JPH0740148U - 熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御装置 - Google Patents

熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御装置

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JPH0740148U
JPH0740148U JP7082293U JP7082293U JPH0740148U JP H0740148 U JPH0740148 U JP H0740148U JP 7082293 U JP7082293 U JP 7082293U JP 7082293 U JP7082293 U JP 7082293U JP H0740148 U JPH0740148 U JP H0740148U
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JP
Japan
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roller
ink ribbon
printing paper
thermal head
ink
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Application number
JP7082293U
Other languages
English (en)
Inventor
且 光島
弘光 荻田
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効印刷エリアを広く確保し、なおかつ周辺
の温度が変化しても、各カラーインク間のズレがほとん
ど発生しないようにすること。 【構成】 サーマルヘッド7に対して相対的に押圧・離
間されるプラテンローラ8を備え、サーマルヘッド7の
熱付勢とプラテンローラ8の相対的な押圧とにより、イ
ンクリボン20に塗布されたインクを印刷用紙2に転写
を行なう熱転写式プリンタにおいて、インクリボン20
を、繰出ローラ20から繰り出して、サーマルヘッド7
と印刷用紙2との間に供給し、巻取ローラ22へと巻き
取るように構成し、温度センサ40で周辺温度を検出
し、巻取ローラ22を駆動するDCモータ49に供給す
る電圧を、温度センサ40により検出された温度に基づ
いて、制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、紙送りの精度を向上させるため、周辺環境温度の変化に対応して インクリボンの張力を制御する熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱転写式カラープリンタの構成について、印刷用紙の搬送機構と、イン クリボンの供給機構とに分けて説明する。
【0003】 A:搬送機構 まず、従来の熱転写式カラープリンタにおいて、印刷用紙の紙送りを行なう搬 送機構の構成について図3を参照して説明する。 この図において、1は用紙カセットであり、定型(例えば、A4、B5など) の印刷用紙2が多数収納されている。この印刷用紙2は、図示しないシートフィ ーダにより一枚毎に取り出されて、搬送ローラ3とピンチローラ4との間に供給 される。
【0004】 さらに、印刷用紙2は、ガイド5の案内で搬送ローラ4とピンチローラ6との 間を経ることにより、搬送ローラ3に対し90度より大なる角度で巻き付けられ 、次に、サーマルヘッド7の熱付勢とプラテンローラ8の押圧とにより熱転写さ れ、この後、搬送ローラ9とピンチローラ10との間を通過する。 なお、最終的に、印刷用紙2が用紙カセット1からの取出方向とは逆方向へと 排出されるようになっているのは、装置の小型化のためである。
【0005】 搬送ローラ3,9には、図示しない駆動モータが、それぞれ連結されている。 特に、搬送ローラ3には、電磁クラッチを介して駆動モータと連結されている。 ここで、印刷用紙2を図においてF方向へと搬送する際(シートフィード時を 除く)には、搬送ローラ3の電磁クラッチが非伝達(オフ)となり、搬送ローラ 9のみが、図において時計回りに駆動される。すなわち、印刷用紙2のF方向へ の送り精度は、搬送ローラ9の回転のみにより決まる。このため、搬送ローラ9 の外周面には、スベリが発生しないように、微小突起が全周にわたって設けられ るとともに、ローラ部材にゴム製材料を用いたピンチローラ10に適切な圧力を もって押圧されて、適切な摩擦力が働くようになっている。 一方、印刷用紙2を図においてR方向へと搬送する際には、搬送ローラ3,9 が、ともに図において反時計回りに駆動される。この際、搬送ローラ3における 反時計回りの周速度は、印刷用紙2のたるみをとるために、搬送ローラ9のそれ よりも高くなるように設定されている。 なお、このように印刷用紙2をF方向あるいはB方向へと往復搬送するのは、 後述するカラー印刷を行なうためである。
