JP6048948B2 - 遊技機 - Google Patents

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遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤の表面に形成されて遊技球が流下可能な領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の賞球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば賞球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び賞球の払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機において、遊技盤を透明に形成する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。透明な遊技盤を用いると、遊技盤の後方が視認可能となるので、遊技盤の後方に装飾体や可動物等の役物(以下、「後方役物」とも記載する。)を配置し、遊技者に対して後方役物による高い装飾効果や演出効果を発揮させることができる。
特開2011−240002号公報
透明な遊技盤を用いる場合、軽量化等を考慮して従来の遊技盤より薄い遊技盤が用いられることが多い。薄い遊技盤は従来のものより剛性が低く、遊技釘を打ちつける際等において撓む可能性が高くなるという問題が生じる場合がある。遊技盤が撓むと、適正な遊技を提供することができなくなる。
本願発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、撓みにくい透明な遊技盤を有する遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本願発明の例示的側面としての遊技機は、所定厚さの配置空間が形成されている前枠と、前枠の配置空間に配置される遊技盤ユニットとを有する。遊技盤ユニットは、遊技媒体が流下可能な遊技領域が前面に形成され、透光性を有する遊技盤と、遊技盤の外周部における後面に当接し、遊技盤の側面を覆い、一体として形成された平板状のスペーサとを有する。遊技盤の厚さとスペーサの厚さとの合計の厚さである遊技盤ユニットの厚さは実質的に上記所定厚さであり、遊技盤及びスペーサは一体として上記配置空間に配置される。
本願発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
撓みにくい透明な遊技盤を有する遊技機を提供することができる。
実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機においてガラス枠を前方開放した状態の外観斜視図である。 前枠と遊技盤ユニットとを前後に分解した分解斜視図である。 図4に示す遊技盤ユニットの分解斜視図である。 図4及び図5に示す遊技盤の後方にスペーサを取り付けた状態を前方から見た場合の遊技盤ユニットの斜視図である。 図4及び図5に示す遊技盤の後方にスペーサを取り付けた状態の遊技盤ユニットの側面図である。 図4に示す前枠の後面を示す斜視図である。 図4及び図5に示すスペーサの後面を示す斜視図である。
実施するための形態
以下、実施形態について図面を用いて説明する。図1は、実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図であり、図2は、図1に示すパチンコ機2の外観斜視図である。
パチンコ機2は、遊技機枠3、遊技盤ユニット5、ガラス枠12、発射ユニット(不図示)、球皿14を有している。遊技盤ユニット5の一部である遊技盤6の表面に形成された遊技領域16に向けて、発射ユニットによって1球ずつ遊技球(遊技媒体)23が発射可能とされている。
パチンコ機2は、後述する発射装置ハンドル15を遊技者が操作することによって、遊技領域16に向けて遊技球23が発射され、遊技球23の流下による遊技が実現される。なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチンコ式スロットマシン機(いわゆるパロット機)、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域を有するあらゆる遊技機が含まれる。また、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機を概念することができる。
