JP5082090B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、機枠の前側に開閉可能に設けられた遊技盤保持枠と、該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられた透明部材保持枠と、遊技盤保持枠及び透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置とを有する遊技機に関する。
従来の遊技機は、島設備に固定される中空枠状の外枠(機枠)と、外枠の前側に開閉可能に蝶着され遊技盤を収納する内枠(遊技盤保持枠)と、内枠の前側に開閉可能に蝶着され閉状態でガラスが遊技盤前方を覆うガラス枠(透明部材保持枠)と、を備えた物が一般的である。このような遊技機の中には、外枠に対する内枠の開閉状態、及び、内枠に対するガラス枠の開閉状態を1つの検出器で検出する物がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−66064号公報
ところで、特許文献1に開示された遊技機は、検出器をガラス枠、若しくは、外枠に固定し、且つ内枠に検出器からの検出信号を監視する監視装置を設けていたため、検出器と監視装置とを結ぶ配線の処理が困難であった。
本発明の目的は、機枠の前側に開閉可能に設けられた遊技盤保持枠と、該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられた透明部材保持枠と、遊技盤保持枠及び透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置とを有する遊技機において、検出装置と監視手段とを結ぶ配線の処理を簡素化するとともに1つの検出器で遊技盤保持枠及び透明部材保持枠の開閉状態を検出することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、機枠の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤を保持する遊技盤保持枠と、
該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材が前記遊技盤の前方を覆う透明部材保持枠と、
前記遊技盤保持枠の裏面側であって上側には、遊技球を受け入れるとともに一時貯留するタンクと、
前記機枠に対する前記遊技盤保持枠の開閉状態、及び、前記遊技盤保持枠に対する前記透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置と、を有する遊技機において、
前記遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口を前記タンクの上方かつ前方に設けて該貫通口に前記検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設け、
前記検出装置は、
ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部を有し、当該検出部が前記貫通口における前記透明部材保持枠側に配置される検出器と、
前記検出部の変位方向が前後方向となるように前記ベース部材を保持するとともに、前記貫通口に対して前後方向にスライドするスライド部材と、
から構成し、
前記透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、前記検出装置が前記機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて前記検出部を検出状態に変位させる一方、
前記透明部材保持枠が閉状態であり、前記遊技盤保持枠が開状態に変換することにより前記貫通口が後方向に開放される場合に、前記検出装置が前記機枠による後方向からの押圧を解除され、前記検出部に作用する付勢力により前記ベース部材を前記貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させるようにし、
前記貫通口の底壁は、前記スライド部材の前後方向の移動範囲における後端よりも後方へ延出し、該底壁の後端部の下方に前記タンクを設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口をタンクの上方に設けて該貫通口に検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設けたので、検出装置と監視手段が同じ枠(遊技盤保持枠)に設けられており、検出装置における検出器と監視手段とを結ぶ配線の処理を簡素化することができる。すなわち、枠の開閉により検出装置と監視手段とを結ぶ配線が枠部材の間に挟まって断線するといった事態を効果的に回避できる。
また、検出装置は、ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部が貫通口における透明部材保持枠側に配置される検出器を備え、透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて検出部が検出状態に変位する一方、透明部材保持枠が閉状態であり、遊技盤保持枠が開状態に変換することにより貫通口が後方向に開放される場合に、検出装置が機枠による後方向からの押圧を解除され、検出部に作用する付勢力によりベース部材貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させる。すなわち、遊技盤保持枠が閉状態であり、透明部材保持枠が開状態に変換することにより貫通口が前方向に開放される場合には、検出装置が透明部材保持枠による前方向からの押圧を解除され、検出部に作用する付勢力により当該検出部を貫通口の開放側に突出させて非検出状態に変位させる。従って、1つの検出装置で透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の開放状態を検出でき製造コストを抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、機枠の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤を保持する遊技盤保持枠と、
該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材が前記遊技盤の前方を覆う透明部材保持枠と、
