JP2013202198A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる先読み演出の幅を拡げることでより遊技の興趣を向上したパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、最新の特図保留以外の特図保留のうちの少なくともいずれかを読み出して当否を判定する先読み手段217と、先読み手段217が判定した特図保留の当否結果に応じて、その特図保留に対応する特図保留表示の外観を変化させることにより大当たりの当否結果を事前に報知する事前報知手段202と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、大当たり状態を発生させるか否かの大当たり抽選を実行し、当選に応じて大当たり状態を発生させるパチンコ遊技機に関する。
従来より、入賞口への玉の入賞に応じて大当たり抽選を実行し、その抽選結果に応じた図柄変動を行うことで抽選結果を遊技者に報知するパチンコ遊技機が知られている。このようなパチンコ遊技機の中には、図柄変動中に玉が入賞すると抽選結果を保留して図柄表示部に特図保留表示を追加表示することにより保留数を示す機種もある。さらに、特図保留表示の追加表示によって保留数を示す際、事前に抽選結果を判定し、その判定結果に応じた表示色の特図保留表示を表示することで、図柄変動前に大当たりの抽選結果を予告する演出が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、前記従来のパチンコ遊技機では、次のような問題がある。すなわち、特図保留表示の追加表示によって保留数を示すに当たって、事前に抽選結果を判定し、その判定結果に応じた表示色の特図保留表示を追加表示するだけでは、遊技の興趣を高めるのに十分ではない。
特開2008−49172号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、いわゆる先読み演出の幅を拡げることでより遊技の興趣を向上したパチンコ遊技機を提供することを目的とする発明である。
本発明は、所定の始動条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、
前記抽選手段による抽選結果の当否を判定する当否判定手段と、
前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限値まで記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を記憶された順に1つずつ読み出す読出手段と、
前記記憶手段が前記特図保留を記憶した場合に当該特図保留に対応する特図保留表示を追加して、前記読出手段が前記特図保留を読み出した場合に当該特図保留に対応する前記特図保留表示を消去する特図保留表示手段と、
前記読出手段が前記特図保留を読み出した場合に、当該特図保留の当否結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
当該特図保留の当否結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
前記記憶手段が複数の前記特図保留を記憶している場合において、当該複数の前記特図保留のうち直近に記憶された特図保留以外の特図保留の当否結果に応じて当該特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知する事前報知手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項1)。
本発明のパチンコ遊技機では、読み出し前であって記憶された時点が直近の特図保留以外の特図保留の当否結果に応じて、対応する特図保留表示の外観の変化によってその当否結果が事前に報知される。特定の特図保留に着目した場合、前記所定の始動条件の成立に応じて記憶された後、次の特図保留が記憶されるまでの期間は、前記読出手段による最終的な読み出し前にその当否結果が報知されることがない一方、その期間の経過後、最終的な読み出しが行われるまでの間に前記事前報知手段によってその当否結果が報知される可能性がある。
本発明における事前報知手段による特図保留の当否結果の報知タイミングは、その特図保留が新たに記憶された時点ではなく、次の特図保留が記憶されてからのタイミングとなっている。本発明のパチンコ遊技機では、前記事前報知手段による特図保留の当否結果の事前報知のタイミングにバリエーションが付与され演出の幅が拡くなっている。
このように本発明のパチンコ遊技機では、特図保留の当否結果の事前報知のタイミングに応じて演出の幅が拡げられ遊技の興趣が一層向上されている。
本発明におけるパチンコ遊技機としては、入賞に応じてパチンコ玉等の遊技媒体が払い出されるパチンコ遊技機であっても良いが、遊技媒体の払出を伴わない、いわゆる封入式のパチンコ遊技機であっても良い。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機が備える記憶手段が複数の前記特図保留を記憶している場合において、当該複数の前記特図保留のうち直近に記憶された特図保留以外の特図保留のうち一部又は全部の前記対象特図保留を前記事前報知手段の報知対象として決定する報知対象決定手段を備え、
前記事前報知手段は前記報知対象決定手段が報知対象として決定した前記特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知する(請求項2)。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機が備える記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留についての前記所定の事前報知条件を設定する設定手段を備え、
