JP2007000360A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な操作性を確保しつつ前面扉に対する取付強度の向上を図ったスイッチ部を備える遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機1は、マックスベットボタン41を前面扉3の平面部分Fに開口形成された開口部から収容し、フランジ部43bの係止面43dとケーシング受け部51の水平面51bとの係止に加えて、ケーシング43の係止段差面43hとケーシング受け部51の下方位置に設けられた係止段差受け面53との係止によってマックスベットボタン41を前面扉3の平面部分Fに取り付け固定している。
【選択図】図5

Description

本発明は、スロットマシン等に代表される遊技機に関する。
この種の遊技機は、遊技媒体であるコイン(メダル)を使用して遊技を楽しむように構成されており、通常1回の遊技で予め設定された枚数までのコインをベットして遊技機を開始し、所定の入賞役に入賞すると所定枚数のコインが払い出されるように構成されている。遊技機は、通常1回の遊技で3枚までのコインをベットできるように設定されており、遊技機の前面扉の所定位置に、1枚、2枚及び3枚のコインをベットするベットボタンがそれぞれ設けられている。
図10は、従来の遊技機に設けられているマックスベットボタン101の構成を説明する図である。マックスベットボタン101は、遊技機に設定されている最大ベット枚数分のコインをベットできるように構成されており、例えば遊技開始時にコインがベットされていない場合、3枚のコインをベットすることができるように構成されている。
マックスベットボタン101は、前面扉111の所定位置に開口形成された開口部(図示せず)から収容されることによって前面扉111に取り付け固定されており、一方の側に開口部103aを有するケーシング103と、ケーシング103内に装填され、遮蔽板105aとコイルバネ107の付勢力に抗してケーシング103内を摺接可能な摺接部105bと摺接部105bの先端側に設けられた押下カバー体105cとを有する可動部105と、可動部105を中立位置に戻す付勢力を及ぼすコイルバネ107と、一対の投光部109aと受光部(図示せず)を有し、可動部105の遮蔽板105aが摺接部105bの摺接過程で投光部109aと受光部との間を遮蔽することにより所定の信号を出力するフォトインタラプタ109とを備えている。
また、ケーシング103の開口部103aの開口端部には、マックスベットボタン101が前面扉111の開口部に収容されたときに開口部の開口縁部に設けられたケーシング受け部113に係止するフランジ部103bが外方に向かって突設されている。そしてまた、ケーシング103のフランジ部103bより下方位置には、ケーシング103を前面扉111の開口部に収容する過程でケーシング103に接近する方向に弾性変形し、ケーシング103の収容後にケーシング103から離反する方向に復元する一対の係止爪部103cが設けられている。
上記構成を有するマックスベットボタン101によれば、マックスベットボタン101を押下操作して遊技を開始するような場合、可動部105の押下カバー体105cを押下操作すると、可動部105の摺接部105bがケーシング103の内周面側をコイルバネ107の付勢力に抗して摺接して下方に移動し、可動部105の遮蔽板105aがフォトカプラ109の投光部109aと受光部の間を遮蔽する。これにより、フォトカプラ109から所定の信号が出力され、マックスベットボタン101の操作が検知される。このとき、ケーシング受け部113にケーシング103のフランジ部103bを係止させているので、可動部105に及ぼされた力を受けてマックスベットボタン101の前面扉111内部への抜け落ちを防ぐことができる。
また、マックスベットボタン101を収容すると、一対の係止爪部103cがケーシング103から離反する方向に復元することから、マックスベットボタン101を取り外そうとすると、係止爪部103cの上端部が前面扉111の裏面側に当接することから、マックスベットボタン101を容易に取り外すことができない。
そしてまた、マックスベットボタン101は、一対の係止爪部103cを弾性変形させた状態で前面扉111開口部に収容するだけで良いことから、組付けを容易に行うことができる。
ところが、マックスベットボタン101は、種々の操作形態及び押圧力をもって操作されるのが一般的である。例えば、マックスベットボタン101は、ライター等の所定の硬さを有する異物によって可動部105の押下カバー体105c等が強打されて押下操作されたり、又は想定外の極めて大きな押圧力をもって押下操作され、しかもかかる押下操作が連続して行われるような場合がある。
このような押下操作によるマックスベットボタン101の押下操作が連続すると、前面扉111のケーシング受け部113とケーシング103のフランジ部103bとの係止によって力を受けているだけであるので、フランジ部103bが破損したり、またフランジ部103bがケーシング103から剥離すること等が考えられ、また実際にそのような状況が発生していた。
また、ケーシング103のフランジ部103bが破損等することにより、前面扉111の開口部とマックスベットボタン101のケーシング103との間に隙間が生じ、かかる隙間から棒体等の異物を挿入して遊技機内部の所定のスイッチ類を操作する不正行為が行われることも考えられる。そこで、従来よりマックスベットボタン101の取付構造の強化を図った遊技機が開発されている。
例えば、特開平09−206423号では、押しボタンに可動部が嵌合し、このように押しボタンと可動部が嵌合した状態でスイッチボックスに収容された押しボタン操作スイッチを有する遊技機が提案されている。スイッチボックスの基部は、円筒状に形成され、円筒状の基部の外周側にはネジ溝が設けられている。そして、遊技機の機器表面に開口形成されたスイッチボックス取付孔にスイッチボックスの円筒状の基部を挿入し、機器の裏面側からナットを螺合することによって、押しボタン操作スイッチを遊技機の機器表面に取り付けて押しボタン操作スイッチの取付強度の向上を図っている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平09−206423号