【0006】 B:インクリボンとその供給構成 次に、インクリボン20を供給する構成について説明する。 サーマルヘッド7は、図において垂直方向に複数の発熱素子を有しており、供 給される文字データや画像データ等に基づいて、インクリボン20の一色毎に熱 転写を行なう。 未使用状態のインクリボン20の表面には、所定の領域毎に、三色(イエロー 、マゼンタ、シアン)、あるいは四色(上記三色に加えてブラック)のインクが それぞれ塗布されており、繰出ローラ21に巻回されている。
【0007】 そして、このローラに巻回されている未使用状態のインクリボン20は、ロー ラ31,32を介して、サーマルヘッド7と、プラテンローラ8により押圧され る印刷用紙2との間に供給され、前記発熱素子の熱付勢によって、印刷用紙2に カラーインクを熱転写し、サーマルヘッド7の剥離プレート7bにおいて印刷用 紙2と剥離されて使用済みとなり、ローラ33を経た後に巻取ローラ22に巻き 取られるようになっている。 後述するように、熱転写時においては、印刷用紙2の搬送速度(F方向)と同 一の速度で、インクリボン20を搬送する必要がある。 このため、繰出ローラ21に対しては、適切な回転抵抗を与えてインクリボン 20を張力TB で引張する一方、巻取ローラ22に対しては、その無負荷状態の 回転速度を印刷用紙6の搬送速度よりも若干速くなるように設定し、インクリボ ン20を張力TF で巻き取るようにしている(TF>TB)。すなわち、インクリ ボン20には、巻取張力TFと繰り出し張力TBとの差に相当する張力Tが働いて いる。
【0008】 C:カラー印刷の動作 次に、この構成によるカラー印刷の動作について説明する。 まず、サーマルヘッド7が図中u方向へ移動して、プラテンローラ8と離間 する一方、印刷用紙2が、前述のシートフィーダによって1枚毎に取り出される とともに、搬送ローラ3,9による時計回りの回転駆動によって、その先端部が 搬送ローラ9とピンチローラ10との間を所定の長さαだけ通過するまでF方向 に搬送される。 つぎに、印刷用紙2の先端部の頭出しとたるみ除去とを行なうべく、搬送ロ ーラ3,9が反時計回りに回転し、印刷用紙2をR方向に搬送して、印刷用紙2 の先端部が、搬送ローラ9とピンチローラ10との接触部から距離β(β<α) だけF方向に離れたA点に達した時点で、R方向の搬送が停止する。 このR方向への搬送に際しては、搬送ローラ3によるR方向への紙送り速度が 、搬送ローラ9によるそれよりも大きくなるように設定してあるので、印刷用紙 2のたるみが取り除くことができる。 なお、印刷用紙2の位置検出は、図示せぬセンサ(または、搬送ローラ1の送 り量を算出すること)により行なわれるようになっている。
【0009】 次に、サーマルヘッド7が図中d方向へ移動して、プラテンローラ8に押圧 された後、搬送ローラ3の電磁クラッチが切られる一方、搬送ローラ9が時計回 りに回転駆動されて、印刷用紙2をF方向に搬送する。このF方向の搬送に対応 して、サーマルヘッド7の発熱素子が、印刷用紙2の搬送速度、すなわち、搬送 ローラ9の回転指令に同期して印刷ドットに対応して付勢される。 これにより、印刷用紙2には、熱と押圧力とによって一つのカラーインク(例 えば、イエロー)が、印刷用紙2の後端まで熱転写される。
【0010】 次に、この印刷用紙2に他のカラーインク(例えば、マゼンダ)を重ねて熱 転写するため、再び上記の動作が行なわれる。この際、サーマルヘッド7がu 方向へ移動した状態では、インクリボン20は、印刷用紙2から分離する。この 状態では、上方向に張力が働くからである。 これにより、次のカラーインク(この場合マゼンダ)の熱転写を開始すべき場 所まで、印刷用紙2が戻されると同時に、印刷用紙2のたるみが取り除かれる。 そして、先のカラーインク(イエロー)の熱転写と同様に、上記〜の動作 が行なわれる。これにより、先のカラーインク(イエロー)が熱転写された印刷 用紙2に、次のカラーインク(この場合、マゼンダ)が重ねて熱転写される。 最終的には、同様な動作が三色、あるいは四色のカラーインクについて行なわ れ、結果として、一枚の印刷用紙2に文字や画像等のカラー印刷がされる。