前記遊技盤保持枠の裏面側であって上側には、遊技球を受け入れるとともに一時貯留するタンクと、
前記機枠に対する前記遊技盤保持枠の開閉状態、及び、前記遊技盤保持枠に対する前記透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置と、を有する遊技機において、
前記遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口を前記タンクの上方かつ前方に設けて該貫通口に前記検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設け、
前記検出装置は、
ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部を有し、当該検出部が前記貫通口における前記機枠側に配置される検出器と、
前記検出部の変位方向が前後方向となるように前記ベース部材を保持するとともに、前記貫通口に対して前後方向にスライドするスライド部材と、
から構成し、
前記透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、前記検出装置が前記機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて前記検出部を検出状態に変位させる一方、
前記遊技盤保持枠が閉状態であり、前記透明部材保持枠が開状態に変換することにより前記貫通口が前方向に開放される場合に、前記検出装置が前記透明部材保持枠による前方向からの押圧を解除され、前記検出部に作用する付勢力により前記ベース部材を前記貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させるようにし、
前記貫通口の底壁は、前記スライド部材の前後方向の移動範囲における後端よりも後方へ延出し、該底壁の後端部の下方に前記タンクを設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口をタンクの上方に設けて該貫通口に検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設けたので、検出装置と監視手段が同じ枠(遊技盤保持枠)に設けられており、検出装置における検出器と監視手段とを結ぶ配線の処理を簡素化することができる。すなわち、枠の開閉により検出装置と監視手段とを結ぶ配線が枠部材の間に挟まって断線するといった事態を効果的に回避できる。また、検出装置は、ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部が貫通口における機枠側に配置される検出器を備え、透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて検出部が検出状態に変位する一方、遊技盤保持枠が閉状態であり、透明部材保持枠が開状態に変換することにより貫通口が前方向に開放される場合に、検出装置が透明部材保持枠による前方向からの押圧を解除され、検出部に作用する付勢力によりベース部材を貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させる。すなわち、透明部材保持枠が閉状態であり、遊技盤保持枠が開状態に変換することにより貫通口が後方向に開放される場合には、検出装置が機枠による後方向からの押圧を解除され、検出部に作用する付勢力により当該検出部を貫通口の開放側に突出させて非検出状態に変位させる。従って、1つの検出装置で透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の開放状態を検出でき製造コストを抑えることができる。
本発明によれば、遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口をタンクの上方に設けて該貫通口に検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設けたので、検出装置と監視手段が同じ枠(遊技盤保持枠)に設けられており、検出装置における検出器と監視手段とを結ぶ配線の処理を簡素化することができる。すなわち、枠の開閉により検出装置と監視手段とを結ぶ配線が枠部材の間に挟まって断線するといった事態を効果的に回避できる。
また、検出装置は、ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部が貫通口における透明部材保持枠側または機枠側に配置される検出器を備え、透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて検出部が検出状態に変位する一方、遊技盤保持枠または透明部材保持枠のいずれか一方が開状態に変換することにより、貫通口が後または前方向に開放される場合に、検出装置が機枠または透明部材保持枠による後または前方向からの押圧を解除され、検出部に作用する付勢力によりベース部材貫通口の開放側にスライドさせて検出部を非検出状態に変位させるので、1つの検出装置で透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の開放状態を検出でき、製造コストを抑えることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図8を用いて説明を行う。
図1から3に示すように、本実施形態の遊技機100は、遊技店の島設備に固定される矩形枠状に構成された機枠110を備えている。この機枠110には、前面側から見て左側の側部が該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能となるように矩形枠状の内枠120が軸着されている。なお、矩形枠状の機枠110は、前面側から見て右側の一辺が金属製とされ、その他の辺は木製となっている。これによって、前面側から見て右側の一辺においては、強度を保ったまま厚みを薄くでき、大型の画像表示装置を備えた遊技盤の配設を可能としている。
内枠120は、当該内枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる遊技盤保持枠130と、当該遊技盤保持枠130に対して、その前面側に回動可能に軸支された透明部材保持枠140と、遊技盤保持枠130の前面の透明部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150、開閉パネルユニット160とを有する。