しかしながら、特許文献1に開示されている遊技機の場合、嵌合状態の可動部と押しボタンを収容したスイッチボックスは、スイッチボックス取付孔に挿入され、スイッチボックスを遊技機の機器表面で受けているだけである。これにより、押しボタン操作スイッチが押下操作されると、嵌合状態の押しボタンと可動部が押下方向に移動してスイッチボックスに当接することから、上述のような操作形態又は押下操作力をもって押下操作が連続した場合にスイッチボックスが破損等する懸念が依然として残っている。
また、スイッチボックス取付孔にスイッチボックスの基部を挿入し、機器の裏面側から基部のネジ溝にナットを螺合することから、スイッチボックスの組付けが煩雑であるという課題を有していた。
これに対して、図10のマックスベットボタン101は、フランジ部103bを前面扉111から突出する方向に大きな厚みをもって形成し、特許文献1の押しボタン操作スイッチも同様に、スイッチボックスを遊技機の機器表面から突出する方向に大きな厚みをもって形成することによって、強度を確保することが考えられる。しかし、かかる大きな厚みを有することにより、マックスベットボタン101及び押しボタン操作スイッチの操作性が低下すると共に、フランジ部103b及びスイッチボックスが大きく突出することから、遊技機のデザイン上望ましくない。
本発明は、これら種々の問題を鑑み、従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、可動部の良好な操作性を確保しつつ遊技機前面扉に対する取付強度の向上を図ったスイッチ部を備える遊技機を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載した遊技機の発明は、
一方が開口されたケーシングと、該ケーシング内に設けられ付勢力に抗して押圧動作可能な可動部と、ケーシングの開口端部から外方へ突出した第1係止部とを有するスイッチ部と、遊技機前面扉に開口形成されてスイッチ部を収容する開口部の開口縁部に設けられた第1係止受け部と備え、スイッチ部の第1係止部が第1係止受け部に係止されてスイッチ部を遊技機前面扉に設けた遊技機において、スイッチ部のケーシングには、第1係止部より可動部の押圧動作方向側に第2係止部が設けられ、遊技機前面扉の開口部より内方側には、ケーシングの第2係止部の位置に対応して第2係止受け部が設けられ、スイッチ部の可動部が所定の押圧力を超える押圧力をもって押圧操作されたときに、スイッチ部の第1係止部と第1係止受け部との係止に加えて、第2係止部と第2係止受け部との係止を行うことができるようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スイッチ部は、ケーシングの第1係止部と遊技機前面扉の開口部の開口縁部に設けられた第1係止受け部との係止に加えて、第2係止部と第2係止受け部との係止によって遊技機前面扉の開口部に設けるようにしたことにより、スイッチ部の可動部の押下操作によって及ぼされた力を複数の係止構造によって受けることができるので、スイッチ部に及ぼされた力を分散することができる。これにより、所定の押圧力を超える押圧力をもってスイッチ部の可動部の押圧操作が連続して行われても、スイッチ部の第1係止部の破損等を防ぐことができる。
ここで、スイッチ部の可動部に対する所定の押圧力とは、遊技を行う際にスイッチ部に対する一般的な操作形態により及ぼされる通常の押圧力を意味するものである。本発明において、かかる押圧力を超えるとは、例えばスイッチ部の可動部を所定の強度の異物によって強打したり、又は異物を用いなくても、掌等でスイッチ部の可動部を強打することにより、上述の通常の押圧力を超える押圧力が及ぼされることを意味する。本発明では、かかる押圧力をもってスイッチ部の可動部が押圧操作されたときには、第1係止部と第1係止受け部との係止及び第2係止部及び第2係止受け部との係止による複数の係止構造をもって押圧力を受けることができるようにして、従来の課題を解決するものである。よって、通常の押圧力が及ぼされるようなときには、第1係止部と第1係止受け部との係止か、又は第2係止部及び第2係止受け部との係止によって押圧力を受けるようにしても良いし、或いはこれらの複数の係止構造によって押圧力を受けても良い。
そして、スイッチ部の第1係止部が破損等して、スイッチ部のケーシングと第1係止受け部との間に隙間が生じた場合であっても、第2係止部と第2係止受け部との係止は、遊技機前面扉の第1係止受け部より内方側で行われていることから、第2係止部と第2係止受け部との係止構造が障害となって棒体等の異物の進入をさせないようにすることができる。これにより、棒体等の異物を遊技機の内部に到達させるのが極めて困難であることから、遊技内部のスイッチ類を操作する不正行為を防ぐことができる。
そしてまた、第2係止部は、ケーシングの第1係止部より可動部の押下動作方向側に設けられているので、スイッチ部を第1係止受け部へ収容したときに、遊技機前面扉から外方側に露出しないようにすることができる。これにより、第2係止部及び第2係止受け部は、スイッチ部に及ぼされた力を受けて分散させるのに必要で且つ十分な形状をもって形成することができるので、設計の自由度を高めることができる。
それから、第2係止部と第2係止受け部の係止によって、スイッチ部に及ぼされた力を受けて分散させることができれば、第1係止受け部の開口縁部に係止する第1係止部を遊技機前面扉から大きく突出するように厚みをもって形成する必要がない。これにより、スイッチ部の可動部だけを突出するように構成できるので、スイッチ部の良好な操作性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載した遊技機において、
第2係止部は、ケーシングの第1係止部より可動部の押圧動作方向側においてケーシングを少なくとも1回縮径してケーシングの外周面側に係止段差面を形成することによって設けられ、第2係止受け部は、ケーシングの係止段差面が当接可能となるように係止段差受け面を形成することによって設けられ、第2係止部と第2係止受け部の係止は、係止段差面と係止段差受け面の当接によって行われるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、第2係止部と第2係止受け部の構成を具体的に限定したものであり、これによれば、第2係止部は、ケーシングの第1係止部より可動部の押圧動作方向側においてケーシングの外周面側を少なくとも1回縮径して係止段差面によって形成し、第2係止受け部は、係止段差受け面によって形成されるので、第2係止部及び第2係止受け部の構成を簡易なものとすることができる。