前記事前報知手段は前記特図保留が記憶された後さらに別の特図保留が記憶されてから前記読出手段が先に記憶された当該特図保留を読み出すまでの期間内において前記所定の事前報知条件が成立した場合に、当該特図保留の当否結果に応じて当該特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知する(請求項3)。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機が備える設定手段は前記記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留を記憶してからさらに所定数の特図保留を記憶することを前記所定の事前報知条件として設定する(請求項4)。
例えば、抽選結果を特図保留として記憶する際、あと2つ特図保留を記憶したら事前報知を実行する等の事前報知条件を設定できる。その特図保留の事前報知は、前記読出手段により読み出し前にこの事前報知条件が成立したときに実行される。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機が備える設定手段は前記記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留を記憶してから前記読出手段が所定数の前記特図保留を読み出すことを前記所定の事前報知条件として設定する(請求項5)。
例えば、抽選結果を特図保留として記憶する際、前記読出手段があと2つ特図保留を読み出したときに事前報知を実行する等の事前報知条件を設定できる。その特図保留の事前報知は、前記読出手段による読み出し前にこの事前報知条件が成立したときに実行される。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機は、遊技者が行う所定の操作を検出する操作検出手段を備え、
前記事前報知手段は前記操作検出手段が前記所定の操作を検出した場合に前記特図保留の当否結果を報知する(請求項6)。
この場合には、前記事前報知手段による事前報知に対して、遊技者を積極的に関与させることができ、遊技の興趣を向上できる。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機が備える事前報知手段は、複数種類の演出パターンのうちのいずれかを選択して前記特図保留の当否結果を報知し、
当選の特図保留が含まれている旨の当否結果を報知するに際して、全ての特図保留の中で当選の特図保留が何番目に古いものかに応じて、前記複数種類の演出パターンのうちの各演出パターンの選択確率が相違している(請求項7)。
この場合には、前記特図保留の当選を報知する際の演出のバリエーションを拡大できると共に、実行される演出パターンに応じていずれの特図保留が当選かを推測するという遊技上の楽しみを生み出すことができる。
本発明の好適な一態様のパチンコ遊技機は、前記先読み手段による特図保留の読み出しを行うか否かを抽選により決定するための先読み抽選を実行する先読み決定手段を備え、
前記先読み手段は、前記先読み抽選に当選したときに特図保留の読み出しを行う。
この場合には、前記先読み手段により特図保留が読み出されるタイミングに意外性を与えることで演出の幅を一層拡張でき、遊技の興趣を向上できる。
実施例における、パチンコ遊技機を示す正面図。 実施例における、表示装置を示す正面図。 実施例における、パチンコ遊技機の電気的な構成を示すシステム図。 実施例における、演出テーブルの適用条件を示す説明図。 実施例における、演出パターンの選択確率を示す説明図。 実施例における、特図保留記憶処理の流れを示すフロー図。 実施例における、特図保留読出処理の流れを示すフロー図。 実施例における、先読み演出(全演出パターン共通)のスタートシーンを示す説明図。 実施例における、演出パターン1の先読み演出で特図保留マークに玉が入賞する様子を示す説明図。 実施例における、演出パターン1の先読み演出による変動表示を示す説明図。 実施例における、演出パターン1の先読み演出中に実行される先読み報知演出の様子を示す説明図。 実施例における、演出パターン2の先読み演出により玉がハズレとなる様子を示す説明図。 実施例における、演出パターン3の先読み演出でチャンス孔に玉が入賞する様子を示す説明図。 実施例における、演出パターン3の先読み演出中に実行される先読み報知演出の様子を示す説明図。 実施例における、その他の演出パターンの先読み演出の様子を示す説明図。 実施例における、その他の演出パターンの先読み演出の様子を示す説明図。 実施例における、その他の演出パターンの先読み演出の様子を示す説明図。 実施例における、その他の演出パターンの先読み演出の様子を示す説明図。 実施例における、その他の演出パターンの先読み演出の様子を示す説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例)
本例は、特図保留の先読み演出を実行するパチンコ遊技機1に関する例である。この内容について、図1〜図19を用いて説明する。
本例のパチンコ遊技機1は、図1に示す外観的な構成を備えている。パチンコ遊技機1は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13と、開閉扉13の内側の遊技盤の盤面に形成された略円形状の遊技領域130と、遊技領域130の下部両側に配置された一対のスピーカ131と、遊技領域130の下側に設けられた上皿135及び下皿137と、上皿135の右下に配置された発射ハンドル134と、を備えている。