遊技盤保持枠130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状であり、その前面から見た左側部が機枠110に対して回動可能に軸着され、機枠110の前面側を覆った状態から前方向へ扉状に回動可能とされている。また、遊技盤保持枠130の中央から上端部にわたる部分には、後述する遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部131が形成され、収容された遊技盤1の前面が遊技盤保持枠130の開口部131から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、遊技盤保持枠130に嵌め込まれることで内枠120に取り付けられている。
遊技盤保持枠130の開口部131に嵌め込まれる遊技盤1は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、遊技領域区画壁2で囲まれた遊技領域1aを有し、この遊技領域1a内に発射装置135(図3に図示)から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
この遊技領域1aには図示を省略するが、周知の遊技機と同様に、例えば、普図始動ゲートと、この普図始動ゲートを遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器が設けられている。また、普通変動入賞装置と、この普通変動入賞装置に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器、特図変動表示ゲームを表示する特図変動表示器、特図変動表示器での特図変動表示ゲームに対応する表示ゲームを表示する変動表示装置が設けられている。さらに、特別遊技状態において開放される特別変動入賞装置、一般入賞口、風車と呼ばれる打球方向変換部材、多数の障害釘、入賞口に入賞しなかった遊技球を回収するアウト口3などが設けられている。
また、遊技盤保持枠130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部131、すなわち、遊技盤保持枠130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、遊技盤保持枠130の前側を覆うように透明部材保持枠140が配置されている。この透明部材保持枠140は、その前面から見た左側部が遊技盤保持枠130に対して回動可能に軸着され、遊技盤保持枠130の前面側を覆った状態から前方向へ扉状に回動可能とされている。
また、透明部材保持枠140には、遊技盤保持枠130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて、透明部材としてのガラス板141が二重に固定されている。そして、透明部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、透明部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置144としてのランプやLED、音声を出力するスピーカ142などが設けられている。
また、遊技盤保持枠130に軸着された透明部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、遊技盤保持枠130の施錠装置の一部であるとともに、透明部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと遊技盤保持枠130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すと透明部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
図3に示すように、遊技盤保持枠130の遊技盤1が取り付けられた開口部131の下側となる遊技盤保持枠130の下部には、各種部材の取付ベースとなる取付盤134が設けられている。この取付盤134の前面には、遊技領域1aに遊技球を発射する発射装置135や、内枠120の裏面側に設けられた図示しない排出装置より排出された賞球、貸球としての遊技球を排出する流出口138が形成されている。
また、図1,2に示すように、取付盤134の前面側には開閉パネルユニット160と発射操作ユニット150とが上下に取り付けられている。開閉パネルユニット160は、その前面から見た左側部が遊技盤保持枠130に対して回動可能に軸着され、遊技盤保持枠130の前面側(取付盤134の前面側)を覆った状態から前方向へ扉状に回動可能とされている。一方、発射操作ユニット150は、遊技盤保持枠130の前面側であって、開閉パネルユニット160の下方に固定されている。これによって、開閉パネルユニット160を開くことにより、取付盤134の前側を開放可能となっている。また、開閉パネルユニット160及び発射操作ユニット150と、上述の透明部材保持枠140は、上下に隣接して配されるようになっており、これらによって遊技盤保持枠130の前面側が覆われるようになっている。
このような開閉パネルユニット160には、取付盤134に形成された流出口138と対向する位置に、前後に貫通する開口が形成され、開閉パネルユニット160の前面側に流出口138が開口するようになっている。そして、開閉パネルユニット160の前面には、この開閉パネルユニット160の前面側に開口した流出口138から流出した遊技球を受け入れて貯留するとともに、発射装置135へ送る上皿161が形成されている。また、この上皿161に隣接した位置には、遊技者が操作可能な演出用ボタン162,162が配設され、上皿161の下側には音声を出力するスピーカ163が配設されている。一方、発射操作ユニット150には、上皿161に収容しきれない遊技球を収容する下皿151が設けられている。また、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル152、灰皿153などが設けられている。
また、遊技盤保持枠130の裏面側であって開口部131の上側には、遊技機100が設置される遊技店の島設備に設けられた供給装置から供給される遊技球を受け入れるとともに一時貯留するタンク132が設けられている。また、遊技盤保持枠130の裏面側であって開口部131の下側には、遊技機100を制御する遊技制御装置133が設けられている。なお、この遊技制御装置133には、後述する検出装置30からの検出信号が入力されるようになっていて、遊技制御装置133においては、この検出信号に基づき遊技盤保持枠130および透明部材保持枠140の開閉状態を検出するようになっている。すなわち、遊技制御装置133が検出装置30からの検出信号を監視する監視手段をなす。
図4から8に示すように、遊技盤保持枠130の上部には、機枠110に対する遊技盤保持枠130の開閉状態および遊技盤保持枠130に対する透明部材保持枠140の開閉状態を検出する検出手段10が設けられている。この検出手段10は、遊技盤保持枠130の上部に形成された開口部136および該開口部136の後部の後方に配されるスライドガイド部材20とから形成される貫通口11と、該貫通口11にスライド可能に配された検出装置30とを有する。
貫通口11は、遊技盤保持枠130の前後に貫通するように形成された筒状の空間である。この貫通口11の前側部分は、遊技盤保持枠130自体に形成された矩形筒状の開口部136で構成されている。また、この開口部136の側部には、開口部136の延在方向(前後方向)に沿ったボス状のねじ止め部137,137が形成されている。さらに、開口部136の下面をなす下部周壁136aは、開口部136よりも後方へ延出しており、後述するスライドガイド部材20とによって貫通口11の後側部分を形成するようになっている。
スライドガイド部材20は、板状の外周壁21によって囲まれた長円形の空間部20aを有する部材であって、遊技盤保持枠130に形成された矩形筒状の開口部136と、開口部136の左右に位置するボス状のねじ止め部137,137との後方に重なるように配される。また、スライドガイド部材20の前面には、開口部136に連通する連通部22と、ボス状のねじ止め部137,137と対向して配される固定面23,23とが形成されている。
固定面23,23にはねじ穴23a,23aが形成され、空間部20aの内側に位置する固定面23,23の裏面側からねじを挿通し、遊技盤保持枠130に形成されたねじ止め部137,137に羅合することで、スライドガイド部材20が遊技盤保持枠130に対する所定位置に固定されるようになっている。また、連通部22は、スライドガイド部材20を遊技盤保持枠130に固定した状態において、遊技盤保持枠130に形成された矩形状の開口部136を形成する周壁のうち、上側と左右の周壁の後端部に沿う周縁を有する。なお、連通部22の上側の周縁はスライドガイド部材20の上側の外周壁21における前端面によって構成されている。また、連通部22の下側の周縁を含むスライドガイド部材20の下部には、スライドガイド部材20を遊技盤保持枠130に固定した状態において、後方に延出するように形成された開口部136の下部周壁136aが嵌るようになっており、この部分には外周壁21が形成されていない。
さらに、スライドガイド部材20の上側の外周壁21には、検出装置30の上部に設けられた規制部48を前後方向に沿って案内するスライド溝24が形成されている。このスライド溝24は、連通部22が形成されたスライドガイド部材20の前端から後方へ向かって切欠き状に外周壁21が切り取られた部分であり、検出装置30に設けられた規制部48の左右幅と略同じ左右幅を有する。また、スライドガイド部材20の前側から見て左後部の外周壁21は一部が切り取られ、検出装置30に形成された配線用開口44から外部に延出する配線を通すための配線挿通部25が形成されている。
検出装置30は、矩形箱状のスライド部材40の内部に検出器50が収納されたものであって、貫通口11に対して前後にスライド可能な状態で配されるものである。
図6に示すように、スライド部材40は、検出器50を収容可能な凹室状の収容空間41を備えた収容部材40aと、凹室状の収容空間41の開口を覆って閉鎖し、スライド部材40の内部に中空部41aを形成する蓋部材40bとから構成されている。
収容部材40aは、底板42と、該底板42の周囲に沿って底板42に対して垂直に接続した板状の周壁43とによって凹室状の収容空間41を形成している。このうち周壁43は、貫通口11から遊技盤保持枠130の前面側に露出する前部には形成されておらず、ここに検出器50の検出部52が配された前面が臨むようになっている。また、収容部材40aの前部から見て左後部にも周壁43が形成されておらず、この部分は検出器50に接続した配線が通る配線用開口44とされている。また、周壁43の高さは、収容部材40a内に配される検出器50の側部と接する前側部分においては検出器50の高さと略同じ高さとされ、それ以外の部分においては蓋部材40bの厚みの分だけ前側部分よりも低くされている。
また、底板42の上面であって検出器50が配される部分には、矩形状の突部である位置決め突起45が形成されており、検出器50を配設する際には、検出器50に形成された位置決め凹部54をこの位置決め突起45に嵌合するように配することで、検出器50が収容部材40aの所定位置に配されるようになっている。さらに、前面から見て右側の周壁43の内周面には、上下に延在する位置決めスリット43aが形成されており、検出器50を配設する際に、この位置決めスリット43aに検出器50の側面に形成された位置決めリブ55を嵌合するように配することでも検出器50が収容部材40aの所定位置に配されるようになっている。また、左側の周壁43の内周面に隣接した位置と、右側の周壁43と後側の周壁43とが接続する位置には、収容部材40aの上部を覆う蓋部材40bを固定するためのボス状のねじ止め部46,46が形成されている。
検出器50は、本体部分を形成するベース部材51と、その前方に突出するように設けられた検出部52、後方に突出するように設けられた端子53を有する。ベース部材51は略直方体形状をしており、その左右幅は収容部材40aに形成された収容空間41の左右幅と略等しい幅とされている。また、その前面は、検出器50を収容部材40aに収容した状態で、検出部52が設けられた前面51aが収容部材40aの周壁43が設けられていない前部に臨むように配され、前方に検出部52が突出した状態で検出装置30の前面をなすようになっている。また、ベース部材51の左側後部の角部は一部切欠き状に形成されており、この部分と対応する収容空間41における左側の周壁43の内側面には、ねじ止め部46が形成されている。
また、ベース部材51の下面には、収容部材40aの底面に形成された上述の位置決め突起45を受け入れる位置決め凹部54が形成されており、この位置決め凹部54に位置決め突起45を嵌合するように配することで、検出器50が収容部材40aの所定位置に配されるようになっている。さらに、ベース部材51の前面側から見て右側の側面には、外側へ突出する位置決めリブ55が形成されており、この位置決めリブ55を収容部材40aの周壁43の内周面に形成された位置決めスリット43aに嵌合するように配することでも検出器50が収容部材40aの所定位置に配されるようになっている。
ベース部材51の前面51aに設けられた検出部52は直方体形状の突起部で、ベース部材51に対して前後に移動可能に構成されている。この検出部52は、内部に設けられた図示しない付勢部材によって前方向(ベース部材51から突出する方向)に付勢されており、外部から力が加わっていない状態では、前後の移動範囲における前端位置に位置し、最も突出した状態となっている。この状態では、検出器50の内部に設けられたスイッチがOFFとなり、この状態が検出器50が検出信号を出力しない非検出状態となる。
そして、この状態から検出部52が付勢部材の付勢力に抗して後方へ押し込まれることで、検出部52の後部の一部がベース部材51内に没した状態となる。この検出部52が押し込まれて一部が没した状態では、検出器50の内部に設けられたスイッチがONとなり、この状態が検出器50が検出信号を出力する検出状態となる。
ベース部材51の後方に設けられた端子53は左右一対の金属片からなり、ここに接続された図示しない配線は、収容部材40aの左後部に形成された配線用開口44から検出装置30の外部に接続されるようになっている。そして、検出状態において検出器50から出力される検出信号は、この端子53から出力されて図示しない配線を通じて遊技制御装置133に入力されるようになっており、遊技制御装置133においてはこの検出信号に基づき、後述するように遊技盤保持枠130、透明部材保持枠140の開閉状態を検出するようになっている。
蓋部材40bは、収容部材40aに形成された凹室状の収容空間41のうち、検出器50のベース部材51が配された部分を除いた領域を覆い、スライド部材40の内部に中空部41aを形成する蓋部47と、該蓋部47の上部に形成された規制部48とを有する。
蓋部47は、上述のように左側後部の一部が切欠き状に形成された検出器50の後端部に組み合わさるように、前側の左端部が前方へ突出した形状とされている。また、蓋部47の左右幅は収容部材40aの左右幅と等しく、周壁43の上端部は蓋部47が配される部分がその厚みの分だけ低く形成されているので、蓋部47の上面と検出器50の上面が略同一面をなすようになっている。すなわち、収容部材40aの前側部分には検出器50が配設されるとともに、その検出器50の上面が検出装置30の上面をなし、収容部材40aの後側部分においては蓋部47が収容空間41を覆うように配されるとともに、その上面が検出装置30の上面をなす。これらによって略直方体の検出装置30が構成されるようになっている。
また、蓋部47により収容空間41の開口を覆うことで形成される中空部41aには、検出器50の端子53が収容されるようになっており、収容空間41の側部に形成された配線用開口44から端子53に接続された配線が外部へ導出される。なお、この配線は、検出装置30が設けられる遊技盤保持枠130に配された遊技制御装置133に接続(例えば、中継基板等を介して)されている。
以上のことから、スライド部材40は、中空部41aを形成して、該中空部41aに検出器50の端子53を収納し、中空部41aは、側部に端子53に接続された配線を導出するための開口(配線用開口44)を形成したこととなる。
また、蓋部47の上面には矩形状の突部である規制部48が形成されている。この規制部48は、スライドガイド部材20のスライド溝24の左右幅と略等しい左右幅を有し、スライド溝24に前後動可能に嵌合するようになっており、これにより、検出装置30が貫通口11内で前後方向に案内されるようになる。また、規制部48の前端部は、蓋部47の前端部よりも前側に突出しており、蓋部材40bを収容部材40aに取り付けることで、蓋部47の上面と同一面を形成する検出器50の上面にかかり、検出器50を上側から押さえつけるように配される。さらに、蓋部材40bには、収容部材40aに形成されたねじ止め部46,46と対向して配される位置にねじ孔49,49が形成されており、蓋部材40bの上面側からねじを挿通しねじ止めすることで、蓋部材40bを収容部材40aに固定できるとともに、規制部48が検出器50を押さえることで検出器50が収容空間41内に固定される。
以上のような構成を有する検出手段10においては、検出装置30は、検出部52が遊技盤保持枠130の前後方向に沿って前側に突出するとともに規制部48が上側に位置する向きで、開口部136の後方へ延出する下部周壁136a上に載置され、後方からスライドガイド部材20が取り付けられている。これにより検出装置30は、規制部48がスライド溝24に嵌合して前後方向に沿って案内されるようになるとともに、左右方向への移動が規制される。さらに、検出装置30の蓋部47の上面には、スライド溝24が形成されたスライドガイド部材20の上側の外周壁21が接し、検出装置30は、スライドガイド部材20の上側の外周壁21と下部周壁136aに挟まれて上下方向への移動が規制される。よって、検出装置30は、検出部52の変移方向が前後方向となる向きで、前後動可能に遊技盤保持枠130に取り付けられることとなる。
このように取り付けられた検出装置30の前後の移動範囲(スライド量)は、スライド溝24と規制部48によって規制されるようになっている。この検出装置30の前後の移動範囲において、検出装置30が最も前端部に位置する状態では、規制部48の前端が、開口部136を形成する周壁のうち、上側の周壁の後端部に当接することでこれ以上の前方向への移動が規制された状態となる。この状態では、検出装置30の前端部が開口部136に挿入された状態となる。ここで、検出装置30における規制部48の前端から前面(ベース部材51の前面51a)までの幅と、開口部136の前後幅は略等しく、開口部136の前端部から検出部52のみが突出した状態となる。
また、前後の移動範囲において、検出装置30が最も後端部に位置する状態では、規制部48の後端部がスライド溝24の後端部に接し、これ以上の後方への移動が規制された状態となる。この規制部48とスライド溝24によって設定される検出装置30の前後の移動範囲は、検出部52の非検出状態から検出状態への変位量よりも大きくされており、後述するように、遊技盤保持枠130および透明部材保持枠140の開閉状態を確実に検出できるようになっている。
以上のことから、スライド部材40は、前後方向のスライド量を規制する規制部48が設けられ、検出部52の非検出状態から検出状態への変位量よりも、スライド部材40が規制部48により規制されたスライド量を大きくしたこととなる。
また、図7に示すように、矩形枠状の機枠110における上側の内周面には、遊技盤保持枠130を閉じた状態で検出手段10の後方に位置する部分に、ストッパ部材111が取り付けられている。このストッパ部材111はL字状の部材で、屈曲部分を挟んだ一方の側面にはねじ孔112,112および位置決め用のボス113,113が形成され、この部分が機枠110の上側の内側面に固定されることで、他方の側面が機枠110の内側面に対して垂直かつ機枠110の左右方向に沿って配されるようになっている。この機枠110の内側面に対して垂直かつ機枠110の左右方向に沿って配された面が、前後動可能な検出装置30の後端部に当接し、後方への移動を規制する後方壁部114をなす。
次に、以上のように構成される検出手段10による、機枠110に対する遊技盤保持枠130の開閉状態の検出および遊技盤保持枠130に対する透明部材保持枠140の開閉状態の検出について説明する。
まず、図8(a)には、機枠110に対して遊技盤保持枠130を閉じ、遊技盤保持枠130に対して透明部材保持枠140を閉じた状態を示した。このように機枠110に対して遊技盤保持枠130を閉じた状態では、検出装置30の後端部が機枠110に設けられたストッパ部材111の後方壁部114に当接し、後方への移動が規制された状態となる。また、この状態では、検出装置30が貫通口11での前後の移動範囲における前端の位置に移動し、規制部48の前端が遊技盤保持枠130に形成された開口部136の後端部に接した状態となる。また、このように遊技盤保持枠130に対して透明部材保持枠140を閉じた状態においては、透明部材保持枠140の裏面における検出手段10の前方に対向する部分と、開口部136の前端の間隔は、検出部52が押し込まれて検出状態となっているときの突出幅に略等しい。
よって、図8(a)に示すように、機枠110に対して遊技盤保持枠130を閉じ、遊技盤保持枠130に対して透明部材保持枠140を閉じた状態では、検出装置30は前後の移動範囲における前端の位置にあり、検出部52のみが開口部136の前端から突出した状態となる。そして、検出部52は、透明部材保持枠140の裏面によって後方へ押圧され、付勢部材の付勢力に抗して押し込まれた状態となる。すなわち検出装置30は、検出器50から検出信号が出力される検出状態で維持された状態となる。
図8(a)に示す状態から機枠110に対して遊技盤保持枠130を開放すると、図8(b)に示すように、検出装置30に対する後方壁部114による後方への移動の規制が解除される。そして、図8(a)に示す状態でベース部材51に押し込まれていた検出部52が、付勢部材の付勢力によりベース部材51から突出するように伸張することで、検出装置30のスライド部材40で形成された本体部分が遊技盤保持枠130に対して後方へ移動する。すなわち、伸張する検出部52の前端には、透明部材保持枠140の裏面が当接していて依然として前方への移動が規制されているため、後方への移動の規制が解除された検出装置30のスライド部材40で形成された本体部分が後方へ移動することとなる。このとき、上述したように、規制部48とスライド溝24によって設定される検出装置30の前後の移動範囲(スライド量)が、検出部52の非検出状態から検出状態への変位量よりも大きいので、検出部52は完全に突出した状態となる。これにより検出器50から検出信号が出力されない非検出状態に変換されることとなる。
また、図8(a)に示す状態から、図8(c)に示すように、遊技盤保持枠130に対して透明部材保持枠140を開放することによっても、付勢部材の付勢力に抗して押し込まれた検出部52が前方向へ突出した状態となる。これにより検出器50から検出信号が出力されない非検出状態に変換されることとなる。
以上のように、検出手段10においては、図8(b)に示す、機枠110に対して遊技盤保持枠130を開放した場合および図8(c)に示す、遊技盤保持枠130に対して透明部材保持枠140を開放した場合に、検出器50から検出信号が出力されない非検出状態に変換される。すなわち一つの検出装置30で、透明部材保持枠140および遊技盤保持枠130の開放状態を検出することができる。
この検出手段10(検出装置30)からの検出信号は、監視手段をなす遊技制御装置133に入力されるようになっており、遊技制御装置133において検出器50からの検出信号を監視することで開閉状態を監視することができる。なお、遊技制御装置133では、検出装置30からの検出信号に基づき、遊技盤保持枠130もしくは透明部材保持枠140の開放状態を検出した際に、例えば、枠装飾装置144としてのランプやLEDを点灯、点滅する処理や、スピーカ142から音声を出力する処理を行い、開放されたことを報知するようになっている。また、遊技盤保持枠130もしくは透明部材保持枠140の開放状態の検出に関する情報を、外部の管理装置に対して出力するようにしても良い。
また、このように検出手段10と監視手段をなす遊技制御装置133が同じ遊技盤保持枠130に設けられていることで、両者が別の枠に設けられている場合に比べて配線の処理を簡素化できる。すなわち、配線が二つの枠にまたがって配されることがないので、例えば、枠の開閉により検出装置30と監視手段とを結ぶ配線が枠部材の間に挟まって断線することなどを防ぐことができる。
以上のことから、機枠110の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤1を保持する遊技盤保持枠130と、遊技盤保持枠130の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材(ガラス板141)が遊技盤1の前方を覆う透明部材保持枠140と、機枠110に対する遊技盤保持枠130の開閉状態、及び、遊技盤保持枠130に対する透明部材保持枠140の開閉状態を検出する検出装置30と、を有する遊技機100において、遊技盤保持枠130は、前後に貫通する貫通口11を設けて該貫通口11に検出装置30を収納するとともに、該検出装置30からの検出信号を監視する監視手段(遊技制御装置133)を設け、検出装置30は、ベース部材51に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部52を有する検出器50と、検出部52の変位方向が前後方向となるようにベース部材51を保持するとともに、貫通口11に対して前後方向にスライドするスライド部材40と、から構成し、透明部材保持枠140及び遊技盤保持枠130の双方が閉状態の場合に、検出装置30が機枠110、及び透明部材保持枠140により前後方向から押圧されて検出部52を検出状態に変位させる一方、遊技盤保持枠130が開状態に変換することにより貫通口11が後方に開放する際に、検出部52に作用する付勢力によりベース部材51を貫通口11の開放側にスライドさせるようにしたこととなる。
なお、以上の実施形態の遊技機においては、検出手段10を遊技盤保持枠130の前面側から見た上部右側に設けるようにしたが、これに限られるものではなく、機枠110と遊技盤保持枠130、透明部材保持枠140が前後に重なる部分であれば良い。
また、検出装置30に、検出部52を押下することで検出状態に変換されて検出信号を出力する検出器50を用いたが、逆に検出部52を押下することで非検出状態に変換されて検出信号が出力されなくなる検出器50を用いても良い。
また、検出装置30は、検出部52の突出する方向が前方となるように配するとしたが、検出部52が後方へ突出するように配しても良い。そして、透明部材保持枠140における貫通口11と対峙する部分に突起を設けるようにすれば、透明部材保持枠140及び遊技盤保持枠130の双方が閉状態の場合に、透明部材保持枠140の突起が貫通口11内に没入して、検出装置30が機枠110のストッパ部材11及び透明部材保持枠140の突起により前後方向から押圧されて検出部52を検出状態に変位させる一方、透明部材保持枠140が開状態に変換することにより貫通口11が前方に開放する際に、検出部52に作用する付勢力によりベース部材51を貫通口11の開放側にスライドさせるようになる。
また、遊技機100にバックアップ電源を備え、遊技機100の電源を遮断した状態においても、検出装置30による遊技盤保持枠130もしくは透明部材保持枠140の開放状態の検出を可能としても良い。
また、監視手段は遊技を制御する遊技制御装置133としたが、検出装置30を監視する監視装置を別途設けるようにしても良い。
以上のような遊技機100は、機枠110の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤1を保持する遊技盤保持枠130と、遊技盤保持枠130の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材(ガラス板141)が遊技盤1の前方を覆う透明部材保持枠140と、機枠110に対する遊技盤保持枠130の開閉状態、及び、遊技盤保持枠130に対する透明部材保持枠140の開閉状態を検出する検出装置30と、を有する遊技機100であって、遊技盤保持枠130は、前後に貫通する貫通口11を設けて該貫通口11に検出装置30を収納するとともに、該検出装置30からの検出信号を監視する監視手段(遊技制御装置133)を設け、検出装置30は、ベース部材51に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部52を有する検出器50と、検出部52の変位方向が前後方向となるようにベース部材51を保持するとともに、貫通口11に対して前後方向にスライドするスライド部材40と、から構成し、透明部材保持枠140及び遊技盤保持枠130の双方が閉状態の場合に、検出装置30が機枠110、及び透明部材保持枠140により前後方向から押圧されて検出部52を検出状態に変位させる一方、透明部材保持枠140または遊技盤保持枠130のいずれか一方が開状態に変換することにより貫通口11が前後のいずれかに開放する際に、検出部52に作用する付勢力によりベース部材51を貫通口11の開放側にスライドさせるようにしている。
したがって、遊技盤保持枠130は、前後に貫通する貫通口11を設けて該貫通口11に検出装置30を収納するとともに、該検出装置30からの検出信号を監視する監視手段を設けたので、検出装置30と監視手段が同じ枠(遊技盤保持枠130)に設けられており、検出装置30における検出器50と監視手段とを結ぶ配線の処理を簡素化することができる。すなわち、枠の開閉により検出装置30と監視手段とを結ぶ配線が枠部材の間に挟まって断線するといった事態を効果的に回避できる。
また、透明部材保持枠140及び遊技盤保持枠130の双方が閉状態の場合に、検出装置30が機枠110、及び透明部材保持枠140により前後方向から押圧されて検出部52を検出状態に変位させる一方、透明部材保持枠140または遊技盤保持枠130のいずれか一方が開状態に変換することにより貫通口11が前後のいずれかに開放する際に、検出部52に作用する付勢力によりベース部材51を貫通口11の開放側にスライドさせるので、1つの検出装置30で透明部材保持枠140及び遊技盤保持枠130の開放状態を検出でき製造コストを抑えることができる。
また、スライド部材40は、前後方向のスライド量を規制する規制部48が設けられ、検出部52の非検出状態から検出状態への変位量よりも、スライド部材40が規制部48により規制されたスライド量を大きくしている。
したがって、スライド部材40は、前後方向のスライド量を規制する規制部48が設けられ、検出部52の非検出状態から検出状態への変位量よりも、スライド部材40が規制部48により規制されたスライド量を大きくしたので、確実に開閉状態を検出できる。
すなわち、夫々の枠が双方閉状態の場合に、検出装置30に対して前後からの押圧力を確実に作用させ、検出部52を検出状態とすることができると共に、夫々の枠のいずれか一方が開状態に変換した場合に、ベース部材51を貫通口11の開放側に確実にスライドさせ、検出部52を非検出状態とすることができ、夫々の枠の開閉状態を確実に検出できる。
また、スライド部材40は、中空部41aを形成して、該中空部41aに検出器50の端子53を収納し、中空部41aは、側部に端子53に接続された配線を導出するための開口(配線用開口44)を形成している。