ここで、本発明の係止段差受け面を、ケーシングの係止段差面と当接可能に設けるようにしたのは、スイッチ部の可動部を一般的な操作形態で通常の押圧力をもって押下操作する場合、本発明の第1係止部と第1係止受け部との係止構造によって十分に押圧力を受けて分散することができる。よって、このような押圧力をもってスイッチ部の可動部が押圧操作されるような場合、第2係止部と第2係止受け部は係止しないような構成としたものである。
そして、従来課題となっていた押圧力をもってスイッチ部の可動部が操作される場合、スイッチ部を装填するケーシングについても押圧力の衝撃で押圧方向に若干移動することから、そのときには係止段差面が係止段差受け面に係止するように構成したものである。これにより、少なくとも従来課題となっていた押圧力をもってスイッチ部の可動部が操作されるときには、第1係止部と第1係止受け部との係止に加えて、係止段差面と係止段差受け面との係止による複数の係止構造によって押圧力を受けることができる。
なお、係止段差受け面をケーシングの係止段差面に当接可能とは、ケーシングの係止段差面が係止段差受け面に常に係止した状態であることを除外する意味合いで用いたものではない。
それから、本発明では、ケーシングの外周面側を少なく1回縮径することによって係止段差面を形成しているが、ケーシングの外周面側の縮径は2回以上行うようにするのが好ましい。これにより、ケーシングの外周面側には、可動部の押圧動作方向に沿って複数個の係止段差面が形成され、遊技機前面扉の開口部より内方側において係止段差受け面との係止構造を複数設けることができるので、請求項1の作用効果を更に顕著なものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、
遊技機前面扉には、スイッチ部のケーシングの外形に対応して遊技機前面扉の開口部の開口縁部から連続して内方側に向かって延在する延在部が設けられ、係止段差受け面は、延在部の内面側に設けられるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、係止段差受け面の構成を具体的に限定したものであり、これによれば、係止段差受け面が設けられる延在部を遊技機前面扉から連続して内方側に延在するようにしたことによって、延在部を遊技機前面扉に一体に設けることができる。これにより、係止段差受け面を遊技機前面扉の開口部の内方側で別個に固定支持する必要がないので、部品点数を削減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載した遊技機において、
ケーシングの外周面側には、第2係止部より可動部の押圧動作方向側において可動部の中立位置に向かう方向に移行するに従ってケーシングから漸次離反するように突出した係止爪部が設けられ、係止爪部の先端部は、スイッチ部の収容後に延在部の先端部に当接可能にしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、スイッチ部の構成を具体的に限定したものであり、これによれば、スイッチ部のケーシングの外周面側に設けられた係止爪部は、スイッチ部を遊技機前面扉に収容した後に係止爪部の先端部が延在部の先端部に当接することから、第1係止部及び第1係止受け部と第2係止部及び第2係止受け部との複数の係止構造に基づく取付強度を確保しつつ、スイッチ部を取り付けた後は遊技機前面扉からスイッチ部を容易に取り外しできないようにすることができる。
また、第1係止部の破損等によりスイッチ部を交換するようなときには、係止爪部をケーシングに接近する方向に弾性変形させた状態でスイッチ部を遊技機前面扉から取り外すだけでよいので、作業工程を複雑にすることなくメンテナンスを行うことができる。一方、スイッチ部を遊技機前面扉に収容するときには、係止爪部をケーシングに接近する方向に弾性変形させた状態でスイッチ部を遊技機前面扉の開口部に挿入するだけで良いので、スイッチ部の組付けを容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4に記載した遊技機において、
ケーシングの内周面側には、ケーシングの第2係止部の位置に対応して相互に接近する方向に延在する可動部受け面が設けられ、可動部は、中立位置からの押圧動作により可動部がケーシングの可動部受け面に当接することによって移動規制されるようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、スイッチ部の構成を具体的に限定したものであり、これによれば、可動部受け面は、ケーシングの外周面側の係止段差面の位置に対応して設けられたので、可動部の押圧方向側への移動によって可動部受け面に及ぼされた力を係止段差面と係止段差受け面との係止構造によって受けて、力を分散させることができる。これにより、可動部の構成部材の破損等も防止することができる。また、付勢力に抗して押圧操作された可動部をケーシングの可動部受け面での当接によって移動規制したことにより、ケーシング内での可動部のストロークを少なくすることができる。これにより、従来課題となっていた押圧力をもって押圧操作された場合、可動部受け面、係止段差面及び係止段差受け面に作用する押圧力を小さくすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に記載した遊技機において、
第1係止受け部は、第1係止部が遊技機前面扉の表面から突出しない程度に遊技機前面扉を凹設して段差面によって形成され、段差面に第1係止部を係止させたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、段差面として形成した第1係止受け部に第1係止部を係止させると、第1係止部は遊技機前面扉の表面から突出しないことから、第1係止部と第1係止受け部との係止は、遊技機前面扉から外方に突出させずに行われる。これにより、スイッチ部の係止構造を確保しつつスイッチ部の可動部に対する良好な操作性を確保することができる。
