JP2013199049A - 熱転写型プリンター - Google Patents

熱転写型プリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2013199049A
JP2013199049A JP2012068571A JP2012068571A JP2013199049A JP 2013199049 A JP2013199049 A JP 2013199049A JP 2012068571 A JP2012068571 A JP 2012068571A JP 2012068571 A JP2012068571 A JP 2012068571A JP 2013199049 A JP2013199049 A JP 2013199049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
ink
winding
take
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012068571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5930790B2 (ja
Inventor
Kosuke Oda
紘介 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012068571A priority Critical patent/JP5930790B2/ja
Publication of JP2013199049A publication Critical patent/JP2013199049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5930790B2 publication Critical patent/JP5930790B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

【課題】インクリボンを巻き取るDCモーターのトルク対回転数特性(以下、T−N特性)の変動を考慮して、適切なテンションをインクリボンに与えながら印刷を行う熱転写型プリンターの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の熱転写型プリンターはインクリボン3を用いる熱転写型プリンターであって、インクリボン3を巻き取る巻取りインクボビン8と、巻取りインクボビン8を駆動する巻取りモーター10と、巻取りモーター10の駆動を制御し、予め巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性が記憶されている制御部11と、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性を測定するモーター特性測定手段とを備え、制御部11は、モーター特性測定手段により測定されたT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づく制御を補正して、巻取りモーター10の駆動を制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は熱転写型プリンターに関し、特に、インクリボンを用いる熱転写型プリンターに関する。
熱転写型プリンターは、ロール状に巻かれたインクリボンとプリント用紙を、プラテンローラーおよびサーマルヘッドに備えられるヒーターラインとで挟み込むことで圧着し、サーマルヘッドによってインクリボンを加熱することで、インクリボンに塗布された染料インクをプリント用紙に転写して、1枚の印画物を作成する。
熱転写型プリンターにおいて、インクの転写時にインクリボンに与えられるテンションが適切で無い場合には、印画物に皺が生じたり、プリント用紙からインクリボンを剥離できず、ジャムと呼ばれるプリント用紙の紙詰まりが生じたりすることがある。このような不良を防止するためには、インクリボンに与えるテンションを適切に制御することが必要である。インクリボンのテンションを制御する技術として、インクリボンを供給する駆動系に、トルクリミッターを組み込むことで、インクリボンのテンションを制御する技術が知られている。
しかしながら、ロール状に巻かれたインクリボンは、印刷枚数に応じてインクリボンロールの巻き径が変化する。トルクリミッターは、巻き径によらず一定のトルクを与えるため、インクリボンロールの巻き径の変化に応じて、インクリボンのテンションが変化してしまう。よって、前述した紙詰まりなどの不良が発生しない範囲内に、インクリボンロールの巻き径の大きさを制限していた。
以上の問題を解決するための技術として、インクリボンロールの巻き径によらず、一定のテンションをインクリボンに与える技術として、インクリボンを巻き取るDCモーターによってトルクを与え、さらに、DCモーターの駆動トルクをインクリボンロールの巻き径の変化に応じてPWM(Pulse Width Module)制御や電圧変調による駆動制御をすることで、インクリボンに与えるテンションを適切に制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の技術としては、インクリボン上の特定の頭出しマークを利用して、インクリボンが所定の距離を移動するのに要する時間を測定し、この時間が一定となるように、インクリボンを巻き取るDCモーターの駆動電圧を制御する技術がある(特許文献2参照)。
また、一般に、DCモーターのトルク対回転数特性(以下、T−N特性)は、設置環境の温度・湿度や、使用状況(例えば、印刷枚数)等によって変動することが知られている。
