JP2013197772A - 弾性波フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できる弾性波フィルタを提供する。
【解決手段】 中心周波数が異なるラダー型フィルタを並列接続し、低い周波数のラダー型フィルタ10における直列腕の直列共振子C11,C12,C13,C14のいずれかの共振周波数FLrと、高い周波数のラダー型フィルタ20における並列腕の並列共振子C25,C26,C27のいずれかの共振周波数FHrとが、1.0<FHr/FLr<1.05の関係式、若しくは、FLr=FHrの関係式を満たすように構成した弾性波フィルタである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾性波共振子を用いたラダー型の弾性波フィルタに係り、特に、通過帯域を広帯域化できる弾性波フィルタに関する。
[従来の技術]
近年、無線通信や有線通信の高速化に伴い、占有帯域の広帯域化が進んでいる。
これに伴い、通信システムに用いられる弾性波フィルタに対しても広帯域な性能を要求される傾向が高まっている。
[従来のラダー型フィルタ:図6]
従来のラダー型フィルタについて図6を参照しながら説明する。図6は、従来のラダー型フィルタの回路図である。
従来のラダー型フィルタは、図6に示すように、共振子として水晶共振子を使用し、直列腕には直列共振子C41,C42,C43,C44が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C45,C46,C47が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開平09−121138号公報「フィルタ装置及びこれを用いた無線装置」(富士通株式会社)[特許文献1]、特開2001−326557号公報「弾性表面波装置」(株式会社村田製作所)[特許文献2]、特開2000−013184号公報「共振器型弾性表面波フィルタ」(沖電気株式会社)[特許文献3]がある。
特許文献1には、中心周波数の異なる帯域を有する2つのフィルタ素子と、そのフィルタ素子に共通に設けられた入力端子と出力端子を備えるフィルタ装置が示されている。
特許文献2には、中心周波数が異なる2つの弾性表面波フィルタを備え、少なくとも一方の弾性表面波フィルタの入力端子側又は出力側に弾性表面波共振子を直列に接続し、弾性表面波共振子の反共振周波数を弾性表面波フィルタの通過帯域より高周波側に位置させた弾性表面波装置が示されている。
特許文献3には、その図5に示すように、一つの直列腕共振器と一つの並列腕共振器とのそれぞれの一端子を互いに接続して奇数段梯子型回路構成の共振器型弾性表面波フィルタが示されている。
尚、特許文献3では、直列腕共振器の共振周波数を並列腕共振器の反共振周波数と同じか高くすることが記載されている。
特開平09−121138号公報 特開2001−326557号公報 特開2000−013184号公報
しかしながら、従来の弾性波共振子を用いたラダー型フィルタでは、その通過帯域は一般的に電気機械結合係数によって物理的な限界が決められており、タンタル酸リチウム(LiTaO3)基板上のSAW(Surface Acoustic Wave:弾性表面波)等の場合には、比帯域幅が最大6%程度であり、これ以上の広帯域化のためには、結合係数が大きな別の圧電基板が必要になるなどの対応が必要で、同一基板を用いての広帯域化の性能実現に限界があるという問題点があった。
尚、特許文献1〜3には、中心周波数が異なるラダー型フィルタを並列接続し、更に、低い周波数のラダー型フィルタにおける直列腕の共振周波数FLrと、高い周波数のラダー型フィルタにおける並列腕の共振周波数FHrとが、1≦FHr/FLr<1.05の関係式で満たされていることについて記載がない。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できる弾性波フィルタを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、弾性波共振子を用いたラダー型の弾性波フィルタであって、中心周波数が異なるラダー型の弾性波フィルタが複数同一基板上に並列接続され、周波数軸上で中心周波数が隣接する2つのラダー型の弾性波フィルタにおいて、中心周波数が低い方を第1のラダー型の弾性波フィルタとし、中心周波数が高い方を第2のラダー型の弾性波フィルタとし、第1のラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子の共振周波数FLrと、第2のラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕の弾性波共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成したことを特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタにおいて、ラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子を多段にし、並列腕の弾性波共振子を多段にし、第1のラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕に多段に形成された任意の弾性波共振子の共振周波数FLrと、第2のラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕に多段に形成された任意の弾性波共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成したことを特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタにおいて、並列接続されたラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕の弾性波共振子にインダクタを接続したことを特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタにおいて、並列接続されたラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子を、複数並列に弾性波共振子を接続した構成とすることを特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタにおいて、基板が、水晶、タンタル酸リチウム、又はニオブ酸リチウムの圧電基板であり、若しくは、非圧電基板上に上記材料が形成された基板であることを特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタにおいて、弾性波共振子が、弾性表面波共振子、ダイヤフラム型圧電薄膜共振子、又は多層膜圧電薄膜共振子であること特徴とする。