本願においては、一般的な方向の定義として、パチンコ機を正面(遊技者側)から見た場合における方向で上下左右方向を定義する。また、遊技者からパチンコ機に向かう方向を後方、パチンコ機から遊技者に向かう方向を前方と定義する。また、遊技球23が遊技領域16を流下する場合、原則として流下方向(下方)が下流側であり、逆方向(上方)が上流側となるが、下流、上流の概念は上下に限定されず、あくまで遊技球23の流下する方向を下流側と定義する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲側面及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内側には、遊技盤ユニット5の他にも各種制御基板や遊技球23用の通過経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前方又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部側への不正アクセスが防止されるようになっている。
パチンコ機2の周囲を囲む外枠4、その内側にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニット5を保持する前枠9、前枠9の前方にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されガラス10及びその周囲を装飾する装飾部材32を保持するガラス枠12、を有して遊技機枠3が構成される。なお、ガラス10は、遊技機枠3内部側に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。
ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。ガラス10は、2枚の透明平板ガラスが前後に配置されてガラス枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に遊技球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者がガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないようにする不正アクセス防止機能、を発揮する。ガラス枠12には、略中央に大きく中央開口が形成されており、その中央開口の周囲を囲むように装飾部材32が配置されており、中央開口を塞ぐようにガラス10が配置されている。
球皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施形態においては上球皿14aと下球皿14bとを有している。上球皿14aは遊技盤6の下方、すなわちガラス枠12の下方部分に配置され、下球皿14bは、その上球皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、球送り装置(不図示)によって球皿14の一部としての上球皿14aから発射位置に送り出された遊技球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の遊技球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、前枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射装置ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
図3は、図1に示すパチンコ機2においてガラス枠12を前方開放した状態の外観斜視図である。ガラス枠12を前方開放すると、前枠9に保持された遊技盤ユニット5の遊技領域16が前方に露出する。このパチンコ機2においては、前枠9の後方から遊技盤ユニット5が取り付けられ、前枠9の略中央に大きく開口形成された中央開口9aに遊技領域16が臨むようになっている。なお、このパチンコ機2では、中央開口9aの内側面の一部が外レール26aとして機能しており、発射ユニットによって発射された遊技球23が外レール26aによって遊技領域16の上部に向けて案内されるようになっている。
図4は、前枠9と遊技盤ユニット5とを前後に分解した分解斜視図である。図4においては、遊技盤ユニット5についても、遊技盤6とスペーサ(基盤部材)11とを分解して示している。また図4においては、遊技盤ユニット5の後方に取付けられる後方ユニット(役物ユニット)13も示している。
前枠9は、ガラス枠12の後方に位置し、ヒンジ22を介して外枠4に軸支され、ヒンジ22を中心として前後に揺動開閉可能とされている。前枠9の後方に遊技盤ユニット5が保持されるようになっており、前枠9の中央開口9aから遊技領域16が前方に臨むようになっている。遊技盤ユニット5は、遊技盤6及びスペーサ11を有している。遊技盤6の表面(遊技盤面)6aには前方ユニット8が取付けられる。前方ユニット8は、例えば、遊技領域16を囲むように配置されるレール飾り26、遊技盤6に開口形成されたセンター開口6bの周囲を囲むセンター役物7、始動入賞口29等を含む。
