JP2013202108A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤周囲における部品の位置決めと接地とを同時的に両立させることにより、遊技盤周囲の組立効率を向上させ、ひいては遊技機全体の製造効率を向上させること。
【解決手段】遊技機は、遊技盤と前面の役物部材と後方の後方ユニットとを有する。役物部材は、導電性を有して後方に向けて突出する導電突部を有している。後方ユニットは、導電性を有して前方に向けて付勢力を発揮すると共に接地電位とされた導電付勢部と、導電付勢部の近傍位置に配置された位置規制部と、を有している。遊技盤に対して役物部材及び後方ユニットを取り付けた状態において、役物部材の導電突部が位置規制部に挿入されて導電付勢部を付勢する。
【選択図】図5

Description

遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤の表面に形成されて遊技球が流下可能な領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の賞球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば賞球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び賞球の払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機において、遊技盤を透明に形成する構成が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。これら特許文献1,2には、透明な遊技盤における静電気の問題を解決すべくアース部材を利用した接地の方策も開示されている。
特開2009−268552号公報 特開2009−95385号公報
しかしながら、これら特許文献1,2には、アース部材を利用した接地についての開示はあるが、これらを更に遊技盤への取付部品の位置決めにも利用する旨の思想が開示されていない。遊技盤への取付部品の取り付けの際に、位置決めさえ行えば意識せずとも接地が完了するようになっていれば、遊技盤周囲の組立効率が向上し、ひいては遊技機全体の製造効率が向上する。
本願発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、遊技盤周囲における部品の位置決めと接地とを同時的に両立させることにより、遊技盤周囲の組立効率を向上させ、ひいては遊技機全体の製造効率を向上させることを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本願発明の例示的側面としての遊技機は、遊技媒体が流下可能な遊技領域が前面に形成された遊技盤と、遊技盤の前面に取り付けられる役物部材と、遊技盤の後方に直接的又は間接的に取り付けられ、遊技者に対して動作演出及び/又は光演出を提供する後方ユニットと、を有する。役物部材は、導電性を有して後方に向けて突出する導電突部を有している。後方ユニットは、導電性を有して前方に向けて付勢力を発揮すると共に接地電位とされた導電付勢部と、導電付勢部の近傍位置に配置された位置規制部と、を有している。遊技盤に対して役物部材及び後方ユニットを取り付けた状態において、役物部材の導電突部が位置規制部によって位置規制されて導電付勢部を付勢する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
遊技盤周囲における部品の位置決めと接地とを同時的に両立させることにより、遊技盤周囲の組立効率を向上させ、ひいては遊技機全体の製造効率を向上させることができる。
実施形態に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機においてガラス枠12を前方開放した状態の外観斜視図である。 前枠と遊技盤ユニットとを前後に分解した分解斜視図である。 後方ユニットの正面図である。 後方ユニットにおけるアース板金近傍の斜視図である。 後方ユニットにおける別のアース板金近傍の斜視図である。 後方ユニットにおける集合アース板金近傍の斜視図である。 役物部材を遊技盤から前方に分解した分解斜視図である。 役物部材の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。 別の役物部材の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。 更に別の役物部材の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。 遊技盤に役物部材が取り付けられた状態を示す、斜め後方からの斜視図である。 後方ユニットにおけるアース板金部分を示す、斜め前方からの斜視図である。
実施するための形態
以下、実施形態について図面を用いて説明する。図1は、実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図であり、図2は、図1に示すパチンコ機2の外観斜視図である。