本発明にかかる遊技機によれば、前面扉に開口形成された開口部の開口縁部に設けられた第1係止受け部にケーシングの第1係止部を係止させる他に、第2係止部を第2係止受け部に対して係止させたので、スイッチ部に複数の支持構造を設けることができる。これにより、スイッチ部に及ぼされた押圧力を分散して受けることができるので、スイッチ部の取付強度を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について遊技機の一例としてスロットマシンの場合を例に図面に基づいて説明する。図1は、スロットマシン1の前面扉3が閉じた状態を示す斜視図、図2は、スロットマシン1の前面扉3を開いた状態を示した斜視図である。スロットマシン1は、図1に示すように、筐体2と前面扉3とからなる正面視略矩形状の本体4を有している。
筐体2は、スロットマシン1の骨格をなす部材であり、図2に示すように、前面側が開放部分とされた箱形状を有している。筐体2の内部には、各種の図柄等が表示される複数個の回転ドラム11と、スロットマシン1の遊技動作を制御するメイン制御基板60(図9を参照)等を収容した制御基板収容ボックス12と、電源スイッチ13a、リセットスイッチ13bなどを備える電源ボックス13と、遊技価値媒体であるコインを貯留する補助タンク14a、及び補助タンク14a内のコインを排出用通路7からコイン払出口8に払い出す支払装置14bを備えたホッパ14等が収容されている。
前面扉3は、図2に示すように、左側辺部の上下2カ所がヒンジ5によって筐体2に連結されて取り付けられており、筐体2の前面開放部分を容易に閉塞及び開放できるように構成されている。
前面扉3は、図1に示すように、上方から下方に向かって順番に表示部3A、操作部3B、貯留部3Cの3つの部分を備えている。表示部3Aは、前面扉3の上辺に沿って設けられ遊技の進行に伴って点灯・点滅する上部ランプ21と、上部ランプ21の下方位置で左右両側に各々配置されて種々の効果音等を発生させる一対のスピーカ22と、これら一対のスピーカ22の間に配設されて画像・映像などの種々の情報を表示する液晶ディスプレイ23を有している。また、表示部3Aの略中央高さ位置には、筐体2内で回転する複数個の回転ドラム11をそれぞれ視認するための透明窓24が設けられており、透明窓24の左側にはコインMのベット数(賭け数)に応じて点灯するベットランプ25が配設されている。そして、表示部3Aの下部には、左側から右側に向かって順番にクレジット枚数表示部26、ゲーム数表示部27、払出枚数表示部28が設けられている。
操作部3Bは、表示部3Aの下端で折曲されて手前側に向かって延在する平面部分Fと、その平面部分Fの手前側の端部で折曲されて下方に向かって垂下する縦壁部分Hを有しており、平面部分Fには、左側位置に1枚用と2枚用のベットボタン31、32が設けられ、平面部分Fの右側位置には、コイン投入口33が配設されている。そして、1枚用と2枚用のベットボタン31、32の右側近傍位置には、スロットマシン1に設定されている最大ベット枚数分を投入可能なマックスベットボタン41が設けられている。
縦壁部分Hの上部には左側から右側に向かって順番に、コインMを貯留するか否かを選択するためのクレジット投入ボタン34、回転ドラム11の回転開始を指示するためのスタートレバー35、回転ドラム11の回転停止を指示するためのストップボタン36が設けられている。スタートレバー35は、縦壁部分Hから手前側に向かって突設されており、下方に押し下げる、或いは上方に押し上げることによって操作される。ストップボタン36は、各回転ドラム11に対応する位置にそれぞれ配設されており、押し動作によって操作される。また、操作部3Bの下部には、機種名や遊技に関わるキャラクタ等が表示された表示プレート37等が設けられている。
貯留部3Cは、操作部3Bの下方位置で左右方向に亘って延在するように配置形成されており、コイン払出口8から払い出されたコインMを受けて貯留するコイン受け皿16や灰皿17等が設けられている。
次に、マックスベットボタン41の取付構造について図3〜図8を参照しつつ説明する。図3は、マックスベットボタン41の分解図、図4は、マックスベットボタン41のフランジ部43b及び係止段差面43hの構成を説明する図、図5は、マックスベットボタン41の縦断面図、図6は、図5におけるA−A線の縦断面図、図7は、ケーシング受け部51及び係止段差受け面53の構成を説明する図、図8は、マックスベットボタン41を前面扉から取り外した状態の前面扉3の平面部分Fの斜視図である。
マックスベットボタン41は、遊技の開始に先立って押下操作されることにより最大枚数分のコインのベットをメイン制御基板60のMPU61に認識させるためのものであり、前面扉3の平面部分Fに開口形成されたケーシング受け部51に収容されて取り付けられている。マックスベットボタン41は一方の側に開口部43aを有するケーシング43と、ケーシング43に装填されて設けられ、コイルバネ47の付勢力に抗してケーシング43内を押下動作可能な可動部45と、可動部45を中立位置に戻す付勢力を作用させるコイルバネ47と、可動部45の押下動作を検知する検知手段49とを備えている。
ケーシング43は、所定の開口径をもって略水平に延在する開口部43aと、ケーシング43の開口部43aの開口端部から外方へ突出したフランジ部43bと、開口部43aの延在方向に対して交差する方向に延在する筒部43cとによって構成されている。
ケーシング43の開口部43aは、可動部45、コイルバネ47、検知手段49を上方からケーシング43の内部に収容して装填することができる程度の大きさをもって開口しており、例えば、本実施の形態において略矩形状を有している。また、ケーシング43の開口部43aは、マックスベットボタン41を取り付けたときにケーシング43とケーシング受け部51との間に隙間を生じさせない程度の大きさもって開口している。これにより、棒体等の異物を挿入して、スロットマシン1の本体4の内部に設けられたスイッチ類を操作する不正行為を困難なものとすることができる。
ケーシング43のフランジ部43bは、開口部43aの外周全体に亘って設けられ、ケーシング受け部51の水平面51aとの係止面43dを有している。そして、フランジ部43bは、フランジ部43bの係止面43dがケーシング受け部51に係止することによってマックスベットボタン41を前面扉3の平面部分Fに取り付けることができるように構成され、本発明の第1係止部を形成している。
