JP2013200529A - プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の露光光照射方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の露光光照射方法、及び表示用パネル基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行う。
【解決手段】露光光照射装置30に、縦横に配列された複数のレンズ34aを有し、複数のレンズ34aにより光源から発生した露光光を重ね合わせて照射するフライアイレンズ34と、光源とフライアイレンズ34との間に配置され、フライアイレンズ34へ入射する露光光の一部を遮光する開口絞り36とを設ける。露光するパターンの細密度に応じ、開口絞り36によりフライアイレンズ34へ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aから照射される露光光の広がりを調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、プロキシミティ方式を用いて基板の露光を行うプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の露光光照射方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に、露光光を照射する露光光照射装置に、オプティカルインテグレータとしてフライアイレンズを用いたプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の露光光照射方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
プロキシミティ露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクホルダに保持されたマスクとチャックに支持された基板とを、数百μm〜数十μm程度のプロキシミティギャップまで接近させて、露光を行う。プロキシミティ方式では、マスクのパターンを基板に一対一で転写する等倍露光を行うため、プロキシミティ露光装置の露光光照射装置には、露光光を平行光線束にするための光学部品が設けられている。従来、平行光線束を作成する光学部品としては、コリメーションレンズと凹面鏡とが知られている。表示用パネルの大画面化に伴い露光領域が大きくなると、これらの光学部品も大型化されるが、コリメーションレンズは特に大型になると高価となるので、主に大型の基板の露光を行うプロキシミティ露光装置では、凹面鏡が多く使われている。特許文献1には、プロキシミティ露光装置において、露光光の波長を制限し、さらにコリメーション半角を最適な角度に調節することによって、解像度を向上させる技術が開示されている。
特開2007−94310号公報
近年、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネルは、テレビ等の大型画面の装置から、モバイルフォンやタブレット端末等の中小型画面の装置まで、様々な用途に使用されている。そのため、表示用パネル基板のパターンの細密度には、基板の種類に応じて種々の相違があり、露光装置に要求される露光精度は、露光する基板の種類によって様々に異なる。
プロキシミティ露光装置の露光光を照射する露光光照射装置では、通常、オプティカルインテグレータとしてフライアイレンズが使用されている。フライアイレンズは、複数のレンズを縦横に配列したレンズアレイであり、複数のレンズにより光源から発生した露光光を重ね合わせて、露光光の強度分布を均一化する。このとき、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきが適切でないと、必要な露光精度で露光を行うことができない。
本発明の課題は、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行うことである。また、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明のプロキシミティ露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から露光光をマスクへ照射して、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置において、露光光照射装置が、露光光を発生する光源と、縦横に配列された複数のレンズを有し、複数のレンズにより光源から発生した露光光を重ね合わせて照射するフライアイレンズと、フライアイレンズの複数のレンズから照射された露光光を反射して、露光光を平行にする凹面鏡と、光源とフライアイレンズとの間に配置され、フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りとを備え、露光するパターンの細密度に応じ、開口絞りによりフライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整したものである。
また、本発明のプロキシミティ露光装置の露光光照射方法は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から露光光をマスクへ照射して、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置の露光光照射方法であって、露光光照射装置に、露光光を発生する光源と、縦横に配列された複数のレンズを有し、複数のレンズにより光源から発生した露光光を重ね合わせて照射するフライアイレンズと、フライアイレンズの複数のレンズから照射された露光光を反射して、露光光を平行にする凹面鏡と、光源とフライアイレンズとの間に配置され、フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りとを設け、露光するパターンの細密度に応じ、開口絞りによりフライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整するものである。
フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりが大きいと、各レンズから照射される露光光の重なる部分が小さくなって、露光光の強度分布のばらつきが大きくなる。フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりが小さくなると、各レンズから照射される露光光の重なる部分が多くなって、露光光の強度分布のばらつきが小さくなる。フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りを設け、露光するパターンの細密度に応じ、開口絞りによりフライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整するので、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきが適切に調整されて、パターンの露光が精度良く行われる。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置は、開口絞りの露光光を通過させる開口が、フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応して形成されたものである。また、本発明のプロキシミティ露光装置の露光光照射方法は、開口絞りに、露光光を通過させる開口を、フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応させて形成するものである。開口絞りにより、フライアイレンズの複数のレンズが、開口を通過した露光光が透過するものと、開口絞りにさえぎられて露光光が透過しないものとに分けられて、露光光の広がりが効率良く調整される。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を用いて基板の露光を行うものである。上記のプロキシミティ露光装置又はプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を用いることにより、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきが適切に調整されて、パターンの露光が精度良く行われるので、高品質な表示用パネル基板が製造される。
本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置の露光光照射方法によれば、フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りを設け、露光するパターンの細密度に応じ、開口絞りによりフライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整することにより、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行うことができる。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置の露光光照射方法によれば、開口絞りに、露光光を通過させる開口を、フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応させて形成することにより、フライアイレンズの複数のレンズを、開口を通過した露光光が透過するものと、開口絞りにさえぎられて露光光が透過しないものとに分けて、露光光の広がりを効率良く調整することができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。 第1平面鏡、凹面鏡及び第2平面鏡の配置を上方から見た図である。 図3(a)はフライアイレンズの正面図、図3(b)はフライアイレンズの側面図である。 図4(a)は本発明の一実施の形態による開口絞りの正面図、図4(b)は開口絞り及びフライアイレンズを正面から見た図である。 図5(a)は本発明の他の実施の形態による開口絞りの正面図、図5(b)は開口絞り及びフライアイレンズを正面から見た図である。 開口絞りの動作を説明する図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。プロキシミティ露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック支持台9、チャック10、マスクホルダ20、及び露光光照射装置30を含んで構成されている。プロキシミティ露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1において、チャック10は、基板1の露光を行う露光位置にある。露光位置の上空には、マスク2を保持するマスクホルダ20が設置されている。マスクホルダ20には、露光光が通過する通過口が設けられている。マスクホルダ20は、通過口の周囲に設けられた図示しない吸着溝により、マスク2の周辺部を真空吸着して保持している。マスクホルダ20に保持されたマスク2の上空には、露光光照射装置30が配置されている。露光時、露光光照射装置30からの露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、マスク2のパターンが基板1の表面に転写され、基板1上にパターンが形成される。
チャック10は、Xステージ5及びYステージ7により、露光位置から離れたロード/アンロード位置へ移動される。ロード/アンロード位置において、図示しない基板搬送ロボットにより、基板1がチャック10へ搬入され、また基板1がチャック10から搬出される。チャック10への基板1のロード及びチャック10からの基板1のアンロードは、チャック10に設けた複数の突き上げピンを用いて行われる。突き上げピンは、チャック10の内部に収納されており、チャック10の内部から上昇して、基板1をチャック10にロードする際、基板搬送ロボットから基板1を受け取り、基板1をチャック10からアンロードする際、基板搬送ロボットへ基板1を受け渡す。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、フォトレジストが塗布されている。
チャック10は、チャック支持台9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向(図1の図面横方向)へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向(図1の図面奥行き方向)へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。チャック支持台9は、θステージ8に搭載され、チャック10を複数箇所で支持する。
Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10は、ロード/アンロード位置と露光位置との間を移動される。ロード/アンロード位置において、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1のプリアライメントが行われる。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10に搭載された基板1のXY方向へのステップ移動が行われる。また、図示しないZ−チルト機構により、マスクホルダ20をZ方向(図1の図面上下方向)へ移動及びチルトすることによって、マスク2と基板1とのギャップ合わせが行われる。そして、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、基板1のアライメントが行われる。