特開2007−62032号公報 特開平5−4435号公報
前述のように、DCモーターのT−N特性は、プリンターの設置環境や使用状況等に応じて変動することが知られているが、上述した従来技術では、DCモーターのT−N特性の変動を考慮せずに、インクリボンを巻き取るDCモーターの制御を行っていた。
従って、特許文献1に記載の技術では、インクリボンロールの巻き径の変化に応じて、インクリボンを巻き取るDCモーターのトルク制御を行っているが、DCモーターのT−N特性が変動している場合には、インクリボンに適切なテンションが与えられない問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、インクリボン上の特定の頭出しマークを利用して、インクリボンを巻き取るDCモーターの駆動電圧の制御を行っているが、特許文献1と同じく、DCモーターのT−N特性の変動が考慮されていない。
本発明は、以上の問題を解決するために成されたものであり、インクリボンを巻き取るDCモーターのT−N特性の変動を考慮して、DCモーターの駆動制御を行うことにより、適切なテンションをインクリボンに与えながら印刷を行う熱転写型プリンターの提供を目的とする。
本発明に係る熱転写型プリンターは、インクリボンを用いる熱転写型プリンターであって、インクリボンを巻き取る巻取りインクボビンと、巻取りインクボビンを駆動する巻取りモーターと、巻取りモーターの駆動を制御し、巻取りモーターによって駆動される巻取りインクボビンのT−N特性が予め記憶されている制御部と、巻取りモーターによって駆動される巻取りインクボビンのT−N特性を測定するモーター特性測定手段とを備え、制御部は、モーター特性測定手段により測定されたT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づく制御を補正して巻取りモーターの駆動を制御することを特徴とする。
本発明に係る熱転写プリンターは、例えば印刷を行う前に、巻取りモーターによって駆動される巻取りインクボビンのT−N特性を測定し、測定したT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づいた制御を補正して、巻取りモーターの駆動を制御することで、設置環境(温度・湿度)や使用状況(印刷枚数など)によって巻取りモーターのT−N特性が変動している場合であっても、インクリボンに適切なテンションを与えながら印刷を行うことが可能である。よって、印画物の品質を向上させ、また、プリント用紙詰まり等の不良を防止することができる。
実施の形態1に係る熱転写型プリンターの構造を示す図である。 実施の形態1に係る無負荷時モーター特性測定手段による測定のフローチャートである。 実施の形態1に係る無負荷時モーター特性測定手段の測定例を示す図である。 実施の形態1に係る負荷時モーター特性測定手段による測定のフローチャートである。 実施の形態1に係る負荷時モーター特性測定手段の測定例を示す図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1に、本実施の形態における熱転写型プリンターの構成を示す。本実施の形態における熱転写型プリンターは、インクリボン供給・巻取り部と、プリント用紙7を搬送するプリント用紙搬送手段としての、プリント用紙搬送部と、インクリボン3とプリント用紙7を圧着・加熱する熱転写部と、これら各部の動作を制御する制御部11から構成される。
インクリボン供給・巻取り部は、ロール状のインクリボン3を回動して、インクリボン3を供給する供給インクボビン12と、供給インクボビン12から引き出されたインクリボン3を巻き取る巻取りインクボビン8とを備え、供給インクボビン12と巻取りインクボビン8は、それぞれ供給モーター15、巻取りモーター10によって駆動される。また、供給モーター15および巻取りモーター10はDCモーターであり、これらの駆動は、制御部11において制御される。また、供給インクボビン12の駆動部には、供給インクボビン12に過度なトルクがかかった場合に、トルクを一定に制限するトルクリミッター13が組み込まれている。また、巻取りインクボビン8は、例えば、ウォームギア等からなる駆動機構を介して、巻取りモーター10と連結されている。
さらに、インクリボン供給・巻取り部は、供給インクボビン12のインクリボン3の残量を検出する、インクリボン残量検出手段としてのインクリボン残量検出部14と、巻取りインクボビン8の回転数を検出する、回転数検出手段としての回転数検出部9を備える。
プリント用紙搬送部は、プリント用紙7を挟んで搬送する搬送ローラー5,6を備え、搬送ローラー5は、プリント用紙搬送モーター4によって駆動される。なお、プリント用紙搬送モーター4の駆動は、制御部11によって制御されている。
熱転写部は、インクリボン3とプリント用紙7を挟んで圧着するプラテンローラー2とサーマルヘッド1を備え、サーマルヘッド1を加熱することにより、インクリボン3のインクがプリント用紙7に転写される。
また、制御部11には、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性が予め、例えば工場出荷時に記憶されている。
<動作>