ケーシング43の筒部43cは、ケーシング43の開口部43aの各辺部から垂下された一対の第1ケーシング壁部43eと、第1ケーシング壁部43eの互いに対向する各々の辺部を連結する一対の第2ケーシング壁部43fと、これらの第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fの下端部をそれぞれ連結する底板部43gとを有している。よって、ケーシング43は、第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fと底板部43gに囲まれることよって略直方体に形成され、内部を中空とするように空間部を有するように構成されている。
筒部43cの各々の第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fの外周面側には、フランジ部43bより下方位置に係止段差面43hが設けられている。係止段差面43hは、ケーシング43の第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fを縮径することによって設けられ、本発明の第2係止部を構成している。
具体的に説明すると、係止段差面43hは、筒部43cの各々の第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fがケーシング43の開口部43aの各辺部から下方に向かって所定の距離だけ延出し、所定の距離に到達してから垂直に曲折されて互いに接近する方向に所定の距離だけ延出し、所定の距離に到達してから再び垂直に曲折されて下方に向かって延出することによって形成されている。
これにより、ケーシング43の係止段差面43hより下方部分は、ケーシング43の収容時に前面扉3内部の、例えば後述の係止段差面受け部53等に接触しないことから、マックスベットボタン41の収納を容易に行え、マックスベットボタン41を前面扉3のケーシング受け部51に簡易に組み付けることができる。
また、ケーシング43の外周面側を縮径するだけであることから、係止段差面43hをケーシング43に容易に加工することができる。それから、本発明の第2係止部を係止段差面43hによって構成しているので、本発明の第2係止部を簡易な構成とすることができる。
そして、係止段差面43hの位置に対応して、第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fの内周面側には可動部受け面43jが設けられている。具体的には、ケーシング43の内周面側において、係止段差面43hが設けられた位置で互いに接近する方向に延在することによって設けられている。
また、第1ケーシング壁部43eの係止段差面43hの下方位置には、マックスベットボタン41を収容したときの位置決めをするための逆T字状の突起部43iが設けられている。そして、第1ケーシング壁部43e及び第2ケーシング壁部43fは、更に下方に向かって延出してケーシング43の底板部43gまで到達するように構成されている。
筒部43の外周面側の下方位置には、上方に向かって移行するに従って筒部43cから漸次離反するように一対の係止爪部43kが突設されている。一対の係止爪部43kは、筒部43cに接近する方向に弾性変形するように構成されている。
可動部45は、所定の中立位置から押下動作によってコイルバネ47の付勢力に抗してケーシング43の内部を下方に向かって移動し、押下操作状態が解除されるとコイルバネ47の付勢力によって所定の中立位置に戻るように構成されており、ケーシング43の筒部43cの内周面を摺接可能な摺接部45aと、摺接部45aの一方の側に設けられた押下カバー体45bを有している。
可動部45の摺接部45aは、ケーシング43の内周面側において可動部受け面43jより下方側を摺接可能な程度の大きさを有し、両端側が開放された筒体によって構成されている。摺接部45aの外周側には、可動部受け面43jより上方側のケーシング43の内周面を摺接するように摺接突起部45cが設けられている。また、摺接部45aは、摺接突起部45cが直接ケーシング43の可動部受け面43jに当接しないように所定の弾性を有するパッキン46を間に介してケーシング43に収容されている。従って、可動部45は、押下カバー体45bを押下操作すると、摺接部45aがケーシング43の内周面側を摺接しつつ移動し、摺接突起部45cがパッキン46を介してケーシング43の可動部受け面43jに当接することより移動規制されるように構成されている。
可動部45の押下カバー体45bは、摺接部45aの一方の開口を覆うように設けられた光透過シート45eと、光透過シート45eを透過した光を受光して、外方に向かって光を適度に拡散させるレンズ部45fとを有している。押下カバー体45bの光透過シート45eは、摺接部45aの開口とほぼ同一の大きさもって延在する一枚シートによって構成され、マックスベットボタン41を識別するために、光を吸収するインキによって「MAX BET」なる文字が印刷されている。また、押下カバー体45bのレンズ部45fは、摺動部45aの開口より若干大きさをもっており、透明なプラスチックによって形成されている。
コイルバネ47は、ケーシング43の内部を下方へ移動する可動部45に対して可動部45を上方へ移動させて中立位置に戻す付勢力を及ぼすように構成されている。
検知手段49は、マックスベットボタン41の押下操作にかかる信号を出力するものであり、基板49a上に実装された投光部49bと受光部49cとからなるフォトカプラ49dと、投光部49bと受光部49cとの間の光路を間に介して相互に対向配置されたLED49eと、フォトカプラ49d及びLED49eのための回線用コネクタ49fとによって構成されている。
次に、本発明の係止受け部50の具体的な構成について説明する。本発明の係止受け部50は、マックスベットボタン41を収容したときにマックスベットボタン41のケーシング43に設けられたフランジ部43bを受けるケーシング受け部51と、係止段差面43hに当接して係止する係止段差受け面53と、によって構成されている。