【0011】 このように、印刷用紙2の先端部の先送り(F方向搬送)→印刷用紙2の先端 部の頭出し(R方向搬送)→一つのカラーインクの熱転写(F方向搬送)→印刷 用紙2の巻き戻し動作(R方向搬送)→次のカラーインクの熱転写(F方向搬送 )→……→最後のカラーインクの熱転写(F方向搬送)→排出と動作が行なわれ る。 すなわち、印刷用紙2は、一つのカラーインクの熱転写の動作毎に、F方 向からR方向へと往復運動するようになっている。
【0012】 以上説明したように、熱転写式カラープリンタは、三色、あるいは四色のカラ ーインクを一枚の印刷用紙2に対し順次重ねて熱転写しているので、各カラーイ ンクの印刷位置が互いにズレた場合には、印刷データに対して色合いが異なった り、最悪の場合、文字等の判別すらできなくなってしまう。 このため、各カラーインクの印字ドットの重ね位置精度が高いことが要求され るのである。 F方向の送り精度は、すでに述べたように搬送ローラ9の回転により決まるが 、これが前提となるためには、印刷用紙2のF方向への搬送において、サーマル ヘッド7とプラテンローラ8との接触部分から、搬送ローラ9とピンチローラ1 0の接触部分まで(図においてγに相当する)を一定の張力を保って搬送する必 要がある。
【0013】 このように、搬送精度を高く保つ必要があるため、巻取ローラ22を回転させ るモータに、巻取径の変化に対し巻取張力F1 の変化が小さいモータ、例えばD Cモータを採用したり、また、印刷用紙2の搬送を搬送ローラ4,9に負わせる 一方、印刷用紙2のサーマルヘッド7への押圧をプラテンローラ8に負わせてい るのである。
【0014】 また、同じく搬送精度を高くする必要から、前述したように、インクリボン2 0には、巻取張力F1と繰出張力F2との差に相当する張力Tが働くように、設定 している。 そこで、次に、インクリボン20に働く張力Tと、その摩擦力との関係につい て説明する。 印刷用紙2とインクリボン20とが同一速度で搬送されるのならば、インクリ ボン20は、印刷用紙2に対して相対的に静止することになるので、印刷用紙2 とインクリボン20との間で働く摩擦力の大きさは、インクリボン20の印刷用 紙2に対する静止摩擦係数をμ1 とし、サーマルヘッド7のプラテンローラ8へ の押圧力をPとすると、 μ1P となる。 また、サーマルヘッド7とインクリボン20との間で働く摩擦力の大きさは、 インクリボン20のサーマルヘッド7に対する動摩擦係数をμ2 とすれば、 μ2P となる。 ここで、前述したインクリボン20の搬送張力Tが、サーマルヘッド7との動 摩擦力μ2Pに打ち勝ち、かつ、印刷用紙20との静止摩擦力μ1Pよりも小さく なるように設定すれば、インクリボン20を、印刷用紙2の搬送と一致して供給 することができる。
【0015】 さて、摩擦力μ1Pを大きくすれば、張力Tの設定に余裕が生じることになる が、前記静止摩擦係数μ1は、 μ1= 0.16(温度24℃の場合の一例) と比較的小さく、また、押圧力Pについても、熱付勢によらず押圧力のみでイン クを転写しないようにする、という制約があるため、大きい値に設定することが できない。すなわち、摩擦力μ1P を一定以上大きく設定することができない。 そこで、この従来例では、これら条件を総合的に考慮して、搬送張力T(すな わち、繰出張力TB、巻取張力TF)および押圧力Pの値を最適となるように設定 していた。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、インクリボン20には、PET(ポリ・エチレン・テレフタレート )等の素材からなる極薄フィルムが用いられる。このため、周囲の環境温度はも ちろんサーマルヘッド7による熱付勢によって、インクリボン20が伸縮したり 、その摩擦係数が変動したりする。
【0017】 したがって、たとえ、巻取張力F1、引張張力F2および押圧力Pが最適となる ように設計しても、インクリボン20の摩擦係数が温度により変化するので、そ の程度によっては、前述した設定条件からはずれて、インクリボン20が、印刷 用紙2と同一速度で搬送されない、という問題があった。 すなわち、サーマルヘッド7の圧接による印刷用紙2との摩擦力が、温度によ り変化するので、これが印刷用紙2のF方向への搬送に悪影響を与え、これによ り、各カラーインク間のドットが対応していない、いわゆるズレの目立ったカラ ー印刷が行なわれてしまう、という問題があった。
