JP2013199226A - 車両のコンソールボックス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンソールボックスを構成する前、後部ボックスの互いの連結部にがたつきが発生しないようにする。
【解決手段】コンソールボックス9が、個別に構成されてフロアがわ部材5にそれぞれ締結される前、後部ボックス10,11と、前部ボックス10に後部ボックス11を係合させる係合体12とを備える。前部ボックス10の後面板10aの下部をフロアがわ部材5に締結する。係合体12が、後面板10aの上部に形成される係合孔26と、後部ボックス11の前端部に突設され、係合孔26に挿入されて係合孔26の上部孔縁部26aに係合する係合突起27とを有する。後面板10aの上下方向の中途部に上方に向けて突出するリブ35を一体的に形成する。係合孔26の上部孔縁部26aに係合突起27を係合させると共に前、後部ボックス10,11をフロアがわ部材5に締結した状態で、後部ボックス11の前端部がわがリブ35に弾性的に圧接するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスが、個別に構成され、かつ、互いに係合により連結される前、後部ボックスを備えた車両のコンソールボックス装置に関するものである。
上記車両のコンソールボックス装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車体内部の車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスは、このコンソールボックスの前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材にそれぞれ締結される前、後部ボックスと、上記前部ボックスに後部ボックスを係合により連結させる係合体とを備えている。
ここで、上記車両では、コンソールボックス装置のコンソールボックスとして、前、後部ボックスが共に適用されているが、上記車両とは異なる他の車種に対し、上記前、後部ボックスのうち、前部ボックスのみの適用ができることとされている。これによれば、各種車両のコンソールボックス装置にコンソールボックスとして上記前部ボックスを兼用できることから、各種車両を全体的に見たときの生産性が向上する。
また、上記したように、車両に前、後部ボックスを共に適用する場合において、これら前、後部ボックスの互いの連結を上記した係合体ですることにより、この連結が、コンソールボックス装置の外観上の見栄えを良好に維持したまま、容易にできることとされている。
特開平6−8774号公報
ところで、前記車両のコンソールボックス装置におけるコンソールボックスの前、後部ボックスは係合体による係合によって互いに連結されているが、このような係合によっては、上記連結部には十分の連結強度を確保することができないおそれがある。そして、この場合には、車両の走行時の振動で上記連結部にがたつきが生じて異音が発生するおそれがある。
そこで、上記前、後部ボックスの連結部にがたつきが生じないよう、これら前、後部ボックスを別途追加した締結具によって互いに締結したり、上記フロアがわ部材に締結したりすることが考えられる。しかし、このようにすると、このコンソールボックス装置の構成部品が増加して構成が複雑になると共に前、後部ボックス同士の組み付け作業や、上記フロアがわ部材への組み付け作業が煩雑となり、この結果、コンソールボックス装置の生産性が低下して、生産コストが高価になるという不都合が生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスが、個別に構成され、かつ、互いに係合により連結される前、後部ボックスを備えた車両のコンソールボックス装置において、このコンソールボックス装置の外観上の見栄えを良好に維持したままで、上記前、後部ボックスの互いの連結部におけるがたつきの発生を防止することである。
また、本発明の他の目的は、上記連結部におけるがたつきの発生防止が、簡単な構成で達成できるようにすると共に、上記前、後部ボックス同士やこれらのフロアがわ部材への組み付け作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2内部の車室3のフロアがわ部材5上に設けられるコンソールボックス9が、このコンソールボックス9の前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材5にそれぞれ締結される前、後部ボックス10,11と、上記前部ボックス10に後部ボックス11を係合させる係合体12とを備えた車両のコンソールボックス装置において、