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側のヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ136と、が設けられている。
発射ハンドル134は、遊技領域130への玉の打ち出し強さを調整するための操作ハンドルである。発射ハンドル134は、図示しないスプリングにより左回転方向の初期位置に向けて付勢されている。初期位置に発射ハンドル134が位置する場合の打ち出し強さはゼロであり、この状態では玉は発射されない。発射ハンドル134が右回転方向に操作されたとき、内部の発射装置421により玉が発射される。発射ハンドル134の操作量が大きくなるほど、玉の打ち出し強さが強くなる。発射ハンドル134は、玉の発射を一時停止するための発射停止ボタン(図示略)を備えている。発射停止ボタンを操作すれば、玉の発射を一時停止できる。
上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れるための受け皿である。上皿135は、遊技者側に向けて張り出すように形成されている。上皿135の玉は、図示しない供給通路を経由して発射装置421に供給されるようになっている。上皿135の外周枠の上面には、先読み演出等に利用される演出ボタン132が配設されている。
下皿137は、上皿135の玉が一杯になったときに賞球を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿135の玉を回収するための受け皿である。
遊技領域130は、遊技媒体であるパチンコ玉が流下する領域である。遊技領域130には、液晶表示部190を含む表示装置19を中心として、左側に通過ゲート141等が配置され、下側に始動口12や大入賞装置16等が配置されている。遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するための玉排出口138が開口している。
遊技領域130の左縁には、普図表示部181及び普図保留表示部182が配置され、右縁には、特図表示部180が配置されている。なお、本例のパチンコ遊技機1では、始動口12、大入賞装置16、図示しない一般入賞口の入賞に応じた払出玉数が、それぞれ、3個、15個、7個に設定されている。
通過ゲート141は、通過玉を検知するゲートである。玉を通過させるのみの通過ゲート141には、賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート141が通過玉を検知すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。
始動口12は、大当たりの当否判定(以下、大当たり判定という。)の契機となる入賞口である。始動口12は、一対の可動羽根121を開口部120に設けた電チュー(電動チューリップ)である。通常時の一対の可動羽根121は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図1中、点線で示す状態。)にある。この状態では、上方に向けて開口する玉1個分の隙間を介してのみ、玉が入賞可能である。一方、相互に離隔するように回動した一対の可動羽根121(図1中、実線で示す状態。)は、開口部120への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。この状態では、始動口12への入賞が容易に発生する。始動口12は、普図判定の当選に応じて可動羽根121を開放する。可動羽根121の開放時間は、通常状態において0.2秒×1回、確変状態及び時短状態において1.5秒×3回となっている。始動口12に玉が入賞すると、大当たり判定用の抽選用乱数が抽出され、大当たり判定が実行される。
大入賞装置16は、大入賞口160を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。この大入賞装置16は、始動口12の下側に配置されている。大入賞装置16は、横長略矩形状を呈する大入賞口160と、該大入賞口160の下辺の回りを手前に回動する蓋部材161と、を有している。大入賞装置16では、遊技領域130をなす盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置したときに大入賞口160が閉鎖状態となる。一方、蓋部材161が手前に回動したときに大入賞口160が開放状態となる。このように回動した蓋部材161は、玉を大入賞口160へ導くための受け皿となる。
普図表示部181は、普図判定の結果の表示部である。本例の普図表示部181は、1つのLEDにより構成されている。普図表示部181は、LEDの点滅により変動動作を表示する。普図表示部181は、普図判定で当選したとき、最終的にLEDを点灯させ、ハズレのときLEDを消灯させる。なお、普図変動時間は、通常状態下で30秒、時短状態を伴って発生する確変状態では1秒となっている。
普図保留表示部182は、普図判定用に保留された抽選用乱数の表示部である。普図保留表示部182は、4つのLEDが縦に連設された表示部である。普図保留表示部182は、LEDの点灯個数により保留数(上限保留数4個)を表示する。