本発明は、上記弾性波フィルタが搭載されるモジュール、電子機器、装置、機器、システム、又は電子回路である。
本発明によれば、中心周波数が異なるラダー型の弾性波フィルタが複数同一基板上に並列接続され、周波数軸上で中心周波数が隣接する2つのラダー型の弾性波フィルタにおいて、中心周波数が低い方を第1のラダー型の弾性波フィルタとし、中心周波数が高い方を第2のラダー型の弾性波フィルタとし、第1のラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子の共振周波数FLrと、第2のラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕の弾性波共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成した弾性波フィルタとしているので、同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できる効果がある。
本発明の実施の形態に係る第1の弾性波フィルタの回路図である。 実施の形態におけるフィルタの周波数特性例を示す図である。 第2の弾性波フィルタの回路図である。 第3の弾性波フィルタの回路図である。 第4の弾性波フィルタの回路図である。 従来のラダー型フィルタの回路図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る弾性波フィルタは、中心周波数が異なるラダー型フィルタを並列接続し、低い周波数のラダー型フィルタにおける直列腕の共振子の共振周波数FLrと、高い周波数のラダー型フィルタにおける並列腕の共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成したものであり、同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できるものである。
[第1の弾性波フィルタ:図1]
本発明の実施の形態に係る第1の弾性波フィルタについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る第1の弾性波フィルタの回路図である。
本発明の実施の形態に係る第1の弾性波フィルタ(第1の弾性波フィルタ)は、図1に示すように、入力端子と出力端子に対して、中心周波数が異なる低域側フィルタ10と高域側フィルタ20とが並列接続されている。
低域側フィルタ10の中心周波数は、高域側フィルタ20の中心周波数より低いものである。つまり、高域側フィルタ20の中心周波数は、低域側フィルタ10の中心周波数より高い設定となっている。
[低域側フィルタ10]
低域側フィルタ10は、共振子として弾性表面波共振子(SAW共振子)を使用し、直列腕には直列共振子C11,C12,C13,C14が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C15,C16,C17が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
[高域側フィルタ20]
高域側フィルタ20は、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C21,C22,C23,C24が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C25,C26,C27が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
尚、低域側フィルタ10及び高域側フィルタ20では、それぞれ直列共振子を4個、並列共振子を3個の例で例示したが、それらの数に限定するものではない。
[原理・条件]
次に、第1の弾性波フィルタの原理と条件について説明する。
低域側フィルタ10の直列腕における直列共振子の個数を「n」とし、入力端子に近い順に共振周波数を、FL_1,FL_2,FL_3・・・FL_nとする。
また、高域側フィルタ20の並列腕における並列共振子の個数を「m」とし、入力端子に近い順に共振周波数を、FH_1,FH_2,FH_3・・・FH_mとする。
そして、低域側フィルタ10と高域側フィルタ20の2つのフィルタの帯域を合成する際に、以下の式1の関係であることが望ましい。
FLr_i=FHr_j (式1)
ここで、i,jは各々i≦n,j≦mを満たす任意の整数である。
但し、完全に上記式1である必要はなく、以下の式2の関係であれば、2つのフィルタの通過帯域を合成することが可能となる。
1<FHr_j/FLr_i<1.05 (式2)
従って、総合的な条件として、以下の式を満たせばよいことになる。
1≦FHr_j/FLr_i<1.05 (式3)
上記式1,2の条件からずれた周波数に共振子の周波数を設定してしまうと、2つのフィルタの周波数帯域を合成する際に、帯域の中央付近に大きなスプリアスディップが発生してしまい、所望の帯域幅及び帯域内偏差を実現することができない。
[フィルタの周波数特性:図2]
次に、第1の弾性波フィルタの周波数特性を図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態におけるフィルタの周波数特性例を示す図である。図2において、横軸が周波数[Hz]を示し、縦軸が減衰量(ゲイン)[dB]を示している。