本実施の形態における熱転写型プリンターは、サーマルヘッド1とプラテンローラー2の間で、インクリボン3とプリント用紙7を圧着した状態でインクリボン3とプリント用紙7を同時に搬送しながら、サーマルヘッド1でインクリボン3を加熱することにより、インクリボン3に塗布されたインクをプリント用紙7に印刷する。ここで、インクリボン3は、供給モーター15によって駆動される、ロール状にインクリボン3が巻かれた供給インクボビン12から供給され、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8に巻き取られる。また、プリント用紙7は、搬送モーター4によって駆動される搬送ローラー5と、搬送ローラー5と対向する搬送ローラー6に挟まれて搬送される。
印刷は、制御部11に予め記憶された巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性に基づいて、巻取りモーター10の駆動を制御しながら行われる。なお、巻取りモーター10の駆動電圧は、巻取りインクボビン8の巻き径に応じて決定される。例えば、インクリボン3のテンションを一定に保って印刷を行う場合は、巻取りインクボビン8の巻き径の変化に応じて、記憶されているT−N特性を参照することで、適切なトルクで巻取りモーターを駆動する駆動電圧を制御する。
前述したように、巻取りモーター10のT−N特性は、設置環境(温度、湿度等)や使用状況等に応じて変動するため、このT−N特性の変動を考慮して制御を行う必要がある。そこで、例えば印刷動作前に、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性の測定を行い(T−N特性の測定については後述)、制御部11は、測定されたT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づいた制御を補正して、巻取りモーター10の駆動を制御しながら、適切なインクシートのテンションで印刷を行う。
インクリボン残量検出部9は、例えば、インクリボン3上に一定の間隔で形成された所定のマークを、マークセンサ(図示せず)で読み取り、読み取ったことを示す信号を制御部11に送る。制御部11は、この信号に基づいて、供給されたインクリボン3の量を計算し、インクリボンの初期量から供給量を差し引くことで、インクリボン3の残量を計算する。なお、供給インクボビン12および巻取りインクボビン8の巻き径は、インクリボン3の残量と、インクリボン3の仕様から計算することができる。
また、回転数検出部9は、例えば、巻取りインクリボン8のコアに設けられたスリットにLED等を用いて光線を射出して、光線のスリット通過をフォトダイオードによって検出し、スリットの通過を示す信号を制御部11に送る。制御部11は、スリットが通過した回数に応じて巻取りインクリボン8の回転数を計算する。
<トルク対回転数特性の測定>
巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性を測定するモーター特性測定手段は、巻取りインクボビン8が無負荷状態で巻取りインクボビン8の回転数を測定する無負荷時モーター特性測定手段と、巻取りインクボビン8に所定の負荷が加えられた状態で巻取りインクボビン8の回転数を測定する負荷時モーター特性測定手段とから構成される。
まず、無負荷時モーター特性測定手段について説明する。図2に、無負荷時モーター特性測定手段による測定のフローチャートを示す。また、図3に、無負荷時T−N特性測定手段による測定例を示す。
まず、ステップS001として、T−N特性の測定開始を意味する測定開始コマンドが制御部11に送信されると、次のステップS002として、制御部11は、インクリボン残量検出手段によって、供給インクボビン12の巻き径Aと、巻取りインクボビン8の巻き径Aを計算する。供給インクボビンの巻き径Aは、インクリボン3の残量がわかればインクリボン3の仕様より計算される。また、巻取りインクボビン8の巻き径Aは、インクリボン3の残量がわかれば、インクリボン3の供給量がわかるので、これとインクリボン3の仕様より計算される。
次に、ステップS003において、サーマルヘッド1とプラテンローラー2を、インクリボン3とプリント用紙7を挟み込むよう圧着させる。
次に、ステップS004として、プリント用紙7を、プリント用紙搬送手段により、所定の速度Vで搬送するとともに、巻取りモーター10に所定の駆動電圧Eを印加して巻取りインクボビン8を駆動させる。ここで、所定の速度Vとは、印刷の際のプリント用紙7搬送速度であり、所定の駆動電圧Eは、ステップS002において計算した巻取りインクボビン8の巻き径Aに基づいて制御部11により決定される。また、駆動電圧Eは、サーマルヘッド1とプラテンローラー2を圧着しない状態でのインクリボン3の巻取り速度Vが、プリント用紙7の搬送速度Vより大きくなるように設定されている。
なお、ステップS004において、インクリボン3はプリント用紙7に圧着されて搬送されるので、インクリボン3の巻取り速度Vは、プリント用紙7の搬送速度Vと同じとなる。
次のステップS005として、上記のようにプリント用紙7とインクリボン3を搬送しながら、回転数検出手段により巻取りインクボビン8の回転数Nを測定する。また、巻取りインクボビン8の巻き径Aもわかっているので、インクリボン3の巻取り速度Vを計算することができる(ステップS006)。
次に、インクリボン3の巻取り速度Vがプリント用紙の搬送速度Vを下回っているか否か判定を行い、VとVが等しい場合は、ステップS008で、巻取りモーター10に印加する駆動電圧EをΔEだけ減少させて、ステップS005へ戻る。VがVを下回っている場合は、巻取りインクボビン8が無負荷で駆動している状態であるので、このときの巻取りインクボビン8の回転数Nと、巻取りモーター10に印加している駆動電圧Eを例えば、図3中の動作点Cとして、制御部11に記憶して、無負荷時モーター特性測定手段による測定を終了する(ステップS009)。