特図表示部180は、大当たり判定の結果(当否結果)の表示部である。本例の特図表示部180は、2桁の記号を変動表示した後、何れかの記号を停止表示することで大当たり判定の結果を表示する。特図表示部180に停止表示される記号(特図停止図柄)は、ハズレ及び大当たりに対応して複数パターンずつ設定され、大当たり判定の結果に応じて何れかの変動パターンが決定される。停止表示される記号は停止時間が1秒間と短く、一般の遊技者にとっては、特図停止図柄に応じて大当たり判定の結果を把握することは難しくなっている。遊技中では液晶表示部190の図柄変動により各種の遊技演出が実行されるので、専ら特図表示部180に注目して大当たり判定の結果を把握しようとする遊技者は少ないというのが実情である。
表示装置19は、図1及び図2に示すごとく、略中央に液晶表示部190が配置された表示装置である。この表示装置19は、大当たり判定の結果を遊技者に分かり易く報知する特図演出を実行する図柄変動手段201、大当たり判定用に保留された抽選用乱数である特図保留の個数を示す特図保留表示部(特図保留表示手段)192、図柄変動手段201が特図演出を実行する前に特図保留の当否結果を報知(先読み演出)する事前報知手段202としての機能を備えている。
特図保留表示部192は、液晶表示部190の表示画面191の下部に略等間隔で表示される特図保留マーク195により構成されている。特図保留表示部192は、特図保留マーク195の表示個数により保留数(上限保留数4個)を表示する。本例の特図保留マーク195は、入賞口のアニメ画像であり、その前面には文字を変動表示する変動領域195Rが設けられている。変動領域195Rには、通常、「G」の文字が表示されている。
事前報知手段202としての表示装置19は、4個の特図保留マーク195のほか、4個の特図保留マーク195に沿って描画された玉の転動レール196、クルーン(チャンス孔197Cを含む複数の孔のうちのいずれかに入賞玉を振り分ける役物)のアニメーション(以下、クルーン197)等を表示し、先読みの当否結果の報知等のための先読み演出を実行する。
先読み演出は、特図保留マーク195やクルーン197に向けて転動レール196を転がる玉のアニメーションを利用して行われる。本例の先読み演出は、特図保留マーク195の表示サイズの変化や、変動領域195Rにおける変動表示や、クルーン197の下から現れるキャラクタのアニメーション(以下、キャラクタ画像198、図14を参照して後述。)等を利用することで、先読みの当否結果を報知等する際の演出の幅が拡張されている。なお、事前報知手段202による先読み演出の具体的な内容については、後で詳しく説明する。
図柄変動手段201は、液晶表示部190に図柄を変動表示する特図演出を実行し、停止表示された図柄(演出停止図柄)の組合せに応じて大当たり判定の結果を報知する。大当たり当選の場合、所定の図柄変動時間に渡る図柄の変動表示後、ゾロ目の3桁の数字を表示する。
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、図3を用いて説明する。パチンコ遊技機1は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉の払出を制御する払出制御回路41、玉の打込を制御する発射制御回路42、遊技演出を制御する副制御回路43、液晶表示部190を制御する表示制御回路44、入賞玉あるいは通過玉の検出器51〜53、始動口(電チュー)12を開放する電チューソレノイド56、大入賞装置16を開放させる大入賞ソレノイド55、特図表示部180や普図表示部181等を構成する各種のLED45、及び電力供給のための電源回路46等が電気的に接続されている。
入賞玉あるいは通過玉の検出器としては、図1及び図3に示すごとく、通過ゲート141の通過玉を検出するゲート通過検出器51、始動口12への入賞玉を検出する始動入賞検出器52、及び大入賞装置16への入賞玉を検出する大入賞検出器53がある。
電チューソレノイド56は、始動口12の可動羽根121を開閉するためのソレノイドである。
大入賞ソレノイド55は、大入賞装置16の蓋部材161を回動させて、大入賞装置16を入賞可能な状態とするソレノイドである。
払出制御回路41は、主回路20からの指示を受けて払出装置411を制御し、所定数の玉の払出を実行させる制御回路である。
発射制御回路42は、発射ハンドル134の操作量に応じて発射装置421を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする制御回路である。
副制御回路43には、駆動アンプを含むスピーカ装置431、装飾ランプ136などの装飾ランプ類432、及び液晶表示部190の表示等を制御する表示制御回路44が電気的に接続されている。
主回路20は、図3に示すごとく、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、図示しない大当たり判定用の抽選テーブル及び普図判定用の抽選テーブルを記憶する抽選テーブル記憶手段221、先読み演出用の演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段222、演出パターンを選択するための演出テーブルを記憶する演出テーブル記憶手段223としての機能を備えている。
大当たり判定用の抽選テーブルでは、所定範囲の乱数のうち、通常状態における大当たりの当選乱数、及び確変状態における大当たりの当選乱数が規定されている。大当たり判定用の抽選テーブルでは、通常状態における大当たりの当選確率が1/300、確変状態における大当たりの当選確率が1/50となっている。なお、本例では、これらの当選乱数は、全て確変大当たり(特定大当たり)に対応する確変当選乱数となっており、大当たりのうちの確変大当たりの割合が100%となっている。
普図判定用の乱数テーブルでは、所定範囲の乱数のうち、通常状態における大当たりの当選乱数、及び確変状態における大当たりの当選乱数が規定されている。普図判定用の乱数テーブルでは、通常状態及び時短状態における当選確率が1/30、確変状態における当選確率が29/30となっている。