上記前部ボックス10の後面板10aの下部を上記フロアがわ部材5に締結し、上記係合体12が、上記後面板10aの上部に形成される係合孔26と、上記後部ボックス11の前端部に突設され、上記係合孔26に挿入されてこの係合孔26の上部孔縁部26aに係合する係合突起27とを有し、上記後面板10aの上下方向の中途部に上方に向けて突出するリブ35を一体的に形成し、上記係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27を係合させると共に上記前、後部ボックス10,11を上記フロアがわ部材5に締結した状態で、上記後部ボックス11の前端部がわが上記リブ35に弾性的に圧接するようにしたことを特徴とする車両のコンソールボックス装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体内部の車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスが、このコンソールボックスの前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材にそれぞれ締結される前、後部ボックスと、上記前部ボックスに後部ボックスを係合させる係合体とを備えた車両のコンソールボックス装置において、
上記前部ボックスの後面板の下部を上記フロアがわ部材に締結し、上記係合体が、上記後面板の上部に形成される係合孔と、上記後部ボックスの前端部に突設され、上記係合孔に挿入されてこの係合孔の上部孔縁部に係合する係合突起とを有し、上記後面板の上下方向の中途部に上方に向けて突出するリブを一体的に形成し、上記係合孔の上部孔縁部に上記係合突起を係合させると共に上記前、後部ボックスを上記フロアがわ部材に締結した状態で、上記後部ボックスの前端部がわが上記リブに弾性的に圧接するようにしており、次の効果が生じる。
即ち、上記発明によれば、コンソールボックス装置のコンソールボックスにおける前部ボックスの後面板の下部をフロアがわ部材に締結したため、上記係合孔の上部孔縁部に上記係合突起を係合させると共に上記前、後部ボックスをフロアがわ部材に締結したときには、上記後面板の下部の上記締結部は上記後部ボックスの前端部によって覆うことができる。よって、上記締結部が外観上容易に見えることが防止される分、コンソールボックス装置の外観上の見栄えを良好に維持できる。
また、前記したように、係合孔の上部孔縁部に上記係合突起を係合させると共に上記前、後部ボックスを上記フロアがわ部材に締結した状態で、上記後部ボックスの前端部がわが上記リブに弾性的に圧接するようにしたため、第1に、上記前、後部ボックスの互いの連結部にがたつきが生じることは、上記リブを介し前、後部ボックスを互いに圧接させたことにより防止される。よって、車両の走行時の振動により上記連結部に異音が発生することは防止される。
また、第2に、フロアがわ部材への後部ボックスの締結を解除すると、上記した圧接による弾性力によって上記後部ボックスの後部がわが自動的に上方回動させられ、その後、この後部ボックスへの手掛け操作が容易にできる。よって、この後部ボックスの下側についての保守点検時の作業性が向上する。
また、上記連結部におけるがたつきの発生防止は、上記したように前部ボックスの後面板に一体的に形成したリブを介し前、後部ボックスを互いに圧接させたことにより達成される。このため、上記がたつきの発生防止として別途の締結具を設けることは不要であることから、コンソールボックス装置の構成部品が増加することは防止される。よって、上記がたつきの発生防止は簡単な構成で達成でき、また、上記した別途の締結具が不要であって、その捻回操作が不要である分、前、後部ボックス同士やこれらのフロアがわ部材への組み付け作業は容易にできる。
図2の部分拡大断面図である。 車両のコンソールボックス装置の側面図である。 車両のコンソールボックス装置の斜視展開図である。 図2の部分拡大平面図である。 図4のV−V線矢視拡大断面図である。 図4のVI−VI線矢視拡大断面図である。
本発明の車両のコンソールボックス装置に関し、車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスが、個別に構成され、かつ、互いに係合により連結される前、後部ボックスを備えた場合において、このコンソールボックス装置の外観上の見栄えを良好に維持したままで、上記前、後部ボックスの互いの連結部におけるがたつきの発生を防止する、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車体内部の車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスは、このコンソールボックスの前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材にそれぞれ締結される前、後部ボックスと、上記前部ボックスに後部ボックスを係合させる係合体とを備える。