図3において、動作点A,B,Cは、それぞれ駆動電圧E,E−ΔE,E−2ΔEで巻取りモーター10を駆動させた場合の動作点であり、動作点A,Bは、インクリボン3とプリント用紙7が同じ速度で搬送されている状態、即ち、巻取りインクボビン8に負荷がかかっている状態を示す。一方、動作点Cは、インクリボン3の巻取り速度V2がプリント用紙7の搬送速度Vを下回っている状態、即ち、巻取りインクボビン8が無負荷で駆動している状態を示す。
続けて、負荷時モーター特性測定手段による測定を行う。図4に、負荷時モーター特性測定手段による測定のフローチャートを示す。図5は、負荷時モーター特性測定手段による測定例を示す図である。
まず、プリント用紙搬送モーター4、供給モーター15および巻取りモーター10の駆動を停止して、プリント用紙7とインクリボン3の搬送を停止する(ステップS010)。次に、圧着されているサーマルヘッド1とプラテンローラー2を離して、プリント用紙7とインクリボン3を離間させる(ステップS011)。
次に、ステップS012として、巻取りインクリボン8に与えられる負荷トルクT2を計算する。巻取りインクリボン8に与えられる負荷トルクTは、トルクリミッターの制限トルクTと、供給インクボビン12と巻取りインクボビン8の巻き径比(A/A)から算出することが可能である。
次に、ステップS013として、巻取りモーター8を、ステップS009において制御部11に記憶した駆動電圧E(図5では、E=E−2ΔE)で駆動させる。それと同時に、トルクリミッター13の制限トルクT1で供給インクボビン12が駆動するように、供給モーター15を駆動させる。供給モーター15の駆動方法としては、例えば、供給モーター15に、インクリボン3が巻き取られる方向と逆方向に駆動する向きに駆動電圧を印加するか、もしくは、供給モーター15にショートブレーキをかける。
巻取りインクリボン8の回転数を回転数検知手段により検出し(ステップS014)、このときの回転数Nおよび巻取りインクリボン8に与えられる負荷トルクTを、図5中の動作点Dとして、制御部11に記憶して、負荷時モーター特性測定手段による測定を終了する(ステップS015)。
以上の測定で同定された、駆動電圧Eにおける無負荷時の動作点Cと負荷時の動作点Dに基づいて、制御部11に予め記憶してあるT−N特性に基づく制御を補正して、印刷を行う。例えば、図5に示すように、動作点Cと動作点Dを直線でつなぐことにより、直線から推定されるT−N特性と、予め記憶されているT−N特性とを比較して、変動を推定することが可能である。この推定される変動値を制御部11に記憶し、この変動値に基づいて巻取りモーター10の駆動制御の補正を行いながら印刷を行う。
なお、本実施の形態では、負荷時の動作点Dの駆動電圧を、無負荷時の動作点Cの駆動電圧と同じとしたが、動作点C,Dの駆動電圧が異なる場合でも、この2点に基づいて、制御部11に予め記憶してあるT−N特性に基づく制御を補正して印刷を行うことが可能である。
また、動作点Dの測定終了後に、巻取りインクボビン8によって巻き取られたインクリボン3を、巻き取られた量だけ供給インクボビン12に巻き戻し、また、プリント用紙7も、搬送された長さだけ、供給側へ戻すことで、インクリボン3およびプリント用紙7を無駄にすることがない。インクリボン3の巻き戻し量は、T−N特性測定中に回転数検出手段によって検出した巻取りボビン8の回転量によって管理してもよいし、インクリボン3に設けられる頭出しマークおよびそれを検知するセンサーによって管理してもよい。プリント用紙7を戻す量は、T−N特性測定中のプリント用紙搬送モーター4の回転量によって管理することができる。
<効果>
本実施の形態における熱転写型プリンターは、インクリボン3を用いる熱転写型プリンターであって、インクリボン3を巻き取る巻取りインクボビン8と、巻取りインクボビン8を駆動する巻取りモーター10と、巻取りモーター10の駆動を制御し、予め巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性が記憶されている制御部11と、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性を測定するモーター特性測定手段とを備え、制御部11は、モーター特性測定手段により測定されたT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づく制御を補正して、巻取りモーター10の駆動を制御することを特徴とする。
従って、例えば、印刷を行う前に、巻取りモーター10によって駆動される巻取りインクボビン8のT−N特性を測定し、測定したT−N特性に基づいて、予め記憶されているT−N特性に基づいた制御を補正して、巻取りモーター10の駆動を制御することで、設置環境(温度・湿度)や使用状況(印刷枚数など)によって巻取りモーター10のT−N特性が変動している場合であっても、インクリボン3に適切なテンションを与えながら印刷を行うことが可能である。よって、印画物の品質を向上させ、また、プリント用紙の詰まり等の不良を防止することができる。
また、本実施の形態における熱転写型プリンターは、プリント用紙7を搬送するプリント用紙搬送手段と、ロール状のインクリボン3を回動して、インクリボン3を供給する供給インクボビン12と、供給インクボビン12のトルクを所定の値に制限するトルクリミッター13とをさらに備え、モーター特性測定手段は、巻取りインクボビン8が無負荷状態となるように、プリント用紙7の搬送速度と、巻取りインクボビン8の巻取り速度を制御して、巻取りインクボビン8の回転数を測定する無負荷時モーター特性測定手段と、巻取りインクボビン8を、トルクリミッター13による所定の負荷が加えられた状態で駆動しながら、巻取りインクボビン8の回転数を測定する負荷時モーター特性測定手段とを備える。