なお、本実施の形態では、マスクホルダ20をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行っているが、チャック支持台9にZ−チルト機構を設けて、チャック10をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行ってもよい。
露光光照射装置30は、ランプ31、集光鏡32、第1平面鏡33、フライアイレンズ34、シャッター35、開口絞り36、凹面鏡37、第2平面鏡38、照度センサー39、光源制御装置40、及び電源41を含んで構成されている。ランプ31には、水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入した放電型のランプが使用されている。ランプ31の周囲には、ランプ31から発生した光を集光する集光鏡32が設けられている。ランプ31から発生した光は、集光鏡32により集光され、第1平面鏡33へ照射される。
図2は、第1平面鏡、凹面鏡及び第2平面鏡の配置を上方から見た図である。シャッター35は、基板1の露光を行う時に開き、基板1の露光を行わない時に閉じる。シャッター35が開いているとき、第1平面鏡33で反射された光は、フライアイレンズ34へ入射する。フライアイレンズ34を透過した光は、凹面鏡37で反射されて平行光線束となる。図1において、凹面鏡37で反射されて平行光線束となった光は、第2平面鏡38で反射されて、マスク2へ照射される。マスク2へ照射された露光光により、マスク2のパターンが基板1へ転写され、基板1の露光が行われる。シャッター35が閉じているとき、第1平面鏡33からフライアイレンズ34へ照射される光は、シャッター35に遮断され、基板1の露光は行われない。
第2平面鏡38の裏側近傍には、照度センサー39が配置されている。第2平面鏡38には、露光光の一部を通過させる小さな窓が設けられている。照度センサー39は、第2平面鏡38の窓を通過した光を受光して、露光光の照度を測定する。照度センサー39の測定結果は、光源制御装置40へ入力される。光源制御装置40は、照度センサー39の測定結果に基づき、電源41からランプ31へ供給される電力を制御して、露光光の照度を調節する。
図3(a)はフライアイレンズの正面図、図3(b)はフライアイレンズの側面図である。図3(a),(b)に示す様に、フライアイレンズ34は、複数のレンズ34aを縦横に配列したレンズアレイである。第1平面鏡33からフライアイレンズ34へ入射した光は、複数のレンズ34aにより、凹面鏡37へ重ね合わせて照射され、露光光の強度分布が均一化される。
図4(a)は本発明の一実施の形態による開口絞りの正面図、図4(b)は開口絞り及びフライアイレンズを正面から見た図である。図4(a)において、開口絞り36は、平らな板36aに、露光光を通過させる開口36bを形成して構成されている。図4(b)に示す様に、本実施の形態の開口絞り36は、露光光を通過させる開口36bが、フライアイレンズ34の縦横に配列された複数のレンズ34aの一部に対応して形成されている。なお、図4(b)では、フライアイレンズ34の開口絞り36で隠れて見えない部分が、破線で示されている。
図5(a)は本発明の他の実施の形態による開口絞りの正面図、図5(b)は開口絞り及びフライアイレンズを正面から見た図である。図5(a)に示す様に、本実施の形態の開口絞り36は、露光光を通過させる開口36bが、図4に示した実施の形態よりも小さい。図5(b)に示す様に、本実施の形態の開口絞り36も、露光光を通過させる開口36bが、フライアイレンズ34の縦横に配列された複数のレンズ34aの一部に対応して形成されている。なお、図5(b)では、図4(b)と同様に、フライアイレンズ34の開口絞り36で隠れて見えない部分が、破線で示されている。
開口絞り36に、露光光を通過させる開口36bを、フライアイレンズ34の縦横に配列された複数のレンズ34aの一部に対応させて形成することにより、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aが、開口36bを通過した露光光が透過するものと、開口絞り36にさえぎられて露光光が透過しないものとに分けられる。
以下、本実施の形態によるプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を説明する。本実施の形態では、図4及び図5に示す様に、露光光を通過させる開口36bの大きさがそれぞれ異なる複数の開口絞り36を用意する。そして、第1平面鏡33とフライアイレンズ34との間に、露光するパターンの細密度に応じて、開口36bの大きさがそれぞれ異なる複数の開口絞り36を、切り替えて設置する。設置した開口絞り36により、ランプ31から発生して第1平面鏡33で反射され、フライアイレンズ34へ入射する露光光の入射角が調節されて、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aから照射される露光光の広がりが調整される。
図6は、開口絞りの動作を説明する図である。図6(a)は図4(a)に示した開口絞り36を設置した状態を示し、図6(b)は図5(a)に示した開口絞り36を設置した状態を示している。開口絞り36の開口36bを通過した露光光が透過するレンズ34aの内、上端及び下端にあるものについて、各レンズ34aへの露光光の入射角を比較すると、図6(a)の場合に比べて図6(b)の場合の方が、各レンズ34aへの露光光の入射角が小さい。従って、図6(a)の場合に比べて図6(b)の場合の方が、各レンズ34aから凹面鏡37へ照射される露光光の広がりが小さく、露光光の重なる部分が多くなって、露光光の強度分布のばらつきが小さくなる。一方、図6(a)の場合に比べて図6(b)の場合の方が、露光光を透過させるレンズ34aの数が少ない分、露光光全体の光量は小さくなる。
本実施の形態では、露光するパターンの細密度に応じ、開口36bの大きさがそれぞれ異なる複数の開口絞り36を切り替えて設置し、開口絞り36によりフライアイレンズ34へ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aから照射される露光光の広がりを調整するので、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきが適切に調整されて、パターンの露光が精度良く行われる。