ケーシング受け部51は、前面扉3の平面部分Fに開口形成されたマックスベットボタン41を収容する開口部6の開口縁部に設けられており、本発明の第1係止受け部を構成している。具体的には、ケーシング受け部51は、前面扉3の平面部分Fに設けられた開口部6の開口縁部を凹設して段差面を設けることによって形成され、前面扉3の開口部6から垂下された縦壁面51aと、縦壁面51aの下端部で垂直に曲折されて互いに接近する方向に延在する水平面51bとを有している。フランジ部43bの係止面43dが、ケーシング受け部51の水平面51bに当接して係止することによってマックスベットボタン41を受けることできるように構成されている。
また、ケーシング受け部51の縦壁面51aは、ケーシング43のフランジ部43bをケーシング受け部51の水平面51b係止させたときにフランジ部43bが前面扉3の平面部分Fから突出しない程度の高さをもって形成されている。これにより、可動部45の摺接部45aの略上部と押下カバー体45bだけが前面扉3の平面部分Fから外方側に突出することから、マックスベットボタン41の良好な操作性を確保することができる。また、可動部45が突出しないことから、スロットマシン1の外観のデザインに悪影響を与えないようにすることができる。
なお、ケーシング受け部51は、開口部6の開口縁部を凹設して段差面を設けずに、従来のようにケーシング43のフランジ部43bを操作部3Bの平面部分Fに係止する構成とすることも可能である。
係止段差受け面53は、マックスベットボタン41のケーシング43の外形に対応してケーシング受け部51から垂下され本発明の延在部を構成する筒状中空体52の内周面52a側に形成されて、本発明の第2係止受け部を構成している。具体的には、係止段差受け面53は、筒状中空体52の内周面52a側をケーシング43の係止段差面43hに対応した位置で互いに接近する方向に突出させることによって形成された水平部分に設けられている。
係止段差受け面53は、図6に示すようにケーシング43の係止段差面43hのほぼ全面と当接可能に構成されている。なお、本発明の延在部は、係止段差受け面53を形成して、ケーシング43の係止段差面43hと係止可能であれば、どのような構造を有していても良い。例えば、延在部は、ケーシング43より若干広い間隔をおいて設けられケーシング受け部51から垂下された一対の板状の支持部材によって構成されていても良い。そして、一対の板状部材の内面側に形成された係止段差受け面により、少なくとも第1ケーシング壁部43e側又は第2ケーシング壁部43f側の係止段差面43hに当接可能となる。
係止段差受け面53は、ケーシング43の係止段差面43hの位置に対応した位置に設けて常に係止段差面43hと当接して係止するように構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、係止段差受け面53は、ケーシング43の係止段差面43hに常に当接する位置より若干下方位置に設け、係止段差受け面53と係止段差面43hが極めて接近した状態で対向配置されるようにすることも可能である。マックスベットボタン41の可動部45が、従来課題となっていたような極めて大きな押圧力をもって押下操作された場合、下方移動した可動部45の摺接突起部45cがパッキン46を介してケーシング43の可動部受け面43jに当接した衝撃でケーシング43も若干下方移動する。このときに、若干下方移動したケーシング43の係止段差面43hが係止段差受け面53に当接するようにすれば、上述のようにマックスベットボタン41の可動部45に受けた押圧力を複数の係止構造で受けて分散することができる。
このように、少なくとも極めて大きな押圧力をもって押下操作されたときにケーシング43の係止段差面43hと当接するようにしたことによって、マックスベットボタン41の収容時にケーシング43のフランジ部43bとケーシング受け部51だけを係止させればよいので、マックスベットボタン41の位置決めが容易となる。
そして、中空筒状体52の下端部には、内周面52aの下端と外周面52bの下端を連結する底面52cが形成されている。中空筒状体52の底面52cは、マックスベットボタン41を収容したときに一対の係止爪部43kの上端部が当接可能に形成されている。これにより、マックスベットボタン41の可動部45等を把持して取り出そうとしても、一対の係止爪部43kの上端部が中空筒状体52の底面52cに当接し、マックスベットボタン41を取り外すことができない。
従って、係止段差面受け面53bにケーシング43の係止段差面43hを当接させることによって、ケーシング43の外周面側を係止して支持するので、簡易な係止構造にてマックスベットボタン41を支持することができる。
また、係止段差面受け面53bの水平面53bとケーシング43の係止段差面43hとによって当接面によって係止が行われるので、マックスベットボタン41の高い取付強度を得ることができる。また、当接面による係止によって、マックスベットボタン41に及ぼされた力の分散を良好に行うことができる。
そしてまた、一対の係止爪部43kを弾性変形させた状態でケーシング43のフランジ部43b及び係止段差面43hをそれぞれケーシング受け部51及び係止段差受け面53に係止させるだけで良いので、マックスベットボタン41の高い取付強度を確保しつつマックスベットボタン41の組付けを容易に行うことができる。
それから、係止段差面受け面53は、ケーシング受け部51の下方位置で前面扉3のケーシング受け部51から垂下された筒状中空体52の内周面52a側に形成されていることから、係止段差面受け面53を所定位置に設けるための部品を必要としない。これにより、部品点数を削減することができ、マックスベットボタン41の低廉化を図ることができる。
次に、制御基板収容ボックス12内に配設されているスロットマシン1のメイン制御基板60等について図9に基づいて説明する。図9は、スロットマシン1の電気的構成を説明するブロック図である。
メイン制御基板60には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU61と、そのMPU61に接続されると共にセンサ類やスイッチ類等の各種の入出力手段に接続された入出力ポート62が搭載されている。
MPU61には、MPU61により実行される遊技制御プログラム等の制御プログラムや所定の固定値データを記憶したROM63と、そのROM63内に記憶される制御プログラムの実行にあたって各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM64等が内蔵されている。