上記前部ボックスの後面板の下部が上記フロアがわ部材に締結される。上記係合体は、上記後面板の上部に形成される係合孔と、上記後部ボックスの前端部に突設され、上記係合孔に挿入されてこの係合孔の上部孔縁部に係合する係合突起とを有する。上記後面板の上下方向の中途部に上方に向けて突出するリブが一体的に形成される。上記係合孔の上部孔縁部に上記係合突起を係合させると共に上記前、後部ボックスを上記フロアがわ部材に締結した状態で、上記後部ボックスの前端部がわが上記リブに弾性的に圧接するようにしている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、車両1の幅方向をいうものとする。
上記車両1の車体2内部が車室3とされ、上記車体2は、車室3の下面を形成するフロアパネル4を有している。このフロアパネル4における車両1の幅方向の中央部は上方に向かって膨出させられてフロアがわ部材5が形成され、このフロアがわ部材5は車両1の前後方向に長く延び、剛性の大きいトンネル部を形成している。
上記フロアがわ部材5上にはコンソールボックス装置8が設けられ、このコンソールボックス装置8は樹脂製のコンソールボックス9を有している。このコンソールボックス9は、このコンソールボックス9の前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材5にそれぞれ締結される前、後部ボックス10,11と、上記前部ボックス10の後端部に後部ボックス11の前端部を離脱可能に係合させて連結させる係合体12とを備えている。
上記前部ボックス10の前部の上面には缶容器収納用の凹部15が形成され、上記前部ボックス10の後部がわには、上記フロアがわ部材5から上方に突出するよう設けられるシフトレバーを収容する開口16が形成されている。一方、上記後部ボックス11の前部側には、上記フロアがわ部材5から上方に突出するよう設けられるパーキング用のサイドブレーキレバーを収容する他の開口17が形成され、上記後部ボックス11の後部の上面には小物入れ用の他の凹部18が形成されている。
上記前部ボックス10の前部は、その左右各側部が上記フロアがわ部材5に形成された不図示のブラケットに対しそれぞれ前締結具21により解除可能に締結される。これら各前締結具21は、上記前部ボックス10の前部の左右各外側方から捻回、弛緩操作される。また、上記前部ボックス10の後端部は、その下端部が上記フロアがわ部材5に単一の後締結具22により解除可能に締結される。この後締結具22は上記前部ボックス10の後端部の幅方向の中央部に位置し、その上方から捻回、弛緩操作される。
一方、上記後部ボックス11の後端部は、その下端部が上記フロアがわ部材5に単一の他の締結具23により解除可能に締結される。この他の締結具23は、上記後部ボックス11の後端部の幅方向の中央部に位置し、その上方から捻回、弛緩操作される。
上記前部ボックス10の後面の下部がわで車両1の幅方向の中途部は、車両1の幅方向かつ後下方に延びる平坦な後面板10aにより形成されている。この後面板10aは、上記前部ボックス10の後面における上端縁部10bと、この前部ボックス10の後面における左右側端縁部10c,10cとよりも一段低い下がり段差面(凹レリーフ)とされている。そして、上記後面板10aの下端部における幅方向の中央部が上記フロアがわ部材5に上記後締結具22により締結されている。
前記係合体12は、上記前部ボックス10の後面板10aの上部に形成される係合孔26と、上記後部ボックス11の前端部から前方に向けて一体的に突設され、上記係合孔26に挿入されてこの係合孔26の上部孔縁部26aに係脱可能に係合する係合突起27とを有している。
上記係合孔26は車両1の幅方向に長い長方形状をなしている。上記係合突起27の突出端部の上面には、コンソールボックス装置8の側面視(図1)で、上方に向かって開口する係合凹部28が形成されている。この係合凹部28が上記係合孔26の上部孔縁部26aにその下方から嵌合することにより、この上部孔縁部26aに上記係合突起27が係合している。この場合、車両1の幅方向で、上記係合孔26と係合突起27との各寸法は互いにほぼ同じとされ、上記係合孔26に対し係合突起27はがたつきなく挿入される。また、上記上部孔縁部26aへの係合突起27の係合凹部28の係合部を中心として、上記後部ボックス11の後部がわは上下に回動可能とされている。
上記前部ボックス10の後面板10aの下部には、左右一対の位置決め孔31,31が形成される。一方、上記後部ボックス11の前端部には、この前端部から前方に向けて左右一対の位置決め突起32,32が一体的に突設され、これら各位置決め突起32は上記各位置決め孔31に嵌入される。これら各位置決め孔31への各位置決め突起32の嵌入により、上記前部ボックス10の後面板10aにおける車両1の幅方向での所定位置に上記後部ボックス11の前端部が位置決めされる。