演出パターン記憶手段222は、先読み演出用の複数種類の演出パターンを記憶する手段である。本例の演出パターン記憶手段222は、以下の演出パターンを記憶している。 演出パターン1:いずれかの特図保留マーク195(図2参照。)に玉が入賞する演出パターン。
演出パターン2:いずれの特図保留マーク195にも玉が入賞しない演出パターン。
演出パターン3:クルーン197のチャンス孔197Cに玉が入賞する演出パターン。
演出パターン4:クルーン197の一般孔197Lに玉が入賞する演出パターン。
先読み演出の演出パターン1は、演出ボタン132の操作に応じて、先読み大当たりの期待度を報知する先読み報知演出が実行されるパターンである。また、演出パターン3は、先読み報知演出が必ず実行されるパターンである。一方、演出パターン2及び4は、先読み報知演出が実行されないパターンである。
なお、各演出パターンの詳しい内容については、具体的な演出を例示しながら後で詳しく説明する。
演出テーブル記憶手段223は、先読み演出の演出パターンを選択するための演出テーブルを記憶している。演出テーブルとしては、図4の適用テーブルに示すごとく、適用条件が異なるA〜Hのテーブルがある。演出テーブルA〜Dは、先読みした特図保留に大当たりがある場合に適用されるテーブルである。演出テーブルE〜Hは、先読みした特図保留が全てハズレの場合に適用されるテーブルである。
各演出テーブルA〜Hでは、上記の演出パターン1〜4の選択確率が図5のように設定されている。同図から知られるように、先読みした特図保留の中に大当たりが有る場合には、演出パターン1、3の選択確率が高く設定され、ハズレの場合には、演出パターン2、4の選択確率が高く設定されている。
RAM24は、図3のごとく、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、各4データ分の特図保留エリア241及び普図保留エリア242が割り当てられている。特図保留エリア241は、大当たり判定用の特図保留を記憶する記憶手段を構成している。普図保留エリア242は、普図判定用の保留乱数の記憶領域である。
乱数抽出部26は、大当たり判定及び普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選手段を構成している。乱数抽出部26は、乱数発生部27が発生する乱数の中から当否判定に適用する抽選用乱数を抽出する。乱数抽出部26は、ゲート通過検出器51による通過玉の検出に応じて普図判定用の抽選用乱数を抽出し、始動入賞検出器52による入賞玉の検出に応じて大当たり判定用の抽選用乱数を抽出する。
本例の主回路20は、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現する。
保留手段211は、乱数抽出部26が抽出した大当たり判定用及び普図判定用の抽選用乱数を保留する手段である。特図保留エリア241内の保留数が0〜3個であれば、保留手段211は、抽出された抽選用乱数を特図保留エリア241に格納する。一方、保留数が4個である場合には、抽選用乱数を特図保留エリア241に格納することなく消去する。なお、普図判定用の抽選用乱数についても同様に取り扱われる。
読出手段212は、特図保留を読み出す手段である。読出手段212は、図柄変動手段201による図柄変動が停止中であって、かつ、大当たり状態の発生中ではないとき、特図保留の読み出しを実行する。読出手段212は、特図保留エリア241に記憶された特図保留の中から記憶されたタイミングが最も古い特図保留を大当たり判定用に最終的に読み出しする。読出手段212が特図保留を読み出したとき、その特図保留が特図保留エリア241から消去されると共に、特図保留表示部192(図2)では特図保留マーク195が1つ消去される。
なお、特図保留数がゼロであって、かつ、特図演出の非実行中で直ちに特図演出を開始可能な状態で大当たり判定用の抽選用乱数が抽出されたとき、保留手段211はこの抽選用乱数を一旦、特図保留エリア241に格納する。この特図保留は、特図保留マーク195の表示を伴うことなく、読出手段212によって直ちに読み出され特図演出が開始される。
当否判定手段213は、大当たりの当否を決定するための大当たり判定を実行する手段である。当否判定手段213は、読出手段212が読み出した特図保留と大当たり判定用の抽選テーブルを照合することで大当たり判定を実行し、当選乱数と一致した場合に当選と判定する。なお、普図判定についても、上記の大当たり判定と同様に抽選処理を実行する。
大当たり状態発生手段214は、大当たり状態を発生させる手段である。大当たり状態発生手段214は、読出手段212が読み出した特図保留が大当たりの当選乱数であって、これにより当否判定手段213が大当たりと判定したとき、大当たり状態を発生させる。大当たり状態は、大入賞口160が開口する遊技ラウンドが15回繰り返される非常に有利な状態である。
特定状態発生手段215は、確変状態(特定状態)を発生させる手段である。特定状態発生手段215は、大当たり状態の終了後に確変状態を発生させ、その後、特図表示部180が70回転(70回の変動表示)したときに確変状態を終了させる。確変状態下では、大当たりの当選確率が高くなり有利である。なお、本例の確変状態は、図柄変動手段201、特図表示部180及び普図表示部181の図柄変動時間が短縮される時短状態を伴って発生する。
先読み決定手段216は、特図保留の先読み演出を実行するか否かを決定するための先読み抽選を実行する手段である。先読み決定手段216は、始動口12への入賞に応じて特図保留マーク195が追加表示されるときに先読み抽選を実行する。本例では、先読み抽選の当選確率がおよそ70%に設定されている。なお、特図演出が非実行中であって、かつ、特図保留数がゼロであるときには、始動口12に入賞しても特図保留マーク195が追加表示されることがなく先読み抽選は実行されない。
先読み手段217は、特図保留エリア241に記憶されている特図保留を読出手段212が読み出す前に読み出して(先読み)当否判定を行う手段である。先読み手段217は、先読み抽選の当選に応じて特図保留を参照して先読みし、その中に大当たりの当選乱数が有るか、全てハズレかを判定する。なお、本例の先読み手段217は、大当たりの当選乱数が見つかるまで古い特図保留から順番に先読し、大当たりの当選乱数が見つかったときに先読みを中断する。なお、直近に記憶された特図保留については、先読みの対象から除外されている。先読み手段217は、特図保留の中に大当たりの当選乱数が有ったときに先読み大当たりとし、無かったときにハズレの当否結果を出力する。この当否結果の中には、大当たりの特図保留が何番目に古いものかの情報が含まれている。
演出テーブル選択手段218は、先読みの当否結果などに応じて、演出テーブルA〜Hの中のいずれかの演出テーブルを選択する手段である。例えば、特図変動中であって、かつ、1番古い特図保留が大当たりの場合には、図4の適用テーブルを用いて演出テーブルAが選択される。また、例えば、特図変動中であって、かつ、4個の特図保留が全てハズレの場合には演出テーブルHが選択される。
演出決定手段219は、選択された演出テーブルを用いて先読み演出の演出パターンを決定する手段である。上述したように、本例では、先読み大当たりの場合には、演出パターン1、3が選択される可能性が高くなり、ハズレの場合には、演出パターン2、4が選択される可能性が高くなっている(図5参照。)。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1が実行する内部処理について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、始動口12への入賞に応じて実行される特図保留記憶処理の流れを示すフロー図である。図7は、特図保留読出処理の流れを示すフロー図である。
特図保留記憶処理では、図6のごとく、始動口12への入賞検知が待機される(S101)。始動口12への入賞が検知された場合には(S101:YES)、抽選手段26により大当たり判定用の抽選用乱数が抽出されて特図保留として記憶されると共に(S102)、先読み演出を実行するか否かを決定するための先読み抽選が実行される(S103)。
先読み抽選に当選している場合には(S104:YES)、以下のステップS105〜S107、P10の処理が実行される。一方、先読み抽選がハズレの場合には(S104:NO)、ステップS105〜S107、P10の処理がパスされ、再度、新たな始動入賞が待機される(S101)。
先読み抽選に当選している場合には(S104:YES)、古い特図保留から順番に先読みされ、大当たりの当選乱数であるか否かが判定される(S105)。特図保留の中に大当たりの当選乱数が有ったか否か、大当たりの特図保留が何番目に古いものか等の先読みの当否結果に基づいて図4の適用テーブルが参照され、演出テーブルが選択される(S106)。そして、その演出テーブルに規定された選択確率(図5)で先読み演出の演出パターンが決定され(S107)、先読み演出処理P10によりその演出パターンによる先読み演出が実行される。
次に、特図保留読出処理では、図7のごとく、特図保留が記憶されており(S201:YES)、かつ、大当たり状態の発生中でも特図変動中ではないとき(S202:NO、S203:NO)、特図保留のうちで記憶された時点が最も古い特図保留が読み出される(S204)。読み出された特図保留について大当たりの当否が判定され(S205)、その当否結果に応じて特図変動処理P20が実行される。
次に、先読み演出の内容を説明する。
本例のパチンコ遊技機1では、特図演出の実行中でなく、大当たり状態の発生中でもないときに始動口12に玉が入賞すると、液晶表示部190の表示画面191上で大当たり判定の結果を報知するための特図演出が開始される。この場合、大当たり判定の抽選用乱数が一旦、特図保留として記憶されるものの、直ちに読出手段212により読み出されて当否判定がなされるので、特図保留マーク195は追加表示されない。
一方、特図演出の実行中に始動口12への入賞が発生した場合には、大当たり判定の抽選用乱数が特図保留として記憶されると共に特図保留マーク195が1個追加表示され、先読み抽選が実行される。先読み抽選に当選した場合には、古い特図保留から順に先読みで読み出され、当否判定が実行される。大当たり当選の特図保留が有った場合、その特図保留が何番目に古いものかに応じて演出テーブルA〜Dのうちの何れかが選択され(図4参照。)、その選択された演出テーブルを利用して先読み演出の演出パターンが決定される(図5参照。)。なお、特図保留の中に大当たり当選が見つかった場合、先読みが中断されて残りの特図保留についての当否判定がキャンセルされる。
一方、先読みした特図保留の中に大当たりが無かった場合には、特図保留数に応じて演出テーブルE〜Hのうちの何れかが選択され(図4参照。)、その選択された演出テーブルを利用して先読み演出の演出パターンが決定される(図5参照。)。
