JP2013204123A - ガスバリア性フィルムとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチック基材およびドライコーティング層との密着がよく、インラインでの処理が可能な高い生産能率のガスバリア性フィルムと生産方法を提供すること。
【解決手段】高周波印加電極である金属ロール電極と接地電極を配置したプラズマ処理装置構成において、電極間に、不活性ガスを圧力が0.5Pa以上50Pa未満で導入して、電極間に高密度なプラズマを発生させて、プラスチックフィルム基材表面に、プラズマ処理を施し、基材と酸化アルミニウムからなるガスバリア層間に十分な密着性能を与えることを特徴とするガスバリア性フィルムとその製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にガスバリア性フィルムおよびその製造方法に係り、例えば、食品や医薬品等の包装分野、太陽電池の保護シートに用いられるガスバリアを有した機能性フィルムおよびその製造方法に関する。
水蒸気や酸素のガスバリア性能フィルムは、最近、従来の食品や医薬品等の包装分野の用途に加えて、有機ELディスプレイや薄膜太陽電池の保護シート用途にも注目されている。中でも太陽電池の保護シートは、太陽電池モジュールの起電部分であるシリコン薄膜の湿度による劣化を防止する上で太陽電池の裏側に配置されており、酸素や水蒸気のガス等の外気から太陽電池を遮断すると同時に屋外の苛酷な環境下で太陽電池を使用しても外観や機能の劣化が少ない耐久性能が求められる。
また、ガスバリア性能フィルムは、従来から、食品や医薬品類あるいは、ハードディスクや半導体モジュールの包装に用いられる包装材料においても、内容物を保護する上で必要なものである。例えば、食品包装においては、食品の酸化や変質を抑制し、食品の味や鮮度を保持することが必要になる。また、無菌状態での取り扱いが必要とされる医薬品類においては、医薬品類の有効成分の変質を抑制して医薬品類の効能を維持することが求められる。これらの内容物の品質を保護する際にも、酸素や水蒸気、その他内容物を変質させる気体を遮断するガスバリア性は勿論、それぞれの使用環境でも劣化しない耐久性能を備える包装材料が求められる。
一般に、ガスバリア性フィルムとしては、プラスチックフィルム基材の表面に、酸化珪素、酸化アルミニウム等からなる金属酸化膜を形成した透明性の高いガスバリア性フィルムが実用化されている。下記の特許文献1は、高分子樹脂フィルム上に炭化酸化珪素を有するガスバリア性フィルムである。特許文献2は、透明プラスチック基体上に非晶質の酸化アルミニウム薄膜を設けたガスバリア性フィルムである。
ところが、プラスチック基体に、これらの蒸着膜を単純に積層しても、基材と蒸着層との密着性が十分でなく、レトルト処理やボイル処理、耐環境試験等により、基材と蒸着層との間で簡単に剥離してしまうことも少なくない。このため、基材と蒸着層との密着性を上げるために、基材に対し、プラズマ処理、火炎処理、コロナ処理等の一般的な表面処理を基材表面に施す方法(特許文献3)や、アンカーコート層をウエット法によりコーティングする方法が提案されている(特許文献4、5、6)。中でも減圧プラズマ処理による表面処理方法は、蒸着層成膜プロセスと同一系内(インライン)での処理により、工程の簡素化を実現できる利点がある。
しかし、インラインでの密着プロセスでは、高速な蒸着プロセスと同等な処理速度を必要とするため、十分な密着処理が得られない場合が多い。このため、生産能率が高く、強固な密着力を得られるインラインの密着方法が望まれている。
また、真空蒸着法は、他のドライコーティング技術と比べて、生産性が高いため、低コストが要求される食品包材などのパッケージ用途のガスバリア性フィルムには最適なコーティング方法である。
他のドライコーティング技術、例えば、スパッタリング法や化学気相成長法(CVD)に比べてバリア性能では劣る。したがって、真空蒸着法の、利点である生産性、低コスト等の特徴を活かし、よりバリア性能を向上させることは、常に大きな課題となっている。
特開2008−179104号公報 特開昭62−179935公報 特開2001−322200号公報 特開2006−116703号公報 特開2006−205533号公報 特開2006−321194号公報
本発明は、上記問題を解決するために、高速で処理されるロール状のプラスチック基材上に高速で形成されるドライコーティング層と密着処理のインラインを実現でき、その生産能率が高く、密着耐久性の高いガスバリア性フィルムとその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ウェブ状の基材上にグロープラズマによる表面処理層とガスバリア層とを、この順に形成したガスバリア性フィルムの製造方法であって、
基材が走行する高周波印加電極である金属ロール電極と、この金属ロール電極に対向する対向電極として前記金属ロール電極に対向する面上にS・N極一対以上の磁石を設置した金属ロール電極に沿った形状にて配置された接地電極とを備え、両電極間を結ぶ最短距離をdminとしたとき、dmin≦50mmで設置したプラズマ処理装置を用い、