【0018】 また、印刷用紙2のF方向への搬送において、図においてγ領域を一定の張力 を保って搬送する従来方法としては、図4に示すように、剥離プレート7bをサ ーマルヘッド7から分離し、プラテンローラ8と搬送ローラ9との間に一定の回 転負荷を有する補助ローラ13を配置し、このローラと対抗するピンチローラ1 4を設け、剥離プレート7bをピンチローラ14,10間に配置して、インクリ ボンをピンチローラ14の通過後に印刷用紙2から剥離する方法がある。 しかしながら、これら補助ローラ13およびピンチローラ14を追加すると、 必然的に、プラテンローラ8および搬送ローラ9の距離が長くなる。上述した動 作からもわかるように、印刷用紙2の先端部から距離(γ+β)までの部分は、 サーマルヘッド7は熱転写しないので、印刷用紙2の先端部には、それだけ有効 印刷エリアUAが狭まる、という問題がある(図5参照)
【0019】 この考案は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 、補助ローラを追加することなく有効印刷エリアを広く確保し、なおかつ周辺の 温度が変化しても、各カラーインク間のズレがほとんど発生しない熱転写式カラ ープリンタのインクリボン張力制御装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上述した問題を解決するために、本願考案は、サーマルヘッドに対して相対的 に押圧・離間されるプラテンローラを備え、前記サーマルヘッドの熱付勢と前記 プラテンローラの相対的な押圧とにより、インクリボンに塗布されたインクを印 刷用紙に転写を行なう熱転写式プリンタにおいて、前記インクリボンを、第1の ローラから繰り出して、前記サーマルヘッドと前記印刷用紙との間に供給し、第 2のローラへと巻き取るインクリボン供給手段と、周辺温度を検出する温度検出 手段と、前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記インクリボン 供給手段における第1のローラおよび第2のローラの少なくとも一方の駆動力を 制御する駆動力制御手段とを具備することを特徴としている。
【0021】
【作用】 この考案によれば、温度検出手段は、インクリボンの周辺温度を検出し、検出 された温度に対応して、駆動力制御手段は、印刷用紙とインクリボンとの摩擦力 を考慮して、インクリボンの張力を制御する。 したがって、周辺温度が変化しても、印刷用紙の搬送においては、インクリボ ンによる摩擦力変動の影響を受けにくくなるので、各カラーインク間のズレがほ とんど発生しない、安定したカラー熱転写を行なうことができる。また、補助ロ ーラも必要ない。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例について説明する。 図1は、この実施例の構成を示す概略図である。この図と、図3に示した従来 の熱転写式プリンタの構成との相違点は、図1において、プリンタの周辺温度を 検出する温度センサ40を設けたことにある。 そこで、図2を参照してこの実施例の電気的構成について説明する。この図に 示すように、温度センサ40の検出信号は、A/D変換器41により所定のタイ ミング毎にディジタル信号に変換され、インターフェイス(I/F)42、およ びバス43を順次介してCPU44に供給されるようになっている。 さらに、バス43には、各種プログラムやテーブルを記憶しているROM45 、およびCPU44において用いられるデータ等を一時記憶するためのRAM4 6が接続されている。 一方、CPU44から出力されるデータは、バス43およびI/F42順次介 して、D/A変換器47に供給され、アナログ信号に変換される。D/A変換器 47の出力信号は、増幅器48により所定の増幅を経たのち、図1における巻取 ローラ22を回転駆動するDCモータ49に供給される。
【0023】 ROM45には、プログラムが記憶されており、CPU44は、このプログラ ムにしたがって処理を進める。 そこで、このプログラムにしたがうCPU44の動作について説明する。 上述したカラー印刷の動作〜において、印刷用紙2をF方向に搬送する際 に、CPU44は、温度センサ40の検出信号を逐次参照して、周辺温度の変動 を監視する。 上述したように、インクリボン2は、周辺温度の変化によってその摩擦係数が 変動する。ここで、温度と摩擦係数との関係を予めテーブルとしてROM45に 記憶させておき、CPU44は、温度センサ40により検出された温度に対応す る摩擦係数を読み出す。 次に、インクリボン20の搬送張力Tが、読み出された摩擦係数とプリンタヘ ッド7の押圧力Pとの積(すなわち摩擦力)に対し上述した条件を満足するよう に、CPU44は、DCモータ49への駆動電圧を決定して、巻取張力TF を制 御する。 すなわち、CPU44は、検出された温度に対応して、巻取張力TF を制御す ることによって、インクリボン20が印刷用紙と同一の速度で搬送されるように 、インクリボン20の搬送張力を加減制御する。