先読み演出が開始されると、転動レール196をつたって玉194が転がり出てくるアニメーションの表示が液晶表示部190によって開始される(図8参照。)。このときの玉194の行方は、先読み演出用に選択された演出パターンに応じて異なってくる。本例では、図5のごとく、選択される演出パターンの種類に応じて、先読み大当たりに対する期待度が異なっている。同図から知られるように、特図保留マーク195に入賞する演出パターン1、及びクルーン197のチャンス孔197Cに入賞する演出パターン3は、先読み報知演出を発生可能であると共に、先読み大当たりの期待度が高い演出パターンである。玉が入賞しない演出パターン2、及びクルーン197の一般孔197Lに入賞する演出パターン4は、先読み報知演出が実行されない演出パターンであると共に、先読み大当たりの期待度が低い演出パターンである。
まず、演出パターン1が選択された場合の先読み演出について説明する。演出パターン1が選択された場合には、転がり出てきた玉が大当たりの特図保留に対応する特図保留マーク195に入賞する(図9)。そうすると、その特図保留マーク195の変動領域195Rにおいて変動表示が開始されると共に、演出ボタン132の操作を促すためにボタン画像199が表示される(図10)。変動領域195Rの変動表示中に遊技者が演出ボタン132を押下げ操作すると、先読み報知演出により「チャンス」、「激アツ」、「確定」、「ハズレ」のうちの何れかが停止表示され、これにより、先読み大当たりの期待度が報知される(図11)。なお、5秒以内に演出ボタン132が操作されなかった場合には、元の「G」の文字が停止表示されて変動表示が終了し、先読み報知演出が実行されることなく先読み演出が終了する。
演出パターン2が選択された場合については、転動レール196から玉がこぼれ落ちるアニメーションの表示(図12)によって先読み大当たりに対する遊技者の期待感を損なわせる演出が実行される。なお、図5から知られるように先読み大当たり時に演出パターン2が選択される場合もあり、玉がこぼれ落ちた場合であっても先読みのハズレが確定する訳ではない。なお、演出パターン4については、一般孔197Lに玉が入賞する点で演出パターン2とは異なるものの、先読み大当たりの期待度等については演出パターン2とほぼ同様である。
演出パターン3が選択された場合には、特図保留マーク195を通り過ぎてクルーン197まで到達した玉がチャンス孔197Cに入賞する(図13)。そうすると、クルーン197を持ち上げてキャラクタ画像198が出現して先読み報知演出が実行される(図14)。表示されたキャラクタ画像198の種類や、キャラクタ画像198と共に表示された「チャンス」、「激アツ」、「確定」、「ハズレ」等の文字表示の種類に応じて、先読み大当たりの期待度が報知される。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1では、多彩な先読み演出が実行され、演出の幅が拡張されて遊技の興趣が高められている。さらに、実行される先読み演出のパターンは、先読みした特図保留のなかに大当たりがあるかないか、複数の特図保留のうちの何番目に古い特図保留が大当たりであるか、等に応じて異なってくる。したがって、本例の先読み演出によれば、大当たりに対する遊技者の期待感を煽ったり損なわせたりすることで遊技の興趣を向上できる。
なお、本例に代えて、以下の構成を採用することもできる。
本例では、特図保留を一旦記憶してから先読みしているが、先読みしてから記憶しても良い。
本例では、先読みで大当たりの特図保留が見つかった時点で残りの特図保留の当否結果は先読みしないようにしたが、残りの特図保留の当否を判定するようにしても良い。この場合、当選数に応じて異なる演出テーブル(図4)を選択することも良い。
大当たりの当否判定を読出手段212の読み出し後に実行したが、その前、例えば記憶手段が記憶する前に実行しても良い。
特図演出や先読み演出の抽選は副制御回路43が実行しても良い。この場合、主回路20が大当たりの当否判定を実行してその当否結果と特図の変動時間を副制御回路43に送信すると良い。
所定の事前報知条件を設定する設定手段を設けると共に、所定の事前報知条件として、特図保留を記憶する際にその特図保留を記憶してからさらに所定数の特図保留を記憶することや、持図保留を記憶する際にその特図保留を記憶してから所定数の特図保留を読み出すこと等を設定しても良い。さらに、遊技者によるボタン操作など所定の操作を検出する操作検出手段を設けると共に、この所定の操作が行われことを所定の事前報知条件として設定することもできる。
本例では、古い特図保留から順に先読みしたが、読み出す順序はこれに限らない。また、一部の特図保留のみを先読みするようにしても良い。例えば、先読みする特図保留を抽選等により決定する報知対象決定手段を設けることも良い。さらに、記憶時点が最も新しい特図保留を除く特図保留に限って先読みの対象とすることもできる。
さらに、先読み演出を実行しない場合を設定することも演出の幅を拡げるために有効である。
先読み演出のパターンとしては、本例に代えて、あるいは加えて図15〜図19に示すようなパターンを設定することもできる。
図15は、デカ入賞口予告の例である。デカ入賞口予告では、入賞確率が高いビッグサイズの特図保留マーク195の出現により、演出パターン1による先読み報知演出の実行可能性が高くなる。
図16は、ゴールデンボール予告の例である。ゴールデンボール予告では、特図保留マーク195かチャンス孔197Cに必ず入賞するゴールドの玉194によって、演出パターン1又は3による先読み報知演出の実行がほぼ確定する。
図17は、玉複数予告の例である。玉複数予告では、複数の玉194が現れてきて特図保留マーク195やチャンス孔197Cへの入賞確率が高くなり、先読み報知演出の実行可能性が高くなる。
図18は、ジャンジャンバリバリ予告の例である。ジャンジャンバリバリ予告では、全ての特図保留マーク195のチューリップ開放により特図保留マーク195への入賞確率が高くなり、これにより、先読み報知演出の実行可能性が高くなる。