遊技盤6は、表面に遊技領域16を形成する盤状部材であり、その略中央位置には、後方ユニット13の一部や演出表示装置(不図示)を臨ませるためのセンター開口6bが形成されている。遊技盤面6aには、流下する遊技球23の流下経路を変更させることにより遊技を演出するための、多数の遊技釘や風車等(いずれも不図示)も配置されている。遊技盤6は、アクリル等の樹脂で形成され、かつ、透光性を有しており、特に本実施形態においては透明である。
スペーサ11は、遊技盤6の後方に取り付けられる平板状の樹脂部材である。本実施形態においては、スペーサ11は黒色であって不透光とされており、その後方が遊技者から視認できないようになっている。スペーサ11は、図4に示すように、周囲において連続し、かつ中央が開口したいわゆるドーナツ形状を呈しており、遊技盤6の周囲における後面を支持している。またスペーサ11は、側面の少なくとも一部を覆うように位置している。
スペーサ11は、前枠9に遊技盤6を取り付ける際の補助部材として機能する。前枠9に取り付け可能な遊技盤の前後方向における厚さは、本実施形態に係る遊技盤6の厚さよりも厚い。そのため、遊技盤6にスペーサ11を取り付けて遊技盤ユニット5全体としての取り付け部分における厚さを増大させて、前枠9に取り付け可能な厚さと一致させている。それにより、この遊技盤6をスペーサ11と共に前枠9に適正に取り付けることができるようになっている。
後方ユニット13は、スペーサ11の後方に取り付けられる遊技演出用の役物ユニットである。後方ユニット13は、動作演出や光演出によって遊技者に対して演出を提供するためのもので、その一部がセンター開口6bから前方に露出するように配置されて遊技者に呈示される。また、後方ユニット13の中央開口13aには、その後方に取り付けられる演出表示装置の表示面が位置するようになっている。この遊技盤6は透明であるので、センター開口6b以外の部分においても遊技盤面6aを透過してその後方にある後方ユニット13が遊技者から視認できるようになっている。
図5は、図4に示す遊技盤ユニット5の分解斜視図である。図5には、スペーサ11の後面の上方に取り付けられる球タンクカバー60も示されている。遊技盤6は、遊技媒体としての遊技球23が流下可能な遊技領域16が前面に形成された盤状部材であって、透光性を有しており、アクリル等の樹脂によって形成されている。遊技盤6が透光性を有しているので、遊技盤6の後方に役物が配置された場合、前方からその役物を視認することができる。そのため、遊技盤6の後方には後方ユニット13が配置される。後方ユニット13により、パチンコ機2の演出効果が高まる。
スペーサ11は、図4及び図5に示す通り、遊技盤6の後方に取り付けられる平板状の部材であって、前枠9に遊技盤6を取り付ける際の補助部材として機能し、樹脂によって形成されている。スペーサ11は黒色であって不透光とされており、スペーサ11の後方は遊技者に視認されないようになっている。また、遊技盤6が傷ついても、スペーサ11はその傷が目立つことを抑制することができる。
前枠9には遊技盤を配置可能な配置空間が形成されており、配置空間における前後方向の厚さ(以下、「所定厚さ」と記載する。)は、ベニヤ板製の従来の遊技盤の厚さと実質的に同じ厚さであって、本実施形態に係る遊技盤6の厚さよりも厚い。そのため、所定厚さと本実施形態に係る遊技盤6の厚さとの差分と実質的に等しい厚さを有するスペーサ11を遊技盤6の後方に取り付ける。このように遊技盤6の厚さとスペーサ11の厚さとの合計の厚さを前枠9における所定厚さと実質的に等しくした上で、遊技盤6とスペーサ11とを一体にして前枠9における配置空間に配置する。それにより、ベニヤ板製の従来の遊技盤と同様に、本実施形態の遊技盤6を前枠9に適正に取り付けることができる。
スペーサ11は、中央が開口していて開口を囲む部分が一体化されて連続している部材であって、前面において、遊技盤6の外周部における後面に当接する平面部11aを有している。スペーサ11が一体化されている部材であって、かつ平面部11aが遊技盤6の外周部における後面に当接してスペーサ11が遊技盤6を後方から支持するので、遊技盤6が薄くても、遊技盤6の前後方向における剛性は上記所定厚さの遊技盤が有する剛性に近くなっており、そのため、遊技盤6は撓みにくくなっている。