入出力ポート62には、マックスベットボタン41、スタートレバー35、ストップボタン36、ベットランプ25、クレジット枚数表示部26、サブ制御基板70等が接続されている。
サブ制御基板70は、メイン制御基板60から送信されるコマンドを受信して所定の制御処理を行うものであり、本実施の形態では、スピーカ22から効果音の出力制御等を行わせるように構成されている。
電源基板80は、電源ボックス13内に設けられており、メイン制御基板60の他に、マックスベットボタン41等のスロットマシン1の各電子機器に駆動電力を供給する電源部81と、電源断の発生を監視する停電監視回路82等の各種回路を備えている。スロットマシン1の電源オフ後には、電源基板80の電源部81からRAM64にバックアップ電圧が供給される。
MPU61は、入出力ポート62に接続されている各種センサ類、スイッチ類からの検出信号等に基づき、ROM63内に格納されているプログラムを実行することによって種々の処理を行う制御手段を構成する。
例えば、MPU61では、最初に、コイン投入口33からのコインの投入によって所定枚数のコインが投入されているかどうかを判断する。或いは、MPU61は、予め電子的に所定枚数のコインが貯留されているかを判断する。そして、コインがコイン投入口33から投入された場合、クレジット枚数表示部26の表示が投入枚数に応じて増大する。或いは、コインが予め電子的に貯留されている場合、かかる貯留枚数がクレジット枚数表示部26に表示されている。
マックスベットボタン41を押下する操作にかかる検出信号が検知手段49から入出力ポート62を介して入力されると、MPU61は、遊技制御プログラムに基づき解析してマックスベットボタン41の押下操作であるのか否かを判断する。そして、マックスベットボタン41の押下操作であると判断すると、出力ポート62を介してスピーカ22の効果音を出力する信号をサブ制御基板70に出力し、サブ制御基板70からスピーカ22に電力を供給して効果音を出力する処理を行わせる。また、スピーカ22からの効果音の出力と同時に、全てのベットランプ25が点灯する。
上記構成を有するスロットマシン1によれば、フランジ部43bの係止面43dとケーシング受け部51の水平面51bとの係止に加えて、係止段差面43hと係止段差受け面53との係止によって収容されたマックスベットボタン41を受けるようにしたので、可動部45の押下カバー体45bに及ぼされた力を複数の係止構造で受けて、適度に分散することができる。
特に、可動部45の押下カバー体45bが、例えば極めて大きな押圧力もって押下操作されるか、又は所定の硬度を有するライター等の異物で強打されることによって押下操作され、かかる押下操作が連続するような場合でも、可動部45の押下カバー体45bに受けた力を適度に分散させるので、ケーシング43のフランジ部43bの破損等を防ぐことができる。
そして、ケーシング43のフランジ部43bが破損等した場合でも、係止係止段差面43hと係止段差受け面53との係止は、前面扉3のケーシング受け部51より下方位置で行われていることから、ケーシング43とケーシング受け部51又は係止段差受け面53との間で隙間を生じさせないようにすることができる。よって、棒体等の異物を挿入しようとしても、スロットマシン1の内部に到達させるのが極めて困難であることから、スロットマシン1の本体4内部のスイッチ類を操作する不正行為を防ぐことができる。
また、フランジ部43bの破損等によるマックスベットボタン41の交換は、一対の係止爪部43kを弾性変形させた状態でケーシング受け部51から取り出すだけでよいので、作業工程を複雑にすることなくメンテナンスを行うことができる。一方、マックスベットボタン41を取り付けるときには、一対の係止爪部43kを弾性変形させた状態で前面扉3の開口部から収容するだけでよいので、マックスベットボタン41の組付けを容易に行うことができる。
それから、係止段差面43hは、ケーシング43のフランジ部43bより下方位置に設けられているので、マックスベットボタン41をケーシング受け部51に収容したときに、前面扉3の平面部分Fに露出することはない。これにより、マックスベットボタン41の押下カバー体45bに及ぼされた力を受けるのに必要で且つ十分な形状をもって形成できるので、設計の自由度を高めることができる。
また、ケーシング43の係止係止段差面43hと係止段差受け面53との係止によって、マックスベットボタン41の押下カバー体45bに及ぼされた力を十分に受けることができれば、ケーシング受け部51の水平面51aに係止するフランジ部43bを前面扉3の水平部分Fから大きく突出するように厚みをもって形成する必要がない。これにより、マックスベットボタン41の可動部45の良好な操作性を確保することができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前面扉3の水平面分Fに設けられている他のベットボタンスイッチの1枚及び2枚のベットスイッチボタン31、32、前面扉3の縦壁部分Hに設けられている各々のストップボタン36についても本発明のマックスベットボタン41と同様の構成とすることができる。また、本実施の形態において、スタートレバー35は、前面扉3の縦壁部分Hから手前側に突出するレバー式によって構成されているが、スイッチ型によって構成された場合には、本発明のマックスベットボタン41と同様の構成とすることができる。更に、本実施の形態において、マックスベットボタン41は、前面扉3の平面部分Fに取り付け固定する構成としたが、前面扉3の縦壁部分Hに取り付け固定する構成とすることも可能である。
それから、本実施の形態において、ケーシング43の外周面側には、1つの係止段差面43hを設ける構成としたが、ケーシング43の外周面側に複数の係止段差面を設けるようにしても良い。例えば、ケーシングの係止段差面43hより下方位置で、ケーシング43の外周面側を互いに接近する方向に縮径させて、係止段差面43hと同様の係止段差面を形成する。即ち、ケーシング43のフランジ部43bより下方位置において、下方に移行するに従って少なくとも2回縮径することによって2つ以上の係止段差面をケーシング43の外周面側に設けることができる。
これにより、ケーシング43の外周面側は、下方に移行するに従って互いに接近する方向に複数の段差面を階段状に設けることができる。なお、ケーシング43の外周面側に複数の係止段差面を設けた場合には、各々の係止段差面を受ける係止段差受け面についても対応して複数個を設けるようにする。