パチンコ機2は、遊技機枠3、遊技盤ユニット5、ガラス枠12、発射ユニット(不図示)、球皿14を有している。遊技盤ユニット5の一部である遊技盤6の前面に形成された遊技領域16に向けて、発射ユニットによって1球ずつ遊技球(遊技媒体)23が発射可能とされている。
パチンコ機2は、後述する発射装置ハンドル15を遊技者が操作することによって、遊技領域16に向けて遊技球が発射され、遊技球の流下による遊技が実現される。なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチンコ式スロットマシン機(いわゆるパロット機)、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域を有するあらゆる遊技機が含まれる。また、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機を概念することができる。
本願においては、一般的な方向の定義として、パチンコ機を正面(遊技者側)から見た場合における方向で上下左右方向を定義する。また、遊技者からパチンコ機に向かう方向を後方、パチンコ機から遊技者に向かう方向を前方と定義する。部材やユニット等の詳細部分については、個別に別方向の名称を用いる場合もある。また、遊技球23が遊技領域16を流下する場合、原則として流下方向(下方)が下流側であり、逆方向(上方)が上流側となるが、下流、上流の概念は上下に限定されず、あくまで遊技球の流下する方向を下流側と定義する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲側面及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内側には、遊技盤ユニット5の他にも各種制御基板や遊技球23用の通過経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前方又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部側への不正アクセスが防止されるようになっている。
パチンコ機2の周囲を囲む外枠4、その内側にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニット5を保持する前枠9、前枠9の前方にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されガラス10及びその周囲を装飾する装飾部材32を保持するガラス枠12、を有して遊技機枠3が構成される。なお、ガラス10は、遊技機枠3内部側に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。
ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。ガラス10は、2枚の透明平板ガラスが前後に配置されてガラス枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に遊技球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者がガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないようにする不正アクセス防止機能、を発揮する。ガラス枠12には、略中央に大きく中央開口が形成されており、その中央開口の周囲を囲むように装飾部材32が配置されており、中央開口を塞ぐようにガラス10が配置されている。
球皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施形態においては上球皿14aと下球皿14bとを有している。上球皿14aは遊技盤6の下方、すなわちガラス枠12の下方部分に配置され、下球皿14bは、その上球皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、球送り装置(不図示)によって球皿14の一部としての上球皿14aから発射位置に送り出された遊技球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の遊技球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、前枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射装置ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
図3は、図1に示すパチンコ機2においてガラス枠12を前方開放した状態の外観斜視図である。ガラス枠12を前方開放すると、前枠9に保持された遊技盤ユニット5の遊技領域16が前方に露出する。このパチンコ機2においては、前枠9の後方から遊技盤ユニット5が取り付けられ、前枠9の略中央に大きく開口形成された中央開口9aに遊技領域16が臨むようになっている。なお、このパチンコ機2では、中央開口9aの内側面の一部が外レール26aとして機能しており、発射ユニットによって発射された遊技球23が外レール26aによって遊技領域16の上部に向けて案内されるようになっている。