スペーサ11の外縁における上方、左方及び右方には、前方に突出した側面部11bが設けられている。図6は、図4及び図5に示す遊技盤6の後方にスペーサ11を取り付けた状態を前方から見た場合の遊技盤ユニット5の斜視図である。スペーサ11には前方に突出した側面部11bが設けられているので、遊技盤6の後方にスペーサ11を取り付けた場合、図6に示す通り、遊技盤6の上方、左方及び右方における側面は、スペーサ11の側面部11bによって覆われて保護される。
遊技盤6の下方の側面は、スペーサ11が取り付けられた遊技盤6を前枠9の配置空間に配置する際に高さの基準となる面であるので、精度よく平面に加工される。そのため、遊技盤6の下方の側面は、スペーサ11に覆われない。図7は、図4及び図5に示す遊技盤6の後方にスペーサ11を取り付けた状態の遊技盤ユニット5の側面図である。図7に示す通り、遊技盤6の下方の側面は、スペーサ11の下方の側面より下方に突出している。遊技盤6の下方の側面がスペーサ11によって覆われず、かつスペーサ11の下方の側面より下方に突出しているので、遊技盤6の下方の側面を前枠9の配置空間を形成する下方の側面に適正に当接させることができる。
図8は、図4に示す前枠9の後面を示す斜視図である。図8に示す通り、前枠9の後面には、右上方において後方に突出した右上側案内部9bが形成されており、左下方において後方に突出した左下側案内部9cが形成されている。右上側案内部9b及び左下側案内部9cは、遊技盤6を前枠9に後方から取り付ける際の案内機能を有する。
図5及び図6に示す通り、遊技盤6には、右上方において前後方向に貫通する右上方孔6cが形成されており、左下方において前後方向に貫通する左下方孔6dが形成されている。スペーサ11には、右上方において前後方向に貫通する右上方孔11cが形成されており、左下方において前後方向に貫通する左下方孔11dが形成されている。スペーサ11が遊技盤6の後方に取り付けられた際、遊技盤6の右上方孔6cとスペーサ11の右上方孔11cとが連通し、かつ遊技盤6の左下方孔6dとスペーサ11の左下方孔11dとが連通するように、各孔は形成されている。
右上方孔6cと右上方孔11cとが連通し、かつ左下方孔6dと左下方孔11dとが連通するようにスペーサ11が遊技盤6の後方に取り付けられた後に、遊技盤6はスペーサ11と一体化された状態で、前枠9の配置空間に適正に配置される。その際、スペーサ11の下方の側面より下方に突出している遊技盤6の下方の側面を、前枠9の配置空間を形成する下方の側面に後方から当接させ、かつ右上側案内部9bを右上方孔6cに挿入させるとともに、左下側案内部9cを左下方孔6dに挿入させるようにして、遊技盤6は前枠9の所定位置に適正に取り付けられる。
図9は、図4及び図5に示すスペーサ11の後面を示す斜視図である。図9に示す通り、スペーサ11の平面部11aの後側には凹部11eが形成されており、スペーサ11における平面部11aが形成されている部分は薄くなっている。凹部11eには、凹部11eの底面から後方に突出するリブ11fが形成されている。リブ11fが設けられていることにより、スペーサ11における平面部11aが形成されている部分が薄くても、その部分の剛性は高く、ひいてはスペーサ11の剛性は高い。更に言うと本実施形態では、リブ11fは格子状に形成されているので、スペーサ11の剛性はより高くなっている。平面部11aが遊技盤6の外周部における後面に当接するようにして、剛性が高いスペーサ11が遊技盤6を後方から支持するので、遊技盤6がたとえ薄くても、遊技盤6の前後方向における剛性は所定厚さの遊技盤が有する剛性により近くなっている。そのため、遊技盤6はより撓みにくくなっている。
図5及び6に示す通り、遊技盤6には、左下方において前後方向に貫通する第1右下方孔6eが形成されている。スペーサ11には、左右上方、及び右下方の3か所において前方に突出し、同じ長さを有する突出部11gが設けられている。スペーサ11の下方に設けられている突出部11gは、スペーサ11が遊技盤6の後方に取り付けられた際、遊技盤6の第1右下方孔6eに挿入され、かつ遊技盤6の前面より前方に突出するように設けられている。
図9に示すように、スペーサ11の後面には、左右上方、及び右下方の3箇所に、突出部11gの先端部が挿入可能な穴部11hが設けられている。スペーサ11と一体化された遊技盤6の2個を積み重ねる際、下側のスペーサ11の前方に突出した突出部11gを上側のスペーサ11の後面における穴部11hに挿入することにより、スペーサ11と一体化された遊技盤6を安定した状態で積み重ねることができる。上述の積み上げ作業を繰り返すことにより、スペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で積み重ねることができ、スペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で移動又は運搬することができる。その結果、作業効率が上昇する。
図5及び図6に示す通り、遊技盤6には、左上方において前後方向に貫通する左上方孔6fが形成されており、右下方において前後方向に貫通する第2右下方孔6gが形成されている。左上方孔6fは遊技盤6の左右方向において右上方孔6cと対称な位置に設けられており、第2右下方孔6gは第1右下方孔6eより中央よりであって遊技盤6の左右方向において左下方孔6dと対称な位置に設けられている。
スペーサ11には、左上方において前後方向に貫通する左上方孔11iが形成されており、右下方において前後方向に貫通する右下方孔11jが形成されている。スペーサ11が遊技盤6の後方に取り付けられた際、遊技盤6の左上方孔6fとスペーサ11の左上方孔11iとが連通し、かつ遊技盤6の第2右下方孔6gとスペーサ11の右下方孔11jとが連通するように、各孔は形成されている。
右上方孔6cと右上方孔11cとが連通し、左下方孔6dと左下方孔11dとが連通するようにスペーサ11が遊技盤6の後方に取り付けられる際、左上方孔6fと左上方孔11iとが連通し、かつ第2右下方孔6gと右下方孔11jとが連通する。そこで、役物等を遊技盤6に取り付ける際に用いる作業台において、右上方孔6cと左下方孔6dとの間の長さと実質的に同じ長さだけ離れた2つの位置に棒状部材を設ける。
そうすると、遊技盤6の前面に役物を配置する際には、スペーサ11と一体化された遊技盤6の右上方孔6c及び左下方孔6dに2つの棒状部材を後方から挿入させるようにして遊技盤6を作業台に配置する。それにより、遊技盤6を適正な位置に配置することができ、ひいては遊技盤6の前面の適切な位置に役物等を配置することができる。他方、遊技盤6の後面に役物を配置する際には、スペーサ11と一体化された遊技盤6の左上方孔6f及び第2右下方孔6gに2つの棒状部材を前方から挿入させるようにして遊技盤6を作業台に配置する。それにより、遊技盤6を適正な位置に配置することができ、ひいては遊技盤6の後面の適切な位置に役物等を配置することができる。
このように、遊技盤6の左右方向において、右上方孔6cと左上方孔6fとが対称な位置に設けられており、左下方孔6dと第2右下方孔6gとが対称な位置に設けられている。そのため、2つの棒状部材を用いることにより、前面及び後面のいずれに役物等を配置する場合にも、遊技盤6を作業台の所定位置に精度よく配置することができ、ひいては遊技盤6の前後の所定位置に役物等を適切に配置することができる。なお、右上方孔6c及び左上方孔6f、並びにそれらに連通する右上方孔11c及び左下方孔11dは、上述の通り遊技盤6を前枠9に取り付ける際にも用いられる。そのため、それら2箇所の孔を用途に応じて使い分けることにより、余分な孔を形成することなく高い作業性を維持することができる。
スペーサ11と一体化された遊技盤6の前後面に役物を配置した後に、遊技盤6に遊技釘を打ち付ける場合や、複数個の遊技盤6を積み重ねる場合、左上方孔6f及び左下方孔6dに専用の嵩上げ部材(専用スペーサ)を挿入する。それにより、遊技盤6が傷つかないようにして遊技釘を打ち付けることができる。加えて、スペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で積み上げることができ、ひいてはスペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で移動又は運搬させることができる。その結果、作業効率が上昇する。
再度図5に戻る。図5に示すように、スペーサ11の後面の上部には球タンクカバー60がネジにより取り付けられる。遊技盤6は、透光性を有しているので、球タンクカバー60を用いなければ、パチンコ機2の前方から球タンクが視認される可能性がある。球タンクカバー60を用いることにより球タンクを隠すことができ、球タンクが前方から視認されることを防止することができる。
上述の通り、遊技盤6の後面にスペーサ11が取り付けられるので、遊技盤6は撓みにくくなっている。
なお、上述した実施形態では、遊技盤6の上方、左方及び右方の側面はスペーサ11によって覆われて保護される。しかしながら、遊技盤6は、上方、下方、左方及び右方の4つの側面のうち下方を含む3つの側面がスペーサ11に覆われて保護されてもよい。その場合、遊技盤6の4つの側面のうちスペーサ11に覆われない側面は、スペーサ11より外側に突出し、精度よく平面に加工されて前枠9に遊技盤6を取り付ける際の基準面として用いられる。それにより、スペーサ11と一体化された遊技盤6を前枠9に適正に取り付けることができる。
遊技盤6の上方、下方、左方及び右方の4つの側面全部がスペーサ11に覆われて保護されてもよい。その場合、例えば遊技盤6の下方の2箇所がスペーサ11から突出して精度よく平面状に加工されて前枠9に遊技盤6を取り付ける際の基準とされてもよい。又は、例えばスペーサ11の下面が精度よく平面状に加工されて前枠9に遊技盤6を取り付ける際の基準とされてもよい。
上述した実施形態では、スペーサ11の凹部11eはスペーサ11の後面に設けられている。しかしながら、凹部11eはスペーサ11の前面に設けられてもよい。その場合、凹部11eには、凹部11eの底面から前方に突出するリブ11fが形成されてスペーサ11の剛性は高くなり、剛性が高いスペーサ11が遊技盤6を後方から支持するので、遊技盤6がより撓みにくくなる。ただし、遊技盤6は透光性を有するので、凹部11eはスペーサ11の前面よりも後面に設けられている方が美観はよい。また、スペーサ11の前面には突出部11gを設ける方が好ましいので、凹部11eをスペーサ11の後面に設ける方が、スペーサ11の加工性は高くなる。更に、凹部11eをスペーサ11の前面ではなく後面に設ける方が、スペーサ11が取り付けられた遊技盤6は持ち易くなる。
上述した実施形態では、スペーサ11の前面には前方に突出する突出部11gが設けられており、スペーサ11の後面には突出部11gの先端部が挿入可能な穴部11hが設けられている。しかしながら、突出部11gがスペーサ11の後面に設けられ、穴部11hがスペーサ11の前面に設けられてもよい。その場合であっても、突出部11gを穴部11hに挿入することにより、スペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で積み重ねることができる。そのため、スペーサ11と一体化された遊技盤6を複数個安定した状態で移動又は運搬することができる。その結果、作業効率が上昇する。
上述した実施形態では、スペーサ11は黒色である。しかしながら、スペーサ11は黒色に限定されない。ただし、スペーサ11は不透光性を有している方が好ましい。スペーサ11が不透光性を有していれば、スペーサ11の後方は遊技者に視認されないので、スペーサ11の後方を隠すことができる。また、スペーサ11が不透光性を有していれば、遊技盤6が傷ついても、スペーサ11はその傷が目立つことを抑制することができる。
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠
4:外枠
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤
6a:表面(遊技盤面)
6b:センター開口
6c:右上方孔
6d:左下方孔
6e:第1右下方孔
6f:左上方孔
6g:第2右下方孔
7:センター役物(前方ユニットの一部)
8:前方ユニット
9:前枠
9a:中央開口
9b:右上側案内部
9c:左下側案内部
10:ガラス
11:スペーサ(基盤部材)
11a:平面部
11b:側面部
11c:右上方孔
11d:左下方孔
11e:凹部
11f:リブ
11g:突出部
11h:穴部
11i:左上方孔
11j:右下方孔
12:ガラス枠
13:後方ユニット
13a:中央開口
14:球皿
14a:上球皿
14b:下球皿
15:発射装置ハンドル
16:遊技領域
22:ヒンジ
23:遊技球(遊技媒体)
26:レール飾り(前方ユニットの一部)
26a:外レール
29:始動入賞口(前方ユニットの一部)
32:装飾部材
60:球タンクカバー

Claims (3)

  1. 所定厚さの配置空間が形成されている前枠と、
    前記前枠の前記配置空間に配置される遊技盤ユニットとを備え、
    前記遊技盤ユニットは、
    遊技媒体が流下可能な遊技領域が前面に形成され、透光性を有する遊技盤と、
    前記遊技盤の外周部における後面に当接し、前記遊技盤の側面を覆い、一体として形成された平板状のスペーサとを有し、
    前記遊技盤の厚さと前記スペーサの厚さとの合計の厚さである前記遊技盤ユニットの厚さは、実質的に前記所定厚さであり、
    前記遊技盤及び前記スペーサは、一体として前記配置空間に配置され、
    前記スペーサは、前記遊技盤における上方、下方、左方及び右方の4つの側面のうち3つの側面を覆っており、
    前記遊技盤における前記4つの側面のうちの残りの1つの側面は、前記スペーサより外方に突出している、遊技機。
  2. 前記遊技盤における前記残りの1つの側面は、下方の側面である、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記スペーサの前面及び後面の少なくとも一方には、凹部が形成されており、
    前記凹部には、前記凹部の底面から後方に突出するリブが設けられている
    請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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