従って、無負荷時モーター特性測定手段は、一般的な熱転写型プリンターに備わるプリント用紙搬送手段を利用して、巻取りインクボビン8を無負荷状態として、巻取りインクボビン8の回転数を測定し、また、負荷時モーター特性測定手段は、一般的な熱転写型プリンターに備わるトルクリミッター13を利用して、巻取りインクボビン8に所定の負荷を加えた状態にして、巻取りインクボビン8の回転数を測定するため、本実施の形態におけるモーター特性測定手段は、高い汎用性を有する。
また、本実施の形態における熱転写型プリンターは、無負荷時モーター特性測定手段による巻取りインクボビン8の回転数測定時に巻取りモーター10に印加される電圧と、負荷時モーター特性測定手段による巻取りインクボビン8の回転数測定時に巻取りモーター10に印加される電圧が等しいことを特徴とする。
従って、同じ駆動電圧において、無負荷状態の回転数と、所定の負荷が加えられた状態の回転数を測定することで、T−N特性の変動を推定しやすくなるため、より高い精度での補正が可能となる。
<実施の形態2>
本実施の形態における熱転写型プリンターは、熱転写型プリンターの設置環境の温度および湿度を測定する環境センサーをさらに備える点が、実施の形態1と異なる。それ以外は実施の形態1と同じであるので、同じ部分については説明を省略する。
図1を用いて本実施の形態の説明を行う。環境センサー(図示せず)は、制御部11に接続されており、熱転写型プリンターの設置環境の温度および湿度をモニターしている。例えば、前回T−N特性の測定を行ったときの温度および湿度が制御部11に記憶されていて、記憶されている温度と現在の温度の差が所定値を超えた場合、もしくは、記憶されている湿度と現在の湿度の差が所定値を超えた場合に、T−N特性の測定を行う。
<効果>
本実施の形態の熱転写型プリンターは、熱転写型プリンターの設置環境の温度および湿度を測定する環境センサーをさらに備え、測定された温度および湿度に応じて、T−N特性を測定することを特徴とする。
従って、温度もしくは湿度の変化によって巻取りモーターのT−N特性が変動していることが予測される場合にT−N特性の測定を行うことで、効果的なタイミングで測定を行うことが可能である。
<実施の形態3>
本実施の形態における熱転写型プリンターは、実施の形態2における熱転写型プリンターに対して、印刷枚数を計測する印刷枚数計測手段をさらに備える。これ以外は実施の形態2の熱転写型プリンターと同じであるので、同じ部分については説明を省略する。
図1を用いて、印刷枚数計測手段について説明する。インク残量検出手段によって、インクリボン3の残量がわかるので、インクリボン3の初期量がわかれば、インクリボン3の残量から、インクリボン3の供給量を計算することができる。よって、インクリボン3の供給量から、何画面分の印刷を行ったかがわかるので、インクリボン3の残量から印刷枚数を測定することができる。印刷枚数が所定の枚数に達した場合に、T−N特性の測定を行う。
また、測定した印刷枚数を、例えば、制御部に記憶しておくことで、インクリボン3を交換した場合でも、累積の印刷枚数を測定することができる。
本実施の形態における熱転写型プリンターは、印刷枚数を計測する印刷枚数計測手段をさらに備え、印刷枚数が所定の枚数に達した場合に、前記トルク対回転数特性を測定することを特徴とする。
従って、印刷枚数の増大が原因となる巻取りモーター10のT−N特性の変動が予測される場合にもT−N特性の測定を行うため、実施の形態2よりもさらに効果的なタイミングで測定を行うことができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 サーマルヘッド、2 プラテンローラー、3 インクリボン、4 プリント用紙搬送モーター、5,6 搬送ローラー、7 プリント用紙、8 巻取りボビン、9 回転数検出部、10 巻取りモーター、11 制御部、12 供給ボビン、13 トルクリミッター、14 インクリボン残量検出部、15 供給モーター。

Claims (5)

  1. インクリボンを用いる熱転写型プリンターであって、
    前記インクリボンを巻き取る巻取りインクボビンと、
    前記巻取りインクボビンを駆動する巻取りモーターと、
    前記巻取りモーターの駆動を制御し、前記巻取りモーターによって駆動される前記巻取りインクボビンのトルク対回転数特性が予め記憶されている制御部と、
    前記巻取りモーターによって駆動される前記巻取りインクボビンのトルク対回転数特性を測定するモーター特性測定手段と、
    を備え、
    前記制御部は、前記モーター特性測定手段により測定されたトルク対回転数特性に基づいて、予め記憶されているトルク対回転数特性に基づく制御を補正して、前記巻取りモーターの駆動を制御することを特徴とする、
    熱転写型プリンター。
  2. 前記熱転写型プリンターは、
    プリント用紙を搬送するプリント用紙搬送手段と、
    ロール状の前記インクリボンを回動して、前記インクリボンを供給する供給インクボビンと、
    前記供給インクボビンのトルクを所定の値に制限するトルクリミッターと、
    をさらに備え、
    前記モーター特性測定手段は、
    前記巻取りインクボビンが無負荷状態となるように、前記プリント用紙の搬送速度と、前記巻取りインクボビンの巻取り速度を制御して、前記巻取りインクボビンの回転数を測定する無負荷時モーター特性測定手段と、
    前記巻取りインクボビンを、前記トルクリミッターによる所定の負荷が加えられた状態で駆動しながら、前記巻取りインクボビンの回転数を測定する負荷時モーター特性測定手段と、