図4は、前枠9と遊技盤ユニット5とを前後に分解した分解斜視図である。図4においては、遊技盤ユニット5も、遊技盤6、スペーサ(基盤部材)11、後方ユニット(役物ユニット)13に分解して示している。
前枠9は、ガラス枠12の後方に位置し、ヒンジ22を介して外枠4に軸支され、ヒンジ22を中心として前後に揺動開閉可能とされている。前枠9の後方に遊技盤ユニット5が保持されるようになっており、前枠9の中央開口9aから遊技領域16が前方に臨むようになっている。遊技盤ユニット5は、前方ユニット8、遊技盤6、スペーサ11、後方ユニット13を有して大略構成されている。前方ユニット8は、遊技盤6の前面(遊技盤面)6aに取り付けられるユニットであり、例えば、遊技領域16を囲むように配置されるレール飾り26、遊技盤6に開口形成されたセンター開口6bの周囲を囲むセンター役物7、始動入賞口29等を含む。
遊技盤6は、前面に遊技領域16を形成する盤状部材であり、その略中央位置には、後方ユニット13の一部や演出表示装置(不図示)を臨ませるためのセンター開口6bが形成されている。遊技盤前面6aには、流下する遊技球23の流下経路を変更させることにより遊技を演出するための、多数の遊技釘や風車等(いずれも不図示)も配置されている。遊技盤6は、アクリル等の樹脂で形成され、かつ、透光性を有しており、特に本実施形態においては透明である。
スペーサ11は、遊技盤6の後方に取り付けられる平板状の樹脂部材である。本実施形態においては、スペーサ11は黒色であって不透光とされており、その後方が遊技者から視認できないようになっている。スペーサ11は、図4に示すように、周囲において連続し、かつ中央が開口したいわゆるドーナツ形状を呈しており、遊技盤6の周囲における後面を支持している。またスペーサ11は、側面の少なくとも一部を覆うように位置している。
スペーサ11は、前枠9に遊技盤6を取り付ける際の補助部材として機能する。前枠9に取付け可能な遊技盤の前後方向における厚さは、本実施形態に係る遊技盤6の厚さよりも厚い。そのため、遊技盤6にスペーサ11を取り付けて遊技盤ユニット5全体としての取付け部分における厚さを増大させて、前枠9に取付け可能な厚さと一致させている。それにより、この遊技盤6をスペーサ11と共に前枠9に適正に取り付けることができるようになっている。
後方ユニット13は、スペーサ11の後方に取り付けられた遊技演出用の役物ユニットである。本実施形態においては、後方ユニット13は、スペーサ11を介して間接的に遊技盤6に取り付けられている。もちろん、後方ユニット13はスペーサ11を介さず遊技盤6に直接的に取り付けられてもよい。
後方ユニット13は、動作演出や光演出によって遊技者に対して演出を提供するためのもので、その一部がセンター開口6bから前方に露出するように配置されて遊技者に呈示される。また、後方ユニット13の中央開口13aには、その後方に取り付けられる演出表示装置の表示面が位置するようになっている。この遊技盤6は透明であるので、センター開口6b以外の部分においても遊技盤面6aを透過してその後方にある後方ユニット13が遊技者から視認できるようになっている。
図5は、後方ユニット13の正面図である。後方ユニット13の3箇所にアース板金(導電付勢部)17〜19が配置されている。アース板金17〜19は、各々図5中にA部、B部、C部として囲んで示している。図6は、後方ユニット13におけるアース板金17及びアース板金18近傍の斜視図である。図7は、後方ユニット13におけるアース板金19近傍の斜視図である。
アース板金17〜19は、後述する役物部材34〜36を接地電位とするために、役物部材34〜36の導電突部34b〜36b(図10〜12参照)と接触するためのものである。アース板金17〜19は、後方ユニット13の前面に露出した付勢部材であり、導電性材料で形成されている。本実施形態においては、アース板金17〜19は、前方に向けて付勢力を作用させる板バネ部材である。各アース板金17〜19の周囲には、枠部(位置規制部)17a〜19aが配置されている。枠部17a,18aは、各々アース板金17,18の四方を囲むように形成されている。枠部19aは、アース板金19の下方及び右側方を囲むように形成されている。
枠部は、アース板金の近傍位置に配置され、導電突部の位置を規制するものであればよく、必ずしもアース板金の四方周囲を囲む枠状である必要はない。例えば、枠部19aのように、略L字状に2方向を囲むものや、上下に平行して配置され、二の字形状とされたものであってもよい。もちろんこれらに限定される必要はなく、1又は複数の円柱形状を呈する突出ピンがアース板金の周囲に立設され、位置規制部として機能してもよい。