図2に示すように、第1の弾性波フィルタの構成を用いることにより、回転YXタンタル酸リチウム(LiTaO3)基板上において、1dB比帯域幅が11%以上という極めて広帯域な周波数特性を実現できている。
[第2の弾性波フィルタ:図3]
次に、本発明の実施の形態に係る第2の弾性波フィルタ(第2の弾性波フィルタ)について図3を参照しながら説明する。図3は、第2の弾性波フィルタの回路図である。
第2の弾性波フィルタは、図3に示すように、入力端子と出力端子に対して、中心周波数が異なる低域側フィルタ10と高域側フィルタ20とが並列接続される。
そして、入力端子側に直列共振子C1 が直列に接続され、その直列共振子C1 と2つのフィルタとの間に、並列共振子C2 が並列接続されている。また、並列共振子C2 の他端は接地されている。
また、出力端子側に直列共振子C4 が直列に接続され、その直列共振子C4 と2つのフィルタとの間に、並列共振子C3 が並列接続されている。また、並列共振子C3 の他端は接地されている。
尚、第1の弾性波フィルタと同様に、低域側フィルタ10の中心周波数は、高域側フィルタ20の中心周波数より低く設定されている。
[低域側フィルタ10]
低域側フィルタ10は、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C11,C12,C13,C14が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C15,C16,C17が接続され、並列共振子C15,C16,C17の他端にそれぞれコイルL11,L12,L13が接続され、コイルの他端が接地されている。
[高域側フィルタ20]
高域側フィルタ20は、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C21,C22,C23,C24が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C25,C26,C27が接続され、並列共振子C25,C26,C27の他端にそれぞれコイルL21,L22,L23が接続され、コイルの他端が接地されている。
尚、低域側フィルタ10及び高域側フィルタ20では、それぞれ直列共振子を4個、並列共振子を3個の例で例示したが、それらの数に限定するものではない。
第2の弾性波フィルタでは、並列腕にインダクタを設けた場合の構成例である。この場合にも、第1の弾性波フィルタと同様の条件(式1又は式2)を満たすものであれば、第1の弾性波フィルタと同様の効果が得られる。
[第3の弾性波フィルタ:図4]
次に、本発明の実施の形態に係る第3の弾性波フィルタ(第3の弾性波フィルタ)について図4を参照しながら説明する。図4は、第3の弾性波フィルタの回路図である。
第3の弾性波フィルタは、図4に示すように、入力端子と出力端子に対して、中心周波数が異なる低域側フィルタと、中域帯フィルタと、高域側フィルタとが並列接続される。
図4では、3つのフィルタを並列接続しているが、4つ以上であってもよい。
低域側フィルタと高域側フィルタは第1の弾性波フィルタと同様である。
中域帯フィルタは、図4に示すように、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C31,C32,C33,C34が接続され、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C35,C36,C37が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
第3の弾性波フィルタにおいても、周波数軸上で隣り合う2つのラダー型フィルタにおいて、低い側のフィルタにおける直列腕の共振周波数をFLrとし、高い側のフィルタにおける並列腕の共振周波数をFHrとした場合に、FLr=FHr、または1.0<FHr/FLr<1.05の関係式を満たす条件であれば、第1の弾性波フィルタと同様の効果が得られる。
[第4の弾性波フィルタ:図5]
次に、本発明の実施の形態に係る第4の弾性波フィルタ(第4の弾性波フィルタ)について図5を参照しながら説明する。図5は、第4の弾性波フィルタの回路図である。
第4の弾性波フィルタは、図5に示すように、入力端子と出力端子に対して、中心周波数が異なる低域側フィルタと高域側フィルタとが並列接続される。
ここで、第1の弾性波フィルタとの相違は、直列腕で弾性波共振子が各セッションで並列接続されている点である。
[低域側フィルタ]
低域側フィルタは、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C111と直列共振子C112が並列に接続され、直列共振子C121と直列共振子C122が並列に接続され、直列共振子C131と直列共振子C132と直列共振子C133が並列に接続され、直列共振子C14が接続されている。
また、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C15,C16,C17が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
[高域側フィルタ]
高域側フィルタは、共振子としてSAW共振子を使用し、直列腕には直列共振子C211と直列共振子C212と直列共振子C213が並列に接続され、直列共振子C221と直列共振子C222が並列に接続され、直列共振子C231と直列共振子C232が並列に接続され、直列共振子C24が接続されている。
また、直列共振子の間に並列腕の並列共振子C25,C26,C27が接続されている。尚、並列共振子の他端は接地されている。
ここで、直列腕に並列に接続される直列共振子は、全て同じ特性を有する構成としてもよいし、各々異なる特性を有する構成としてもよい。
尚、図5における低域側フィルタ及び高域側フィルタでは、それぞれ直列共振子を7個、並列共振子を3個の例で例示したが、それらの数に限定するものではない。