図19は、枠揺れ予告の例である。枠揺れ予告では、表示装置19全体が揺れだして多数の玉が降ってくる。これにより、特図保留マーク195やチャンス孔197Cへの入賞確率が高くなり、先読み報知演出の実行可能性が高くなる。
その他、ガセ予告である演出パターン2、4による先読み演出の終わり際に、玉194が再び現れて先読み演出が継続されるパターンを設けることも良い。この場合には、演出パターン2、4のパターンで先読み演出が開始された場合についても、その後、特図保留マーク195等への入賞に応じて先読み報知演出が実行される場合が生じ、先読み演出の幅を一層拡げることができる。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 パチンコ遊技機
12 始動口
130 遊技領域
16 大入賞装置
160 大入賞口
180 特図表示部
19 表示装置
190 液晶表示部
192 特図保留表示部(特図保留表示手段)
195 特図保留マーク
197 クルーン
197C チャンス孔
20 主回路
201 図柄変動手段
202 事前報知手段
211 保留手段
212 読出手段
213 当否判定手段
214 大当たり状態発生手段
215 特定状態発生手段
216 先読み決定手段
217 先読み手段
218 演出テーブル選択手段
219 演出決定手段
241 特図保留エリア(記憶手段)
242 普図保留エリア
26 乱数抽出部(抽選手段)

Claims (7)

  1. 所定の始動条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果の当否を判定する当否判定手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限値まで記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を記憶された順に1つずつ読み出す読出手段と、
    前記記憶手段が前記特図保留を記憶した場合に当該特図保留に対応する特図保留表示を追加して、前記読出手段が前記特図保留を読み出した場合に当該特図保留に対応する前記特図保留表示を消去する特図保留表示手段と、
    前記読出手段が前記特図保留を読み出した場合に、当該特図保留の当否結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
    当該特図保留の当否結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
    前記記憶手段が複数の前記特図保留を記憶している場合において、当該複数の前記特図保留のうち直近に記憶された特図保留以外の特図保留の当否結果に応じて当該特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知する事前報知手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記記憶手段が複数の前記特図保留を記憶している場合において、当該複数の前記特図保留のうち直近に記憶された特図保留以外の特図保留のうち一部又は全部の前記対象特図保留を前記事前報知手段の報知対象として決定する報知対象決定手段を備え、
    前記事前報知手段は前記報知対象決定手段が報知対象として決定した前記特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留についての前記所定の事前報知条件を設定する設定手段を備え、
    前記事前報知手段は前記特図保留が記憶された後さらに別の特図保留が記憶されてから前記読出手段が先に記憶された当該特図保留を読み出すまでの期間内において前記所定の事前報知条件が成立した場合に、当該特図保留の当否結果に応じて当該特図保留に対応する前記特図保留表示の外観を変化させることにより当該特図保留の当否結果を報知することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記設定手段は前記記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留を記憶してからさらに所定数の特図保留を記憶することを前記所定の事前報知条件として設定することを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記設定手段は前記記憶手段が前記特図保留を記憶する場合に当該特図保留を記憶してから前記読出手段が所定数の前記特図保留を読み出すことを前記所定の事前報知条件として設定することを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  6. 遊技者が行う所定の操作を検出する操作検出手段を備え、
    前記事前報知手段は前記操作検出手段が前記所定の操作を検出した場合に前記特図保留の当否結果を報知することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記事前報知手段は、複数種類の演出パターンのうちのいずれかを選択して前記特図保留の当否結果を報知し、
    当選の特図保留が含まれている旨の当否結果を報知するに際して、全ての特図保留の中で当選の特図保留が何番目に古いものかに応じて、前記複数種類の演出パターンのうちの各演出パターンの選択確率が相違していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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