    を備える、
    請求項1に記載の熱転写型プリンター。
  3. 前記無負荷時モーター特性測定手段による前記巻取りインクボビンの回転数測定時に前記巻取りモーターに印加される電圧と、前記負荷時モーター特性測定手段による前記巻取りインクボビンの回転数測定時に前記巻取りモーターに印加される電圧が等しいことを特徴とする、
    請求項2に記載の熱転写型プリンター。
  4. 前記熱転写型プリンターの設置環境の温度および湿度を測定する環境センサーをさらに備え、
    前記温度および前記湿度に応じて、前記トルク対回転数特性を測定することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の熱転写型プリンター。
  5. 印刷枚数を計測する印刷枚数計測手段をさらに備え、
    前記印刷枚数が所定の枚数に達した場合に、前記トルク対回転数特性を測定することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の熱転写型プリンター。
JP2012068571A 2012-03-26 2012-03-26 熱転写型プリンター Expired - Fee Related JP5930790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068571A JP5930790B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 熱転写型プリンター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068571A JP5930790B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 熱転写型プリンター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013199049A true JP2013199049A (ja) 2013-10-03
JP5930790B2 JP5930790B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=49519672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068571A Expired - Fee Related JP5930790B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 熱転写型プリンター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5930790B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150800A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 三菱電機株式会社 熱転写プリンタ
CN104972773A (zh) * 2014-04-08 2015-10-14 立志凯株式会社 印刷装置
WO2020054007A1 (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 三菱電機株式会社 熱転写型プリンター
WO2020194364A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 三菱電機株式会社 熱転写型プリンター

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740148U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 神鋼電機株式会社 熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御装置
JPH0811402A (ja) * 1994-07-04 1996-01-16 Sharp Corp インクシート搬送制御装置
JPH08282043A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Shinko Electric Co Ltd 熱転写式カラープリンタ
JPH10181055A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
US6082914A (en) * 1999-05-27 2000-07-04 Printronix, Inc. Thermal printer and drive system for controlling print ribbon velocity and tension
JP2003231318A (ja) * 2002-02-05 2003-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd カラーサーマルプリンタ
JP2007062033A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Shinko Electric Co Ltd 熱転写プリンタ