上記前部ボックス10の後面板10aの上下方向の中途部には、上方に向けて突出するリブ35が一体的に形成される。このリブ35は、上記係合孔26の下部孔縁部26bの近傍で、この下部孔縁部26bに沿って左右に延び、この下部孔縁部26bの長手方向の全体にわたり連続的に形成される。そして、上記リブ35により、上記後面板10aに上記係合孔26を形成したことによる剛性の低下が防止される。
図1中実線で示すように、上記係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27を係合させると共に上記前、後部ボックス10,11を各締結具21〜23によりフロアがわ部材5に締結したとき、上記後部ボックス11の前端部がわである上記係合突起27の基部が上記リブ35の突出端に圧接することとされている。この場合、上記前、後部ボックス10,11の各部はわずかながらでも弾性を有しており、特に、上記前部ボックス10の後面板10aは平坦板であって、その厚さ方向で弾性変形しやすいものである。このため、上記した後部ボックス11の前端部がわの上記リブ35への圧接は、弾性的な圧接とされる。
図1,2,4〜6中実線で示すように、上記係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27を係合させると共に上記前、後部ボックス10,11を各締結具21〜23によりフロアがわ部材5に締結した状態では、上記係合孔26の上部孔縁部26aへの上記係合突起27の係合と、上記各位置決め孔31への各位置決め突起32の嵌入とにより、上記前部ボックス10の後面板10aの所定位置に上記後部ボックス11の前端部が位置決めされる。
具体的には、上記位置決めにより、上記後面板10aの上端縁部と左右各側端縁部とに対し、上記後部ボックス11の前端部の上端縁部と左右各側端縁部とがそれぞれその長手方向の各部で全体的に当接する。また、この際、上記後部ボックス11の前端部の上面および左右各外側面と、上記前部ボックス10の上端縁部10bおよび左右各側端縁部10cとは互いに近接(当接含む)し、上記後部ボックス11の前端部は上記前部ボックス10の上端縁部10bおよび左右各側端縁部10cとにより囲まれている。これにより、上記係合体12、他の締結具23、位置決め孔31、位置決め突起32、およびリブ35は、上記前、後部ボックス10,11により全体的に覆われ、かつ、上記前、後部ボックス10,11に視覚的な一体感が得られるようになっている。
また、前記した前部ボックス10の後面板10aの所定位置への上記後部ボックス11の前端部の位置決めにより、これら前、後部ボックス10,11が車室3の雰囲気温度で熱変形しようとしても、この変形は抑制される。
上記フロアがわ部材5に対するコンソールボックス装置8の組み付け手順を簡説する。
まず、上記フロアがわ部材5に対し前、後締結具21,22により上記コンソールボックス9の前部ボックス10を締結する。次に、図1,2中一点鎖線で示すように、上記前部ボックス10の後端部の上方に後部ボックス11を位置させる。次に、この後部ボックス11を、図1,2中一点鎖線矢印で示すように下降させて係合突起27を係合孔26に挿入させ、この係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27の係合凹部28を係合させる。次に、上記係合孔26の上部孔縁部26aへの係合突起27の係合凹部28の係合部を中心として上記後部ボックス11の後部がわを上記フロアがわ部材5上に向かって下方回動させる。
上記した後部ボックス11の後部がわの下方回動途中で、上記前部ボックス10の後面板10aの各位置決め孔31に上記後部ボックス11の前端部の各位置決め突起32が嵌入されて、この後部ボックス11の前端部は上記前部ボックス10の後面板10aの所定位置に向かうよう位置決めが始められる。また、上記した後部ボックス11の後部がわの下方回動途中(図1,2中二点鎖線)で、上記後部ボックス11の前端部がわが上記リブ35に圧接し始めるが、この際、このリブ35からの圧接反力に対抗しつつ上記後部ボックス11の後部がわを更に下方回動させる。
上記した後部ボックス11の後部がわの下方回動により、この後部ボックス11の後部がわが上記フロアがわ部材5に近接すると共に、上記後部ボックス11の前端部が上記前部ボックス10の後面板10aに接近するとき、上記後部ボックス11の前端部は上記前部ボックス10の後面板10aの所定位置に向かうよう、上記前部ボックス10の後面の上端縁部10bと左右各側端縁部10cとに案内されて位置決めされる。