アース板金17〜19は、図示しないアース配線によって集合アース板金20に接続されている。図8は、後方ユニット13における集合アース板金20近傍の斜視図である。集合アース板金20は、後方ユニット13の前面における左下部近傍位置に配置された板バネ状の板金部材であって、導電性を有している。集合アース板金20には、各アース板金17〜19からのアース配線を接続するための接続孔20aが形成されている。集合アース板金20の一部は後方に向けて屈曲し、後方ユニット13に形成された開口から後方に貫通して屈曲部20bが後方ユニット13の後方に露出している。
集合アース板金20の屈曲部20bは、後方ユニット13が遊技盤6に取り付けられ、遊技盤6が前枠9に取り付けられた状態で、遊技機枠3全体を閉鎖すると、外枠4の一部に接触するようになっている。その外枠4における屈曲部20bとの接触部分は、金属等の導電体であり、かつ、アース接地されている。したがって、遊技機枠3全体の閉鎖状態、すなわち通常の遊技使用状態において、アース板金17〜19は、アース配線、集合アース板金20及び外枠4を介して接地電位とされている。
図9は、役物部材34〜36を遊技盤6から前方に分解した分解斜視図である。図9においては、後方ユニット13の図示を省略している。また、前方ユニット8における一部の構成部品、例えば、センター役物7、レール飾り26等の図示も省略している。
前方ユニット8は、センター役物7、レール飾り26の他にも、役物部材34〜36を有している。役物部材34は、例えば、普通入賞口28を構成する部材である。役物部材35は、例えば、始動入賞口29及び大入賞口31を構成する部材である。役物部材36は、例えば、電チュー(電動チューリップ)24及びゲート33を構成する部材である。これら役物部材34〜36は、遊技盤6に開口形成された各取付開口34a〜36aに前方から取り付けられる。このとき、役物部材34〜36の各導電突部34b〜36bは、それぞれ取付開口34a〜36aを前面6aから後方へと貫通し、後方ユニット13へと至るようになっている。なお、役物部材34〜36の各々は、必ずしも1つの部品のみから構成されるものに限られず、複数の部品による集合体をも含む概念である。
図10は、役物部材34の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。役物部材34は、3つの普通入賞口28を有している。その後面34cには、導電突部34bが後方に向けて突出している。役物部材34は、樹脂で形成された部材であるが、普通入賞口28を含む前面34dの少なくとも一部と導電突部34bとには、連続して表面に金属メッキが処理されており導電性を有している。
役物部材34が遊技盤6の前面6aに取り付けられた状態で、導電突部34bは遊技盤6の取付開口34aを貫通し、後方ユニット13のアース板金17を付勢する。したがって、普通入賞口28を含む前面34dの少なくとも一部と導電突部34bとは、アース板金17を介して接地電位となる。
遊技領域16を流下する遊技球23と遊技盤6やその他の各種部品等との摩擦や接触により遊技球23や遊技盤6が帯電した場合であっても、遊技球23が役物部材34の金属メッキ部分に接触することにより、除電されるようになっている。また、役物部材34の後面34cにおける遊技盤6との接触部分にも導電突部34bと連続する金属メッキが処理されていれば、遊技盤6に帯電した静電気も役物部材34により効果的に除電することができる。
導電突部34bの根元部分(すなわち、後面34cに近い部分)には、導電突部34bの先端部分よりも太く形成された補強部34eが設けられている。補強部34eは、導電突部34bの根元に近づくに従って幅が広がるリブ状とされている。この補強部34eを配置することにより、導電突部34bの曲げに対する強度が強くなり、アース板金17による付勢力による破損が防止されている。
導電突部34b及びアース板金17は、役物部材34の後面34cの後方に配置されている。役物部材34の前面34d及び後面34cの少なくともいずれかには金属メッキが処理されるか、少なくとも不透明とされており、導電突部34b及びアース板金17は役物部材34を前方から矢視した場合に視認不可能な位置に配置されている。すなわち、遊技盤6を正面視した場合に、導電突部34bやアース板金17は不可視である。
遊技盤6に対してまず後方ユニット13を取り付け、その後に役物部材34を取り付ける際に、アース板金17の周囲に配置された枠部17aが役物部材34の位置決め機能を発揮する。すなわち、役物部材34を遊技盤6の前方から取り付ける際に、導電突部34bを枠部17aの内部に挿入するように取り付けると、導電突部34bが枠部17aによって位置規制されて役物部材34の位置決めが適正に完了する。導電突部34bを枠部17a内部に挿入するだけで、役物部材34の位置決めに加え、作業者が意識することなく役物部材34の接地も完了することができる。したがって、遊技盤ユニット5の組立作業効率が向上し、かつ、部品の取付精度向上と確実なアース接地とを両立させることができる。
図11は、役物部材35の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。役物部材35は、始動入賞口29と大入賞口31とを有している。その後面35cには、導電突部35bが後方に向けて突出している。役物部材35は、樹脂で形成された部材であるが、始動入賞口29や大入賞口31の周囲を含む前面35dの少なくとも一部と導電突部35bとには、連続して表面に金属メッキが処理されており導電性を有している。
役物部材35が遊技盤6の前面6aに取り付けられた状態で、導電突部35bは遊技盤6の取付開口35aを貫通し、後方ユニット13のアース板金18を付勢する。したがって、始動入賞口29や大入賞口31の周囲を含む前面35dの少なくとも一部と導電突部35bとは、アース板金18を介して接地電位となる。
遊技領域16を流下する遊技球23と遊技盤6やその他の各種部品等との摩擦や接触により遊技球23や遊技盤6が帯電した場合であっても、遊技球23が役物部材35の金属メッキ部分に接触することにより、除電されるようになっている。また、役物部材35の後面35cにおける遊技盤6との接触部分にも導電突部35bと連続する金属メッキが処理されていれば、遊技盤6に帯電した静電気も役物部材35により効果的に除電することができる。
導電突部35bの近傍には役物部材35を構成する複数の部品を締結する取付ネジを挿入するための取付ボス35eが後方に向けて突出している。そして、この取付ボス35eと導電突部35bとが、リブ35fによって連結されて補強されている。リブ35fを配置することにより、導電突部35bの曲げに対する強度が強くなり、アース板金18による付勢力による破損が防止されている。
導電突部35b及びアース板金18は、役物部材35の後面35cの後方に配置されている。役物部材35の前面35d及び後面35cの少なくともいずれかには金属メッキが処理されるか、少なくとも不透明とされており、導電突部35b及びアース板金18は役物部材35を前方から矢視した場合に視認不可能な位置に配置されている。すなわち、遊技盤6を正面視した場合に、導電突部35bやアース板金18は不可視である。
遊技盤6に対してまず後方ユニット13を取り付け、その後に役物部材35を取り付ける際に、アース板金18の周囲に配置された枠部18aが役物部材35の位置決め機能を発揮する。すなわち、役物部材35を遊技盤6の前方から取り付ける際に、導電突部35bを枠部18aの内部に挿入するように取り付けると、導電突部35bが枠部18aによって位置規制されて役物部材35の位置決めが適正に完了する。導電突部35bを枠部18a内部に挿入するだけで、役物部材35の位置決めに加え、作業者が意識することなく役物部材35の接地も完了することができる。したがって、遊技盤ユニット5の組立作業効率が向上し、かつ、部品の取付精度向上と確実なアース接地とを両立させることができる。
図12は、役物部材36の外観斜視図であって、(a)は前方から矢視した図であり、(b)は後方から矢視した図である。役物部材36は、電チュー24及びゲート33を有している。その後面36cには、導電突部36bが後方に向けて突出している。役物部材36は、樹脂で形成された部材であるが、電チュー24及びゲート33の周囲を含む前面36dの少なくとも一部と導電突部36bとには、連続して表面に金属メッキが処理されており導電性を有している。
役物部材36が遊技盤6の前面6aに取り付けられた状態で、導電突部36bは遊技盤6の取付開口36aを貫通し、後方ユニット13のアース板金19を付勢する。したがって、電チュー24及びゲート33の周囲を含む前面36dの少なくとも一部と導電突部36bとは、アース板金19を介して接地電位となる。
遊技領域16を流下する遊技球23と遊技盤6やその他の各種部品等との摩擦や接触により遊技球23や遊技盤6が帯電した場合であっても、遊技球23が役物部材36の金属メッキ部分に接触することにより、除電されるようになっている。また、役物部材36の後面36cにおける遊技盤6との接触部分にも導電突部36bと連続する金属メッキが処理されていれば、遊技盤6に帯電した静電気も役物部材36により効果的に除電することができる。
導電突部36bの根元部分(すなわち、後面36cに近い部分)には、導電突部36bの先端部分よりも太く形成された補強部36eが設けられている。補強部36eは、導電突部36bの根元に近づくに従って幅が広がるリブ状とされている。この補強部36eを配置することにより、導電突部36bの曲げに対する強度が強くなり、アース板金19による付勢力による破損が防止されている。
導電突部36b及びアース板金19は、役物部材36の後面36cの後方に配置されている。役物部材36の前面36d及び後面36cの少なくともいずれかには金属メッキが処理されるか、少なくとも不透明とされており、導電突部36b及びアース板金19は役物部材36を前方から矢視した場合に視認不可能な位置に配置されている。すなわち、遊技盤6を正面視した場合に、導電突部36bやアース板金19は不可視である。