JP2009126122A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp プリンタのインクリボン巻取り装置および熱転写プリンタ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740148U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 神鋼電機株式会社 熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御装置
JPH0811402A (ja) * 1994-07-04 1996-01-16 Sharp Corp インクシート搬送制御装置
JPH08282043A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Shinko Electric Co Ltd 熱転写式カラープリンタ
JPH10181055A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
US6082914A (en) * 1999-05-27 2000-07-04 Printronix, Inc. Thermal printer and drive system for controlling print ribbon velocity and tension
JP2003231318A (ja) * 2002-02-05 2003-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd カラーサーマルプリンタ
JP2007062033A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Shinko Electric Co Ltd 熱転写プリンタ
JP2009126122A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp プリンタのインクリボン巻取り装置および熱転写プリンタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150800A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 三菱電機株式会社 熱転写プリンタ
CN104972773A (zh) * 2014-04-08 2015-10-14 立志凯株式会社 印刷装置
JP2015199271A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 ニスカ株式会社 印刷装置
WO2020054007A1 (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 三菱電機株式会社 熱転写型プリンター
WO2020194364A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 三菱電機株式会社 熱転写型プリンター

Also Published As

Publication number Publication date
JP5930790B2 (ja) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080219743A1 (en) Tape drive
US9340052B2 (en) Motor control system
JP5930790B2 (ja) 熱転写型プリンター
US10766285B2 (en) Printing apparatus and printing method
US9725271B2 (en) Tension control method, and printing device
JP2017109872A (ja) 搬送装置及びそれを備えた印刷装置
US10399368B2 (en) Printing device and control method of a printing device
US20080217454A1 (en) Tape drive
JP2012076308A (ja) サーマルプリンタ
JP2012011569A (ja) プリンター及びその制御方法
US9126428B2 (en) Mark detection method and print apparatus
JP6502002B1 (ja) 熱転写型プリンター
JPH09164737A (ja) 記録装置
JP5691346B2 (ja) サーマルプリンタ
JP5691347B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2012193032A (ja) 給紙装置および画像形成装置
US8734039B2 (en) Print medium handling
US20190232635A1 (en) Web conveying device
JP2020128067A (ja) インクジェット記録装置
WO2014208203A1 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2013107326A (ja) サーマルカラープリンタ
JP4650143B2 (ja) カラープリンタ
WO2021161435A1 (ja) プリンタ
JP5850455B2 (ja) 印刷装置
JP2009126122A (ja) プリンタのインクリボン巻取り装置および熱転写プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5930790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees