によって開く方向に回動し、蓋の基端部と切欠き穴との掛止によって蓋が落下することがない、安心できるカード収容装置が得られる。
また、好適には、前記蓋部材には、その箱状部に貫通して形成された覗き穴が形成されている。このようにすれば、前記カード挿入口が蓋部材により覆われている状態でカード挿入口が目視可能であるので、蓋部材を開けなくても電子カードがカード挿入口内に挿入されているか否かを判断することができるので、安心できるカード収容装置が得られる。
また、好適には、前記切欠き穴および前記カード挿入口は、前記蓋部材の箱状の覆蓋部の厚み寸法よりも小さな幅寸法をそれぞれ有する。このようにすれば、蓋部材を誤って切欠き穴およびカード挿入口内へ入れることが解消されるので、安心できるカード収容装置が得られる。
本発明が適用されたカード収納装置を内部に備えるカラオケ制御装置を示す正面図であって、前面パネルの一部を切り欠いてそのカード収納装置を示した図である。 図1の実施例において、カード収納装置の一部を構成する本体パネルの構成を説明する正面図である。 図1の実施例において、カード収納装置の他の一部を構成する蓋部材の構成を説明する図であって、(a)上面を、(b)は正面を、(c)は底面をそれぞれ示している。 図1の実施例において、カード収納装置の蓋部材を説明する斜視図である。 図1の実施例のカード収納装置において、蓋部材がカード挿入口を覆った位置で本体パネルにねじにより固定された状態を説明する断面図である。 図1の実施例のカード収納装置において、蓋部材が、カード挿入口を覆った位置からカード挿入口を解放する位置まで回動させられた状態で本体パネルに掛け止められている状態を説明する断面図である。 本発明の他の実施例のカード収納装置において、本体パネルの構成を説明する正面図であって、図2に相当する図である。 図7の実施例のカード収納装置において、蓋部材の構成を説明する正面図であって、図3の(b)に相当する図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1において、カラオケ制御装置10は、操作スイッチ、ダイヤル、表示器などが設けられている前面パネル12と、その前面パネル12が図示しないヒンジを介して回動可能に設けている筐体14と、カラオケ制御装置10の内部であってその筐体14の前面に垂直に固定されている本体パネル16と、その本体パネル16に設けられたカード収納装置18を備えている。カード収納装置18は、図2に詳しく示す金属製の本体パネル16に貫通して形成された長手状のカード挿入口20と、ねじ22を用いて本体パネル16に固定された状態でそのカード挿入口20を覆う蓋部材24とを備え、そのカード挿入口20内に挿入された電子カード26を本体パネル16内に収納する。この電子カード26には、カラオケ制御装置10を作動させたり、著作権保護したりするための制御プログラムなどが記憶される。カード挿入口20に差し入れられた電子カード26は、図5に示すように本体パネル16の裏側に設けられたプリント基板27に固定されたカードコネクタ29内に挿入されて、電子回路に接続される。
図2に詳しく示すように、カード挿入口20は、本体パネル16に水平に形成された長手状の貫通穴であって、電子カード26が挿入可能な、電子カード26の断面の長さ寸法Lcよりも僅かに長い長さ寸法Lと、電子カード26の断面の幅寸法Wcよりも僅かに長い幅寸法Wとを備えている。また、本体パネル16には、ねじ22が螺合されるねじ穴28が、カード挿入口22の長手方向の中央位置から上側へ所定距離たとえばカード挿入口20の幅寸法Wの2倍程度離れた位置に形成されている。本実施例では、ねじ22およびねじ22が螺合されるねじ穴28が、蓋部材24の先端部44を本体パネル16に固定する先端部固定装置として機能している。
また、本体パネル16には、カード挿入口20の長手方向の中央位置から下側へ所定距離たとえばカード挿入口20の幅寸法Wの1倍程度離れた位置に切欠き穴30が貫通して形成されている。この切欠き穴30は、蓋部材24がカード挿入口20を解放する解放位置(図6)とカード挿入口20を閉じる位置(図5)との間で回動可能となるように蓋部材24の基端部を掛け止めるようにクランク形状を備えている。すなわち、切欠き穴30は、カード挿入口20の長手寸法Lおよび電子カード26の断面の長さ寸法Lcよりも短い長手寸法Lhと、カード挿入口20の幅寸法Wおよび電子カード26の断面の幅寸法Wcよりも短く、且つ蓋部材24の基端部40の板厚dよりも長い最小幅寸法Whを有し、カード挿入口20を解放する位置にあるときは蓋部材24の基端部40の通過を許容するとともに自重による掛止を可能とし、カード挿入口20を覆う位置までその掛止を持続して蓋部材24の回動を許容するように、その長手方向の中央部が重力の方向に対して反対向きに凸形状すなわち上に向かって凸形状とされている曲線状の長穴である。この切欠き穴30の凸形状により、切欠き穴30内へ上向きに突き出す掛止突起32が本体パネル16に形成されている。上記カード挿入口20、ねじ22、および切欠き穴30は、たとえば金型を用いた打抜き加工により一挙に形成されたものであって、図2の中心線C1に対して左右対称に形成されている。
図3の(a)に示される蓋部材24の上面図、(b)に示される蓋部材24の正面図、(c)に示される蓋部材24の底面図、および図4の斜視図に詳しく示すように、蓋部材24は、プレス加工によって金属板材から曲成されたものであり、切欠き穴30内に差し入れられたとき上記掛止突起32を嵌め入れてそれと係合する掛止穴36が形成された基端部40と、蓋部材24を固定するためのねじ22を通す穴42が形成された先端部44と、それら基端部40と先端部44との間に位置し、カード挿入口20を覆うために箱状を成す覆蓋部46とを備え、図3(b)の中心線C2に対して左右対称に形成されている。蓋部材24が本体パネル16に装着された状態では、図3(b)の中心線C2は図2の中心線C1と一致する。
上記覆蓋部46は、蓋部材24の固定状態では、本体パネル16と平行となる矩形の底壁46aとその底壁46aの四辺から本体パネル16側へ突き出す4つの側壁46b、46c、46d、46eとから本体パネル16側に開口してカード挿入口20に対向する凹みを有する箱形を成している。上記覆蓋部46の横幅寸法Wfは、カード挿入口20の長さ寸法Lよりもやや大きく設定されており、長手状のカード挿入口20の全体が覆蓋部46により覆われるようになっている。蓋部材24を誤って切欠き穴30およびカード挿入口20内へ入れることを防止するために、上記箱形の覆蓋部46の厚み寸法Dは、切欠き穴30の最小幅寸法Whおよびカード挿入口20の幅寸法Wよりも大きい寸法に設定されている。
上記覆蓋部46の中央部の上半分には、電子カード26が挿入されているか否かを蓋部材24を開けないで確認するための覗き穴48が貫通して形成されている。また、上記箱状の覆蓋部46の4つの側壁46b、46c、46d、46eのうち、中心線C2に平行な方向すなわちカード挿入口20の長手方向に直交する方向に平行な一対の側壁46cおよび側壁46eの基端部40側には、蓋部材24がカード挿入口22を覆う位置へ向かって回動させられるとき、先端部44が接触する前に本体パネル16に当接する突き出し量で本体パネル16に向かって突き出す当接突起50がそれぞれ形成されている。
図5は、ねじ22を用いて蓋部材24を固定し、カード挿入口20を蓋部材24で覆って閉じた位置を示し、図6は、ねじ22を外して蓋部材24を開き、カード挿入口20を解放した解放位置を示している。当初は、蓋部材24の基端部40が切欠き穴30を通過させられて基端部40の掛止穴36内に、切欠き穴30内へ上向きに突き出す掛止突起32が掛止されると、図6に示すように、蓋部材24がカード挿入口20を開いた解放状態で蓋部材24の自重で掛け止められる。たとえば、電子カード26がカード挿入口20内に差し入れられて作業者により回動操作が行なわれると、蓋部材24はカード挿入口20を覆って閉じた位置へ回動させられ、そこで、蓋部材24の先端部44の穴42を通されたねじ22がねじ穴28に螺合されると、図5に示すように、蓋部材24がカード挿入口20を閉じた位置で固定される。この状態では、当接突起50が本体パネル16に圧接されており、ねじ22の緩みが防止されている。
上述のように、本実施例のカード収納装置10によれば、蓋部材24は、カード挿入口20を解放する位置ではその基端部40が切欠き穴30に掛止しているため、軸機構を用いないで開閉可能であり、自重では外れない。蓋部材24は、カード挿入口20を覆う位置ではその先端部44を通したねじ22がねじ穴28に螺合されることにより本体パネル16に固定される。また、切欠き穴30の長手寸法Lhは、電子カード26の長手寸法Lcより小さいため、本体の製造時に作業者が確認のために、サード挿入口20の向こう側に配置されたカードコネクタ29に対して、電子カード26を切欠き穴30に間違えて挿入することもない。これにより、軸機構を用いないで蓋部材24が開閉可能に装着されて開閉部品の点数が少なく、構造が簡単で製造が容易、且つ製造に誤りのない安心できるカード収納装置10が得られる。
また、本実施例のカード収納装置10によれば、切欠き穴30には、重力の方向に対して反対向きに凸形状の掛止突起32が設けられており、蓋部材24の基端部40は、その凸形状の掛止突起32に掛け止められる掛止穴36が貫通して形成されているので、軸機構を用いないで、蓋部材24を開閉可能すなわち回動可能に切欠き穴30に装着できる。
また、本実施例のカード収納装置10によれば、蓋部材24は、カード挿入口20を覆うためにそのカード挿入口20に対向する凹みを有する箱状の覆蓋部46を基端部40と先端部44との間に有し、その覆蓋部46の側壁46b、46c、46d、46eのうち中心線C2に平行な一対の側壁46c、46eには、本体パネル16に向かって突き出し、先端部44が接触する前に本体パネル16に接触する当接突起50が形成されている。このため、蓋部材24自体がばね座金の機能を有し、締着状態ではがたつきの発生がなく、ねじ22の緩みが防止される。また、蓋部材24を開くときにねじ22を緩めると、当接突起50の作用によって開く方向に回動し、蓋部材24の基端部40と切欠き穴30との掛止によって蓋部材24が落下することがない、安心できるカード収納装置10が得られる。
また、本実施例のカード収納装置10によれば、蓋部材24には、その箱状の覆蓋部46の底壁46aに貫通して形成された覗き穴48が形成されていることから、カード挿入口20が蓋部材24により覆われている状態でカード挿入口20が目視可能であるので、蓋部材24を開けなくても電子カード26がカード挿入口20内に挿入されているか否かを判断することができるので、安心できるカード収納装置10が得られる。
また、本実施例のカード収納装置10によれば、切欠き穴30およびカード挿入口20は、蓋部材24の覆蓋部46の厚み寸法Dよりも小さな最小幅寸法Whおよび幅寸法Wcを有するので、蓋部材24を誤って切欠き穴30あるいはカード挿入口20内へ入れることが解消されるので、安心できるカード収納装置10が得られる。
次に、本発明の他の実施例のカード収納装置58を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例1のカード収納装置18相互間で共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例のカード収納装置58では、前述の実施例1のカード収納装置18に比較して、切欠き穴60とこれに差し入れられる蓋部材24の基端部70の形状が異なる点で相違し、それ以外は略同様に構成されている。
図7に示すように、本実施例の切欠き穴60は、前述の実施例の切欠き穴30と同様に、最小幅寸法Whおよび長さ寸法Lhを有し、カード挿入口20を解放する位置にあるときは蓋部材24の基端部70の通過を許容するとともに自重による掛止を可能とし、カード挿入口20を覆う位置までその掛止を持続して蓋部材24の回動を許容するものである。しかし、その前述の実施例の切欠き穴30とは逆に、切欠き穴60は、その長手方向の中央部が下向きに凸形状とされているクランク形状の長穴である点で相違している。すなわち、この切欠き穴60の凸形状により、切欠き穴60の両端部において、切欠き穴60内へ上向きに突き出す一対の掛止突起62が本体パネル16に形成されている。
図8に示すように、本実施例の蓋部材24の基端部70は、その幅方向に切り込まれた一対の掛止溝72が板厚方向に貫通して形成されており、それら一対の掛止溝72内に上記一対の掛止突起62が掛止されることにより、蓋部材24がカード挿入口20を開いた解放状態で蓋部材24の自重で掛け止められる。また、電子カード26がカード挿入口20内に差し入れられて作業者により回動操作が行なわれると、蓋部材24はカード挿入口20を覆って閉じた位置へ回動させられ得る。このため、本実施例の切欠き穴60および基端部70を有するカード収納装置58でも、前述のカード収納装置18と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例のカード収納装置18において、当接突起50は、4つの側壁46b、46c、46d、46eのうちの中心線C2に平行な一対の側壁46c、46eに設けられていたが、それらのうちの一方に設けられたものでもよいし、他の側壁46b、46dに設けられたものでもよい。また、当接突起50は、一対の側壁46c、46eの基端部40側に設けられていたが、その一対の側壁46c、46eの長手方向の中間位置、先端部44側位置であってもよい。
また、蓋部材24は、カード挿入口20の全部を覆うものであったが、そのカード挿入口20の長手方向の一部を覆うものであってもよい。この場合には、覗き穴48が不要となる。
また、蓋部材24の覆蓋部46は、底壁46aおよび側壁46b、46c、46d、46eから成る箱形であったが、必ずしも箱形でなくてもよい。
また、前述のカード収納装置18、58は、カラオケ制御装置10に設けられていたが、他の装置に設けられてもよい。
また、前述の実施例では、ねじ22および本体パネル16に形成されたねじ穴28が先端部固定装置として機能していたが、本体パネル16に立設されたねじとそれに螺合するナットや、本体パネル16に形成された貫通穴に差し入れられるスナップピン、先端部44に係合するように固定された板ばねなどの他の形式の先端部固定装置であってもよい。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:カラオケ制御装置
12:前面パネル
14:筐体(本体)
16:本体パネル(本体)
18、58:カード収納装置
20:カード挿入口
22:ねじ
24:蓋部材
26:電子カード
28:ねじ穴
30、60:切欠き穴
32、62:掛止突起
36:掛止穴
40、70:基端部
44:先端部
46:覆蓋部
46a:底壁
46b、46c、46d、46e:側壁
48:覗き穴
50:当接突起

Claims (5)

  1. 本体に形成された長手状のカード挿入口と、ねじを用いて該本体に固定された状態で該カード挿入口を覆う蓋部材とを備え、該カード挿入口内に挿入された電子カードを収納するカード収納装置であって、
    前記蓋部材の先端部を前記本体の前記カード挿入穴から上側の位置に着脱可能に固定する先端部固定装置と、通して前記ねじが螺合されるねじ穴と、
    前記本体の前記カード挿入穴から下側の位置に貫通して形成され、前記蓋部材の基端部を掛け止める切欠き穴とを含み、
    該切欠き穴は、前記カード挿入口の長手寸法よりも短く、前記カード挿入口を解放する位置にあるときは前記蓋部材の基端部の通過を許容するとともに自重による掛止を可能とし、該カード挿入口を覆う位置までその掛止を持続して該蓋部材の回動を許容するクランク形状の長穴である
    ことを特徴とするカード収納装置。
  2. 前記切欠き穴には、重力の方向に対して反対向きに凸形状の掛止突起が設けられており、
    前記蓋部材の基端部は、その凸形状の掛止突起に掛け止められる掛止穴が貫通して形成されていることを特徴とする請求項1のカード収納装置。
  3. 前記蓋部材は、前記カード挿入口を覆うために該カード挿入口に対向する凹みを有する箱状の覆蓋部を前記基端部と先端部との間に有し、
    該覆蓋部の側壁の少なくとも一つには、前記本体に向かって突き出し、該先端部が接触する前に該本体に接触する突起が形成されていることを特徴とする請求項1または2のカード収納装置。
  4. 前記蓋部材には、その箱状部に貫通して形成された覗き穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1のカード収納装置。
  5. 前記切欠き穴および前記カード挿入口は、前記蓋部材の箱状の覆蓋部の厚み寸法よりも小さな幅寸法を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1のカード収納装置。
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