このように、ケーシング43の外周面側に複数の係止段差面を設けるようにしたことにより、係止段差面と係止段差受け面の当接によるマックスベットボタン41の支持構造が複数設けられるので、可動部45の押下カバー体45bに及ぼされた力を更に分散させることができる。これにより、ケーシング43のフランジ部43bで受ける力を小さくすることができるので、フランジ部43bの破損等を防止することができる。特に、このような効果は、例えば従来課題となっていた極めて大きな押圧力もって押下操作された場合、又はライター等の所定の強度を有する異物によって強打されて押下動作される場合に顕著なものとなる。
そして、ケーシング43のフランジ部43bが破損等するようなことがあっても、複数の係止段差面と係止段差受け面によってマックスベットボタン41は係止されていることから、マックスベットボタン41の前面扉3内部への抜け落ちを防止することができる。
また、これらの係止段差面と係止段差受け面は、マックスベットボタン41を取り付け固定されたときに外方に露出せず、スロットマシン1のデザインに悪影響を与えないことから、係止段差面の大きさ、係止段差面の段数等を自由に設定することができるので、設計の自由度が得られる。
そして、複数の係止段差面と係止段差受け面との係止によって、棒体等の異物の進入が不可能であるか、又は実質的に不可能であるので、スロットマシン1の内部に設けられているスイッチ類を操作する不正行為防止することができる。
本実施の形態におけるスロットマシン1の前面扉3が閉じた状態を示す斜視図である。 同じくスロットマシン1の前面扉3を開いた状態を示す斜視図である。 同じくマックスベットボタンの分解図である。 マックスベットボタン41の係止段差面43hを説明する図である。 マックスベットボタン41の縦断面図である。 ケーシング受け部51を説明する図である。 ケーシング受け部51を説明する図である。 マックスベットボタン41を前面扉3から取り外した状態のケーシング受け部51の斜視図である。 同じくスロットマシン1の電気的構成を説明するブロック図である。 従来技術を説明する図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
2 筐体
3 前面扉
4 本体
41 マックスベットボタン
43 ケーシング
43a 開口部
43b フランジ部(第1係止部)
43c 筒部
43e 第1ケーシング壁部
43f 第2ケーシング壁部
43h 係止段差面(第2係止部)
45 可動部
47 コイルバネ
49 検知手段
51 ケーシング受け部(第1係止受け部)
51a 縦壁面
51b 水平面
52 筒状延在部
52a 内周面
52b 外周面
52c 底面
53 係止段差受け面(第2係止受け部)
60 メイン制御基板
61 MPU
70 サブ制御基板

Claims (6)

  1. 一方が開口されたケーシングと、該ケーシング内に設けられ付勢力に抗して押圧動作可能な可動部と、前記ケーシングの開口端部から外方へ突出した第1係止部と、を有するスイッチ部と、
    遊技機前面扉に開口形成されて前記スイッチ部を収容する開口部の開口縁部に設けられた第1係止受け部と、備え、
    前記スイッチ部の第1係止部が前記第1係止受け部に係止されて前記スイッチ部を前記遊技機前面扉に設けた遊技機において、
    前記スイッチ部のケーシングには、前記第1係止部より前記可動部の押圧動作方向側に第2係止部が設けられ、
    前記遊技機前面扉の開口部より内方側には、前記ケーシングの第2係止部の位置に対応して第2係止受け部が設けられ、
    前記スイッチ部の可動部が所定の押圧力を超える押圧力をもって押圧操作されたときに、前記スイッチ部の第1係止部と前記第1係止受け部との係止に加えて、前記第2係止部と前記第2係止受け部との係止を行うことができるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2係止部は、前記ケーシングの第1係止部より前記可動部の押圧動作方向側において前記ケーシングを少なくとも1回縮径して前記ケーシングの外周面側に係止段差面を形成することによって設けられ、
    前記第2係止受け部は、前記ケーシングの係止段差面が当接可能となるように係止段差受け面を形成することによって設けられ、
    前記第2係止部と前記第2係止受け部の係止は、前記係止段差面と前記係止段差受け面の当接によって行われるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技機前面扉には、前記スイッチ部のケーシングの外形に対応して前記遊技機前面扉の開口部の開口縁部から連続して内方側に向かって延在する延在部が設けられ、
    前記係止段差受け面は、前記延在部の内面側に設けられるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記ケーシングの外周面側には、前記第2係止部より前記可動部の押圧動作方向側において前記可動部の中立位置に向かう方向に移行するに従って前記ケーシングから漸次離反するように突出した係止爪部が設けられ、
    前記係止爪部の先端部は、前記スイッチ部の収容後に前記延在部の先端部に当接可能にしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記ケーシングの内周面側には、前記ケーシングの縮径によって前記係止段差面の位置に対応して相互に接近する方向に延在する可動部受け面が設けられ、
    前記可動部は、中立位置からの押圧動作により前記可動部が前記ケーシングの可動部受け面に当接することによって移動規制されるようにしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記第1係止受け部は、
    前記第1係止部が前記遊技機前面扉の表面から突出しない程度に前記遊技機前面扉を凹設して段差面によって形成され、前記段差面に前記第1係止部を係止させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機。
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