遊技盤6に対してまず後方ユニット13を取り付け、その後に役物部材36を取り付ける際に、アース板金19の周囲に配置された枠部19aが役物部材36の位置決め機能を発揮する。すなわち、役物部材36を遊技盤6の前方から取り付ける際に、導電突部36bを枠部19aの内部に挿入するように取り付けると、導電突部36bが枠部19aによって位置規制されて役物部材36の位置決めが適正に完了する。導電突部36bを枠部19a内部に挿入するだけで、役物部材36の位置決めに加え、作業者が意識することなく役物部材36の接地も完了することができる。したがって、遊技盤ユニット5の組立作業効率が向上し、かつ、部品の取付精度向上と確実なアース接地とを両立させることができる。
なお、上記説明においては、遊技盤6に対してまず後方ユニット13を取り付け、その後に役物部材34〜36を取り付ける取付方法について説明したが、遊技盤6に対する取付順序に限定はない。例えば、遊技盤6に対して、まず役物部材34〜36を取り付け、その後に遊技盤6の後方に後方ユニット13を取り付けてもよい。
図13に示すように、遊技盤6に対してまずその前面6aから役物部材34を取り付けると、取付開口34aから遊技盤6の後方に役物部材34の導電突部34bが突出する。前面6aから役物部材35を取り付けると、取付開口35aから遊技盤6の後方に役物部材35の導電突部35bが突出する。前面6aから役物部材36を取り付けると、取付開口36aから遊技盤6の後方に役物部材36の導電突部36bが突出する。
その後、遊技盤6の後方に、例えば、スペーサ11を介して間接的に後方ユニット13を取り付ける。後方ユニット13の取付けの際に、導電突部34b〜36bが各々枠部17a〜19aによって位置決めされるように後方ユニット13を位置決めする。そのとき、後方ユニット13の役物部材取付開口44に役物部材34の一部が嵌り込み、役物部材取付開口45に役物部材35の一部が嵌り込み、役物部材取付開口46に役物部材36の一部が嵌り込む。これによっても、後方ユニット13の遊技盤6に対する位置決めが為される。
そして、導電突部34b〜36bが各々枠部17a〜19aによって位置決めされると同時に、導電突部34b〜36bがアース板金17〜19に接触し、役物部材34〜36の接地が完了する。
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠
4:外枠
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤
6a:前面(遊技盤面)
6b:センター開口
7:センター役物(前方ユニットの一部)
8:前方ユニット
9:前枠
9a:中央開口
10:ガラス
11:スペーサ(基盤部材)
12:ガラス枠
13:後方ユニット(役物ユニット)
13a:中央開口
14:球皿
14a:上球皿
14b:下球皿
15:発射装置ハンドル
16:遊技領域
17〜19:アース板金(導電性付勢部)
17a〜19a:枠部(位置規制部)
20:集合アース板金
20a:接続孔
20b:屈曲部
22:ヒンジ
23:遊技球
24:電チュー(電動チューリップ)
26:レール飾り(前方ユニットの一部)
26a:外レール
28:普通入賞口
29:始動入賞口(前方ユニットの一部)
31:大入賞口
32:装飾部材
33:ゲート
34〜36:役物部材
34a〜36a:取付開口
34b〜36b:導電突部
34c〜36c:後面
34d〜36d:前面
34e,36e:補強部
35e:取付ボス
35f:リブ
44〜46:役物部材取付開口

Claims (4)

  1. 遊技媒体が流下可能な遊技領域が前面に形成された遊技盤と、
    該遊技盤の前面に取り付けられる役物部材と、
    前記遊技盤の後方に直接的又は間接的に取り付けられ、遊技者に対して動作演出及び/又は光演出を提供する後方ユニットと、を有する遊技機であって、
    前記役物部材は、導電性を有して後方に向けて突出する導電突部を有し、
    前記後方ユニットは、
    導電性を有して前方に向けて付勢力を発揮すると共に接地電位とされた導電付勢部と、
    前記導電付勢部の近傍位置に配置された位置規制部と、を有し、
    前記遊技盤に対して前記役物部材及び前記後方ユニットを取り付けた状態において、前記役物部材の導電突部が前記位置規制部によって位置規制されて前記導電付勢部を付勢する、遊技機。
  2. 前記導電突部及び前記導電付勢部が、前記遊技盤を正面視したときに不可視とされている、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤には、前記導電突部が貫通可能な貫通孔が形成され、
    前記導電突部は、前記遊技盤を前方から後方へ貫通して前記導電付勢部を付勢する、請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記導電突部が、その根元部分に該導電突部を補強する補強部を有する、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の遊技機。
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