【0024】 この実施例によれば、周辺温度が変動し、これによりインクリボンの摩擦係数 が変化しても、巻取張力TF が加減される結果、インクリボン20は、印刷用紙 2と同一の速度で搬送されるように制御される。
【0025】 なお、上述した実施例では、CPU44は、周辺温度に対応する摩擦係数を読 み出し、これに基づいてDCモータ49への駆動電圧を決定するようにしたが、 インクリボン20が印刷用紙2と同一の搬送速度で搬送され得るDCモータ49 の駆動電圧と、周辺温度との対応関係を予め実験的に求め、これをROM45に テーブルとして記憶し、CPU44が、周辺温度に対応して、DCモータ49に 供給すべきデータを読み出すような構成でも良い。
【0026】 また、上述した実施例では、搬送張力Tを制御するのに、DCモータ49への 駆動電圧を加減するように構成したが、本願考案をこれにとらわれない。例えば 、繰出ローラ21にトルク制御可能な電磁クラッチを連結し、周辺温度に応じて 該電磁クラッチのトルクを制御して、繰出張力TB 側を加減するようにしても良 い。また、温度に応じて、繰出ローラ21および巻取ローラ22の双方を加減す るようにしても良い。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、温度検出手段は、インクリボンの周辺温度を 検出し、検出された温度に対応して、駆動力制御手段は、印刷用紙とインクリボ ンとの摩擦力を考慮して、インクリボンの張力を制御する。 したがって、周辺温度が変化しても、印刷用紙の搬送においては、インクリボ ンによる摩擦力変動の影響を受けにくくなるので、各カラーインク間のズレがほ とんど発生しない、安定したカラー熱転写を行なうことができる。さらに、補助 ローラも必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案による実施例の構成を示す概略図であ
る。
【図2】同実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】従来の熱転写式プリンタの構成を示す概略図で
ある。
【図4】別の従来の熱転写式プリンタの構成を示す概略
図である。
【図5】従来の熱転写式プリンタにおける有効印刷エリ
アを示す平面図である。
【符号の説明】
2……印刷用紙、7……サーマルヘッド、8……プラテ
ンローラ、20……インクリボン、21……繰出ローラ
(第1のローラ)、22……巻取ローラ(第2のロー
ラ)、40……温度センサ、44……CPU、49……
温度センサ(温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 33/36

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドに対して相対的に押圧・
    離間されるプラテンローラを備え、前記サーマルヘッド
    の熱付勢と前記プラテンローラの相対的な押圧とによ
    り、インクリボンに塗布されたインクを印刷用紙に転写
    を行なう熱転写式プリンタにおいて、 前記インクリボンを、第1のローラから繰り出して、前
    記サーマルヘッドと前記印刷用紙との間に供給し、第2
    のローラへと巻き取るインクリボン供給手段と、 周辺温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前
    記インクリボン供給手段における第1のローラおよび第
    2のローラの少なくとも一方の駆動力を制御する駆動力
    制御手段とを具備することを特徴とする熱転写式カラー
    プリンタのインクリボン張力制御装置。
JP7082293U 1993-12-28 1993-12-28 熱転写式カラープリンタのインクリボン張力制御装置 Pending JPH0740148U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199049A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mitsubishi Electric Corp 熱転写型プリンター

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990907