前記電極間に、窒素、ヘリウム及びアルゴンから選択された1種類以上のガスを導入して、処理空間内の圧力を0.5Pa以上50Pa未満として、30kHz以上30MHz以下の高周波を、前記金属ロール電極に投入する電力(W)と金属ロールの処理部分あるいは開口部の面積(m)の比から算出される電力密度(W/m)と処理時間(sec)の積から求められる値をEpd値と定義した場合、Epd値が、50W・sec/m以上、2000W・sec/m以下となるように高周波電圧を印加することで、電極間にプラズマを発生させて前記金属ロール電極上を走行する基材表面にプラズマ表面処理層を形成する工程と、
このプラズマ表面処理層上に、ドライコーティング法により、酸化アルミニウム(AlOx)からなるガスバリア層を形成する工程と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記プラズマ表面処理層とガスバリア層とを、同一系内で連続して処理することを特徴とする請求項1に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項3に記載の発明は、前記S・N極一対以上の磁石は、ネオジム磁石であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項4に記載の発明は、前記ドライコーティング方法として、真空蒸着法を用いて、更に、蒸着粒子を活性させる手段として、誘導結合プラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電の何れか1つを用いる高密度プラズマを発生させる手段を、前記真空蒸着法と併せて用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項5に記載の発明は、前記酸化アルミニウムは、その化学式AlOxにおいて、xの値が、1.3≦x≦1.9であることを特徴とする請求項1から4のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項6に記載の発明は、前記プラスチックフィルムとしてポリエチレンテレフタレート(PET)を、用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項7に記載の発明は、前記ガスバリア層に、金属アルコキシドと水溶性分子を含む混合溶液を塗布し、加熱乾燥して形成される保護層を形成することを特徴とする請求項1から5のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、前記ガスバリア性フィルム上に、ナイロンフィルムおよびシーラントフィルムの順に接着剤を介して、貼り合わせることを特徴とする請求項1から7のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法である。
請求項9に記載の発明は、ウェブ状の基材上にグロープラズマによる表面処理とガスバリア層とを、この順に形成したガスバリア性フィルムであって、
基材が走行する高周波印加電極である金属ロール電極と、この金属ロール電極に対向電極として前記金属ロール電極の面上にS・N極一対以上の磁石を設置した金属ロール電極に沿った形状にて配置された接地電極とを備え、両電極間を結ぶ最短距離をdminとした時、dmin≦50mmで設置したプラズマ処理装置を用い、
前記電極間に、窒素、ヘリウム及びアルゴンから選択された1種類以上のガスを導入して、処理空間内の圧力を0.5Pa以上50Pa未満として、30kHz以上30MHz以下の高周波を、前記金属ロール電極に投入する電力(W)と金属ロールの処理部分あるいは開口部の面積(m)の比から算出される電力密度(W/m)と処理時間(sec)の積から求められる値をEpd値と定義した場合、Epd値が50W・sec/m以上、2000W・sec/m以下となるように高周波電圧を印加することで、電極間に高密度なプラズマを発生させて、前記金属ロール電極上を走行する基材表面にプラズマ表面処理層を形成し、このプラズマ表面処理層上にドライコーティング法により酸化アルミニウムからなるガスバリア層を形成したことを特徴とするガスバリア性フィルムである。