そして、開口絞り36に、露光光を通過させる開口36bを、フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応させて形成するので、開口絞り36により、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aが、開口36bを通過した露光光が透過するものと、開口絞り36にさえぎられて露光光が透過しないものとに分けられて、露光光の広がりが効率良く調整される。
しかしながら、本発明は上述した実施の形態に限らず、例えば、開口絞りに開口の大きさを変更する可動機構を設け、露光するパターンの細密度に応じ、可動機構により開口の大きさを変更して、フライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、フライアイレンズ34へ入射する露光光の一部を遮光する開口絞り36を設け、露光するパターンの細密度に応じ、開口絞り36によりフライアイレンズ34へ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aから照射される露光光の広がりを調整することにより、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行うことができる。
さらに、開口絞り36に、露光光を通過させる開口36bを、フライアイレンズ34の縦横に配列された複数のレンズ34aの一部に対応させて形成することにより、フライアイレンズ34の複数のレンズ34aを、開口36bを通過した露光光が透過するものと、開口絞り36にさえぎられて露光光が透過しないものとに分けて、露光光の広がりを効率良く調整することができる。
本発明のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、本発明のプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を用いて基板の露光を行うことにより、露光するパターンの細密度に応じ、露光光の強度分布のばらつきを適切に調整して、パターンの露光を精度良く行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図7は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等により感光樹脂材料(フォトレジスト)を塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、プロキシミティ露光装置や投影露光装置等を用いて、マスクのパターンをフォトレジスト膜に転写する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図8は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図7に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図8に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明のプロキシミティ露光装置又はプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を適用することができる。
1 基板
2 マスク
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 チャック支持台
10 チャック
20 マスクホルダ
30 露光光照射装置
31 ランプ
32 集光鏡
33 第1平面鏡
34 フライアイレンズ
35 シャッター
36 開口絞り
36a 板
36b 開口
37 凹面鏡
38 第2平面鏡
39 照度センサー
40 光源制御装置
41 電源

Claims (6)

  1. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、前記露光光照射装置から露光光をマスクへ照射して、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置において、
    前記露光光照射装置は、
    露光光を発生する光源と、
    縦横に配列された複数のレンズを有し、該複数のレンズにより前記光源から発生した露光光を重ね合わせて照射するフライアイレンズと、
    前記フライアイレンズの複数のレンズから照射された露光光を反射して、露光光を平行にする凹面鏡と、
    前記光源と前記フライアイレンズとの間に配置され、前記フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りとを備え、
    露光するパターンの細密度に応じ、前記開口絞りにより前記フライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、前記フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整したことを特徴とするプロキシミティ露光装置。
  2. 前記開口絞りは、露光光を通過させる開口が、前記フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプロキシミティ露光装置。
  3. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から露光光をマスクへ照射して、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置の露光光照射方法であって、
    露光光照射装置に、露光光を発生する光源と、縦横に配列された複数のレンズを有し、複数のレンズにより光源から発生した露光光を重ね合わせて照射するフライアイレンズと、フライアイレンズの複数のレンズから照射された露光光を反射して、露光光を平行にする凹面鏡と、光源とフライアイレンズとの間に配置され、フライアイレンズへ入射する露光光の一部を遮光する開口絞りとを設け、
    露光するパターンの細密度に応じ、開口絞りによりフライアイレンズへ入射する露光光の入射角を調節して、フライアイレンズの複数のレンズから照射される露光光の広がりを調整することを特徴とするプロキシミティ露光装置の露光光照射方法。
  4. 開口絞りに、露光光を通過させる開口を、フライアイレンズの縦横に配列された複数のレンズの一部に対応させて形成することを特徴とする請求項3に記載のプロキシミティ露光装置の露光光照射方法。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のプロキシミティ露光装置の露光光照射方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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