そして、上記した後部ボックス11の後部がわの下方回動により、この後部ボックス11の後部がわがフロアがわ部材5上に当接すると共に、後部ボックス11の前端部が上記前部ボックス10の後面板10aに当接すれば、ここで、上記後部ボックス11を他の締結具23によりフロアがわ部材5に締結する。すると、上記フロアがわ部材5に対するコンソールボックス装置8の組み付けが終了する。
上記構成によれば、コンソールボックス装置8のコンソールボックス9における前部ボックス10の後面板10aの下部を上記後締結具22によりフロアがわ部材5に締結したため、上記係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27を係合させると共に上記前、後部ボックス10,11をフロアがわ部材5に締結したときには、上記後面板10aの下部の上記後締結具22による締結部は上記後部ボックス11の前端部によって覆うことができる。よって、上記後締結具22による締結部が外観上容易に見えることが防止される分、コンソールボックス装置8の外観上の見栄えを良好に維持できる。
また、前記したように、係合孔26の上部孔縁部26aに上記係合突起27を係合させると共に上記前、後部ボックス10,11を上記フロアがわ部材5に締結した状態で、上記後部ボックス11の前端部がわが上記リブ35に弾性的に圧接するようにしたため、第1に、上記前、後部ボックス10,11の互いの連結部にがたつきが生じることは、上記リブ35を介し前、後部ボックス10,11を互いに圧接させたことにより防止される。よって、車両1の走行時の振動により上記連結部に異音が発生することは防止される。
また、第2に、図1,2中二点鎖線で示すように、フロアがわ部材5への後部ボックス11の上記他の締結具23による締結を解除すると、上記した圧接による弾性力によって上記後部ボックス11の後部がわが自動的に上方回動させられ、その後、この後部ボックス11への手掛け操作が容易にできる。よって、一般的に、この後部ボックス11の下側に取り付けられるサイドブレーキレバー用ケーブルの調整等、この後部ボックス11の下側についての保守点検時の作業性が向上する。
また、上記連結部におけるがたつきの発生防止は、上記したように前部ボックス10の後面板10aに一体的に形成したリブ35を介し前、後部ボックス10,11を互いに圧接させたことにより達成される。このため、上記がたつきの発生防止として、前記した各締結具21〜23に加えて別途の締結具を設けることは不要であることから、コンソールボックス装置8の構成部品が増加することは防止される。よって、上記がたつきの発生防止は簡単な構成で達成でき、また、上記した別途の締結具が不要であって、その捻回操作が不要である分、前、後部ボックス10,11同士やこれら10,11のフロアがわ部材5への組み付け作業は容易にできる。
なお、図示しないが、上記前部ボックス10を型成形する場合に、その後面板10aにおける係合孔26、位置決め孔31、およびリブ35を入れ子型で形成してもよい。この場合、この入れ子型を用いないで前部ボックスを形成すれば、その後面板は上記係合孔26、位置決め孔31、およびリブ35が存在しない単なる平坦板にすることができる。そして、この前部ボックスは、これ単独で、他の車種の車両のコンソールボックス装置8に適用可能となる。
1 車両
2 車体
3 車室
4 フロアパネル
5 フロアがわ部材
8 コンソールボックス装置
9 コンソールボックス
10 前部ボックス
10a 後面板
10b 上端縁部
10c 側端縁部
11 後部ボックス
12 係合体
21 前締結具
22 後締結具
23 他の締結具
26 係合孔
26a 上部孔縁部
26b 下部孔縁部
27 係合突起
31 位置決め孔
32 位置決め突起
35 リブ

Claims (1)

  1. 車体内部の車室のフロアがわ部材上に設けられるコンソールボックスが、このコンソールボックスの前、後部をそれぞれ個別に構成し、上記フロアがわ部材にそれぞれ締結される前、後部ボックスと、上記前部ボックスに後部ボックスを係合させる係合体とを備えた車両のコンソールボックス装置において、
    上記前部ボックスの後面板の下部を上記フロアがわ部材に締結し、上記係合体が、上記後面板の上部に形成される係合孔と、上記後部ボックスの前端部に突設され、上記係合孔に挿入されてこの係合孔の上部孔縁部に係合する係合突起とを有し、上記後面板の上下方向の中途部に上方に向けて突出するリブを一体的に形成し、上記係合孔の上部孔縁部に上記係合突起を係合させると共に上記前、後部ボックスを上記フロアがわ部材に締結した状態で、上記後部ボックスの前端部がわが上記リブに弾性的に圧接するようにしたことを特徴とする車両のコンソールボックス装置。
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