第4の弾性波フィルタにおいても、第1の弾性波フィルタと同様に、低い側のフィルタにおける直列腕の共振周波数をFLrとし、高い側のフィルタにおける並列腕の共振周波数をFHrとした場合に、FLr=FHr、または1.0<FHr/FLr<1.05の関係式を満たす条件であれば、第1の弾性波フィルタと同様の効果が得られる。
尚、図5の第4の弾性波フィルタでは、直列腕の直列共振子が複数並列に接続されているので、これら複数の並列に接続された直列共振子を一つの直列共振子とみなして、上記式を満たす条件とするものである。
更に、第4の弾性波フィルタでは、直列腕で弾性波共振子を多重化しているので、耐電力性能を向上させることができる効果もある。
[応用例]
第1〜4の弾性波フィルタは、圧電基板上又は圧電性を有する材料上に弾性波共振子を用いて形成されるものである。
圧電基板としては、水晶、LiTaO3、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)をはじめとする圧電作用のある全ての基板を対象とする。
また、非圧電性の基板上に、1層以上の圧電性の薄膜若しくは厚膜を形成した基板も対象とする。
弾性波共振子としては、SAW共振子をはじめ、水晶共振子、ダイヤフラム型圧電薄膜共振子(FBAR:Film Bulk Acoustic Resonator)や多層膜圧電薄膜共振子(SMR:Solid Mounted Resonator)といった圧電作用若しくは反作用による弾性波を用いた圧電共振器等の全てを対象とする。
第1〜4の弾性波フィルタにおいて、ラダー型フィルタの全てが1チップ上に形成されていてもよいし、個別のチップで個別のパッケージに搭載されていてもよい。
また、第1〜4の弾性波フィルタは、モジュール、電子機器、装置、機器、システム、電子回路等に搭載される。
[実施の形態の効果]
第1〜4の弾性波フィルタによれば、中心周波数が異なるラダー型フィルタを並列接続し、低い周波数のラダー型フィルタにおける直列腕の共振周波数FLrと、高い周波数のラダー型フィルタにおける並列腕の共振周波数FHrとが、FLr=FHr又は1.0<FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成しているので、同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できる効果がある。
第4の弾性波フィルタによれば、直列腕で弾性波共振子を多重化しているので、耐電力性能を向上させることができる効果がある。
本発明は、同一基板を用いて広帯域な周波数特性を実現できる弾性波フィルタに好適である。
10...低域側フィルタ、 20...高域側フィルタ、 C1 ,C4 ...直列共振子、 C2 ,C3 ...並列共振子、 C11〜C14,C21〜C24,C31〜C34,C41〜C44...直列共振子、 C15〜C17,C25〜C27,C35〜C37,C45〜C47...並列共振子、 C111〜C112,C121〜C122,C131〜C133...直列共振子、 C211〜C213,C221〜C222,C231〜C232...直列共振子

Claims (7)

  1. 弾性波共振子を用いたラダー型の弾性波フィルタであって、
    中心周波数が異なるラダー型の弾性波フィルタが複数同一基板上に並列接続され、
    周波数軸上で中心周波数が隣接する2つのラダー型の弾性波フィルタにおいて、中心周波数が低い方を第1のラダー型の弾性波フィルタとし、中心周波数が高い方を第2のラダー型の弾性波フィルタとし、
    前記第1のラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子の共振周波数FLrと、前記第2のラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕の弾性波共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成したことを特徴とする弾性波フィルタ。
  2. ラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子を多段にし、並列腕の弾性波共振子を多段にし、
    第1のラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕に多段に形成された任意の弾性波共振子の共振周波数FLrと、第2のラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕に多段に形成された任意の弾性波共振子の共振周波数FHrとが、1.0≦FHr/FLr<1.05の関係式を満たすように構成したことを特徴とする請求項1記載の弾性波フィルタ。
  3. 並列接続されたラダー型の弾性波フィルタにおける並列腕の弾性波共振子にインダクタを接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の弾性波フィルタ。
  4. 並列接続されたラダー型の弾性波フィルタにおける直列腕の弾性波共振子を、複数並列に弾性波共振子を接続した構成とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の弾性波フィルタ。
  5. 基板は、水晶、タンタル酸リチウム、又はニオブ酸リチウムの圧電基板であり、若しくは、非圧電基板上に前記材料が形成された基板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の弾性波フィルタ。
  6. 弾性波共振子は、弾性表面波共振子、水晶共振子、ダイヤフラム型圧電薄膜共振子、又は多層膜圧電薄膜共振子であること特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の弾性波フィルタ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の弾性波フィルタが搭載されるモジュール、電子機器、装置、機器、システム、又は電子回路。
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