請求項10に記載の発明は、前記プラズマ表面処理層とガスバリア層とを、同一系内で連続して処理することを特徴とする請求項9に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項11に記載の発明は、前記S・N極一対以上の磁石は、ネオジム磁石であることを特徴とする請求項9から10のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項12に記載の発明は、前記ドライコーティング方法として、真空蒸着法を用いて、更に、蒸着粒子を活性させる手段として、ICPプラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電の何れか1つを用いる高密度プラズマを発生させる手段を、前記真空蒸着法と併せて用いることを特徴とする請求項9から11のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項13に記載の発明は、前記酸化アルミニウムは、その化学式AlOxにおいて、前記xの値が、1.3≦x≦1.9であることを特徴とする請求項9から12のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項14に記載の発明は、前記プラスチックフィルムとしてポリエチレンテレフタレート(PET)を、用いることを特徴とする請求項9から13のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項15に記載の発明は、前記ガスバリア層に、金属アルコキシドと水溶性分子を含む混合溶液を塗布し、加熱乾燥して形成される保護層を形成することを特徴とする請求項9から14のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
請求項16に記載の発明は、前記ガスバリア性フィルム上に、ナイロンフィルムおよびシーラントフィルムの順に接着剤を介して、貼り合わせることを特徴とする請求項9から15のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムである。
本発明によれば、プラスチックフィルムと蒸着膜との密着性が、従来方法よりも大幅に改善されたガスバリア性フィルムを、高い生産効率で提供することができる。また、密着性を上げる効果を得るために、プラスチックフィルムと蒸着層の間に、プラズマ処理による処理層を形成するものである。これにより、レトルト滅菌処理やボイル処理、プレッシャークッカー試験(PCT)、各種環境耐久試験などの後にも、強固な密着を持続することが可能となる。また、高速成膜が可能な蒸着と密着処理をインラインでの処理を可能とする。このため、生産性は大幅に向上する。
本発明のガスバリア性フィルムの一例を示す断面図である。 本発明のガスバリア性フィルムの他の例を示す断面図である。 本発明のガスバリア性フィルムの密着処理層の製造装置の説明図である。 本発明のガスバリア性フィルムの密着処理層の製造装置の説明図である。 本発明のガスバリア性フィルムの製造装置の説明図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明のガスバリア性フィルムの一例を概略的に示す断面図である。このガスバリア性フィルムは、プラスチックフィルム材料からなる基材100の一方の面上に本発明によるプラズマ処理による密着処理層101を介して、蒸着法により作成した酸化アルミニウム(AlOx)からなるバリア層102を形成した構造であり、また、必要に応じてそのバリア層102上に保護層103をさらに形成する構造である。
ここで、基材のプラスチックフィルム100は、特に制限を受けるものではなく、公知のものを使用することができる。ポリエチレンテレフタレート(PET)が特に好適であるが、他にも、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系フィルム、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系フィルム、ナイロン−6、ナイロン−66等のポリアミド系フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルにトリルフィルム、ポリイミドフィルム、セルロース系フィルム等を挙げることができる。また、基材100の表面に、コロナ処理などの表面処理、周知の種々の添加剤や安定剤、例えば帯電防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、滑剤などが使用されていてもよい。
また、基材100の厚さに関しても特に制限を受けるものではないが、中間密着層やバリア層102を成膜する際の加工性や、更には、後加工性を考慮すると、6〜100μmの範囲であることが好ましい。
また、プラスチックフィルム100上には、イオンエッチング処理からなるプラズマ処理を施す。上記のプラズマ処理空間には、窒素、ヘリウム、アルゴンからなる1種類以上の不活性ガスを導入する。好ましくは、反応性が極めて低く、比較的重さのある気体であるアルゴンガスが好ましい。この際、酸素などの反応性の高いガスを導入してプラズマ処理を行うと、プラスチック基材表面上に処理ガスに起因する結合を形成することが多い。このプラズマ処理ガスによる結合手は、プラスチック基材との間で弱い力で結合するため、十分な密着を得られない。従って、このプラズマ処理による結合手が、蒸着層と、十分な密着を示しても、プラスチック基材との間に十分な密着が得られず、密着強度が得られない。
密着処理層101の処理室内は、上記のガスを適宜選択して、圧力を0.5Pa以上50Pa未満となるように調整する。圧力が0.5Pa以下であると、放電が安定しにくく、安定したサンプルを得ることができない。圧力が50Pa以上であると、自己バイアス電圧が下がり、十分なイオンエッチング効果が得られない。また、40Pa以上の領域では、接地電極2に設置した磁石による磁気誘導の効果が弱くなるため、1〜25Paの圧力帯で処理を実施するのが好ましい。
プラズマ発生電源としては、周波数が、30kHz以上30MHz以下のMF〜RF周波数帯の電源を使用する。電源出力は、金属ロール電極に投入する電力(W)と金属ロールの処理部分あるいは開口部の面積(m)の比から算出される電力密度(W/m)と処理時間(sec)の積が、50W・sec/m以上、2000W・sec/m以下となる電力を印加する必要がある。これより弱いと、プラスチック基材上に十分な処理を行うことが出来ない。
次に、密着処理層101上に形成するガスバリア層102について説明する。このガスバリア層102は、酸化アルミニウムをドライコーティング法により形成する。ガスバリア層は、透明性および、酸素、水蒸気等のガスバリア性能を有する層である。好ましくは酸化アルミニウムの化学式をAlOxとしたとき、xの範囲が、1.3≦x≦1.9であることにより、透明性およびガスバリア性を有することができる。
ガスバリア層102の厚さは、用途や構成により最適な条件は異なり、特に制限はないが、一般的には、5〜300nmの範囲内の厚さが、好ましく用いられる。膜厚が5nm未満であると、膜厚が十分ではなく、ガスバリア層としての機能を十分に果たせない。また、膜厚が300nmを超えると、フレキシビリティを保持することが出来ず、薄膜に亀裂が入りやすくなる。また、生産性も悪くなる。性能と生産性も考慮すると、10−200nmの膜厚がより好ましい。
ガスバリア層102を、形成するドライコーティング法は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、化学気相成長法(CVD)などを用いることが可能である。但し、生産性を考慮すれば、真空蒸着法が、最適な生産方法である。真空蒸着法の加熱方法としては、電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導過熱方式のいずれかの方法を用いることが好ましい。また、蒸着膜の緻密性を向上させるために、プラズマやイオンビーム等を用いたアシスト法を採用することも可能である。このようなコーティング処理室の前段に密着処理室を設けることで、インライン(同一系内)で連続して、極めて生産性良く、密着性のよいガスバリア性フィルムを作成することができる。
酸化アルミニウム(AlOx)からなるガスバリア層102を、形成する方法としては、一般に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、化学気相成長法(CVD)などが挙げることができるが、本発明においては、高速成膜が可能で生産性の高い、真空蒸着法が最適である。真空蒸着法における材料の加熱方法としては、高生産性(高い成膜速度)を見込むことができる電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導過熱方式のいずれかの方法を用いることが好ましい。
真空蒸着法によりガスバリア層を形成する際に、高密度プラズマを発生させる手段を併せて用いてもよい。真空蒸着法にて、気化あるいは昇華した蒸着粒子に高エネルギーを有した高密度プラズマを当てることで、膜の緻密性など、膜質を向上させ、蒸着膜のバリア性を大幅に向上させるものである。この際、真空蒸着法は、非常に成膜速度が高いため、成膜時の蒸着粒子の数は非常に多い。蒸着粒子と匹敵する数の高密度プラズマを空間中に送り込む必要がある。このような高密度プラズマを発生させる手段としては、誘導結合(ICP)プラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電の何れか1つを用いることが最適である。
また、無機酸化物からなるガスバリア層102の上に、保護層あるいは、ラミネートなどの後加工適性を向上させるためのオーバーコート層を積層しても構わない。この場合、例えば水溶性高分子を水あるいは水/アルコール混合溶媒で融解させたものに金属アルコキシドを直接あるいはあらかじめ加水分解させるなどの処理を行ったものを混合し、この混合溶液を無機酸化物上に塗布、乾燥して形成することができる。また、混合溶液中にシランカップリング剤等を添加使用してもよい。
図2は、本発明のガスバリア性フィルムの他の例を断面図で示した概略図である。これは、図1で示したガスバリア性フィルムにナイロンフィルム104およびシーラントフィルム105を、接着層106を介して、貼り合わせた構成となっている。図1のガスバリア層102あるいは保護層(オーバーコート層)103の上に、接着層106を介して、ナイロンフィルム104を貼り合わせる。ナイロンフィルム104により、強靭性、柔軟性、耐破裂性などの特性を得られる。
このナイロンフィルム104の厚さに関しても特に制限を受けるものではないが、10〜50μmの範囲であることが好ましい。また、シーラントフィルム105に関しては、機械的強度、ヒートシール強度が強いものが好ましく、無延伸ポリプロピレン(CPP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、アイオノマー、アクリル系共重合樹脂等を使用することができる。
ガスバリア性ベースフィルム110およびナイロンフィルム104およびシーラントフィルム105は、接着層106を介して、ラミネーションを行う。接着層106を形成する接着剤あるいはラミネート方法において特に制限は無いが、二液硬化型のポリウレタン系接着剤を用いて、ドライラミネートすることが、特に好ましい。
図3、図4は、本発明におけるガスバリア性フィルムの密着処理層の製造装置の一例を示すものである。但し、この装置の形態はその図3、図4に示す装置に限定されるものではない。
図3及び図4において示すプラズマ処理装置での金属ロール電極1は、高周波電源3より、MF〜RF帯の高周波電圧が印加される。金属ロール電極1の温度は、20℃から80℃に調整することが好ましい。金属ロール電極1に対して向き合う対向電極としてその金属ロール電極1のロール面に沿った形状にて円弧状(図3の場合)あるいは多面状(図4の場合)の面上に、S・N極一対以上の磁石を設置した接地電極2を、金属ロール電極1の回転方向に沿って該S・N極が交互になるように配置する。図3、図4において、符号5は磁石のN極を示すものであり、符号6は磁石のS極を示すものである。
この場合、両電極間を結ぶ最短距離をdminとした場合、dmin≦50mmで設置する。金属ロール電極処理基材であるプラスチックフィルム100は、カソード側すなわち金属ロール電極1上を走行しながら、密着処理層101が形成される。また、プラスチック基材をカソード側に設置することで、イオンが基材に効率的に衝突する事で強固な密着を得ることができる。この基材と電極配置の位置関係は、リアクティブイオンエッチング(RIE)処理と同様であり、RIE処理装置をそのまま応用展開することも可能である。
図5は、本発明におけるガスバリア性フィルムの製造装置全体を示す。すなわち、共通の真空チャンバ7内にフィルムを搬送するための巻出しロール8と巻取りロール9を配置し、その間に搬送ローラ12を設け、搬送ローラ12による搬送途中にプラズマ処理室10と蒸着処理室11を配設し、密着処理層とガスバリア層の工程を同一真空チャンバ7内で同一系において連続して処理することを行なうようにした。但し、各装置の形態は図5に示すものに限定されるものではない。つまり、本発明によれば、図5のように、密着処理層とガスバリア層の工程を同一系内にて処理が可能である。
以下、本発明の実施例を比較例ともに具体的に説明する。
<実施例1>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理層を以下の条件で形成した。
処理ガス:アルゴン
圧力:20Pa
電源周波数:300kHz
投入電力:150W・sec/m
ラインスピード:90m/min
接地電極の磁石:有り
以上の条件で、密着処理を施した後、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層して、ガスバリアフィルムを作成した。
<実施例2>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理層を以下の条件で形成した。
処理ガス:アルゴン
圧力:20Pa
電源周波数:300kHz
投入電力:1000W・sec/m
ラインスピード:90m/min
接地電極の磁石:有り
以上の条件で、密着処理を施した後、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層して、ガスバリアフィルムを作成した。
<比較例1>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理層を以下の条件で形成した。
処理ガス:アルゴン
圧力:20Pa
電源周波数:300kHz
投入電力:100W・sec/m
ラインスピード:90m/min
接地電極の磁石:なし
以上の条件で、密着処理を施した後、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層して、ガスバリアフィルムを作成した。
<比較例2>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理層を以下の条件で形成した。
処理ガス:アルゴン
圧力:20Pa
電源周波数:300kHz
投入電力:2500W・sec/m
ラインスピード:90m/min
接地電極の磁石:有り
以上の条件で、密着処理を施した後、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層して、ガスバリアフィルムを作成した。
<比較例3>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理層を以下の条件で形成した。
処理ガス:酸素
圧力:20Pa
電源周波数:300kHz
投入電力:500W・sec/m
ラインスピード:90m/min
接地電極の磁石:有り
以上の条件で、密着処理を施した後、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層して、ガスバリアフィルムを作成した。
<比較例4>
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムの未処理面に、密着処理を施さずに、直接、電子線加熱方式による真空蒸着により厚さ20nmの酸化アルミニウム膜を積層してガスバリアフィルムを作成した。
上記の実施例および比較例で作成したフィルム上に、下記に示すA液とB液を配合比(wt%)で6/4に混合した溶液を作成し、グラビアコート法により塗布乾燥し、厚さ0.4μmの保護層を形成した。
A液:テトラエトキシシラン10.4gに塩酸(0.1N)89.6gを加え、30分間撹拌し加水分解させた固形分3wt%(SiO換算)の加水分解溶液とした。
B液:ポリビニルアルコールの3wt%水/イソプロピルアルコール溶液(水:イソプロピルアルコール重量比で90:10)とした。
更に、二液硬化型ポリウレタン系接着剤を用いて、ドライラミネートにより、上記ガスバリア性フィルム/延伸ナイロン(15μm)/未延伸ポリプロピレン(70μm)の積層サンプルを作成した。
<評価1 ガスバリア性>
上記積層サンプルを、A4サイズに切り出し、水道水200ccを入れて、袋状に密閉して、121℃で30分間レトルト殺菌処理を実施した。レトルト処理後、24時間後およびレトルト処理をしなかった場合(レトルト処理前)のガスバリア性を酸素透過度測定装置(MOCON OX−TRAN2/20 23℃0%Rh)を用いて、測定した。結果を表1に示す。
Figure 2013204123
<評価2 密着性>
上記積層サンプルを、A4サイズに切り出し、水道水200ccを入れて、袋状に密閉して、121℃で30分間レトルト殺菌処理を実施した。レトルト処理後、2時間以内に、15mm幅に切断したサンプルのガスバリア性フィルムとナイロン間の180度剥離のラミネート強度を測定した。試験にはオリエンテック社製テンシロン万能試験機RTC−1250を用いた。また、剥離速度は、300mm/minとして、測定の際には測定部位を水で湿潤させながら行った。結果を上記表1に示す。
実施例1・2で作成したガスバリア性フィルムは、比較例と比べ、レトルト処理後も良好なバリア性能を示し、十分な密着性能を示した。
本発明によるガスバリア性フィルムの産業上の利用可能性は、食品や医薬品等の包装分野や太陽電池のバックシートに用いられるガスバリアフィルムが考えられる。
1…金属ロール電極
2…接地電極
3…高周波電源
4…ガス導入管
5…磁石N極
6…磁石S極
7…真空チャンバ
8…巻出しロール
9…巻取りロール
10…プラズマ処理室
11…蒸着処理室
100…プラスチックフィルム
101…密着処理層
102…ガスバリア層
103…保護層
104…ナイロンフィルム
105…シーラントフィルム
106…接着層
110…ガスバリア性ベースフィルム

Claims (16)

  1. ウェブ状の基材上にグロープラズマによる表面処理層とガスバリア層とを、この順に形成したガスバリア性フィルムの製造方法であって、
    基材が走行する高周波印加電極である金属ロール電極と、この金属ロール電極に対向する対向電極として前記金属ロール電極に対向する面上にS・N極一対以上の磁石を設置した金属ロール電極に沿った形状にて配置された接地電極とを備え、両電極間を結ぶ最短距離をdminとしたとき、dmin≦50mmで設置したプラズマ処理装置を用い、
    前記電極間に、窒素、ヘリウム及びアルゴンから選択された1種類以上のガスを導入して、処理空間内の圧力を0.5Pa以上50Pa未満として、30kHz以上30MHz以下の高周波を、前記金属ロール電極に投入する電力(W)と金属ロールの処理部分あるいは開口部の面積(m)の比から算出される電力密度(W/m)と処理時間(sec)の積から求められる値をEpd値と定義した場合、Epd値が、50W・sec/m以上、2000W・sec/m以下となるように高周波電圧を印加することで、電極間にプラズマを発生させて前記金属ロール電極上を走行する基材表面にプラズマ表面処理層を形成する工程と、
    このプラズマ表面処理層上に、ドライコーティング法により、酸化アルミニウム(AlOx)からなるガスバリア層を形成する工程と、
    を具備することを特徴とするガスバリア性フィルムの製造方法。
  2. 前記プラズマ表面処理層とガスバリア層とを、同一系内で連続して処理することを特徴とする請求項1に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  3. 前記S・N極一対以上の磁石は、ネオジム磁石であることを特徴とする請求項1から2のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  4. 前記ドライコーティング方法として、真空蒸着法を用いて、更に、蒸着粒子を活性させる手段として、誘導結合プラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電の何れか1つを用いる高密度プラズマを発生させる手段を、前記真空蒸着法と併せて用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  5. 前記酸化アルミニウムは、その化学式AlOxにおいて、xの値が、1.3≦x≦1.9であることを特徴とする請求項1から4のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  6. 前記プラスチックフィルムとしてポリエチレンテレフタレート(PET)を、用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  7. 前記ガスバリア層に、金属アルコキシドと水溶性分子を含む混合溶液を塗布し、加熱乾燥して形成される保護層を形成することを特徴とする請求項1から6のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  8. 前記ガスバリア性フィルム上に、ナイロンフィルムおよびシーラントフィルムの順に接着剤を介して、貼り合わせることを特徴とする請求項1から7のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルムの製造方法。
  9. ウェブ状の基材上にグロープラズマによる表面処理とガスバリア層とを、この順に形成したガスバリア性フィルムであって、
    基材が走行する高周波印加電極である金属ロール電極と、この金属ロール電極に対向電極として前記金属ロール電極の面上にS・N極一対以上の磁石を設置した金属ロール電極に沿った形状にて配置された接地電極とを備え、両電極間を結ぶ最短距離をdminとした時、dmin≦50mmで設置したプラズマ処理装置を用い、
    前記電極間に、窒素、ヘリウム及びアルゴンから選択された1種類以上のガスを導入して、処理空間内の圧力を0.5Pa以上50Pa未満として、30kHz以上30MHz以下の高周波を、前記金属ロール電極に投入する電力(W)と金属ロールの処理部分あるいは開口部の面積(m)の比から算出される電力密度(W/m)と処理時間(sec)の積から求められる値をEpd値と定義した場合、Epd値が50W・sec/m以上、2000W・sec/m以下となるように高周波電圧を印加することで、電極間に高密度なプラズマを発生させて、前記金属ロール電極上を走行する基材表面にプラズマ表面処理層を形成し、このプラズマ表面処理層上にドライコーティング法により酸化アルミニウムからなるガスバリア層を形成したことを特徴とするガスバリア性フィルム。
  10. 前記プラズマ表面処理層とガスバリア層とを、同一系内で連続して処理することを特徴とする請求項9に記載のガスバリア性フィルム。
  11. 前記S・N極一対以上の磁石は、ネオジム磁石であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のガスバリア性フィルム。
  12. 前記ドライコーティング方法として、真空蒸着法を用いて、更に、蒸着粒子を活性させる手段として、ICPプラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電の何れか1つを用いる高密度プラズマを発生させる手段を、前記真空蒸着法と併せて用いることを特徴とする請求項9から11のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルム。
  13. 前記酸化アルミニウムは、その化学式AlOxにおいて、前記xの値が、1.3≦x≦1.9であることを特徴とする請求項9から12のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルム。
  14. 前記プラスチックフィルムとしてポリエチレンテレフタレート(PET)を、用いることを特徴とする請求項9から13のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルム。
  15. 前記ガスバリア層に、金属アルコキシドと水溶性分子を含む混合溶液を塗布し、加熱乾燥して形成される保護層を形成することを特徴とする請求項9から14のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルム。
  16. 前記ガスバリア性フィルム上に、ナイロンフィルムおよびシーラントフィルムの順に接着剤を介して、貼り合わせることを特徴とする請求項9から15のいずれかの請求項に記載のガスバリア性フィルム。
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