したがって、スライド部材40は、中空部41aを形成して、該中空部41aに検出器50の端子53を収納し、中空部41aは、側部に端子53に接続された配線を導出するための開口を形成したので、前後方向に移動するスライド部材40の側部開口より配線を導出することとなり、配線によりスライド部材40の前後移動が阻害されることを防止できる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の前面側から見た斜視図であって、機枠に対し遊技盤保持枠が開放された状態を示す図である。 遊技機の前面側から見た斜視図であって、機枠に対し遊技盤保持枠が開放され、かつ、遊技盤保持枠に対して透明部材保持枠が開放された状態を示す図である。 遊技機の前面側を示す図であって、透明部材保持枠の前面側の部材と、発射操作ユニットおよび開閉パネルユニット、遊技盤を取り外した状態を示す図である。 遊技盤保持枠の検出手段が設けられた部分を示す、前面側から見た斜視図である。 遊技盤保持枠の検出手段が設けられた部分を示す、裏面側から見た斜視図である。 検出装置の分解斜視図である。 機枠のストッパ部材が設けられた部分を示す前面側から見た斜視図である。 図3に示すA−A断面を示す図であって、(a)機枠に対し遊技盤保持枠を閉鎖し、遊技盤保持枠に対し透明部材保持枠を閉鎖した状態を示す図、(b)機枠に対し遊技盤保持枠を開放し、遊技盤保持枠に対し透明部材保持枠を閉鎖した状態を示す図、(c)機枠に対し遊技盤保持枠を閉鎖し、遊技盤保持枠に対し透明部材保持枠を開放した状態を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
11 貫通口
30 検出装置
40 スライド部材
41 収納空間
41a 中空部
44 配線用開口(開口)
48 規制部
50 検出器
51 ベース部材
52 検出部
53 端子
100 遊技機
110 機枠
120 内枠
130 遊技盤保持枠
133 遊技制御装置(監視手段)
140 透明部材保持枠
141 ガラス板(透明部材)

Claims (2)

  1. 機枠の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤を保持する遊技盤保持枠と、
    該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材が前記遊技盤の前方を覆う透明部材保持枠と、
    前記遊技盤保持枠の裏面側であって上側には、遊技球を受け入れるとともに一時貯留するタンクと、
    前記機枠に対する前記遊技盤保持枠の開閉状態、及び、前記遊技盤保持枠に対する前記透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置と、を有する遊技機において、
    前記遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口を前記タンクの上方かつ前方に設けて該貫通口に前記検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設け、
    前記検出装置は、
    ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部を有し、当該検出部が前記貫通口における前記透明部材保持枠側に配置される検出器と、
    前記検出部の変位方向が前後方向となるように前記ベース部材を保持するとともに、前記貫通口に対して前後方向にスライドするスライド部材と、
    から構成し、
    前記透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、前記検出装置が前記機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて前記検出部を検出状態に変位させる一方、
    前記透明部材保持枠が閉状態であり、前記遊技盤保持枠が開状態に変換することにより前記貫通口が後方向に開放される場合に、前記検出装置が前記機枠による後方向からの押圧を解除され、前記検出部に作用する付勢力により前記ベース部材を前記貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させるようにし、
    前記貫通口の底壁は、前記スライド部材の前後方向の移動範囲における後端よりも後方へ延出し、該底壁の後端部の下方に前記タンクを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 機枠の前側に開閉可能に設けられ、遊技盤を保持する遊技盤保持枠と、
    該遊技盤保持枠の前側に開閉可能に設けられ、閉状態で透明部材が前記遊技盤の前方を覆う透明部材保持枠と、
    前記遊技盤保持枠の裏面側であって上側には、遊技球を受け入れるとともに一時貯留するタンクと、
    前記機枠に対する前記遊技盤保持枠の開閉状態、及び、前記遊技盤保持枠に対する前記透明部材保持枠の開閉状態を検出する検出装置と、を有する遊技機において、
    前記遊技盤保持枠は、前後に貫通する貫通口を前記タンクの上方かつ前方に設けて該貫通口に前記検出装置を収納するとともに、該検出装置からの検出信号を監視する監視手段を設け、
    前記検出装置は、
    ベース部材に対して所定量突出した非検出状態に付勢され、該非検出状態から付勢に抗して突出量を減少させた検出状態に変位する検出部を有し、当該検出部が前記貫通口における前記機枠側に配置される検出器と、
    前記検出部の変位方向が前後方向となるように前記ベース部材を保持するとともに、前記貫通口に対して前後方向にスライドするスライド部材と、
    から構成し、
    前記透明部材保持枠及び遊技盤保持枠の双方が閉状態の場合に、前記検出装置が前記機枠、及び透明部材保持枠により前後方向から押圧されて前記検出部を検出状態に変位させる一方、
    前記遊技盤保持枠が閉状態であり、前記透明部材保持枠が開状態に変換することにより前記貫通口が前方向に開放される場合に、前記検出装置が前記透明部材保持枠による前方向からの押圧を解除され、前記検出部に作用する付勢力により前記ベース部材を前記貫通口の開放側にスライドさせて前記検出部を非検出状態に変位させるようにし、
    前記貫通口の底壁は、前記スライド部材の前後方向の移動範囲における後端よりも後方へ延出し、該底壁の後端部の下方に前記タンクを設けたことを特徴とする遊技機。
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